説明

チューブ絞り出し具

【課題】歯磨きチューブや毛染め剤チューブなどのチューブ状容器の内容物を絞り出すのに、二つのローラーを使うものはあったが、ひとつのローラーで押し出して絞り出すものが無かった。
本発明は、チューブ状容器の内容物を絞り出す際の用具を提供する。
【解決手段】板状の金具の中にゲルシートをサンドイッチ状に挟み、ロールケーキ状に巻き、取手のような握り部をつけて、掃除用具のコロコロ状にし、シートの弾力性を利用し、圧迫を強化できることを特徴とする絞り出し具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯磨きチューブや毛染め剤チューブなどのチューブ状容器の内容物を絞り出すためのチューブ絞り出し具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、チューブ状容器の内容物を絞り出すには、二つのローラーでチューブ状容器を挟んで絞り出すものはあったが、ひとつのローラーを使って絞り出すものが無かった。
なお、握り部を掴んで、ふたつのローラーで挟んで使うタイプのものは知られている。(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】 登録実用新案第3118774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
チューブ状の容器の内容物を絞り出す際、残したくないために、チューブ状容器をできるだけペチャンコに潰して絞り出していたが、なかなか、思い通りには絞り出せなかった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ゲル状弾力材シートをサンド状に挟んだ板状の金具を、ロールケーキ状に巻き、中心に芯を入れ、芯を延長し、接続させた握り部を設けて、掃除用具のコロコロ状にする。
以上の構成よりなるチューブ絞り出し具である。
【発明の効果】
【0006】
従来、チューブ状容器を押し潰して、内容物を残さず絞り出すのは不可能だったが、本発明を使うことで可能にした。
本発明は、金具のチューブ状容器から内容物を絞り出すのに、特に、有効である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の使用状態を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の形態を説明する。
(イ)2枚の板状の金具(1)の中に、ゲル状弾力シート(2)を挟み込み、サンドイッチ状にし、ロールケーキ状に巻き、中心に芯(3)を入れ、芯を延長し、握り部(4)を設けて接続させる。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、チューブ状容器の上に、コロコロ状金具を置き握り部を掴み、出口方向に向かって移動させる。さらに、手に力を入れ、重さを増すことで、より押し潰す満足感が得られ、残さず絞り出すことができる。特に、美容院などで使用している金具状チューブ容器に有効である。
又、ゲルシートを使うことで洗うことが可能になる。さらに、金具に色をつけたり、文字を書いたり、美容院などのアピールに使用できる。
【符号の説明】
【0009】
1金具
2ゲルシート
3芯
4握り部
5チューブ状容器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲル状弾力材のシートをサンドイッチ状に挟んだ金具を、ロールケーキ状に巻き、中心部に金具の芯を通し、芯を延長し、芯と接続させた握り部を設けたチューブ絞り出し具。

【図1】
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【図2】
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