説明

ナースコールシステム

【課題】 既存の呼出/応答システムを利用し、ナースステーションに呼出音を発生させることなく、看護師による病室作業を看護履歴として記録する。
【解決手段】 病室に設置されるナースコール子機11に、患者が操作する呼出ボタンと、病室を巡回する看護師が操作する押しボタンとを設ける。ナースステーションに設置されるナースコール親機31に、呼出信号に応答して呼出音を発生する呼出用スピーカと、呼出信号に対応する看護履歴を記録するための履歴記録用データベースとを設ける。看護師によって押しボタンが操作されたときに(S11)、ナースコール子機11が呼出信号を出力し(S12)、ナースコール親機31が呼出信号に対応する看護履歴を記録する(S13)。続いて、ナースコール子機11が復旧指令を出力し(S15)、ナースコール親機31が呼出用スピーカを停止させる(S19)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、病室に設置されたナースコール子機とナースステーションに設置されたナースコール親機とが通話を行うナースコールシステムに関し、特に、病室を巡回する看護師による作業内容を看護履歴として記録する機能を備えたナースコールシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
この種のシステムとして、従来、ナースコール子機からの呼び出しを看護履歴としてナースコール親機の記録装置に記録するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、患者がナースコール子機の呼出ボタンを押すと、ナースコール親機が呼出信号に基づいて呼出時刻、呼出内容、患者名、ベッド番号等の情報を看護履歴として記録するナースコールシステムが提案されている。
【0003】
また、特許文献2には、ナースコール子機が、病室を巡回する看護師によって操作される複数の押しボタンと、各押しボタンに予め関連付けられた識別情報を送信する送信手段とを備え、ナースコール親機が、ナースコール子機から受信した識別情報に基づいて、看護師による作業内容を日時、患者名と共に記憶する記憶手段を備えたナースコールシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−230892号公報
【特許文献2】特開2006−75332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、特許文献1のナースコールシステムによると、患者の呼び出しに関連する情報は記録できるが、看護師による定期的な巡回や自主的な排泄介助等の病室作業を看護履歴として記録することができなかった。このため、看護師は、ナースステーションに戻った後に、作業内容をナースコール以外の管理システムに手入力によって記録するという面倒があった。
【0006】
これに対し、特許文献2のナースコールシステムは、看護師がナースコール子機の押しボタンを操作することで、病室で行った作業内容をその場で看護履歴として残すことができる。しかし、ナースコール子機に押しボタン信号を出力するための端子や信号線を増設したり、ナースコール親機に押しボタン信号を処理するためのプログラムを用意したりするなど、ハードとソフトの大掛かりな改修が必要になるという問題点があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、既存の呼出/応答システムを利用し、ナースステーションに呼出音を発生させることなく、看護師の病室作業を看護履歴として記録することができるナースコールシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、病室に設置されるナースコール子機が呼出信号を発生する呼出ボタンを備え、ナースステーションに設置されるナースコール親機が呼出信号に応答して呼出音を発生する呼出音発生手段と、呼出信号に対応する看護履歴を記録する記録手段とを備えたナースコールシステムにおいて、次のような手段を提供する。
【0009】
(1)ナースコール子機が、病室を巡回する看護師によって操作される押しボタンと、押しボタンが操作されたときに、ナースコール親機に呼出信号を出力した後に、呼出音発生手段を停止させるための復旧指令を出力する子機制御手段とを備えたことを特徴とするナースコールシステム。
【0010】
(2)ナースコール子機が、病室を巡回する看護師によって操作される押しボタンと、押しボタンが操作されたときに、ナースコール親機に呼出信号を出力する子機制御手段とを備え、ナースコール親機が、呼出ボタンおよび押しボタンからの呼出信号に応答する呼出音を設定するための呼出音設定手段を備え、押しボタンからの呼出信号に応答する呼出音が無音に設定されていることを特徴とするナースコールシステム。
【0011】
(3)ナースコール子機が、病室を巡回する看護師によって操作される押しボタンと、押しボタンが操作されたときに、ナースコール親機に呼出信号を出力する子機制御手段とを備え、ナースコール親機が、押しボタンの操作に伴う呼出信号を受信したときに、呼出音発生手段を停止させるための復旧指令を出力する親機制御手段を備えたことを特徴とするナースコールシステム。
【0012】
(4)押しボタンが、ナースコール子機に既設のオプション呼出端子に付設されていることを特徴とする上記(1)、(2)または(3)に記載のナースコールシステム。
【発明の効果】
【0013】
上記(1)のナースコールシステムによれば、看護師がナースコール子機の押しボタンを押すと、ナースコール子機からの復旧指令に応答して、ナースコール親機が呼出音を停止した状態で、看護師の作業内容を看護履歴として記録する。従って、既存の呼出/応答システムを利用し、ナースコール子機の一部を改良することによって、看護履歴の無音記録機能を実現できるという効果がある。
【0014】
上記(2)のナースコールシステムによれば、看護師がナースコール子機の押しボタンを押すと、ナースコール親機が呼出音発生手段を無音動作させた状態で、看護師の作業内容を看護履歴として記録する。従って、既存の呼出/応答システムを利用し、ナースコール親機の設定を部分的に変えることによって、看護履歴の無音記録機能を実現できるという効果がある。
【0015】
上記(3)のナースコールシステムによれば、看護師がナースコール子機の押しボタンを押すと、ナースコール親機自身が呼出音発生手段を停止させた状態で、看護師の作業内容を看護履歴として記録する。従って、既存の呼出/応答システムを利用し、ナースコール親機のプログラムを部分的に改変することによって、看護履歴の無音記録機能を実現できるという効果がある。
【0016】
上記(4)のナースコールシステムによれば、押しボタンをナースコール子機に既設のオプション呼出端子に接続するので、ナースコール子機の内部回路を改造したり、回路基板を交換したりすることなく、既存システムに上記新規機能を安価に追加できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施例1を示すナースコールシステムの構成図である。
【図2】(a)はナースコール子機の外観図、(b)はその部分回路図である。
【図3】ナースコール子機を示すブロック図である。
【図4】ナースコール親機を示すブロック図である。
【図5】ナースコール子機および親機の動作を示すフローチャートである。
【図6】実施例2のナースコールシステムで用いられる呼出対照表である。
【図7】実施例3のナースコールシステムを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明による幾つかの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例1】
【0019】
図1〜図5は実施例1のナースコールシステム1を示す。図1に示すように、このナースコールシステム1は、病室に設置される複数台のナースコール子機11(11a,11b・・・)と、ナースステーションに設置される1台また複数台のナースコール親機31とを備えている。ナースコール子機11とナースコール親機31は、図示しない廊下灯を介して有線または無線の伝送ライン2によって双方向の通信/通話が可能に接続されている。
【0020】
ナースコール子機11は、病室の壁等に装着される子機プレート12と、患者が操作する外部握りボタン13とを装備している。外部握りボタン13にはナースコールを発生する呼出ボタン14とトイレ介助を求める呼出ボタン15(共に図3参照)とが設けられ、子機プレート12に同じくナースコールを発生する呼出ボタン16が設けられている。そして、患者が各呼出ボタン14,15,16を操作したときに、それぞれ異なる呼出信号がナースコール子機11からナースコール親機31に出力されるようになっている。
【0021】
図2(a)に示すように、子機プレート12には、外部握りボタン13を含む各種の外部機器を接続するためのコネクタ17、患者が通話に使用する子機マイク18と子機スピーカ19、病室を巡回する看護師が操作する押しボタン20、21、押しボタン20,21および呼出ボタン14,15,16の操作を取り消すための復旧ボタン22が設けられている。なお、子機プレート12の構成は、押しボタン20,21を除き、従来と同様である。
【0022】
押しボタン20,21には、看護師が病室で行った自発的な作業をその場で記録できるように、作業内容に応じて、例えば「巡回」、「排泄」等の表示が設けられている。図2(b)に示すように、押しボタン20,21は、ナースコール子機11の回路基板23に既設のオプション呼出端子24に付設されている。オプション呼出端子24の近傍には、押しボタン20,21を押した看護師に復旧ボタン22の操作を促すためのLEDランプ25が配設されている。
【0023】
図3に示すように、ナースコール子機11には、さらに、コネクタ17の接続不良を報知する脱落断線警報器26、ランプ駆動回路27および子機CPU28が設けられている。ランプ駆動回路27は、LEDランプ25を押しボタン20,21が押されたときに点灯させ、復旧ボタン22が押されたときに消灯させる。子機CPU28は、ナースコール子機11の各部を制御し、看護師によって押しボタン20,21が押されたときに、それぞれ異なるオプション呼出信号をナースコール親機31に出力するようになっている。
【0024】
図4に示すように、ナースコール親機31には、ナースステーションの看護師が病室の患者と通話を行うための送受話器32と、ナースコール子機11からの呼出信号に応答して看護師を呼び出すための呼出音を発生する呼出用スピーカ33と、呼出信号に応じてそれぞれ異なる呼出音を設定するための呼出音設定テーブル34とが設けられている。呼出音設定テーブル34は、例えば図6に示すような呼出対照表の形式でナースコール親機31の記憶装置(図示略)に格納されている。
【0025】
また、ナースコール親機31には、呼出ボタン14,15,16および押しボタン20,21に予め対応付けられた履歴情報を記録するための履歴記録用データベース35と、履歴情報にその発生時刻を付加するための履歴記録用時計36と、履歴情報および呼出情報を含む各種看護情報を表示するためのディスプレイ37と、ナースコール親機31の全体を制御する親機CPU38とが設けられている。なお、ナースコール親機31に看護師が携帯する医療用携帯端末を接続することも可能である。
【0026】
次に、実施例1のナースコールシステム1の動作について説明する。図5に示すように、まず、ナースコール子機11において、患者が呼出ボタン14,15,16を押すか、あるいは、看護師が押しボタン20,21を押すと(S11)、子機CPU28は押されたボタンに応じた呼出信号をナースコール親機31に出力する(S12)。次に、ナースコール親機31において、親機CPU38は受信した呼出信号に対応する看護履歴を呼出音設定テーブル34から読み出し、その呼出信号の発生時刻と共に履歴記録用データベース35に記録する(S13)。
【0027】
続いて、ナースコール子機11において、子機CPU28は、呼出信号が看護師による押しボタン20,21の操作を契機に発生したオプション呼出信号であるか、患者による呼出ボタン14,15,16の操作を契機に発生した通常の呼出信号であるかを判別する(S14)。そして、子機CPU28は、通常の呼出信号を判別した場合に処理を終了し、オプション呼出信号を判別した場合は、呼出用スピーカ33を停止させるために、復旧ボタン22による指令と同等の機能を発揮する復旧指令をナースコール親機31に出力する(S15)。
【0028】
次に、ナースコール親機31において、親機CPU38は、ナースコール子機11から復旧指令を受信したか否かを確認する(S16)。復旧指令を受信していない場合は、通常の呼出信号に対応する呼出音を呼出音設定テーブル34から読み出し、呼出用スピーカ33に発生させたのち(S17)、通話処理に移行する(S18)。一方、復旧指令を受信した場合は、ナースステーションに呼出音が発生しないように、呼出用スピーカ38を停止させ(S19)、一連の処理を終了する。
【0029】
従って、実施例1のナースコールシステム1によれば、既存のナースコール親機31をそのまま使用でき、ナースコール子機11に押しボタン20,21および復旧指令を設けることによって、既存の呼出/応答システムに看護履歴の無音記録機能を追加することができる。特に、押しボタン20,21を回路基板23上に既設のオプション呼出端子24に付設しているので、回路基板23を交換することなく、ナースコール子機11を安価に改修できるという利点がある。
【実施例2】
【0030】
次に、本発明の実施例2について説明する。実施例2のナースコールシステムは、押しボタン20,21が押されたときに、ナースコール親機31に呼出音を発生させないための構成において、実施例1と相違する。すなわち、図6に示すように、ナースコール親機31の呼出音設定テーブル34に、押しボタン20,21からのオプション呼出信号1,2に対応する呼出音がそれぞれ無音に設定されている。
【0031】
より詳しくは、ナースコール子機11の呼出ボタン14,15,16からの通常の呼出信号には、「ナースコール」と「トイレ介助」の看護履歴が割り当てられるとともに、「メロディ1」と「メロディ2」の呼出音が設定されている。脱落断線警報器26からの警報信号には、「脱落断線」の事故履歴と共に「メロディ3」の呼出音が設定されている。これに対し、押しボタン20からのオプション(呼出信号)1には、「巡回」の看護履歴と共に「無音」の呼出音が設定されている。また、押しボタン21からのオプション(呼出信号)2には、「排泄介助」の看護履歴と共に「無音」の呼出音が設定されている。
【0032】
そして、親機CPU38が、ナースコール子機11から受信した呼出信号の種類に対応する看護履歴と呼出音を呼出音設定テーブル34から読み出し、看護履歴を履歴記録用データベース35に記録し、呼出音を呼出用スピーカ33に発生させる。このため、押しボタン20,21の操作に伴ってオプション呼出信号1,2が発生したときに、呼出用スピーカ33を無音動作させ、ナースステーションの看護師を煩わせることなく、「巡回」または「排泄介助」の病室作業を看護履歴として残すことができる。
【0033】
従って、実施例2のナースコールシステムによれば、ナースコール親機31において、呼出音設定テーブル34の設定内容を変えることにより、既存の呼出/応答システムに看護履歴の無音記録機能を追加することができる。
【実施例3】
【0034】
次に、本発明の実施例3について説明する。実施例3のナースコールシステムは、押しボタン20,21が押されたときに、ナースコール親機31の呼出用スピーカ33を親機CPU38からの指令で停止させる手順において、実施例1,2と相違する。すなわち、図7に示すように、呼出ボタン14,15,16または押しボタン20,21が押されると(S21)、そのボタンに応じた呼出信号がナースコール子機11からナースコール親機31に出力され(S22)、親機CPU38が受信した呼出信号に対応する看護履歴を看護履歴記録用データベース35に記録する(S23)。
【0035】
続いて、親機CPU38は、呼出信号がオプション呼出信号であるか、通常の呼出信号であるかを確認する(S24)。通常の呼出信号である場合は、その呼出信号に対応する呼出音を呼出音設定テーブル34から読み出し、呼出用スピーカ33に発生させたのち(S25)、通話処理に移行する(S26)。一方、オプション呼出信号を確認した場合は、復旧指令を出力し(S27)、呼出用スピーカ33を停止させ(S28)、同時に、ナースコール子機11で呼出確認音が発生しないように、復旧指令をナースコール子機11に送信する。
【0036】
そして、子機CPU28が、復旧指令を受信したか否かを確認し(S29)、受信した場合に、子機スピーカ19を停止させ(S30)、一連の処理を終了する。従って、実施例3のナースコールシステムによれば、ナースコール子機11に押しボタン20,21を設け、その復旧指令をナースコール親機31のプログラムに付加することによって、既存の呼出/応答システムを利用し、看護履歴の無音記録機能を実現できるという効果がある。
【0037】
なお、本発明は上記実施例1〜3に限定されるものではなく、例えば、図2(a)に示す子機プレート12において、呼出ボタンや押しボタンの配列を変更したり、図2(b)に示す回路基板23において、オプション呼出端子24に別の病室作業に対応する押しボタンを追加したりするなど、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
【符号の説明】
【0038】
1 ナースコールシステム
11 ナースコール子機
14,15,16 呼出ボタン
20,21 押しボタン
22 復旧ボタン
24 オプション呼出端子
25 LEDランプ
28 子機CPU
31 ナースコール親機
33 呼出用スピーカ
34 呼出音設定テーブル
35 履歴記録用データベース
38 親機CPU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
病室に設置されるナースコール子機が呼出信号を発生する呼出ボタンを備え、ナースステーションに設置されるナースコール親機が前記呼出信号に応答して呼出音を発生する呼出音発生手段と、前記呼出信号に対応する看護履歴を記録する記録手段とを備えたナースコールシステムにおいて、
前記ナースコール子機が、前記病室を巡回する看護師によって操作される押しボタンと、前記押しボタンが操作されたときに、前記ナースコール親機に前記呼出信号を出力した後に、前記呼出音発生手段を停止させるための復旧指令を出力する子機制御手段とを備えたことを特徴とするナースコールシステム。
【請求項2】
病室に設置されるナースコール子機が呼出信号を発生する呼出ボタンを備え、ナースステーションに設置されるナースコール親機が前記呼出信号に応答して呼出音を発生する呼出音発生手段と、前記呼出信号に対応する看護履歴を記録する記録手段とを備えたナースコールシステムにおいて、
前記ナースコール子機が、前記病室を巡回する看護師によって操作される押しボタンと、前記押しボタンが操作されたときに、前記ナースコール親機に前記呼出信号を出力する子機制御手段とを備え、
前記ナースコール親機が、前記呼出ボタンおよび前記押しボタンからの呼出信号に応答する呼出音を設定するための呼出音設定手段を備え、前記押しボタンからの呼出信号に応答する呼出音が無音に設定されていることを特徴とするナースコールシステム。
【請求項3】
病室に設置されるナースコール子機が呼出信号を発生する呼出ボタンを備え、ナースステーションに設置されるナースコール親機が前記呼出信号に応答して呼出音を発生する呼出音発生手段と、前記呼出信号に対応する看護履歴を記録する記録手段とを備えたナースコールシステムにおいて、
前記ナースコール子機が、前記病室を巡回する看護師によって操作される押しボタンと、前記押しボタンが操作されたときに、前記ナースコール親機に前記呼出信号を出力する子機制御手段とを備え、
前記ナースコール親機が、前記押しボタンの操作に伴う前記呼出信号を受信したときに、前記呼出音発生手段を停止させるための復旧指令を出力する親機制御手段を備えたことを特徴とするナースコールシステム。
【請求項4】
前記押しボタンが、前記ナースコール子機に既設のオプション呼出端子に付設されている請求項1、2または3記載のナースコールシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−157457(P2012−157457A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−18128(P2011−18128)
【出願日】平成23年1月31日(2011.1.31)
【出願人】(000100908)アイホン株式会社 (777)
【Fターム(参考)】