パートナーサイトからの検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステム
本発明に係る検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービス方法は、一つ以上の検索情報レコードを保存するための検索情報データベースを維持する段階と、ユーザによって選定されたパートナーサイトに入力された検索語および前記パートナーサイトを識別するサイト識別子を含む検索要請パケットを前記パートナーサイトから受信する段階と、前記受信された検索要請パケットに応答して前記検索要請パケットに含まれた前記検索語と一致する検索語を含む少なくとも一つの検索情報レコードを、前記入札参加費用を用いて前記検索情報データベースから抽出する段階と、前記抽出された検索情報レコードを前記入札参加費用と独立的にローリングして結果リストフィールドに配列させ、前記結果リストフィールドを前記検索要請に対する応答として前記パートナーサイトに提供する段階と、前記ユーザが前記結果リストフィールドに含まれた検索情報レコードをクリックする場合、前記検索情報レコードに対応する広告主に課金する段階と、を含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パートナーサイトからの検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムに関し、より詳細には、所定のパートナーサイトからの検索要請に応答して広告主の検索情報を検索結果として抽出し、抽出した検索情報をローリング(Rolling)によって所定の検索結果リスト上に無作為に配列する検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、インターネットの大衆化に伴い、ユーザが検索サイトに入力した問い合わせ言語に応答した検索結果として広告主に対する簡略情報を提供する情報検索サービスの運営が活発化しており、このような情報検索サービスを介して広告主は自社に対する広告情報をユーザに露出することができる。
【0003】
一般的に、広告主の簡略情報が情報検索サービスを介して表示されるようにするために、検索サイトと検索語広告に関する所定の契約を締結しなければならない過程が広告主に求められる。これにより、複数の検索サイトに簡略情報を露出しようとする広告主は、検索語広告を登録するための所定の契約締結の過程、例えば、簡略情報の表示と関連する検索語登録、広告費用の入金、広告期間の設定などに関する事項を、それぞれの検索サイト毎に登録、入力しなければならない。
【0004】
このような従来の検索語広告登録方式では、個別の検索サイトとの登録過程において、広告主に不必要な手間と苦労が求められるという煩わしさの他に、多様な検索語広告の契約条件により簡略情報表示に対する広告管理自体が容易でなくなり、管理を体系的に成すことができないという問題点も常在するようになる。
【0005】
このようなことから、一度の検索語広告登録の手続きによって複数の検索サイトで検索語広告を実行することができる検索語広告登録方式が存在するならば、広告管理の体系化および広告登録手続きが簡素化され、より一層便利な検索語広告環境を構築することができるであろう。
【0006】
また、検索語広告において、広告主の簡略情報がユーザに表示される露出位置によって簡略情報に対するユーザのクリック回数に大きな差が生じ得る。これにより、広告主はより好適な露出位置に簡略情報が表示されるように、より高額の入札価格を提示するようになる。これに伴い、入札価格に相応する高額の広告費用を支払わなければならず、広告主に相当な広告費用の負担が加重されるという弊害が生じ得る。さらに、好適な露出位置を獲得しようとする広告主間における過度な競争によって入札価格が上昇し続けるという悪循環が生じる恐れがあり、検索語広告の活性化を阻害する要素として作用し得る。
【0007】
このため、検索要請に応答して抽出された簡略情報を、特定の基準なく無作為に配列する露出方式が存在するならば、広告費用の上昇を抑制すると共に広告主の競争を最小化させ、検索語広告の活性化を図ることができるであろう。
【0008】
したがって、広告主が意図する広告戦略によって多様な検索サイトにおける検索語広告を実行すると共に、単純な登録手続きと体系的な広告管理を図ることができる検索語広告モデルの登場が切に求められ、これに伴い、公平な広告の機会を提供して広告主が所望する広告効果を維持し、適正な広告費用の算出を介して経済的な検索語広告を実行することができる検索語広告モデルが求められている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前記のような問題点を解決するために創案されたものであって、本発明は、複数のパートナーサイトからの検索要請に応答して抽出される広告主の検索情報を、ローリング(Rolling)によって露出位置を決定してパートナーサイトに提供されるようにすることで、各検索情報に対する公平な広告効果の付与および体系的な広告管理を可能にする検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、検索情報が露出するパートナーサイトを該当する広告主の能動的な任意の判断によって特定し、広告の必要性を有するパートナーサイトでのみ検索語広告が行われるようにすることで、不必要な広告費用を低減させる検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、抽出された検索情報をローリングによって無作為に配列することで、露出位置を確保するための過度な競争を排除することができ、検索結果リストに配列されるすべての検索情報の広告費用を、露出位置に関係なくすべて同一にして広告費用の合理的な算定を図る検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することを他の目的とする。
【0012】
また、本発明は、パートナーサイトからの検索要請による検索情報の露出位置が連続して同一位置に決定されないように制御されることで、抽出された検索情報の露出位置が特定の検索情報に独占されないようにする検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することをさらに他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成し、従来技術の問題点を解決するために、本発明の一実施形態に係る検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービス方法は、一つ以上の検索情報レコードを保存するための検索情報データベースを維持する段階と、ユーザによって選定されたパートナーサイトに入力された検索語およびパートナーサイトを識別するサイト識別子を含む検索要請パケットをパートナーサイトから受信する段階と、受信された検索要請パケットに応答して検索要請パケットに含まれた検索語と一致する検索語を含む少なくとも一つの検索情報レコードを、入札参加費用を用いて検索情報データベースから抽出する段階と、抽出された検索情報レコードを入札参加費用と独立的にローリングして結果リストフィールドに配列させ、結果リストフィールドを検索要請に対する応答としてパートナーサイトに提供する段階と、ユーザが結果リストフィールドに含まれた検索情報レコードをクリックする場合に、検索情報レコードに対応する広告主に課金する段階と、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、上記目的を達成するための技術的構成として、検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービスシステムは、一つ以上の検索情報レコードを保存するための検索情報データベースと、ユーザによって選定されたパートナーサイトに入力された検索語およびパートナーサイトを識別するサイト識別子を含む検索要請パケットをパートナーサイトから受信するインターフェイス手段と、受信された検索要請パケットに応答して検索要請パケットに含まれた検索語と一致する検索語を含む少なくとも一つの検索情報レコードを、入札参加費用を用いて検索情報データベースから抽出する情報抽出手段と、抽出された検索情報レコードを入札参加費用と独立的にローリングして結果リストフィールドに配列させ、結果リストフィールドを検索要請に対する応答としてパートナーサイトに提供する情報提供手段と、ユーザが結果リストフィールドに含まれた検索情報レコードをクリックする場合に、検索情報レコードに対応する広告主に課金する決済制御手段と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、複数のパートナーサイトからの検索要請に応答して抽出される広告主の検索情報を、ローリングによって露出位置を決定してパートナーサイトに提供することで、各検索情報に対する公平な広告効果の付与および体系的な広告管理を可能にする検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することが可能となる。
【0016】
また、本発明によると、検索情報が露出するパートナーサイトを広告主の能動的な任意の判断によって特定し、広告の必要性があるパートナーサイトでのみ検索語広告が遂行されるようにすることで、不必要な広告費用を低減する検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することが可能となる。
【0017】
また、本発明によると、抽出された検索情報をローリングによって無作為に配列することで、露出位置確保のための過度な競争を排除することができ、検索結果リストに配列されるすべての検索情報の広告費用を露出位置に関係なくすべて同一にして広告費用の合理的な算定を図る検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することが可能となる。
【0018】
また、本発明によると、パートナーサイトからの検索要請による検索情報の露出位置が連続して同一位置に決定されないように制御することで、抽出された検索情報の露出位置が特定の検索情報に独占されないようにする検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、添付の図面を参照して、検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムに対して説明する。
【0020】
本明細書において持続して用いられているパートナーサイトとは、ユーザが検索語を入力することによって発生する検索要請に応答して、広告主と関連した所定の検索情報を提供する一つ以上の検索サービスサイトを意味する。すなわち、パートナーサイトとは、検索要請に対する検索結果を、本発明の検索広告サービスシステムから供給されるように契約される(リンクされる)検索サイトであり、例えば、図3における「(公序良俗違反につき、不掲載)」、「(公序良俗違反につき、不掲載)」、「(公序良俗違反につき、不掲載)」などを例示し得る。
【0021】
また、ローリングとは、検索結果として抽出される特定検索情報の露出位置が、検索要請が新たに発生するたびに変動するようにするために、検索結果リスト上に配列される検索情報の配列順位を無作為に決定する処理を指し示す。このようなローリングを介して、検索要請が発生するパートナーサイトとは関係なく、同一検索語が入力されるたびに新しい露出位置に配列される検索情報が検索結果として提供されるようにし得る。
【0022】
また、検索情報とは、検索サイト上に入力される特定の検索語に対応して抽出され、検索作業を要請したユーザに提供される検索結果項目の一つを意味する。一つの検索情報には、検索情報を抽出するための検索語、広告主と関連したウェブサイトのネットワークアドレス、広告主を識別するための広告主識別子、広告主が運営するウェブサイトに対する簡略情報(コンテンツ題目、コンテンツ内容要約、ネットワークアドレス)などが含まれ得る。例えば、検索語「不動産」によって抽出される図3における検索情報の一つは「ドクターアパート」というコンテンツ題目、「http:(公序良俗違反につき、不掲載)」というネットワークアドレス、およびその他のコンテンツ内容要約などを含む。また、検索結果リスト(search result list)とは、検索要請に対する応答として検索要請を発生したパートナーサイトに提供される検索結果であって、一つ以上の検索情報をローリングによって決定される露出位置に表示されるようにする検索情報の配列リストである。
【0023】
図1は、本発明の検索語広告サービスシステムの概略構成を説明するための図である。検索語広告サービスシステム100は、検索要請に対して一つ以上のパートナーサイトに入力される検索語に対応して所定数の検索情報を検索して抽出し、抽出された検索情報をローリングによって無作為に配列して検索要請を発生させたパートナーサイトに提供するための装置である。このため、検索語広告サービスシステム100は、検索サービスをサポートする一つ以上の検索サイトと検索情報提供に関連した所定の契約関係を維持するようになる。
【0024】
パートナーサイト110は、ユーザ120から検索要請のための所定の検索語の入力を受け、入力された検索語に対応して本発明の検索語広告サービスシステム100から提供される検索情報をディスプレイしてユーザ120に提供する役割を行う。すなわち、パートナーサイト110とは、ユーザ120が探したいコンテンツ資料を保有するウェブサイトへの接続を容易に行うことができるように検索作業をサポートするサーチプログラムまたはサーチウェブサーバを意味する。
【0025】
特に、パートナーサイト110は、提供される検索情報の他にパートナーサイト110内で生成する多様な結果情報を検索要請に対応させてユーザ120に提供し得る。ここで、検索情報、またはパートナーサイト110で提供する結果情報には所定のリンク情報(広告主と関連したネットワークアドレス)が含まれており、端末手段125にディスプレイされる検索情報または結果情報をユーザ120がコマンド入力ツールでクリック選択(例えば、マウスクリック)する場合に、パートナーサイト120は検索情報または結果情報と関連した広告主130とクリック選択を発生させたユーザ120との接続を可能にする。このようなパートナーサイト110は、検索作業の方式により、検索語を入力する単語別検索方式(word-oriented searching)および設定されたディレクトリを選択する主題別検索方式(subject-oriented searching)などに区分し得る。本明細書では、入力される検索語に対応して抽出される特定の検索情報をローリングによって無作為に配列して提供する本発明の目的を成すために、パートナーサイト110の検索方式を単語別検索方式に限定して説明する。
【0026】
ユーザ120とは、パートナーサイト110との接続のための端末手段125を保有しており、パートナーサイト110への検索語入力によって検索要請を発生させるインターネットユーザを意味する。
【0027】
広告主130とは、ネットワークアドレス(例えば、IP address、URL、domainなど)によってネットワーク上の位置が指定されるウェブサイトを運営する、例えば、コンテンツプロバイダー(CP)を意味しており、特定検索語に対する検索語広告を本発明の検索語広告サービスシステム100に登録することで、パートナーサイト110からの該当する検索語入力による検索要請に対応して自身(自社)と関連した検索情報がユーザ120に提供されるようにする。また、広告主130は、検索情報に対するユーザ120のクリック選択によって発生する所定の広告費用を、本発明に係るシステム運営者に支払い得る。
【0028】
端末手段125とは、インターネットなどの通信網140を介してパートナーサイト110との接続状態を維持し、検索語広告サービスシステム100から提供される一つ以上の検索情報(または、検索情報をローリング配列する検索結果リスト)を検索画面上に表示する装置である。このような端末手段125の例としては、パーソナルコンピュータ、ハンドヘルド(handheld)コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、MP3プレーヤ、電子辞典、携帯電話、スマートフォンなどのように所定のメモリー手段を備えて所定のマイクロプロセッサを搭載することで所定の演算能力を備えた端末機を総称する概念である。
【0029】
検索語広告サービスシステム100は、パートナーサイト120での検索情報表示と関連し、抽出された一つ以上の検索情報をローリングによって検索結果リスト上に配列し、この検索結果リストを検索結果としてユーザ120に提供する。特に、検索語広告サービスシステム100は、広告主130に課金される広告費用を、検索情報に対するユーザ120のクリック選択によって課金されるようにすることで、合理的な広告費用の算定および課金決済が成されるようにしている。以下、図2を参照して、本発明の検索語広告サービスシステム200の具体的な構成を説明する。
【0030】
図2は、本発明の好ましい実施形態に係る検索語広告サービスシステム200を説明するための構成図である。
【0031】
検索語広告サービスシステム200は、検索情報データベース210、インターフェイス手段220、情報抽出手段230、情報提供手段240、および決済制御手段250を含む。
【0032】
まず、検索情報データベース210とは、一つ以上の検索情報レコードを保存するための装置であって、広告主130と関連した一つ以上の検索情報を所定の検索語に対応して保存する役割を担う。すなわち、検索情報データベース210は、検索語広告を登録するために広告主130が入力する検索語と広告主130の検索情報を関連して生成される検索情報レコードを記録、維持する役割を行う。ここで、検索情報レコードは、広告主130から入力される検索語、広告主130と関連したウェブサイトのネットワークアドレス、ネットワークアドレスによって識別されるウェブサイトに関する簡略説明情報、検索情報レコードと関連した広告主130を識別するための広告主識別子、複数のパートナーサイトの中から広告主130によって選択されたパートナーサイトに関する選択パートナーサイト情報、および所定の入札参加費用の一つ以上を含む。特に、検索語広告を登録するために受信される検索語は、各広告主130の任意選択によって決定され、検索情報データベース210は、例えば、同一の検索語を入力した広告主130の検索レコードを分類して保存したりする。これを介して、検索要請のために入力された検索語に対応するすべての検索レコードの識別を迅速かつ正確に行うことができる(図3参照)。
【0033】
インターフェイス手段220は、ユーザによって選定されたパートナーサイトに入力された検索語およびパートナーサイトを識別するサイト識別子を含む検索要請パケットをパートナーサイトから受信する装置であって、検索要請が発生するパートナーサイトとパートナーサイトに入力される検索語の入力を受ける役割を行う。したがって、本発明の検索語広告サービスシステム200は、検索情報を抽出するための検索要請を発生したパートナーサイトを許容する広告主130の検索情報レコードを認知することができるようになる。
【0034】
また、インターフェイス手段220は、検索情報レコードの抽出と関連して所定の入札参加費用に関する情報の入力を広告主130から受ける。ここで、入札参加費用とは、検索情報の抽出に関与するベッティング(betting)値であって、検索要請と関連して特定の検索情報が優先的に抽出されるようにする比較基準となり得る。このような入札参加費用は、ユーザ120に提供される検索情報がユーザ120のコマンド入力ツールによってクリック選択される場合に、広告主130に賦課される広告費用の生成に用いられ得る。
【0035】
入札参加費用の種類としては、ユーザ120の検索情報に対する1回のクリックによる単位クリック費用、ローリングされた検索情報が配列される検索結果リストをユーザ120に提供することによる単位露出費用、検索情報のクリック選択によって広告主130と接続されたユーザ120の所定の取引達成による単位購買費用などが挙げられる。以下では、説明の便宜上、入札参加費用として単位クリック費用が設定されることを一例に説明する。例えば、ローリングによって検索結果リスト上に配列される特定の検索情報に対してユーザ120がクリック選択をする場合、本発明の検索語広告サービスシステム200は、該当の検索情報の単位クリック費用を用いて生成された広告費用を前記検索情報の広告主130に課金することができるようになる。本実施形態においては、検索結果リストに配列される検索情報と関連する単位クリック費用(入札参加費用)の中から最低値の単位クリック費用が広告費用として決定されるように上記所定の条件を設定することを例示している。
【0036】
以下、図3を参照して、所定の検索語に対応した検索情報の各々に選択パートナーサイト情報および入札参加費用が関連することについて説明する。
【0037】
図3は、本発明に係る検索情報データベースの構成一例を説明するための図である。
【0038】
上述したように、検索情報データベース220は、特定検索語に対応する一つ以上の検索情報と、検索情報各々に関連する選択パートナーサイト情報および入札参加費用に関する情報を保存している。これにより、検索要請パケットが受信される場合、本発明の検索語広告サービスシステム200は、入力された検索語に対応する一つ以上の検索情報を検索情報データベース220から識別し、選択パートナーサイト情報として検索要請パケットに含まれるサイト識別子から検索情報を選別的に識別するようになる。ここで、選択パートナーサイト情報および入札参加費用は、広告主130が最初に検索語広告登録をする際に入力され、以後、所定の条件下で広告主130の任意の判断によって持続した更新処理が可能である。
【0039】
例えば、図3に示すようにな情報が検索情報データベース220に記録される場合に、ユーザ120が、パートナーサイト「(公序良俗違反につき、不掲載)」に検索語「不動産」を入力すると仮定する。このとき、パートナーサイト「(公序良俗違反につき、不掲載)」は、検索語「不動産」およびサイト識別子「(公序良俗違反につき、不掲載)」を含む検索要請パケットを生成し得る。そして、この検索要請パケットを受信した検索語広告サービスシステム200は、検索語「不動産」に対応する検索情報の中から、サイト識別子「(公序良俗違反につき、不掲載)」を選択パートナーサイト情報として保有する「ドクターアパート」、「不動産バンク」、「不動産サーブ」、「スピードバンク」の検索情報を抽出対象として識別するようになる。
【0040】
情報抽出手段230は、受信された検索要請パケットに応答し、検索要請パケットに含まれた検索語と一致する検索語を含む少なくとも一つ以上の検索情報レコードに対して、各検索情報レコードの入札参加費用を用いて検索情報データベース210から抽出する装置である。すなわち、情報抽出手段230は、検索要請のために入力された検索語と対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する役割を行い、パートナーサイト110を使用するユーザ120の検索要請に応答して、検索結果として最適な所定数の検索情報を抽出する役割を行う。本実施形態における情報抽出手段230は、検索要請パケットによって識別される一つ以上の検索情報の中から、各検索情報に関連する入札参加費用の比較処理を介して選定された数の検索情報を決定するようになる。
【0041】
情報提供手段240は、抽出された検索情報レコードを入札参加費用と独立的にローリングして結果リストフィールドに配列させ、結果リストフィールドを検索要請に対する応答としてパートナーサイト1110に提供する装置である。すなわち、情報提供手段240は、所定数で決定される検索情報をローリングして検索結果リスト上に配列させ、配列された検索結果リストを、検索要請が発生したパートナーサイトに検索結果として提供する装置である。ここで、検索結果リストとは、ローリングによって決定された露出位置に応じ、抽出された各検索情報レコードを配列して検索画面上に表示するようにする検索要請の結果物となり得る。通常、検索結果リスト上における露出位置は、表示される検索情報レコードに対するユーザ120の認知度に差が生じ得る。これにより、ユーザ120によってクリック選択されてユーザ120と広告主130との間に接続連結する頻度に差が生じる恐れがある。したがって、検索情報レコードの露出位置を決定する本実施形態に係るローリングは、特定の検索情報レコードが以前の検索要請によって決定された同じ露出位置に連続して位置しないように制御するため、抽出されるすべての検索情報レコードに適切かつ均衡な広告効果が発生し得る。このようなローリングを介して検索情報レコードを配列させた検索結果リストは、ユーザ120の検索要請に応答して検索結果としてユーザ120の端末手段125上に表示される。以下、図4および図5を参照して、検索情報レコードの抽出、および検索結果リスト上における検索情報レコードの配列について説明する。
【0042】
図4および図5は、本発明に係るパートナーサイトにおける検索要請に応答して検索結果として提供される検索結果リストの一例を説明するための図である。
【0043】
以下、図4および図5では、説明の便宜上、ユーザ120が相違したパートナーサイトである「(公序良俗違反につき、不掲載)」と「(公序良俗違反につき、不掲載)」に検索語「不動産」を入力する場合を例示しており、検索される検索情報レコードの数が3つで設定される場合について説明する。この際、各パートナーサイトに検索語が入力される時点に対しては特別な限定をせず、同時に入力しても時差をおいて入力しても構わない。
【0044】
まず、パートナーサイト「(公序良俗違反につき、不掲載)」に「不動産」という検索語が入力される場合、本発明の検索語広告サービスシステム200は、関連した検索要請パケットに従い、図3の検索情報データベース210から「不動産」および「(公序良俗違反につき、不掲載)」と関連する検索情報レコード「ドクターアパート」、不動産バンク」、「不動産サーブ」、「不動産114」を抽出対象として選別するようになる。また、検索語広告サービスシステム200は、抽出対象として選別された検索情報レコードの入札参加費用を用いて相対的に高い入札参加費用と関連している「不動産バンク」、「ドクターアパート」、「不動産サーブ」を決定するようになる。決定された検索情報レコードは、ローリングによって無作為に検索結果リスト上に配列され、検索語広告サービスシステム200は、図4のように、パートナーサイト「(公序良俗違反につき、不掲載)」に検索結果として配列された検索結果リストを提供する。
【0045】
一方、パートナーサイト「(公序良俗違反につき、不掲載)」に「不動産」という検索語が入力される場合、検索語広告サービスシステム200は「不動産」および「(公序良俗違反につき、不掲載)」と関連した検索要請パケットに従って、検索情報データベース210から検索情報レコード「ドクターアパート」、「不動産バンク」、「不動産114」、「スピードバンク」を抽出対象として選別する。また、検索語広告サービスシステム200は、抽出対象として選別された検索情報レコードの入札参加費用を用いて相対的に高い入札参加費用と関連している「不動産バンク」、「ドクターアパート」、「不動産114」を決定する。決定された検索情報レコードは、ローリングによって無作為に検索結果リスト上に配列され、検索語広告サービスシステム200は、図5のように、パートナーサイト「(公序良俗違反につき、不掲載)」に検索結果として配列された検索結果リストを提供するようになる。
【0046】
なお、同一の検索語「不動産」によって共通して抽出される検索情報レコード「不動産バンク」および「ドクターアパート」は、検索結果リスト上における露出位置が以前とは相違して決定されるようにローリングを制御する。これにより、検索情報レコード「不動産バンク」または「ドクターアパート」が、ある一つの露出位置を継続して占有することで発生し得る広告効果の不均衡を防止することが可能となる。
【0047】
決済制御手段250は、ユーザ120が結果リストフィールドに含まれた検索情報レコードをクリックする場合に、検索情報レコードに対応する広告主130に賦課するように制御する装置である。本実施形態における決済制御手段250は、検索情報レコードを結果リストフィールド上にローリングして配列されるようにする検索語広告サービスシステム200の特性によって生成される広告費用が、検索結果リストに配列される検索情報レコードに対してすべて同一に決定されるようにする。これは、結果リストフィールド上に配列される検索情報レコードの露出位置が検索要請発生のたびに変更されることに起因しており、ローリングによって各検索情報レコードから誘発される広告効果が同一になることによって、一つの結果リストフィールド上に配列される検索情報レコードに対しては、同一の広告費用の算定が割り当てられるためである。広告費用の算定は、システム環境を考慮した本システムの運営者によって柔軟に決定され、例えば、結果リストフィールドに配列される検索情報レコードの入札参加費用の中から最低値(ケース1)、または検索結果として抽出されない検索情報レコードの入札参加費用の中から最高値(ケース2)として決定され得る。例えば、図4における結果リストフィールドに配列されているいずれかの検索情報レコードをユーザ120が選択クリックする場合、算出される広告費用は、ケース1の場合では、入札参加費用が最も低い検索情報レコード「不動産サーブ」の「850ウォン」となり、ケース2の場合では、抽出されなかった検索情報レコードの中で入札参加費用が最も高い検索情報レコード「不動産114」の「800ウォン」として決定され得る。この他に、環境によって設定される所定の加重値を、決定された入札参加費用に付与することで加工された形態の広告費用が算出されるように構成することも可能である。これにより、本システムの運営者は、加重値の変更を介して広告費用を最適に決定することができ、検索語広告による営業利益の拡大および損失保全、利益還元などの多様な広告費用の課金制御を可能にする効果を得るようになる。
【0048】
また、算定される本発明の広告費用の他の実施形態として、検索結果リストに配列される検索情報の中から選別された一つの検索情報の入札参加費用、検索語に対応するが抽出されなかった検索情報の中から選別された一つの検索情報の入札参加費用、検索語に対応する検索情報の中から選別された一つの検索情報の入札参加費用、の中から所定の一つとして決定され得る。すなわち、本発明の検索語広告サービスシステム200は、広告費用として、ユーザ120に露出された一つ以上の検索情報の中から所定基準によって選別される検索情報の入札参加費用として決定したり、検索要請のために入力された検索語に対応して検索情報データベース210に保存されているがユーザ120に露出されない一つ以上の検索情報の中から所定基準によって選別される検索情報の入札参加費用として決定されたり、検索情報データベース210に検索語に対応して保存されている一つ以上の検索情報の中から所定基準によって選別される検索情報の入札参加費用として決定されたりする。
【0049】
このような構成を有する本発明に係る検索語広告サービスシステム200の処理フローを詳細に説明する。
【0050】
図6は、本発明の好ましい実施形態に係る検索語広告サービス方法を具体的に説明するためのフローチャートである。
【0051】
本実施形態に係る検索語広告サービス方法は、上述した検索語広告サービスシステム200によって遂行される。
【0052】
まず、段階410において検索語広告サービスシステム200は、所定の検索語に対応して一つ以上の検索情報を保存するための検索情報データベース210を維持する。この段階410は、検索情報の抽出原因(抽出因子)となる検索語に基づいて広告主130の検索情報を所定の独立した記録領域に保存する過程である。さらに、検索情報データベース210には、検索情報の各々に対して検索結果として該当の検索情報が抽出されるようにする選択パートナーサイト情報または検索情報の抽出と関連した入札参加費用に関する情報をさらに含んで記録し得る(図3参照)。
【0053】
また、段階420で、検索語広告サービスシステム200は、ユーザ130によって選定されたパートナーサイト110に入力された検索語を含む検索要請を、選定されたパートナーサイトから受信し、入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する。この段階420は、検索要請が発生したパートナーサイト110に対して検索結果としての検索情報抽出を許容する広告主130の検索情報を識別する過程である。以下、図7を参照して、パートナーサイトに対する広告主130の選別的な選択に対して説明する。
【0054】
図7は、本発明の検索要請によって広告主自身の検索情報が抽出されるように許容したパートナーサイトを選択する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0055】
図7に示したように、段階511において検索語広告サービスシステム200は、パートナーサイト110に対するサイトリストを広告主130に提供する。この段階511は、自身(自社)と関連した検索情報を露出するパートナーサイト110に対するリストを広告主130に送信する過程である。上述のように、パートナーサイト110は、所定の検索要請に対する検索結果として広告主130の検索情報が表示される契約状態にある検索サイトを意味しており、サイトリストには、例えば、契約関係が維持されるパートナーサイト110に関する情報およびユーザ120の選択を受信する選択ボタンなどが含まれ得る。
【0056】
また、段階512において検索語広告サービスシステム200は、サイトリストに含まれる特定のパートナーサイト110に対して広告主130の選択信号を受信する。本段階512は、広告主130の任意判断によって、該広告主130の検索情報が表示されるように許容される検索サイトを特定する過程であって、例えば、図3における検索情報「ドクターアパート」と関連する広告主130は、サイトリストに含まれる「ネイバー」、「グーグル」、「ヤフー」、「アルタビスタ」に関連する選択ボタンを選択クリックして所定の選択信号を発生させたことを知ることができる。
【0057】
次に、段階513において検索語広告サービスシステム200は、選択信号が受信されるパートナーサイト110に関する情報を広告主130の検索情報に対応して検索情報データベース210に保存する。この段階513は、検索要請が発生するパートナーサイト110に応じて抽出対象となる検索情報が変更されるように、検索情報データベース210に検索情報の各々に対してパートナーサイト110と関連した情報を記録する過程である。したがって、本発明の検索語広告サービスシステム200は、検索要請が発生したパートナーサイト110を、選択信号が受信されたパートナーサイト110として、入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を検索情報データベース210に保存された検索情報の中から抽出し得る。また、検索語広告サービスシステム200は、検索要請が発生したパートナーサイト110を選択信号が受信されたパートナーサイト110として検索情報データベース210に保存されない検索情報を抽出しない場合もある。つまり、検索情報が露出するパートナーサイト110を、広告主の能動的な任意の判断によって特定することができ、広告主130が必要とするパートナーサイト110でのみ検索語広告が遂行されるようにすることで、不必要な広告費用の算出を防止する効果が得られる。
【0058】
また、検索語広告サービスシステム200は、検索情報を抽出する基準として、入札参加費用を検索情報データベース210から受信する。以下、図8を参照して、入札参加費用の入力および検索情報の抽出について説明する。
【0059】
図8は、本発明に係る検索情報に対する抽出順位を決定する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0060】
まず、段階521において検索語広告サービスシステム200は、広告主130から検索情報の各々に対する入札参加費用に関する情報の入力を受ける。この段階521は、検索情報の抽出および広告費用の算出に関与する入札参加費用を、検索情報の各広告主130から受信する過程であって、入力された入札参加費用は、検索情報と連関関係が成立するようにして検索情報データベース210に保持するようになる(図3参照)。本実施形態においては、入札参加費用の入力時点に対して特別な限定をしておらず、検索語広告が維持される広告期間を考慮して広告主130から随時に入札参加費用の更新入力を許容することが好ましい。入札参加費用と関連する検索情報は、所定の広告期間内では抽出待機状態となり、パートナーサイト110から特定の検索語が入力される場合に、該当の検索情報は検索結果として抽出が成されるようになる。
【0061】
また、段階522において検索語広告サービスシステム200は、入力された入札参加費用を用い、抽出された検索情報の各々に対する抽出順位を決定する。この段階522は、パートナーサイト110からの検索要請に応答して抽出された検索情報のそれぞれの入札参加費用を比較する過程である。すなわち、この段階522における検索語広告サービスシステム200は、入札参加費用の値順であって、各検索情報に対する抽出順位を付与する。
【0062】
次に、段階523において検索語広告サービスシステム200は、選定された抽出順位内の検索情報を抽出する。本段階523は、入力された検索語に対応して抽出される一つ以上の検索情報の中から設定された抽出順位N以内の検索情報を選別する過程である(Nは0以上の自然数である)。すなわち、本段階523の検索語広告サービスシステム200は、ユーザ120に提供される検索情報の数、検索結果リスト上に配列される検索情報の数などを考慮して抽出順位N以内の検索情報を抽出するようになる。また、設定されるNは、検索結果リストが表示される検索画面上の占有領域を考慮した本システムの運営者によって柔軟に決定され得る。
【0063】
したがって、本発明によると、検索要請に応答して所定条件を満たす検索情報を入札参加費用の値に従って抽出することで、広告費用をより多く支払う意思のある広告主130の検索情報抽出を誘導し、広告費用の増大による営業利益の増加を図ることができる。
【0064】
図6の説明に戻り、段階430において検索語広告サービスシステム200は、抽出された検索情報をローリングして所定の検索結果リストに配列させ、検索結果リストを検索要請に対する応答としてパートナーサイト110に提供する。本段階430は、抽出された検索情報に無作為の任意順通りに検索結果リスト上の露出位置が決定される過程であり、パートナーサイト110からの検索要請に応答して検索結果として生成された検索結果リストを、該パートナーサイト110を接続しているユーザ120の端末手段125上に表示する(図4および図5参照)。
【0065】
本段階430における検索語広告サービスシステム200は、特定の検索情報が、以前に決定された露出位置に連続して表示されないように制御する。
【0066】
図9は、無作為順位を記録することによって、特定の検索情報が同一の露出位置に連続して表示されないように抑制する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0067】
まず、段階531において検索語広告サービスシステム200は、第1パートナーサイトに入力された所定の検索語による検索要請に応答して抽出される検索情報の第1露出位置を記録する。本段階531は、以前に発生した検索要請に応答して抽出された検索情報についての露出位置を履歴情報として保存する過程であって、ローリングにより検索情報の各々について決定される露出位置を記録する。ここで、ローリングは、検索結果リスト上に配列される検索情報の露出位置に対する決定と関連しており、例えば、図4で、検索情報「ドクターアパート」は、検索結果リスト上で最上位の露出位置として決定されていることから、検索語広告サービスシステム200は、この検索情報「ドクターアパート」に対する履歴情報を「露出位置1等級」として記録する。
【0068】
また、段階532において検索語広告サービスシステム200は、第2パートナーサイト110に入力された同一検索語による検索要請に応答して抽出される同一検索情報の第2露出位置が、記録された第1露出位置と相違するようにローリングを制御する。本段階532は、同一の検索語によって第2パートナーサイトから検索要請が発生し、これに応答して上記段階531で抽出された検索情報が再び抽出される場合、該検索情報の以前の履歴情報が同じ露出位置で連続して表示されないように、露出位置の決定を制限する過程である。これは、特定した一つの検索情報が、ローリングによって偶然に同一の露出位置に位置することを防止するためのものであって、これを介して多様な露出位置に検索情報が交互に位置するように促進することで、本格的なローリングによる検索情報の無作為配列が可能となり得る。本実施形態では、第2パートナーサイトに特別な限定をしておらず、第1パートナーサイト110と同一あるいは相違した契約状態の検索サイトを意味する。本実施形態においては、検索情報の露出位置が連続的に同一の位置に決定されることを抑制することを例示して説明しているが、この他に、所定の条件下で以前に位置した履歴がある露出位置への再配列決定が、完全に抑制されるようにするなどの多様なローリング配列方式があり得ることはもちろんである。
【0069】
図6の説明に戻ると、段階440で、検索語広告サービスシステム200は、ユーザ120が検索結果リストに含まれた検索情報をクリックする場合に、検索情報に対応して広告主130に課金する。本段階440は、検索情報に対するユーザ120の単一クリックによって広告費用に関する情報を生成する過程であって、以下、図10を参照して、ユーザ120の単一クリックによる広告費用の生成および生成された広告費用の広告主130への賦課について説明する。
【0070】
図10は、本発明の検索情報に対するユーザのクリック選択によって広告費用に関する情報を生成する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0071】
このような広告費用に関する情報を生成するため、段階541で、検索語広告サービスシステム200は、検索結果リストに配列される検索情報に対するクリックの発生に基づいて、広告主130に課金される所定の広告費用に関する情報を生成する。本段階541は、検索情報に対するユーザ120の1回クリック選択によって該広告主130に所定の広告費用が賦課されるようにする過程であって、特に、本実施形態においては、同一の検索結果リストに配列されるすべての検索情報に賦課される広告費用を、特定される所定の入札参加費用としてすべて同一になるようにしている。これは、抽出された検索情報の露出位置が検索要請発生のたびに変動する本発明のローリングに起因しており、例えば、検索結果リストに配列される検索情報の入札参加費用の中から最低値、または検索語に対応するが抽出されなかった検索情報の入札参加費用の中から最高値を決定し得る。すなわち、広告主130が異なった検索情報に対して一つの広告費用が決定されるようにすることは、ローリングによって検索情報の露出位置が特定されないようにする本発明の特徴を勘案したものであって、広告主130は少なくとも自身が入力した入札参加費用より多くの金額が広告費用として賦課されないことで、より経済的な検索語広告サービスが成されるようにする効果を得ることができるようになる。
【0072】
以下、本発明の他の実施形態として、所定の広告終了条件を設定し、該広告終了条件を満たす検索情報に対して検索語広告を中断(遮断)する処理について説明する。
【0073】
図11は、本発明に係る広告終了条件として限界クリック数を設定して検索語広告を制御する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0074】
このために、まず、検索情報データベース210は、検索情報に対して最大許容される限界クリック数についての情報を含む。ここで、限界クリック数は、検索情報の広告主130によって設定され、例えば、所定の広告期間内に該当の検索情報に発生すると予想される予測クリック数、または広告主130の支払い能力の金額範囲などを考慮して設定し得る。
【0075】
以後、段階611において検索語広告サービスシステム200は、クリックの発生によって検索情報別に累積クリック数を加算し、検索情報の限界クリック数と加算された累積クリック数を比較する。本段階611は、検索結果としてユーザ120に提供された検索情報に対してユーザ120がクリック選択をすることによって、検索情報の各々に対してクリック回数を累積し、累積されたクリック回数を限界クリック数と比較する過程である。本実施形態においては、検索情報を加算する期間に対して特別な限定をしてはいないが、例えば、検索情報に対してあらかじめ設定された期間(例えば、広告期間)内に発生するユーザ120のクリック選択に対してのみ加算されるように構成することも可能である。
【0076】
そして、比較結果、累積クリック数が限界クリック数を超過する場合、段階612において検索語広告サービスシステム200は、該当の検索情報の抽出を遮断(中断)する。本段階612は、該当の検索情報に対するユーザ120のクリック合計回数が限界クリック数を満たすことによって、検索情報の広告主130が意図した広告効果を十分に満たしたと判断し、検索情報の検索語広告を中断させる過程である。
【0077】
したがって、広告主130が企画および意図した広告戦略内で特定の検索情報に対するクリック数を、広告主130が任意に統制することができるという効果を得ることができる。
【0078】
図12は、本発明に係る広告終了条件として、広告預金および限界残額を設定して検索語広告を制御する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0079】
このため、まず、検索情報データベース210は、検索情報の検索語広告のための広告預金に対する情報を含む。ここで、広告預金とは、ユーザ120のクリック選択によって発生する広告費用を差し引いた広告主口座の残高を意味する。特に、広告預金には所定の限界残額が設定されており、広告主口座の残高が限界残額以下となる場合、該当の検索情報の検索語広告が中断される。限界残額は、検索情報に発生するクリック数の平均、所定期間内に要される平均広告費用の値などを考慮して本システムの運営者によって柔軟に設定され得る。
【0080】
以後、段階621で、検索語広告サービスシステム200は、クリックの発生によって生成された広告費用を広告預金から差し引き、差し引かれた広告預金と所定の限界残額を比較する。この本段階621は、検索情報に対するユーザ120の1回クリックによって発生する広告費用を広告主口座から差し引き、広告主口座に残った残高が設定された限界残額以下となるかを確認する過程である。
【0081】
比較結果、段階622で、広告預金が限界残額未満である場合、検索語広告サービスシステム200は、該当の検索情報の抽出を遮断する。本段階622は、該当の検索情報に対する広告主口座の残高が限界残額以下になることにより、継続的な検索語広告が不可能であるという判断を下し、該当の検索情報の検索語広告を中断させる過程である。
【0082】
したがって、本システムを運営する事業者が検索語広告による広告費用を広告主130に正確に賦課させ得るという効果を得ることができる。
【0083】
以下、本発明の他の実施形態として、検索結果リストを検索要請前に生成し、パートナーサイトからの検索要請が発生する際に、予め生成した検索結果リストを検索結果として提供することについて説明する。
【0084】
図13は、本発明の他の実施形態に係る検索語広告サービス方法を説明するためのフローチャートである。
【0085】
図13に示すように、段階710で、検索語広告サービスシステム200は、所定の検索語に対応して一つ以上の検索情報を保存するための検索情報データベース210を維持し、段階720で、広告主130から検索情報の各々に対して入札参加費用に関する情報の入力を受ける。本段階710、720は、上述した検索情報データベース210を維持する段階410および入札参加費用の入力を受ける段階521と類似した過程であって、入力された入札参加費用は、検索情報と連関関係が成立するようにして検索情報データベース210に保持される(図3参照)。
【0086】
また、段階730で、検索語広告サービスシステム200は、入力された入札参加費用を用いて各検索語別に少なくとも一部の検索情報を抽出し、段階740で、抽出された検索情報をローリングにより配列した検索結果リストを生成し、検索語に対応して検索情報データベース210に保存する。本段階730、740は、検索語のそれぞれに対して検索結果として提供される検索情報を抽出し、抽出された検索情報をローリングして検索結果リスト上に配列させる過程である。ここで、ローリングは、所定のパートナーサイト110からの検索要請が受信される時点、入札参加費用の調整によって抽出される検索情報が変更する時点、検索結果リストに配列されるいずれか一つの検索情報が広告終了条件を満たす時点で発生するように制御される。なお、広告終了条件を満たすということは、検索情報に対する所定の広告期間が満了したり、広告期間内に発生した累積クリック数が限界クリック数を超過したり、広告預金が限界残額に到達したりする場合を意味し得る。すなわち、本実施形態におけるローリングは、検索結果リストに配列される検索情報の変更、またはパートナーサイト110からの検索要請に受信される度に発生し得る。
【0087】
次に、段階750で、検索語広告サービスシステム200は、選定されたパートナーサイトに入力された検索語を含む検索要請を選定されたパートナーサイト110から受信し、入力された検索語に対応する検索結果リストを検索要請に対する応答としてパートナーサイト110に提供する。本段階750は、検索要請のためにユーザ120がパートナーサイトに入力した検索語に基づいて、検索情報データベース210から関連した検索結果リストを識別する過程であって、検索結果として識別された検索結果リストをパートナーサイト110に提供し、該当のパートナーサイト110に接続しているユーザ120の端末手段125上に表示されるようにする(図4および図5参照)。
【0088】
したがって、あらかじめ生成した検索結果リストを各パートナーサイトの検索結果として提供することで、検索要請のたびに検索結果リストを生成することによって発生するシステム資源を節約する効果を得ることができる。
【0089】
ここで、本発明に係る実施形態は、コンピュータにより具現される多様な動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含む。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともできる。記録媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスク(登録商標)および磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また記録媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0090】
図14は、本発明に係る検索語広告サービス方法を実行するのに好適に採用される汎用コンピュータの内部ブロック図である。
【0091】
コンピュータ装置800は、主記憶装置(一般的には、random access memoryまたはRAM820)および主記憶装置(一般的には、read only memoryまたはROM830)を含む記憶装置と連結される一つ以上のプロセッサ810(中央処理装置またはCPUとも呼ばれる)を含む。本技術分野において広く知られているように、ROM830は、データおよび命令を単一向にCPUに送信する役割をし、RAM820は通常、データおよび命令を双方向的な方法で送信するのに用いられる。これら主記憶装置は、両方ともコンピュータ読み取り可能な記録媒体のあらゆる好適な形態を含むことができる。大容量記憶装置840は、プログラム、データなどを記憶するのに用いられ、通常、主記憶装置より速度が遅いハードディスク等の補助記憶装置である。CD−ROM860などの特定の大容量記憶装置が単一方向にCPUにデータを送ることもある。プロセッサ810は、ビデオモニタ、トラックボール、マウス、キーボード、マイクロフォン、タッチスクリーン型ディスプレイ、トランスデューサカード読み取り機、磁気または紙テープ読み取り機、タブレット、スタイラス、音声または筆記認識機、または他のコンピュータ等の他の公知の入力装置のような一つ以上の入出力装置を含むインターフェイス850と連結される。最後に、プロセッサ810は、ネットワークインターフェイス870に一般的に示されるようなネットワーク接続を用いてコンピュータまたは無線通信ネットワークに接続されてもよい。このようなネットワーク接続を介して、上述した方法の手順を実行することにより、CPUがネットワークから情報の入力を受けたり、ネットワークに情報を出力したりすることが意図される。上記した装置等は、コンピュータハードウェアおよびソフトウェア技術分野の当業者にとって周知である。
【0092】
また、上記したハードウェア要素は、本発明の動作を実行するために一以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成される。
【0093】
上述したように、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、当該技術分野において当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想およびその範囲から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。
【0094】
すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、上記発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】本発明の検索語広告サービスシステムの概略構成を説明するための図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態に係る検索語広告サービスシステムの構成図である。
【図3】本発明に係る検索情報データベースの構成一例を説明するための図である。
【図4】パートナーサイトにおける検索要請に応答して検索結果として提供される検索結果リストの一例を説明するための図である。
【図5】パートナーサイトにおける検索要請に応答して検索結果として提供される検索結果リストの一例を説明するための図である。
【図6】本発明の好ましい実施形態に係る検索語広告サービス方法を具体的に説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の検索要請に応じて自分の検索情報が抽出されるように許容したパートナーサイトを選択する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図8】検索情報に対する抽出順位を決定する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明に係る無作為順位の記録によって特定の検索情報に同一の露出位置が連続して付与されることを抑制する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図10】検索情報に対するユーザのクリック選択に応じた広告費用に関する情報を生成する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明に係る広告終了条件として、限界クリック数を設定して検索語広告を制御する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図12】広告終了条件として、広告預金および限界残額を設定して検索語広告を制御する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明の他の実施形態に係る検索語広告サービス方法を説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明に係る検索語広告サービス方法を実行するのに採用される汎用コンピュータ装置の内部ブロック図である。
【符号の説明】
【0096】
100、200 検索語広告サービスシステム
110 パートナーサイト
120 ユーザ(ユーザ端末)
130 広告主
140 通信網
210 検索情報データベース
220 インターフェイス手段
230 情報抽出手段
240 情報提供手段
250 決済制御手段
【技術分野】
【0001】
本発明は、パートナーサイトからの検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムに関し、より詳細には、所定のパートナーサイトからの検索要請に応答して広告主の検索情報を検索結果として抽出し、抽出した検索情報をローリング(Rolling)によって所定の検索結果リスト上に無作為に配列する検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、インターネットの大衆化に伴い、ユーザが検索サイトに入力した問い合わせ言語に応答した検索結果として広告主に対する簡略情報を提供する情報検索サービスの運営が活発化しており、このような情報検索サービスを介して広告主は自社に対する広告情報をユーザに露出することができる。
【0003】
一般的に、広告主の簡略情報が情報検索サービスを介して表示されるようにするために、検索サイトと検索語広告に関する所定の契約を締結しなければならない過程が広告主に求められる。これにより、複数の検索サイトに簡略情報を露出しようとする広告主は、検索語広告を登録するための所定の契約締結の過程、例えば、簡略情報の表示と関連する検索語登録、広告費用の入金、広告期間の設定などに関する事項を、それぞれの検索サイト毎に登録、入力しなければならない。
【0004】
このような従来の検索語広告登録方式では、個別の検索サイトとの登録過程において、広告主に不必要な手間と苦労が求められるという煩わしさの他に、多様な検索語広告の契約条件により簡略情報表示に対する広告管理自体が容易でなくなり、管理を体系的に成すことができないという問題点も常在するようになる。
【0005】
このようなことから、一度の検索語広告登録の手続きによって複数の検索サイトで検索語広告を実行することができる検索語広告登録方式が存在するならば、広告管理の体系化および広告登録手続きが簡素化され、より一層便利な検索語広告環境を構築することができるであろう。
【0006】
また、検索語広告において、広告主の簡略情報がユーザに表示される露出位置によって簡略情報に対するユーザのクリック回数に大きな差が生じ得る。これにより、広告主はより好適な露出位置に簡略情報が表示されるように、より高額の入札価格を提示するようになる。これに伴い、入札価格に相応する高額の広告費用を支払わなければならず、広告主に相当な広告費用の負担が加重されるという弊害が生じ得る。さらに、好適な露出位置を獲得しようとする広告主間における過度な競争によって入札価格が上昇し続けるという悪循環が生じる恐れがあり、検索語広告の活性化を阻害する要素として作用し得る。
【0007】
このため、検索要請に応答して抽出された簡略情報を、特定の基準なく無作為に配列する露出方式が存在するならば、広告費用の上昇を抑制すると共に広告主の競争を最小化させ、検索語広告の活性化を図ることができるであろう。
【0008】
したがって、広告主が意図する広告戦略によって多様な検索サイトにおける検索語広告を実行すると共に、単純な登録手続きと体系的な広告管理を図ることができる検索語広告モデルの登場が切に求められ、これに伴い、公平な広告の機会を提供して広告主が所望する広告効果を維持し、適正な広告費用の算出を介して経済的な検索語広告を実行することができる検索語広告モデルが求められている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前記のような問題点を解決するために創案されたものであって、本発明は、複数のパートナーサイトからの検索要請に応答して抽出される広告主の検索情報を、ローリング(Rolling)によって露出位置を決定してパートナーサイトに提供されるようにすることで、各検索情報に対する公平な広告効果の付与および体系的な広告管理を可能にする検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、検索情報が露出するパートナーサイトを該当する広告主の能動的な任意の判断によって特定し、広告の必要性を有するパートナーサイトでのみ検索語広告が行われるようにすることで、不必要な広告費用を低減させる検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、抽出された検索情報をローリングによって無作為に配列することで、露出位置を確保するための過度な競争を排除することができ、検索結果リストに配列されるすべての検索情報の広告費用を、露出位置に関係なくすべて同一にして広告費用の合理的な算定を図る検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することを他の目的とする。
【0012】
また、本発明は、パートナーサイトからの検索要請による検索情報の露出位置が連続して同一位置に決定されないように制御されることで、抽出された検索情報の露出位置が特定の検索情報に独占されないようにする検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することをさらに他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成し、従来技術の問題点を解決するために、本発明の一実施形態に係る検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービス方法は、一つ以上の検索情報レコードを保存するための検索情報データベースを維持する段階と、ユーザによって選定されたパートナーサイトに入力された検索語およびパートナーサイトを識別するサイト識別子を含む検索要請パケットをパートナーサイトから受信する段階と、受信された検索要請パケットに応答して検索要請パケットに含まれた検索語と一致する検索語を含む少なくとも一つの検索情報レコードを、入札参加費用を用いて検索情報データベースから抽出する段階と、抽出された検索情報レコードを入札参加費用と独立的にローリングして結果リストフィールドに配列させ、結果リストフィールドを検索要請に対する応答としてパートナーサイトに提供する段階と、ユーザが結果リストフィールドに含まれた検索情報レコードをクリックする場合に、検索情報レコードに対応する広告主に課金する段階と、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、上記目的を達成するための技術的構成として、検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービスシステムは、一つ以上の検索情報レコードを保存するための検索情報データベースと、ユーザによって選定されたパートナーサイトに入力された検索語およびパートナーサイトを識別するサイト識別子を含む検索要請パケットをパートナーサイトから受信するインターフェイス手段と、受信された検索要請パケットに応答して検索要請パケットに含まれた検索語と一致する検索語を含む少なくとも一つの検索情報レコードを、入札参加費用を用いて検索情報データベースから抽出する情報抽出手段と、抽出された検索情報レコードを入札参加費用と独立的にローリングして結果リストフィールドに配列させ、結果リストフィールドを検索要請に対する応答としてパートナーサイトに提供する情報提供手段と、ユーザが結果リストフィールドに含まれた検索情報レコードをクリックする場合に、検索情報レコードに対応する広告主に課金する決済制御手段と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、複数のパートナーサイトからの検索要請に応答して抽出される広告主の検索情報を、ローリングによって露出位置を決定してパートナーサイトに提供することで、各検索情報に対する公平な広告効果の付与および体系的な広告管理を可能にする検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することが可能となる。
【0016】
また、本発明によると、検索情報が露出するパートナーサイトを広告主の能動的な任意の判断によって特定し、広告の必要性があるパートナーサイトでのみ検索語広告が遂行されるようにすることで、不必要な広告費用を低減する検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することが可能となる。
【0017】
また、本発明によると、抽出された検索情報をローリングによって無作為に配列することで、露出位置確保のための過度な競争を排除することができ、検索結果リストに配列されるすべての検索情報の広告費用を露出位置に関係なくすべて同一にして広告費用の合理的な算定を図る検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することが可能となる。
【0018】
また、本発明によると、パートナーサイトからの検索要請による検索情報の露出位置が連続して同一位置に決定されないように制御することで、抽出された検索情報の露出位置が特定の検索情報に独占されないようにする検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムを提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、添付の図面を参照して、検索語広告サービス方法および検索語広告サービスシステムに対して説明する。
【0020】
本明細書において持続して用いられているパートナーサイトとは、ユーザが検索語を入力することによって発生する検索要請に応答して、広告主と関連した所定の検索情報を提供する一つ以上の検索サービスサイトを意味する。すなわち、パートナーサイトとは、検索要請に対する検索結果を、本発明の検索広告サービスシステムから供給されるように契約される(リンクされる)検索サイトであり、例えば、図3における「(公序良俗違反につき、不掲載)」、「(公序良俗違反につき、不掲載)」、「(公序良俗違反につき、不掲載)」などを例示し得る。
【0021】
また、ローリングとは、検索結果として抽出される特定検索情報の露出位置が、検索要請が新たに発生するたびに変動するようにするために、検索結果リスト上に配列される検索情報の配列順位を無作為に決定する処理を指し示す。このようなローリングを介して、検索要請が発生するパートナーサイトとは関係なく、同一検索語が入力されるたびに新しい露出位置に配列される検索情報が検索結果として提供されるようにし得る。
【0022】
また、検索情報とは、検索サイト上に入力される特定の検索語に対応して抽出され、検索作業を要請したユーザに提供される検索結果項目の一つを意味する。一つの検索情報には、検索情報を抽出するための検索語、広告主と関連したウェブサイトのネットワークアドレス、広告主を識別するための広告主識別子、広告主が運営するウェブサイトに対する簡略情報(コンテンツ題目、コンテンツ内容要約、ネットワークアドレス)などが含まれ得る。例えば、検索語「不動産」によって抽出される図3における検索情報の一つは「ドクターアパート」というコンテンツ題目、「http:(公序良俗違反につき、不掲載)」というネットワークアドレス、およびその他のコンテンツ内容要約などを含む。また、検索結果リスト(search result list)とは、検索要請に対する応答として検索要請を発生したパートナーサイトに提供される検索結果であって、一つ以上の検索情報をローリングによって決定される露出位置に表示されるようにする検索情報の配列リストである。
【0023】
図1は、本発明の検索語広告サービスシステムの概略構成を説明するための図である。検索語広告サービスシステム100は、検索要請に対して一つ以上のパートナーサイトに入力される検索語に対応して所定数の検索情報を検索して抽出し、抽出された検索情報をローリングによって無作為に配列して検索要請を発生させたパートナーサイトに提供するための装置である。このため、検索語広告サービスシステム100は、検索サービスをサポートする一つ以上の検索サイトと検索情報提供に関連した所定の契約関係を維持するようになる。
【0024】
パートナーサイト110は、ユーザ120から検索要請のための所定の検索語の入力を受け、入力された検索語に対応して本発明の検索語広告サービスシステム100から提供される検索情報をディスプレイしてユーザ120に提供する役割を行う。すなわち、パートナーサイト110とは、ユーザ120が探したいコンテンツ資料を保有するウェブサイトへの接続を容易に行うことができるように検索作業をサポートするサーチプログラムまたはサーチウェブサーバを意味する。
【0025】
特に、パートナーサイト110は、提供される検索情報の他にパートナーサイト110内で生成する多様な結果情報を検索要請に対応させてユーザ120に提供し得る。ここで、検索情報、またはパートナーサイト110で提供する結果情報には所定のリンク情報(広告主と関連したネットワークアドレス)が含まれており、端末手段125にディスプレイされる検索情報または結果情報をユーザ120がコマンド入力ツールでクリック選択(例えば、マウスクリック)する場合に、パートナーサイト120は検索情報または結果情報と関連した広告主130とクリック選択を発生させたユーザ120との接続を可能にする。このようなパートナーサイト110は、検索作業の方式により、検索語を入力する単語別検索方式(word-oriented searching)および設定されたディレクトリを選択する主題別検索方式(subject-oriented searching)などに区分し得る。本明細書では、入力される検索語に対応して抽出される特定の検索情報をローリングによって無作為に配列して提供する本発明の目的を成すために、パートナーサイト110の検索方式を単語別検索方式に限定して説明する。
【0026】
ユーザ120とは、パートナーサイト110との接続のための端末手段125を保有しており、パートナーサイト110への検索語入力によって検索要請を発生させるインターネットユーザを意味する。
【0027】
広告主130とは、ネットワークアドレス(例えば、IP address、URL、domainなど)によってネットワーク上の位置が指定されるウェブサイトを運営する、例えば、コンテンツプロバイダー(CP)を意味しており、特定検索語に対する検索語広告を本発明の検索語広告サービスシステム100に登録することで、パートナーサイト110からの該当する検索語入力による検索要請に対応して自身(自社)と関連した検索情報がユーザ120に提供されるようにする。また、広告主130は、検索情報に対するユーザ120のクリック選択によって発生する所定の広告費用を、本発明に係るシステム運営者に支払い得る。
【0028】
端末手段125とは、インターネットなどの通信網140を介してパートナーサイト110との接続状態を維持し、検索語広告サービスシステム100から提供される一つ以上の検索情報(または、検索情報をローリング配列する検索結果リスト)を検索画面上に表示する装置である。このような端末手段125の例としては、パーソナルコンピュータ、ハンドヘルド(handheld)コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、MP3プレーヤ、電子辞典、携帯電話、スマートフォンなどのように所定のメモリー手段を備えて所定のマイクロプロセッサを搭載することで所定の演算能力を備えた端末機を総称する概念である。
【0029】
検索語広告サービスシステム100は、パートナーサイト120での検索情報表示と関連し、抽出された一つ以上の検索情報をローリングによって検索結果リスト上に配列し、この検索結果リストを検索結果としてユーザ120に提供する。特に、検索語広告サービスシステム100は、広告主130に課金される広告費用を、検索情報に対するユーザ120のクリック選択によって課金されるようにすることで、合理的な広告費用の算定および課金決済が成されるようにしている。以下、図2を参照して、本発明の検索語広告サービスシステム200の具体的な構成を説明する。
【0030】
図2は、本発明の好ましい実施形態に係る検索語広告サービスシステム200を説明するための構成図である。
【0031】
検索語広告サービスシステム200は、検索情報データベース210、インターフェイス手段220、情報抽出手段230、情報提供手段240、および決済制御手段250を含む。
【0032】
まず、検索情報データベース210とは、一つ以上の検索情報レコードを保存するための装置であって、広告主130と関連した一つ以上の検索情報を所定の検索語に対応して保存する役割を担う。すなわち、検索情報データベース210は、検索語広告を登録するために広告主130が入力する検索語と広告主130の検索情報を関連して生成される検索情報レコードを記録、維持する役割を行う。ここで、検索情報レコードは、広告主130から入力される検索語、広告主130と関連したウェブサイトのネットワークアドレス、ネットワークアドレスによって識別されるウェブサイトに関する簡略説明情報、検索情報レコードと関連した広告主130を識別するための広告主識別子、複数のパートナーサイトの中から広告主130によって選択されたパートナーサイトに関する選択パートナーサイト情報、および所定の入札参加費用の一つ以上を含む。特に、検索語広告を登録するために受信される検索語は、各広告主130の任意選択によって決定され、検索情報データベース210は、例えば、同一の検索語を入力した広告主130の検索レコードを分類して保存したりする。これを介して、検索要請のために入力された検索語に対応するすべての検索レコードの識別を迅速かつ正確に行うことができる(図3参照)。
【0033】
インターフェイス手段220は、ユーザによって選定されたパートナーサイトに入力された検索語およびパートナーサイトを識別するサイト識別子を含む検索要請パケットをパートナーサイトから受信する装置であって、検索要請が発生するパートナーサイトとパートナーサイトに入力される検索語の入力を受ける役割を行う。したがって、本発明の検索語広告サービスシステム200は、検索情報を抽出するための検索要請を発生したパートナーサイトを許容する広告主130の検索情報レコードを認知することができるようになる。
【0034】
また、インターフェイス手段220は、検索情報レコードの抽出と関連して所定の入札参加費用に関する情報の入力を広告主130から受ける。ここで、入札参加費用とは、検索情報の抽出に関与するベッティング(betting)値であって、検索要請と関連して特定の検索情報が優先的に抽出されるようにする比較基準となり得る。このような入札参加費用は、ユーザ120に提供される検索情報がユーザ120のコマンド入力ツールによってクリック選択される場合に、広告主130に賦課される広告費用の生成に用いられ得る。
【0035】
入札参加費用の種類としては、ユーザ120の検索情報に対する1回のクリックによる単位クリック費用、ローリングされた検索情報が配列される検索結果リストをユーザ120に提供することによる単位露出費用、検索情報のクリック選択によって広告主130と接続されたユーザ120の所定の取引達成による単位購買費用などが挙げられる。以下では、説明の便宜上、入札参加費用として単位クリック費用が設定されることを一例に説明する。例えば、ローリングによって検索結果リスト上に配列される特定の検索情報に対してユーザ120がクリック選択をする場合、本発明の検索語広告サービスシステム200は、該当の検索情報の単位クリック費用を用いて生成された広告費用を前記検索情報の広告主130に課金することができるようになる。本実施形態においては、検索結果リストに配列される検索情報と関連する単位クリック費用(入札参加費用)の中から最低値の単位クリック費用が広告費用として決定されるように上記所定の条件を設定することを例示している。
【0036】
以下、図3を参照して、所定の検索語に対応した検索情報の各々に選択パートナーサイト情報および入札参加費用が関連することについて説明する。
【0037】
図3は、本発明に係る検索情報データベースの構成一例を説明するための図である。
【0038】
上述したように、検索情報データベース220は、特定検索語に対応する一つ以上の検索情報と、検索情報各々に関連する選択パートナーサイト情報および入札参加費用に関する情報を保存している。これにより、検索要請パケットが受信される場合、本発明の検索語広告サービスシステム200は、入力された検索語に対応する一つ以上の検索情報を検索情報データベース220から識別し、選択パートナーサイト情報として検索要請パケットに含まれるサイト識別子から検索情報を選別的に識別するようになる。ここで、選択パートナーサイト情報および入札参加費用は、広告主130が最初に検索語広告登録をする際に入力され、以後、所定の条件下で広告主130の任意の判断によって持続した更新処理が可能である。
【0039】
例えば、図3に示すようにな情報が検索情報データベース220に記録される場合に、ユーザ120が、パートナーサイト「(公序良俗違反につき、不掲載)」に検索語「不動産」を入力すると仮定する。このとき、パートナーサイト「(公序良俗違反につき、不掲載)」は、検索語「不動産」およびサイト識別子「(公序良俗違反につき、不掲載)」を含む検索要請パケットを生成し得る。そして、この検索要請パケットを受信した検索語広告サービスシステム200は、検索語「不動産」に対応する検索情報の中から、サイト識別子「(公序良俗違反につき、不掲載)」を選択パートナーサイト情報として保有する「ドクターアパート」、「不動産バンク」、「不動産サーブ」、「スピードバンク」の検索情報を抽出対象として識別するようになる。
【0040】
情報抽出手段230は、受信された検索要請パケットに応答し、検索要請パケットに含まれた検索語と一致する検索語を含む少なくとも一つ以上の検索情報レコードに対して、各検索情報レコードの入札参加費用を用いて検索情報データベース210から抽出する装置である。すなわち、情報抽出手段230は、検索要請のために入力された検索語と対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する役割を行い、パートナーサイト110を使用するユーザ120の検索要請に応答して、検索結果として最適な所定数の検索情報を抽出する役割を行う。本実施形態における情報抽出手段230は、検索要請パケットによって識別される一つ以上の検索情報の中から、各検索情報に関連する入札参加費用の比較処理を介して選定された数の検索情報を決定するようになる。
【0041】
情報提供手段240は、抽出された検索情報レコードを入札参加費用と独立的にローリングして結果リストフィールドに配列させ、結果リストフィールドを検索要請に対する応答としてパートナーサイト1110に提供する装置である。すなわち、情報提供手段240は、所定数で決定される検索情報をローリングして検索結果リスト上に配列させ、配列された検索結果リストを、検索要請が発生したパートナーサイトに検索結果として提供する装置である。ここで、検索結果リストとは、ローリングによって決定された露出位置に応じ、抽出された各検索情報レコードを配列して検索画面上に表示するようにする検索要請の結果物となり得る。通常、検索結果リスト上における露出位置は、表示される検索情報レコードに対するユーザ120の認知度に差が生じ得る。これにより、ユーザ120によってクリック選択されてユーザ120と広告主130との間に接続連結する頻度に差が生じる恐れがある。したがって、検索情報レコードの露出位置を決定する本実施形態に係るローリングは、特定の検索情報レコードが以前の検索要請によって決定された同じ露出位置に連続して位置しないように制御するため、抽出されるすべての検索情報レコードに適切かつ均衡な広告効果が発生し得る。このようなローリングを介して検索情報レコードを配列させた検索結果リストは、ユーザ120の検索要請に応答して検索結果としてユーザ120の端末手段125上に表示される。以下、図4および図5を参照して、検索情報レコードの抽出、および検索結果リスト上における検索情報レコードの配列について説明する。
【0042】
図4および図5は、本発明に係るパートナーサイトにおける検索要請に応答して検索結果として提供される検索結果リストの一例を説明するための図である。
【0043】
以下、図4および図5では、説明の便宜上、ユーザ120が相違したパートナーサイトである「(公序良俗違反につき、不掲載)」と「(公序良俗違反につき、不掲載)」に検索語「不動産」を入力する場合を例示しており、検索される検索情報レコードの数が3つで設定される場合について説明する。この際、各パートナーサイトに検索語が入力される時点に対しては特別な限定をせず、同時に入力しても時差をおいて入力しても構わない。
【0044】
まず、パートナーサイト「(公序良俗違反につき、不掲載)」に「不動産」という検索語が入力される場合、本発明の検索語広告サービスシステム200は、関連した検索要請パケットに従い、図3の検索情報データベース210から「不動産」および「(公序良俗違反につき、不掲載)」と関連する検索情報レコード「ドクターアパート」、不動産バンク」、「不動産サーブ」、「不動産114」を抽出対象として選別するようになる。また、検索語広告サービスシステム200は、抽出対象として選別された検索情報レコードの入札参加費用を用いて相対的に高い入札参加費用と関連している「不動産バンク」、「ドクターアパート」、「不動産サーブ」を決定するようになる。決定された検索情報レコードは、ローリングによって無作為に検索結果リスト上に配列され、検索語広告サービスシステム200は、図4のように、パートナーサイト「(公序良俗違反につき、不掲載)」に検索結果として配列された検索結果リストを提供する。
【0045】
一方、パートナーサイト「(公序良俗違反につき、不掲載)」に「不動産」という検索語が入力される場合、検索語広告サービスシステム200は「不動産」および「(公序良俗違反につき、不掲載)」と関連した検索要請パケットに従って、検索情報データベース210から検索情報レコード「ドクターアパート」、「不動産バンク」、「不動産114」、「スピードバンク」を抽出対象として選別する。また、検索語広告サービスシステム200は、抽出対象として選別された検索情報レコードの入札参加費用を用いて相対的に高い入札参加費用と関連している「不動産バンク」、「ドクターアパート」、「不動産114」を決定する。決定された検索情報レコードは、ローリングによって無作為に検索結果リスト上に配列され、検索語広告サービスシステム200は、図5のように、パートナーサイト「(公序良俗違反につき、不掲載)」に検索結果として配列された検索結果リストを提供するようになる。
【0046】
なお、同一の検索語「不動産」によって共通して抽出される検索情報レコード「不動産バンク」および「ドクターアパート」は、検索結果リスト上における露出位置が以前とは相違して決定されるようにローリングを制御する。これにより、検索情報レコード「不動産バンク」または「ドクターアパート」が、ある一つの露出位置を継続して占有することで発生し得る広告効果の不均衡を防止することが可能となる。
【0047】
決済制御手段250は、ユーザ120が結果リストフィールドに含まれた検索情報レコードをクリックする場合に、検索情報レコードに対応する広告主130に賦課するように制御する装置である。本実施形態における決済制御手段250は、検索情報レコードを結果リストフィールド上にローリングして配列されるようにする検索語広告サービスシステム200の特性によって生成される広告費用が、検索結果リストに配列される検索情報レコードに対してすべて同一に決定されるようにする。これは、結果リストフィールド上に配列される検索情報レコードの露出位置が検索要請発生のたびに変更されることに起因しており、ローリングによって各検索情報レコードから誘発される広告効果が同一になることによって、一つの結果リストフィールド上に配列される検索情報レコードに対しては、同一の広告費用の算定が割り当てられるためである。広告費用の算定は、システム環境を考慮した本システムの運営者によって柔軟に決定され、例えば、結果リストフィールドに配列される検索情報レコードの入札参加費用の中から最低値(ケース1)、または検索結果として抽出されない検索情報レコードの入札参加費用の中から最高値(ケース2)として決定され得る。例えば、図4における結果リストフィールドに配列されているいずれかの検索情報レコードをユーザ120が選択クリックする場合、算出される広告費用は、ケース1の場合では、入札参加費用が最も低い検索情報レコード「不動産サーブ」の「850ウォン」となり、ケース2の場合では、抽出されなかった検索情報レコードの中で入札参加費用が最も高い検索情報レコード「不動産114」の「800ウォン」として決定され得る。この他に、環境によって設定される所定の加重値を、決定された入札参加費用に付与することで加工された形態の広告費用が算出されるように構成することも可能である。これにより、本システムの運営者は、加重値の変更を介して広告費用を最適に決定することができ、検索語広告による営業利益の拡大および損失保全、利益還元などの多様な広告費用の課金制御を可能にする効果を得るようになる。
【0048】
また、算定される本発明の広告費用の他の実施形態として、検索結果リストに配列される検索情報の中から選別された一つの検索情報の入札参加費用、検索語に対応するが抽出されなかった検索情報の中から選別された一つの検索情報の入札参加費用、検索語に対応する検索情報の中から選別された一つの検索情報の入札参加費用、の中から所定の一つとして決定され得る。すなわち、本発明の検索語広告サービスシステム200は、広告費用として、ユーザ120に露出された一つ以上の検索情報の中から所定基準によって選別される検索情報の入札参加費用として決定したり、検索要請のために入力された検索語に対応して検索情報データベース210に保存されているがユーザ120に露出されない一つ以上の検索情報の中から所定基準によって選別される検索情報の入札参加費用として決定されたり、検索情報データベース210に検索語に対応して保存されている一つ以上の検索情報の中から所定基準によって選別される検索情報の入札参加費用として決定されたりする。
【0049】
このような構成を有する本発明に係る検索語広告サービスシステム200の処理フローを詳細に説明する。
【0050】
図6は、本発明の好ましい実施形態に係る検索語広告サービス方法を具体的に説明するためのフローチャートである。
【0051】
本実施形態に係る検索語広告サービス方法は、上述した検索語広告サービスシステム200によって遂行される。
【0052】
まず、段階410において検索語広告サービスシステム200は、所定の検索語に対応して一つ以上の検索情報を保存するための検索情報データベース210を維持する。この段階410は、検索情報の抽出原因(抽出因子)となる検索語に基づいて広告主130の検索情報を所定の独立した記録領域に保存する過程である。さらに、検索情報データベース210には、検索情報の各々に対して検索結果として該当の検索情報が抽出されるようにする選択パートナーサイト情報または検索情報の抽出と関連した入札参加費用に関する情報をさらに含んで記録し得る(図3参照)。
【0053】
また、段階420で、検索語広告サービスシステム200は、ユーザ130によって選定されたパートナーサイト110に入力された検索語を含む検索要請を、選定されたパートナーサイトから受信し、入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する。この段階420は、検索要請が発生したパートナーサイト110に対して検索結果としての検索情報抽出を許容する広告主130の検索情報を識別する過程である。以下、図7を参照して、パートナーサイトに対する広告主130の選別的な選択に対して説明する。
【0054】
図7は、本発明の検索要請によって広告主自身の検索情報が抽出されるように許容したパートナーサイトを選択する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0055】
図7に示したように、段階511において検索語広告サービスシステム200は、パートナーサイト110に対するサイトリストを広告主130に提供する。この段階511は、自身(自社)と関連した検索情報を露出するパートナーサイト110に対するリストを広告主130に送信する過程である。上述のように、パートナーサイト110は、所定の検索要請に対する検索結果として広告主130の検索情報が表示される契約状態にある検索サイトを意味しており、サイトリストには、例えば、契約関係が維持されるパートナーサイト110に関する情報およびユーザ120の選択を受信する選択ボタンなどが含まれ得る。
【0056】
また、段階512において検索語広告サービスシステム200は、サイトリストに含まれる特定のパートナーサイト110に対して広告主130の選択信号を受信する。本段階512は、広告主130の任意判断によって、該広告主130の検索情報が表示されるように許容される検索サイトを特定する過程であって、例えば、図3における検索情報「ドクターアパート」と関連する広告主130は、サイトリストに含まれる「ネイバー」、「グーグル」、「ヤフー」、「アルタビスタ」に関連する選択ボタンを選択クリックして所定の選択信号を発生させたことを知ることができる。
【0057】
次に、段階513において検索語広告サービスシステム200は、選択信号が受信されるパートナーサイト110に関する情報を広告主130の検索情報に対応して検索情報データベース210に保存する。この段階513は、検索要請が発生するパートナーサイト110に応じて抽出対象となる検索情報が変更されるように、検索情報データベース210に検索情報の各々に対してパートナーサイト110と関連した情報を記録する過程である。したがって、本発明の検索語広告サービスシステム200は、検索要請が発生したパートナーサイト110を、選択信号が受信されたパートナーサイト110として、入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を検索情報データベース210に保存された検索情報の中から抽出し得る。また、検索語広告サービスシステム200は、検索要請が発生したパートナーサイト110を選択信号が受信されたパートナーサイト110として検索情報データベース210に保存されない検索情報を抽出しない場合もある。つまり、検索情報が露出するパートナーサイト110を、広告主の能動的な任意の判断によって特定することができ、広告主130が必要とするパートナーサイト110でのみ検索語広告が遂行されるようにすることで、不必要な広告費用の算出を防止する効果が得られる。
【0058】
また、検索語広告サービスシステム200は、検索情報を抽出する基準として、入札参加費用を検索情報データベース210から受信する。以下、図8を参照して、入札参加費用の入力および検索情報の抽出について説明する。
【0059】
図8は、本発明に係る検索情報に対する抽出順位を決定する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0060】
まず、段階521において検索語広告サービスシステム200は、広告主130から検索情報の各々に対する入札参加費用に関する情報の入力を受ける。この段階521は、検索情報の抽出および広告費用の算出に関与する入札参加費用を、検索情報の各広告主130から受信する過程であって、入力された入札参加費用は、検索情報と連関関係が成立するようにして検索情報データベース210に保持するようになる(図3参照)。本実施形態においては、入札参加費用の入力時点に対して特別な限定をしておらず、検索語広告が維持される広告期間を考慮して広告主130から随時に入札参加費用の更新入力を許容することが好ましい。入札参加費用と関連する検索情報は、所定の広告期間内では抽出待機状態となり、パートナーサイト110から特定の検索語が入力される場合に、該当の検索情報は検索結果として抽出が成されるようになる。
【0061】
また、段階522において検索語広告サービスシステム200は、入力された入札参加費用を用い、抽出された検索情報の各々に対する抽出順位を決定する。この段階522は、パートナーサイト110からの検索要請に応答して抽出された検索情報のそれぞれの入札参加費用を比較する過程である。すなわち、この段階522における検索語広告サービスシステム200は、入札参加費用の値順であって、各検索情報に対する抽出順位を付与する。
【0062】
次に、段階523において検索語広告サービスシステム200は、選定された抽出順位内の検索情報を抽出する。本段階523は、入力された検索語に対応して抽出される一つ以上の検索情報の中から設定された抽出順位N以内の検索情報を選別する過程である(Nは0以上の自然数である)。すなわち、本段階523の検索語広告サービスシステム200は、ユーザ120に提供される検索情報の数、検索結果リスト上に配列される検索情報の数などを考慮して抽出順位N以内の検索情報を抽出するようになる。また、設定されるNは、検索結果リストが表示される検索画面上の占有領域を考慮した本システムの運営者によって柔軟に決定され得る。
【0063】
したがって、本発明によると、検索要請に応答して所定条件を満たす検索情報を入札参加費用の値に従って抽出することで、広告費用をより多く支払う意思のある広告主130の検索情報抽出を誘導し、広告費用の増大による営業利益の増加を図ることができる。
【0064】
図6の説明に戻り、段階430において検索語広告サービスシステム200は、抽出された検索情報をローリングして所定の検索結果リストに配列させ、検索結果リストを検索要請に対する応答としてパートナーサイト110に提供する。本段階430は、抽出された検索情報に無作為の任意順通りに検索結果リスト上の露出位置が決定される過程であり、パートナーサイト110からの検索要請に応答して検索結果として生成された検索結果リストを、該パートナーサイト110を接続しているユーザ120の端末手段125上に表示する(図4および図5参照)。
【0065】
本段階430における検索語広告サービスシステム200は、特定の検索情報が、以前に決定された露出位置に連続して表示されないように制御する。
【0066】
図9は、無作為順位を記録することによって、特定の検索情報が同一の露出位置に連続して表示されないように抑制する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0067】
まず、段階531において検索語広告サービスシステム200は、第1パートナーサイトに入力された所定の検索語による検索要請に応答して抽出される検索情報の第1露出位置を記録する。本段階531は、以前に発生した検索要請に応答して抽出された検索情報についての露出位置を履歴情報として保存する過程であって、ローリングにより検索情報の各々について決定される露出位置を記録する。ここで、ローリングは、検索結果リスト上に配列される検索情報の露出位置に対する決定と関連しており、例えば、図4で、検索情報「ドクターアパート」は、検索結果リスト上で最上位の露出位置として決定されていることから、検索語広告サービスシステム200は、この検索情報「ドクターアパート」に対する履歴情報を「露出位置1等級」として記録する。
【0068】
また、段階532において検索語広告サービスシステム200は、第2パートナーサイト110に入力された同一検索語による検索要請に応答して抽出される同一検索情報の第2露出位置が、記録された第1露出位置と相違するようにローリングを制御する。本段階532は、同一の検索語によって第2パートナーサイトから検索要請が発生し、これに応答して上記段階531で抽出された検索情報が再び抽出される場合、該検索情報の以前の履歴情報が同じ露出位置で連続して表示されないように、露出位置の決定を制限する過程である。これは、特定した一つの検索情報が、ローリングによって偶然に同一の露出位置に位置することを防止するためのものであって、これを介して多様な露出位置に検索情報が交互に位置するように促進することで、本格的なローリングによる検索情報の無作為配列が可能となり得る。本実施形態では、第2パートナーサイトに特別な限定をしておらず、第1パートナーサイト110と同一あるいは相違した契約状態の検索サイトを意味する。本実施形態においては、検索情報の露出位置が連続的に同一の位置に決定されることを抑制することを例示して説明しているが、この他に、所定の条件下で以前に位置した履歴がある露出位置への再配列決定が、完全に抑制されるようにするなどの多様なローリング配列方式があり得ることはもちろんである。
【0069】
図6の説明に戻ると、段階440で、検索語広告サービスシステム200は、ユーザ120が検索結果リストに含まれた検索情報をクリックする場合に、検索情報に対応して広告主130に課金する。本段階440は、検索情報に対するユーザ120の単一クリックによって広告費用に関する情報を生成する過程であって、以下、図10を参照して、ユーザ120の単一クリックによる広告費用の生成および生成された広告費用の広告主130への賦課について説明する。
【0070】
図10は、本発明の検索情報に対するユーザのクリック選択によって広告費用に関する情報を生成する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0071】
このような広告費用に関する情報を生成するため、段階541で、検索語広告サービスシステム200は、検索結果リストに配列される検索情報に対するクリックの発生に基づいて、広告主130に課金される所定の広告費用に関する情報を生成する。本段階541は、検索情報に対するユーザ120の1回クリック選択によって該広告主130に所定の広告費用が賦課されるようにする過程であって、特に、本実施形態においては、同一の検索結果リストに配列されるすべての検索情報に賦課される広告費用を、特定される所定の入札参加費用としてすべて同一になるようにしている。これは、抽出された検索情報の露出位置が検索要請発生のたびに変動する本発明のローリングに起因しており、例えば、検索結果リストに配列される検索情報の入札参加費用の中から最低値、または検索語に対応するが抽出されなかった検索情報の入札参加費用の中から最高値を決定し得る。すなわち、広告主130が異なった検索情報に対して一つの広告費用が決定されるようにすることは、ローリングによって検索情報の露出位置が特定されないようにする本発明の特徴を勘案したものであって、広告主130は少なくとも自身が入力した入札参加費用より多くの金額が広告費用として賦課されないことで、より経済的な検索語広告サービスが成されるようにする効果を得ることができるようになる。
【0072】
以下、本発明の他の実施形態として、所定の広告終了条件を設定し、該広告終了条件を満たす検索情報に対して検索語広告を中断(遮断)する処理について説明する。
【0073】
図11は、本発明に係る広告終了条件として限界クリック数を設定して検索語広告を制御する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0074】
このために、まず、検索情報データベース210は、検索情報に対して最大許容される限界クリック数についての情報を含む。ここで、限界クリック数は、検索情報の広告主130によって設定され、例えば、所定の広告期間内に該当の検索情報に発生すると予想される予測クリック数、または広告主130の支払い能力の金額範囲などを考慮して設定し得る。
【0075】
以後、段階611において検索語広告サービスシステム200は、クリックの発生によって検索情報別に累積クリック数を加算し、検索情報の限界クリック数と加算された累積クリック数を比較する。本段階611は、検索結果としてユーザ120に提供された検索情報に対してユーザ120がクリック選択をすることによって、検索情報の各々に対してクリック回数を累積し、累積されたクリック回数を限界クリック数と比較する過程である。本実施形態においては、検索情報を加算する期間に対して特別な限定をしてはいないが、例えば、検索情報に対してあらかじめ設定された期間(例えば、広告期間)内に発生するユーザ120のクリック選択に対してのみ加算されるように構成することも可能である。
【0076】
そして、比較結果、累積クリック数が限界クリック数を超過する場合、段階612において検索語広告サービスシステム200は、該当の検索情報の抽出を遮断(中断)する。本段階612は、該当の検索情報に対するユーザ120のクリック合計回数が限界クリック数を満たすことによって、検索情報の広告主130が意図した広告効果を十分に満たしたと判断し、検索情報の検索語広告を中断させる過程である。
【0077】
したがって、広告主130が企画および意図した広告戦略内で特定の検索情報に対するクリック数を、広告主130が任意に統制することができるという効果を得ることができる。
【0078】
図12は、本発明に係る広告終了条件として、広告預金および限界残額を設定して検索語広告を制御する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0079】
このため、まず、検索情報データベース210は、検索情報の検索語広告のための広告預金に対する情報を含む。ここで、広告預金とは、ユーザ120のクリック選択によって発生する広告費用を差し引いた広告主口座の残高を意味する。特に、広告預金には所定の限界残額が設定されており、広告主口座の残高が限界残額以下となる場合、該当の検索情報の検索語広告が中断される。限界残額は、検索情報に発生するクリック数の平均、所定期間内に要される平均広告費用の値などを考慮して本システムの運営者によって柔軟に設定され得る。
【0080】
以後、段階621で、検索語広告サービスシステム200は、クリックの発生によって生成された広告費用を広告預金から差し引き、差し引かれた広告預金と所定の限界残額を比較する。この本段階621は、検索情報に対するユーザ120の1回クリックによって発生する広告費用を広告主口座から差し引き、広告主口座に残った残高が設定された限界残額以下となるかを確認する過程である。
【0081】
比較結果、段階622で、広告預金が限界残額未満である場合、検索語広告サービスシステム200は、該当の検索情報の抽出を遮断する。本段階622は、該当の検索情報に対する広告主口座の残高が限界残額以下になることにより、継続的な検索語広告が不可能であるという判断を下し、該当の検索情報の検索語広告を中断させる過程である。
【0082】
したがって、本システムを運営する事業者が検索語広告による広告費用を広告主130に正確に賦課させ得るという効果を得ることができる。
【0083】
以下、本発明の他の実施形態として、検索結果リストを検索要請前に生成し、パートナーサイトからの検索要請が発生する際に、予め生成した検索結果リストを検索結果として提供することについて説明する。
【0084】
図13は、本発明の他の実施形態に係る検索語広告サービス方法を説明するためのフローチャートである。
【0085】
図13に示すように、段階710で、検索語広告サービスシステム200は、所定の検索語に対応して一つ以上の検索情報を保存するための検索情報データベース210を維持し、段階720で、広告主130から検索情報の各々に対して入札参加費用に関する情報の入力を受ける。本段階710、720は、上述した検索情報データベース210を維持する段階410および入札参加費用の入力を受ける段階521と類似した過程であって、入力された入札参加費用は、検索情報と連関関係が成立するようにして検索情報データベース210に保持される(図3参照)。
【0086】
また、段階730で、検索語広告サービスシステム200は、入力された入札参加費用を用いて各検索語別に少なくとも一部の検索情報を抽出し、段階740で、抽出された検索情報をローリングにより配列した検索結果リストを生成し、検索語に対応して検索情報データベース210に保存する。本段階730、740は、検索語のそれぞれに対して検索結果として提供される検索情報を抽出し、抽出された検索情報をローリングして検索結果リスト上に配列させる過程である。ここで、ローリングは、所定のパートナーサイト110からの検索要請が受信される時点、入札参加費用の調整によって抽出される検索情報が変更する時点、検索結果リストに配列されるいずれか一つの検索情報が広告終了条件を満たす時点で発生するように制御される。なお、広告終了条件を満たすということは、検索情報に対する所定の広告期間が満了したり、広告期間内に発生した累積クリック数が限界クリック数を超過したり、広告預金が限界残額に到達したりする場合を意味し得る。すなわち、本実施形態におけるローリングは、検索結果リストに配列される検索情報の変更、またはパートナーサイト110からの検索要請に受信される度に発生し得る。
【0087】
次に、段階750で、検索語広告サービスシステム200は、選定されたパートナーサイトに入力された検索語を含む検索要請を選定されたパートナーサイト110から受信し、入力された検索語に対応する検索結果リストを検索要請に対する応答としてパートナーサイト110に提供する。本段階750は、検索要請のためにユーザ120がパートナーサイトに入力した検索語に基づいて、検索情報データベース210から関連した検索結果リストを識別する過程であって、検索結果として識別された検索結果リストをパートナーサイト110に提供し、該当のパートナーサイト110に接続しているユーザ120の端末手段125上に表示されるようにする(図4および図5参照)。
【0088】
したがって、あらかじめ生成した検索結果リストを各パートナーサイトの検索結果として提供することで、検索要請のたびに検索結果リストを生成することによって発生するシステム資源を節約する効果を得ることができる。
【0089】
ここで、本発明に係る実施形態は、コンピュータにより具現される多様な動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含む。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともできる。記録媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスク(登録商標)および磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また記録媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0090】
図14は、本発明に係る検索語広告サービス方法を実行するのに好適に採用される汎用コンピュータの内部ブロック図である。
【0091】
コンピュータ装置800は、主記憶装置(一般的には、random access memoryまたはRAM820)および主記憶装置(一般的には、read only memoryまたはROM830)を含む記憶装置と連結される一つ以上のプロセッサ810(中央処理装置またはCPUとも呼ばれる)を含む。本技術分野において広く知られているように、ROM830は、データおよび命令を単一向にCPUに送信する役割をし、RAM820は通常、データおよび命令を双方向的な方法で送信するのに用いられる。これら主記憶装置は、両方ともコンピュータ読み取り可能な記録媒体のあらゆる好適な形態を含むことができる。大容量記憶装置840は、プログラム、データなどを記憶するのに用いられ、通常、主記憶装置より速度が遅いハードディスク等の補助記憶装置である。CD−ROM860などの特定の大容量記憶装置が単一方向にCPUにデータを送ることもある。プロセッサ810は、ビデオモニタ、トラックボール、マウス、キーボード、マイクロフォン、タッチスクリーン型ディスプレイ、トランスデューサカード読み取り機、磁気または紙テープ読み取り機、タブレット、スタイラス、音声または筆記認識機、または他のコンピュータ等の他の公知の入力装置のような一つ以上の入出力装置を含むインターフェイス850と連結される。最後に、プロセッサ810は、ネットワークインターフェイス870に一般的に示されるようなネットワーク接続を用いてコンピュータまたは無線通信ネットワークに接続されてもよい。このようなネットワーク接続を介して、上述した方法の手順を実行することにより、CPUがネットワークから情報の入力を受けたり、ネットワークに情報を出力したりすることが意図される。上記した装置等は、コンピュータハードウェアおよびソフトウェア技術分野の当業者にとって周知である。
【0092】
また、上記したハードウェア要素は、本発明の動作を実行するために一以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成される。
【0093】
上述したように、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、当該技術分野において当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想およびその範囲から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。
【0094】
すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、上記発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】本発明の検索語広告サービスシステムの概略構成を説明するための図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態に係る検索語広告サービスシステムの構成図である。
【図3】本発明に係る検索情報データベースの構成一例を説明するための図である。
【図4】パートナーサイトにおける検索要請に応答して検索結果として提供される検索結果リストの一例を説明するための図である。
【図5】パートナーサイトにおける検索要請に応答して検索結果として提供される検索結果リストの一例を説明するための図である。
【図6】本発明の好ましい実施形態に係る検索語広告サービス方法を具体的に説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の検索要請に応じて自分の検索情報が抽出されるように許容したパートナーサイトを選択する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図8】検索情報に対する抽出順位を決定する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明に係る無作為順位の記録によって特定の検索情報に同一の露出位置が連続して付与されることを抑制する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図10】検索情報に対するユーザのクリック選択に応じた広告費用に関する情報を生成する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明に係る広告終了条件として、限界クリック数を設定して検索語広告を制御する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図12】広告終了条件として、広告預金および限界残額を設定して検索語広告を制御する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明の他の実施形態に係る検索語広告サービス方法を説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明に係る検索語広告サービス方法を実行するのに採用される汎用コンピュータ装置の内部ブロック図である。
【符号の説明】
【0096】
100、200 検索語広告サービスシステム
110 パートナーサイト
120 ユーザ(ユーザ端末)
130 広告主
140 通信網
210 検索情報データベース
220 インターフェイス手段
230 情報抽出手段
240 情報提供手段
250 決済制御手段
【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービス方法において、
検索語、広告主と関連したウェブサイトのネットワークアドレス、前記ネットワークアドレスによって識別されるウェブサイトに関する簡略説明情報、検索情報レコードと関連した広告主を識別するための広告主識別子、複数のパートナーサイトの中から前記広告主によって選択されたパートナーサイトに関する情報、および入札参加費用の、少なくとも一つを含む検索情報レコードを格納するための検索情報データベースを維持する段階と、
ユーザによって選定されたパートナーサイトに入力された検索語および前記パートナーサイトを識別するサイト識別子を含む検索要請パケットを前記パートナーサイトから受信する段階と、
前記受信した検索要請パケットに応答し、前記検索要請パケットに含まれた前記検索語と一致する検索語を含む少なくとも一つの検索情報レコードを、前記入札参加費用を用いて前記検索情報データベースから抽出する段階と、
前記抽出された検索情報レコードを前記入札参加費用と独立的にローリングし、結果リストフィールドに配列させ、前記結果リストフィールドを前記検索要請に対して前記パートナーサイトに提供する段階と、
前記ユーザが前記結果リストフィールドに含まれた検索情報レコードをクリックする場合に、前記検索情報レコードに対応する広告主に課金する段階と、を含むことを特徴とする検索語広告サービス方法。
【請求項2】
前記検索情報データベースは、前記検索情報レコードの抽出と関連した広告預金情報を前記広告主識別子と対応させて保存し、前記検索情報レコードに対応する広告主に課金する前記段階は、
前記ユーザのクリックに相応して広告費用情報を生成する段階と、
前記検索情報データベースを参照して、前記クリックされた検索情報レコードの広告主識別子、及び前記広告主識別子と対応する広告預金情報を検索する段階と、
前記広告費用情報を用いて、前記広告預金情報を更新する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項3】
検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービス方法において、
所定の検索語に対応する一つ以上の前記検索情報を保存するための検索情報データベースを維持する段階と、
ユーザによって選定されたパートナーサイトに入力された検索語を含む検索要請を前記選定されたパートナーサイトから受信し、前記入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する段階と、
前記抽出された検索情報をローリングして所定の検索結果リストに配列させ、前記検索結果リストを前記検索要請に対する応答として前記パートナーサイトに提供する段階と、
前記ユーザが前記検索結果リストに含まれた検索情報をクリックする場合に、前記検索情報に対応する広告主に課金する段階と、を含むことを特徴とする検索語広告サービス方法。
【請求項4】
前記パートナーサイトについてのサイトリストを前記広告主に提供する段階と、
前記サイトリストに含まれる特定のパートナーサイトに対する前記広告主からの選択信号を受信する段階と、
前記広告主によって選択されたパートナーサイトに関する情報を、前記広告主の検索情報に対応して前記検索情報データベースに保存する段階と、をさらに含み、
前記入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する前記段階は、
前記ユーザによって選択された前記パートナーサイトが前記広告主によって選択されたパートナーサイトである場合に、検索情報データベースに保存された検索語の中から前記入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出するとともに、
前記ユーザによって選択された前記パートナーサイトが前記広告主によって選択されたパートナーサイトでない場合に、前記入力された検索語に対応する検索情報を抽出しないことを特徴とする請求項3に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項5】
広告主から各検索情報に対する入札参加費用に関する情報の入力を受ける段階をさらに含み、前記入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する前記段階は、
前記入力された入札参加費用を用いて、前記抽出された検索情報の各々に対する抽出順位を決定する段階と、
前記抽出順位が所定順位内である検索情報を抽出する段階と、を含むことを特徴とする請求項4に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項6】
前記検索結果リストに配列される検索情報に対するクリックの発生に基づいて前記広告主に課金される広告費用に関する情報を生成する段階をさらに含み、
前記広告費用は、前記検索結果リストに配列される全ての検索情報に対して同一に決定されることを特徴とする請求項3に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項7】
前記広告費用は、前記検索結果リストに配列される前記検索情報の所定入札参加費用の中の最低値、または前記検索語に対応するが抽出されない検索情報の所定入札参加費用の中の最高値で決定されることを特徴とする請求項6に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項8】
前記広告費用は、前記検索結果リストに配列される前記検索情報の中から選別された一つの検索情報の入札参加費用、前記検索語に対応するが抽出されない前記検索情報の中から選別された一つの検索情報の入札参加費用、前記検索語に対応する前記検索情報の中から選別された一つの検索情報の入札参加費用のいずれか一つであることを特徴とする請求項6に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項9】
前記検索情報データベースは、前記検索情報に対して最大許容される限界クリック数に対する情報をさらに含み、
前記入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する前記段階は、
前記クリックの発生によって検索情報別に累積クリック数を加算し、前記検索情報の限界クリック数と前記加算された累積クリック数とを比較する段階と、
前記比較結果、前記累積クリック数が前記限界クリック数を超過する場合に、該当の検索情報の前記抽出を遮断する段階と、を含むことを特徴とする請求項3に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項10】
前記検索情報データベースは、前記検索情報の検索語広告のための広告預金に対する情報を含み、前記入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する前記段階は、
前記クリックの発生によって生成された広告費用を前記広告預金から差し引き、前記差し引かれた広告預金と所定の限界残額とを比較する段階と、
前記比較結果、前記広告預金が前記限界残額未満である場合に、該当の検索情報の前記抽出を遮断する段階と、を含むことを特徴とする請求項3に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項11】
前記ローリングは、前記検索結果リスト上に配列される前記検索情報の露出位置を決定し、前記検索結果リストを前記検索要請に対する応答として前記パートナーサイトに提供する前記段階は、
第1パートナーサイトに入力された所定の検索語による検索要請に応答して抽出される検索情報の第1露出位置を記録する段階と、
第2パートナーサイトに入力された前記同一検索語による検索要請に応答して抽出される前記同一検索情報の第2露出位置が、前記記録された第1露出位置と相違するように前記ローリングを制御する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項12】
検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービス方法であって、
所定の検索語に対応して一つ以上の前記検索情報を保存するための検索情報データベースを維持する段階と、
広告主から各検索情報に対する入札参加費用に関する情報の入力を受ける段階と、
前記入力された入札参加費用を用いて、各検索語別に少なくとも一部の検索情報を抽出する段階と、
前記抽出された検索情報をローリングで配列した検索結果リストを生成し、前記検索語に対応して前記検索情報データベースに保存する段階と、
選定されたパートナーサイトに入力された検索語を含む検索要請を前記選定されたパートナーサイトから受信し、前記入力された検索語に対応する検索結果リストを前記検索要請に対する応答として前記パートナーサイトに提供する段階と、を含むことを特徴とする検索語広告サービス方法。
【請求項13】
前記ローリングは、前記パートナーサイトからの検索要請が受信される時点、前記入札参加費用の調整によって抽出される検索情報が変更される時点、前記検索結果リストに配列されるいずれか一つの検索情報が広告終了条件を満たす時点で発生するように制御することを特徴とする請求項11に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項14】
前記広告終了条件を満たすことは、前記検索情報に対する所定の広告期間の満了、前記広告期間内に発生した累積クリック数が限界クリック数を超過、広告預金の限界残額到達の少なくとも一つ以上であることを特徴とする請求項13に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項15】
請求項1ないし14のいずれか一項の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項16】
検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービスシステムであって、
検索語、広告主と関連したウェブサイトのネットワークアドレス、前記ネットワークアドレスによって識別されるウェブサイトに関する簡略説明情報、検索情報レコードと関連した広告主を識別するための広告主識別子、複数のパートナーサイトの中から前記広告主によって選択されたパートナーサイトに関する選択パートナーサイト情報、および入札参加費用の、少なくとも一つを含む検索情報レコードを格納するための検索情報データベースと、
ユーザによって選定されたパートナーサイトに入力された検索語および前記パートナーサイトを識別するサイト識別子を含む検索要請パケットを前記パートナーサイトから受信するインターフェイス手段と、
前記受信された検索要請パケットに応答して前記検索要請パケットに含まれた前記検索語と一致する検索語を含む少なくとも一つの検索情報レコードを、前記入札参加費用を用いて前記検索情報データベースから抽出する情報抽出手段と、
前記抽出された検索情報レコードを前記入札参加費用と独立的にローリングして結果リストフィールドに配列させ、前記結果リストフィールドを前記検索要請に対する応答として前記パートナーサイトに提供する情報提供手段と、
前記ユーザが前記結果リストフィールドに含まれた検索情報レコードをクリックする場合、前記検索情報レコードに対応する広告主に課金する決済制御手段と、を含むことを特徴とする検索語広告サービスシステム。
【請求項1】
検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービス方法において、
検索語、広告主と関連したウェブサイトのネットワークアドレス、前記ネットワークアドレスによって識別されるウェブサイトに関する簡略説明情報、検索情報レコードと関連した広告主を識別するための広告主識別子、複数のパートナーサイトの中から前記広告主によって選択されたパートナーサイトに関する情報、および入札参加費用の、少なくとも一つを含む検索情報レコードを格納するための検索情報データベースを維持する段階と、
ユーザによって選定されたパートナーサイトに入力された検索語および前記パートナーサイトを識別するサイト識別子を含む検索要請パケットを前記パートナーサイトから受信する段階と、
前記受信した検索要請パケットに応答し、前記検索要請パケットに含まれた前記検索語と一致する検索語を含む少なくとも一つの検索情報レコードを、前記入札参加費用を用いて前記検索情報データベースから抽出する段階と、
前記抽出された検索情報レコードを前記入札参加費用と独立的にローリングし、結果リストフィールドに配列させ、前記結果リストフィールドを前記検索要請に対して前記パートナーサイトに提供する段階と、
前記ユーザが前記結果リストフィールドに含まれた検索情報レコードをクリックする場合に、前記検索情報レコードに対応する広告主に課金する段階と、を含むことを特徴とする検索語広告サービス方法。
【請求項2】
前記検索情報データベースは、前記検索情報レコードの抽出と関連した広告預金情報を前記広告主識別子と対応させて保存し、前記検索情報レコードに対応する広告主に課金する前記段階は、
前記ユーザのクリックに相応して広告費用情報を生成する段階と、
前記検索情報データベースを参照して、前記クリックされた検索情報レコードの広告主識別子、及び前記広告主識別子と対応する広告預金情報を検索する段階と、
前記広告費用情報を用いて、前記広告預金情報を更新する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項3】
検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービス方法において、
所定の検索語に対応する一つ以上の前記検索情報を保存するための検索情報データベースを維持する段階と、
ユーザによって選定されたパートナーサイトに入力された検索語を含む検索要請を前記選定されたパートナーサイトから受信し、前記入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する段階と、
前記抽出された検索情報をローリングして所定の検索結果リストに配列させ、前記検索結果リストを前記検索要請に対する応答として前記パートナーサイトに提供する段階と、
前記ユーザが前記検索結果リストに含まれた検索情報をクリックする場合に、前記検索情報に対応する広告主に課金する段階と、を含むことを特徴とする検索語広告サービス方法。
【請求項4】
前記パートナーサイトについてのサイトリストを前記広告主に提供する段階と、
前記サイトリストに含まれる特定のパートナーサイトに対する前記広告主からの選択信号を受信する段階と、
前記広告主によって選択されたパートナーサイトに関する情報を、前記広告主の検索情報に対応して前記検索情報データベースに保存する段階と、をさらに含み、
前記入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する前記段階は、
前記ユーザによって選択された前記パートナーサイトが前記広告主によって選択されたパートナーサイトである場合に、検索情報データベースに保存された検索語の中から前記入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出するとともに、
前記ユーザによって選択された前記パートナーサイトが前記広告主によって選択されたパートナーサイトでない場合に、前記入力された検索語に対応する検索情報を抽出しないことを特徴とする請求項3に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項5】
広告主から各検索情報に対する入札参加費用に関する情報の入力を受ける段階をさらに含み、前記入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する前記段階は、
前記入力された入札参加費用を用いて、前記抽出された検索情報の各々に対する抽出順位を決定する段階と、
前記抽出順位が所定順位内である検索情報を抽出する段階と、を含むことを特徴とする請求項4に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項6】
前記検索結果リストに配列される検索情報に対するクリックの発生に基づいて前記広告主に課金される広告費用に関する情報を生成する段階をさらに含み、
前記広告費用は、前記検索結果リストに配列される全ての検索情報に対して同一に決定されることを特徴とする請求項3に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項7】
前記広告費用は、前記検索結果リストに配列される前記検索情報の所定入札参加費用の中の最低値、または前記検索語に対応するが抽出されない検索情報の所定入札参加費用の中の最高値で決定されることを特徴とする請求項6に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項8】
前記広告費用は、前記検索結果リストに配列される前記検索情報の中から選別された一つの検索情報の入札参加費用、前記検索語に対応するが抽出されない前記検索情報の中から選別された一つの検索情報の入札参加費用、前記検索語に対応する前記検索情報の中から選別された一つの検索情報の入札参加費用のいずれか一つであることを特徴とする請求項6に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項9】
前記検索情報データベースは、前記検索情報に対して最大許容される限界クリック数に対する情報をさらに含み、
前記入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する前記段階は、
前記クリックの発生によって検索情報別に累積クリック数を加算し、前記検索情報の限界クリック数と前記加算された累積クリック数とを比較する段階と、
前記比較結果、前記累積クリック数が前記限界クリック数を超過する場合に、該当の検索情報の前記抽出を遮断する段階と、を含むことを特徴とする請求項3に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項10】
前記検索情報データベースは、前記検索情報の検索語広告のための広告預金に対する情報を含み、前記入力された検索語に対応する少なくとも一部の検索情報を抽出する前記段階は、
前記クリックの発生によって生成された広告費用を前記広告預金から差し引き、前記差し引かれた広告預金と所定の限界残額とを比較する段階と、
前記比較結果、前記広告預金が前記限界残額未満である場合に、該当の検索情報の前記抽出を遮断する段階と、を含むことを特徴とする請求項3に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項11】
前記ローリングは、前記検索結果リスト上に配列される前記検索情報の露出位置を決定し、前記検索結果リストを前記検索要請に対する応答として前記パートナーサイトに提供する前記段階は、
第1パートナーサイトに入力された所定の検索語による検索要請に応答して抽出される検索情報の第1露出位置を記録する段階と、
第2パートナーサイトに入力された前記同一検索語による検索要請に応答して抽出される前記同一検索情報の第2露出位置が、前記記録された第1露出位置と相違するように前記ローリングを制御する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項12】
検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービス方法であって、
所定の検索語に対応して一つ以上の前記検索情報を保存するための検索情報データベースを維持する段階と、
広告主から各検索情報に対する入札参加費用に関する情報の入力を受ける段階と、
前記入力された入札参加費用を用いて、各検索語別に少なくとも一部の検索情報を抽出する段階と、
前記抽出された検索情報をローリングで配列した検索結果リストを生成し、前記検索語に対応して前記検索情報データベースに保存する段階と、
選定されたパートナーサイトに入力された検索語を含む検索要請を前記選定されたパートナーサイトから受信し、前記入力された検索語に対応する検索結果リストを前記検索要請に対する応答として前記パートナーサイトに提供する段階と、を含むことを特徴とする検索語広告サービス方法。
【請求項13】
前記ローリングは、前記パートナーサイトからの検索要請が受信される時点、前記入札参加費用の調整によって抽出される検索情報が変更される時点、前記検索結果リストに配列されるいずれか一つの検索情報が広告終了条件を満たす時点で発生するように制御することを特徴とする請求項11に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項14】
前記広告終了条件を満たすことは、前記検索情報に対する所定の広告期間の満了、前記広告期間内に発生した累積クリック数が限界クリック数を超過、広告預金の限界残額到達の少なくとも一つ以上であることを特徴とする請求項13に記載の検索語広告サービス方法。
【請求項15】
請求項1ないし14のいずれか一項の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項16】
検索要請に応答して広告主の検索情報を提供する検索語広告サービスシステムであって、
検索語、広告主と関連したウェブサイトのネットワークアドレス、前記ネットワークアドレスによって識別されるウェブサイトに関する簡略説明情報、検索情報レコードと関連した広告主を識別するための広告主識別子、複数のパートナーサイトの中から前記広告主によって選択されたパートナーサイトに関する選択パートナーサイト情報、および入札参加費用の、少なくとも一つを含む検索情報レコードを格納するための検索情報データベースと、
ユーザによって選定されたパートナーサイトに入力された検索語および前記パートナーサイトを識別するサイト識別子を含む検索要請パケットを前記パートナーサイトから受信するインターフェイス手段と、
前記受信された検索要請パケットに応答して前記検索要請パケットに含まれた前記検索語と一致する検索語を含む少なくとも一つの検索情報レコードを、前記入札参加費用を用いて前記検索情報データベースから抽出する情報抽出手段と、
前記抽出された検索情報レコードを前記入札参加費用と独立的にローリングして結果リストフィールドに配列させ、前記結果リストフィールドを前記検索要請に対する応答として前記パートナーサイトに提供する情報提供手段と、
前記ユーザが前記結果リストフィールドに含まれた検索情報レコードをクリックする場合、前記検索情報レコードに対応する広告主に課金する決済制御手段と、を含むことを特徴とする検索語広告サービスシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公表番号】特表2008−515031(P2008−515031A)
【公表日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−525555(P2007−525555)
【出願日】平成17年8月31日(2005.8.31)
【国際出願番号】PCT/KR2005/002880
【国際公開番号】WO2006/025694
【国際公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により明細書の一部または全部を不掲載とする。
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【公表日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年8月31日(2005.8.31)
【国際出願番号】PCT/KR2005/002880
【国際公開番号】WO2006/025694
【国際公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により明細書の一部または全部を不掲載とする。
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
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