説明

ニューラル・ネットワーク・データのフィルタ処理および監視システムならびに方法

【課題】ニューラルネットワーク環境内のデータをフィルタ処理し、不適切なコンテンツを除去するシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】フィルタ処理する方法では、感覚表現を含むデータ信号を受信する。データ信号内に含まれる感覚表現は、感覚形式で生成される。感覚形式の感覚表現からその感覚表現の鮮明なコピーを生成し、受信したデータ信号内に存在する任意の不適切なコンテンツが、鮮明なコピー内に復元されないようにする。適宜、追加のフィルタ処理を鮮明なコピーの生成前および/または生成後に行うことができる。感覚表現の(フィルタ処理済みの)鮮明なコピーはネットワークに送信される。本実施形態は、ネットワークへの入力および/またはそこからの出力のフィルタ処理を可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ニューラルネットワーク環境内のデータをフィルタ処理する方法およびシステムに関する。より詳細には、本開示は、ニューラルネットワーク環境内のデータをフィルタ処理し、不適切なコンテンツを除去するシステムおよび方法を対象とする。
【背景技術】
【0002】
ニューラルネットワークは、人間または動物の脳を含んでいるか、またはそれに関連するネットワークである。ニューラルネットワークは、人工知能等の、人間または動物の脳の動作と同様のプログラムおよびデータ構造のシステムであってもよい。または、生物電子的ハイブリッド脳、生化学的脳、電気的脳等の、人工脳を含むネットワークであってもよい。要するに、ニューラルネットワークは、任意の脳を含むネットワークであり得る。多くの場合、脳を含むニューラルネットワークは、外部との相互作用および通信、つまり、ニューラルネットワークの外側との(例えば、別のネットワークとの)相互作用および通信用の脳機械インタフェース(BMI)を利用する。
【0003】
BMI技術は、開発が行われ、さらに進歩し、改善されている。多くのBMI技術は、表面または深部電極を用いて、大脳皮質の運動領の神経活動から電気信号を記録することや、義肢、コンピュータカーソル、または他の外部装置の動作を制御するプロセッサに、これらの信号を送信すること等の、脳活動電位を外面化することに関連している。特定の例は、手の動作をコード化することを含んでいる。
【0004】
一方、他のBMI技術では、ニューラル信号を機械によって行われる動作に変換することや、感覚的フィードバックを提供すること等の、脳への情報の送信を行う。別の例は、視覚野に入力を提供することを含んでいる。さらに関連の例は、聴覚野に感覚入力を提供する。
【0005】
加えて、特に磁気共鳴映像法(MRI)等の神経映像の発展は、記憶部のコード化の知識を増大させ、ちょうど大脳皮質の所定の感覚野が、所定の種類の感覚を担当しているように、前頭葉の特定の領域が、所定の種類の記憶において活動的であるという証拠を提供している。さらに、異なる種類の脳波の電気的活動が、非意味的エピソード記憶から区別される意味的エピソード記憶のコード化において識別されている。意味的(言語関連)および非意味的(対象関連)の両方の記憶のコード化の理解の進歩は、脳との記憶信号のやり取り用のBMI技術も、感覚野内に入力可能なものに比べて実現可能であることを示している。さらに、電気的刺激への神経脳応答をプログラムおよび監視する技術も開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ニューラルネットワークによってデータ信号を送受信する等のBMI技術の拡張の観点では、不適切なデータがニューラルネットワークに入ったり、および/またはそこに存在したりしないようにする必要がある。現在、一般に、コンピュータまたはコンピュータネットワーク上にフィルタをインストールし、サイバー攻撃、トロイの木馬、ウォーム、ウイルス、ならびにコンピュータの動作、プライバシ、およびデータを混乱または損傷させる他のマルウェア(悪意のあるソフトウェア)に対して保護を提供する。さらに、現在のコンピュータおよびコンピュータネットワークは一般に、極秘情報、スパム、攻撃的メッセージ、または他の未承認のもしくは不要なコンテンツの偶発的送受信を防ぐコンテンツフィルタを含んでいる。しかし、ニューラルネットワーク用の同様のフィルタ処理は、現在は存在していない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示される概念の追加の特徴および利点は以降の説明で示され、その説明から部分的に明らかになるか、または説明される技術を実施することによって理解される。この概念の特徴および利点は、添付の特許請求の範囲に記載される機器および組合せによって実現され達成される。説明される技術のこれらの特徴および他の特徴は、以降の説明および添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになるか、または本明細書に示されるように、開示される概念を実施することによって理解され得る。
【0008】
本開示では、ニューラルネットワーク環境内のデータをフィルタ処理し、不適切なコンテンツを除去する方法およびシステムを説明する。いくつかの実施形態では、感覚表現を含む(視覚、聴覚、味覚、触覚、認知、嗅覚、運動感覚、および動作表現を含むが、それらに限定されない)データ信号を受信する。データ信号内に含まれる感覚表現は、感覚形式で生成される。感覚形式の感覚表現から、前記感覚表現の鮮明なコピーを生成し、受信したデータ信号内に存在する任意の不適切なコンテンツが、前記鮮明なコピー内に復元されないようにできる。選択的に、鮮明なコピーの生成前および/または後に、追加のフィルタ処理を行うことができる。感覚表現の(フィルタ処理済みの)鮮明なコピーは、ネットワークに送信される。
【0009】
他の実施形態では、本開示は、とりわけ、送受信機、感覚表現センサ、およびプロセッサを含む、典型的なシステムを説明する。送受信機は、視覚、聴覚、味覚、触覚、認知、嗅覚、運動感覚、および動作表現を含むが、それらに限定されない、感覚表現を含むデータ信号を受信できる。センサは、感覚形式で、感覚表現の感知、検出、捕捉、および/または記録を行うことができる。センサによって検出、捕捉、および/または記録される感覚表現を用いて、本システムは、前記表現の鮮明なコピーを生成し、前記表現を含んでいる受信したデータ信号内に、存在、組み込み、および/または隠蔽可能な不適切なコンテンツを復元することなく、任意の不適切なコンテンツを除去できる。当業者は、鮮明なコピーが、センサによって捕捉/記録された表現を用いるプロセッサによって、またはセンサによって捕捉/記録された表現を利用する任意の他の同様の技術によって生成可能であることを認識できる。選択的に、本システムは、追加のフィルタ(複数可)を含んでいてもよい。フィルタ(複数可)は、鮮明なコピーを生成する前および/または後に、(例えば、猥褻なもの、不敬なもの、秘密のデータ、独自のデータ等の)任意の不適切な素材を選別(例えば、不鮮明化、検閲)できる。
【0010】
本開示内容における上記のおよび他の目的、特徴、および利点は、本明細書に記載される典型的な実施形態の以降の詳細な説明からさらに容易に明らかになる。
各種の実施形態を実現する方法を最もよく説明し、本開示内容の他の利点および特徴を定義するために、より具体的な説明を以降で提供し、添付の図面に例示する。これらの図面は、本発明の典型的な実施形態のみを描写し、したがって、その範囲を限定するものとは考えられないことを理解しながら、添付の図面を使用することによって、さらに具体的におよび詳細に、本実施例を記述し説明する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】方法の実施例を示す図である。
【図2A】システムの実施例を示す図である。
【図2B】システムの実施例を示す図である。
【図2C】システムの実施例を示す図である。
【図3】視覚的感覚表現に関連するシステムの実施例を示す図である。
【図4A】単一ユニットとして動作するシステムの実施例を示す図である。
【図4B】別個のユニットとして動作するシステムの実施例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本開示内容の様々な実施形態を詳しく説明する。特定の実装形態を説明しているが、これは、例示的な目的でのみ行われていることを理解されるべきである。当業者は、本開示内容の思想および範囲から逸脱することなく、他のステップおよびステップの順番を用いてもよいことを認識できる。
【0013】
表現は、認知的、感覚的、または動作品質用の測定可能な、定量化可能なデータの組である。データの組は、所定の音、味、香り、触覚、視覚等の、対応する品質を「表現」できる。したがって、特定の感覚に関するデータを伝播する信号は、測定可能なおよび定量化可能なデータの組によって表現されてよい。さらに、これらの表現は、それらを所望の特定の感覚用のコードのみを保持している信号に変換することによってコピーされてよい。
【0014】
感覚表現は、生理学的感知能力によって認識され得る表現である。感覚表現は、感知、触覚、および/または認識可能である。例えば、視覚的な感覚表現は、画素によって形成される画像または映像であってもよい。視覚的な感覚表現(例えば、画像、映像)は、生物学的視野を含む、視野の生理学的感覚、または電子的、機械的、生体電気的、生体工学的、または電気機械的視野によって、またはいくつかの他のハイブリットまたは人工視野によって観察/目撃(つまり、感知)されてよい。さらに、聴覚的な感覚表現は、例えば、可聴な音であってもよい。音は、生物学的な耳によって、または電子的、機械的、生体電気的、生体工学的、または電気機械的マイクロフォンによって、またはいくつかの他のハイブリッドまたは人工耳によって感知および/または聴聞される。感覚表現の第三の例は、生物学的な鼻によって、または電子的、機械的、生体電気的、生体工学的、または電気機械的な鼻によって、またはいくつかの他のハイブリッドまたは人工鼻によって感知可能な、臭いまたは香りであってもよい。
【0015】
すなわち、感覚表現はある感覚形式で生成し得る。例えば、視覚表現(例えば、画像、映像)は、画面またはモニタ上に表示される画像または映像等の視覚形式で生成されてもよい。したがって、画像/映像形式の視覚表現は、生物学的(例えば、眼)または電子的視野(例えば、カメラ)によって観察/目撃(つまり、感知)される。別の例は、音等の聴覚的な感覚表現と共に例示される。音は、スピーカまたはイヤホン上に再生される等によって、可聴/聴聞可能形式で再生されてもよい。この可聴/聴聞可能形式では、音は、耳またはマイクロフォンによって認識および/または解釈(つまり、感知)される。
【0016】
典型的な実施形態の方法は図1に例示されている。典型的な実施形態の方法では、102において、保存、管理者への送信、保管等が可能なデータ信号を受信する。このデータ信号は、視覚映像、音声、味、感触、認知、臭い、動作、運動感覚、または任意の他の感覚表現の形式での感覚表現を含んでいてもよい。当該方法は104において、感覚形式で感覚表現を生成する。例えば、視覚表現用の感覚形式は、画面またはモニタ上に表示され、観察/目撃可能な画像または映像形式であってもよい。感覚形式の別の例は、スピーカ/イヤホンから再生され、音響/音声形式で生成される聴聞可能な聴覚表現と共に例示されている。
【0017】
当該方法は106において、感覚形式で生成される感覚表現からその表現の「鮮明な」コピーを生成する。任意の悪意のある、意図せぬ、または他の不適切なコンテンツ(例えば、ソフトウェアウイルス、トロイの木馬、ウォーム、スパイウェア、アドウェア)がデータ信号内に存在、組み込み、および/または隠蔽されている場合、データ信号内に含まれる表現のコピーを生成する際に、不適切な(悪意のある、または意図せぬものを含む)素材を除去し、その素材がコピー内に復元されないようにする。したがって、このコピーは、「鮮明な」コピーである。例えば、データ信号が視覚映像等の感覚表現を含んでいる場合、当該方法は、視覚的形式で生成される映像を用いて、この映像の鮮明な視覚的コピーを生成し、映像ファイル内(つまり、映像を形成するコード内)に組み込みおよび/または隠蔽された任意の悪意のあるまたは不適切なコード(例えば、ソフトウェアウイルス、トロイの木馬、ウォーム、スパイウェア、アドウェア)が復元されないようにする。繰り返すと、当該方法は、映像を形成するデータのバイトをコピーすることによってではなく、感覚形式(例えば、視覚的な映像形式)で映像から鮮明なコピーを生成する。言い換えると、当該方法は、映像ファイルを構成するコードに依存することなく、映像の鮮明なコピーを視覚的に生成する。当該方法は、必要に応じて後で使用するために、この鮮明なコピーを保存することができる。
【0018】
オプションとして、当該方法は108において、映像それ自体から任意の不適切な素材(例えば、猥褻なもの、不敬なもの、秘密のデータ、独自のデータ)を除去し、および/または悪意のあるコードを検索する既存の方法(例えば、ウイルス対策ソフトウェア)を適用する。この追加のフィルタ処理(例えば、猥褻なもの、および/またはウイルス用)108は、鮮明なコピー106の生成の前および/または後で行うことができる。当該方法は、フィルタ処理済みの鮮明なコピーを後で使用するために保存することもできる。次いで、当該方法は110において、映像の鮮明な(およびフィルタ処理済みの)コピーをニューラルネットワークまたはコンピュータネットワーク等のネットワークに送信する。
【0019】
特定の限定的ではない典型的な実施形態では、当該方法は102において、視覚映像の形態で感覚表現を含むデータ信号を受信する。データ信号は、コンピュータネットワーク、インターネット、イントラネット、またはローカル装置等の情報源からのものであってもよい。視覚表現は104において、視覚画像/映像形式で生成され、画面または表示装置上に提示されてよい。次いで、当該方法は、例えば、カメラを利用して、表示装置上の映像を捕捉し、その映像の鮮明なコピー106を生成することができる。これによって、映像ファイル内に組み込み、包含、および/または隠蔽された任意の不適切な(例えば、悪意のある、未承認の)コードがさらに広がらないようにする。
【0020】
さらに、当該方法は108で、オプションとして、追加のフィルタを適用することにより、任意の他の不適切な素材を選別する(例えば、画像内の猥褻な映像を不鮮明にしたり、画像内の不敬な言葉を検閲したり、および/またはウイルス、トロイの木馬、ウォーム、スパイウェア、およびアドウェアを検疫したりする)。このオプションでは、フィルタ処理108は、鮮明なコピー106の生成前および/または生成後に行うことができる。フィルタ処理108が前に行われる場合、このフィルタ処理は、最初に受信した画像に適用される。受信した画像を108においてフィルタ処理した後、カメラはフィルタ処理済みの画像を捕捉し、捕捉したフィルタ処理済みの画像から鮮明なコピー106を生成することができる。次いで、当該方法は110において、フィルタ処理済みの画像の鮮明なコピーをニューラルネットワークまたはコンピュータネットワーク等のネットワークに送信する。
【0021】
加えて、フィルタ処理108は、鮮明なコピー106の生成の後で行うこともできる。この場合、当該方法は、受信した画像の鮮明なコピー106を生成し、鮮明なコピーにフィルタ処理108を適用する。次いで、当該方法は110において、フィルタ処理済みの鮮明なコピーをニューラルネットワーク等のネットワークに送信する。フィルタ処理済みの鮮明な画像のコピーは110において、例えば、ニューラルネットワークとやり取りするBMIに送信される。
【0022】
いくつかの実施形態では、当該方法は102において、ニューラルネットワークから感覚表現を含むデータ信号を受信することができる。例えば、典型的な方法の実施形態では、ニューラルネットワーク内の人間または動物の脳で視覚映像を想像できる。視覚映像の想像は、そのニューラルネットワークとやり取りするBMIによって解釈され得る。実施携帯の方法は102で、ニューラルネットワークとやり取りするBMIから視覚映像を含むデータ信号を受信する。実施形態の方法は104で、画像形式で視覚映像を生成することができる。次いで、当該方法は106で、画像形式における視覚映像の鮮明なコピーを生成することができる。例えば、当該方法は、カメラを利用して、画面またはモニタ上に表示される画像形式で視覚映像を捕捉し、この映像の鮮明なコピー106を生成する。これは、映像を含むデータ信号内に組み込み、および/または隠蔽された任意の不適切な(意図せぬ、私的な、または未承認のものを含む)素材を除去し、素材がさらに送信されないようにする。例えば、脳は、視覚映像の想像内に、社会保障情報およびクレジットカード情報等の、不用意にまたは無意識に含まれる私的なまたは未承認の情報(つまり、不適切な情報)を持っている可能性がある。視覚画像形式で、映像から鮮明なコピー106を生成することで、任意の不適切な素材が漏洩しないようにすることができる。
【0023】
さらに、当該方法は、最初に受信した映像に対するフィルタ処理108をオプションとして実施し、その後、フィルタ処理済みの映像から鮮明なコピー106を生成することができ、および/または当該方法は、受信した映像の鮮明なコピー106を生成し、その後、鮮明なコピー上にフィルタ処理108を適用することができる。次いで、当該方法は110において、通信ネットワーク(例えば、インターネット、イントラネット、電子メッセージネットワーク、もしくは他のコンピュータネットワーク)、またはさらに別のニューラルネットワーク(例えば、別のニューラルネットワークとやり取りするBMI)に、(フィルタ処理済みの)鮮明なコピーを送信する。
【0024】
いくつかの実施形態では、当該方法は102で、ニューラルネットワークから(つまり、人間または動物の脳)から意味的コンテンツ(つまり、意味のある言語)等の感覚表現を含むデータ信号を受信する。意味的コンテンツは104において、読み取り可能なテキスト形式等の感覚形式で生成することができる。次いで、当該方法は、テキスト形式で意味的コンテンツをコピーし、テキストの鮮明なコピー106を生成して、データ信号内に存在しおよび/または隠蔽された任意の不適切な(例えば、未承認の、私的な、悪意のある)データをコピーから排除できるようにする。また、オプションとして、当該方法は、隠蔽されている可能性のある未承認のまたは私的なデータ(例えば、社会保障番号、誕生日、秘密、または他の機密のまたは未承認のデータ)について予め規定されたまたは事前に承認された(つまり、スキャン前に定義または承認された)照合基準に対してテキストをスキャンすることができる。このオプションでは、スキャン中、任意の未承認のデータ(つまり、不適切なコンテンツ)が検出された場合、当該方法は108でそれを除去し、未承認のデータが復元され、さらに送信されないようにする。さらに、既に述べたように、フィルタ処理108は、鮮明なコピー106の生成の前および/または後に行うことができる。次いで、当該方法は110で、コンピュータネットワークまたはニューラルネットワーク等のネットワークに、意味的コンテンツの(フィルタ処理済みの)鮮明なコピーを送信する。
【0025】
上記の説明では、当該技術は、視覚映像または画像に関するものとして説明されているが、当該技術と共に任意の感覚表現を用いることができる。本明細書では、視覚、聴覚、味覚、触覚、認知、嗅覚、運動感覚、動作表現、および他の感覚表現等の感覚表現を含むデータ信号を受信可能であることが十分に想定されている。当業者は、例えば、聴覚表現に対して、当該方法が、可聴な音声形式で聴覚表現を生成することができ、マイクロフォンまたは音声記録器を利用して音声を捕捉/記録することができることを理解できる。次いで、可聴な形式のこの捕捉/記録した音声を用いて、当該方法は、聴覚表現の鮮明なコピーを生成することができる。要するに、当該方法は、音声を含むデータ信号(例えば、音声ファイル)を受信し、音声ファイルを再生し、マイクロフォンを用いて音声の鮮明なコピーを記録し、最初の音声ファイル内の(例えば、音声ファイルのコード内の)任意の不適切な素材が鮮明なコピー内に復元されないようにする。
【0026】
同様に、当業者は、味覚、触覚、嗅覚、運動感覚、または動作表現の鮮明なコピーの生成を、それぞれ電子舌、圧力センサ、電子鼻、運動センサ、または命令認識器(例えば、命令認識ソフトウェア)を利用することによって実現できることを理解できる。この鮮明なコピーの生成には、生物学的、電子的、機械的、生体電気的、生体工学的、電気機械的、またはいくつかの他のハイブリッドまたは人工の舌、圧力センサ、鼻、運動センサ、または命令認識器を利用できることも十分に想定される。それに加えて、認知表現の鮮明なコピーは、視覚的テキストまたは記号用の写真記録器、音声用のマイクロフォン、点字等の触覚表現用の圧力センサ、および/または他の感覚表現用の関連のセンサを利用して生成することができる。
【0027】
図2Aは、典型的な実施形態のシステム200を示している。典型的な実施形態のシステムは、とりわけ、送受信機202、感覚表現センサ204、およびプロセッサ212を含む。送受信機202は、感覚表現を含むデータ信号を受信することができ、このデータ信号は、以降の使用、保管等のために記憶部内に格納および保存することができる。この例では、データ信号はコンピュータネットワークから受信される。しかし、これは例示的な目的のためだけである。データ信号は、ニューラルネットワークを含むがそれに限定されない任意の情報源から(つまり、ニューラルネットワークとやり取りするBMIから)、またはローカル源からでさえ受信できることも十分に想定される。本明細書で説明される実施例は、ニューラルネットワークおよび/またはコンピュータネットワークへの入力および/またはそこからの出力に適用される。
【0028】
さらに、データ信号は、視覚、聴覚、味覚、触覚、認知、嗅覚、運動感覚、および動作表現を含むが、それらに限定されない任意の感覚表現を含んでもよい。センサ204は、感覚形式で生成された感覚表現を検出、捕捉、および/または記録することができる。センサ204によって捕捉または記録された感覚表現を用いて、システムは、表現の鮮明なコピー206を生成し、その表現を含む受信したデータ信号内に存在、組み込み、および/または隠蔽されている可能性がある不適切なコンテンツ(例えば、悪意のある、不要な、未承認の、私的な、個人的な、機密の情報)を復元しないことによって、任意の不適切なコンテンツを除去できる。当業者は、鮮明なコピーを、センサ204によって、またはセンサ204によって捕捉/記録された表現を用いるプロセッサ212によって、またはセンサ204によって捕捉/記録された表現を利用する任意の他の同様の技術によって生成できることを認識し得る。この鮮明なコピーは、格納、保存、保管等を行うこともできる。
【0029】
オプションとして、システムは、追加のフィルタ208を含んでもよい。このフィルタ208は、感覚表現に固有の任意の不適切な素材(例えば、猥褻なもの、不敬なもの)を選別(例えば、不鮮明化、検閲)することができる。このフィルタ208は、ウイルス対策ソフトウェア、および/またはトロイの木馬、ウォーム、アドウェア、スパイウェア用のスキャン等を含むが、それらに限定されないマルウェア対策(悪意のあるソフトウェア用の対策)技術を実装できる。このフィルタ208は、図2Aに示したように、鮮明なコピーを生成した後に適用することも、図2Bに示したように、鮮明なコピーを生成する前に適用することもでき、図2Cに示したように、鮮明なコピーを生成する前後にフィルタがあってもよい。さらに、視覚映像の(フィルタ処理済みの)鮮明なコピー210は、記憶部内に格納および保存すること、管理者に送信すること、保管すること等を行うこともできる。送受信機202は、データ信号の受信用のものと同じ構成要素であってもよく、送受信機202は、(フィルタ処理済みの)鮮明なコピー210をネットワークに送信する。同様に、これらの実施例では、(フィルタ処理済みの)鮮明なコピー210を送信するネットワークは、ニューラルネットワークである。しかし、このネットワークは、ニューラルネットワークであることには決して限定されず、コンピュータネットワーク、インターネット、イントラネット、電子通信ネットワーク等であってもよい。実際、これらの実施例は、ニューラルネットワークおよび/またはコンピュータネットワークへの入力および/またはそこからの出力の両方に適用することができる。
【0030】
図3は、視覚的な感覚表現に関連している典型的なシステム300の実施形態を示している。典型的な実施形態のシステムは、とりわけ、送受信機302、カメラの形態の感覚表現センサ304、およびプロセッサ312を含む。送受信機302は、感覚表現を含むデータ信号を受信することができ、その感覚表現は、保存、格納、保管等を行うことができる。この特定の例では、データ信号は、映像または画像を構成する画素の形態の視覚表現を含んでいる。したがって、感覚表現が視覚表現であるので、センサ304は写真用カメラであってもよい。視覚映像表現は、画像形式で生成され、カメラ304は、視覚映像を捕捉/記録することができる。カメラ304によって捕捉/記録される画像を用いて、システムは、視覚映像の鮮明なコピー306を生成し、視覚映像を含んでいる受信したデータ信号内に存在、組み込み、および/または隠蔽された任意の不適切なコンテンツを除去することができる。同様に、当業者は、カメラ304自体が、鮮明なコピー306を生成することも、またはプロセッサ312が、カメラ304によって捕捉/記録された映像を用いて鮮明なコピー306を生成することも、またはカメラ304によって捕捉/記録された映像を利用する別の同様な技術で、鮮明なコピーを生成してもよいことを理解できる。この鮮明なコピーは、保存、格納、または保管等を行うこともできる。
【0031】
上記したように、追加のフィルタ308は、視覚映像に固有の任意の不適切な素材(例えば、猥褻なもの、不敬なもの、秘密のデータ、独自のデータ)を選別(例えば、不鮮明化、検閲)するように実装できる。フィルタ308は、(例えば、マルウェア・スキャン・ソフトウェアを適用することによって)マルウェアの形態の任意の不適切なコンテンツを遮断することもできる。フィルタ(複数)308は、鮮明なコピーを生成する前および/または後に実装することもできる。視覚映像の鮮明なコピーが生成される(およびフィルタ処理される)と、それを後で使用するために記憶部内に格納および保存することもできる。次いで、送受信機302が、(フィルタ処理済みの)鮮明なコピーをネットワークに送信する。
【0032】
当業者は、上記のシステムの実施形態が、単一ユニットまたは別個のユニットとして動作してもよいことを理解できる。例えば、上記の典型的なシステムの実施形態は、単一のユニット(図4A参照)として実装することができる。この単一のユニットは、第一ニューラルネットワークと、コンピュータネットワークおよび/または第二ニューラルネットワークとの間でのデータ通信を可能にし、データ信号を第一ニューラルネットワークから受信し、コンピュータネットワークにおよび/または第二ニューラルネットワークに送信でき、その逆を行うこともできる(つまり、コンピュータネットワークおよび/または第二ニューラルネットワークからデータ信号を受信し、第一ニューラルネットワークに送信することができる)。代替的に、別個のユニットを実装し(図4B参照)、一つのユニットが、第一情報源から受信し第二情報源に送信するデータ信号を処理する一方、別のユニットが、第二情報源から受信し第一情報源に送信するデータ信号を処理してもよい。同様に、本明細書で説明される実施形態は、ニューラルネットワークおよび/またはコンピュータネットワークへの入力および/またはそこからの出力のフィルタ処理を可能にする。当業者は、本開示内容の思想および範囲から逸脱することなく、他の実装および実施形態を使用してもよいことを認識できる。
【0033】
さらに、図2A、図2B、および図2Cを再び参照すると、感覚表現センサ204は、カメラ、マイクロフォン、電子舌、圧力センサ、電子鼻、または運動センサ等の、ハードウェア構成要素である必要はない。感覚表現センサは、ソフトウェア構成要素として実装することもできる。例えば、いくつかの実施形態では、感覚表現センサ204は、感覚表現を感知、検出、捕捉、および/または記録可能で、その感覚表現の鮮明なコピーを生成または構成可能なアルゴリズムを実装しているソフトウェア構成要素であってもよい。この場合、感覚表現は、視覚的感覚形式で生成されてもよく、ソフトウェア感覚表現センサ204によって読み取り可能なものであってもよい。
【0034】
本開示内容の典型的な用途は信頼性のあるフィルタ処理を提供可能であるということも特筆すべき事項であり、本フィルタ処理は、不適切なデータ通信の入力または出力を妨げるためのフィルタが存在していない期間を必ずしも有していない。従来のデジタル・コンピュータ・フィルタは、新しい脅威が発生したとき継続的に更新する必要がある。その結果、不適切なコンテンツ(例えば、新しい脅威)を含む通信を妨げるためのフィルタが存在していない期間が存在する。しかし、感覚表現の鮮明なコピーを生成することによって不適切なコンテンツを妨げるというフィルタ処理により、本開示内容の典型的な用途は、不適切なデータ通信の入力または出力を妨げるためのフィルタが存在していない期間を必ずしも有していない。
【0035】
さらに、BMI技術は、人工知能の形態のものとやり取りするだけでなく、人間または動物の脳ともやり取りできるので、不適切なコンテンツのフィルタ処理および阻止用の基準は、従来の基準より高く、より確実でなければならない。人間の脳を「クラッシュ」させる(これは、不適切なコンテンツによって生じる)ことは、通常のコンピュータのクラッシュよりいっそう痛ましい事象と見られる。本開示内容の一例の用途は、不適切なコンテンツを妨げるために感覚表現の鮮明なコピーを生成することによって、このようなより良く、より信頼性のあるフィルタ処理を提供できる。
【0036】
さらに、本開示内容の別の例の用途は、ニューラルネットワークと不要なデータまたは悪意のあるコードをやり取りすることなく、認識の増大を可能にする。不要なデータまたは悪意のあるコードは、「マインドコントロール」を目的とするプログラミング、または受信側もしくは送信側によって承認もしくは許可されていない他の入力を含んでいてもよい。この例の用途は、認識を増大させながら、このような不要なデータまたは悪意のあるコードが、ニューラルネットワーク内に入らないように、またはそこに存在しないようにする。
【0037】
さらに別の例の用途は、アルツハイマー病もしくは血管性認知病のある個人に、または海馬もしくは他の記憶関連の脳の領域等の個人の脳の一部が損傷もしくは機能低下したとき、意味的記憶を復元させるために、情報の確実なダウンロードまたはアップロードを可能にする。このような場合、不適切なコンテンツは除去または阻止され得るので、個人のニューラルネットワークと鮮明な記憶ファイルをやり取りできる。
【0038】
本開示内容の他の例の用途は、以下の網羅的ではないリストの一つ以上を行うことができる。つまり、ニューラルネットワーク内の私的な情報が、未承認の情報源からアップロードされたり、そこにダウンロードされたりしないようにする。広告者が、オンラインのニューラルネットワークのコンテンツへのアクセスを得たり、ニューラルネットワークに「クッキー」をダウンロードしたり、そこに他の不要なプログラミングを行ったりしないようにする。視覚および/または聴覚機能を損なった個人が、BMIを介して、インターネットまたは他のデジタル・データ・ネットワークに安全にアクセスできるようにする。不適切なコンテンツが、仮想現実および/またはゲームを含む情報源とやり取りするニューラルネットワークにアップロードされたり、そこからダウンロードされたりしないようにする。二つ以上の離れたニューラルネットワークの間の確実な通信(例えば、以心伝心)を可能にする。
【0039】
上記の様々な実施形態および用途は、単に一例として提供されており、本発明を限定するものと解釈すべきではない。当業者は、本明細書に例示され、説明された実施例および用途に従うことなく、かつ本開示内容の思想および範囲から逸脱することなく、本説明に様々な変形および変更を実行可能なことを容易に認識し得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ニューラルネットワーク環境内のデータをフィルタ処理する方法であって、
感覚表現を含むデータ信号を受信するステップと、
前記データ信号内に含まれる前記感覚表現を感覚形式で生成するステップと、
前記感覚形式の前記感覚表現をコピーすることによって前記感覚表現の鮮明なコピーを生成するステップと、
前記感覚表現の前記鮮明なコピーをネットワークに送信するステップと、を備え、
前記コピーをすることで、前記データ信号内に潜在的に存在する不適切なコンテンツが前記鮮明なコピー内に復元され前記ネットワークに送信されることを防止する、方法。
【請求項2】
前記データ信号に含まれる前記感覚表現に潜在的に固有の不適切なコンテンツを除去することをさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項3】
予め規定された一連の照合基準を用いることによって、前記データ信号内に潜在的に存在する不適切なコンテンツを除去することをさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項4】
マルウェア対策技術を適用することによって、前記データ信号内に潜在的に存在する不適切なコンテンツを除去することをさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記感覚表現を含む前記データ信号を受信機によって受信することが、BMIから受信することである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記感覚表現の前記鮮明なコピーを送信機によって前記ネットワークに送信することが、前記ネットワークとのインタフェースであるBMIを介して行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記感覚表現が視覚表現であり、前記感覚形式が視覚形式である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記感覚表現が聴覚表現であり、前記感覚形式が聴覚形式である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記感覚表現が味覚表現であり、前記感覚形式が味覚を感じることが可能な形式である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記感覚表現が触覚表現であり、前記感覚形式が、加えられる力によって測定可能な形式である、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記感覚表現が認知表現であり、前記感覚形式が、加えられる力によって視認可能、聴聞可能、および測定可能な形式のうちの少なくとも一つの形式である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記感覚表現が嗅覚表現であり、前記感覚形式が匂いをかぐことが可能な形式である、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記感覚表現が運動感覚表現であり、前記感覚形式が運動センサによって感知可能な形式である、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記感覚表現が動作表現であり、前記感覚形式が命令認識器によって認識可能な形式である、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
ニューラルネットワーク環境内でデータをフィルタ処理するシステムであって、
感覚表現を含むデータ信号を受信して、前記感覚表現の鮮明なコピーをネットワークに送信する送受信機と、
感覚形式で前記感覚表現をコピーして、前記感覚表現の鮮明なコピーを生成するために利用可能な感覚表現センサと、
システムの通信およびやり取りを促進するプロセッサと、を含み、
前記感覚表現の前記鮮明なコピーを生成することにより、前記データ信号内に潜在的に存在する不適切なコンテンツが前記鮮明なコピー内に復元され前記ネットワークに送信されることを防止する、システム。
【請求項16】
前記データ信号内に含まれる前記感覚表現内に潜在的に固有の不適切なコンテンツを除去するフィルタをさらに備える請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
予め規定された一連の照合基準を用いることによって、前記データ信号内に潜在的に存在する不適切なコンテンツを除去するフィルタをさらに備える請求項15に記載のシステム。
【請求項18】
マルウェア対策技術を適用することによって、前記データ信号内に潜在的に存在する不適切なコンテンツを除去するフィルタをさらに備える請求項15に記載のシステム。
【請求項19】
前記感覚表現センサが、前記感覚形式で前記感覚表現をコピーして前記感覚表現の前記鮮明なコピーを構成するアルゴリズムを実装したソフトウェア構成要素である、請求項15に記載のシステム。
【請求項20】
前記感覚表現が視覚表現であり、前記感覚表現センサがカメラである、請求項15に記載のシステム。
【請求項21】
前記感覚表現が視覚表現であり、前記感覚表現センサがハイブリッドまたは人工眼である、請求項15に記載のシステム。
【請求項22】
ニューラルネットワークとのインタフェースであるBMIをさらに備え、
前記感覚表現が視覚表現であり、前記感覚表現センサが生物学的な眼であり、前記生物学的な眼が、前記ネットワークとのインタフェースである前記BMIに送信するための前記鮮明なコピーを生成するために利用可能である、請求項15に記載のシステム。
【請求項23】
前記感覚表現が聴覚表現であり、前記感覚表現センサがマイクロフォンである、請求項15に記載のシステム。
【請求項24】
前記感覚表現が聴覚表現であり、前記感覚表現センサがハイブリットまたは人工耳である、請求項15に記載のシステム。
【請求項25】
ニューラルネットワークとのインタフェースであるBMIをさらに備え、
前記感覚表現が聴覚表現であり、前記感覚表現センサが生物学的な耳であり、前記生物学的な耳が、前記ネットワークとのインタフェースである前記BMIに送信するための前記鮮明なコピーを生成するために利用可能である、請求項15に記載のシステム。
【請求項26】
前記感覚表現が味覚表現であり、前記感覚表現センサがハイブリッドまたは人工舌である、請求項15に記載のシステム。
【請求項27】
ニューラルネットワークとのインタフェースであるBMIをさらに備え、
前記感覚表現が味覚表現であり、前記感覚表現センサが生物学的な舌であり、前記生物学的な舌が、前記ネットワークとのインタフェースである前記BMIに送信するための前記鮮明なコピーを生成するために利用可能である、請求項15に記載のシステム。
【請求項28】
前記感覚表現が触覚表現であり、前記感覚表現センサがハイブリッドまたは人工圧力センサである、請求項15に記載のシステム。
【請求項29】
ニューラルネットワークとのインタフェースであるBMIをさらに備え、
前記感覚表現が触覚表現であり、前記感覚表現センサが生物学的圧力センサであり、前記生物学的圧力センサが、前記ネットワークとのインタフェースである前記BMIに送信するための前記鮮明なコピーを生成するために利用可能である、請求項15に記載のシステム。
【請求項30】
前記感覚表現が認知表現であり、前記感覚表現センサが、カメラ、マイクロフォン、および圧力センサのうちの少なくとも一つを含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項31】
前記感覚表現が認知表現であり、前記感覚表現センサが、ハイブリッドもしくは人工眼、ハイブリッドもしくは人工耳、またはハイブリッドもしくは人工圧力センサのうちの少なくとも一つを含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項32】
ニューラルネットワークとのインタフェースであるBMIをさらに備え、
前記感覚表現が認知表現であり、前記感覚表現センサが生物学的眼、生物学的耳、および生物学的圧力センサのうちの少なくとも一つを含み、前記感覚表現センサが、前記ネットワークとのインタフェースである前記BMIに送信するための前記鮮明なコピーを生成するために利用可能である、請求項15に記載のシステム。
【請求項33】
前記感覚表現が嗅覚表現であり、前記感覚表現センサがハイブリッドまたは人工鼻である、請求項15に記載のシステム。
【請求項34】
ニューラルネットワークとのインタフェースであるBMIをさらに備え、
前記感覚表現が嗅覚表現であり、前記感覚表現センサが生物学的な鼻であり、前記生物学的な鼻が、前記ネットワークとのインタフェースである前記BMIに送信するための前記鮮明なコピーを生成するために利用可能である、請求項15に記載のシステム。
【請求項35】
前記感覚表現が運動感覚表現であり、前記感覚表現センサが、ハイブリッドまたは人工運動センサである、請求項15に記載のシステム。
【請求項36】
ニューラルネットワークとのインタフェースであるBMIをさらに備え、
前記感覚表現が運動感覚表現であり、前記感覚表現センサが生物学的運動センサであり、前記生物学的運動センサが、前記ネットワークとのインタフェースである前記BMIに送信するための前記鮮明なコピーを生成するために利用可能である、請求項15に記載のシステム。
【請求項37】
前記感覚表現が動作表現であり、前記感覚表現センサが、ハイブリッドまたは人工命令認識器である、請求項15に記載のシステム。
【請求項38】
ニューラルネットワークとのインタフェースであるBMIをさらに備え、
前記感覚表現が動作表現であり、前記感覚表現センサが生物学的命令認識器であり、前記生物学的命令認識器が、前記ネットワークとのインタフェースである前記BMIに送信するための前記鮮明なコピーを生成するために利用可能である、請求項15に記載のシステム。

【図1】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図2C】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate


【公開番号】特開2013−8359(P2013−8359A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−134635(P2012−134635)
【出願日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【出願人】(512156741)
【氏名又は名称原語表記】Elliot D.Cohen
【Fターム(参考)】