説明

ティートカップ

【課題】 搾乳装置を大幅に改造することがなく、吸引期におけるティートカップの這い上がりや脱落を防止すると共に、ティートカップ内への乳汁の逆流を防止して乳房炎感染リスクをより低減することが可能なティートカップを提供する。
【解決手段】 交互に供給される真空圧と大気圧とにより閉状態から開状態に膨張するライナー中央部に干渉する膨張抑制手段としての二股支持体をシェルとライナーとの間に配設する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ティートカップに関するものであり、さらに詳しくは、搾乳装置のティートカップに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、ティートカップは、搾乳装置で唯一、牛(乳頭)に直接装着される搾乳機器である。図7(a),(b)に示されるように、従来、このようなティートカップ1は、陰圧で変形することがないような材質が用いられた円筒状のシェル2と、このシェル2内部に挿嵌された柔軟な円筒状のライナー3とを備えて構成されている。そして、ライナー3内に乳頭4を包み込ませた状態で、シェル2とライナー3との間の空間5に真空ライン6を介して予め設定された所定周期(例えば、約1秒程度)で真空圧と大気圧(空気)とを交互に切り替えて供給することによって、吸引(図7(a)参照)と休止(図7(b)参照)とを繰り返しながら搾乳を行うようになっている。
【0003】
吸引期におけるティートカップ1は、シェル2とライナー3との間の空間5の空気が真空ライン6の陰圧で抜気されるため、図8(a)に示されるように、ライナー3の中央部が断面視O字状に開き、乳頭4下端にある乳頭口7から乳汁が、図示しない別の真空ラインにより常時陰圧とされたティートカップ1下端のショートミルクチューブ8(図7に図示)内に吸引される。
また、休止期にあっては、シェル2とライナー3との間の空間5に真空ライン6を介して空気が導入されるため、図8(b)に示されるように、ライナー3の中央部が断面視I字状に閉じて、乳頭4にかかる陰圧を遮断すると共に乳頭口7を押し潰してマッサージする(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、上記した従来のティートカップにあっては、次のような問題がある。すなわち、上述した休止期から吸引期に移行する状態にあっては、図9(a),(b)に示されるように、シェル2とライナー3との間に供給した空気を真空ライン6の陰圧により短時間に抜気している。このため、図9(b)に示されるように、ライナー3内部の乳頭口7付近が、図中破線で示された形状位置から実線で示された形状位置に向かって急激に膨張するため容積変化が大きく、そのため、ショートミルクチューブ8管内に滞留した乳汁9が吸い上げられてティートカップ1内に向かって逆流してしまうという虞があるだけでなく、吸引期におけるティートカップの這い上がりや脱落が発生してしまうという虞もある。
そして、乳汁9の逆流が発生すると、乳頭4に付着していた細菌(乳頭には、十分な乳頭洗浄を行った後でも10^2〜10^3 CFU/cm^2程度の細菌が残存している虞がある。但し、^は、べき乗の演算子)が洗い流されて、搾乳中にのみ開いている乳頭口7から乳房内に侵入して乳房炎発症のリスクを高めてしまう。
【0005】
そこで、このような問題を解決するために、ライナー3の弾性係数を高めることによって、ライナー3の開閉動作を遅くする方法が考えられるが、このような方法によると、各期への移行時間が長くなり休止期から吸引期に至るまでの時間が相対的に短くなってしまう。即ち、搾乳時間が長くなり乳頭4への負荷が増加するので適用することはできない。
【0006】
また、ショートミルクチューブ8管内における乳汁9の滞留を防止する方法として、ショートミルクチューブ8の内径を大きくしたり、ライナー3の下方側に小さな空気孔(エア・ブリード・ホール)を設けることが提案されている。
しかしながら、前者の方法では、ショートミルクチューブ8の柔軟性が低下するので、乳頭4の位置変化に追従できなくなり、搾乳時に乳頭4を無理な方向へ引っ張ってしまうという問題がある。また、後者の方法では、大量の空気を吸い込むため、既設の搾乳装置に導入する場合には、真空ポンプやミルクラインの大幅な変更が必要となるという問題があった。
【0007】
【特許文献1】特開平09−121707号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、この発明は、上記した従来技術が有している問題点を解決するためになされたものであって、搾乳装置を大幅に改造することがなく、吸引期におけるティートカップの這い上がりや脱落を防止すると共に、ティートカップ内への乳汁の逆流を防止して乳房炎感染リスクをより低減することが可能なティートカップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、外殻をなす筒状のシェルと、このシェル内部に挿嵌され、交互に供給される真空圧と大気圧とにより管内中央部を開閉可能とする筒状のライナーとを備えたティートカップにおいて、
前記シェルとライナーとの間に、閉状態から開状態に膨張するライナー中央部と干渉することによって前記ライナーの膨張速度を低下させると共に膨張量を抑制する膨張抑制手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するため請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記膨張抑制手段は、前記ライナー内に装着した乳頭よりも下方側となる位置に設けられていることを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成するため請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記膨張抑制手段は、前記ライナー中央部を挟み込むと共に、前記ライナー中央部の膨張方向に向かって弾性変形するように前記シェルに取り付けられた二股支持体であることを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するため請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記膨張抑制手段は、前記ライナー中央部に向かって延びるように前記シェルに突設された凸部であることを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するため請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明の構成に加えて、前記凸部は、環状体、或いは複数の突起体であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、交互に供給される真空圧と大気圧とにより閉状態から開状態に膨張するライナー中央部は、シェルとライナーとの間に配設した膨張抑制手段に干渉する。これにより、膨張しようとするライナー中央部の膨張速度が低下する共に膨張量が抑制されることによって、ライナー中央部の急激な膨張による容積変化が抑止される。その結果、ティートカップ内への乳汁の逆流が抑制され、吸引期における乳房炎感染リスクをより低減化することが可能となる。しかも、搾乳装置やティートカップの構造を大幅に変更することはないので低コストであり、しかも、既設の搾乳装置にも容易に適用することができる。
さらには、膨張抑制手段によってライナー中央部の膨張後の静止位置が固定されて膨らみ過ぎが防止されるので、吸引期におけるティートカップの這い上がりや脱落を防止することもできる。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、膨張抑制手段は、ライナー内に装着した乳頭よりも下方側となるライナー中央部が急激に膨張しようとするのを抑制する。これにより、請求項1の発明の作用効果に加えて、ティートカップ内に装着された乳頭への乳汁の逆流を抑制することができて、吸引期における乳房炎感染リスクを大幅に低減化することが可能となる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、膨張しようとするライナー中央部は、ライナー中央部の膨張方向に向かって弾性変形する二股支持体の膨張抑制手段によって挟み込まれる。これにより、請求項1又は2に記載の発明の作用効果に加えて、膨張抑制手段の二股形状を適宜形成することにより、ライナー中央部の膨張速度及び膨張量を容易に調整することができるようになる。
【0017】
請求項4又は5に記載の発明によれば、膨張しようとするライナー中央部は、ライナー中央部に向かって延びるようにシェルに突設された環状、或いは複数の突起体の凸部によって膨張速度及び膨張量が抑制される。これにより、請求項1又は2に記載の発明の作用効果に加えて、凸部の突出量を調整することによって、ライナー中央部の膨張速度及び膨張量を容易に調整することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
交互に供給される真空圧と大気圧とにより閉状態から開状態に膨張するライナー中央部に干渉する膨張抑制手段をシェルとライナーとの間に配設することによって、搾乳装置を大幅に改造することがなく、吸引期におけるティートカップの這い上がりや脱落を防止すると共に、ティートカップ内への乳汁の逆流を防止して乳房炎感染リスクをより低減することが可能なティートカップが実現した。
【実施例】
【0019】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用されたティートカップの内部を示す状態図であって、(a)は、休止期、(b)は、吸引期をそれぞれ示している。また、図2(b)は、図1(a)中のA−A矢視線における断面図、(b)は、図1(b)中のB−B矢視線における断面図、図3は。同例におけるティートカップと従来例とのショートミルクチューブ〜乳頭端間の差圧変動比較図である。
【0020】
図1、2に示されるように、ティートカップ10は、外殻をなす円筒状のシェル11と、このシェル11内部に挿嵌された円筒状のライナー12とを備えて構成されている。これらシェル11とライナー12との間に形成された空間13には、予め設定された所定周期(例えば、約1秒程度)で真空圧と大気圧(以下、空気という)とを交互に切り替えて供給するパルセータ(図示せず)が真空ライン14(搾乳用)を介して接続されている。また、ライナー12の下端部には、図示しない別の真空ライン(送乳用)により管路内が常時陰圧となるように調圧されたショートミルクチューブ15が接続されている。
【0021】
ライナー12は、空間13に交互に供給される真空圧と大気圧とにより管路中央部を開閉可能とする柔軟な材質(例えば、シリコンゴム)によって形成されているものであって、空間13に真空圧が導入された状態にあっては、ライナー中央部12Aの膨張を規制するものがなければ、従来と同様にライナー中央部12Aが断面視O字状に開き、また、空間内に空気が導入された状態にあってはライナー中央部12Aが断面視I字状に閉じるようになっている。これに対し、シェル11は、陰圧がかかっても変形しない材質(例えば、ステンレス)が用いられている。
【0022】
これらシェル11とライナー12との間には、閉状態から開状態に膨張するライナー中央部12Aと干渉することによって、ライナー中央部12Aの膨張速度を低下させると共に膨張量を抑制する膨張抑制手段としての二股支持体16が配設されている。この二股支持体16は、ライナー12の上部開口部から管路内に装着した乳頭17の下端部(乳頭口のこと)よりも下方側となるシェル11内壁において、管路と直交し、且つその長手方向がライナー中央部12AのI字状の閉断面(図2(a)参照)に向かって延びるように片持ち支持されているものであって、先端側の二股部16A,16Aが、ライナー中央部12Aの外周面を両側方(横方向)からほぼ水平状に挟み込んだ状態で、ライナー中央部12Aの膨張方向(横方向)に向かって弾性変形するように金属、或いは合成樹脂材等を用いて形成されている。
【0023】
この二股部16A,16Aは、膨張しようとするライナー中央部12Aと干渉した状態にあっては、ライナー中央部12Aの急激な膨張による容積変化を抑止して、ショートミルクチューブ15内に滞留した乳汁18がティートカップ1内に向かって逆流しないように、膨張しようとするライナー中央部12Aの膨張速度を低下させる共に膨張量を抑制するようにその形状が設定されている。これにより、二股支持体16によって膨張量が抑制されたライナー中央部12Aの断面は、図2(b)に示されるように、従来のO字状よりも容積変化量が低下した楕円形状をなすようになっている。
なお、二股部16A,16Aは、閉状態にあるライナー中央部12Aを挟み込んだ状態にあっては、ライナー中央部12Aと接触、或いは非接触の何れでもよい。
【0024】
そして、ライナー12内に乳頭17を包み込ませた状態で、シェル11とライナー12との間の空間13に真空ライン14を介して所定周期で真空圧と空気とを交互に切り替えて供給すると、吸引と休止とを繰り返しながら搾乳が行われる。
【0025】
休止期におけるティートカップ10は、シェル11とライナー12との間の空間13に真空ライン14を介して空気が導入されるため、図1(a)及び図2(a)に示されるように、ライナー中央部12Aがほぼ断面視I字状に閉じて、乳頭17にかかる陰圧を遮断すると共に乳頭口を押し潰してマッサージする。
これに対し、休止期から吸引期に移行するティートカップ10は、シェル11とライナー12との間の空間13の空気が真空ライン14の陰圧で抜気されるためライナー中央部12Aが急激に膨張しようとするが、二股支持体16によって膨張速度が低下させられる共に膨張量が抑制されるため、二股支持体16が未装着のティートカップに比較すると容積変化量が低下する。このため、ライナー12の容積変化を起因とするショートミルクチューブ15内に滞留した乳汁18によるティートカップ10内への逆流が抑制されると共に、二股支持体16によってライナー中央部12Aの膨張後の静止位置が固定されて膨らみ過ぎが防止されるので、吸引期におけるティートカップ10の這い上がりや脱落が防止される。
【0026】
次に、本ティートカップ10を用いて行われた搾乳試験について図3を用いて説明する。図3に示されるように、本発明のティートカップ10によれぱ、休止期から吸引期に移行する状態にあっては、ショートミルクチューブ15と乳頭端との間の差圧が逆転すること、つまりプラス(ここでは、逆流発生のこと)に転じることがなく、搾乳中にショートミルクチューブ15内に溜まった乳汁18がティートカップ10内に向かって逆流するのを抑制することができるという結果が得られた。従って、ティートカップ10内への乳汁18の逆流を防止して乳房炎感染リスクをより低減することが可能なティートカップを提供することが可能となる。
【0027】
なお、本発明にあっては膨張抑制手段として二股支持体16を用いた構成を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、図4〜6(a),(b)に示されるように、環状体の凸部19、複数の突起体からなる凸部20,20、或いは2つの棒状体21,21、すなわち二股支持体16とほぼ同様にライナー中央部12Aの膨張を抑制するものであれば、いかなる形状のものであってもシェル11とライナー12との間に設けることが可能である。
【0028】
以上述べたように本発明によれば、交互に供給される真空圧と大気圧とにより閉状態から開状態に膨張するライナー中央部12Aは、シェル11とライナー12との間に配設した二股支持体16に干渉する。これにより、膨張しようとするライナー中央部12Aの膨張速度が低下する共に膨張量が抑制されることによって、ライナー中央部12Aの急激な膨張による容積変化が抑止される。その結果、ティートカップ10内への乳汁18の逆流が抑制され、吸引期における乳房炎感染リスクをより低減化することが可能となる。しかも、搾乳装置やティートカップ10の構造を大幅に変更することはないので低コストであり、しかも、既設の搾乳装置にも容易に適用することができる。
さらには、二股支持体16によってライナー中央部12Aの膨張後の静止位置が固定されて膨らみ過ぎが防止されるので、吸引期におけるティートカップ10の這い上がりや脱落を防止することもできる。
【0029】
さらに、本発明によれば、二股支持体16は、ライナー12内に装着した乳頭17よりも下方側となるライナー中央部12Aが急激に膨張しようとするのを抑制する。これにより、ティートカップ10内に装着された乳頭17への乳汁18の逆流を抑制することができて、吸引期における乳房炎感染リスクを大幅に低減化することが可能となる。
【0030】
さらに、本発明によれば、膨張しようとするライナー中央部12Aは、ライナー中央部12Aの膨張方向に向かって弾性変形する二股支持体16の二股部16A,16Aによって挟み込まれる。これにより、二股支持体16の二股形状を適宜形成することにより、ライナー中央部12Aの膨張速度及び膨張量を容易に調整することができるようになる。
【0031】
さらに、本発明によれば、膨張しようとするライナー中央部12Aは、ライナー中央部12Aに向かって延びるようにシェル11の内壁に突設された環状、或いは複数の突起体の凸部19、20,20によって膨張速度及び膨張量が抑制される。これにより、凸部19、20,20の突出量を調整することによって、ライナー中央部12Aの膨張速度及び膨張量を容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明が適用されたティートカップの内部を示す状態図であって、(a)は、休止期、(b)は、吸引期である。
【図2】(a)は、図1(a)中のA−A矢視線における断面図、(b)は、図1(b)中のB−B矢視線における断面図である。
【図3】同例におけるティートカップと従来例とのショートミルクチューブ〜乳頭端間の差圧変動比較図である。
【図4】同例とは異なる膨張抑制手段の一実施例であって、(a)は、休止期、(b)は、吸引期の状態図である。
【図5】同例とは異なる膨張抑制手段の一実施例であって、(a)は、休止期、(b)は、吸引期の状態図である。
【図6】同例とは異なる膨張抑制手段の一実施例であって、(a)は、休止期、(b)は、吸引期の状態図である。
【図7】従来のティートカップの内部を示す状態図であって、(a)は、吸引期、(b)は、休止期である。
【図8】(a)は、図7(a)中のC−C矢視線における断面図、(b)は、図7(b)中のD−D矢視線における断面図である。
【図9】従来のティートカップが膨張する状態を示した状態図であって、(a)は、休止期、(b)は、吸引期である。
【符号の説明】
【0033】
10 ティートカップ
11 シェル
12 ライナー
12A ライナー中央部
16 二股支持体(膨張抑制手段)
16A,16A 二股部
17 乳頭
19 環状体の凸部
20,20 複数の突起体からなる凸部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外殻をなす筒状のシェルと、このシェル内部に挿嵌され、交互に供給される真空圧と大気圧とにより管内中央部を開閉可能とする筒状のライナーとを備えたティートカップにおいて、
前記シェルとライナーとの間に、閉状態から開状態に膨張するライナー中央部と干渉することによって前記ライナーの膨張速度を低下させると共に膨張量を抑制する膨張抑制手段を設けたことを特徴とするティートカップ。
【請求項2】
前記膨張抑制手段は、前記ライナー内に装着した乳頭よりも下方側となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のティートカップ。
【請求項3】
前記膨張抑制手段は、前記ライナー中央部を挟み込むと共に、前記ライナー中央部の膨張方向に向かって弾性変形するように前記シェルに取り付けられた二股支持体であることを特徴とする請求項1又は2に記載のティートカップ。
【請求項4】
前記膨張抑制手段は、前記ライナー中央部に向かって延びるように前記シェルに突設された凸部であることを特徴とする請求項1又は2に記載のティートカップ。
【請求項5】
前記凸部は、環状体、或いは複数の突起体であることを特徴とする請求項4に記載のティートカップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−296258(P2006−296258A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−120909(P2005−120909)
【出願日】平成17年4月19日(2005.4.19)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 平成16年10月22日 日本乳房炎研究会発行の「日本乳房炎研究会(第9回学術集会)抄録集」に発表
【出願人】(501203344)独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 (827)
【出願人】(000103921)オリオン機械株式会社 (450)