説明

ダクトケース及びそれを有する給気ダクト

【課題】施工時のパイプケースの勾配のばらつきを抑制することができるダクトケース及びそれを有する給気ダクトを提供する。
【解決手段】この課題を解決するために、建造物の外装壁20と前記建造物の換気対象空間を形成する内装壁21の間に配置されて外気を前記換気対象空間に供給する給気ダクト1におけるダクトケース5であって、一端6aが前記外装壁20から外部に開口し一端6aから他端6bに向けて内周の空間を外気が流通する筒形状のパイプケース6と、前記パイプケース6に勾配を与える勾配部材9と、を有し、前記勾配部材9は前記外装壁20と内装壁21の間に配置され水平な載置面を上端に備える支持台22の前記載置面に載置されると共に、載置時に前記載置面に対して傾斜し前記パイプケース6が配置される上面9aを備えるものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダクトケース及びそれを有する給気ダクトに関し、殊に常時外気を換気対象空間に供給して屋内の空気を流動させる24時間換気用の換気システムにおける給気ダクトに関するものである。
【背景技術】
【0002】
住宅の高気密化に伴い、平成15年7月に行われた建築基準法の改正により住宅の居室等の24時間換気が義務化されており、換気システムにより屋内等の換気対象空間の空気を常時流動させて24時間換気を行っている。この種の換気システムは、屋内に外気を供給する給気ダクトと、屋内の空気を屋外に排出する排気ダクトと、排気ダクト内の空気を流動させるファンと、を備えている。このような給気ダクトには屋内に供給する外気を予熱あるいは吸熱して屋内の空気との温度差を緩和する熱交換ユニットが配置されており、換気による温度変化を抑制し、屋内の冷暖房機器利用時における換気に伴う熱損失を低減している(特許文献1等参照)。
【0003】
また、熱交換ユニットはダクト本体に収納されており、そのダクト本体は本体ケースに配置されており、本体ケースは上流側に筒状のパイプケースが連通されており、パイプケース及び本体ケースが内部に外気の流通するダクトケースとなっている。そして、パイプケースは上流側の端部(一端)が外装壁から屋外に開口しており、その開口から屋外の空気(外気)が給気ダクトに流入するものであり、上流側の端部(一端)を下流側の端部(他端)より低くした勾配を設けて、一端側から雨水等が浸入しても勾配により屋外に排出されるものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−196738号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、施工時にパイプケースの勾配(傾き)にばらつきを生じると、雨水等の排出効率が低下しダクト本体や屋内に雨水等が流れ込んだり、パイプケースと本体ケースの間に隙間を生じて外気が漏れたり等の不具合を生じるという問題がある。
【0006】
そこで、この問題に鑑みて、施工時のパイプケースの勾配のばらつきを抑制することができるダクトケース及びそれを有する給気ダクトを提供することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、第1の発明は、建造物の外装壁と前記建造物の換気対象空間を形成する内装壁の間に配置されて外気を前記換気対象空間に供給する給気ダクトのダクトケースであって、一端が前記外装壁から外部に開口し一端から他端に向けて内周の空間を外気が流通する筒形状のパイプケースと、前記パイプケースに勾配を与える勾配部材と、を有し、前記勾配部材は前記外装壁と内装壁の間に配置され水平な載置面を上端に備える支持台の前記載置面に載置されると共に、載置時に前記載置面に対して傾斜し前記パイプケースが配置される上面を備えるものであることを特徴とするダクトケースである。
【0008】
また、第2の発明は、給気温度調節用の熱交換ユニットを収納する収納部を備えるダクト本体が内部に配置されると共に前記パイプケースの他端側の開口が前記内部に連通する本体ケースを有し、前記パイプケースと前記本体ケースが一体で形成されたものであることを特徴とするダクトケースである。
【0009】
また、第3の発明は、前記パイプケースは前記建造物配置時に前記外装壁の壁面に平行する切り取りマークを一端側の外周面に複数有するものであることを特徴とするダクトケースである。
【0010】
また、第4の発明は、第1〜3の発明のいずれかに記載のダクトケースと、給気温度調節用の熱交換ユニットを収納する収納部を備え前記ダクトケースの本体ケースの内部に配置されるダクト本体と、を有し、前記ダクトケースに流通する外気を前記ダクト本体を介して換気対象空間に放出するものであることを特徴とする給気ダクトである。
【発明の効果】
【0011】
このように、載置面に対する勾配部材の上面の傾斜がパイプケースの勾配となるため、パイプケースと支持台の間に勾配部材を配置することで容易に一定の勾配にでき、施工時のパイプケースの勾配のばらつきを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態の一例の一部を破断した側面図である。
【図2】同上の一部を省略した(a)正面図と(b)背面図である。
【図3】勾配部材の斜視図である。
【図4】(a)(b)パイプケースと本体ケースの取付構成の例である。
【図5】フィルターの(a)斜視図と(b)側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態の一例を図面に基づいて説明する。
【0014】
本例の給気ダクト1は、建造物の外装を形成する外装壁20と居室や浴室等の内装空間(屋内)を形成する内装壁21の間に配置されており、屋内を換気対象空間として常時換気する24時間換気用の換気システムの建造物の外(屋外)を流れる空気(外気)を屋内に供給する外気供給部である。
【0015】
この換気システムは、給気ダクト1の他に、例えば、屋内の空気を外部に排出する排気ダクト(特に図示しない)と、排気ダクトに配置されダクト内の空気を流動させる換気ファン(特に図示しない)と、を備えている。そして、換気ファンの駆動により屋内の空気が排気ダクトを介して屋外に排出されることで、外気が給気ダクト1を介して屋内に流れ込み、屋内の換気が行われるものである。
【0016】
また、給気ダクト1は、図1及び図2に示すように、給気温度調整用の熱交換ユニット15が収納される収納部3を備えるダクト本体2と、外気が流通する流路を形成するダクトケース5と、外気から塵埃等を除去するフィルター17と、給気ダクト1の内装壁21側を覆うカバー部10と、を有している。なお、以下の説明において、給気ダクト1の外気が流通する流路の下流側である内装壁21側を前方とし、上流側である外装壁20側を後方とする。
【0017】
ダクトケース5は、一端6aが外装壁20を貫通して外部に開口した円筒形状のパイプケース6と、パイプケース6の他端6b側の開口が内部に連通し前面を開口面とする箱形状の本体ケース8と、パイプケース6に勾配を与える楔形の勾配部材9と、からなる。
【0018】
パイプケース6は一端6aが外装壁20に設けられた円形状の開口部に挿入されており、一端6aは外装壁20に面一あるいは少し屋外に突出させて配置されており、その外周面と外装壁20の開口部の間に封止部材等(特に図示しない)を介在させて封止されている。そして、パイプケース6は一端6a側より他端6b側が高くなるよう勾配部材9により勾配が設けられており、パイプケース6内に雨水等が浸入しても一端6a側に向かって流れて外部に排出されるものとなっている。
【0019】
更に、パイプケース6の一端6a側の外周面には互いに平行する複数の点線が描かれており、その線に沿ってパイプケース6を切断することで一端6aを外装壁20に平行な開口面にすることができる切り取りマーク7となっている。そして、各点線は勾配部材9により勾配を与えられた状態で外装壁20に平行するよう描かれており、パイプケース6の軸芯に直交する仮想平面より勾配部材9により生じる勾配の分だけ傾けられている。
【0020】
そのため、外装壁20と内装壁21の間にダクトケース5を配置した状態で切り取りマーク7に沿ってパイプケース6を切断することで、容易に、ダクトケース5の外装壁20からの突出量を調整できると共に、パイプケース6の一端6a側の開口を外壁面に沿った平行なものにすることができる。
【0021】
また、勾配部材9は、外装壁20と内装壁21の間に予め配置された横壁部材や施工時に配置した桟木等の上端に水平な載置面に備えた支持台22と、パイプケース6と、の間に配置されるものであり、パイプケース6を支持台22に支持するものである。
【0022】
この勾配部材9は、例えば、図3に示すように、載置面に当接される矩形状で平らな下面と、下面の端辺の一つを一辺とする矩形状で下面に対して傾斜した上面9aと、を有した側面視略三角形状の楔形のものがある。そして、勾配部材9は傾斜した上面9aの低い側を外装壁20に向けて支持台22に載置されるものであり、上面9aの傾斜に沿って軸芯を配置してパイプケース6が取り付けられるものである。そのため、パイプケース6は外装壁20に向かって下り傾斜して配置されると共に、勾配部材9の上面9aと下面のなす角(載置面に対する上面9aの傾斜)により勾配(傾斜角)が決まるものとなっている。
【0023】
このように、パイプケース6に与えられる勾配は勾配部材9の上面9aの傾斜で決まるため、勾配部材9によりパイプケース6の勾配を容易に一定の角度にでき、施工時の勾配のばらつきを防止することができる。そして、パイプケース6の勾配が一定であるため、パイプケース6を本体ケース8に取り付ける角度も一定となり、パイプケース6の他端6b側の開口と本体ケース8の内部を容易に連通させることができる。
【0024】
そのため、パイプケース6と本体ケース8の間から外気が漏れたり、両ケースを接続する部位に応力集中が生じたりする等の不具合の発生を抑制すると共に、熱交換ユニット15の収納されるダクト本体2等の給気ダクト1の荷重をパイプケース6及び勾配部材9で受けることができる。そして、給気ダクト1の荷重をパイプケース6で受けることで、荷重が支持台22にかかるため、給気ダクト1の荷重により石膏ボード等で形成された内装壁21がひび割れたり、破損したりすることを防止することができる。
【0025】
なお、勾配部材9は楔形に限らず、支持台22の載置面に載置できると共に載置時に上面9aが水平より傾いた傾斜面を形成して給気ダクト1の荷重をパイプケース6を介して支持台22に支持できるものであれば、側面視台形状のもの等であってもよい。ましてや、勾配部材9は、上面9aをパイプケース6の外周面に沿って円弧形状に凹ませたもの等であってもよく、このようなものではパイプケース6との接触面積を増えるため、パイプケース6の保持をより安定して行えて好ましい。
【0026】
また、本体ケース8は、略正方形状の後面8aを有し前面が開口した矩形状の箱であり、内装壁21に設けられた矩形状の開口部に上下面及び側面を当接して仮位置決めされると共に、パイプケース6の他端6bに後面8aが取り付けられるものである。そして、この後面8aにはパイプケース6と略同径で開口した略円形状の連通口8bを略中央に有しており、本体ケース8をパイプケース6の他端6bに取り付けると、パイプケース6の内周の空間と連通口8bが連通するものである。
【0027】
更に、本体ケース8とパイプケース6の取付構成は、例えば、図4(a)に示すような一方に雄ねじを設け他方に雌ねじを設けて螺合させるものや、図4(b)に示すような一方に溝等の凹所を設け他方に係止爪等の凸部を設けて嵌合させるものがある。そして、図4(b)中の符号6eはダクト内に流通する外気が嵌合部位の隙間から漏れることを防止するOリングである。
【0028】
なお、取付構成は例示したものに限らず、一方を他方に捻じ込み圧入するものや、接着や溶着等で固着するもの等であってもよく、ましてや成形時にパイプケース6と本体ケース8を一体で形成したものであってもよい。
【0029】
また、本体ケース8の内部には前面及び後面の略中央に夫々開口を有する正面視ロの字形状で中空のダクト本体2が配置されており、ダクト本体2は上下面及び両側面で本体ケース8に保持されている。
【0030】
このダクト本体2は連通口8bに連通する上流側開口2aを後面に有すると共に、内部に流通する外気をダクト本体2の外に放出する下流側開口2bを前面に有するものである。そのため、パイプケース6から連通口8bに流入された外気は上流側開口2aからダクト本体2内部である収納部3に流入された後、下流側開口2bを介してダクト本体2から放出されるものである。
【0031】
そして、ダクト本体2は外気から塵埃等を除去するフィルター17を内部に差し込む差込口2cを上面に有すると共に、側面の内側に上面から内部に差し込まれたフィルター17を熱交換ユニット15より後方側に位置させるガイド4を有しており、フィルター17が着脱自在で収納されている。
【0032】
更に、ダクト本体2の内部には給気ダクト1内に流通する外気を予熱あるいは吸熱する熱交換ユニット15が配置されており、ダクト本体2の内部は熱交換ユニット15及びフィルター17を収納する収納部3となっている。
【0033】
また、フィルター17を差し込む差込口2cは、熱交換ユニット15の前端より前方側(下流側)で、且つ給気ダクト1を建造物に取り付けた際に内装壁21の表面(前面)より前方側(屋内側)に位置してダクト本体2の上面に設けられている。そのため、フィルター17を屋内側から容易に差込口2cに差し入れて収納部3に取り付けることができると共に、取り付けたフィルター17を差込口2cを介して屋内側から容易に取り外すことができる。
【0034】
なお、差込口2cは内装壁21より前方側からフィルター17を差込可能であれば、熱交換ユニット15の前端と略同じ位置であってもよく、まして上面に限らず側面や下面や前面に設けてもよい。もちろん、差込口2cにパッキン等の弾性体からなる気密確保部材を設けることでダクト本体2内の外気が差込口2cを介して外に漏れることを防止できて好ましい。
【0035】
また、ガイド4は差込口2cからダクト本体2内に差し入れたフィルター17をダクト本体2内部の熱交換ユニット15より上流側で且つ連通口8bと熱交換ユニット15の間に配置するものである。そして、このガイド4によりフィルター17が熱交換ユニット15より上流側に配置されるため、塵埃等を除去した外気を熱交換ユニット15に流入できると共に、熱交換ユニット15に塵埃等が付着することを抑制できて、外気の熱交換効率の低下を抑制することができる。
【0036】
更に、屋内側(換気対象空間側)からフィルター17の取付及び取外(着脱)を行えるため、塵埃等の付着したフィルター17を給気ダクト1から取り出して、付着した塵埃等を容易に清掃除去することができる。なお、ガイド4はレールに限らず溝や間隔を空けて複数配置したリブ等であってもよい。
【0037】
また、収納部3に取り付けられるフィルター17は、図5に示すように、略長方形状で且つ差込方向に沿った辺の途中が彎曲した側面視くの字形状のものとなっている。
【0038】
詳しくは、外気から塵埃等を除去する目の細かい網状の略長方形状のメッシュ部18と、メッシュ部18の四辺を囲みメッシュ部18を保持する枠体19と、からなるものである。そして、枠体19は差込方向に沿った辺の途中に彎曲部19aを有し、該辺がくの字に曲がっている。更に、枠体19は樹脂等の柔軟性(弾性)を有する部材で形成されており、枠体19は収納部3に取り付ける際にメッシュ部18を保持したままガイド4に沿って変形可能なものとなっている。この枠体19の長辺の一端の符号19bは着脱時に把持する把持部である。なお、メッシュ部18と枠体19は一体で形成されたものであってもよい。
【0039】
また、熱交換ユニット15は配管16を介して外部の熱源(特に図示しない)等からの温水あるいは冷水等の熱交換用の流体が供給されており、この流体を利用して収納部3内の外気に熱を与えるあるいは熱を除くものである。つまり、給気ダクト1内を流通する外気は熱交換ユニット15により屋内の空気の温度に近づけてから屋内へ供給されており、供給する外気と屋内の空気との温度差を低減している。
【0040】
そして、外部の熱源等から熱交換ユニット15に流体を供給する配管16はダクト本体2の下面より上方で且つ本体ケース8の後面8a及びダクト本体2の後面から収納部3に臨んでおり、配管16とダクト本体2の下面の間に隙間を有している。そのため、暴風雨や結露等でダクト本体2内に水が浸入しても、その水が配管16を伝って本体ケース8の外側(内装壁21と外装壁20の間)等に流出することがなく、壁を構成する部材や熱交換ユニット15の熱源等を水から保護している。
【0041】
なお、ダクト本体2は本体ケース8と一体で形成されたものであってもよく、熱交換ユニット15はダクト本体2内でガイド4より下流側に配置されていれば、ダクト本体2と一体で形成されたものであってもよい。
【0042】
また、カバー部10は、図1及び図2に示すように、内装壁21の開口部を屋内側から覆い隠す内カバー11と、内カバー11の前方に位置しダクト本体2の前面を覆い隠す全面カバー12と、からなっている。
【0043】
内カバー11は内装壁21の開口部を屋内側から隠蔽するものであり、ダクト本体2の下流側開口2bに連通する矩形状の通気口を前面に有しており、符号11aはダクト本体2の差込口2cに連通する内カバー11側のフィルター差込口である。
【0044】
そして、全面カバー12は内カバー11の前方に配置され内カバー11の通気口から流出する外気の向きを変えて屋内に放出させるものであり、外気の供給により屋内に生じる風を緩和するものである。なお、符号13は内カバー11の通気口を開閉するシャッターであり、強風時や暴風雨時等に通気口に当接して封止することで、風や雨水等の屋内への流入を抑制するものである。そして、符号14は全面カバー12に結露等を生じることを防止するスポンジ等の断熱吸湿部材である。
【0045】
なお、パイプケース6は円筒形状に限らず矩形状の筒であってもよく、本体ケース8やダクト本体2も矩形状の箱に限らず後面を底部とした有底の円筒形状のものであってもよく、ましてや連通口8bが矩形状のものであってもよい。
【符号の説明】
【0046】
1 給気ダクト
2 ダクト本体
3 収納部
5 ダクトケース
6 パイプケース
6a 一端
6b 他端
7 切り取りマーク
8 本体ケース
9 勾配部材
9a 上面
15 熱交換ユニット
20 外装壁
21 内装壁
22 支持台

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建造物の外装壁と前記建造物の換気対象空間を形成する内装壁の間に配置されて外気を前記換気対象空間に供給する給気ダクトのダクトケースであって、一端が前記外装壁から外部に開口し一端から他端に向けて内周の空間を外気が流通する筒形状のパイプケースと、前記パイプケースに勾配を与える勾配部材と、を有し、前記勾配部材は前記外装壁と内装壁の間に配置され水平な載置面を上端に備える支持台の前記載置面に載置されると共に、載置時に前記載置面に対して傾斜し前記パイプケースが配置される上面を備えるものであることを特徴とするダクトケース。
【請求項2】
給気温度調節用の熱交換ユニットを収納する収納部を備えるダクト本体が内部に配置されると共に前記パイプケースの他端側の開口が前記内部に連通する本体ケースを有し、前記パイプケースと前記本体ケースが一体で形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のダクトケース。
【請求項3】
前記パイプケースは前記建造物配置時に前記外装壁の壁面に平行する切り取りマークを一端側の外周面に複数有するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のダクトケース。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載のダクトケースと、給気温度調節用の熱交換ユニットを収納する収納部を備え前記ダクトケースの本体ケースの内部に配置されるダクト本体と、を有し、前記ダクトケースに流通する外気を前記ダクト本体を介して換気対象空間に放出するものであることを特徴とする給気ダクト。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2011−179759(P2011−179759A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−44637(P2010−44637)
【出願日】平成22年3月1日(2010.3.1)
【出願人】(000000284)大阪瓦斯株式会社 (2,453)
【Fターム(参考)】