説明

テーブル

【目的】 本発明の目的は、天板の強度を向上させることができるテーブルを提供する。

【構成】 前記テーブルは、略矩形状の天板100aと、天板100aに閉じ合わせ可能に連結された略矩形状の天板100bと、天板100a、100bを支持する脚部500a、500bと、天板100a、100bの縁部に固着されたU字枠部210a、210aと、補強フレーム310a、310aとを備えている。補強フレーム310aは、U字枠部210aの両端部212a1、212a2の間に懸架されている。補強フレーム310bは、U字枠部210bの両端部212b1、212b2の間に懸架されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アウトドア等で使用されるテーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
この種のテーブルとしては、閉じ合わせ可能に連結された第1、第2の天板と、第1、第2の天板の辺部に設けられた略U字状の第1、第2の枠部と、第1、第2の枠部の両端部の内面に回動自在に取り付けられた一対の第1、第2の脚部を備えたものがある(特許文献1の図3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3146435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、前記テーブルは、第1、第2天板の辺部に第1、第2枠部が取り付けられているだけであることから、第1、第2天板の強度が弱かった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、天板の強度を向上させることができるテーブルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の第1テーブルは、複数の辺部を有する多角形状の第1天板と、前記第1天板を支持する第1脚部と、前記辺部のうち第1、第2辺部に各々設けられた第1、第2枠部と、前記第1、第2枠部間に懸架された第1補強フレームとを備えている。
【0007】
このような態様の発明による場合、第1、第2枠部の間に第1補強フレームが懸架されているので、第1天板の強度を向上させることができる。
【0008】
前記第1テーブルは、前記辺部のうち前記第1、第2辺部の間に位置する第3辺部に設けられ且つ第1、第2枠部間を繋ぐ第3枠部を更に備えた構成とすることが可能である。この場合、前記第1脚部は、前記第3枠部に設けられており且つ前記第1天板に沿う折り畳み位置から該第1天板に対して起立する展開位置にかけて回動自在な回動脚と、展開位置で前記回動脚と前記第3枠部との間に懸架される懸架部材と、一端部が前記回動脚に設けられ、他端部が前記第1補強フレームに回動自在に軸支された補強片とを有している。
【0009】
このような態様の発明による場合、第1脚部の補強片の他端部が第1補強フレームに軸支されている。すなわち、第1補強フレームを補強片の軸支部として利用しているため、別途、補強片の軸支部を設ける場合に比べて部品点数の低減を図ることができ、第1テーブルの低コスト化を図ることができる。
【0010】
或いは、前記第1脚部は、前記第1補強フレームに設けられており且つ前記第1天板に沿う折り畳み位置から該第1天板に対して起立する展開位置にかけて回動自在な回動脚と、展開位置で前記回動脚と前記第1補強フレームとの間に懸架される懸架部材と、一端部が前記回動脚に設けられ、他端部が前記第3枠部に回動自在に軸支された補強片とを有する構成とすることが可能である。このような態様の発明による場合、第1補強フレームを回動脚の軸支部として利用することができる。
【0011】
前記第1テーブルは、複数の辺部を有しており且つ前記第1天板に閉じ合わせ可能な多角形状の第2天板と、前記第2天板の辺部のうち第4、第5辺部に各々設けられた第4、第5枠部とを更に備えた構成とすることが可能である。
【0012】
また、前記第1テーブルは、前記第2天板を支持する第2脚部と、前記第4、第5枠部間に懸架された第2補強フレームと、前記第2天板の前記第4、第5辺部の間に位置する第6辺部に設けられ且つ第4、第5枠部間を繋ぐ第6枠部とを更に備えた構成とすることが可能である。この場合、前記第2脚部は、前記第6枠部に設けられており且つ前記第2天板に沿う折り畳み位置から該第2天板に対して起立する展開位置にかけて回動自在な回動脚と、展開位置で前記回動脚と前記第6枠部との間に懸架される懸架部材と、一端部が前記回動脚に設けられ、他端部が前記第2補強フレームに回動自在に支持された補強片とを有している。
【0013】
このような態様の発明による場合、第4、第5枠部の間に第2補強フレームが懸架されているので、第2天板の強度を向上させることができる。また、第2脚部の補強片の他端部が第2補強フレームに軸支されている。すなわち、第2補強フレームを補強片の軸支部として利用しているため、別途、補強片の軸支部を設ける場合に比べて部品点数の低減を図ることができ、第1テーブルの低コスト化を図ることができる。
【0014】
前記懸架部材は、長さ方向の一端部同士が回動自在に連結された第1、第2片部を有する構成とすることが可能である。この場合、前記第1片部の長さ方向の他端部が前記第3、第6枠部に回動自在に軸支されている。前記第2片部の長さ方向の他端部が前記回動脚に回動自在に軸支されている。前記第1、第2片部は、前記回動脚が折り畳み位置に位置している状態で、互いに重なるように折り畳まれ、前記回動脚が展開位置に位置している状態で、一直線状になり、前記回動脚と前記第3、第6枠部との間に懸架されるようになっている。
【0015】
前記第1テーブルが、前記第1、第2枠部に懸架された第3補強フレームを更に備えている場合、前記回動脚は、前記第3枠部ではなく、前記第3補強フレームに回動自在に設けられた構成とすることが可能である。また、前記第1テーブルが、前記第4、第5枠部に懸架された第3補強フレームを更に備えている場合、前記回動脚は、前記第6枠部ではなく、前記第3補強フレームに回動自在に設けられた構成とすることが可能である。
【0016】
前記第1、第2天板が略矩形状である場合、前記第1、第2枠部は前記第1天板の幅方向の両辺部に各々設けられている。前記第4、第5枠部は前記第2天板の幅方向の両辺部に各々設けられている。前記第1、第2枠部は、外面が前記第4、第5枠部の内面よりも内側に位置している。
【0017】
このような態様の発明による場合、第1、第2天板を閉じ合わせると、第1、第2枠部が第4、第5枠部の内側に位置するので、第1、第2天板を閉じ合わせた状態の第1テーブルの厚みを低減することができる。
【0018】
本発明の第2テーブルは、前記天板を支持する脚部と、前記天板の周縁部に設けられたリング状の枠部と、前記枠部間に懸架された補強フレームとを備えている。
【0019】
このような態様の発明による場合、枠部の間に補強フレームが懸架されているので、天板の強度を向上させることができる。
【0020】
前記脚部は、前記枠部に設けられており且つ前記天板に沿う折り畳み位置から該天板に対して起立する展開位置にかけて回動自在な回動脚と、展開位置で前記回動脚と前記枠部との間に懸架される懸架部材と、一端部が前記回動脚に設けられ、他端部が前記補強フレームに回動自在に軸支された補強片とを有する構成とすることが可能である。
【0021】
このような態様の発明による場合、脚部の補強片の他端部が補強フレームに軸支されている。すなわち、補強フレームを補強片の軸支部として利用しているため、別途、補強片の軸支部を設ける場合に比べて部品点数の低減を図ることができ、第2テーブルの低コスト化を図ることができる。
【0022】
前記懸架部材は、長さ方向の一端部同士が回動自在に連結された第1、第2片部を有する構成とすることが可能である。この場合、前記第1片部の長さ方向の他端部が前記枠部に回動自在に軸支されている。前記第2片部の長さ方向の他端部が前記回動脚に回動自在に軸支されている。前記第1、第2片部は、前記回動脚が折り畳み位置に位置している状態で、互いに重なるように折り畳まれ、前記回動脚が展開位置に位置している状態で、一直線状になり、前記回動脚と前記枠部との間に懸架されるようになっている。
【0023】
前記第2テーブルが前記枠部に懸架された第3補強フレームを更に備えている場合、前記回動脚は、前記枠部ではなく、前記第3補強フレームに回動自在に設けられた構成とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の実施例1に係るテーブルの概略的斜視図であって、(a)が天板を閉じ合わせる前の状態を示す図、(b)天板を閉じ合わせた状態を示す図である。
【図2】前記テーブルの部分端面図であって、(a)が図1(a)中のA−A端面図、(b)が図1(a)中のB−B端面図である。
【図3】前記テーブルの図1(a)中のα部分の拡大斜視図である。
【図4】前記テーブルの図1(a)中のβ部分の拡大底面図である。
【図5】前記テーブルの図1(a)中のβ部分の拡大側面図であって、(a)が天板を閉じ合わせる前の状態を示す図、(b)天板を閉じ合わせた状態を示す図である。
【図6】前記テーブルの回動脚及び延長脚の連結状態を示す概略的部分説明図である。
【図7】本発明の実施例2に係るテーブルの概略的斜視図である。
【図8】前記テーブルを折り畳んだ状態を示す概略的斜視図である。
【図9】本発明の実施例3に係るテーブルの概略的斜視図である。
【図10】前記テーブルを折り畳んだ状態を示す概略的斜視図である。
【図11】本発明の実施例4に係るテーブルの概略的斜視図である。
【図12】前記テーブルを折り畳んだ状態を示す概略的斜視図である。
【図13】本発明の設計変形例に係るテーブルの概略的底面図である。
【図14】本発明の別の設計変形例に係るテーブルの概略的底面図であって、(a)は回動脚が枠部に軸支された例を示す図、(b)は回動脚が補強フレームに軸支された例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施例1乃至5に係るテーブルについて説明する。

【実施例1】
【0026】
まず、本発明の実施例1に係るテーブルについて上記図1乃至図6を参照しつつ説明する。図1に示すテーブルは、天板100a、100b(第1、第2天板)と、枠200a、200b、補強フレーム310a(第1補強フレーム)、320a、310b(第2補強フレーム)、320b、330bと、一対の蝶番400と、一対の脚部500a、500b(第1、第2脚部)とを備えている。以下、前記テーブルの各部について詳しく説明する。
【0027】
天板100aは、図1(a)及び図1(b)に示すように、略矩形状の板であって、幅方向Xの両辺部(第1、第2辺部)及び長さ方向Yの両辺部(一方、他方の辺部)を有している。枠200aは、U字枠部210aと、内側枠部220aとを有している。U字枠部210aは、天板100aの長さ方向Yの一方の辺部(第1、第2辺部の間に位置する第3辺部)及び幅方向Xの両辺部に固着されている。このU字枠部210aは、図2(a)に示すように、断面視横向き凹字状の嵌合部211aと、この嵌合部211aに設けられた板状の枠本体212aとを有している。嵌合部211aには天板100aの前記一方の辺部及び前記両辺部が嵌合している。内側枠部220aは、天板100aの長さ方向Yの前記他方の辺部に固着されている。内側枠部220aも、図4に示すように、天板100aの前記他方の辺部が嵌合する断面視横向き凹字状の嵌合部221aと、この嵌合部221aに設けられた板状の枠本体222aとを有している。枠本体222aの高さ寸法は、枠本体212aの高さ寸法の略半分となっている。なお、枠本体212aの幅方向Xの両端部212a1、212a2が特許請求の範囲における第1、第2枠部に相当し、端部212a1、212a2を繋ぐ中間部212a3が特許請求の範囲における第3枠部に相当する。端部212a1、212a2は、その外面が枠200bの後述する端部212b1、212b2の内面より内側に位置するように配置されている(図4参照)。
【0028】
端部212a1、212a2の間には、図1(a)に示すように補強フレーム310aが懸架されている。補強フレーム310aは、断面略L字状の板であって、幅方向Xの両端部に一対のタブ311a(図示一つ)が設けられている。このタブ311aが端部212a1、212a2に固着されている。補強フレーム310aの下端部は天板100aに当接しており、補強フレーム310aの上端部が天板100a及び端部212a1、212a2に対して略直角となっている。また、中間部212a3と内側枠部220aの枠本体222aとの間には、補強フレーム310aに対して直交するように補強フレーム320aが懸架されている。補強フレーム320aは、断面矩形状の板であって、長さ方向Yの両端部に一対のタブ321a(図示一つ)が設けられている。このタブ321aが、中間部212a3、枠本体222aに固着されている。補強フレーム320aは、天板100aに当接し且つ補強フレーム310aを貫通している。また、端部212a1、212a2には、樹脂製の舌部231aが設けられている。この舌部231aの先端部に雌ボタン232aが設けられている。
【0029】
脚部500aは、図1(a)及び図3に示すように、回動脚510aと、懸架部材520aと、補強片530aと、延長脚540aとを有している。回動脚510aは、円筒状のポールであって、長さ方向の一端部が中間部212a3に軸支されている。この回動脚510aは、前記一端部の軸部を支点に天板100aに沿う折り畳み位置から該天板100aに対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在になっている。補強片530aは、板状の部材であって、一端部が回動脚510aに固着され、他端部が補強フレーム310aに軸支されている。この補強片530aは、前記他端部の軸部を支点に回動脚510aと共に折り畳み位置から展開位置にかけて回動自在になっている。懸架部材520aは、図3に示すように、平板状の第1、第2片部521a、522aを有している。第1、第2片部521a、522aは、長さ方向の一端部同士が回動自在に連結されている。第1片部521aの長さ方向の他端部は中間部212a3に回動自在に軸支されている。第2片部522aの長さ方向の他端部は回動脚510aに回動自在に軸支されている。回動脚510aが折り畳み位置に位置しているときには、第1、第2片部521a、522aは互いに重なるように折り畳まれ、回動脚510aが展開位置に位置しているときには、第1、第2片部521a、522aは一直線状になり、回動脚510aと中間部212a3との間に懸架されるようになっている。また、延長脚540aは、図6に示すように、長さ方向の一端部の外径が回動脚510aの外径よりも小さい円筒状のポールである。この延長脚540aが回動脚510aの長さ方向の他端部に着脱自在に嵌合するようになっている。
【0030】
天板100bは、図1(a)及び図1(b)に示すように、幅寸法が天板100aよりも若干大きく且つ長さ寸法が天板100aよりも長い略矩形状の板であって、幅方向Xの両辺部(第4、第5辺部)及び長さ方向Yの両辺部(一方、他方の辺部)を有している。枠200bは、U字枠部210bと、内側枠部220bとを有している。U字枠部210bは、天板100bの長さ方向Yの一方の辺部(第4、第5辺部の間に位置する第6辺部)及び幅方向Xの両辺部に固着されている。このU字枠部210bは、図2(b)に示すように、断面視横向き凹字状の嵌合部211bと、この嵌合部211bに設けられた板状の枠本体212bとを有している。嵌合部211bには天板100bの前記一方の辺部及び前記両辺部が嵌合している。内側枠部220bは、天板100bの長さ方向Yの他方の辺部に固着されている。内側枠部220bも、図4に示すように、天板100bの前記他方の辺部が嵌合する断面視横向き凹字状の嵌合部221bと、この嵌合部221bに設けられた板状の枠本体222bとを有している。枠本体222bの高さ寸法は、枠本体212bの高さ寸法の略半分となっている。なお、枠本体212bの幅方向Xの両端部212b1、212b2が特許請求の範囲における第4、第5枠部に相当し、端部212b1、212b2を繋ぐ中間部212b3が特許請求の範囲における第6枠部に相当する。
【0031】
端部212b1、212b2の間には補強フレーム310b、330bが懸架されている。補強フレーム310bは、断面略L字状の板であって、幅方向Xの両端部に一対のタブ311b(図示一つ)が設けられている。このタブ311bが端部212b1、212b2に固着されている。補強フレーム310bの下端部は天板100bに当接しており、補強フレーム310bの上端部が天板100b及び端部212b1、212b2に対して略直角になっている。補強フレーム330bは、断面矩形状の板であって、長さ方向Yの両端部に一対のタブ331b(図示一つ)が設けられている。タブ331bが、端部212b1、212b2に固着されている。また、中間部212b3と内側枠部220bの枠本体222bとの間には、補強フレーム310b、330bに対して直交するように補強フレーム320bが懸架されている。補強フレーム320bは、断面矩形状の板であって、長さ方向Yの両端部に一対のタブ321b(図示一つ)が設けられている。タブ321bが、中間部212b3、枠本体222bに固着されている。補強フレーム320bは、天板100bに当接し且つ補強フレーム310bを貫通している。また、端部212b1、212b2の外面には、天板100a、100bが後述するように閉じ合わせられた状態で、雌ボタン232aに嵌合する雄ボタン230bが設けられている(図1(b)参照)。
【0032】
脚部500bは、脚部500a同様に、回動脚510bと、懸架部材520bと、補強片530bと、延長脚540bとを有している。回動脚510bは、円筒状のポールであって、長さ方向の一端部が中間部212b3に軸支されている。この回動脚510bは、前記一端部の軸部を支点に天板100bに沿う折り畳み位置から該天板100bに対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在になっている。補強片530bは、板状の部材であって、一端部が回動脚510bに固着され、他端部が補強フレーム310bに軸支されている。この補強片530bは、前記他端部の軸部を支点に回動脚510bと共に折り畳み位置から展開位置にかけて回動自在になっている。懸架部材520bは、脚部500aの第1、第2片部521a、522aと同じ第1、第2片部を有している。第1、第2片部は、長さ方向の一端部同士が回動自在に連結されている。第1片部の長さ方向の他端部は中間部212b3に回動自在に軸支されている。第2片部の長さ方向の他端部は回動脚510bに回動自在に軸支されている。回動脚510bが折り畳み位置に位置しているときには、第1、第2片部は互いに重なるように折り畳まれ、回動脚510bが展開位置に位置しているときには、第1、第2片部は一直線状になり、回動脚510bと中間部212b3との間に懸架されるようになっている。また、延長脚540bは、延長脚540aと同様に、回動脚510bの長さ方向の他端部に着脱自在に嵌合するようになっている。
【0033】
蝶番400は、図4及び図5に示すように、羽部410、420及び回動軸部430を有している。羽部410は同一の2枚の板体411、412を幅方向Xに重ね合せた構成となっている。この板体411、412がU字枠部210bの端部212b1、212b2の内面に取り付けられている。また、羽部420は、板状の羽部本体421と、この羽部本体421の外面に取り付けられた補強板422とを有する構成となっている。羽部本体421及び補強板422がU字枠部210aの端部212a1、212a2の外面に取り付けられている。羽部410、420は、内側の板体412と補強板422とが、図4に示すように長さ方向Yにおいて一直線状に並ぶように配置されている。また、羽部410、420の高さ寸法は、図5(a)に示すように、端部212b1、212b2の高さ寸法の略半分となっている。回動軸部430は羽部410、420の端部を貫通するボルトとナットとで構成されている。回動軸部430のボルトを支点として羽部410、420が回動することにより、天板100aが天板100bの裏面側に閉じ合わせ可能となっている。
【0034】
以下、このような構成のテーブルを折り畳む手順について説明する。延長脚540a、540bを回動脚510a、510bから取り外す。その後、懸架部材520aの第1、第2片部521a、522aを互いに重なるように折り畳む。これと共に、回動脚510a及び補強片530aを展開位置から折り畳み位置にかけて回動させる。これにより、回動脚510a、懸架部材520a及び補強片530aがU字枠部210aと補強フレーム310aとに区画された空間に収容される。同様に、懸架部材520bの第1、第2片部を互いに重なるように折り畳む。これと共に、回動脚510b及び補強片530bを展開位置から折り畳み位置にかけて回動させる。これにより、回動脚510b、懸架部材520b及び補強片530bがU字枠部210bと補強フレーム310bとに区画された空間に収容される。取り外した延長脚540a、540bは天板100bの裏側の係止部に係止させる。
【0035】
その後、天板100aを天板100bの裏面側に折り畳む。すると、蝶番400の羽部420が回動軸部430を支点に回動し、図5(b)に示すように、羽部410の内側の板体412の下面と羽部420の補強板422の下面とが当接する。このとき、端部212a1、212a2は、端部212b1、212b2の内面より内側に位置するため、両者の干渉が避けられている。また、脚部500b及び補強フレーム310bは、図1(b)に示すように、天板100a、100bの重なり領域の外側に位置するため、脚部500b及び補強フレーム310bと天板100aとの干渉も避けられている。この状態で、雌ボタン232aに雄ボタン230bを嵌合させる。これにより、天板100a、100bが閉じ合わされた状態で維持される。
【0036】
このようなテーブルによる場合、天板100aにU字枠部210a及び内側枠部220aが取り付けられており、補強フレーム310aがU字枠部210aの端部212a1、212a2の間に懸架され、補強フレーム320aがU字枠部210aの中間部212a3と内側枠部220aの枠本体222aとの間に、補強フレーム310aに対して直交するように懸架されている。このため、天板100aの強度を向上させることができる。また、天板100bにU字枠部210b及び内側枠部220bが取り付けられており、補強フレーム310b、330bがU字枠部210bの端部212b1、212b2の間に懸架され、補強フレーム320bがU字枠部210bの中間部212b3と内側枠部220bの枠本体222bとの間に、補強フレーム310b、330bに対して直交するように懸架されている。このため、天板100bの強度を向上させることができる。
【0037】
しかも、脚部500a、500bの回動脚510a、510bの長さ方向の一端部が中間部212a3、212b3に軸支され、補強片530a、530bの一端部が回動脚510a、510bに固着され、他端部が補強フレーム310a、310bに軸支されている。すなわち、補強フレーム310a、310bを補強片530a、530bの軸支部として利用しているため、別途、補強片530a、530bの軸支部を設ける場合に比べて部品点数の低減を図ることができ、本テーブルの低コスト化を図ることができる。
【0038】
更に、天板100a、100bが閉じ合わされた状態で、U字枠部210aの端部212a1、212a2がU字枠部210bの端部212b1、212b2の内面より内側に位置し、脚部500b及び補強フレーム310bが天板100a、100bの重なり領域の外側に位置している。よって、U字枠部210aが脚部500b及び補強フレーム310bに干渉することなく、U字枠部210bの内側に収容されるので、折り畳んだ状態の本テーブルの厚みを低減することができる。また、脚部500aの回動脚510a、懸架部材520a及び補強片530aと補強フレーム310aはU字枠部210aの枠本体212aの内側に収容されているので、U字枠部210bに干渉することはない。また、雌ボタン232aに雄ボタン230bを嵌合させるだけで、簡単に天板100a、100bを閉じ合わされた状態でロックすることができる。雌ボタン232aは、強度の弱い樹脂製の舌部231aに設けられているが、本テーブルは閉じ合わされた状態の厚みが小さくなっていることから、天板100a、100bが閉じ合わされた状態から開こうとすることにより舌部231aにかかる負荷を小さくすることができる。

【実施例2】
【0039】
次に、本発明の実施例2に係るテーブルについて上記図7及び図8を参照しつつ説明する。図7に示すテーブルは、一対の天板100a’(第1天板)、天板100b’(第2天板)と、一対の枠200a’と、枠200b’と、一対の補強フレーム310a(第1補強フレーム)、320a’、補強フレーム320b’、330b’と、一対の蝶番400と、4つの脚部500a(第1脚部)とを備えている。以下、前記テーブルの各部について詳しく説明する。
【0040】
天板100b’は矩形状の板であって、幅方向Xの両辺部及び長さ方向Yの両辺部を有している。枠200b’は、天板100b’の幅方向Xの両辺部に固着された一対のX側枠部210b’と、天板100b’の長さ方向Yの両辺部に固着された一対のY側枠部220b’とを有している。X側枠部210b’は、断面視横向き凹字状の嵌合部211b’と、この嵌合部211b’に設けられた板状の枠本体212b’(第4、第5枠部)とを有している。嵌合部211b’には天板100b’の幅方向Xの両辺部が嵌合している。枠本体212b’の外面には、雄ボタン230b’が2つずつ設けられている。Y側枠部220b’は、嵌合部に天板100b’の長さ方向Yの両辺部が嵌合する以外、実施例1の内側枠部220bと略同じ構成となっている。X側枠部210b’の枠本体212b’の間には、補強フレーム330b’が懸架されている。Y側枠部220b’の枠本体の間には、補強フレーム330b’に対して直交するように補強フレーム320b’が懸架されている。補強フレーム320b’、330b’は実施例1の補強フレーム320b、330bと略同じ構成となっている。
【0041】
天板100a’は、長さ方向Yの寸法が天板100b’の長さ方向Yの寸法の略半分になっている以外、実施例1の天板100aと同じ形状となっている。また、枠200a’も、次の第1、第2点以外、実施例1の枠200aと略同じ構成となっている。枠200a’のU字枠部210a’の長さ方向Yの寸法が天板100b’の長さ方向Yの寸法の略半分になっている(第1点)。枠200a’のU字枠部210a’の端部212a1’、212a2’は、その外面がX側枠部210b’の枠本体212b’の内面より内側に位置するように配置されている(第2点)。また、補強フレーム320a’も、長さ方向Yの寸法が天板100b’の長さ方向Yの寸法の略半分になっている以外、実施例1の補強フレーム320aと同じ構成となっている。補強フレーム310a及び脚部500aは実施例1と同じ構成となっている。
【0042】
蝶番400は、実施例1と略同じ構成となっている。蝶番400の羽部410は、X側枠部210b’の枠本体212b’の内面に取り付けられている。蝶番400の羽部420は、U字枠部210a’の端部212a1’、212a2’の外面に取り付けられている。蝶番400の回動軸部430のボルトを支点として羽部410、420が回動することにより、図8に示すように、一対の天板100a’が天板100b’の裏面側に観音開き状に開閉可能となっている。
【0043】
以下、このような構成のテーブルを折り畳む手順について説明する。まず、実施例1と同様に脚部500aの延長脚540aを取り外し、懸架部材520aを折り畳むと共に、回動脚510a及び補強片530aを展開位置から折り畳み位置にかけて回動させる。これにより、回動脚510a、懸架部材520a及び補強片530aがU字枠部210a’と補強フレーム310aとにより区画された空間に収容される。その後、一対の天板100a’を天板100b’の裏面側に観音開き状に閉じ合わせる。すると、蝶番400の羽部420が回動軸部430を支点に回動し、羽部410の内側の板体412の下面と羽部420の補強板422の下面とが当接する。このとき、U字枠部210a’の端部212a1’、212a2’は、X側枠部210b’の枠本体212b’の外面より内側に位置するため、両者の干渉が避けられている。また、脚部500aの回動脚510a、懸架部材520a及び補強片530aと補強フレーム310aが、U字枠部210a’の内側に収容されているので、脚部500aの回動脚510a、懸架部材520a及び補強片530aと補強フレーム310aが天板100b’に干渉しない。この状態で、雌ボタン232a’に雄ボタン230b’を嵌合させる。これにより、天板100a’、100b’が閉じ合わされた状態で維持される。
【0044】
このようなテーブルによる場合、天板100a’にU字枠部210a’及び内側枠部220a’が取り付けられており、補強フレーム310aがU字枠部210a’の端部212a1’、212a2’の間に懸架され、補強フレーム320a’がU字枠部210a’の中間部212a3’と内側枠部220a’の枠本体222a’との間に補強フレーム310aに対して直交するように懸架されている。このため、天板100a’の強度を向上させることができる。また、天板100bにX側枠部210b’及びY側枠部220b’が取り付けられており、補強フレーム330b’がX側枠部210b’の枠本体212b’の間に懸架され、補強フレーム320b’がY側枠部220b’の枠本体の間に補強フレーム330b’に対して直交するように懸架されている。このため、天板100b’の強度を向上させることができる。
【0045】
しかも、脚部500aの回動脚510aの長さ方向の一端部が中間部212a3に軸支され、補強片530aの一端部が回動脚510aに固着され、他端部が補強フレーム310aに軸支されている。すなわち、補強フレーム310aを補強片530aの軸支部として利用しているため、別途、補強片530aの軸支部を設ける場合に比べて部品点数の低減を図ることができ、本テーブルの低コスト化を図ることができる。
【0046】
更に、天板100a’、100b’が閉じ合わされた状態で、U字枠部210a’の端部212a1’、212a2’が、X側枠部210b’の枠本体212b’の内面より内側に位置するようになっている。すなわち、天板100a’、100b’が観音開き状に閉じ合わされた状態で、U字枠部210a’が枠200b’に収容されるようになっているので、折り畳んだ状態の本テーブルの厚みを低減することができる。また、雌ボタン232a’に雄ボタン230b’を嵌合させるだけで、簡単に天板100a’、100b’を閉じ合わされた状態でロックすることができる。雌ボタン232a’は、強度の弱い樹脂製の舌部231a’に設けられているが、本テーブルは閉じ合わされた状態の厚みが小さくなっていることから、天板100a’、100b’が閉じ合わされた状態から開こうとすることにより舌部231a’にかかる負荷を小さくすることができる。

【実施例3】
【0047】
次に、本発明の実施例3に係るテーブルについて上記図9及び図10を参照しつつ説明する。図9に示すテーブルは、天板100a(第1天板)、100b’’(第2天板)、100cと、枠200a、200b’’、200cと、補強フレーム310a(第1補強フレーム)、320a、300b’’、310c、320cと、一対の蝶番400、400’と、一対の脚部500a(第1脚部)、500cとを備えている。以下、前記テーブルの各部について詳しく説明する。
【0048】
天板100b’’は矩形状の板であって、幅方向Xの両辺部及び長さ方向Yの両辺部を有している。枠200b’’は、天板100b’’の幅方向Xの両辺部に固着された一対のX側枠部210b’’と、天板100b’’の長さ方向Yの両辺部に固着された一対のY側枠部220b’’とを有している。X側枠部210b’’は、断面視横向き凹字状の嵌合部211b’’と、この嵌合部211b’’に設けられた板状の枠本体212b’’(第4、第5枠部)とを有している。嵌合部211b’’には天板100b’’の幅方向Xの両辺部が嵌合している。枠本体212b’’の外面には、ピン230b’’が各々設けられている。Y側枠部220b’’は、嵌合部に天板100b’’の長さ方向Yの両辺部が嵌合する以外、実施例1の内側枠部220bと略同じ構成となっている。但し、枠200cの後述する内側枠部220cに隣接するY側枠部220b’’は、枠本体の高さ寸法が枠本体212b’’の高さ寸法と略同じになっている。Y側枠部220b’’の枠本体の間には、補強フレーム300b’’が懸架されている。補強フレーム300b’’は実施例1の補強フレーム320bと略同じ構成となっている。
【0049】
天板100a、枠200b、補強フレーム310a、320a及び脚部500aは、実施例1と略同じ構成となっている。
【0050】
天板100cは、外形が天板100aの外形よりも一廻り大きい略矩形状の板であって、幅方向Xの両辺部及び長さ方向Yの両辺部(一方、他方の辺部)を有している。枠200cは、U字枠部210cと、内側枠部220cとを有している。U字枠部210cは、天板100cの長さ方向Yの一方の辺部及び幅方向Xの両辺部に固着されている。このU字枠部210cは、外形がU字枠部210aの外形よりも一廻り大きい以外同じ構成となっている。内側枠部220cは、天板100cの長さ方向Yの他方の辺部に固着されている。内側枠部220cは、枠本体の高さ寸法がU字枠部210cの枠本体212cと同じである以外、内側枠部220aと略同じ構成となっている。端部212c1、212c2の間には、補強フレーム310cが懸架されている。補強フレーム310cは、補強フレーム310aと同じ構成となっている。また、中間部212c3と内側枠部220cの枠本体222cとの間には、補強フレーム310cに対して直交するように補強フレーム320cが懸架されている。補強フレーム320cは、補強フレーム320aと略同じ構成となっている。U字枠部210cの端部212c1の外面には、フック230cが回動自在に設けられている。
【0051】
脚部500cは、脚部500aと同じ構成となっている。脚部500cの回動脚510cは、円筒状のポールであって、長さ方向の一端部が中間部212c3に軸支されている。この回動脚510cは、前記一端部の軸部を支点に天板100cに沿う折り畳み位置から該天板100cに対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在になっている。脚部500cの補強片530cは、板状の部材であって、一端部が回動脚510cに固着され、他端部が補強フレーム310cに軸支されている。この補強片530cは、前記他端部の軸部を支点に回動脚510cと共に折り畳み位置から展開位置にかけて回動自在になっている。懸架部材520cは、平板状の第1、第2片部を有している。第1、第2片部は、長さ方向の一端部同士が回動自在に連結されている。第1片部の長さ方向の他端部は中間部212c3に回動自在に軸支されている。第2片部522cの長さ方向の他端部は回動脚510cに回動自在に軸支されている。回動脚510cが折り畳み位置に位置しているときには、第1、第2片部は互いに重なるように折り畳まれ、回動脚510cが展開位置に位置しているときには、第1、第2片部は一直線状になり、回動脚510cと中間部212c3との間に懸架されるようになっている。また、延長脚540cは、延長脚540aと略同じ構成となっており、回動脚510cの長さ方向の他端部に着脱自在に嵌合するようになっている。
【0052】
蝶番400は実施例1と略同じ構成となっている。蝶番400の羽部410は、X側枠部210b’’の枠本体212b’’の内面に取り付けられている。蝶番400の羽部420は、U字枠部210aの端部212a1、212a2の外面に取り付けられている。蝶番400の回動軸部430のボルトを支点として羽部410、420が回動することにより、図10に示すように、天板100aが天板100b’’の裏面側に閉じ合わせ可能となっている。
【0053】
蝶番400’は、羽部410’、420’及び回動軸部430’を有している。羽部410’は、X側枠部210b’’の枠本体212b’’の外面に取り付けられている。羽部420’は、U字枠部210cの端部212c1、212c2の外面に取り付けられている。回動軸部430’は羽部410’、420’の端部を貫通するボルトとナットとで構成されている。回動軸部430’のボルトを支点として羽部410’、420’が回動することにより、図10に示すように、天板100cが天板100aの表面側に閉じ合わせ可能となっている。
【0054】
以下、このような構成のテーブルを折り畳む手順について説明する。まず、実施例1と同様に脚部500a、500cの延長脚540a、540cを取り外し、懸架部材520a、520cを折り畳むと共に、回動脚510a、510c及び補強片530a、530cを展開位置から折り畳み位置にかけて回動させる。これにより、回動脚510a、懸架部材520a及び補強片530aがU字枠部210aと補強フレーム310aとにより区画された空間に収容され、回動脚510c、懸架部材520c及び補強片530cがU字枠部210cと補強フレーム310cとにより区画された空間に収容される。
【0055】
その後、天板100aを天板100b’’の裏面側に閉じ合わせる。すると、蝶番400の羽部420が回動軸部430を支点に回動し、羽部410の内側の板体412の下面と羽部420の補強板422の下面とが当接する。このとき、U字枠部210aの端部212a1、212a2は、X側枠部210b’’の枠本体212b’’の内面より内側に位置するため、両者の干渉が避けられている。また、脚部500aの回動脚510a、懸架部材520a及び補強片530aと補強フレーム310aが、U字枠部210aの内側に収容されているので、脚部500aの回動脚510a、懸架部材520a及び補強片530aと補強フレーム310aと天板100b’’との干渉も避けられている。その後、天板100cを天板100aの表面側に閉じ合わせる。すると、蝶番400’の羽部420’が回動軸部430’を支点に回動し、U字枠部210cが天板100aの表面に当接する。その後、フック230cを傾動させ、ピン230b’’に係止させる。これにより、本テーブルが折り畳んだ状態で維持される。
【0056】
このようなテーブルによる場合、天板100aにU字枠部210a及び内側枠部220aが取り付けられており、補強フレーム310aがU字枠部210aの端部212a1、212a2の間に懸架され、補強フレーム320aがU字枠部210aの中間部212a3と内側枠部220aの枠本体222aとの間に補強フレーム310aに対して直交するように懸架されている。このため、天板100aの強度を向上させることができる。同様に、天板100cにU字枠部210c及び内側枠部220cが取り付けられており、補強フレーム310cがU字枠部210cの端部212c1、212c2の間に懸架され、補強フレーム320cがU字枠部210cの中間部212c3と内側枠部220cの枠本体222cとの間に補強フレーム310cに対して直交するように懸架されている。このため、天板100cの強度を向上させることができる。
【0057】
しかも、脚部500aの回動脚510aの長さ方向の一端部が中間部212a3に軸支され、補強片530aの一端部が回動脚510aに固着され、他端部が補強フレーム310aに軸支されている。すなわち、補強フレーム310aを補強片530aの軸支部として利用しているため、別途、補強片530aの軸支部を設ける場合に比べて部品点数の低減を図ることができる。同様に、補強フレーム310cについても、脚部500cの補強片530cの軸支部として利用しているので、別途、補強片530cの軸支部を設ける場合に比べて部品点数の低減を図ることができる。よって、本テーブルの低コスト化を図ることができる。
【0058】
更に、天板100a、100b’’が閉じ合わされた状態で、U字枠部210aの端部212a1、212a2が、X側枠部210b’’の枠本体212b’’の内面より内側に位置するようになっている。すなわち、天板100a、100b’’が閉じ合わされた状態で、U字枠部210aが枠200b’’に収容されるようになっているので、折り畳んだ状態の本テーブルの厚みを低減することができる。また、フック230cを回動させ、ピン230bに係止させるだけで、簡単に本テーブルを折り畳んだ状態でロックすることができる。

【実施例4】
【0059】
次に、本発明の実施例4に係るテーブルについて上記図11及び図12を参照しつつ説明する。図11に示すテーブルは、天板100a(第1天板)、100b’’(第2天板)、100d、100eと、枠200a、200b’’、200d、200eと、補強フレーム310a(第1補強フレーム)、320a、300b’’、310d、320d、310e、320eと、4つの蝶番400と、2つの蝶番400’と、一対の脚部500a(第1脚部)、500d、500eとを備えている。以下、前記テーブルの各部について詳しく説明する。
【0060】
天板100b’’は矩形状の板であって、幅方向Xの両辺部及び長さ方向Yの両辺部を有している。枠200b’’は、天板100b’’の幅方向Xの両辺部に固着された一対のX側枠部210b’’と、天板100b’’の長さ方向Yの両辺部に固着された一対のY側枠部220b’’とを有している。X側枠部210b’’は、断面視横向き凹字状の嵌合部211b’’と、この嵌合部211b’’に設けられた板状の枠本体212b’’(第4、第5枠部)とを有している。嵌合部211b’’には天板100b’’の幅方向Xの両辺部が嵌合している。枠本体212b’’の外面には、ピン230b’’(図示一つ)が各々設けられている。Y側枠部220b’’は、嵌合部に天板100b’’の長さ方向Yの両辺部が嵌合する以外、実施例1の内側枠部220bと略同じ構成となっている。但し、枠200dの後述するY側枠部220dに隣接するY側枠部220b’’の枠本体の高さ寸法は、枠本体212b’’の高さ寸法と略同じになっている。Y側枠部220b’’の枠本体の間には、補強フレーム300b’’が懸架されている。補強フレーム300b’’は実施例1の補強フレーム320bと略同じ構成となっている。
【0061】
天板100dは天板100b’’と略同じ形状の板であって、幅方向Xの両辺部及び長さ方向Yの両辺部を有している。枠200dは、天板100dの幅方向Xの両辺部に固着された一対のX側枠部210dと、天板100dの長さ方向Yの両辺部に固着された一対のY側枠部220dとを有している。X側枠部210dは、断面視横向き凹字状の嵌合部211dと、この嵌合部211dに設けられた板状の枠本体212dとを有している。嵌合部211dには天板100dの幅方向Xの両辺部が嵌合している。枠本体212dの外面には、フック230dが各々回動自在に設けられている。Y側枠部220dは、嵌合部に天板100dの長さ方向Yの両辺部が嵌合する以外、実施例1の内側枠部220bと略同じ構成となっている。但し、Y側枠部220に隣接するY側枠部220dの枠本体の高さ寸法は、枠本体212dの高さ寸法と略同じになっている。X側枠部210dの枠本体212dの間には、補強フレーム310dが懸架されている。Y側枠部220dの枠本体の間には、補強フレーム310dに直交するように補強フレーム320dが懸架されている。補強フレーム310d、320dは実施例1の補強フレーム310b、320bと略同じ構成となっている。
【0062】
脚部500dは、脚部500aと略同じ構成となっている。脚部500dの回動脚510dは、円筒状のポールであって、長さ方向の一端部がX側枠部220dに軸支されている。この回動脚510dは、前記一端部の軸部を支点に天板100dに沿う折り畳み位置から該天板100dに対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在になっている。脚部500dの補強片530dは、板状の部材であって、一端部が回動脚510dに固着され、他端部が補強フレーム310dに軸支されている。この補強片530dは、前記他端部の軸部を支点に回動脚510dと共に折り畳み位置から展開位置にかけて回動自在になっている。懸架部材520dは、平板状の第1、第2片部を有している。第1、第2片部は、長さ方向の一端部同士が回動自在に連結されている。第1片部の長さ方向の他端部はX側枠部220dに回動自在に軸支されている。第2片部522dの長さ方向の他端部は回動脚510dに回動自在に軸支されている。回動脚510dが折り畳み位置に位置しているときには、第1、第2片部は互いに重なるように折り畳まれ、回動脚510dが展開位置に位置しているときには、第1、第2片部は一直線状になり、回動脚510dとX側枠部220dとの間に懸架されるようになっている。また、延長脚540dは、延長脚540aと略同じ構成であり、回動脚510dの長さ方向の他端部に着脱自在に嵌合するようになっている。
【0063】
天板100a、枠200b、補強フレーム310a、320a及び脚部500aは、実施例1と略同じ構成となっている。
【0064】
天板100e、枠200eのU字枠部210e及び補強フレーム320eは、長さ方向Yの寸法が天板100a、枠200aのU字枠部210a及び補強フレーム320eの長さ方向Yの寸法よりも小さくなっている以外、天板100a、枠200aのU字枠部210a及び補強フレーム320eと略同じ構成となっている。補強フレーム310e及び脚部500eは、補強フレーム310a及び脚部500aと同じ構成となっている。
【0065】
蝶番400は実施例1と略同じ構成となっている。蝶番400の羽部410は、X側枠部210b’’、210dの枠本体212b’’、212dの内面に取り付けられている。蝶番400の羽部420は、U字枠部210a、210eの端部212a1、212a、2212e1、212e2の外面に取り付けられている。蝶番400の回動軸部430のボルトを支点として羽部410、420が回動することにより、天板100aが天板100b’’の裏面側に、天板100eが天板100dの裏面側に各々閉じ合わせ可能となっている。
【0066】
蝶番400’は、羽部410’、420’及び回動軸部430’を有している。羽部410’は、X側枠部210b’’の枠本体212b’’の外面に取り付けられている。羽部420’は、X側枠部210dの枠本体212dの外面に取り付けられている。回動軸部430’は羽部410’、420’の端部を貫通するボルトとナットとで構成されている。回動軸部430’のボルトを支点として羽部410’、420’が回動することにより、図12に示すように、天板100b’’と天板100eが閉じ合わせ可能となっている。
【0067】
以下、このような構成のテーブルを折り畳む手順について説明する。まず、実施例1と同様に脚部500a、500eの延長脚540a、540eを取り外し、懸架部材520a、520eを折り畳むと共に、回動脚510a、510e及び補強片530a、530eを展開位置から折り畳み位置にかけて回動させる。これにより、回動脚510a、懸架部材520a及び補強片530aがU字枠部210aと補強フレーム310aとにより区画された空間に収容され、回動脚510e、懸架部材520e及び補強片530eがU字枠部210eと補強フレーム310eとにより区画された空間に収容される。
【0068】
その後、天板100aを天板100b’’の裏面側に閉じ合わせると共に、天板100eを天板100dの裏面側に閉じ合わせる。すると、蝶番400の羽部420が回動軸部430を支点に各々回動し、羽部410の内側の板体412の下面と羽部420の補強板422の下面とが各々当接する。このとき、U字枠部210aの端部212a1、212a2は、X側枠部210b’’の枠本体212b’’の内面より内側に位置するため、両者の干渉が避けられる。同様に、U字枠部210eの端部212e1、212e2は、X側枠部210dの枠本体212dの内面より内側に位置するため、両者の干渉が避けられる。また、脚部500aの回動脚510a、懸架部材520a及び補強片530aと補強フレーム310aが、U字枠部210aの内側に収容されているので、脚部500aの回動脚510a、懸架部材520a及び補強片530aと補強フレーム310aが天板100b’’に干渉しない。同様に、脚部500eの回動脚510e、懸架部材520e及び補強片530eと補強フレーム310eが、U字枠部210eの内側に収容されているので、脚部500eの回動脚510e、懸架部材520e及び補強片530eと補強フレーム310eとが天板100dに干渉しない。その後、天板100b’’、100dを閉じ合わせる。すると、蝶番400’の羽部420’が回動軸部430’を支点に回動し、天板100aの表面と天板100eの表面とが互いに当接する。その後、フック230eを傾動させ、ピン230b’’に係止させる。これにより、本テーブルが折り畳んだ状態で維持される。
【0069】
このようなテーブルによる場合、天板100aにU字枠部210a及び内側枠部220aが取り付けられており、補強フレーム310aがU字枠部210aの端部212a1、212a2の間に懸架され、補強フレーム320aがU字枠部210aの中間部212a3と内側枠部220aの枠本体222aとの間に補強フレーム310aに対して直交するように懸架されている。このため、天板100aの強度を向上させることができる。同様に、天板100eにU字枠部210e及び内側枠部220eが取り付けられており、補強フレーム310eがU字枠部210eの端部212e1、212e2の間に懸架され、補強フレーム320eがU字枠部210eの中間部212e3と内側枠部220eの枠本体222eとの間に補強フレーム310eに対して直交するように懸架されている。このため、天板100eの強度を向上させることができる。また、天板100dにX側枠部210d及びY側枠部220dが取り付けられており、補強フレーム310dがX側枠部210dの枠本体212dの間に懸架され、補強フレーム320dがY側枠部220dの枠本体の間に補強フレーム310dに対して直交するように懸架されている。このため、天板100dの強度を向上させることができる。
【0070】
しかも、脚部500aの回動脚510aの長さ方向の一端部が中間部212a3に軸支され、補強片530aの一端部が回動脚510aに固着され、他端部が補強フレーム310aに軸支されている。すなわち、補強フレーム310aを補強片530aの軸支部として利用しているため、別途、補強片530aの軸支部を設ける場合に比べて部品点数の低減を図ることができる。同様に、補強フレーム310d、310eについても、脚部500d、500eの補強片530d、530eの軸支部として利用しているので、別途、補強片530d、530eの軸支部を設ける場合に比べて部品点数の低減を図ることができる。よって、本テーブルの低コスト化を図ることができる。
【0071】
更に、天板100a、100b’’が閉じ合わされた状態で、U字枠部210aの端部212a1、212a2が、X側枠部210b’’の枠本体212b’’の内面より内側に位置するようになっている。すなわち、天板100a、100b’’が閉じ合わされた状態で、U字枠部210aが枠200b’’に収容されるようになっている。同様に、天板100d、100eが閉じ合わされた状態で、U字枠部210eの端部212e1、212e2が、X側枠部210dの枠本体212dの内面より内側に位置するようになっている。すなわち、天板100d、100eが閉じ合わされた状態で、U字枠部210eが枠200dに収容されるようになっている。このため、折り畳んだ状態の本テーブルの厚みを低減することができる。また、フック230eを回動させ、ピン230b’’に係止させるだけで、簡単に本テーブルを折り畳んだ状態でロックすることができる。
【0072】
なお、上述したテーブルは、上記実施例1〜4に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲において任意に設計変更することが可能である。
【0073】
上記実施例では、テーブルは、閉じ合わせ可能な複数の天板を備えているとしたが、少なくとも一つの天板を備えていれば良い。天板が一つであっても、該天板の辺部に第1、第2枠部を設け、この第1、第2枠部間に第1補強フレームを懸架することにより、前記天板の強度を向上させることができる。また、上記実施例では、天板は略矩形状であるとしたが、多角形状又は円板状(図14参照)とすることができる。後者の場合、天板100の周縁部に固着されたリング状の枠部200に補強フレーム310(第4補強フレーム)を懸架すれば良い。
【0074】
また、上述した脚部の回動脚は、天板の辺部又は周縁部に設けられた枠部に回動自在に設けられているとしたが、これに限定されるものではない。例えば、図13に示すように、天板100f(第1天板)の幅方向Xの辺部に各々固着されたX側枠部210f(第1、第2枠部)に懸架された補強フレーム320f(第3補強フレーム)に、脚部500fの回動脚510fが回動自在に軸支される構成とすることが可能である。なお、脚部500fは、回動脚510fが補強フレーム320に回動自在に軸支されている以外、脚部500aと同じ構成である。補強フレーム310は補強フレーム310aと同じ構成である。また、図14(b)に示すように、天板100の周縁部に固着されたリング状の枠部200に懸架された補強フレーム320(第3補強フレーム)に、脚部500の回動脚510が回動自在に軸支される構成とすることが可能である。なお、脚部500は、回動脚510が補強フレーム320に回動自在に軸支されている以外、脚部500aと同じ構成である。また、上述した脚部の回動脚は、展開位置で天板に対して略直角に起立するとしたが、天板を支えることができる限り回動脚の天板に対する傾斜角は任意に設定可能である。なお、上述した脚部は折り畳み可能であるとしたが、天板を支持することができればよい。すなわち、折り畳み可能である必要はない。
【0075】
また、上述した脚部の回動脚は、補強フレーム310a、310b、310c、310d、310eに回動自在に軸支された構成とすることが可能である。この場合、上記懸架部材は、展開位置で前記回動脚と補強フレーム310a、310b、310c、310d、310eとの間に懸架されるようになっている。前記懸架部材は、第1片部の長さ方向の他端部が補強フレーム310a、310b、310c、310d、310eに回動自在に軸支されている以外、上記懸架部材520a、520b、520c、520d、520eと同じとすることができる。補強片は、一端部が前記回動脚に設けられ、他端部が補強フレーム310a、310b、310c、310d、310eに対向する枠部に回動自在に軸支されている。
【0076】
上述した脚部の懸架部材は、第1、第2片部を有する構成であるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、懸架部材が略長い板であり且つ基端部が枠部又は回動脚に回動自在に軸支されている場合、前記回動脚又は枠部に係止ピンを設け、前記回動脚が展開位置に位置している状態で、前記懸架部材の先端部に設けられた係止フックを前記係止ピンに係止させ、前記回動脚と前記枠部との間に懸架させるように構成することが可能である。
【0077】
上述した補強フレーム310a、310b、310c、310eは、天板の辺部に固着された枠部に懸架され得るものである限り、任意に設計変更することが可能である。よって、前記補強フレームは、脚部の補強片の軸支部として機能している必要はない。また、上述した枠部は、天板の辺部に設けられ、前記補強フレームが懸架され得るものである限り、任意に設計変更することが可能である。
【0078】
なお、上述したテーブルの各部を構成する素材、形状や寸法等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。
【符号の説明】
【0079】
実施例1
100a・・・天板(第1天板)
100b・・・天板(第2天板)
200a・・・枠
210a・・U字枠部
211a・嵌合部
212a・枠本体
212a1・端部(第1枠部)
212a2・端部(第2枠部)
212a3・中間部(第3枠部)
200b・・・枠
210b・・U字枠部
211b・嵌合部
212b・枠本体
212b1・端部(第4枠部)
212b2・端部(第5枠部)
212b3・中間部(第6枠部)
310a・・・補強フレーム(第1補強フレーム)
320a・・・補強フレーム
310b・・・補強フレーム(第2補強フレーム)
320b・・・補強フレーム
330b・・・補強フレーム
400・・・・蝶番
500a・・・脚部(第1脚部)
500b・・・脚部(第2脚部)
実施例2
100a’・・天板(第1天板)
100b’・・天板(第2天板)
200a’・・枠
210a’・U字枠部
211a’・嵌合部
212a’・枠本体
212a1’・端部(第1枠部)
212a2’・端部(第2枠部)
212a3’・中間部(第3枠部)
200b’・・枠
210b’・X側枠部
211b’・嵌合部
212b’・枠本体(第4、第5枠部)
310a・・・補強フレーム(第1補強フレーム)
320a・・・補強フレーム
320b・・・補強フレーム
330b・・・補強フレーム
400・・・・蝶番
500a・・・脚部(第1脚部)
実施例3
100a・・・天板(第1天板)
100b’’・天板(第2天板)
100c・・・天板
200a・・・枠
210a・・U字枠部
211a・嵌合部
212a・枠本体
212a1・端部(第1枠部)
212a2・端部(第2枠部)
212a3・中間部(第3枠部)
200b’’・枠
210b’’・X側枠部
211b’’・嵌合部
212b’’・枠本体(第4、第5枠部)
200c・・・枠
210c・・U字枠部
211c・嵌合部
212c・枠本体
212c1・端部
212c2・端部
212c3・中間部
310a・・・補強フレーム(第1補強フレーム)
320a・・・補強フレーム
300b・・・補強フレーム
310c・・・補強フレーム
320c・・・補強フレーム
400・・・・蝶番
400’・・・蝶番
500a・・・脚部(第1脚部)
500c・・・脚部
実施例4
100a・・・天板(第1天板)
100b’’・天板(第2天板)
100d・・・天板
100e・・・天板
200a・・・枠
210a・・U字枠部
211a・嵌合部
212a・枠本体
212a1・端部(第1枠部)
212a2・端部(第2枠部)
212a3・中間部(第3枠部)
200b’’・枠
210b’’・X側枠部
211b’’・嵌合部
212b’’・枠本体(第4、第5枠部)
200d・・・枠
210d・・X側枠部
211d・嵌合部
212d・枠本体
200e・・・枠
210e・・U字枠部
211e・嵌合部
212e・枠本体
212e1・端部
212e2・端部
212e3・中間部
310a・・・補強フレーム(第1補強フレーム)
320a・・・補強フレーム
300b・・・補強フレーム
300d・・・補強フレーム
310e・・・補強フレーム
320e・・・補強フレーム
400・・・・蝶番
400’・・・蝶番
500a・・・脚部(第1脚部)
500d・・・脚部
500e・・・脚部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の辺部を有する多角形状の第1天板と、
前記第1天板を支持する第1脚部と、
前記辺部のうち第1、第2辺部に各々設けられた第1、第2枠部と、
前記第1、第2枠部間に懸架された第1補強フレームとを備えているテーブル。
【請求項2】
請求項1記載のテーブルにおいて、
前記辺部のうち前記第1、第2辺部の間に位置する第3辺部に設けられ且つ第1、第2枠部間を繋ぐ第3枠部を更に備えており、
前記第1脚部は、前記第3枠部に設けられており且つ前記第1天板に沿う折り畳み位置から該第1天板に対して起立する展開位置にかけて回動自在な回動脚と、
展開位置で前記回動脚と前記第3枠部との間に懸架される懸架部材と、
一端部が前記回動脚に設けられ、他端部が前記第1補強フレームに回動自在に軸支された補強片とを有しているテーブル。
【請求項3】
請求項1記載のテーブルにおいて、
前記辺部のうち前記第1、第2辺部の間に位置する第3辺部に設けられ且つ第1、第2枠部間を繋ぐ第3枠部を更に備えており、
前記第1脚部は、前記第1補強フレームに設けられており且つ前記第1天板に沿う折り畳み位置から該第1天板に対して起立する展開位置にかけて回動自在な回動脚と、
展開位置で前記回動脚と前記第1補強フレームとの間に懸架される懸架部材と、
一端部が前記回動脚に設けられ、他端部が前記第3枠部に回動自在に軸支された補強片とを有しているテーブル。
【請求項4】
請求項1又は2記載のテーブルにおいて、
複数の辺部を有しており且つ前記第1天板に閉じ合わせ可能な多角形状の第2天板と、
前記第2天板の辺部のうち第4、第5辺部に各々設けられた第4、第5枠部とを更に備えているテーブル。
【請求項5】
請求項4記載のテーブルにおいて、
前記第2天板を支持する第2脚部と、
前記第4、第5枠部間に懸架された第2補強フレームと、
前記第2天板の前記第4、第5辺部の間に位置する第6辺部に設けられ且つ第4、第5枠部間を繋ぐ第6枠部とを更に備えており、
前記第2脚部は、前記第6枠部に設けられており且つ前記第2天板に沿う折り畳み位置から該第2天板に対して起立する展開位置にかけて回動自在な回動脚と、
展開位置で前記回動脚と前記第6枠部との間に懸架される懸架部材と、
一端部が前記回動脚に設けられ、他端部が前記第2補強フレームに回動自在に支持された補強片とを有しているテーブル。
【請求項6】
請求項2記載のテーブルにおいて、
前記懸架部材は、長さ方向の一端部同士が回動自在に連結された第1、第2片部を有しており、
前記第1片部の長さ方向の他端部が前記第3枠部に回動自在に軸支されており、
前記第2片部の長さ方向の他端部が前記回動脚に回動自在に軸支されており、
前記第1、第2片部は、前記回動脚が折り畳み位置に位置している状態で、互いに重なるように折り畳まれ、前記回動脚が展開位置に位置している状態で、一直線状になり、前記回動脚と前記第3枠部との間に懸架されるようになっているテーブル。
【請求項7】
請求項5記載のテーブルにおいて、
前記懸架部材は、長さ方向の一端部同士が回動自在に連結された第1、第2片部を有しており、
前記第1片部の長さ方向の他端部が前記第6枠部に回動自在に軸支されており、
前記第2片部の長さ方向の他端部が前記回動脚に回動自在に軸支されており、
前記第1、第2片部は、前記回動脚が折り畳み位置に位置している状態で、互いに重なるように折り畳まれ、前記回動脚が展開位置に位置している状態で、一直線状になり、前記回動脚と前記第6枠部との間に懸架されるようになっているテーブル。
【請求項8】
請求項2記載のテーブルにおいて、
前記第1、第2枠部に懸架された第3補強フレームを更に備えており、
前記回動脚は、前記第3枠部ではなく、前記第3補強フレームに回動自在に設けられているテーブル。
【請求項9】
請求項5又は6記載のテーブルにおいて、
前記第4、第5枠部に懸架された第3補強フレームを更に備えており、
前記回動脚は、前記第6枠部ではなく、前記第3補強フレームに回動自在に設けられているテーブル。
【請求項10】
請求項4記載のテーブルにおいて、
前記第1、第2天板は略矩形状であり、
前記第1、第2枠部は前記第1天板の幅方向の両辺部に各々設けられており、
前記第4、第5枠部は前記第2天板の幅方向の両辺部に各々設けられており、
前記第1、第2枠部は、外面が前記第4、第5枠部の内面よりも内側に位置しているテーブル。
【請求項11】
円板状の天板と、
前記天板を支持する脚部と、
前記天板の周縁部に設けられたリング状の枠部と、
前記枠部に懸架された第4補強フレームとを備えているテーブル。
【請求項12】
請求項11記載のテーブルにおいて、
前記脚部は、前記枠部に設けられており且つ前記天板に沿う折り畳み位置から該天板に対して起立する展開位置にかけて回動自在な回動脚と、
展開位置で前記回動脚と前記枠部との間に懸架される懸架部材と、
一端部が前記回動脚に設けられ、他端部が前記第4補強フレームに回動自在に軸支された補強片とを有しているテーブル。
【請求項13】
請求項11記載のテーブルにおいて、
前記懸架部材は、長さ方向の一端部同士が回動自在に連結された第1、第2片部を有しており、
前記第1片部の長さ方向の他端部が前記枠部に回動自在に軸支されており、
前記第2片部の長さ方向の他端部が前記回動脚に回動自在に軸支されており、
前記第1、第2片部は、前記回動脚が折り畳み位置に位置している状態で、互いに重なるように折り畳まれ、前記回動脚が展開位置に位置している状態で、一直線状になり、前記回動脚と前記枠部との間に懸架されるようになっているテーブル。
【請求項14】
請求項12又は13記載のテーブルにおいて、
前記枠部に懸架された第3補強フレームを更に備えており、
前記回動脚は、前記枠部ではなく、前記第3補強フレームに回動自在に設けられているテーブル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−5755(P2012−5755A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−146412(P2010−146412)
【出願日】平成22年6月28日(2010.6.28)
【出願人】(391036404)株式会社ロゴスコーポレーション (30)
【Fターム(参考)】