説明

パレット

【課題】簡単な構成で桁部材と天面または底面との連結部分の強度を高めることのできるパレットを提供する。
【解決手段】桁部材4は、中空筒状の本体部10と、本体部10の上下両端部に一体形成されたフランジ部11とを有している。段ボールパレット1の天面2及び底面3は、それぞれ外側の第1シート材2aと内側の第2シート材2b、外側の第1シート材3aと内側の第2シート材3bから成る二重構造であり、桁部材4の天面2側のフランジ部11は第1シート材2aと第2シート材2bとの間に挟み込まれ、底面3側のフランジ部11は第1シート材3aと第2シート材3bとの間に挟み込まれて接着されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば電子機器等のような重量の大きい製品を載置して運搬するパレットに関し、特にパレットを構成する桁部材の固定強度を向上する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、貨物を積載して運搬するパレットとしては、木製パレットや金属製パレット等が用いられていた。しかし、木製や金属製のパレットは耐久性に優れているものの、重量が重く、その廃棄処分に費用がかかるだけでなく、省資源化の観点からも問題がある。このため、近年、廃棄処分に費用がかからず、公害や環境汚染を招くことが少ない、材料として古紙を利用したリサイクル利用が可能な段ボールパレットが広く用いられている。
【0003】
パレットは、天面と底面との間に複数の桁部材が設けられた構造であり、桁部材で仕切られた天面と底面との隙間にフォークリフトリフトやハンドパレット(パレット運搬用台車)のアーム部を差し込んでパレットを持ち上げ、パレット上に載置された製品を運搬する。
【0004】
ところで、従来のパレットにおいては、桁部材は段ボールを折り曲げて形成されていたため、輸送中のリフト操作による落下等で破損しやすいという問題点があった。
【0005】
そこで、桁部材の強度を高めて破損を防止する方法が提案されており、例えば特許文献1には、角柱体と、角柱体の内部に収納される円筒体とで構成された、段ボールパレットに用いる紙製桁部材が開示されている。また、特許文献2には、径の異なる複数の紙管を重ね合わせて接着したパレットの桁部材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−36915号公報
【特許文献2】特開2006−273407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1、2の方法では、桁部材自体の強度は向上するものの、桁部材を構成する角柱体や紙管とパレットの天面及び底面との接触面積が小さいため、桁部材と天面及び底面との連結部分の固定強度を高めることは困難であった。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑み、簡単な構成で桁部材と天面または底面との連結部分の強度を高めることのできるパレットを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明は、底面と、該底面と所定の間隔を隔てて対向配置される天面と、該天面と前記底面とに固定される複数の桁部材と、を有するパレットにおいて、前記桁部材は、中空筒状の本体部と、該本体部の少なくとも一端に一体形成されるフランジ部と、を有し、前記底面と前記天面のうち少なくとも一方は、第1シート材及び第2シート材から成る二重構造であり、前記フランジ部を前記第1シート材及び前記第2シート材の間に挟み込んで固定したことを特徴としている。
【0010】
また本発明は、上記構成のパレットにおいて、前記桁部材は、前記本体部の両端に前記フランジ部を有することを特徴としている。
【0011】
また本発明は、上記構成のパレットにおいて、前記桁部材は、第1本体部の一端に第1フランジ部が形成された第1桁部材と、前記第1本体部に内接する第2本体部の一端に第2フランジ部が形成された第2桁部材とを、前記第1フランジ部及び第2フランジ部が両端部に配置されるように前記第1本体部及び第2本体部を組み合わせて形成されることを特徴としている。
【0012】
また本発明は、上記構成のパレットにおいて、前記本体部の外周面に紙管が装着されることを特徴としている。
【0013】
また本発明は、上記構成のパレットにおいて、前記桁部材は、第1本体部の一端に第1フランジ部が形成された第1桁部材と、前記第1本体部と同径の第2本体部の一端に第2フランジ部が形成された第2桁部材とを、前記第1フランジ部及び第2フランジ部が両端部に配置されるように前記第1本体部及び第2本体部を突き合わせて形成され、突き合わせ部を含む前記第1本体部及び第2本体部の外周面に紙管が装着されることを特徴としている。
【0014】
また本発明は、上記構成のパレットにおいて、前記桁部材は、複数の前記本体部が前記フランジ部によって連結されていることを特徴としている。
【0015】
また本発明は、上記構成のパレットにおいて、前記桁部材はパルプモールドにより一体形成され、前記底面及び前記天面は段ボールシートで形成されることを特徴としている。
【発明の効果】
【0016】
本発明の第1の構成によれば、中空筒状の本体部の少なくとも一方の端部にフランジ部を一体形成した桁部材を用い、さらに天面または底面の少なくとも一方を構成する第1シート材及び第2シート材の間にフランジ部を挟み込んで固定することにより、桁部材と天面または底面の少なくとも一方との接着面積が広くなるため、桁部材と天面または底面の少なくとも一方との連結部分の強度を高めることができる。
【0017】
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成のパレットにおいて、本体部の両端にフランジ部を有する桁部材を用いることにより、桁部材と天面及び底面との連結部分の両方の強度を高めることができる。
【0018】
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成のパレットにおいて、本体部の一方の端部のみにフランジ部が形成された第1桁部材、第2桁部材を組み合わせて用いることで、桁部材と天面及び底面との連結部分の両方の強度を高め、且つ、桁部材を成形する際に用いる金型の構造を簡素化することができる。また、本体部が二重構造となるため、桁部材自体の強度も向上する。
【0019】
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成のパレットにおいて、桁部材の本体部の外周面に紙管を装着することにより、桁部材は本体部と紙管の二重構造となる。従って、桁部材自体の強度がより強くなる。
【0020】
また、本発明の第5の構成によれば、上記第2の構成のパレットにおいて、本体部の一方の端部のみにフランジ部が形成された第1桁部材、第2桁部材を組み合わせて用いることで、桁部材と天面及び底面との連結部分の両方の強度を高め、且つ、桁部材を成形する際に用いる金型の構造を簡素化することができる。また、突き合わせ部を含む第1本体部、第2本体部の外周面に紙管を装着することにより、第1桁部材と第2桁部材とを強固に固定することができる。さらに、桁部材は本体部と紙管の二重構造となるため、桁部材自体の強度もより強くなる。
【0021】
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成のパレットにおいて、複数の本体部がフランジ部によって連結された桁部材を用いることにより、パレットの縦方向(または横方向)の複数の桁部材を同時に形成することができ、桁部材の位置決め作業も簡単なものとなる。
【0022】
また、本発明の第7の構成によれば、上記第1乃至第6のいずれかの構成のパレットにおいて、桁部材をパルプモールドにより一体形成し、底面及び天面を段ボールシートで形成することにより、桁部材と天面または底面との連結部分の強度が高く、且つ、廃棄時に分別作業が不要で環境に対する負荷も少ない段ボールパレットとなる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の段ボールパレット1の構造を示す概略斜視図
【図2】本発明の段ボールパレット1を用いて製品を梱包する様子を示す側面図
【図3】本発明の第1実施形態に係る段ボールパレット1の桁部材4を含む部分断面図
【図4】本発明の第2実施形態に係る段ボールパレット1の桁部材4を含む部分断面図
【図5】本発明の第3実施形態に係る段ボールパレット1の桁部材4を含む部分断面図
【図6】本発明の第4実施形態に係る段ボールパレット1の桁部材4を含む部分断面図
【図7】第2実施形態の段ボールパレット1に用いられる第1桁部材4aの変形例を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の段ボールパレット1の概略構成を示す斜視図であり、図2は、本発明の段ボールパレット1を包装ケース8の底面と兼用して製品を梱包する状態を示す側面図である。段ボールパレット1の天面2と底面3は段ボールシート製であり、天面2と底面3との間には、複数の桁部材4が設けられている。
【0025】
段ボールパレット1の天面2の4辺には折り線を介してフラップ5が連設されている。また、各フラップ5の中央には貫通穴6aが形成されている。このような段ボールパレット1の使用法を図2に示す。先ず、段ボールパレット1の天面2上に被梱包物(図示せず)を載置し、筒状の側面部7を被せた後、各フラップ5を起立させる。
【0026】
側面部7の下方には、フラップ5を起立させたときに貫通穴6aと重なる位置に、貫通穴6bが形成されており、貫通穴6a、6bを重ねた状態で図示しない留め具を差し込むことにより、段ボールパレット1と側面部7とを一体に連結する。即ち、段ボールパレット1は、段ボールパレット1と側面部7とで構成される包装ケース8の底面を兼ねることとなる。このような段ボールパレット1を用いることにより、製品を梱包後、さらに段ボールケースを段ボールパレット1に載せる必要がないため、特に大型の製品等の梱包及び運搬が容易となる。
【0027】
図3は、本発明の第1実施形態に係る段ボールパレット1の、桁部材4を含む部分断面図(図2のAA′矢視断面図)である。本実施形態に用いられる桁部材4は、中空筒状の本体部10と、本体部10の上下両端部に一体形成されたフランジ部11とを有している。桁部材4の材質としては、パルプ、合成樹脂、金属等が挙げられるが、桁部材4を硬質のパルプモールドで成形することにより、段ボールパレット1の廃棄時に段ボールシート製の天面2及び底面3と共に廃棄できるため、分別廃棄の必要がなく効率的である。また、合成樹脂製の部材を使用しないため環境に対する負荷も低減できる。
【0028】
また、天面2及び底面3は、それぞれ外側の第1シート材2aと内側の第2シート材2b、外側の第1シート材3aと内側の第2シート材3bから成る二重構造であり、桁部材4の天面2側のフランジ部11は第1シート材2aと第2シート材2bとの間に挟み込まれ、底面3側のフランジ部11は第1シート材3aと第2シート材3bとの間に挟み込まれて接着されている。
【0029】
本実施形態の構成によれば、桁部材4の上下両端部にフランジ部11を形成することにより、桁部材4と天面2及び底面3との接着面積がフランジ部11の分だけ広くなる。その結果、桁部材4と天面2及び底面3とを強固に接着することができる。また、天面2及び底面3を二重構造とし、フランジ部11を第1シート材2aと第2シート材2bとの間、第1シート材3aと第2シート材3bとの間に挟み込むことで、桁部材4と天面2及び底面3との接着強度がより一層向上する。
【0030】
図4は、本発明の第2実施形態に係る段ボールパレット1の、桁部材4を含む部分断面図(図2のAA′矢視断面図)である。本実施形態に用いられる桁部材4は、第1本体部10aの一方の端部にフランジ部11aが形成された第1桁部材4aと、第1本体部10aに内接する外径を有する第2本体部10bと、第2本体部10bの一方の端部にフランジ部11bが形成された第2桁部材4bとを、フランジ部11a、11bが反対側に位置するように組み合わせて接着したものである。段ボールパレット1の他の部分の構成や桁部材4の材質等は図3に示した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0031】
図3に示した第1実施形態の桁部材4では、本体部10の両端にフランジ部11が一体形成されているため、桁部材4を成形する際に用いる金型を割り型としておく必要があり、金型構造が複雑なものとなる。本実施形態では、第1本体部10a、第2本体部10bの一方の端部のみにフランジ部11a、11bが形成された第1桁部材4a、第2桁部材4bを組み合わせることで、桁部材4を成形する際に用いる金型の構造を簡素化することができる。
【0032】
また、本実施形態では、第2桁部材4bの第2本体部10bが第1桁部材4aの第1本体部10aに内接するため、本体部10が二重構造となっている。従って、第1実施形態の構成に比べて桁部材4自体の強度がより強くなる。
【0033】
図5は、本発明の第3実施形態に係る段ボールパレット1の、桁部材4を含む部分断面図(図2のAA′矢視断面図)である。本実施形態に用いられる桁部材4は、第1本体部10aの一方の端部にフランジ部11aが形成された第1桁部材4aと、第1本体部10aと同径の第2本体部10bと、第2本体部10bの一方の端部にフランジ部11bが形成された第2桁部材4bとを、フランジ部11a、11bが反対側に位置するように第1本体部10a、第2本体部10bを突き合わせ、さらに突き合わせ部12を含む第1本体部10a、第2本体部10bの外周面に紙管13を接着して第1桁部材4a、第2桁部材4bを強固に接合したものである。段ボールパレット1の他の部分の構成や桁部材4の材質等は図3に示した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0034】
本実施形態においても、図4に示した第2実施形態と同様に、第1本体部10a、第2本体部10bの一方の端部のみにフランジ部11a、11bが形成された第1桁部材4a、第2桁部材4bを組み合わせることで、桁部材4を成形する際に用いる金型の構造を簡素化することができる。また、本実施形態では、第1本体部10a、第2本体部10bの外周面に紙管13を接着するため、桁部材4は第1本体部10a、第2本体部10bと紙管13の二重構造となっている。従って、第1実施形態の構成に比べて桁部材4自体の強度がより強くなる。
【0035】
図6は、本発明の第4実施形態に係る段ボールパレット1の、桁部材4を含む部分断面図(図2のAA′矢視断面図)である。本実施形態に用いられる桁部材4は、本体部10の一方の端部のみにフランジ部11が形成されており、フランジ部11を天面2側に配置するとともに、天面2を構成する第1シート材2aと第2シート材2bとの間にフランジ部11を挟み込んで接着している。さらに、本体部10の外周面には紙管13が接着されている。段ボールパレット1の他の部分の構成や桁部材4の材質等は図3に示した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0036】
本実施形態においても、図4に示した第2実施形態、図5に示した第3実施形態と同様に、本体部10の一方の端部のみにフランジ部11が形成された桁部材4を用いることで、桁部材4を成形する際に用いる金型の構造を簡素化することができる。また、本体部10の外周面に紙管13を接着するため、桁部材4は本体部10と紙管13の二重構造となっている。従って、第1実施形態の構成に比べて桁部材4自体の強度がより強くなる。
【0037】
本実施形態では、桁部材4の下側(底面3側)の端部にはフランジ部11が形成されておらず、底面3も二重構造となっていない。従って、底面3と桁部材4との接着強度は第1〜第3実施形態に比べてやや劣る。しかし、天面2と桁部材4との接着強度は従来に比べて向上している。
【0038】
なお、ここでは第1シート材2aと第2シート材2bとから成る天面2を用い、本体部10の天面2側にフランジ部11を配置した構成について説明したが、第1シート材3aと第2シート材3bとから成る底面3を用い、本体部10の底面3側にフランジ部11を配置して第1シート材3aと第2シート材3bとの間にフランジ部11を挟み込んで接着しても良い。
【0039】
図7は、本発明の第2実施形態に係る段ボールパレット1に用いられる第1桁部材4aの変形例を示す斜視図である。図7に示す第1桁部材4aは、平板矩形状のフランジ部11の3箇所に第1本体部10aが一体形成されている。即ち、3つの第1桁部材4aのフランジ部11が連結されて一体化したような構成である。
【0040】
図7のような第1桁部材4aを用い、さらに第2桁部材4bも第1桁部材4aと同様の構成とすることで、図1に示した段ボールパレット1の縦方向(または横方向)の1列分の桁部材4を天面2及び底面3に同時に形成することができ、縦方向(または横方向)における第1桁部材4a及び第2桁部材4bの位置決め作業も不要となる。従って、段ボールパレット1の組み立て作業効率が向上する。
【0041】
なお、ここでは第2実施形態の段ボールパレット1に用いる第1、第2桁部材4a、4bについて説明したが、第3実施形態の段ボールパレット1に用いる第1、第2桁部材4a、4bや、第1、第4実施形態の段ボールパレット1に用いる桁部材4も同様の構成とすることで、段ボールパレット1の組み立て作業効率を向上させることができる。
【0042】
その他、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態においては、フラップ5付きの段ボールパレット1を用い、側面部7とフラップ5とを留め具を用いて連結する構成としたが、フラップ5のない段ボールパレット1にも適用できるのはもちろんである。
【0043】
また、図7では3つの第1桁部材4a(桁部材4)を一体化した場合について説明したが、2つ、若しくは4つ以上の第1桁部材4a(桁部材4)を一体化することもできる。また、桁部材4の形状や個数についても何ら制限はなく、段ボールパレット1の仕様に合わせて自由に設計することができる。
【0044】
また、ここでは天面2、底面3が段ボールシートで形成された段ボールパレットについて説明したが、本発明は、天面2及び底面3が樹脂製のシートで形成された樹脂パレットや、木材で形成された木製パレット、金属板で形成された金属パレットにも同様に使用可能であるのはもちろんである。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明は、桁部材で仕切られた天面と底面との隙間にフォークリフトやハンドパレットのアーム部を差し込んで運搬するパレットに利用可能である。本発明の利用により、桁部材と天面及び底面との接着面積を広くすることができ、桁部材と天面及び底面との連結部分の破損を効果的に防止できるパレットを提供することができる。
【符号の説明】
【0046】
1 段ボールパレット
2 天面
2a 第1シート材
2b 第2シート材
3 底面
3a 第1シート材
3b 第2シート材
4 桁部材
4a 第1桁部材
4b 第2桁部材
10 本体部
10a 第1本体部
10b 第2本体部
11 フランジ部
11a 第1フランジ部
11b 第2フランジ部
13 紙管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底面と、該底面と所定の間隔を隔てて対向配置される天面と、該天面と前記底面とに固定される複数の桁部材と、を有するパレットにおいて、
前記桁部材は、中空筒状の本体部と、該本体部の少なくとも一端に一体形成されるフランジ部と、を有し、
前記底面と前記天面のうち少なくとも一方は、第1シート材及び第2シート材から成る二重構造であり、前記フランジ部を前記第1シート材及び前記第2シート材の間に挟み込んで固定したことを特徴とするパレット。
【請求項2】
前記桁部材は、前記本体部の両端に前記フランジ部を有することを特徴とする請求項1に記載のパレット。
【請求項3】
前記桁部材は、第1本体部の一端に第1フランジ部が形成された第1桁部材と、前記第1本体部に内接する第2本体部の一端に第2フランジ部が形成された第2桁部材とを、前記第1フランジ部及び第2フランジ部が両端部に配置されるように前記第1本体部及び第2本体部を組み合わせて形成されることを特徴とする請求項2に記載のパレット。
【請求項4】
前記本体部の外周面に紙管が装着されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパレット。
【請求項5】
前記桁部材は、第1本体部の一端に第1フランジ部が形成された第1桁部材と、前記第1本体部と同径の第2本体部の一端に第2フランジ部が形成された第2桁部材とを、前記第1フランジ部及び第2フランジ部が両端部に配置されるように前記第1本体部及び第2本体部を突き合わせて形成され、突き合わせ部を含む前記第1本体部及び第2本体部の外周面に紙管が装着されることを特徴とする請求項2に記載のパレット。
【請求項6】
前記桁部材は、複数の前記本体部が前記フランジ部によって連結されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のパレット。
【請求項7】
前記桁部材はパルプモールドにより一体形成され、前記底面及び前記天面は段ボールシートで形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のパレット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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