説明

パケットネットワーク上でのデータへの並列アクセス

エンドユーザアプリケーション(15)は複数のルート(21、22、23)上で送達される同じデータに対する複数のアクセス要求を生成し、各要求は目標とされたウェブサーバまたは他のインターネットアプリケーション(13)にそれらの共通の発信元の表示を伝達する。前記目標とされたアプリケーション(13)は、共通の発信元の該表示、及びしたがって同じデータに対する複数の要求を要求する複数のアドレス(21X、22Y、23Z)が同じエンドユーザ(15)に関連付けられているか、及びこれが該要求されたデータを分割し、それを要求する異なるアドレスにデータの異なる部分をストリーミングするケースであるのかを特定するように構成された手段を有する。該エンドユーザは、該要求されたデータを受信すると、該複数のルート上で送信された該データをユーザによるアクセスのための単一のストリームにアセンブルする。トラフィックが、それが別の経路上での場合よりある経路上でより低速である場合には、バッファリングが必要となる可能性がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はデータベースからのデータの受入れ(accession)に関し、特にリモートウェブサイトからの大きなファイルまたはストリーミングされた(非リアルタイム)ビデオの受け入れに関する。
【背景技術】
【0002】
現在では、高ビットレート(毎秒2Mb)ADSL(非対称型デジタル加入者ループ)接続を有するユーザが、場合によっては他国にあるリモートサイトからの高ビットレートビデオコンピュータファイルの「ストリーミング」を試みる場合、受信ビットレートは、輻輳及び共用される国際接続での他のユーザとの容量に対する競合のために、多くの場合該ユーザの接続が受信可能である、おそらく単に毎秒100kbから毎秒400kbよりはるかに低速である。このレートではビデオ品質は低く、実質的には受け入れられない。該特定のユーザのために例えば毎秒2Mbのスループットを提供するために基礎を成す(underlying)ネットワークを改変することは可能であるが、これにはコアインターネットプロトコル(IP)ネットワークに対する変更が必要となる。改善されたスループットをサポートするために複数の仮想接続及びアクセス接続を使用する概念は、ATMのための逆多重化(Inverse Multiplexing for ATM)(IMA)(ATM−フォーラム AF−PHY−0086.0010)という形式ですでに確立、実現されている。インターネットアクセスの場合、エンドユーザは単一のIPアドレスを取得し、アクセスサーバはインターネット全体でのルーティングのために1つのストリームの中にデータをリアセンブルする(reassemble)であろう。アクセスサーバが、接続指向型ATMアクセスネットワークとIPルーテッド(routed)コアの間のゲートウェイであることに留意されたい。したがって、ボトルネックが、事実上、アクセスサーバとアクセスされているデータベースの間にある場合には何の利点もないであろう。
【0003】
大部分のアクセスネットワークは、エンドユーザが、選択する場合に、同じまたは異なるインターネットサービスプロバイダを使用して同時に何回もアクセスを獲得できるようにする能力を有する。ユーザはログオンするたびに、別のIPアドレスを取得する。コアIPネットワークに対して、これらのアドレスは全て別々のユーザであるように見える。コアIPネットワークが重い負荷をかけられるとき、それはアクセスを争っているアドレスの間で均等にその帯域幅を分けるので、3回ログオンしたユーザは、1回だけしかログオンしなかったユーザの3倍の帯域幅を取得するであろう。複数回ログオンするためのメカニズムは、複数非同期転送モード(ATM)相手固定接続(permanent virtual connection)または交換仮想接続(switched virtual connection)(PVCまたはSVC)あるいはPPPoE(ポイントツーポイントプロトコルオーバーイーサネット(TM))となるであろう。しかしながら、該エンドユーザに対するデータをストリーミングするインターネットアプリケーションが3つの別々のIPアドレスからある特定のストリームに対する要求を受信すると、それは3つ全てのアドレスに同じデータを送信し、該データは単に多様なリンク間で複製されるにすぎないため、追加の帯域幅は実際的には役に立たない。
【発明の開示】
【0004】
本発明のある態様によると、分散型情報ネットワーク上でインターネットアプリケーションからデータにアクセスする方法が提供され、そこではユーザ端末は複数のルート上でインターネットアプリケーションにより送達される同じデータに対する複数のアクセス要求を生成し、それぞれの要求は目標とされたインターネットアプリケーションに対するそれらの共通の発信元の表示を伝達し、該インターネットアプリケーションは、同じデータに対する要求を行う複数のアドレスが同じエンドユーザに関連付けられているのか、及びこれが要求されたデータを分割し、該データの異なる部分を、それを要求する異なるアドレスにストリーミングするケースであるのかを特定し、ユーザ端末は複数のルートで要求されたデータを受信し、それを単一のストリームにアセンブルする。
【0005】
本発明の別の態様によると、インターネットアプリケーションは、同じデータに対する複数の要求を要求する複数のアドレスが同じエンドユーザに関連付けられているのか、及びこれが要求されたデータを分割し、データの異なる部分をそれを要求する異なるアドレスにストリーミングするのかを特定するように構成された手段を有する。補足的な態様によると、エンドユーザアプリケーションは、複数のルートで送達される同じデータに対する複数のアクセス要求を生成するための手段であって、各要求が目標とされたインターネットアプリケーションに対するそれらの共通の発信元の表示を伝達するものと、要求されたデータを受信し、ユーザによるアクセスのために複数のルート上で送信されたデータを単一のストリームにアセンブルするための手段とを備える。
【0006】
トラフィックが、それが別の経路上にある場合より1の経路上でより低速である場合、バッファリングが必要となってもよい。
【0007】
好ましい実施形態では、インターネットアプリケーションは、データ要求と関連付けられた相関コードを特定するための手段と、該同じ相関コードを有する該同じデータに対するあらゆる過去の要求とこのようなそれぞれのデータ要求とを関連付けるための手段と、該データ要求と関連付けられたアドレスの間で該要求されたデータを分割するための手段とを含む。該対応するユーザ端末は、その発信元を示す相関コードを有する第1のアクセス要求を生成するための手段と、該第1の要求に応えて受信されたデータのデータレートが所定のレベルを満たすかどうかを判断するための手段と、該同じ相関コードを使用する異なるルート上で1つ以上の追加の要求を生成するための手段とを含む。
【0008】
本発明は、改善されたサービスの質及び改善されたダウンロード速度を提供する。本発明は、インターネットアプリケーションが本発明を利用するユーザのアドレスを特定できるようにインターネットアプリケーション及びユーザ装置が協働することを必要とするが、現在配備されているコアインターネットまたはIPネットワーク、あるいはそれらの構成要素装置(ルータ及びアクセスサーバ)に対する変更は必要としない。ユーザは従来どおりに同じインターネットサービスプロバイダに複数回接続してもよく、あるいは複数のインターネットサービスプロバイダに同時に接続すること(相手固定接続または交換仮想接続のどちらかの複数の仮想チャネルで可能であるとして知られている機能)を好んでもよい。
【0009】
したがって、ブロードバンドアクセスネットワーク、エンドユーザクライアントソフトウェア、及びインターネットアプリケーションに対する単純な変更を用いて、エンドユーザは単一のインターネット接続を行うユーザのレートの数倍で非リアルタイムデータを受信できる。アクセスネットワークの管理システム及びサポートシステムは、それぞれが異なるISPに接続されてよい、複数の仮想チャネルとしてユーザのブロードバンドインターネット接続を動作する能力を提供するための修正を必要としてもよい。
【0010】
さらに大きな遅延、及びこの遅延におけるより大きな変動は、より大きな初期バッファを必要とする可能性があり、要求されてからビデオが起動し、画面上に表示されるのにさらに時間を要する結果となる可能性がある。ある好ましい構成では、第1のストリームは従来どおりに接続され、他は、受信ビットレートが適切ではないと見なされる場合に追加される。したがって、初期遅延は最小限に抑えられるであろう。したがって、異なるTVチャネルの間を頻繁に切り替える視聴者は、何がチャネルに表示されているのかを遅延なく特定できるようになるが、品質が最適レベルに達するのを待たなければならない可能性がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施形態は、ここで、図面を参照しながら一例として説明されるであろう。
【0012】
図1に図示されるように、現在、単一の相手固定接続(PVC)10がADSLユーザのユーザ端末1とアクセスサーバ11の間に設定される。アクセスサーバ11はPVC10及びPVC上にカプセル化された(encapsulated)PPP(12)シグナリングを終了する。またそれはエンドユーザ端末1にIPアドレス1Xを提供し、それがインターネット14に接続し、例えば放送ウェブサーバ13(図3及び図4)などの任意の他のインターネットアプリケーションにデータを送信できるようにする。
【0013】
交換仮想接続(SVC)ADLSマルチプレクサ(DSLAM)20を用いると、エンドユーザ端末15は、複数のアクセスサーバ21、22、23に同時に接続できる。図2は、3つの異なるインターネットサービスプロバイダにログオンされているユーザを示す。再び、PPPを使用して、ユーザは接続ごとに一意のルータブル(routable)IPアドレス21X、22Y、23Zを与えられる。接続数が増加し、わずかに競合レベル(データにアクセスしようとする個々のIPアドレス数)を高めるが、ビジー時には図2でのように3つのISPに接続した個々のユーザは依然として図1の例でのように単一のISPに接続したユーザのほぼ3倍多くのデータを取得する。(レートの実際の増加は3n/(n+2)であり、この場合nはデータにアクセスするIPアドレスの総数である。トラフィックがビジーであるとき、「n」の値は大きいため、式は値3.0で収束する。)
3つ全ての接続が同じ宛て先サーバ13に対して行われる場合、図2の構成のユーザ15は、データの大部分が複製されるため全体的な情報レートで得をしない。図3は、既存のIPネットワークストリーミングプロトコルを使用して、アクセスされているサーバ3は、それが3つの異なるIPアドレス21X、22Y、23Zからの要求を受信するため、どのようにしてユーザ15を3人の別々のユーザと見なすのかを示している。その結果、それはアクセスサーバ21、22、23を介して該3つの異なるルートのそれぞれでエンドユーザ15に対して同じデータを送信し、その結果、余分なSVCをセットアップし、それらの上でデータをダウンストリームしようと試みることには明らかにほとんど利点がない。
【0014】
ユーザ15が、別の大陸にある放送ウェブサーバ13から毎秒500kbでビデオをダウンストリームするのを試みているシナリオを考える。接続21、22、23のそれぞれは重い負荷をかけられ、それぞれ毎秒200kbだけしか供給できない。ユーザは該3つの接続の内の最速のレートでのみ有益なデータを取得する。
【0015】
図4及び図5に図示されている実施形態においては、エンドユーザからの相関IDを含む強化されたストリーミングプロトコルが提供される。該相関IDは、それが他のユーザにより複製される見込みがないように選択される。それは、無作為にあるいはユーザの一意のアドレスに基づいて、様々な方法で生成できるであろう。
【0016】
図5に図示されているように、ユーザ端末15は複数のインターネットサービスプロバイダのアクセスサーバ21、22、23....にログオンし、各サーバから異なるアドレスX、Y、Z....を取得する(ステップ50)。同じISPに2つ以上の接続を確立することが可能であるだろう。しかしながら、不正アクセスを防止するために同じユーザによる同時ログオンを防ぐように設計された認証システムを有するISPもある。このような認証システムは、このような同時ログオンを可能にするためには再構成を必要とするであろう。
【0017】
ユーザ端末15は、最初に、第1のアクセスサーバ21上で、一意の相関コードを含む初期のストリーミング要求51を行う。
【0018】
放送ウェブサーバ13は、過去の要求の記憶に対してこの要求をチェックする(ステップ52)が、同じ相関コードを有するあらゆるこのような要求を検出することはできない。これは、ユーザ1が行ったこのデータに対する第1の要求であるため、このような過去の要求は記録されず、ビデオストリームは従来のようにユーザ1に戻される(ステップ53)。
【0019】
ユーザ端末15はここで所定の値に対して該ビデオストリームのデータレートをチェックする(ステップ54)。データレートが低速すぎる場合には、ユーザ端末1は、同じ相関コードを使用するが、別のアクセスサーバ22を使用して類似する要求55を送信する。
【0020】
ユーザ端末はまた低ビットレートにより支配され、質が低下したビデオストリームを表示し始めることがあり、その結果ユーザは何が受信されているのかを見ることができる。代わりに、データは、さらに1つまたは複数のストリームが追加されたときに、完全な質でストリームが全て表示できるようにバッファリングされてよい。第1のオプションの質の低下は、リアルタイム信号が送信されているとき、あるいはユーザが何が使用可能なのかを確かめるために多くのフィードをサンプリングしている場合など、遅延が望ましくないときに好まれている。
【0021】
ウェブサーバ13は、過去の要求の記憶に対してこの要求55を再びチェックする(ステップ52)が、今回は、異なるIPアドレス21X、22Yから出現するにも関わらず、要求51、55が事実上同じ発信元1からであることを認識する。サーバ3は、次に、それらがそれぞれサポートできるレートに従って接続21、22の間でデータを分配する(ステップ56)。達成可能なデータレートに関する情報は、例えば、現在のTCP/IPスタック内のTCPスライド式(sliding)ウィンドウサイズから取得できる。ウィンドウサイズは現在のインターネットTCPセッションでのデータスループットに適応するため、それはスループットの妥当に正確な表現である。データがリアセンブルされる順序を特定するために小さなデータオーバヘッドが送信されたデータで必要とされる。
【0022】
このプロセスは、ユーザ端末1がデータレートが満足なものである(あるいは全ての使用可能なアドレスが使用されている)と判断するまで繰り返され(ステップ54)、次に受信されたデータが正しい順序でバッファリングされ、アセンブルされる(ステップ57)。その結果、複数のサービスプロバイダ21、22、23上で、ユーザの有効なデータレートは、単にそれ自体で最速のレートであるよりむしろ、サービスプロバイダのスループットの合計となるであろう。したがってこの例では、3つの毎秒200kbの接続は毎秒600kbを提供するであろう。したがって、毎秒500kbのテレビストリームは、共に作動する3つの接続によりサポートされ、その場合どれもそれ自体でこのようにできないであろう。膨大な数の並列アクセス試行を行っているユーザによりネットワークに過負荷がかけられるのを回避するために、インターネットアプリケーションは任意の指定されたユーザに使用可能な接続数を制限してよい。しかしながら、実際問題としては、2、3以上の接続を使用しようと試みるユーザは、自身のアクセス接続の帯域幅が制限要因となるためより大きな利点を経験することはないであろう。
【0023】
本発明は、本願と同日に出願され、英国特許出願第0225359.9号からの優先権を主張している、本出願人の同時係属国際出願に説明されている発明と共に使用されてよい。該他の出願は、宛て先に送信されたパケットごとに、到達するそのパケットの第1のインスタンスが到達する他のパケットの第1のインスタンスとアセンブルされ、単一の出力ストリームを形成するように、複数の並列チャネル上でその全体として送信することにより、信号の待ち時間(遅延)を改善する方法を説明している。例えば6つのフィード(IPアドレス)を使用して、ストリームは本発明に従って帯域幅を2倍にするために2つに分割されてよく、したがってこれらの2つのストリームは遅延を削減するためにそれぞれ3倍複製される。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】従来技術の従来の単一ISP接続サービスの概略図である。
【図2】3つのインターネットプロトコル(IP)アドレスに対する3つの交換仮想接続(SVC)の接続の概略図である。
【図3】複数の従来のSVC上でなぜストリーミングが作用しないのかの概略図である。
【図4】複数の経路上でストリーミングが相互に関連付けられた、本発明に従って動作するシステムの概略図である。
【図5】本発明の一実施形態の動作方法を描くフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
同じデータに対する要求を行う複数のアドレスが同じエンドユーザと関連付けられているかどうか、及びこれが前記要求されたデータを分割し、前記データの異なる部分をそれを要求する前記異なるアドレスにストリーミングするケースであるかを特定するように構成された手段を有する、分散型情報ネットワーク上でユーザ端末からの要求の受信時にデータを提供するための、インターネットアプリケーション。
【請求項2】
データ要求と関連付けられた相関コードを特定するための手段と、それぞれのこのようなデータ要求を、前記同じ相関コードを有する前記同じデータに対するあらゆる過去の要求と関連付けるための手段と、前記データ要求と関連付けられた前記アドレス間で前記要求されたデータを分割するための手段とを含む、請求項1に記載のインターネットアプリケーション。
【請求項3】
アドレスを前記要求することと、前記アドレス間で前記データを相応して分配することのそれぞれに使用可能な前記データレートを特定するための手段を含む、請求項1または2に記載のインターネットアプリケーション。
【請求項4】
分散型情報ネットワーク上でインターネットアプリケーションからデータをアクセスするためのユーザ端末であって、複数のルート上で前記インターネットアプリケーションにより送達される前記同じデータに対する複数のアクセス要求を生成するための手段であって、各要求が目標とされるインターネットアプリケーションにそれらの共通の発信元の表示を伝達するものと、前記要求されたデータを受信し、前記ユーザによるアクセスのために複数のルート上で送信された前記データを単一のストリームにアセンブルする手段とを備える、ユーザ端末。
【請求項5】
その発信元を示す相関コードを有する第1のアクセス要求を生成するための手段と、前記第1の要求に応えて受信される前記データのデータレートが所定のレベルを満たしているのかを判断するための手段と、前記同じ相関コードを使用して異なるルート上で1つ以上の追加の要求を生成するための手段とを含む、請求項4に記載のユーザ端末。
【請求項6】
入信データをバッファリングし、前記データのコンテンツにより規定される方法でのリアセンブリを可能にするための手段を含む、請求項4または5に記載のユーザ端末。
【請求項7】
分散型情報ネットワーク上でインターネットアプリケーションからデータにアクセスする方法において、ユーザ端末は複数のルート上で前記インターネットアプリケーションにより送達される同じデータに対する複数のアクセス要求を生成し、それぞれの要求は目標とされるインターネットアプリケーションにそれらの共通の発信元の表示を伝達し、前記インターネットアプリケーションは、前記同じデータに対する要求を行う複数のアドレスが前記同じエンドユーザと関連付けられているかどうか、及びこれが前記要求されたデータを分割し、前記データの異なる部分を、それを要求する異なるアドレスにストリーミングするケースであるかを特定し、前記ユーザ端末は前記複数のルート上で前記要求されたデータを受信し、単一のストリームにそれをアセンブルする、方法。
【請求項8】
前記ユーザ端末はその発信元を示す相関コードを有する初期アクセス要求を生成し、前記インターネットアプリケーションは前記相関コードを記憶し、前記ユーザ端末が、前記初期要求に応えて受信されたデータが所定のデータレートを満たしていないと判断する場合に、前記ユーザ端末は前記同じ相関コードを使用して1つ以上の追加要求を送信し、前記インターネットアプリケーションは前記同じエンドユーザと関連付けているような要求を特定する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記インターネットアプリケーションは前記要求側アドレスのそれぞれに対する前記接続で使用可能な前記データレートを特定し、前記アドレスのそれぞれに送信される前記データを相応して分配する、請求項7または請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記入信データは、前記ユーザ端末がそれをリアセンブルできるようにするための情報を含み、前記ユーザ端末はそのリアセンブルを相応して可能にするための情報をバッファリングする、請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2006−505034(P2006−505034A)
【公表日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−547754(P2004−547754)
【出願日】平成15年10月8日(2003.10.8)
【国際出願番号】PCT/GB2003/004374
【国際公開番号】WO2004/040877
【国際公開日】平成16年5月13日(2004.5.13)
【出願人】(390028587)ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー (104)
【氏名又は名称原語表記】BRITISH TELECOMMUNICATIONS PUBLIC LIMITED COMPANY