バイアス回路
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバイアス回路に係り、特に差動増幅器に使用するバイアス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の差動増幅器のバイアス回路の一例の回路図である。以下、同図について説明する。同図において、ダイオード接続されたNPNトランジスタQ20のエミッタはグランドに接続され、コレクタは電流源ICCを介して電圧源VCC2 に接続されている。NPNトランジスタQ21,Q24夫々はトランジスタQ20とカレントミラー接続されており、トランジスタQ21,Q24の夫々のエミッタは、抵抗R5 ,R6 を介してグランドに接続されている。
【0003】NPN差動対入力トランジスタQ7 ,Q8 の共通エミッタはトランジスタQ21のコレクタに接続されている。トランジスタQ7 ,Q8 夫々のコレクタにはバイアス電流検出用NPNトランジスタQ5 ,Q6 のエミッタが夫々接続されている。トランジスタQ5 のコレクタは、ダイオード接続されたPNPトランジスタQ3 のコレクタに、トランジスタQ6のコレクタはトランジスタQ3 とカレントミラー接続されたPNPトランジスタQ4 のコレクタに夫々接続されている。トランジスタQ3 ,Q4 夫々のエミッタは電圧源VCC2 に接続されている。
【0004】ベース電流反転増幅用PNPトランジスタQ1 のエミッタは電圧源VCC2 に、ベースはトランジスタQ5 のベースに、コレクタはバイアス電流補償用PNPトランジスタQ2 のベースは差動トランジスタQ7 のベースに、コレクタはグランドに接続されている。トランジスタQ2 のベースは差動トランジスタQ7 のベースに、コレクタはグランドに接続されている。また同様に、反転増幅用PNPトランジスタQ9 のエミッタは電圧源VCC2 に、ベースはトランジスタQ6 のベースに、コレクタはバイアス電流補償用PNPトランジスタQ10のエミッタに接続されている。トランシスタQ10のベースは差動トランジスタQ8 のベースに、コレクタはグランドに接続されている。
【0005】差動対トランジスタQ7 ,Q8 夫々のベースは、入力端子1,2に夫々接続されている。トランジスタQ4 のコレクタにはPNPトランジスタQ30のベースが接続されている。また、トランジスタQ30のエミッタは電圧源VCC2 に、コレクタはトランジスタQ24のコレクタに接続されている。
【0006】図1において、各部を流れる電流を図示のとおり定める。また、トランジスタQ1 ,Q2 ,Q5 ,Q7 の直流電流増幅幅率をhFE1 ,hFE2 ,hFE5,hFE7 と表わすと、I1 =iB7(1+hFE7 ) (1) iC7=iB7hFE7 ) (2) IC7=iB5(1+hFE5 ) (3) IC1=iB1hFE1 =iB5hFE1 (4) IC1=iB2(1+hFE2 ) (5)
【0007】
【数1】
【0008】(1) 式より
【0009】
【数2】
【0010】(2) (3) 式より
【0011】
【数3】
【0012】(8) 式を(4) 式に代入して
【0013】
【数4】
【0014】(9) 式を(6) 式に代入して
【0015】
【数5】
【0016】(7) 式を代入して
【0017】
【数6】
【0018】よって、入力バイアス電流Iin1 は
【0019】
【数7】
【0020】で表わされる。上記のとおり、入力トランジスタQ7 (Q8 )のベース電流iB7(iB8) をバイアス電流検出用トランジスタQ5 ,(Q6 )にて取り出し、該バイアス電流検出用トランジスタのベース電流をトランジスタQ1 (Q2 )で反転増幅し、バイアス電流補償用トランジスタQ2 (Q10)にて、ベース電流iB7(iB8) と同量で逆位相の電流iB2(iB10)にし、入力端子から見たバイアス電流Iin1 (Iin2)を低減している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説明した従来のバイアス回路によれば、各トランジスタのhFEがばらついた場合に入力電流の低減効果が低下する問題がある。以下、この問題について詳しく説明する。
【0022】従来のバイアス回路において、hFE1 =hFE2,hFE5 =hFE7 ,またhFE1 ,hFE5 ,hFE7 ≫1とすれば
【0023】
【数8】
【0024】となる。ここで、トランジスタQ1 ,Q2 ,トランジスタQ5 とQ7 の直流電流増幅率が夫々等しく、各直流電流増幅率が大きければ大きい程、入力バイアス電流Iin1 は小さくなる。
【0025】例えば、hFE1 =hFE2 =50,hFE5 =hFE7 =100,I1 =10〔μA〕とすれば、式(14)式より
【0026】
【数9】
【0027】となり、入力トランジスタQ7 の見掛けの直流電流増幅率をI1 /Iin1=10/0.003≒3333とすることが出来る。
【0028】次に、直流電流増幅率がばらついた場合を考える。例えば、hFE1 =55,hFE2 =50,hFE5 =100,hFE7 =110,I1 =10〔μA〕とすれば、式(13)より、
【0029】
【数10】
【0030】また同様に、hFE1 =50,hFE2 =55,hFE5 =110,hFE7 =100,I1 〔μA〕とすれば
【0031】
【数11】
【0032】となる。上記のとおり、従来のバイアス回路では、各トランジスタのhFEがバランスしていない場合(例えば式(19), 式(21))には、バランスした場合(式(17)) に比べてバイアス電流低減効果が、1/3〜1/4に低下する問題がある。
【0033】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、各トランジスタの直流電流増幅率をバランスさせることにより、低バイアスの電流のバイアス回路を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決するために本発明では、入力トランジスタのコレクタにエミッタが接続された入力トランジスタのバイアス電流検出用トランジスタと、該バイアス電流検出用トランジスタのベースにベースが接続された、該バイアス電流検出用トランジスタのベース電流反転増幅用トランジスタと、該入力トランジスタとは異なる導電型を有し、かつ、ベースが該入力トランジスタのベースに接続され、エミッタが該ベース電流反転増幅用トランジスタのコレクタに接続され、前記入力トランジスタのバイアス電流を補償するバイアス電流補償用トランジスタとを具備したバイアス回路において、エミッタが前記バイアス電流補償用トランジスタのコレクタに接続され、コレクタが所定の電位とされ、ベースが前記入力トランジスタのエミッタに接続されたレベルシフト用トランジスタを接続して設け、該レベルシフト用トランジスタのベース・エミッタ間電圧を、前記入力トランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記バイアス電流検出用トランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記ベース電流反転増幅用トランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記バイアス電流補償用トランジスタのベース・エミッタ間電圧と夫々等しく構成した。
【0035】
【作用】上記の構成により、前記入力トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧と前記バイアス電流検出用トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧とが等しくなり、夫々のトランジスタの直流電流増幅率が等しくなる。
【0036】また、前記ベース電流反転増幅用トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧と前記バイアス電流補償用トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧とが等しくなり、夫々のトランジスタの直流電流増幅率が等しくなる。
【0037】
【実施例】図1は本発明の一実施例の回路図である。同図中、図3と同一構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。同図において、トランジスタQ2 ,Q10夫々のコレクタは、レベルシフト用PNPトランジスタQ14のエミッタに接続されている。また、トランジスタQ21のコレクタはレベルシフト用トランジスタQ13,Q14 の夫々のベースに接続されている。
【0038】ダイオード接続されたNPNトランジスタQ22は、コレクタをトランジスタQ14のコレクタに接続され、NPNトランジスタQ23,Q28夫々とカレントミラー接続されている。トランジスタQ23のコレクタはトランジスタQ24のコレクタに、トランジスタQ22,Q23,Q28の各エミッタはグランドに夫々接続されている。また、トランジスタQ13,Q28夫々のコレクタは互いに接続されている。
【0039】互いのベースが接続されたPNPトランジスタQ25,Q26夫々のエミッタは電圧源VCC1 に接続されている。PNPトランジスタQ27のエミッタはトランジスタQ25のベースに、ベースはトランジスタQ24のコレクタ及びトランジスタQ25のコレクタに、コレクタはグランドに接続されている。トランジスタQ26のコレクタは、トランジスタQ1 ,Q3 ,Q4 ,Q9 夫々のエミッタ、及び電流源ICCの一端に接続されている。
【0040】トランジスタQ26のコレクタはまた、互いにベースを接続されたレベルシフト用PNPトランジスタQ11のエミッタとレベルシフト用NPNトランジスタQ12のコレクタに接続されている。トランジスタQ11のコレクタは、トランジスタQ13のエミッに接続されている。NPNトランジスタQ29のベースはトランジスタQ13,Q28のコレクタに、エミッタはグランドに、コレクタはトランジスタQ12,Q13夫々のエミッタに接続されている。
【0041】トランジスタQ30のコレクタは、NPNトランジスタQ34のベースに接続されている。トランジスタQ34のコレクタは電圧源VCC1 に、エミッタは抵抗R4 を介してPNPトランジスタQ35のエミッタに接続されている。トランジスタQ35のコレクタはグランド接続されている。
【0042】夫々ダイオード接続されたNPNトランジスタQ32及びPNPトランジスタQ33は、お互いのエミッタを接続されている。トランジスタQ32,Q33夫々のコレクタはトランジスタQ34,Q35のベースに夫々接続されている。NPNトランジスタQ31はトランジスタQ20とカレントミラー接続されており、トランジスタQ31のコレクタはトランジスタQ35のベースに、エミッタは抵抗R3 を介してグランドに接続されている。
【0043】以上の構成によれば、トランジスタQ1 とQ9 及びトランジスタQ5 とQ6 の、直流電流増幅率hFEのミスマッチングの主な要因であるコレクタ・エミッタ電圧(VCE)を夫々等しくすることによりhFEのマッチングを取り、バイアス電流Iin1 の低減効果を大幅に向上することが出来る。以下、VCEの平衡条件について詳しく述べる。
【0044】図1において、トランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q5 ,Q7 ,Q11,Q12,Q13,Q14夫々のコレクタ・エミッタ電圧をVCE1 ,VCE2 ,VCE3 ,VCE5 ,VCE7 ,VCE11,VCE12,VCE13,VCE14、ベースエミッタ電圧をVBE1 ,VBE2 ,VBE3 ,VBE5 ,VBE7 ,VBE11,VBE12,VBE13,VBE14とすると、 VCE1 =(VBE11+VBE12+VBE13)−(VBE2 +VBE7 ) (22) VCE2 =(VBE2 +VBE7 )−VBE14 (23) VCE5 =(VBE11+VBE12+VBE13)−(VBE3 +VCE7 ) (24) VCE7 =(VBE11+VBE12+VBE13)−(VBE1 +VBE5 ) (25)で表される。
【0045】トランジスタQ1 ,Q2 のVCEを等しくするには VCE2 −VCE1 =0 (26) ここで、 VBE1 =VBE2 =VBE3 =VBE11=VBE14 (27) VBE5 =VBE7 =VBE12 (28) であれば、(22),(23) 式より VCE2 −VCE1 =2(VBE2 +VBE7 )−(VBE11+VBE12+VBE13+VBE14)
=VBE7 −VBE13 ∴VBE7 =VBE13 (29)(29)式を満足する様に、トランジスタQ13とQ14のエミッタ面積を調整し電流密度を合わせることにより、トランジスタQ1,Q2 のVCEが等しくなる。
【0046】次に、トランジスタQ5 ,Q7 のVCEを等しくするには VCE7 −VCE5 =−(VBE1 +VBE5 )+VBE3 +VCE7 (31) VCE5 =VBE1 −VBE3 +VBE5 (32)ここで、 VBE3 =VBE5 (33) となる様にトランジスタQ3 とQ5 のエミッタ面積を調整し電流密度を合わせると、(32)式より VCE5 =VBE1 (34)また、 VBE1 =VBE11 (35) であれば、(22)式および(28)式より VCE7 =(VBE11+VBE12+VBE13)−(VBE1 +VBE5 )
=(VBE1 +VBE5 +VBE13)−(VBE1 +VBE5 )=VBE13(36)となり、VBE1 とVBE13が等しくなるようにトランジスタQ7 のエミッタ電流I1 とトランジスタQ13のコレクタ電流I3 を合わせると VCE5 =VCE7 (37)とすることが出来る。
【0047】以上のようにして、トランジスタQ5 ,Q7 のコレクタ・エミッタ電圧をバランスさせると、トランジスタQ5 ,Q7 の直流電流増幅率が等しくなる。よって、差動トランジスタQ7 のバイアス電流iB7と、トランジスタQ5 のベース電流iB5を等しくすることが出来る。同様に、トランジスタQ1 ,Q2 のコレクタ・エミッタ電圧をバランスさせることにより、トランジスタQ1 ,Q2 夫々のベース電流iB1,iB2を等しくすることが出来て、入力端子1から見たバイアス電流Iin1 を大幅にかつ安定に低減することが出来る。
【0048】以上、左側差動トランジスタQ7 のバイアス回路について説明したが、右側差動トランジスタQ8 のバイアス回路についても同様である。トランジスタQ4 ,Q6 ,Q8 ,Q9 ,Q10夫々のベースエミッタ電圧をトランジスタQ11,Q12,Q13,Q14の夫々のベース・エミッタ電圧と等しくすることにより、トランジスタQ6 とQ8 及びトランジスタQ9 ,Q10のエミッタ電圧をバランスさせて、入力端子2から見たバイアス電流Iin2 を低減することが出来る。
【0049】微細化したトランジスタでは特に、VCEのミスマッチングによる直流電流増幅率のばらつきが大きいため、本実施例により、バイアス電流を安定して低減出来る利点がある。
【0050】図2は本発明の他の実施例の回路図である。同図中、図1と同一構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。図2において、NPN入力トランジスタQ17,Q37夫々はベースを入力端子1,2に接続され、差動対トランジスタQ7 ,Q8 夫々とダーリントン接続されている。
【0051】差動対トランジスタQ7 ,Q8 夫々のコレクタは、カレントミラートランジスタQ3 ,Q4 のコレクタに夫々接続されている。トランジスタQ5 のエミッタはダーリントントランジスタQ17のコレクタに、コレクタはダイオード接続されたNPNトランジスタQ16のエミッタに接続されている。トランジスタQ16のコレクタはトランジスタQ3 のエミッタに接続されている。
【0052】トランジスタQ2 のベースはダーリントントランジスタQ17のベースに接続されている。PNPトランジスタQ18のエミッタはトランジスタQ2 のコレクタに、ベースはダーリントントランジスタQ17のエミッタに、コレクタはPNPトランジスタQ38のコレクタに夫々接続されている。
【0053】トランジスタQ6 のエミッタはダーリントントランジスタQ37のコレクタに、コレクタはダイオード接続されたNPNトランジスタQ36のエミッタに接続されている。トランジスタQ36のコレクタはトランジスタQ4 のエミッタに接続されている。
【0054】トランジスタQ10のベースはダーリントントランジスタQ37のベースに、コレクタはトランジスタQ38のエミッタに接続されている。トランジスタQ38のベースはトランジスタQ37のエミッタに接続されている。トランジスタQ18,Q38夫々のコレクタは、トランジスタQ22のコレクタ及びトランジスタQ13のベースに夫々接続されている。
【0055】本実施例においても、前記実施例と同様に、トランジスタQ1とQ2 (Q9 ,Q10)及びトランジスタQ5 とQ17(Q6 とQ37)のコレクタ・エミッタ電圧をバランスさせることにより、入力バイアス電流iB17 (iB37 )と同量で逆位相の電流iB2(iB10 )を入力端子1(2)に流し込み、入力端子1(2)から見たバイアス電流Iin1 (Iin2 )を大幅かつ安定に低減することが出来る。また、入力段をダーリントン接続している分、見掛けの電流増幅率を高くすることが出来る。
【0056】なお、トランジスタQ1 ,Q2 ,Q5 〜Q14,Q17,Q18,Q37,Q38夫々の極性は逆極性のものを使用しても良い。
【0057】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、直流電流増幅率がばらつくことが無いために、バイアス電流を大幅に、かつ安定して低減出来る特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】本発明の他の実施例の回路図である。
【図3】従来のバイアス回路の一例の回路図である。
【符号の説明】
Q1 ベース電流反転増幅用トランジスタ
Q2 バイアス電流補償用トランジスタ
Q5 バイアス電流検出用トランジスタ
Q6 バイアス電流検出用トランジスタ
Q7 入力トランジスタ
Q8 入力トランジスタ
Q9 ベース電流反転増幅用トランジスタ
Q10 バイアス電流補償用トランジスタ
Q11,Q12,Q13,Q14 レベルシフト用トランジスタ
Q17 入力トランジスタ
Q37 入力トランジスタ
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバイアス回路に係り、特に差動増幅器に使用するバイアス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の差動増幅器のバイアス回路の一例の回路図である。以下、同図について説明する。同図において、ダイオード接続されたNPNトランジスタQ20のエミッタはグランドに接続され、コレクタは電流源ICCを介して電圧源VCC2 に接続されている。NPNトランジスタQ21,Q24夫々はトランジスタQ20とカレントミラー接続されており、トランジスタQ21,Q24の夫々のエミッタは、抵抗R5 ,R6 を介してグランドに接続されている。
【0003】NPN差動対入力トランジスタQ7 ,Q8 の共通エミッタはトランジスタQ21のコレクタに接続されている。トランジスタQ7 ,Q8 夫々のコレクタにはバイアス電流検出用NPNトランジスタQ5 ,Q6 のエミッタが夫々接続されている。トランジスタQ5 のコレクタは、ダイオード接続されたPNPトランジスタQ3 のコレクタに、トランジスタQ6のコレクタはトランジスタQ3 とカレントミラー接続されたPNPトランジスタQ4 のコレクタに夫々接続されている。トランジスタQ3 ,Q4 夫々のエミッタは電圧源VCC2 に接続されている。
【0004】ベース電流反転増幅用PNPトランジスタQ1 のエミッタは電圧源VCC2 に、ベースはトランジスタQ5 のベースに、コレクタはバイアス電流補償用PNPトランジスタQ2 のベースは差動トランジスタQ7 のベースに、コレクタはグランドに接続されている。トランジスタQ2 のベースは差動トランジスタQ7 のベースに、コレクタはグランドに接続されている。また同様に、反転増幅用PNPトランジスタQ9 のエミッタは電圧源VCC2 に、ベースはトランジスタQ6 のベースに、コレクタはバイアス電流補償用PNPトランジスタQ10のエミッタに接続されている。トランシスタQ10のベースは差動トランジスタQ8 のベースに、コレクタはグランドに接続されている。
【0005】差動対トランジスタQ7 ,Q8 夫々のベースは、入力端子1,2に夫々接続されている。トランジスタQ4 のコレクタにはPNPトランジスタQ30のベースが接続されている。また、トランジスタQ30のエミッタは電圧源VCC2 に、コレクタはトランジスタQ24のコレクタに接続されている。
【0006】図1において、各部を流れる電流を図示のとおり定める。また、トランジスタQ1 ,Q2 ,Q5 ,Q7 の直流電流増幅幅率をhFE1 ,hFE2 ,hFE5,hFE7 と表わすと、I1 =iB7(1+hFE7 ) (1) iC7=iB7hFE7 ) (2) IC7=iB5(1+hFE5 ) (3) IC1=iB1hFE1 =iB5hFE1 (4) IC1=iB2(1+hFE2 ) (5)
【0007】
【数1】
【0008】(1) 式より
【0009】
【数2】
【0010】(2) (3) 式より
【0011】
【数3】
【0012】(8) 式を(4) 式に代入して
【0013】
【数4】
【0014】(9) 式を(6) 式に代入して
【0015】
【数5】
【0016】(7) 式を代入して
【0017】
【数6】
【0018】よって、入力バイアス電流Iin1 は
【0019】
【数7】
【0020】で表わされる。上記のとおり、入力トランジスタQ7 (Q8 )のベース電流iB7(iB8) をバイアス電流検出用トランジスタQ5 ,(Q6 )にて取り出し、該バイアス電流検出用トランジスタのベース電流をトランジスタQ1 (Q2 )で反転増幅し、バイアス電流補償用トランジスタQ2 (Q10)にて、ベース電流iB7(iB8) と同量で逆位相の電流iB2(iB10)にし、入力端子から見たバイアス電流Iin1 (Iin2)を低減している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説明した従来のバイアス回路によれば、各トランジスタのhFEがばらついた場合に入力電流の低減効果が低下する問題がある。以下、この問題について詳しく説明する。
【0022】従来のバイアス回路において、hFE1 =hFE2,hFE5 =hFE7 ,またhFE1 ,hFE5 ,hFE7 ≫1とすれば
【0023】
【数8】
【0024】となる。ここで、トランジスタQ1 ,Q2 ,トランジスタQ5 とQ7 の直流電流増幅率が夫々等しく、各直流電流増幅率が大きければ大きい程、入力バイアス電流Iin1 は小さくなる。
【0025】例えば、hFE1 =hFE2 =50,hFE5 =hFE7 =100,I1 =10〔μA〕とすれば、式(14)式より
【0026】
【数9】
【0027】となり、入力トランジスタQ7 の見掛けの直流電流増幅率をI1 /Iin1=10/0.003≒3333とすることが出来る。
【0028】次に、直流電流増幅率がばらついた場合を考える。例えば、hFE1 =55,hFE2 =50,hFE5 =100,hFE7 =110,I1 =10〔μA〕とすれば、式(13)より、
【0029】
【数10】
【0030】また同様に、hFE1 =50,hFE2 =55,hFE5 =110,hFE7 =100,I1 〔μA〕とすれば
【0031】
【数11】
【0032】となる。上記のとおり、従来のバイアス回路では、各トランジスタのhFEがバランスしていない場合(例えば式(19), 式(21))には、バランスした場合(式(17)) に比べてバイアス電流低減効果が、1/3〜1/4に低下する問題がある。
【0033】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、各トランジスタの直流電流増幅率をバランスさせることにより、低バイアスの電流のバイアス回路を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決するために本発明では、入力トランジスタのコレクタにエミッタが接続された入力トランジスタのバイアス電流検出用トランジスタと、該バイアス電流検出用トランジスタのベースにベースが接続された、該バイアス電流検出用トランジスタのベース電流反転増幅用トランジスタと、該入力トランジスタとは異なる導電型を有し、かつ、ベースが該入力トランジスタのベースに接続され、エミッタが該ベース電流反転増幅用トランジスタのコレクタに接続され、前記入力トランジスタのバイアス電流を補償するバイアス電流補償用トランジスタとを具備したバイアス回路において、エミッタが前記バイアス電流補償用トランジスタのコレクタに接続され、コレクタが所定の電位とされ、ベースが前記入力トランジスタのエミッタに接続されたレベルシフト用トランジスタを接続して設け、該レベルシフト用トランジスタのベース・エミッタ間電圧を、前記入力トランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記バイアス電流検出用トランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記ベース電流反転増幅用トランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記バイアス電流補償用トランジスタのベース・エミッタ間電圧と夫々等しく構成した。
【0035】
【作用】上記の構成により、前記入力トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧と前記バイアス電流検出用トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧とが等しくなり、夫々のトランジスタの直流電流増幅率が等しくなる。
【0036】また、前記ベース電流反転増幅用トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧と前記バイアス電流補償用トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧とが等しくなり、夫々のトランジスタの直流電流増幅率が等しくなる。
【0037】
【実施例】図1は本発明の一実施例の回路図である。同図中、図3と同一構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。同図において、トランジスタQ2 ,Q10夫々のコレクタは、レベルシフト用PNPトランジスタQ14のエミッタに接続されている。また、トランジスタQ21のコレクタはレベルシフト用トランジスタQ13,Q14 の夫々のベースに接続されている。
【0038】ダイオード接続されたNPNトランジスタQ22は、コレクタをトランジスタQ14のコレクタに接続され、NPNトランジスタQ23,Q28夫々とカレントミラー接続されている。トランジスタQ23のコレクタはトランジスタQ24のコレクタに、トランジスタQ22,Q23,Q28の各エミッタはグランドに夫々接続されている。また、トランジスタQ13,Q28夫々のコレクタは互いに接続されている。
【0039】互いのベースが接続されたPNPトランジスタQ25,Q26夫々のエミッタは電圧源VCC1 に接続されている。PNPトランジスタQ27のエミッタはトランジスタQ25のベースに、ベースはトランジスタQ24のコレクタ及びトランジスタQ25のコレクタに、コレクタはグランドに接続されている。トランジスタQ26のコレクタは、トランジスタQ1 ,Q3 ,Q4 ,Q9 夫々のエミッタ、及び電流源ICCの一端に接続されている。
【0040】トランジスタQ26のコレクタはまた、互いにベースを接続されたレベルシフト用PNPトランジスタQ11のエミッタとレベルシフト用NPNトランジスタQ12のコレクタに接続されている。トランジスタQ11のコレクタは、トランジスタQ13のエミッに接続されている。NPNトランジスタQ29のベースはトランジスタQ13,Q28のコレクタに、エミッタはグランドに、コレクタはトランジスタQ12,Q13夫々のエミッタに接続されている。
【0041】トランジスタQ30のコレクタは、NPNトランジスタQ34のベースに接続されている。トランジスタQ34のコレクタは電圧源VCC1 に、エミッタは抵抗R4 を介してPNPトランジスタQ35のエミッタに接続されている。トランジスタQ35のコレクタはグランド接続されている。
【0042】夫々ダイオード接続されたNPNトランジスタQ32及びPNPトランジスタQ33は、お互いのエミッタを接続されている。トランジスタQ32,Q33夫々のコレクタはトランジスタQ34,Q35のベースに夫々接続されている。NPNトランジスタQ31はトランジスタQ20とカレントミラー接続されており、トランジスタQ31のコレクタはトランジスタQ35のベースに、エミッタは抵抗R3 を介してグランドに接続されている。
【0043】以上の構成によれば、トランジスタQ1 とQ9 及びトランジスタQ5 とQ6 の、直流電流増幅率hFEのミスマッチングの主な要因であるコレクタ・エミッタ電圧(VCE)を夫々等しくすることによりhFEのマッチングを取り、バイアス電流Iin1 の低減効果を大幅に向上することが出来る。以下、VCEの平衡条件について詳しく述べる。
【0044】図1において、トランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q5 ,Q7 ,Q11,Q12,Q13,Q14夫々のコレクタ・エミッタ電圧をVCE1 ,VCE2 ,VCE3 ,VCE5 ,VCE7 ,VCE11,VCE12,VCE13,VCE14、ベースエミッタ電圧をVBE1 ,VBE2 ,VBE3 ,VBE5 ,VBE7 ,VBE11,VBE12,VBE13,VBE14とすると、 VCE1 =(VBE11+VBE12+VBE13)−(VBE2 +VBE7 ) (22) VCE2 =(VBE2 +VBE7 )−VBE14 (23) VCE5 =(VBE11+VBE12+VBE13)−(VBE3 +VCE7 ) (24) VCE7 =(VBE11+VBE12+VBE13)−(VBE1 +VBE5 ) (25)で表される。
【0045】トランジスタQ1 ,Q2 のVCEを等しくするには VCE2 −VCE1 =0 (26) ここで、 VBE1 =VBE2 =VBE3 =VBE11=VBE14 (27) VBE5 =VBE7 =VBE12 (28) であれば、(22),(23) 式より VCE2 −VCE1 =2(VBE2 +VBE7 )−(VBE11+VBE12+VBE13+VBE14)
=VBE7 −VBE13 ∴VBE7 =VBE13 (29)(29)式を満足する様に、トランジスタQ13とQ14のエミッタ面積を調整し電流密度を合わせることにより、トランジスタQ1,Q2 のVCEが等しくなる。
【0046】次に、トランジスタQ5 ,Q7 のVCEを等しくするには VCE7 −VCE5 =−(VBE1 +VBE5 )+VBE3 +VCE7 (31) VCE5 =VBE1 −VBE3 +VBE5 (32)ここで、 VBE3 =VBE5 (33) となる様にトランジスタQ3 とQ5 のエミッタ面積を調整し電流密度を合わせると、(32)式より VCE5 =VBE1 (34)また、 VBE1 =VBE11 (35) であれば、(22)式および(28)式より VCE7 =(VBE11+VBE12+VBE13)−(VBE1 +VBE5 )
=(VBE1 +VBE5 +VBE13)−(VBE1 +VBE5 )=VBE13(36)となり、VBE1 とVBE13が等しくなるようにトランジスタQ7 のエミッタ電流I1 とトランジスタQ13のコレクタ電流I3 を合わせると VCE5 =VCE7 (37)とすることが出来る。
【0047】以上のようにして、トランジスタQ5 ,Q7 のコレクタ・エミッタ電圧をバランスさせると、トランジスタQ5 ,Q7 の直流電流増幅率が等しくなる。よって、差動トランジスタQ7 のバイアス電流iB7と、トランジスタQ5 のベース電流iB5を等しくすることが出来る。同様に、トランジスタQ1 ,Q2 のコレクタ・エミッタ電圧をバランスさせることにより、トランジスタQ1 ,Q2 夫々のベース電流iB1,iB2を等しくすることが出来て、入力端子1から見たバイアス電流Iin1 を大幅にかつ安定に低減することが出来る。
【0048】以上、左側差動トランジスタQ7 のバイアス回路について説明したが、右側差動トランジスタQ8 のバイアス回路についても同様である。トランジスタQ4 ,Q6 ,Q8 ,Q9 ,Q10夫々のベースエミッタ電圧をトランジスタQ11,Q12,Q13,Q14の夫々のベース・エミッタ電圧と等しくすることにより、トランジスタQ6 とQ8 及びトランジスタQ9 ,Q10のエミッタ電圧をバランスさせて、入力端子2から見たバイアス電流Iin2 を低減することが出来る。
【0049】微細化したトランジスタでは特に、VCEのミスマッチングによる直流電流増幅率のばらつきが大きいため、本実施例により、バイアス電流を安定して低減出来る利点がある。
【0050】図2は本発明の他の実施例の回路図である。同図中、図1と同一構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。図2において、NPN入力トランジスタQ17,Q37夫々はベースを入力端子1,2に接続され、差動対トランジスタQ7 ,Q8 夫々とダーリントン接続されている。
【0051】差動対トランジスタQ7 ,Q8 夫々のコレクタは、カレントミラートランジスタQ3 ,Q4 のコレクタに夫々接続されている。トランジスタQ5 のエミッタはダーリントントランジスタQ17のコレクタに、コレクタはダイオード接続されたNPNトランジスタQ16のエミッタに接続されている。トランジスタQ16のコレクタはトランジスタQ3 のエミッタに接続されている。
【0052】トランジスタQ2 のベースはダーリントントランジスタQ17のベースに接続されている。PNPトランジスタQ18のエミッタはトランジスタQ2 のコレクタに、ベースはダーリントントランジスタQ17のエミッタに、コレクタはPNPトランジスタQ38のコレクタに夫々接続されている。
【0053】トランジスタQ6 のエミッタはダーリントントランジスタQ37のコレクタに、コレクタはダイオード接続されたNPNトランジスタQ36のエミッタに接続されている。トランジスタQ36のコレクタはトランジスタQ4 のエミッタに接続されている。
【0054】トランジスタQ10のベースはダーリントントランジスタQ37のベースに、コレクタはトランジスタQ38のエミッタに接続されている。トランジスタQ38のベースはトランジスタQ37のエミッタに接続されている。トランジスタQ18,Q38夫々のコレクタは、トランジスタQ22のコレクタ及びトランジスタQ13のベースに夫々接続されている。
【0055】本実施例においても、前記実施例と同様に、トランジスタQ1とQ2 (Q9 ,Q10)及びトランジスタQ5 とQ17(Q6 とQ37)のコレクタ・エミッタ電圧をバランスさせることにより、入力バイアス電流iB17 (iB37 )と同量で逆位相の電流iB2(iB10 )を入力端子1(2)に流し込み、入力端子1(2)から見たバイアス電流Iin1 (Iin2 )を大幅かつ安定に低減することが出来る。また、入力段をダーリントン接続している分、見掛けの電流増幅率を高くすることが出来る。
【0056】なお、トランジスタQ1 ,Q2 ,Q5 〜Q14,Q17,Q18,Q37,Q38夫々の極性は逆極性のものを使用しても良い。
【0057】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、直流電流増幅率がばらつくことが無いために、バイアス電流を大幅に、かつ安定して低減出来る特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】本発明の他の実施例の回路図である。
【図3】従来のバイアス回路の一例の回路図である。
【符号の説明】
Q1 ベース電流反転増幅用トランジスタ
Q2 バイアス電流補償用トランジスタ
Q5 バイアス電流検出用トランジスタ
Q6 バイアス電流検出用トランジスタ
Q7 入力トランジスタ
Q8 入力トランジスタ
Q9 ベース電流反転増幅用トランジスタ
Q10 バイアス電流補償用トランジスタ
Q11,Q12,Q13,Q14 レベルシフト用トランジスタ
Q17 入力トランジスタ
Q37 入力トランジスタ
【特許請求の範囲】
【請求項1】 入力トランジスタのコレクタにエミッタが接続された入力トランジスタのバイアス電流検出用トランジスタと、該バイアス電流検出用トランジスタのベースにベースが接続された、該バイアス電流検出用トランジスタのベース電流反転増幅用トランジスタと、該入力トランジスタとは異なる導電型を有し、かつ、ベースが該入力トランジスタのベースに接続され、エミッタが該ベース電流反転増幅用トランジスタのコレクタに接続され、前記入力トランジスタのバイアス電流を補償するバイアス電流補償用トランジスタとを具備したバイアス回路において、エミッタが前記バイアス電流補償用トランジスタのコレクタに接続され、コレクタが所定の電位とされ、ベースが前記入力トランジスタのエミッタに接続されたレベルシフト用トランジスタを接続して設け、該レベルシフト用トランジスタのベース・エミッタ間電圧を、前記入力トランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記バイアス電流検出用トランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記ベース電流反転増幅用トランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記バイアス電流補償用トランジスタのベース・エミッタ間電圧と夫々等しく構成したことを特徴とするバイアス回路。
【請求項1】 入力トランジスタのコレクタにエミッタが接続された入力トランジスタのバイアス電流検出用トランジスタと、該バイアス電流検出用トランジスタのベースにベースが接続された、該バイアス電流検出用トランジスタのベース電流反転増幅用トランジスタと、該入力トランジスタとは異なる導電型を有し、かつ、ベースが該入力トランジスタのベースに接続され、エミッタが該ベース電流反転増幅用トランジスタのコレクタに接続され、前記入力トランジスタのバイアス電流を補償するバイアス電流補償用トランジスタとを具備したバイアス回路において、エミッタが前記バイアス電流補償用トランジスタのコレクタに接続され、コレクタが所定の電位とされ、ベースが前記入力トランジスタのエミッタに接続されたレベルシフト用トランジスタを接続して設け、該レベルシフト用トランジスタのベース・エミッタ間電圧を、前記入力トランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記バイアス電流検出用トランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記ベース電流反転増幅用トランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記バイアス電流補償用トランジスタのベース・エミッタ間電圧と夫々等しく構成したことを特徴とするバイアス回路。
【図1】
【図3】
【図2】
【図3】
【図2】
【特許番号】特許第3134317号(P3134317)
【登録日】平成12年12月1日(2000.12.1)
【発行日】平成13年2月13日(2001.2.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平3−12220
【出願日】平成3年2月1日(1991.2.1)
【公開番号】特開平4−247706
【公開日】平成4年9月3日(1992.9.3)
【審査請求日】平成10年1月29日(1998.1.29)
【出願人】(000006220)ミツミ電機株式会社 (1,651)
【参考文献】
【文献】特開 平3−1707(JP,A)
【文献】特開 昭63−294108(JP,A)
【登録日】平成12年12月1日(2000.12.1)
【発行日】平成13年2月13日(2001.2.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成3年2月1日(1991.2.1)
【公開番号】特開平4−247706
【公開日】平成4年9月3日(1992.9.3)
【審査請求日】平成10年1月29日(1998.1.29)
【出願人】(000006220)ミツミ電機株式会社 (1,651)
【参考文献】
【文献】特開 平3−1707(JP,A)
【文献】特開 昭63−294108(JP,A)
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