説明

チタン合金板付きゴルフクラブヘッド

【目的】 従来の方法における接着部の劣化、損傷、腐食、破損及び異物の入り込み、さらに繰り返し衝撃によるゆるみ等を解決し、美観及び反発能力の向上を図る。
【構成】 本発明のチタン合金付きゴルフクラブヘッドは、アルミ合金ゴルフクラブヘッド本体1とチタン合金板2がアルミ鑞3により溶融接合せれている。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、融点の異なる材料を溶融接合し、機械的強度のある接合を実現するゴルフクラブヘッドの作り方に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、樹脂剤による接着固定又はネジによる機械的固定である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、接着部の接着剤の劣化、損傷、腐食、破損及び異物の入り込み、さらに繰り返し衝撃によるゆるみが発生する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に対してなされたもので、その目的とするところは、接着部を溶融接合し、上記課題の欠点を除いたゴルフクラブヘッドを提供しようとするものである。
【0005】
【作用】本発明のゴルフクラブヘッドの作用について、図1の実施例を用いて説明する。アルミ合金ゴルフクラブヘッド本体1にチタン合金板2を接合するための凹部の彫り込みを行い、その部分に接合面がアルミ被膜されたチタン合金板2を挿入し、アルミ鑞3で接合する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
(イ)アルミ合金ゴルフクラブヘッド本体1のフェイス面にチタン合金板2と同じ大きさの彫り込みを設ける。
(ロ)チタン合金板2の側面にアルミ被膜を行い、アルミ合金ゴルフクラブヘッド本体1の彫り込みに挿入する。
(ハ)アルミ合金ゴルフクラブヘッド本体1とチタン合金板2の接合部をアルミ鑞3で鑞付けする。
(ニ)鑞付け部の余材は美観のために切削加工及び研削加工により平面仕上げを行う。
【0007】
【発明の効果】本発明は接合部が溶融接合のため、長期間の使用においても接合部のゆるみ、劣化、損傷、腐食、破損及び異物の入り込みなどが発生せず安定である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【符号の説明】
1 アルミ合金ゴルフクラブヘッドヘッド本体 2 チタン合金板
3 アルミ鑞

【特許請求の範囲】
【請求項1】 アルミ合金ゴルフクラブヘッドの打点面部にチタン合金板を溶融接合したことを特徴とするゴルフクラブヘッドである。

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2000−202076(P2000−202076A)
【公開日】平成12年7月25日(2000.7.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平8−63644
【出願日】平成8年2月13日(1996.2.13)
【出願人】(396003283)株式会社アルモウルド (2)
【Fターム(参考)】