説明

トイレ室の消臭システム及び消臭方法

【課題】本発明は、トイレ室内を消臭でき、しかも、ランニングコストを低く抑えることができるトイレ室の消臭システム及び消臭方法の提供を目的とする。
【解決手段】芳香器1と、消臭器3と、換気扇4と、制御装置2とを備える。制御装置2は、トイレ室9の使用が開始され、且つ、その開始時の臭気レベルが設定臭気レベルBよりも高い場合に、芳香器作動開始信号を芳香器1に送信する。又、臭気レベルが設定臭気レベルBよりも高い場合に、消臭器の作動開始信号を消臭器3に送信する。更に、臭気レベルが設定臭気レベルBより高いレベルの設定臭気レベルAよりも高い場合に、換気扇の作動開始信号を換気扇4に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレ室の消臭システム及び消臭方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、トイレ室の臭いを消すシステムとして、例えばトイレの入口に人体感知センサを設置し、同人体感知センサが人体を感知したとき、香り発生装置(芳香器)を作動させるコントローラを設けてなる快適トイレシステムが提案されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平09―131280号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記特許文献1のように、人体感知センサが人体を感知したときに、常に芳香器を作動させたのでは、トイレ室内に臭気がない場合でも芳香器を作動させることになり、ランニングコストが高くつき、不経済なものになるという問題点がある。
【0004】
本発明は、トイレ室内を消臭でき、しかも、ランニングコストを低く抑えることができるトイレ室の消臭システム及び消臭方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために、本発明の請求項1は、トイレ室内に芳香を放つ芳香器と、その芳香器に制御信号を送信可能な制御装置とを備えたトイレ室の消臭システムであって、前記制御装置は、前記トイレ室の使用が開始されたか否かを判定する使用開始判定部によって、前記開始されたとの判定をした場合であって、且つ、その開始時におけるトイレ室内の臭気レベルが第1設定臭気レベルよりも高いか否かを判定する第1臭気レベル判定部によって、前記臭気レベルが第1設定臭気レベルよりも高いとの判定をした場合に、芳香器作動開始信号を芳香器に送信することを特徴とするトイレ室の消臭システムを提供する。
【0006】
請求項2のように、前記トイレ室内に、制御装置からの制御信号を受信可能な消臭器と換気扇との少なくとも一つが設けられ、前記制御装置は、前記第1臭気レベル判定部によって、前記臭気レベルが第1設定臭気レベルよりも高いとの判定をした場合に、前記消臭器と換気扇との少なくとも一つに作動開始信号を送信することが好ましい。
【0007】
請求項3のように、前記トイレ室内に、消臭器と換気扇とが設けられ、前記制御装置は、前記第1設定臭気レベルよりも高いとの判定に基づいて消臭器に作動開始信号を送信するとともに、前記消臭器に作動開始信号を送信した後における前記トイレ室内の臭気レベルが、第1設定臭気レベルより高いレベルの第2設定臭気レベルよりも高いか否かを判定する第2臭気レベル判定部によって、前記第2設定臭気レベルよりも高いとの判定をした場合に、その判定に基づいて、換気扇に作動開始信号を送信することが好ましい。
【0008】
請求項4のように、前記制御装置は、前記換気扇に作動開始信号を送信した後における前記トイレ室内の臭気レベルが、前記第2設定臭気レベルよりも高い状態を維持しているか否かを判定する高臭気レベル維持判定部によって、前記維持していないとの判定をした場合に、その判定に基づいて、換気扇に作動停止信号を送信することが好ましい。
【0009】
本発明の請求項5は、前記課題を解決するために、トイレ室内に芳香を放つ芳香器とその芳香器に制御信号を送信可能な制御装置とを用いてトイレ室内の消臭を行うトイレ室の消臭方法であって、前記制御装置に、前記トイレ室の使用が開始されたか否かを判定させて、前記開始されたとの判定をした場合であって、且つ、その開始時におけるトイレ室内の臭気レベルが第1設定臭気レベルよりも高いか否かを判定させて、前記臭気レベルが第1設定臭気レベルよりも高いとの判定をした場合に、芳香器作動開始信号を芳香器に送信させることを特徴とするトイレ室の消臭方法を提供する。
【発明の効果】
【0010】
請求項1及び請求項5によれば、例えばトイレ室内の臭気が弱く感じられる程度の臭気レベルを予め第1設定臭気レベルに設定しておき、そして、制御装置が、トイレ室の使用が開始されたとの判定をした場合であって、且つ、その開始時におけるトイレ室内の臭気レベルが第1設定臭気レベルよりも高いとの判定をした場合に、芳香器作動開始信号を芳香器に送信することにより、芳香器を作動させて芳香をトイレ室内に放たせる。従って、使用者は、芳香器が放つ芳香を嗅ぐことができるとともに、前使用者の排出物の臭気を感じ難くできる。しかも、芳香器を効率的に、且つ、経済的に作動させることができ、ランニングコストを低く抑えることができる。
【0011】
請求項2によれば、トイレ室内の臭気がその第1設定臭気レベルよりも高い場合に、制御装置は、消臭器と換気扇との少なくとも一つに作動開始信号を送信し、消臭器と換気扇との少なくとも一つに作動を開始させる。これにより、トイレ室内を短時間で迅速に消臭できる。
【0012】
請求項3によれば、制御装置は、トイレ室内の臭気が第1設定臭気レベルよりも高い場合には、まず、消臭器に作動開始信号を送信するため、換気扇を作動させずに済み、経済的なものにできる。又、トイレ室内に芳香器から芳香が放たれ、更には、冷房又は暖房によってトイレ室内が温度調整されている場合に、その芳香が放たれ、更には、温度調整された空気が、換気扇の作動によって外に出てしまうようなことを防止できる。
【0013】
一方、消臭器を作動した後に、例えばトイレ室内の臭気レベルが更に高くなって第2設定臭気レベルよりも高くなった場合には、制御装置は、換気扇に作動開始信号を送信するため、消臭器の作動に加えて換気扇が作動する。従って、トイレ室内の臭気レベルを、より短時間で低くできる。
【0014】
請求項4によれば、制御装置は、換気扇に作動開始信号を送信した後におけるトイレ室内の臭気レベルが、第2設定臭気レベルよりも高くない場合には、換気扇に作動停止信号を送信して、換気扇の作動を停止させる。従って、例えばトイレ室内の臭気レベルが、第1設定臭気レベルよりも高いが第2設定臭気レベル以下のような場合には、消臭器の作動だけで消臭を行うことができ、経済的なものにできるとともに、トイレ室内の芳香が放たれ、更には、温度調整された空気を、換気扇の作動によって外に出てしまうようなことを極力抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施の形態のトイレ室の消臭システムを施したトイレ室の概略図、図2は、同システムに用いられる芳香器を説明するためのブロック図、図3は、同システムに用いられる制御装置を説明するためのブロック図、図4は、同システムに用いられる消臭器を説明するためのブロック図、図5は、同システムに用いられる換気扇を説明するためのブロック図である。
【0017】
本発明のトイレ室の消臭システムは、図1に示すように、トイレ室9内に芳香を放つ芳香器1と、トイレ室9内の消臭を行う消臭器3と、トイレ室9内の換気を行う換気扇4と、それらの芳香器1と消臭器3と換気扇4とに有線又は無線(この実施形態では無線)により制御信号を送信可能な制御装置2とを備えている。
【0018】
芳香器1は、この実施形態では、通電によって芳香成分をトイレ室9内に拡散させることができるように構成された電気式の芳香器で、図2に示すように芳香器作動開始部11と、芳香器作動停止部12と、受信部13とを備えている。
【0019】
受信部13は、例えば制御信号である芳香器作動開始信号、あるいは芳香器作動停止信号を制御装置2から受信する。
【0020】
芳香器作動開始部11は、制御装置2から芳香器作動開始信号を受信すると、その芳香器作動開始信号に基づいて芳香器の作動を開始させる。
【0021】
芳香器作動停止部12は、制御装置2から芳香器作動停止信号を受信すると、その芳香器作動停止信号に基づいて芳香器の作動を停止させる。
【0022】
又、芳香器1は、図示しないが、記録装置であるメモリ、制御装置であるCPU、制御装置2と通信するため通信インターフェース等を備えている。
【0023】
そして、上記CPUは、図2の芳香器作動開始部11、芳香器作動停止部12、受信部13として機能する。
【0024】
次に、制御装置2について説明する。この実施形態の制御装置2は、図3に示すように使用開始判定部21と、使用終了判定部22と、第1臭気レベル判定部23と、第2臭気レベル判定部24と、高臭気レベル維持判定部25と、低臭気レベル維持判定部26と、送信部27とを備えている。
【0025】
使用開始判定部21は、トイレ室を使用する使用者によってトイレ室9の使用が開始されたか否かを判定する。又、使用終了判定部22は、使用者によるトイレ室9の使用が終了されたか否かを判定する。
【0026】
この実施形態では、使用開始判定部21は、トイレ室9に設けられた検出装置から受信した使用開始検出信号に基づいて、トイレ室の使用が開始されたとの判定をし、又、使用終了判定部22は、その検出装置から受信した使用終了検出信号に基づいて、トイレ室9の使用が終了されたとの判定をする。
【0027】
詳しくは、トイレ室9には、図示しないが、入室及び退室を検出する検出センサを有する検出装置が設けられている。また、この実施形態の検出センサは、トイレ室9の入り口近傍に設置された赤外線センサから構成され、使用者がトイレ室9に入ってくる(入室)とその入室を検出するとともに、その入室した使用者がトイレ室9から出て行く(退室)とその退室を検出する。
【0028】
又、検出装置は、検出センサが入室を検出した場合に、トイレ室9の使用が開始されたことを検出した旨の使用開始検出信号を制御装置2に送信し、一方、検出センサが退室を検出した場合に、トイレ室9の使用が終了されたことを検出した旨の使用終了検出信号を制御装置2に送信する。
【0029】
第1臭気レベル判定部23は、トイレ室内の臭気が、第1設定臭気レベルとしての設定臭気レベルBよりも高いか否かを、トイレ室内に設置された臭いセンサ5(図1に図示)による検出データに基づいて判定する。
【0030】
臭いセンサ5は、この実施形態では、半導体ガスセンサが用いられている。この半導体ガスセンサは、例えばアンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、トリメチルアミン、酢酸等の臭気ガスの濃度に対応して電気抵抗が変化する構造を有し、その電気抵抗の変化を電圧に変換することによって、ガス濃度を電気的に検出するように構成されたものである。
【0031】
尚、臭いセンサ5は、半導体ガスセンサのものに限らず、例えば水晶振動子式ガスセンサ、即ち、水晶振動子の表面に貼り付けた臭い感応膜に、臭い分子が吸着するとその膜の質量が増加し、それに比例して低下する水晶振動子の共振周波数の低下量を測定することによって臭いの濃度を測るものであっても良い。
【0032】
そして、この臭いセンサ5は、この実施形態では、図1に示すように、トイレ室9内の壁面に、使用者がトイレ室9に設けられた便器91に着座した際の顔(鼻)とほぼ同じ高さ位置に設置されている。ただし、臭いセンサ5の設置位置は、特に限定されず、適宜変更できる。
【0033】
設定臭気レベルBは、通常の人が臭いを弱く感じる程度の臭気レベルとして予め設定されたもので、そのレベルに対応した上記臭いセンサ5による値が該当する。
【0034】
そして、トイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルBよりも高い場合(臭気レベル>設定臭気レベルB、以下、低臭気レベル維持判定部26において同じ)には、第1臭気レベル判定部23は、トイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルBよりも高いとの判定をする。
【0035】
又、制御装置2は、第1臭気レベル判定部23がトイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルBよりも高いとの判定をした場合、その判定に基づいて、消臭器の作動開始信号を生成する。
【0036】
また、制御装置2は、上記使用開始判定部21によって使用が開始されたとの判定をした場合であって、且つ、第1臭気レベル判定部23によって、その開始時におけるトイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルBよりも高いとの判定をした場合に、それらの判定に基づいて、芳香器作動開始信号を生成する。
【0037】
一方、トイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルBよりも高くない場合(臭気レベル≦設定臭気レベルB、以下、低臭気レベル維持判定部26において同じ)には、第1臭気レベル判定部23は、トイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルBよりも高くないとの判定をする。
【0038】
第2臭気レベル判定部24は、上記消臭器の作動開始信号を送信した後におけるトイレ室9内の臭気レベルが、第2設定臭気レベルとしての設定臭気レベルAよりも高いか否かを、上記臭いセンサ5による検出データに基づいて判定する。
【0039】
この設定臭気レベルAは、上記設定臭気レベルBより臭気レベルを高くして設定されたもので、そのレベルに対応した上記センサ5による値が該当する。この実施形態では、通常の人が臭いを強く感じる程度の臭いのレベルである。
【0040】
そして、トイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルAよりも高くない場合(臭気レベル≦設定臭気レベルA、以下、高臭気レベル維持判定部25において同じ)には、第2臭気レベル判定部24は、トイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルAよりも高くないとの判定を行う。
【0041】
一方、トイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルAよりも高い場合(臭気レベル>設定臭気レベルA、以下、高臭気レベル維持判定部25において同じ)には、第2臭気レベル判定部24は、トイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルAよりも高いとの判定を行う。
【0042】
又、上記高いとの判定を行った場合、制御装置2は、その判定に基づいて、換気扇の作動開始信号を生成する。
【0043】
高臭気レベル維持判定部25は、上記換気扇の作動開始信号を送信した後におけるトイレ室9内の臭気レベルが未だ臭気レベルAより高い状態を維持しているか否かを判定するもので、具体的には、トイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルAよりも高いか否かを、上記臭いセンサ5による検出データに基づいて判定する。
【0044】
そして、トイレ室内の臭気レベルが未だ設定臭気レベルAよりも高い場合、高臭気レベル維持判定部23は、未だ設定臭気レベルAよりも高い状態を維持しているとの維持判定を行う。一方、トイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルAよりも高くない場合は、設定臭気レベルAよりも高い状態を維持していないとの判定を行う。
【0045】
又、上記維持していないとの判定を行った場合には、制御装置2は、その判定に基づいて、換気扇の作動停止信号を生成する。
【0046】
低臭気レベル維持判定部26は、第2臭気レベル判定部24によって設定臭気レベルAよりも高くないとの判定を行った後、又は、高臭気レベル維持判定部25によって設定臭気レベルAよりも高い状態を維持していないとの判定を行った後におけるトイレ室内の臭気レベルが臭気レベルBより高い状態を維持しているか否かを判定するもので、具体的には、トイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルBよりも高いか否かを、上記臭いセンサ5による検出データに基づいて判定する。
【0047】
そして、トイレ室内の臭気レベルが未だ設定臭気レベルBよりも高い場合、低臭気レベル維持判定部26は、上記設定臭気レベルBよりも高い状態を維持しているとの維持判定を行う。一方、トイレ室内の臭気レベルが設定臭気レベルBよりも高くない場合は、上記設定臭気レベルBよりも高い状態を維持していないとの判定を行う。
【0048】
又、低臭気レベル維持判定部26が上記高い状態を維持していないとの判定を行った場合には、制御装置2は、その判定に基づいて、消臭器の作動停止信号を生成する。
【0049】
また、制御装置2は、上記使用開始判定部21によりトイレ室9の使用が開始されたとの判定をした後、上記使用終了判定部22によりトイレ室9の使用が終了されたとの判定をする前に、上記低臭気レベル維持判定部26によって維持していないとの判定をした場合は、その維持していないとの判定に基づいて、芳香器作動停止信号を生成する。或いは、上記使用開始判定部21によりトイレ室9の使用が開始されたとの判定をした後、上記低臭気レベル維持判定部26によって維持していないとの判定をする前に、上記使用終了判定部22によりトイレ室9の使用が終了されたとの判定をした場合、その使用が終了されたとの判定に基づいて、制御装置2は、芳香器作動停止信号を生成する。
【0050】
送信部27は、例えば制御信号である芳香器作動開始信号や芳香器作動停止信号を芳香器1に送信し、又、例えば制御信号である消臭器の作動開始信号や消臭器の作動停止信号を消臭器3に送信する。また、送信部27は、例えば制御信号である換気扇の作動開始信号や換気扇の作動停止信号を換気扇4に送信する。
【0051】
又、制御装置2は、図示しないが、記録装置であるメモリ、制御装置であるCPU、表示装置である表示部、消臭器3及び換気扇4と通信するため通信インターフェース等を備えている。
【0052】
そして、上記CPUは、図3の使用開始判定部21、使用終了判定部22、第1臭気レベル判定部23、第2臭気レベル判定部24、高臭気レベル維持判定部25、低臭気レベル維持判定部26、送信部27として機能する。
【0053】
次に、消臭器3について説明する。消臭器3は、この実施形態では、図示しないフィルタを備えた、いわゆるフィルタ式のもので、消臭器3の作動に伴い臭い分子をフィルタに吸着して分解するものが用いられている。尚、本システムに用いられる消臭器3の種類等は、特に限定されず、適宜変更できる。例えば触媒を用いるもの、あるいは、オゾンを用いるもの等、従来から消臭器として使用されているものを用いることができ、適宜変更できる。
【0054】
又、消臭器3は、図4に示すように、消臭器作動開始部31と、消臭器作動停止部32と、受信部33とを備えている。
【0055】
消臭器作動開始部31は、制御装置2から消臭器の作動開始信号を受信した場合に、その信号に基づいて消臭器3の作動を開始させる。
【0056】
消臭器作動停止部32は、制御装置2から消臭器の作動停止信号を受信した場合に、その信号に基づいて消臭器3の作動を停止させる。
【0057】
受信部33は、例えば消臭器の作動開始信号、消臭器の作動停止信号を制御装置2から受信する。
【0058】
又、消臭器3は、図示しないが、記録装置であるメモリ、制御装置であるCPU、制御装置2と通信するため通信インターフェース等を備えている。
【0059】
そして、上記CPUは、図2の消臭器作動開始部31、消臭器作動停止部32、受信部33として機能する。
【0060】
次に、換気扇4について説明する。この実施形態の換気扇4は、図1に示すように回転可能に設置されたファン40を備え、トイレ室9の側壁の上部に配置されている。又、換気扇4は、図5に示すように換気扇作動開始部41と、換気扇作動停止部42と、受信部43とを備えている。
【0061】
換気扇作動開始部41は、上記換気扇の作動開始信号を制御装置2から受信した場合に、その信号に基づいて、換気扇4の作動を開始させる、即ち、ファン40の回転を開始させる。
【0062】
換気扇作動停止部42は、上記換気扇の作動停止信号を制御装置2から受信した場合に、その信号に基づいて、換気扇4の作動を停止させる、即ち、ファン40の回転を停止させる。
【0063】
受信部43は、例えば上記換気扇の作動開始信号、上記換気扇の作動停止信号を制御装置2から受信する。
【0064】
又、換気扇4は、図示しないが、記録装置であるメモリ、制御装置であるCPU、制御装置2と通信するため通信インターフェース等を備えている。
【0065】
そして、上記CPUは、図4の換気扇作動開始部41、換気扇作動停止部42、受信部43として機能する。
【0066】
次に、本システムの動作について、図6〜図9に基づいて説明する。尚、説明の都合上、トイレ室9内における臭いがほとんどない状態から説明する。
【0067】
まず、制御装置2は、トイレ室9の使用が開始された否かを判定する(図6、ステップS1)。このステップS1において、制御装置2がトイレ室9の使用が未だ開始されていないとの判定をした場合は、制御を戻して使用が開始されるのを待つ。
【0068】
一方、ステップS1において、制御装置2がトイレ室9の使用が開始されたとの判定をした場合、そのトイレ室9の使用開始時、即ち、上記判定時におけるトイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルBより高いか否かを判定する(図6、ステップS2)。
【0069】
このステップS2において、制御装置2が設定臭気レベルBより高くないとの判定をした場合、後述のステップS14に移る。例えば図9に示すように、トイレ室9への入室があった時刻t1において、トイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルBより低いとの判定をする。
【0070】
一方、制御装置2は、設定臭気レベルBより高いとの判定をした場合、芳香器作動開始信号を生成して芳香器1に送信するとともに、消臭器の作動開始信号を生成して消臭器3に送信する。受信した芳香器1及び消臭器3は、夫々作動を開始する(図6、ステップS3)。
【0071】
例えば図9に示すように、トイレ室9への入室があった時刻t5において、トイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルBより高いとの判定をし、芳香器作動開始信号を生成して芳香器1に送信するとともに、消臭器の作動開始信号を生成して消臭器3に送信する。
【0072】
次に、制御装置2は、トイレ室9の使用が終了されたか否かを判定する(図6、ステップS4)。ステップS4において、制御装置2によって使用が終了されたとの判定がなされた場合は、後述のステップS31に移る。
【0073】
ステップS4において、使用が終了されていないとの判定をした場合、制御装置2は、トイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルAより高いか否かを判定する(図6、ステップS5)。このステップS5において、制御装置2が設定臭気レベルAより高くないとの判定をした場合、後述のステップS11に移る。
【0074】
ステップS5において、設定臭気レベルAより高いとの判定をした場合、制御装置2は、換気扇の作動開始信号を生成して換気扇4に送信する。そして、それを受信した換気扇4は、作動を開始する(図6、ステップS6)。
【0075】
例えば図9に示すように、時刻t3で、制御装置2は、トイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルAより高いとの判定をし、換気扇4は、作動を開始する。
【0076】
その後、制御装置2は、トイレ室9の使用が終了されたか否かを判定する(図7、ステップS7)。ステップS7において、制御装置2によって使用が終了されたとの判定がなされた場合は、後述のステップS32に移る。
【0077】
ステップS7において、使用が終了されていないとの判定をした場合、制御装置2は、トイレ室9の臭気レベルが未だ設定臭気レベルAより高いか否かを判定する(図7、ステップS8)。このステップS8において、制御装置2は、未だ設定臭気レベルAより高いとの判定をした場合、制御を戻して設定臭気レベルA以下になるのを待つ。
【0078】
一方、ステップS8において、設定臭気レベルAより高くないとの判定をした場合、制御装置2は、換気扇の作動停止信号を生成し換気扇4に送信する。それを受信した換気扇4は、作動を停止する(図7、ステップS9)。
【0079】
例えば図9に示すように、時刻t4で、制御装置2は、トイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルA以下になったとの判定をし、換気扇4は、作動を停止する。
【0080】
その後、制御装置2は、トイレ室9の使用が終了されたか否かを判定する(図7、ステップS10)。ステップS10において、制御装置2によって使用が終了されたとの判定がなされた場合は、後述のステップS33に移る。
【0081】
ステップS10において、使用が終了されていないとの判定をした場合、制御装置2は、トイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルBより高いか否かを判定する(図7、ステップS11)。このステップS11において、設定臭気レベルBより高いとの判定をした場合、制御装置2は、制御を上記ステップS5に戻す。
【0082】
一方、ステップS11において、制御装置2は、設定臭気レベルBより高くないとの判定をした場合、芳香器作動停止信号を生成して芳香器1に送信するとともに、消臭器の作動停止信号を生成して消臭器3に送信する。そして、受信した芳香器1及び消臭器3は、夫々、作動を停止する(図7、ステップS12)。
【0083】
例えば図9に示すように、時刻t6で、制御装置2は、トイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルB以下になったとの判定をし、芳香器1及び消臭器3は、夫々、作動を停止する。
【0084】
次に、制御装置2は、トイレ室9の使用が終了されたか否かを判定する(図7、ステップS13)。ステップS13において、使用が終了されていないとの判定をした場合、制御装置2は、制御を戻して使用が終了されるのを待つ。一方、制御装置2は、使用が終了されたとの判定をした場合は、制御を上述のステップS1に戻し、上述のステップを繰り返す。
【0085】
又、上述のステップS2において、使用開始時の臭気レベルが設定臭気レベルBより高くないとの判定をした場合は、図8のステップS14に移り、その後におけるトイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルBより高くなったか否かを判定する。そして、設定臭気レベルBより高いとの判定をした場合、制御装置2は、消臭器の作動開始信号を生成して消臭器3に送信し、受信した消臭器3は、作動を開始する(図8、ステップS15)。
【0086】
例えば図9に示すように、時刻t2で、制御装置2は、トイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルB以上になったとの判定をし、消臭器3は作動を開始する。
【0087】
その後、上述のステップS5、S6、S8、S9、S11と同じステップをとる。即ち、制御装置2は、トイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルAより高いか否かを判定し(図8、ステップS16)、設定臭気レベルAより高いとの判定をした場合、制御装置2は、換気扇の作動開始信号を生成して換気扇4に送信し、それを受信した換気扇4は、作動を開始する(図8、ステップS17)。一方、設定臭気レベルAより高くないとの判定をした場合、後述のステップS20に移る。
【0088】
次に、制御装置2は、トイレ室9の臭気レベルが未だ設定臭気レベルAより高いか否かを判定し(図8、ステップS18)、設定臭気レベルAより高くないとの判定をした場合は、制御装置2は、換気扇の作動停止信号を生成し換気扇4に送信し、それを受信した換気扇4は、作動を停止する(図8、ステップS19)。
【0089】
その後、制御装置2は、トイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルBより高い状態を維持しているか否かを判定し(図8、ステップS20)、維持していないとの判定をした場合、制御装置2は、消臭器の作動停止信号を生成し消臭扇3に送信し、それを受信した消臭器3は、作動を停止する(図8、ステップS21)。
【0090】
又、上述のステップS4において、制御装置2は、使用が終了されたとの判定をした場合、芳香器作動停止信号を生成して芳香器1に送信する。そして、それを受信した芳香器1は、作動を停止する(図6、ステップS31)。その後、上述のステップS16〜ステップS21をとる。
【0091】
また、上述のステップS7において、制御装置2は、使用が終了されたとの判定をした場合、上述のステップS4の場合と同様に、芳香器作動停止信号を生成して芳香器1に送信し、それを受信した芳香器1は、作動を停止する(図7、ステップS32)。その後、上述のステップS18〜ステップS21をとる。
【0092】
又、上述のステップS10において、制御装置2は、使用が終了されたとの判定をした場合も、同様に、芳香器作動停止信号を生成して芳香器1に送信し、それを受信した芳香器1は、作動を停止する(図7、ステップS33)。その後、上述のステップS20、ステップS21をとる。
【0093】
尚、上記実施形態では、トイレ室の臭気レベルに応じて消臭器3と換気扇4とを作動させるようにしているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。
【0094】
例えば、消臭器3と換気扇4とを有しないものとし、制御装置2は、トイレ室の使用が開始され、且つ、その使用開始時におけるトイレ室の臭気レベルが設定レベルよりも高い場合に芳香器を作動させるように制御するようにしても良い。
【0095】
詳しくは、制御装置2は、図10に示すように、トイレ室の使用が開始されたか否かを判定する使用開始判定部21と、トイレ室の使用が終了されたか否かを判定する使用終了判定部22と、トイレ室の臭気レベルが設定臭気レベルBより高いか否かを判定する臭気レベル判定部28と、芳香器作動開始信号や芳香器作動停止信号を芳香器に送信する送信部27とを備えたものとする。
【0096】
そして、図11に示すように、制御装置2は、トイレ室9の使用が開始された否かを、判定する(図11、ステップS101)。このステップS101において、制御装置2がトイレ室9の使用が開始されていないとの判定をした場合は、トイレ室9の使用が開始されるまで待つ。
【0097】
一方、ステップS101において、制御装置2がトイレ室9の使用が開始されたとの判定をした場合、その判定時におけるトイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルBより高いか否かを判定する(図11、ステップS102)。
【0098】
このステップS2において、制御装置2が設定臭気レベルBより高くないとの判定をした場合、後述のステップS107に移る。
【0099】
一方、設定臭気レベルBより高いとの判定をした場合、制御装置2は、芳香器作動開始信号を生成して芳香器1に送信する。受信した芳香器1は、作動を開始する(図11、ステップS103)。
【0100】
次に、制御装置2は、トイレ室9の使用が終了されたか否かを判定する(図11、ステップS104)。ステップS104において、制御装置2によって使用が終了されたとの判定がなされた場合は、芳香器作動停止信号を生成して芳香器1に送信する。そして、それを受信した芳香器1は、作動を停止する(図11、ステップS108)。
【0101】
ステップS104において、使用が終了されていないとの判定をした場合、制御装置2は、トイレ室9の臭気レベルが設定臭気レベルBより高いか否かを判定する(図11、ステップS105)。このステップS105において、設定臭気レベルBより高いとの判定をした場合、上記ステップS104に戻す。
【0102】
ステップS105において、設定臭気レベルBより高くないとの判定をした場合、制御装置2は、芳香器作動停止信号を生成して芳香器1に送信する。そして、それを受信した芳香器1は、作動を停止する(図11、ステップS106)。
【0103】
その後、制御装置2は、トイレ室9の使用が終了されたか否かを判定する(図11、ステップS107)。ステップS107において、使用が終了されていないとの判定をした場合、制御装置2は、制御を戻して使用が終了されるのを待つ。
【0104】
一方、ステップS107において、制御装置2は、使用が終了されたとの判定をした場合は、制御を上述のステップS101に戻し、上述のステップを繰り返す。
【0105】
また、上記実施形態では、トイレ室内に消臭器3と換気扇4との両方を作動させるようにしているが、この形態のものに限らず、何れか一方を作動させるようにしても良く、適宜変更できる。
【0106】
又、上記実施形態では、制御装置2を、芳香器1、消臭器3、換気扇4と別途に設けたものとしているが、例えば芳香器1、消臭器3又は換気扇4に組み込んで付設したものとしても良く、適宜変更できる。
【0107】
又、上記実施形態では、設定臭気レベルBを、通常の人が臭いを弱く感じる程度の低臭気レベルに、設定臭気レベルAを、通常の人が臭いを、設定臭気レベルBよりも強く感じる程度の高臭気レベルに、夫々設定しているが、この形態のものに限らず、設定臭気レベルA及び設定臭気レベルBを任意に設定できる。
【0108】
また、上記実施形態では、トイレ室の使用が終了された場合とトイレ室の臭気レベルが設定レベルB以下の場合との少なくとも一方に該当した場合に芳香器作動停止信号を生成して芳香器に送信し、芳香器はその受信した芳香器作動停止信号に基いて芳香器の作動を停止するようにしているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。
【0109】
例えばトイレ室の使用が終了された場合に芳香器作動停止信号を生成し、又は、トイレ室の臭気レベルが設定レベルB以下の場合に芳香器作動停止信号を生成するようにしても良い。
【0110】
又、芳香器は、芳香器作動停止信号に基いて作動を停止する形態のものに限らず、例えば作動を開始してから一定時間後に停止させるようにしても良い。
【0111】
又、上記実施形態では、使用開始判定部は、トイレ室9に設置された赤外線センサによる使用者の入室を検出した場合の信号に基づいて、トイレ室の使用が開始されたか否かを判定し、使用終了判定部は、その赤外線センサによる使用者の退室の検出に基いて、トイレ室の使用が終了されたか否かを判定しているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。
【0112】
例えばトイレ室の便器に設けられた便座又は便器近傍の床面に圧力センサを設けておき、使用者が着座した場合に圧力センサにかかる圧力の変化によって、あるいは、便器の下部に距離センサを設けておき、使用者が着座した場合に使用者の足が距離センサを遮ることによる距離の変化によって、使用者が便座への着座を検出した場合にトイレ室の使用が開始されたものとし、その信号に基づいてトイレ室の使用が開始されたとの判定をするとともに、使用者が着座した便座から離れたことを検出した場合の信号に基づいてトイレ室の使用が終了されたとの判定をするようにしても良い。
【0113】
更には、トイレ室のドアの開閉を検出する検出センサを設置してその開閉検出センサによるドアの開閉の検出に基づいてトイレ室の使用の開始及び終了を判定しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0114】
【図1】本発明の一実施の形態の消臭システムを施したトイレ室の概略図である。
【図2】同システムに用いられる芳香器を説明するためのブロック図である。
【図3】同システムに用いられる制御装置を説明するためのブロック図である。
【図4】同システムに用いられる消臭器を説明するためのブロック図である。
【図5】同システムに用いられる換気扇を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明のシステムの動作を説明するためのフローチャートの一部である。
【図7】本発明のシステムの動作を説明するためのフローチャートの他の一部である。
【図8】本発明のシステムの動作を説明するためのフローチャートの更に他の一部である。
【図9】臭気レベルと、芳香器と、消臭器と、換気扇と、入室との関係を示す説明図である。
【図10】他の実施形態のトイレ室の消臭システムに用いられる制御装置を説明するためのブロック図である。
【図11】他の実施形態のトイレ室の消臭システムの動作を説明するためのフローチャートの一部である。
【符号の説明】
【0115】
1 芳香器
2 制御装置
3 消臭器
4 換気扇
9 トイレ室

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トイレ室内に芳香を放つ芳香器と、その芳香器に制御信号を送信可能な制御装置とを備えたトイレ室の消臭システムであって、
前記制御装置は、前記トイレ室の使用が開始されたか否かを判定する使用開始判定部によって、前記開始されたとの判定をした場合であって、且つ、その開始時におけるトイレ室内の臭気レベルが第1設定臭気レベルよりも高いか否かを判定する第1臭気レベル判定部によって、前記臭気レベルが第1設定臭気レベルよりも高いとの判定をした場合に、芳香器作動開始信号を芳香器に送信することを特徴とするトイレ室の消臭システム。
【請求項2】
前記トイレ室内に、制御装置からの制御信号を受信可能な消臭器と換気扇との少なくとも一つが設けられ、
前記制御装置は、前記第1臭気レベル判定部によって、前記臭気レベルが第1設定臭気レベルよりも高いとの判定をした場合に、前記消臭器と換気扇との少なくとも一つに作動開始信号を送信することを特徴とする請求項1記載のトイレ室の消臭システム。
【請求項3】
前記トイレ室内に、消臭器と換気扇とが設けられ、
前記制御装置は、前記第1設定臭気レベルよりも高いとの判定に基づいて消臭器に作動開始信号を送信するとともに、前記消臭器に作動開始信号を送信した後における前記トイレ室内の臭気レベルが、第1設定臭気レベルより高いレベルの第2設定臭気レベルよりも高いか否かを判定する第2臭気レベル判定部によって、前記第2設定臭気レベルよりも高いとの判定をした場合に、その判定に基づいて、換気扇に作動開始信号を送信することを特徴とする請求項2記載のトイレ室の消臭システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記換気扇に作動開始信号を送信した後における前記トイレ室内の臭気レベルが、前記第2設定臭気レベルよりも高い状態を維持しているか否かを判定する高臭気レベル維持判定部によって、前記維持していないとの判定をした場合に、その判定に基づいて、換気扇に作動停止信号を送信することを特徴とする請求項3記載のトイレ室の消臭システム。
【請求項5】
トイレ室内に芳香を放つ芳香器と、その芳香器に制御信号を送信可能な制御装置とを用いてトイレ室の消臭を行うトイレ室の消臭方法であって、
前記制御装置に、前記トイレ室の使用が開始されたか否かを判定させて、前記開始されたとの判定をした場合であって、且つ、その開始時におけるトイレ室内の臭気レベルが第1設定臭気レベルよりも高いか否かを判定させて、前記臭気レベルが第1設定臭気レベルよりも高いとの判定をした場合に、芳香器作動開始信号を芳香器に送信させることを特徴とするトイレ室の消臭方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−155832(P2009−155832A)
【公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−332762(P2007−332762)
【出願日】平成19年12月25日(2007.12.25)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】