説明

ハンズフリー通話装置

【課題】車両の衝突により、ハンズフリー通話が不能になることを防止したハンズフリー通話装置を提供する。
【解決手段】車両1の衝突を検知する衝突検知部22と、ハンズフリー通話の実行に必要な車両1の装備要素の故障の有無を検知する故障検知部23と、ハンズフリー通話の実行中に、車両1の衝突が検知されたときに、故障検知部23により前記装備要素の故障の有無を検知し、故障が検知されたときには、ハンズフリー通話制御部21によるハンズフリー通話の実行を終了とする共に、携帯電話機50に対して、スピーカフォンモードへの切替を指示する信号を送信する通話モード切替指示部24とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機との通信により、車室内でのハンズフリー通話を可能にするハンズフリー通話装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、携帯電話機と通信を行う通信部を備え、携帯電話機から送信される音声データを通信部により受信して、この音声データに基づく音声を車室内に設けられたスピーカから出力し、また、車室内に設けられたマイクにより集音された音声に基づく音声データを通信ユニットを介して携帯電話機に送信することによって、運転者によるハンズフリー通話を可能にするハンズフリー通話装置が知られている。
【0003】
そして、車両の衝突により、それまで使用していたスピーカの故障が生じたときに、音声の出力先を他のスピーカに切替えることによって、ハンズフリー通話が継続して実行できるようにしたハンズフリー通話装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−69456号公報
【特許文献2】特開平11−220526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
運転者がハンズフリー通話を行っているときに車両が衝突した場合、運転者は衝突状況等を通話相手に伝えて、速やかに事故対応をしようとすると考えられる。
【0006】
しかしながら、車両が衝突したときのダメージによっては、車両に備えられた全てのスピーカが故障する場合もある。また、マイクや車載バッテリ等のハンズフリー通話の実行に必要な他の装備要素が故障する場合もある。そして、これらの場合には、上記特許文献1,2に記載されたハンズフリー通話装置では、ハンズフリー通話が不能になってしまい、通話相手に衝突状況等を伝えることができないという不都合がある。
【0007】
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、ハンズフリー通話中に生じた車両の衝突により、ハンズフリー通話の継続が不能になることを防止したハンズフリー通話装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、携帯電話機と通信を行う通信部と、前記通信部により前記携帯電話機から受信した音声データに基づく音声を車両に設けられたスピーカから出力すると共に、前記車両に設けられたマイクにより集音した音声に基づく音声データを前記通信部を介して前記携帯電話機に送信する、ハンズフリー通話用の制御を実行するハンズフリー通話制御部とを備えたハンズフリー通話装置の改良に関する。
【0009】
そして、前記車両の衝突を検知する衝突検知部と、前記ハンズフリー通話の実行に必要な前記車両の装備要素の故障を検知する故障検知部と、前記ハンズフリー通話制御部によるハンズフリー通話用の制御の実行中に、前記衝突検知部により前記車両の衝突が検知されたときに、前記故障検知部により前記装備要素の故障が検知されるか否かを判断し、該故障が検知されたときには、前記ハンズフリー通話制御部によるハンズフリー通話用の制御を終了すると共に、前記携帯電話機に対して、スピーカフォンモードへの切替を指示する信号を送信する通話モード切替指示部とを備えたことを特徴とする(第1発明)。
【0010】
第1発明によれば、前記通話モード切替指示部は、前記衝突検知部により前記車両の衝突が検知されたときに、前記故障検知部により前記ハンズフリー通話の実行に必要な前記装備要素の故障が検知されるか否かを判断する。この場合、前記装備要素が故障しているときには、前記ハンズフリー通話装置を用いたハンズフリー通話が不能になる。
【0011】
そこで、前記故障検知部により前記装備要素の故障が検知されたときに、前記通話モード切替部は、ハンズフリー通話制御部によるハンズフリー通話用の制御を終了とする共に、前記携帯電話機に対して、スピーカフォンモードへの切替を指示する信号を送信する。そして、この信号を受信した前記携帯電話機は、スピーカフォンモードに切替わる。
【0012】
ここで、スピーカフォンモードとは、一般の携帯電話機に標準的に装備されている機能であり、使用者が携帯電話機から耳を離した状態で通話を行うモードである。スピーカフォンモードでは、携帯電話機の内蔵スピーカの音量が、使用者の耳を携帯電話機から所定距離だけ離した状態でも、通話相手の音声が聞き取れる程度の音量とされ、内蔵マイクの感度が、この状態でも使用者の発声が集音可能な感度とされる。
【0013】
このように、第1発明においては、前記車両の運転者が前記ハンズフリー通話装置によりハンズフリー通話を行っている時に、前記車両の衝突が生じて前記ハンズフリー通話装置によるハンズフリー通話が不能になった場合には、前記携帯電話機単独でのスピーカフォンモードによるハンズフリー通話が可能な状態に移行する。これにより、ハンズフリー通話の継続が不能となることを防止することができ、前記車両の運転者は、それまで行っていた通話を継続して、通話相手に衝突の状況等を速やかに伝達することができる。
【0014】
また、前記第1発明において、前記故障検知部は、前記装備要素の故障として、前記スピーカ又は前記マイクの断線故障又は短絡故障を検知することを特徴とする(第2発明)。
【0015】
第2発明によれば、前記車両に装備された前記スピーカ又は前記マイクの断線故障又は短絡故障が生じて、前記ハンズフリー通話装置によるハンズフリー通話が不能になった場合に、前記携帯電話機をスピーカフォンモードに切替えて、運転者によるハンズフリー通話を継続させることができる。
【0016】
また、第1発明又は第2発明において、前記故障検知部は、前記装備要素の故障として、前記車両に装備されて、前記ハンズフリー通話装置に作動用電力を供給するバッテリの残容量が所定レベル以下であることを検知することを特徴とする(第3発明)。
【0017】
第3発明によれば、前記車両の衝突により前記バッテリが破損してその残容量が減少し、前記ハンズフリー通話装置によるハンズフリー通話が不能になるおそれがある場合に、前記携帯電話機をスピーカフォンモードに切替えて、運転者によるハンズフリー通話を継続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施形態の説明図。
【図2】図1に示したハンズフリー通話装置の作動フローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明のハンズフリー通話装置の実施形態について、図1〜図2を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態のハンズフリー通話装置10は、車両1に搭載して使用され、車室内に置かれた携帯電話機50との間で、ブルートゥース(Bluetooth,登録商標)の通信規格による無線通信を行う。
【0020】
ハンズフリー通話装置10は、CPU20、ブルートゥース通信部11(本発明の通信部に相当する)、メモリ12、及び音声処理部13等を備えている。音声処理部13は、車両1に装備されたマイクロホン30により集音されたアナログの音声信号を、音声データに変換してCPU20に入力すると共に、CPU20から出力される音声データをアナログの音声信号に変換してスピーカ31に出力する。
【0021】
また、音声処理部13は、マイクロホン30とスピーカ31の断線故障及び短絡故障を検知する機能を有しており、検知結果を示すマイクロホンモニタ信号及びスピーカモニタ信号をCPU20に出力する。
【0022】
CPU20には、車両1のステアリング(図示しない)等に設けられたスイッチ部32の操作信号が入力され、CPU20からディスプレイ33に出力される制御信号により、ディスプレイ33の表示内容が変更される。
【0023】
車両1には、ハンズフリー通話装置10やマイクロホン30、スピーカ31等の電装品に電力を供給するバッテリ43と、バッテリ43の残容量(SOC,State Of Charge)等を監視するバッテリECU42と、車両1に装備されたエアバッグ(図示しない)の作動を制御するSRS(Supplemental Restraint System)−ECU41とが備えている。
【0024】
CPU20には、バッテリECU42からバッテリ43の状態を示すバッテリモニタ信号が入力され、SRS−ECU41からエアバッグの作動状態を示すエアバッグモニタ信号が入力される。
【0025】
CPU20は、メモリ12に保持されたハンズフリー通話装置10の制御用プログラムを実行することによって、ブルートゥース通信部11及び音声処理部13との通信を伴うハンズフリー通話用の制御を実行するハンズフリー通話制御部21、車両1の衝突を検知する衝突検知部22、マイクロホン30及びスピーカ31の故障とバッテリ43の残容量を検知する故障検知部23、及び、携帯電話機50に対して通話モードの切替を指示する通話モード切替指示部24として機能する。
【0026】
ハンズフリー通話制御部21は、ブルートゥース通信部11により受信された携帯電話機50からの音声データを、音声処理部13によりアナログの音声信号に変換してスピーカ31に出力し、これにより、通話相手の音声をスピーカ31から出力する。
【0027】
また、ハンズフリー通話制御部21は、マイクロホン30により集音されて音声処理部13によりデジタル化された音声データを入力し、この音声データをブルートゥース通信部11を介して携帯電話機50に送信する。これにより、運転者の発声が通話相手に送信される。
【0028】
衝突検知部22は、SRS-ECU41から入力したエアバッグモニタ信号により、エアバッグの作動を認識したときに、車両1が衝突したと検知する。故障検知部23は、音声処理部13から入力したマイクロホンモニタ信号及びスピーカモニタ信号から、マイクロホン30及びスピーカ31の断線故障と短絡故障を検知する。また、故障検知部23は、バッテリECU42から出力されるバッテリモニタ信号により、バッテリ43の残容量を検知する。
【0029】
通話モード切替指示部24は、ハンズフリー通話制御部21によりハンズフリー通話が行われているときに、衝突検知部22により車両1の衝突が検知され、且つ、故障検知部23によりマイクロホン30若しくはスピーカ31の故障又はバッテリ43の残容量が所定レベル以下であることが検知されたときに、ハンズフリー通話制御部21によるハンズフリー通話を終了させて、スピーカフォンモードへの切替を指示するモード切替信号を携帯電話機50に送信する。
【0030】
次に、携帯電話機50は、CPU51、電話通信部52、ブルートゥース通信部53、メモリ54、音声処理部55、マイクロホン61、小スピーカ62、大スピーカ63、キースイッチ64、及びディスプレイ65を備えている。
【0031】
小スピーカ62は、使用者が携帯電話機50を把持して通話を行う通常モードで、耳に近づけて使用されるものであり、小音量を出力する。大スピーカ63は、使用者が携帯電話機50から耳を離した状態で通話を行うスピーカフォンモードで使用されるものであり、小スピーカ62よりも大きな音量を出力する。スピーカフォンモードでは、使用者は携帯電話機を把持しない、いわゆるハンズフリー状態での通話が可能である。
【0032】
CPU51は、メモリ54に保持された携帯電話機50の制御用プログラムを実行することにより、携帯電話機50の作動を制御する。音声処理部55は、マイクロホン61により集音されたアナログの音声信号を、デジタルの音声データに変換してCPU51に入力すると共に、CPU51から出力されるデジタルの音声データをアナログの音声信号に変換して小スピーカ62及び大スピーカ63に出力する。
【0033】
また、CPU51は、電話通信部52により通話相手の電話機との間でデータ通信を行い、ブルートゥース通信部53によりハンズフリー通話装置10との間でデータ通信を行う。さらに、CPU51には、キースイッチ64の操作信号が入力され、CPU51から出力される制御信号により、ディスプレイ65の表示が制御される。
【0034】
CPU51は、キースイッチ64の操作に応じて、携帯電話機50の通話モードを、通話相手の音声を小スピーカ62から出力する通常モードから、通話相手の音声を大スピーカ63から出力するスピーカフォンモードに切替える。また、CPU51は、ブルートゥース通信部53により、スピーカフォンモードへの切替を指示するモード切替信号を受信したときにも、携帯電話機50の通話モードをスピーカフォンモードに切替える。
【0035】
CPU51は、キースイッチ64の操作に応じて、ハンズフリー通話装置10の登録処理を行い、ハンズフリー通話装置10の機器アドレス等をメモリ54に保持する。この登録処理により、携帯電話機50とハンズフリー通話装置10とのブルートゥースの通信規格による無線通信が可能になる。
【0036】
次に、図2に示したフローチャートに従って、車両1の運転者が、ハンズフリー通話装置10によるハンズフリー通話を行っているときに、車両1が衝突した場合の通話モード切替指示部24による処理について説明する。
【0037】
通話モード切替指示部24は、ハンズフリー通話装置10が作動中であるときに、図2にフローチャートによる処理を繰り返し実行する。そして、STEP1で衝突検知部22により車両1の衝突が検知されたときにSTEP2に進み、ハンズフリー通話中であるか否か(ハンズフリー通話制御部21によるハンズフリー通話用の制御が実行されているか否か)を判断する。
【0038】
そして、ハンズフリー通話中であるときはSTEP3に進み、ハンズフリー通話中でないときにはSTEP7に分岐して処理を終了する。
【0039】
STEP3で、通話モード切替指示部24は、故障検知部23によりスピーカ31の断線故障又は短絡故障が検知されているか否かを判断する。そして、スピーカ31の断線故障又は短絡故障が検知されているときはSTEP10に分岐し、スピーカ31の断線故障と短絡故障のいずれも検知されていないときにはSTEP4に進む。
【0040】
STEP4で、通話モード切替指示部24は、故障検知部23によりマイクロホン30の断線故障又は短絡故障が検知されているか否かを判断する。そして、マイクロホン30の断線故障又は短絡故障が検知されているときはSTEP10に分岐し、マイクロホン30の断線故障と短絡故障のいずれも検知されていないときにはSTEP5に進む。
【0041】
STEP5で、通話モード切替指示部24は、故障検知部23によりバッテリ43の残容量(SOC)が、所定レベル(ハンズフリー通話装置10の正常動作が可能なレベルに、ある程度の余裕を持たせて設定される)以下であるか否かを判断する。そして、バッテリ43の残容量が所定レベル以下であるときはSTEP10に分岐し、バッテリ43の残容量が所定レベルを超えているときにはSTEP6に進む。
【0042】
STEP6に進んだときには、スピーカ31とマイクロホン30の断線故障及び短絡故障が生じておらず、バッテリ43の破損による残容量の低下も生じていないため、ハンズフリー通話装置10によるハンズフリー通話の実行が可能な状態である。そのため、この場合は、通話モード切替指示部24は、携帯電話機50へのスピーカフォンモードへの切替を指示するモード切替指示信号の送信をせず、ハンズフリー通話制御部21によるハンズフリー通話用の制御の実行を継続する。
【0043】
一方、STEP10に分岐したときには、スピーカ31又はマイクロホン30の故障により、ハンズフリー通話装置10によるハンズフリー通話の実行が不能な状態になっているか、バッテリ43の残容量の低下により、ハンズフリー通話装置10によるハンズフリー通話の継続が困難な状態になっている。
【0044】
そのため、この場合には、通話モード切替指示部24は、STEP10でハンズフリー通話制御部21によるハンズフリー通話用の制御を終了すると共に、STEP11で、携帯電話機50に対して、スピーカフォンモードへの切替を指示するモード切替信号を送信してSTEP7に進み、処理を終了する。
【0045】
このモード切替信号を受信した携帯電話機50のCPU51は、ブルートゥースによる通話データの通信を終了し、スピーカフォンモードに切替える。これにより、運転者は、携帯電話機50の大スピーカ63から出力される通話相手の音声を聞き取り、また、携帯電話機50のマイクロホン61に向けて発声することで、通話相手とのハンズフリーによる通話を継続することができる。
【0046】
なお、本実施形態では、ハンズフリー通話装置10と携帯電話機50との通信を、ブルートゥースの通信規格による無線通信により行ったが、赤外線通信等の他の規格による無線通信や、ハンズフリー通話装置10と携帯電話機50を通信ケーブルで接続して、USB(Universal Serial Bus)等の通信規格による有線通信により行ってもよい。
【0047】
また、本実施形態では、ハンズフリー通話装置10によるハンズフリー通話の実行に必要な車両1の装備要素の故障として、マイクロホン30とスピーカ31の故障と、バッテリ43の残容量が所定レベル以下であることを検知したが、ハンズフリー通話装置10によるハンズフリー通話を実現するために必要な車両1の他の装備要素について、故障を検知するようにしてもよい。
【0048】
また、本実施形態において、衝突検知部22は、SRS−ECU41から入力したエアバッグモニタ信号によりエアバッグの作動を認識したときに、車両1が衝突したと検知したが、他の構成により車両1の衝突を検知するようにしてもよい。例えば、車両1に振動センサを備え、振動センサにより所定レベル以上の振動が検出されたときに、車両1が衝突したと検知してもよい。
【符号の説明】
【0049】
1…車両、10…ハンズフリー通話装置、20…(ハンズフリー通話装置の)CPU、21…ハンズフリー通話制御部、22…衝突検知部、23…故障検知部、24…通話モード切替指示部、30…(車両1に装備された)マイクロホン、31…(車両1に装備された)スピーカ、43…バッテリ、50…携帯電話機、51…(携帯電話機50の)CPU、61…(携帯電話機50の)マイクロホン、62…(携帯電話機50の)小スピーカ、63…(携帯電話機50の)大スピーカ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯電話機と通信を行う通信部と、
前記通信部により前記携帯電話機から受信した音声データに基づく音声を車両に設けられたスピーカから出力すると共に、前記車両に設けられたマイクにより集音した音声に基づく音声データを前記通信部を介して前記携帯電話機に送信する、ハンズフリー通話用の制御を実行するハンズフリー通話制御部と
を備えたハンズフリー通話装置において、
前記車両の衝突を検知する衝突検知部と、
前記ハンズフリー通話の実行に必要な前記車両の装備要素の故障を検知する故障検知部と、
前記ハンズフリー通話制御部によるハンズフリー通話用の制御の実行中に、前記衝突検知部により前記車両の衝突が検知されたときに、前記故障検知部により前記装備要素の故障が検知されるか否かを判断し、該故障が検知されたときには、前記ハンズフリー通話制御部によるハンズフリー通話用の制御を終了すると共に、前記携帯電話機に対して、スピーカフォンモードへの切替を指示する信号を送信する通話モード切替指示部と
を備えたことを特徴とするハンズフリー通話装置。
【請求項2】
請求項1に記載のハンズフリー通話装置において、
前記故障検知部は、前記装備要素の故障として、前記スピーカ又は前記マイクの断線故障又は短絡故障を検知することを特徴とするハンズフリー通話装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のハンズフリー通話装置において、
前記故障検知部は、前記装備要素の故障として、前記車両に装備されて、前記ハンズフリー通話装置に作動用電力を供給するバッテリの残容量が所定レベル以下であることを検知することを特徴とするハンズフリー通話装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−55545(P2013−55545A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−193040(P2011−193040)
【出願日】平成23年9月5日(2011.9.5)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】