説明

バックライト用コネクタ

【課題】蛍光灯の熱伸縮を吸収でき、且つ、蛍光灯のたわみなどによって発生する、蛍光灯のガラス管と芯線との接合部分にかかる曲げ力を回避できるバックライト用コネクタを提供する。
【解決手段】電源基板60に電気的に接触しうる第一端子40をハウジング21内に固定し、この第一端子40に対して、蛍光灯30の軸線方向に摺動可能に接続する第二端子50をハウジング21内にフローティング支持させ、この第二端子50は、蛍光灯30のガラス管32と芯線31の夫々を挟持するガラス管挟持部51と芯線挟持部52とを同軸線上に備え、導電性弾性材で一体に形成された事を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶ディスプレイ等に備えられる、バックライト用コネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、液晶テレビのディスプレイの背面にあってそこを照射するバックライトとしての蛍光灯は、その直径が2.6乃至5.0mmと言った極細のもので、多数本、ディスプレイに近接して平行に配設されている。そして、この蛍光灯が電力の供給を受けるためにそこから外部に引き出されている芯線は、従来、電源に連なる電源線、電源基板等に直接 はんだ付けされていた。しかし、このような芯線のはんだ付け工程は極めて煩雑で、液晶ディスプレイの生産性を阻害する事になっていた。
【0003】
これを解決するために、特許文献1では、バックライト用コネクタとして、前記蛍光灯がセットされるコネクタハウジングと、同ハウジングに開閉自在に軸支されたアクチュエータと、同ハウジングに装着され蛍光灯の芯線を挟持する一対の接点部が形成された端子とを備え、該アクチュエータには、その開時に端子を弾性変形させて上記接点部の間隔を広げ、閉時に弾性変形された端子が元に戻る事を利用して上記接点部の間隔を狭めるカム部を設けた発明が記載されている。
【0004】
この発明によれば、アクチュエータを開いて蛍光灯を上記ハウジングにセットするときには、カム部によって上記接点部の間隔が広げられた状態となっているため、同接点部の間に蛍光灯の芯線を進入させる事ができ、その後、アクチュエータを閉じると、カム部が端子から離脱するため、端子の弾性力によって接点部の間隔が元の状態まで狭まり、同接点部に上記芯線が挟持されて電気的接続が得られる。よって、液晶ディスプレイの生産性を阻害する要因となるはんだ付け作業が不要となる。
【0005】
【特許文献1】特開2005−259370号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記蛍光灯は、点灯時にはそれ自身が発熱してその長手方向(蛍光灯の軸方向)に熱膨張するものの、消灯されるとその熱を周囲に放出して収縮する。にも拘わらず、上記特許文献1の発明では、蛍光灯の熱伸縮に対する考慮がなされていないため、上記熱伸縮による応力(熱応力)が蛍光灯に繰り返し作用する事になり、前述のように細径で脆弱なそのガラス管が破損するおそれがある。
【0007】
又、上記コネクタは蛍光灯の芯線のみを端子の接点部によって挟持する構造になっているため、例えば同コネクタを組み込んだ液晶テレビの搬送時、振動や衝撃が加わり、その慣性によって前記ガラス管にたわみが生じ、そのためガラス管と芯線との接合部分に曲げ力が集中し、そこにクラックが生じるおそれがある。
【0008】
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、蛍光灯の熱伸縮を吸収すると共に、ガラス管と芯線との接合部分にかかる曲げ力を回避できるバックライト用コネクタを提供する事にある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、ガラス管32と、このガラス管32の端部から突出する芯線31とを有するバックライトとしての蛍光灯30が着脱されるバックライト用コネクタ20であって、該バックライト用コネクタ20は、ハウジング21内に固定される第一端子40と、該ハウジング21内にフローティング支持される第二端子50とを備え、上記第一端子40は、電源基板60に電気的に接触しうる電源接触部43と、上記第二端子50に電気的に接触しうるランス受部41を備え、上記第二端子50は、連結板53aとそれに連なる一対の側板53bとで構成された基部53と、該連結板53aに連なり、上記第一端子40のランス受部41に対して蛍光灯30の軸線方向に摺動可能に接触しうるランス55と、該側板53bに連なり、蛍光灯30のガラス管32を挟持しうるガラス管挟持部51と、該側板53bに連なり、蛍光灯30の芯線31を挟持しうる芯線挟持部52とを備え、それらは導電性弾性材で一体に形成されており、上記ガラス管挟持部51及び芯線挟持部52は同軸線上に備えられると共に、各々対向するガラス管挟持片51H及び芯線挟持片52Hで構成された事を特徴とするものである。
【0010】
前記ガラス管挟持部51は、互いに交差する如く配された複数のガラス管挟持片81Hから成り、該ガラス管挟持片81Hは、一方の側板83bに連接され他方の同側板83b方向に延ばした連結部81aと、該連結部81aの先に連結された抱き込み部81bから成り、前記芯線挟持部82は、互いに交差する如く配された複数の芯線挟持片82Hから成り、該芯線挟持片82Hは、一方の側板83bに連接され他方の同側板83b方向に延ばした連結部82aと、該連結部82aの先に連結された抱き込み部82bから成り、上記一対の側板83bの先端には、指で摘む事が可能なレバー87が夫々設けられ、対向する上記ガラス管挟持片51H及び芯線挟持片82Hの各々は、上記レバー87を近接させる事によって離間するようにしたものであっても良い。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係るバックライト用コネクタによれば、蛍光灯の点灯、消灯に伴う熱伸縮を吸収すると共に、ガラス管にかかるたわみなどによって、ガラス管と芯線との接続部に生じる曲げ力を回避する事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の第一の実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0013】
図1から明らかなように、フレーム10には、本実施形態に係るバックライト用コネクタ(以下コネクタ)20が複数並設されており、各コネクタ20には、バックライトとしての蛍光灯30が装着されている。本実施形態では、同コネクタが上記フレームに直接取り付けられているが、これに限らず、同コネクタを液晶ディスプレイのシャシなどに取り付けても良い。
【0014】
図2に示すようにコネクタ20は、前記フレーム10に固定されるハウジング21と、同ハウジングに固定され、電源基板60に電気的に接触しうる第一端子40と、同第一端子に摺動可能に接続しつつ同ハウジング内にフローティング支持され、蛍光灯30を挟持しうる第二端子50とを備えている。
【0015】
ハウジング21は合成樹脂製の一体成形品であり、図3に示すように、正面壁22a、側面壁22b、背面壁22c及び底面壁22dに囲まれ、上面22eの無い直方体から成る主体部21sと、同主体部から延設されたフランジ21fとで構成されている。
【0016】
図3乃至図5に示すように、このフランジ21fより下方に位置する上記主体部21s:主体下部21bの正面壁22aには、電源基板60の凸状部61が挿抜される挿入窓23が形成され、該挿入窓から上記背面壁22c方向(X方向)に向かっては、後述する如く上記凸状部を上方から受け止める基板受部27が形成されている。又、背面壁22c付近には、第一端子40が圧入されるスリット状の端子圧入溝26が垂直方向(Z方向)に形成されている。そして、フランジ21fより上側の主体上部21aには、後述する第二端子50のスライド爪54が送り込まれるレール24が水平方向(X方向)に形成される。同レールの上下方向(Z方向)及び左右方向(Y方向)の寸法は、スライド爪54のそれよりも大きく設定されている。さらに背面壁22cには、芯線31の衝突を回避するための欠落部25が形成されている。この欠落部25によって、蛍光灯30の熱膨張による芯線31と背面壁22cとの衝突を避ける事ができる。
【0017】
かかるハウジング21は、図1に示すようにフレーム10に形成された矩形の孔10aに上方から押し込まれ、そこに固定される。
【0018】
第一端子40は、図3、図5に示すように、第二端子50が摺動可能且つ電気的に接続するランス受部41と、そこから下方(Z方向)に連なる幅広部42と、その下端から水平方向(X方向)に延びて電源基板60に電気的に接触しうる電源接触部43とを備え、それらは導電性弾性材で一体に形成されている。又、幅広部42は前記端子圧入溝26に圧入される圧入部42aを左右の端部に備える。
【0019】
ランス受部41は、幅広部42の上端から前記正面壁22a方向(X方向)に延びた基部41aと、同基部の先端から前記背面壁22c方向(X方向)にUターンさせて山形に形成された凸部41bと、同凸部の下端からさらに同背面壁方向に延びた当接部41cとから形成され、同当接部には弾性が付与されている。
【0020】
電源接触部43は、幅広部42の下端からL字型に延びた基部43aと、同基部の先端から延び山形に形成された凸部43bとから形成されており、同凸部には弾性が付与されている。
【0021】
第二端子50は、図3、図4に示すように、連結板53aとそれに連なる一対の側板53bから成る断面略「コ」の字状の基部53と、同側板から上方(Z方向)に各々延設され、蛍光灯30のガラス管32と芯線31の夫々を挟持するガラス管挟持部51と芯線挟持部52とを同軸線上に備える。さらに同第二端子は、同側板の下端に連結され且つ水平方向(Y方向)外側に延びる一対のスライド爪54と、上記連結板の上端から前記背面壁22c方向(X方向)へ折り返されるばね部56と、同連結板の下端に連結され前記正面壁22a方向(X方向)斜め下方に延びるランス55とを備え、それらは導電性弾性材で一体に形成されている。
【0022】
上記ガラス管挟持部51及び芯線挟持部52は逆U型を呈し、両挟持部とも下端において基部53の側板53bに連なる一対のガラス管挟持片51H及び芯線挟持片52Hより成る。この夫々の両挟持片51H,52Hは、基部53に連結する連結部51a,52a、蛍光灯30のガラス管32並びに芯線31とほぼ同等の曲率を備えていてそれらを挟持する抱き込み部51b,52b、これと逆の方向に湾曲した誘い込み部51c,52cを夫々有している。そして、夫々対向する上記抱き込み部によって囲まれた空間は、上記ガラス管及び芯線よりも狭くなっているので、同ガラス管及び芯線は上記挟持片のスプリング作用により挟持される。
【0023】
ランス55は図4から明らかな様に、基部53の連結板53aの下端に連結された傾斜部55aと、同傾斜部の先端に連なりランス受部41の当接面41cに弾接する先端部55bを備える。
【0024】
以上述べたハウジング21、第一端子40、第二端子50は、次のようにして組み立てられ、コネクタ20となる。
【0025】
先ず、第一端子40をハウジング21の主体部21sの上面22eから下方に向かって挿入し、端子圧入溝26に圧入部42aを圧入する。これにより同第一端子は同ハウジング内に固定され、電源接触部43が基板挿入窓23に臨むように、又、ランス受部41の凸部41bが同上面側に突出するように位置付けされる。
【0026】
次に第二端子50のスライド爪54をハウジング21の主体上部21aのレール24に嵌め込み前記背面22c方向(X方向)にスライドさせていくと、やがてランス55が変形しながらランス受部41の凸部41bを乗り越え、先端部55bが当接部41cに、ばね部56が背面壁22cに、夫々弾接した状態で第二端子50は位置付けられ、こうしてコネクタ20の組み立てが完了する。
【0027】
この時、前述のようにレール24の寸法はスライド爪54よりも大きく設定されているので、同スライド爪の周囲にはクリアランスができ、よって第二端子はハウジング21内に遊嵌される。それと共に、ランス55とランス受部41による弾接構造を介在させる事によって、遊嵌された第二端子50は、上面22e側に押し上げられ、ハウジング21内にフローティング支持された状態となっている。
【0028】
又、第二端子50は、ランス受部41の凸部41bとランス55の先端部55b及び、ばね部56と背面壁22cとが夫々弾接する事により、蛍光灯30の軸方向(X方向)への位置決めがなされ、蛍光灯30の熱膨張による同第二端子の前記背面壁22C側(X方向)への移動対しては、同ばね部が撓む事によって吸収する。
【0029】
そして第二端子50はハウジング21内にフローティング支持され、且つガラス管挟持部51と芯線挟持部52とが一体に形成されているので、前述のようにガラス管32にたわみが発生しても、同第二端子はそのたわみに追従して動くことができ、よって上記ガラス管と芯線の接合部分に曲げ力が集中する事が避けられ、クラック等の破損を防止する事ができる。
【0030】
斯様なコネクタ20に蛍光灯30を装着するときには、図2、図3に示すように、ガラス管挟持部51の誘い込み部51cの上にガラス管32を、芯線挟持部52の誘い込み部52cの上に芯線31を夫々載置し、図示せぬ専用ジグを用いて下方に押し込む。すると、夫々の挟持片51H,52Hがガラス管32及び芯線31の進入によって弾性的に外側に押し開かれ、同ガラス管及び芯線が各抱き込み部51b、52bに降下する事が許容される。この時、蛍光灯30には挿入力が加わるため、上記専用ジグを用いて同ガラス管と芯線を同時に押し込み、剛性の弱い同芯線の変形を防止する。そして同ガラス管及び芯線が同抱き込み部まで降下した後、弾性変形した同挟持片51H,52Hが復元して同ガラス管及び芯線を抱き込む。こうして、蛍光灯30の装着が完了する。
【0031】
電源部材60には、長手方向に間隔を隔てて複数の凸状部61が形成されており、図5に示す如く、これら凸状部がハウジング21の挿入窓23に挿入され、同挿入窓に臨むように位置付けられた電源接触部43の凸部43bに弾接する事により、第一端子40と同電源部材が導通する。そして、この弾接により上方へ押し上げられた同凸状部は、その端部61aが前記基板受部27に当接する事により受け止められている。従って、はんだ付け作業は当然必要ない。
【0032】
次に、本発明の第二の実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0033】
図6乃至図8に示すように、第二の実施形態にかかるコネクタ70は、前記フレーム10に固定されるハウジング71と、同ハウジングに固定され、前記電源基板60に電気的に接触しうる第一端子40と、同第一端子に摺動可能に接続しつつ同ハウジング内にフローティング支持され、蛍光灯30を挟持しうる第二端子80とを備えている。この第一端子40については第一の実施形態と同じであり、よって以降は異なる部分のみを詳細に説明し、それ以外については説明を省略する。
【0034】
図6に示すように、上記第二端子80は前述の第一の実施形態と同様、ガラス管挟持部81、芯線挟持部82、連結板83a、側板83b、スライド爪84、ランス85、ばね部86などを備える他、特に後述の如き一対のレバー87を有している。このレバー87は上記側板の先端から外側(Y方向)折り曲がるように取り付けられた後、さらにX方向に折り曲げられている。
【0035】
そして、ハウジング71の正面壁72aにはレバー欠損部76が設けられ、図7のように第二端子80がハウジング71に取り付けられた状態において、レバー87はそのレバー欠損部76に嵌め込まれる。
【0036】
上記ガラス管挟持部81は図6に示すように、連結部81a、抱き込み部81b,誘い込み部81cなどを有するガラス管挟持片81Hを備えており、殊に同挟持片は、一方の側板83bに連接された上記連結部を他方の同側板方向(Y方向)に延ばし、且つその先に半円弧状の上記抱き込み部を連結して成り、さらに同挟持片が3本あって互いに交差する如く配されている。換言すれば、同挟持部はX字状を呈している。
【0037】
また芯線挟持部82も同様に、連結部82a、抱き込み部82b,誘い込み部82cなどを有する芯線挟持片82Hを備えており、同挟持片は、一方の側板83bに連接された上記連結部を他方の同側板方向(Y方向)に延ばし、且つその先にL字状の上記抱き込み部を連結して成り、さらに同挟持片は一対あって互いに交差する如く配されている。換言すれば、該挟持部もX字状を呈している。
【0038】
そして、このガラス管挟持部81と芯線挟持部82とは同軸線上に備えられ、図7に示すように、レバー87を指でY方向に挟み込む事によって、ガラス管挟持片81H及び芯線挟持片82Hの抱きこみ部81b,82bは離間する。この状態で蛍光灯30をコネクタ70にセットすれば、大きく離間した同抱きこみ部に同ガラス管及び芯線を無抵抗で載置する事ができる。そしてレバーを離すと、図8に示すように両挟持部81,82は、鋏の如く同ガラス管及び芯線を挟持し、蛍光灯30をコネクタ70内に固着する事ができる。
【0039】
このように第二の実施形態では、ガラス管32及び芯線31を無抵抗でコネクタ70内に載置する事ができるため、剛性の弱い芯線に曲げ力がかかる事は無く、よって専用ジグを用いずともコネクタへの取付け作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】液晶ディスプレイ(図示せず)の背面壁に配設される板状のフレーム10の一部を、液晶ディスプレイ側から見た模型的斜視図である。
【図2】本発明の第一の実施形態に係るコネクタと蛍光灯と電源基板60を示す斜視図である。
【図3】本発明の第一の実施形態に係るコネクタの各構成部品を示す分解斜視図である。
【図4】図1のA−A斜視図である。
【図5】図1のA−A断面図である。
【図6】本発明の第二の実施形態に係るコネクタの各構成部品を示す分解斜視図である。
【図7】本発明の第二の実施形態に係るコネクタの、蛍光灯を取り付ける前の状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の第二の実施形態に係るコネクタの、蛍光灯を取り付けた後の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0041】
10 フレーム
10a 孔
20,70 コネクタ
21,71 ハウジング
21s 主体部
21a 主体上部
21b 主体下部
21f フランジ
22a,72a 正面壁
22b 側面壁
22c 背面壁
22d 底面壁
23 挿入窓
24,74 レール
25 欠落部
26 端子圧入溝
27 基板受部
30 蛍光灯
31 芯線
32 ガラス管
40 第一端子
41 ランス受部
41a 基部
41b 凸部
41c 当接部
42 幅広部
42a 圧入部
43 電源接触部
43a 基部
43b 凸部
50,80 第二端子
51,81 ガラス管挟持部
51H,81H ガラス管挟持片
52,82 芯線挟持部
52H,82H 芯線挟持片
51a,52a,81a,82a 連結部
51b,52b,81b,82b 抱き込み部
51c,52c,81c,82c 誘い込み部
53 基部
53a,83a 連結板
53b,83b 側板
54,84 スライド爪
55,85 ランス
55a 傾斜部
55b 先端部
56,86 ばね部
60 電源基板
61 凸状部
61a 端部
76 レバー欠損部
87 レバー


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラス管32と、このガラス管32の端部から突出する芯線31とを有するバックライトとしての蛍光灯30が着脱されるバックライト用コネクタ20であって、
該バックライト用コネクタ20は、ハウジング21内に固定される第一端子40と、該ハウジング21内にフローティング支持される第二端子50とを備え、
上記第一端子40は、電源基板60に電気的に接触しうる電源接触部43と、上記第二端子50に電気的に接触しうるランス受部41を備え、
上記第二端子50は、連結板53aとそれに連なる一対の側板53bとで構成された基部53と、該連結板53aに連なり、上記第一端子40のランス受部41に対して蛍光灯30の軸線方向に摺動可能に接触しうるランス55と、該側板53bに連なり、蛍光灯30のガラス管32を挟持しうるガラス管挟持部51と、該側板53bに連なり、蛍光灯30の芯線31を挟持しうる芯線挟持部52とを備え、それらは導電性弾性材で一体に形成されており、
上記ガラス管挟持部51及び芯線挟持部52は同軸線上に備えられると共に、各々対向するガラス管挟持片51H及び芯線挟持片52Hで構成された事を特徴とするバックライト用コネクタ20。
【請求項2】
該ガラス管挟持片51Hは、一方の側板83bに連接され他方の同側板83b方向に延ばした連結部81aと、該連結部81aの先に連結された抱き込み部81bから成り、
前記芯線挟持部82は、互いに交差する如く配された芯線挟持片82Hから成り、
該芯線挟持片82Hは、一方の側板83bに連接され他方の同側板83b方向に延ばした連結部82aと、該連結部82aの先に連結された抱き込み部82bから成り、
上記一対の側板83bの先端には、摘む事が可能なレバー87が夫々設けられ、
対向する上記ガラス管挟持片51H及び芯線挟持片82Hの各々は、上記レバー87を近接させることによって離間するようにした事を特徴とする請求項1に記載のバックライト用コネクタ70。











【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−140776(P2010−140776A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−316433(P2008−316433)
【出願日】平成20年12月12日(2008.12.12)
【出願人】(000205122)大宏電機株式会社 (78)
【Fターム(参考)】