説明

チェーン

【課題】必要な剛性を維持しながら噛み合い時の衝撃を軽減させて噛み合い音の抑制を可能とするチェーンを提供する。
【解決手段】タイミングチェーン30は一対のアウタリンクプレート41と一対のインナリンクプレート42とを有し、それらが走行方向に沿って交互に連結されている。各インナリンクプレート42には一対のブッシュ44が両端部を固定されて設けられている。各アウタリンクプレート41には一対のピン43が両端部を固定されて設けられている。これらピン43はそれぞれブッシュ44のピン孔44aに挿通されている。各ブッシュ44は一対のピン43の間に位置する部分が、それらピン43の外側に位置する部分よりもその肉厚が薄い形状を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はインナプレートとアウタプレートとを交互に連結してなるチェーンに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に記載されているように、一般に用いられるチェーンの構成として、ピンが圧入された一対のアウタリンクプレートと、ブッシュが圧入された一対のインナリンクプレートとを有し、同インナリンクプレートのブッシュにアウタリンクプレートのピンを挿入することにより、それらインナリンクプレートとアウタリンクプレートとを交互に連結させたものが知られている。
【0003】
こうしたチェーンは、例えば内燃機関の吸気バルブや排気バルブを開閉駆動するためのタイミングチェーンとして広く採用されている。すなわち、タイミングチェーンはクランクシャフトに設けられたクランクスプロケットとカムシャフトに設けられたカムスプロケットとに噛み合った状態で掛装され、これがクランクスプロケットの回転に伴って走行することにより、クランクシャフトの回転力がカムシャフトに伝達され、吸気バルブや排気バルブが開閉駆動されるようになる。
【特許文献1】実開平7‐22158号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、こうしたチェーンにあっては、スプロケットの高速回転時にチェーンが同スプロケットに噛み合う際、チェーンからスプロケットに対して同チェーンの慣性に基づく衝撃力が作用するため、それらチェーンとスプロケットとの衝突に起因する騒音が発生する虞がある。特に、車載内燃機関のようにその静粛性が求められるものにあっては、こうしたチェーン駆動に伴って生じる騒音を極力低減することが望ましい。ここで例えば、こうした騒音を抑制するために、チェーンの部材の軽量化を図ることも考えられる。しかしながら、単にチェーン全体を軽量化した場合にあっては、チェーンの各部材について必要な剛性を確保することができないことがあり、チェーンの耐用寿命が低下したり、あるいは伝達可能な駆動力が制限されたりといった不都合が生じることとなる。
【0005】
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、必要な剛性を維持しながら噛み合い時の衝撃を軽減させて噛み合い音の抑制を図ることのできるチェーンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、一対のインナプレートと、該一対のインナプレートに両端部が固定されるとともに前記一対のインナプレートの一方から他方に貫通するピン孔を有して前記一対のインナプレートの各端部に設けられる一対のブッシュと、前記一対のインナプレートの端部とその端部が重なるように該インナプレートの外側に設けられる一対のアウタプレートと、前記ブッシュのピン孔に挿入されて前記一対のアウタプレートに両端部が固定される一対のピンとを備え、前記インナプレートと前記アウタプレートとが交互に連結されてなるチェーンにおいて、前記一対のインナプレートに設けられる前記一対のブッシュは、前記インナプレートの長手方向において前記一対のピンの間に位置する部分がそれらピンの外側に位置する部分よりもその肉厚が薄い形状を有してなることをその要旨とする。
【0007】
チェーンの走行時において、ブッシュのピン孔を貫通する各ピンは、それらの両端部が固定される各アウタプレートによりインナプレートの長手方向において反対側に向けてそれぞれ引っ張られる。したがって、インナプレートの長手方向において一対のピンの間に位置する部分に同ピンから作用する荷重は、各ピンの外側に位置する部分に作用する荷重よりも小さいものとなる。この点、上記構成によれば、ブッシュに作用する荷重が大きい側の肉厚はそのままで、荷重が小さい側の肉厚のみ薄くすることにより、ブッシュに作用する荷重に対して必要な剛性を維持しながら、ブッシュの軽量化、換言すればチェーン全体の軽量化を図ることが可能となる。したがって、チェーンの剛性を維持しながら噛み合い時の衝撃を軽減させて噛み合い音を抑制することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のチェーンにおいて、前記一対のブッシュは断面円形状をなし、前記一対のインナプレートの長手方向においてそのピン孔が各ブッシュの中心よりも互いに近接する側に偏心させた位置に形成されることをその要旨とする。
【0009】
上記構成によれば、断面円形状をなすブッシュにおいて、インナプレートの長手方向においてピンからブッシュに作用する荷重が小さい側にピン孔の中心位置を偏心することにより、チェーンの走行方向においてブッシュに加わる荷重が大きい側の肉厚を維持しつつ、荷重が小さい側の肉厚を小さくすることができ、ブッシュに加わる荷重に応じた剛性を維持しつつチェーン全体の軽量化を図ることができるようになる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のチェーンにおいて、前記一対のブッシュにはローラが回転自在に外嵌されてなることをその要旨としている。
上記構成によれば、ブッシュにローラが外嵌されるローラチェーンの場合であっても同様に、ブッシュに作用する荷重に応じた剛性を維持しつつチェーン全体の軽量化を図ることが可能となる。
【0011】
請求項1〜3に記載のチェーンは、請求項4に記載の発明によるように、車載内燃機関のクランクシャフトに設けられたクランクスプロケットの回転力をカムシャフトに設けられたカムスプロケットに伝達するためのタイミングチェーンとしてこれを具体化することができる。
【0012】
一般に、車載内燃機関においては、比較的高速回転でクランクシャフトが回転するため、上述したようなチェーンの慣性に起因する騒音の発生も顕著になる。また、車載内燃機関においてはその静粛性が強く望まれている。この点、請求項4に記載の発明によるように、こうした内燃機関のタイミングチェーンに上記請求項1〜3に記載の発明を適用することにより、チェーンの走行に伴う騒音の発生を抑制することができ、車載内燃機関の静粛性向上に寄与することができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、この発明にかかるチェーンを、車載内燃機関のタイミングチェーンに具体化した実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図1は、車載内燃機関に対するタイミングチェーン30の装着状態を示している。同図1に示されるように、内燃機関のクランクシャフト10には、その端部にクランクスプロケット11が設けられている(図1の下部分)。また、吸気カムシャフト21の端部には吸気カムスプロケット22(図1の左上部分)が、排気カムシャフト23の端部には、排気カムスプロケット24(図1の右上部分)がそれぞれ設けられている。これらクランクスプロケット11、吸気カムスプロケット22及び排気カムスプロケット24にはタイミングチェーン30が噛み合った状態で掛装されている。このタイミングチェーン30によりクランクスプロケット11の回転力が吸気カムスプロケット22及び排気カムスプロケット24に伝達され、それら吸気カムスプロケット22及び排気カムスプロケット24とともに吸気カムシャフト21及び排気カムシャフト23が回転する。その結果、吸気バルブ、排気バルブ(いずれも図示せず)が開閉駆動される。
【0014】
図2はタイミングチェーン30の一部断面図である。同図2に示されるように、対向して配置される一対のアウタリンクプレート41にはその長手方向に所定間隔を隔てて一対の圧入孔41aがそれぞれ形成されるとともに、それら圧入孔41aには一対のピン43が圧入されてそれらの両端部が固定されている。一方、一対のインナリンクプレート42においてもその長手方向に所定間隔を隔てて圧入孔42aが形成されるとともに、それら圧入孔42aには一対のブッシュ44が圧入されてそれらの両端部が固定されている。ブッシュ44にはピン孔44aが形成されるとともに、それらピン孔44aにはピン43がそれぞれ挿通されている。これにより、一対のアウタリンクプレート41と一対のインナリンクプレート42とはピン43を中心に回動自在であり且つそれらの各端部が重なるようにしてタイミングチェーン30の走行方向に沿って交互に連結されている。
【0015】
ここで、タイミングチェーン30は、その走行に伴ってアウタリンクプレート41及びこれに固定されている各ピン43が走行方向(図の矢印Fにて示す方向)に引っ張られる。このとき、ピン43が挿通されるブッシュ44は、その矢印Fの側に位置する部分にピン43から相対的に大きな荷重が作用することとなる。これに対して、ブッシュ44の矢印Fと反対側に位置する部分、換言すればインナリンクプレート42の長手方向において各ピン43の間に位置する部分に作用する荷重は相対的に小さい。そこで、本実施形態では、ブッシュ44において作用する荷重が大きい部分の肉厚よりも、荷重が小さい部分の肉厚を薄くすることにより、ブッシュ44がこうした荷重に対応した形状を有するものとなるようにしている。
【0016】
このブッシュ44の形状について図3を参照してさらに詳しく説明する。なお、この図3は図2のA−A線に沿った断面図である。同図3に示されるように、ブッシュ44及びピン43は、何れも断面円形状をなしている。ここでブッシュ44には、インナリンクプレート42の長手方向において、その断面中心から内側に所定距離(=δ)だけ偏心させた位置にピン孔44aが形成されている。これにより、インナリンクプレート42の長手方向において、一対のピン43の間に位置する部分のブッシュ44の肉厚は、その反対側に位置する部分の肉厚よりも薄く設定されることとなり、結果として、ブッシュ44においてピン43から作用する荷重が小さい部分の肉厚は、同荷重が大きい部分の肉厚よりも薄く設定されることになる。なお、上述した偏心量δの大きさは、ブッシュ44の肉厚を薄くした部分が、これに作用する荷重に耐えうる程度の剛性を有する値に設定されている。
【0017】
図4の(a)は本実施形態におけるブッシュ44とそのピン孔44aに挿通するピン43の拡大断面図であり、(b)は従来一般のブッシュ及びピンの拡大断面図である。同図4の(b)に示されるように、従来一般に採用されているブッシュは断面円形状を有するとともに、その断面中心にピンが挿通されるピン孔が形成されている。したがって、ブッシュのピン孔の周りの肉厚はその全周にわたって等しい厚さに設定されており、ブッシュにおいて一対のピンの間に位置する部分、すなわちブッシュにおいてピンから作用する荷重が小さい部分の肉厚L2と、各ピンの外側に位置する部分、すなわちピンから作用する荷重が大きい部分の肉厚L1とは等しい。ここで、ブッシュにおいてピンから作用する荷重が大きい部分の肉厚L1はその荷重に耐えうる値に設定されているため、一対のピンの間に位置する部分の肉厚L2はこれに作用する荷重が小さいにも関わらず、その荷重に対して過度に厚く設定されていることとなる。
【0018】
これに対して、同図4の(a)に示す本実施形態にかかるブッシュ44は、上述したようにインナリンクプレート42の長手方向において各ピン43の外側に位置する部分の肉厚L1は同図(b)に示す従来のブッシュの肉厚L1と等しく設定される一方、各ピン43の間に位置する部分の肉厚L2は従来のブッシュの肉厚L2よりも薄く設定されている。したがって、本実施形態にかかるブッシュ44は従来のものと比較して必要な剛性を確保しつつ外径を小さく設定することができ、その軽量化を図ることができるようになる。
【0019】
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)一対のインナリンクプレート42に設けられる一対のブッシュ44は、インナリンクプレート42の長手方向において一対のピン43の間、すなわち作用する荷重が小さい側の肉厚L2が、それらピン43の外側、すなわち作用する荷重が大きい側の肉厚L1よりも薄い形状を有している。このため、ブッシュ44に作用する荷重が大きい側の肉厚L1はそのままで、荷重が小さい側の肉厚L2のみ薄くすることができ、ブッシュ44に作用する荷重に対して必要な剛性を維持しながら、ブッシュ44の軽量化、換言すればタイミングチェーン30全体の軽量化を図ることが可能となる。したがって、タイミングチェーン30の剛性を維持しながら噛み合い時の衝撃を軽減させて噛み合い音を抑制することができる。
【0020】
(2)一対のブッシュ44は断面円形状をなし、一対のインナリンクプレート42の長手方向においてそのピン孔44aが各ブッシュ44の中心よりも互いに近接する側に偏心させた位置に形成されている。このため、断面円形状をなすブッシュ44において、インナリンクプレート42の長手方向においてピン43からブッシュ44に作用する荷重が小さい側にピン孔44aの中心位置を偏心することにより、タイミングチェーン30の走行方向においてブッシュ44に加わる荷重が大きい側の肉厚L1を維持しつつ、荷重が小さい側の肉厚L2を小さくすることができ、ブッシュ44に加わる荷重に応じた剛性を維持しつつタイミングチェーン30全体の軽量化を図ることができるようになる。
【0021】
(3)一般に、車載内燃機関においては、比較的高速回転でクランクシャフトが回転するため、上述したようなチェーンの慣性に起因する騒音の発生も顕著になる。また、車載内燃機関においてはその静粛性が強く望まれている。この点、本実施形態によれば、車載内燃機関のクランクシャフト10に設けられたクランクスプロケット11の回転力を吸気カムシャフト21に設けられた吸気カムスプロケット22及び排気カムシャフト23に設けられた排気カムスプロケット24に伝達するためのタイミングチェーン30として本発明を適用することにより、タイミングチェーン30の走行に伴う騒音の発生を抑制することができ、車載内燃機関の静粛性向上に寄与することができるようになる。
【0022】
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、断面円形状のブッシュを例示したが同ブッシュはその他の断面形状を有するものであってもよい。例えば、図5の破線にて示されるように、断面円形状を基準とし、インナリンクプレート42の長手方向において一対のピン43の間に位置する部分の肉厚をその部分に作用する荷重に耐えうる最小限の大きさになるように削った断面形状を有するブッシュ45を採用することもできる。ちなみにこの場合には、ブッシュ45に噛み合うスプロケットの外歯をそのブッシュ45の断面形状に対応する形状とする必要がある。また、図6に示されるように、ブッシュ46は断面矩形状であっても、インナリンクプレート42の長手方向において一対のピン43の間に位置する部分のブッシュ46の肉厚がその反対側の各ピン43の外側に位置する部分の肉厚よりも薄く設定されていれば、その肉厚は作用する荷重に応じたものとなるため、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0023】
・その他、本発明はローラを有するタイミングチェーンに適用することもできる。以下この場合について、図7及び図8を参照して上記実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、図7はタイミングチェーン30の部分断面図を示し、図8は図7のB−B線に沿った拡大断面図を示している。これら図7及び図8に示されるように、タイミングチェーン30のブッシュ44にはローラ47が外嵌されている。このローラ47は、図8に示されるように断面円形状をなし、その中心とブッシュ44の中心とが一致している。したがって、ローラ47はその周方向全周において均等な肉厚を有している。一方、ブッシュ44は、先に説明した実施形態と同様に、その中心から偏心した位置にピン孔44aが形成されている。こうした構成によれば、軽量化を図るべくローラ47の肉厚を最小限にまで薄く設定した場合であっても、更にブッシュ44の外径を小さくすることができる。したがって、タイミングチェーン30全体の軽量化を図ることができ、騒音の発生を抑制することができるようになる。
【0024】
・上記実施形態では、車載内燃機関のタイミングチェーンに本発明を適用した例を示したが、本発明はそれに限らず、その他の用途に用いられるチェーンに適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】車載内燃機関に対するタイミングチェーンの装着状態を示す正面図。
【図2】チェーンの一部断面構造を示す部分断面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】(a)、(b)チェーンの拡大断面構造を示す拡大断面図。
【図5】チェーンについてその変更例を示す断面図。
【図6】チェーンについてその変更例を示す断面図。
【図7】チェーンについてその変更例を示す断面図。
【図8】図7のB−B断面図。
【符号の説明】
【0026】
10…クランクシャフト、11…クランクスプロケット、21…吸気カムシャフト、22…吸気カムスプロケット、23…排気カムシャフト、24…排気カムスプロケット、30…タイミングチェーン、41…アウタリンクプレート、42…インナリンクプレート、41a,42a…圧入孔、43…ピン、44,45,46…ブッシュ、44a…ピン孔、47…ローラ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対のインナプレートと、該一対のインナプレートに両端部が固定されるとともに前記一対のインナプレートの一方から他方に貫通するピン孔を有して前記一対のインナプレートの各端部に設けられる一対のブッシュと、前記一対のインナプレートの端部とその端部が重なるように該インナプレートの外側に設けられる一対のアウタプレートと、前記ブッシュのピン孔に挿入されて前記一対のアウタプレートに両端部が固定される一対のピンとを備え、前記インナプレートと前記アウタプレートとが交互に連結されてなるチェーンにおいて、
前記一対のインナプレートに設けられる前記一対のブッシュは、前記インナプレートの長手方向において前記一対のピンの間に位置する部分がそれらピンの外側に位置する部分よりもその肉厚が薄い形状を有してなる
ことを特徴とするチェーン。
【請求項2】
請求項1に記載のチェーンにおいて、
前記一対のブッシュは断面円形状をなし、前記一対のインナプレートの長手方向においてそのピン孔が各ブッシュの中心よりも互いに近接する側に偏心させた位置に形成される
ことを特徴とするチェーン。
【請求項3】
請求項2に記載のチェーンにおいて、
前記一対のブッシュにはローラが回転自在に外嵌されてなる
ことを特徴とするチェーン。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のチェーンにおいて、
前記チェーンは車載内燃機関のクランクシャフトに設けられたクランクスプロケットの回転力をカムシャフトに設けられたカムスプロケットに伝達するためのタイミングチェーンである
ことを特徴とするチェーン。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2009−138800(P2009−138800A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−313636(P2007−313636)
【出願日】平成19年12月4日(2007.12.4)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)