説明

トイレ空間の空気清浄方法

【課題】
実効性のある、トイレ空間の空気清浄方法の提供。
【解決手段】
ファンを駆動させることにより筐体の下側に位置する吸込口から取り込まれたトイレ空間内の空気を浄化した後に前記浄化された空気を前記筐体の上側に位置する吹出口から送出する空気清浄機を用いたトイレ空間の空気清浄方法であって、前記ファンの駆動は、前記トイレ空間にユーザ不在の間に前記トイレの床面に向かって所定時間なされる送風の後に、前記ファンの駆動がなされる、トイレ空間の空気清浄方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレ空間の空気清浄方法に関する。
【背景技術】
【0002】
トイレ空間の空気清浄方法に関しては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。すなわち、この特許文献1に開示されたトイレ空間の空気清浄方法は、トイレ空間にユーザが入室すると同時に空気清浄機を作動させるものである。しかして、この空気清浄機は、ファンを駆動させることにより筐体の上部に位置する吸込口から取り込まれたトイレ空間内の空気を浄化した後に前記浄化された空気を筐体の下部に位置する吹出口から送出するものである。
【特許文献1】特開平1−270835号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記したトイレ空間の空気清浄方法を採用した場合、浄化されるべき空気は、筐体の上部に位置する吸込口から取り込まれるので、上昇する。トイレ空間に設置された洋式便器上の便座に着座するユーザは、この上昇する、浄化されるべき空気は、大なり小なり、晒されるので、決して好ましいものではない。更に、トイレ空間にユーザが入室しなくても、トイレ空間内への空気の出入りはあるので、床面に塵(細かいごみ、ほこり)が堆積することは不可避であり、ユーザの入室した時しか空気清浄しないのは、決して推奨されるものではない。
【0004】
それ故、本発明は、上記の問題点に鑑み、トイレ空間の空気の清浄を実効あらしめることができる方法を提供することを、技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術的課題を解決するために、本発明にて講じた技術的手段は、請求項1記載のように、
「ファンを駆動させることにより筐体の下側に位置する吸込口から取り込まれたトイレ空間内の空気を浄化した後に前記浄化された空気を前記筐体の上側に位置する吹出口から送出する空気清浄機を用いたトイレ空間の空気清浄方法であって、前記ファンの駆動は、前記トイレ空間にユーザ不在の間に前記トイレの床面に向かって所定時間なされる送風の後に、前記ファンの駆動がなされる、トイレ空間の空気清浄方法」
である。
【0006】
しかして、前記ファンの駆動は、前記ユーザが不在である限り、周期的に、所定時間行うこと(請求項2)や、前記空気の清浄度合が基準値に達するまでをなされる(請求項3)のが好ましい。
【0007】
また、前記トイレの床面に向かって所定時間なされる送風は、前記ファンを駆動することによってなされる(請求項4)のが好ましく、前記ユーザの不在は、前記ユーザの前記トイレ空間からの退室により認知される(請求項5)が好ましい。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、トイレ空間にユーザが不在の時、トイレの床面への送風により、群集する塵が分散された後、ファンが駆動されて、分散された塵を含む空気が、筐体の下側に位置する吸込口から取り込まれ、浄化される。そして、浄化された空気が、筐体の上側に位置する吹出口からトイレ空間内に送出される。しかして、空気の浄化は、トイレ空間にユーザが不在の時になされるので、ユーザが浄化される前の空気に晒されることはない。また、分散された塵を含んだ空気を浄化するので、群集する塵を含む空気を浄化する場合に比べて、浄化効率が良い。更に、浄化されるべき空気は、空気清浄機の筐体の下側に位置する吸入口から取り込まれるので、空気清浄機の筐体の上側に位置する吸入口から取り込まれる場合に比べて、移動距離が短く、浄化効率が良い。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、ユーザの出入りがなくても外から塵埃が入ってくることがあるため、定期的に空気清浄を行うことで、トイレ空間内の空気を常に所定の清浄状態に保つことが出来る。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、空気の清浄度合が基準値に達するまでをなされる空気清浄がなされるので、トイレ空間内の空気を常に所定の清浄状態に保つことが出来る。
【0011】
請求項4に記載の発明によれば、トイレの床面に向かって所定時間なされる送風は、前記ファンを駆動することによって行うので、専用のファンを設ける必要がない。
【0012】
請求項5に記載の発明によれば、前記ユーザの不在は、前記ユーザの前記トイレ空間からの退室により認知されるので、例えば、既存の機構を利用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を基に説明する。
【0014】
図1は、本発明に係るトイレ用空気清浄装置1の斜視図である。
【0015】
トイレ用空気清浄装置1は、トイレ空間10の空気を清浄化するためのものである。本実施形態において、「空気を清浄化する」とは、空気中の埃の除去(除塵)、空気の脱臭(消臭)、空気への芳香の付与、などを意味する。
【0016】
トイレ用空気清浄装置1は、筐体2と、流路3と、吸込口4と、吹出口5と、ファン6と、除塵フィルタ7と、を備えている。
【0017】
筐体2は、トイレ空間10の床面10aに設置される。筐体2は、トイレ背面用の収納棚であって、洋式便器8の背面側に設置されたロータンク9を内部に収容可能である。筐体2には、前面パネル21が設けられている。前面パネル21は、洋式便器8を挟んで配置されている。前面パネル21は、筐体2の内部に設けられた収納部(図示なし)を開閉するものである。本実施形態では、トイレ背面用の収納棚に空気清浄機能が組み込まれている。ロータンク9の周辺のデッドスペースを利用することで、トイレ用空気清浄装置1の設置にともなって実質的なスペースが狭くなることを最小限にできる。また、ロータンク9の周辺の配管等が筐体2の内部に隠れ、床面10aの掃除もしやすくなる。
【0018】
筐体2の内部には、流路3が設けられている。流路3は、空気の通路であって、筐体2の内部にて延在している。
【0019】
筐体2の前面パネル21には、吸込口4が設けられている。吸込口4は、前面パネル21の下端部22に配置されており、洋式便器8の座面8aより低い位置で側方に開口している。本実施形態のトイレ用空気清浄装置1は、2つの吸込口41、42を備えている。2つの吸込口41、42は、洋式便器8を挟んで設けられている。
【0020】
筐体2の上面には、吹出口5が設けられている。吹出口5は、吸込口4より上方に配置されており、上方に開口し、流路3を介して吸込口4と連通している。
【0021】
流路3には、ファン6が設けられている。ファン6は、風量可変式のもので、公知のシロッコファン、プロペラファンなどが適用可能である。ファン6は、吸込口4と吹出口5の間に配置されている。ファン6は、筐体2の上面に設けられた吹出口5に向けて送風する。ファン6は、2つの吸込口41、42のうち、吸込口42の近傍に設置されている。ファン6が作動すると、トイレ空間10の空気が吸込口41、42に吸い込まれ、流路3を通った後、吹出口5から吹き出される。
【0022】
本実施形態では、ファン6は、2つの吸込口41、42のうち、吸込口42の近傍に設置されている。この場合、吸込口41と吸込口42とでは、吸引力(空気の吸引/吸込速度)が異なる。本実施形態では、吸引力を均一にするため、吸込口41、42からファン6に至る流路の幅(径)を調整して、吸込口41、42共にほぼ同一の吸込速度(吸込風速)となるようにしている。具体的には、ファン6に近い方の吸込口42の流路の幅(径)を狭くすることで、ファン6から遠い方の吸込口41の風速を吸込口42と同程度にすることができる。
【0023】
吸込口4には、ルーバー12が設けられる。ルーバー12は、空気の吸い込み方向を調節するもので、ルーバー12の方向は、前後左右に可変である。空気が床面10aから吸込口4に向かうように空気の吸い込み方向をルーバー12で調節することで、床面10a付近にある塵がより効率的に吸込口4に吸い込まれ、装置の吸塵性能がより高まる。なお、ルーバー12の方向は、空気が床面10aから吸込口4に向かうように固定されていてもよい。なお、ルーバー12が除塵フィルタ7の前面に設置されれば、除塵フィルタ7が筐体2の外部からは直接見えなくなるので、装置の外観も良好となる。
【0024】
吹出口5にも、吸込口4と同様に、ルーバー13が設けられる。ルーバー13は、空気の吹き出し方向を調節するもので、ルーバー13の方向は、前後左右に可変である。ルーバー13の方向を適宜調節することで、トイレ空間10の空気がより循環しやすくなり、吹出口5から吸込口4に向かう流れがつくられる。これにより、空気中にある塵や床面10aに堆積した塵がより効率的に吸込口4に吸い込まれ、吸塵性能がより高まる。なお、ルーバー13の方向は、吹出口5から吸込口4に向かう空気の流れがつくられるように固定されていてもよい。
【0025】
流路3には、除塵フィルタ7が設けられている。除塵フィルタ7は、埃(細かいごみ、塵)を除去するためのもので、吸込口41とファン6の間、吸込口42とファン6の間にそれぞれ設けられている。除塵フィルタ7は、PPフィルタ、不繊布、HEPAフィルタなどが適用可能である。除塵フィルタ7は、1種類のものを用いてもよいし、複数種類のものを用いてもよい。除塵フィルタ7は、吸込口41、42の近傍に設置されている。吸込口41、42は、上述した様に、開閉式の前面パネル21に設けられるので、除塵フィルタ7を吸込口41、42の近傍に設置することで、除塵フィルタ7の清掃や交換などが行いやすくなる。
【0026】
流路3には、さらに、脱臭フィルタ14と、芳香剤15が設けられている。脱臭フィルタ14は、空気を脱臭(消臭)するためのもので、ファン6と吹出口5の間に設けられている。芳香剤15は、空気に芳香を付与するためのもので、ファン6と吹出口5の間に設けられている。脱臭フィルタ14および芳香剤15は、吹出口5の近傍に設置されており、交換などが行いやすくなっている。
【0027】
本実施形態では、除塵フィルタ7、脱臭フィルタ14および芳香剤15が、吸込口4を起点として、除塵フィルタ7、脱臭フィルタ14、芳香剤15の順に配置されている。この場合、吸込口4に吸い込まれた空気が除塵フィルタ7によってまず除塵され、脱臭フィルタ14および芳香剤15に埃などが付着しない。次に、脱臭(消臭)が行われ、無臭の空気が生成される。その後、芳香剤15によって芳香が空気に付与され、清浄化された空気が吹出口5から吹き出される。このように、除塵フィルタ7、脱臭フィルタ14、芳香剤15の好適な配置によって、トイレ空間10の空気が効率的に清浄化される。
【0028】
また、本実施形態では、ファン6の前(上流)に除塵フィルタ7が配置され、ファン6の後(下流)に脱臭フィルタ14および芳香剤15が配置されている。この構造によれば、除塵フィルタ7による圧損の影響をより小さくできると共に、装置の内部への埃などの進入を防止できる。
【0029】
また、本実施形態では、2つの吸込口41、42が設けられるので、より効率的な除塵(吸塵)が可能となる。
【0030】
トイレ用空気清浄装置1は、さらに、人検知センサ16と、清浄度センサ17と、制御パネル18を備えている。人検知センサ16は、ユーザのトイレ空間10への入室及びトイレ空間10からの退室を検知するものである。人検知センサ16は、筐体2の上部に設けられている。本実施形態では、ユーザの入室および退室の検知結果(検知状況)に基づいて、ファン6のON/OFF制御が行われる。清浄度センサ17は、トイレ空間10の空気の清浄度合(埃の量、臭いの程度など)を検知するものであって、公知の埃センサや臭いセンサなどが適用可能である。清浄度センサ17は、筐体2の下部に設けられている。清浄度センサ17は、筐体2の下部のうち、吸込口4の近傍に配置されている。制御パネル18は、筐体2の前面パネル21に設けられている。制御パネル18には、各種SW(スイッチ)類が配置されており、自動運転(人検知センサで反応)や、手動運転(ファンの風量を好みで変えることができる)などの運転モードをユーザが切り替えることができる。制御パネル18には、装置のON/OFFスイッチ(主電源)、自動運転/手動運転切り替えスイッチ、手動運転時のファン6のON/OFFスイッチ、手動運転時の風速設定スイッチ(弱・中・強の切り替え)が配置されている。
【0031】
トイレ用空気清浄装置1は、さらに、埃巻き上げ用吹出口19を備えている。埃巻き上げ用吹出口19は、筐体2の前面パネル21の下端部22に設けられている。埃巻き上げ用吹出口19は、吸込口4と隣接して配置されている。埃巻き上げ用吹出口19は、トイレ空間10の床面10aに向かって空気を吹き出すことによって、床面10aに堆積した埃を巻き上げる。埃巻き上げ用吹出口19は、埃巻き上げ用流路19aおよび埃巻き上げ用切り替え弁19bを介して、流路3と連通している。
【0032】
図2および図3は、トイレ用空気清浄装置1の他の実施形態を示す斜視図である。図3に示す様に、手洗い23の下方のスペースを用いてもよい。
【0033】
次に、トイレ用空気清浄装置1で行われる制御の態様について、図4を参照して説明する。
【0034】
(自動モードの場合)
人検知センサ16によりユーザの入室を検知すると、ファン6が弱風で作動する(もしくは停止状態)。ファン6が弱風で作動する場合は、風量が気にならない程度で空気清浄効果が得られる。
【0035】
ユーザの退室を検知したら、一定時間ファン6が強風で作動し、埃や臭いを強力に除去する。ファン6は、ある設定された時間が経過したら停止する。または、埃センサや臭いセンサなどの清浄度センサ17が付いている場合は、清浄度センサ17で空気が清浄になったこと(空気の清浄度合が所定のレベルになったこと)を検知したタイミングでファン6を停止する。退室からの時間の場合はユーザの在室時間に関わらず、空気清浄効果を上げることができ、次の人が入るときの不快感を低減できる。また、汚れの程度は毎回状況に応じて異なるため、清浄度センサ17を用いた制御の方が、より効果的な空気の清浄化が可能である。
【0036】
ユーザが退室してトイレ空間10に誰もいない時でも、一定時間経過した場合には、自動的に一定時間、ファン6を強風で作動させる。ユーザの出入りがなくても、塵埃は堆積するため、定期的な空気の清浄化が効率的である。
【0037】
上記のように、ファン6が強風モードで作動しているときにユーザが入室した場合、ファン6は弱風モードへ切り替えられ、入室者が強風による不快感を感じないようにする。もしくはファン6を停止させる。
【0038】
一定周期(例えば1日に1回)、ユーザが退室しているタイミングで、埃巻き上げ用の配管(図5参照)に切り替え、一定時間(数分程度)埃を巻き上げた後、通常の配管に切り替え、再度、空気清浄を行う。一旦沈降した埃の巻き上げが起こり(つまり塵が分散されて)、空気清浄効果をより上げることができる。すなわち、塵は、トイレ空間内の所定の場所に群集することが経験則上明らかであるが、かような群集した塵を含んだ空気を清浄するよりも分散された塵を含む空気を清浄する場合とでは、後者の方が、効率が良くなる。なぜなら、分散した塵を含む空気は、群集した塵を含む空気に比べて、容易に吸引し易いからからである。
【0039】
(手動モードの場合)
制御パネル18のSW(スイッチ)を手動に切り替えると、自動モードから手動モードに切り替わり、任意にファン6を運転することが可能となる。ユーザは、トイレ掃除の時やトイレ空間10の除塵が不十分な時に、制御パネル18のスイッチを手動側に切り替えた後に、風量切替SW(風量選択SW)を弱・中・強より選択する。次に、手動ファンON/OFFスイッチを押してファン6を作動させることができる。
【0040】
(目詰まり検知)
ある期間使用すると除塵フィルタ7には埃が堆積して、目詰まり状態となり、吸塵能力が著しく低下してしまうので、ファン6の作動時間をカウントするタイマーが設置してあり、一定時間経過すると、目詰まりアラーム(制御パネルに設置)にてフィルタ交換を知らせる。この目詰まり検知には、フィルタ部分の風速や風量を計測しておいて、目詰まりにより風速や風量が低下したことを検知して目詰まりを知らせるようにすることも可能である。
【0041】
以上説明した様に、本発明のトイレ用空気清浄装置1の制御方法によれば、ユーザの退室後、ファン6が一定時間作動するため、ユーザの在室時間に関わらず、空気清浄が行われるため、より十分な空気清浄が行われ、次に入室するユーザの不快感を低減することができる。
【0042】
さらに、ユーザの出入りがなくても外から塵埃が入ってくることがあるため、定期的に空気清浄を行うことで、空気清浄の効率を上げることができる。
【0043】
さらに、空気の清浄度合を検知する清浄度センサ17で、清浄が完了したところで運転停止するため、ユーザの在室時間に関わらず、より十分な空気清浄が行われ、次に入室する人の不快感を低減することができる。
【0044】
さらに、ユーザが不在のときに、埃巻き上げ用吹出口19から空気を吹き出し、トイレ空間10の床面10aに沈降した埃を一旦巻き上げ、一定時間の後、本来の吸引口4から吸引することで、吸塵性能を向上させることができる。
【0045】
尚、塵の巻上げ(分散)はファン6を用いているが、他の手段(例えば図示しない換気扇を反対方向に回転させても良い。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明に係るトイレ空間清浄方法に用いられるトイレ用空気清浄装置の斜視図。
【図2】トイレ用空気清浄装置の第1変形例を示す斜視図。
【図3】トイレ用空気清浄装置の第2変形例を示す斜視図。
【図4】トイレ用空気清浄装置で行われる制御の態様を示すタイムチャート。
【図5】通常運転時、埃巻き上げ運転時の配管の状態を示す模式図。
【符号の説明】
【0047】
1 トイレ用空気清浄装置
6 ファン
10 トイレ空間
10a 床面
16 人検知センサ
17 清浄度センサ
19 埃巻き上げ用吹出口(吹出口)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トイレ空間の下方に設けられ前記トイレ空間内の空気を吸入する吸入口と、前記空気を前記トイレ空間内に吹き出す吹出口をトイレ空間内に有し、前記トイレ空間でのユーザの存在を人検知センサにより検出して前記ユーザの存在有無に基づき、空気清浄機を用いて前記空気の浄化を行うトイレ空間内の空気清浄方法において、
前記ユーザが不在の場合に、前記トイレ空間の床面に存在する塵埃を上方へと分散させ、塵埃を分散させた状態で前記空気を前記吸入口より吸入し、前記空気清浄機により浄化を行うことを特徴とするトイレ空間の空気清浄方法。
【請求項2】
前記ユーザが不在となった場合に、前記床面に存在する塵埃を上方へと所定時間分散させる請求項1に記載のトイレ空間の空気清浄方法。
【請求項3】
前記ユーザが不在の場合に、前記床面に存在する塵埃を周期的に上方へと分散させる請求項1に記載のトイレ空間の空気清浄方法。
【請求項4】
前記空気の清浄度合を清浄度センサにより検出して、前記清浄度合が所定値に達するまで前記空気の清浄を行う請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のトイレ空間の空気清浄方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−19335(P2009−19335A)
【公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−180430(P2007−180430)
【出願日】平成19年7月10日(2007.7.10)
【出願人】(000000011)アイシン精機株式会社 (5,421)
【Fターム(参考)】