説明

ファイル

【課題】書類の出し入れの際に開け易くすると共に、見た目にも高級感、豪華さを持たせることを目的としたファイルを提供すること。
【解決手段】ファイル本体1の前部分2は、後部分3に対して大きさを小さくしている。すなわち、ファイル本体1の前部分2の上縁5と右縁6を、後部分3の上縁10と右縁11に対して略全長にわたって内側に位置するように形成する。この後部分3の上縁10と右縁11に対して、前部分2の上縁5と右縁6を2mmから10mm程度内側に位置させる。ファイル本体1の表面の白色系に対して、内面の色彩を黒色、金色、銀色のいずれかに着色する。ファイル本体1を正面から見た場合、上縁と右縁にかけて逆L型に色彩部分が現れて、ファイル本体1に高級感、豪華さを持たせることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、材料をポリプロピレンや紙材として、上縁と右縁が開口されて内部に書類等を収納するファイルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
図19は従来より市販されているファイル本体51を示し、このファイル本体51は材料をポリプロピレンとしている。図19(a)はファイル本体51の表面を、(b)はファイル本体51の裏面をそれぞれ示している。このファイル本体51は周知のように上縁と右縁とが開口されていて、ファイル本体1内に書類を入れて使用されるものである。
ファイル本体51の下部は、材料を二つ折りした後で下部を閉塞すべく高周波にて溶着した溶着部52が形成されている。また、右側の上部には半円状の切欠部53が切欠き形成されており、この切欠部53の部分に指を当ててファイル本体51を開いて内部の書類を入れるようになっている。
【0003】
しかしながら、この種のファイル本体51は、透明あるいは半透明であって上記切欠部53は分かりにくく、また、該切欠部53があるということが分かっていても、わざわざ指を切欠部53に当ててファイル本体51を開くということがない。つまり、実際にファイル本体51を開ける場合は、ファイル本体51を両側からつかんで、親指と、人指し指及び中指を動かしてファイル本体51の前部分と後部分をずらして開けるようにしているの現状である。
【0004】
すなわち、図19に示すように、従来のファイル本体51は、前部分54と後部分55との大きさが同一であり、前部分54と後部分55との上縁と右縁とは位置が同じであるために引っ掛かりがなく、ファイル本体51を開きにくくしている。
【0005】
また、一般に市販されているファイル本体51は、コストのみを追求してポリプロピレンを使用していることで、安っぽくなって高級感が全く感じられない。そこで、ファイル本体51に高級感を持たせるようにしたものとして、例えば、下記に示す特許文献1が挙げられる。
【0006】
【特許文献1】実用新案登録第3138871号
【0007】
この特許文献1では、書類を出し入れ自在としたファイル本体の材料を紙材で構成し、紙材の色彩を黒色として高級感を出したものである。しかしながら、この特許文献1に開示されているファイル本体においても、図19に示すファイル本体51の場合と同様に、ファイル本体の前部分と後部分との大きさを同一としているために、ファイル本体を開けにくいという問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、書類の出し入れの際に開け易くすると共に、見た目にも高級感、豪華さを持たせることを目的としたファイルを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、本発明の請求項1に記載のファイルでは、二つ折りされて下端部が閉塞され、前部分2と後部分3からなるファイル本体1の内部に書類を出し入れ自在としたファイルにおいて、
前記ファイル本体1の前部分2の上縁5を、前記後部分3の上縁10に対して略全長にわたって内側に位置するように形成していることを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載のファイルでは、二つ折りされて下端部が閉塞され、前部分2と後部分3からなるファイル本体1の内部に書類を出し入れ自在としたファイルにおいて、
前記ファイル本体1の前部分2の右縁6を、前記後部分3の右縁11に対して略全長にわたって内側に位置するように形成していることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載のファイルでは、二つ折りされて下端部が閉塞され、前部分2と後部分3からなるファイル本体1の内部に書類を出し入れ自在としたファイルにおいて、
前記ファイル本体1の前部分2の上縁5を、前記後部分3の上縁10に対して略全長にわたって内側に位置するように形成すると共に、前記ファイル本体1の前部分2の右縁6を、前記後部分3の右縁11に対して略全長にわたって内側に位置するように形成していることを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載のファイルでは、前記ファイル本体1の材料を紙材で構成し、該ファイル本体1の内面を黒色、金色、銀色のいずれかで着色していることを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載のファイルでは、前記ファイル本体1の前部分2と後部分3の下部を固着し、横方向の略全長にわたって形成している固着部4の色彩を、ファイル本体1の内面の色彩を同色としていることを特徴としている。
【0014】
請求項6に記載のファイルでは、前記ファイル本体1の材料をポリプロピレンとして、透明あるいは半透明としていることを特徴としている。
【0015】
請求項7に記載のファイルでは、前記ファイル本体1の前部分2に対して後部分3が露出している幅を2mmから10mmの範囲内としていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0016】
本発明の請求項1に記載のファイルによれば、ファイル本体1の前部分2の上縁5を、前記後部分3の上縁10に対して略全長にわたって内側に位置するように形成しているので、ファイル本体1の上部だけ後部分3を露出させていることになり、この後部分3の上部を指で当てるだけで、ファイル本体1を容易に開けることができる。また、後部分3の上部を当てると、後部分3全体が開くので、後部分3の右側も開き、そのまま後部分3でもってファイル本体1を容易に開けることができる。
【0017】
請求項2に記載のファイルによれば、ファイル本体1の前部分2の右縁6を、前記後部分3の右縁11に対して略全長にわたって内側に位置するように形成しているので、ファイル本体1の右側だけ後部分3を露出させていることになり、この後部分3の右部分を指で当てるだけで、ファイル本体1を容易に開けることができる。また、後部分3の右部分を当てると、後部分3全体が開くので、後部分3の上側も開き、そのまま後部分3でもってファイル本体1を容易に開けることができる。
【0018】
請求項3に記載のファイルによれば、ファイル本体1の前部分2の上縁5を、前記後部分3の上縁10に対して略全長にわたって内側に位置するように形成すると共に、前記ファイル本体1の前部分2の右縁6を、前記後部分3の右縁11に対して略全長にわたって内側に位置するように形成しているので、後部分3の上縁10と右縁11とが、前部分2の上縁5と右縁6より外側に位置することになり、そのため、後部分3の上縁10と右縁11とが略全長にわたって露出していることになる。これにより、ファイル本体1の上縁と右縁とのいずれを指で当てても、後部分3の上縁10や右縁11に指が当たり、後部分3を開けることで、ファイル本体1を容易に開けることができる。
【0019】
請求項4に記載のファイルによれば、ファイル本体1の材料を紙材で構成し、該ファイル本体1の内面を黒色、金色、銀色のいずれかで着色しているので、ファイル本体1を正面から見た場合、上縁、あるいは右縁、あるいは上縁と右縁にかけて色彩部分が現れて、ファイル本体1に高級感、豪華さを持たせることができる。
【0020】
請求項5に記載のファイルによれば、ファイル本体1の前部分2と後部分3の下部を固着し、横方向の略全長にわたって形成している固着部4の色彩を、ファイル本体1の内面の色彩を同色としていることで、ファイル本体1に一層高級感、豪華さを持たせることができる。
【0021】
請求項6に記載のファイルによれば、ファイル本体1の材料をポリプロピレンとして、透明あるいは半透明としていることで、ファイル本体1を開け易くすることができる。
【0022】
請求項7に記載のファイルによれば、ファイル本体1の前部分2に対して後部分3が露出している幅を2mmから10mmの範囲内としていることで、見た目にファイル本体1に高級感、豪華さを持たせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明のファイル本体1を示し、(a)はファイル本体1の正面図を、(b)はファイル本体1の背面図をそれぞれ示している。
【0024】
このファイル本体1は、紙材で形成されており、1枚の紙を二つ折りした際に、前側となる前部分2と、後側となる後部分3との間に書類を収納するようにしている。そして、ファイル本体1の下部は、前部分2と後部分3とを接着または高周波溶着した固着部4として、ファイル本体1の上縁と右縁とを開放して、この開放部分から書類を出し入れ自在としている。
【0025】
そして、ファイル本体1の前部分2は、後部分3に対して大きさを小さくしている。すなわち、ファイル本体1の前部分2の上縁5と右縁6を、後部分3の上縁10と右縁11に対して略全長にわたって内側に位置するように形成している。この後部分3の上縁10と右縁11に対して、前部分2の上縁5と右縁6を2mmから10mm程度内側に位置させている。
この寸法を2mmから1mm単位で10mmまでそれぞれ異なる寸法で前部分2の大きさを設定するようにしているが、試行錯誤の結果、2mmが好適例である。これにより、一層ファイル本体1に高級感、豪華さを持たせることができる。
【0026】
このようにしてファイル本体1の前部分2を後部分3より小さく形成することで、後部分3の上縁10と右縁11とが、前部分2の上縁5と右縁6より外側に位置することになり、そのため、後部分3の上縁10と右縁11とが略全長にわたって露出していることになる。そして、この後部分3の露出している部分が指の引っ掛かりとなり、ファイル本体1を開け易くしている。
これにより、ファイル本体1の上縁と右縁とのいずれを指で当てても、後部分3の上縁10や右縁11に指が当たり、後部分3を開けることで、ファイル本体1を容易に開けることができる。
【0027】
また、ファイル本体1の色彩としては、材料の紙材そのものの色彩としても良い(例えば、白色、ベージュなど)が、本発明では、表面を白色系とし、内面の色彩を黒色、金色、銀色のいずれかを用いている。ファイル本体1の表面の白色系に対して、内面の色彩を黒色、金色、銀色のいずれかを用いていることで、ファイル本体1を正面から見た場合、上縁と右縁にかけて逆L型に色彩部分が現れて、ファイル本体1に高級感、豪華さを持たせることができる。
【0028】
なお、本実施形態では、図19に示すように、ファイル本体1の表面と裏面にはカレンダー部13を印刷しており、また、カレンダー部13の上方には材料の紙材を利用してメモ書きが可能なメモ部14を設けている。
【0029】
また、図1に示す例では、ファイル本体1の前部分2の右縁6の上部に従来と同様な切欠部16を設けている。しかし、図2に示すように、この切欠部16を無くして、右縁6を直線状に形成するようにしても良い。このファイル本体1の他の部分は図1に示す場合と同様であり、図2に示すファイル本体1は、図1に示すファイル本体1と同様の効果を有している。
【0030】
(第2の実施の形態)
図3は第2の実施形態を示し、ファイル本体1の固着部4の部分に後部分3の色彩(黒色、金色、銀色のいずれか)と同じ色彩を着色した場合である。これにより、ファイル本体1を見た場合、略コ字型の色彩部分が見えて、ファイル本体1に一層、高級感、豪華さを持たせることができる。
ファイル本体1の他の構成は第1の実施形態と同様であり、そのため、本実施形態でも第1の実施形態と同様の効果を奏する。
【0031】
図3は、ファイル本体1の前部分2に切欠部16を形成している場合を示しているが、図4に示すように、この切欠部16を無くしたファイル本体1の場合を示している。この図4に示すファイル本体1においても、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
【0032】
(第3の実施の形態)
図5は第3の実施形態を示し、図1に示すファイル本体1に対して前部分2の上縁5だけを、後部分3の上縁10に対して内側に位置させて、前部分2の右縁6は後部分3の右縁11と同じ位置にさせた場合である。つまり、ファイル本体1の上部だけ後部分3を露出させているものである。そして、この後部分3の上部を指の引っ掛かり部分としている。
本実施形態では、ファイル本体1の上部だけ後部分3を露出させているが、この後部分3の上部を指で当てるだけで、ファイル本体1を容易に開けることができる。また、後部分3の上部を当てると、後部分3全体が開くので、後部分3の右側も開き、そのまま後部分3でもってファイル本体1を容易に開けることができる。
【0033】
また、この図5に示すファイル本体1の他の構成も、図1の場合と同様であり、ファイル本体1の内面の色彩は黒色、金色、銀色のいずれかを用いており、ファイル本体1の上部だけ横方向に直線状に内面の色彩が現れ、高級感、豪華さをファイル本体1に持たせることができる。
【0034】
図6は第3の実施形態の他の例を示し、ファイル本体1の前部分2の右縁6だけを、後部分3の右縁11に対して内側に位置させて、前部分2の上縁5は後部分3の上縁10と同じ位置にさせた場合である。つまり、ファイル本体1の右側だけ後部分3を露出させている。そして、この後部分3の右側を指の引っ掛かり部分としている。
本実施形態では、ファイル本体1の右側だけ後部分3を露出させているが、この後部分3の右部分を指で当てるだけで、ファイル本体1を容易に開けることができる。また、後部分3の右部分を当てると、後部分3全体が開くので、後部分3の上側も開き、そのまま後部分3でもってファイル本体1を容易に開けることができる。
【0035】
また、この図6に示すファイル本体1の他の構成も、図1の場合と同様であり、ファイル本体1の内面の色彩は黒色、金色、銀色のいずれかを用いており、ファイル本体1の右部だけ横方向に直線状に内面の色彩が現れ、高級感、豪華さをファイル本体1に持たせることができる。
【0036】
上記図5及び図6はファイル本体1の前部分2の切欠部16を設けた場合であり、図7及び図8は該切欠部16を設けていない場合を示し、図7は図5に対応し、図8は図6に対応したファイル本体1を示している。
図7及び図8のファイル本体1は切欠部16を設けていないだけであり、図5及び図6に示すファイル本体1を同様の効果を奏する。
【0037】
(第4の実施の形態)
図9は第4の実施形態を示し、図5に示すファイル本体1に対して、固着部4にファイル本体1の内面に着色した黒色、金色、銀色のいずれかと同じ色彩に着色した場合である。この実施形態では、ファイル本体1の上下に横方向に直線状に内面の色彩が現れ、高級感、豪華さをファイル本体1に持たせることができる。
また、ファイル本体1の他の構成は、図5に示すファイル本体1と同様であり、そのため、図5に示すファイル本体1の場合と同様の効果を奏する。
【0038】
図10は、図6に示すファイル本体1に対応したものであり、固着部4にファイル本体1の内面に着色した黒色、金色、銀色のいずれかと同じ色彩に着色した場合である。この実施形態では、ファイル本体1の下部と右部分に直線状に内面の色彩が現れ、高級感、豪華さをファイル本体1に持たせることができる。
また、ファイル本体1の他の構成は、図6に示すファイル本体1と同様であり、そのため、図6に示すファイル本体1の場合と同様の効果を奏する。
【0039】
図9及び図10はファイル本体1に切欠部16を設けた場合であるが、図11及び図12は切欠部16を設けていないファイル本体1の例を示している。この図11及び図12は、それぞれ図9及び図10に対応しているものであり、図9及び図10の場合と同様の効果を奏する。
【0040】
(第5の実施の形態)
第5の実施形態を図13に示す。本実施形態では、ファイル本体1の材料をポリプロピレンとして、透明あるいは半透明とした場合である。したがって、色彩は本実施形態では着色されていないが、ファイル本体1の後部分3の上部と右側が逆L字状に露出しているので、ファイル本体1を開ける場合の作用及び効果は、図1の場合と同様である。
なお、本実施形態では、カレンダー部13やメモ部14は設けていないが、ファイル本体1の表面にカレンダー部13やメモ部14を印刷して設けるようにしても良い。
【0041】
図13の例ではファイル本体1に切欠部16を設けた場合を示しているが、図14では、切欠部16を設けていないファイル本体1を示している。このファイル本体1における作用及び効果は図13の場合と同様である。
【0042】
図15は図13に対して、前部分2の上縁5だけを、後部分3の上縁10に対して内側に位置させて、前部分2の右縁6は後部分3の右縁11と同じ位置にさせた場合である。
本実施形態では、ファイル本体1の上部だけ後部分3を露出させているが、この後部分3の上部を指で当てるだけで、ファイル本体1を容易に開けることができる。また、後部分3の上部を当てると、後部分3全体が開くので、後部分3の右側も開き、そのまま後部分3でもってファイル本体1を容易に開けることができる。
【0043】
図16は、ファイル本体1の前部分2の右縁6だけを、後部分3の右縁11に対して内側に位置させて、前部分2の上縁5は後部分3の上縁10と同じ位置にさせた場合である。
本実施形態では、ファイル本体1の右側だけ後部分3を露出させているが、この後部分3の右部分を指で当てるだけで、ファイル本体1を容易に開けることができる。また、後部分3の右部分を当てると、後部分3全体が開くので、後部分3の上側も開き、そのまま後部分3でもってファイル本体1を容易に開けることができる。
【0044】
図17及び図18は、図15及び図16に対して切欠部16を設けていない場合のファイル本体1をそれぞれ示しており、この図17及び図18における作用及び効果は図15及び図16の場合と同様である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】(a)(b)は本発明の第1の実施の形態におけるファイル本体の正面図及び背面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における切欠部を設けていない場合のファイル本体の正面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるファイル本体の正面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における切欠部を設けていない場合のファイル本体の正面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるファイル本体の正面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における他の例のファイル本体の正面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態における切欠部を設けていない場合のファイル本体の正面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態における切欠部を設けていない場合のファイル本体の正面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態におけるファイル本体の正面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態における他の例のファイル本体の正面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態における切欠部を設けていない場合のファイル本体の正面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態における切欠部を設けていない場合のファイル本体の正面図である。
【図13】(a)(b)は第5の実施の形態におけるファイル本体の正面図及び背面図である。
【図14】(a)(b)は第5の実施の形態における切欠部を設けていないファイル本体の正面図及び背面図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態における他の例のファイル本体の正面図である。
【図16】本発明の第5の実施の形態における他の例のファイル本体の正面図である。
【図17】本発明の第5の実施の形態における他の例のファイル本体の正面図である。
【図18】本発明の第5の実施の形態における他の例のファイル本体の正面図である。
【図19】(a)(b)は従来例のファイル本体の正面図及び背面図である。
【符号の説明】
【0046】
1 ファイル本体
2 前部分
3 後部分
4 固着部
5 上縁
6 右縁
10 上縁
11 右縁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
二つ折りされて下端部が閉塞され、前部分(2)と後部分(3)からなるファイル本体(1)の内部に書類を出し入れ自在としたファイルにおいて、
前記ファイル本体(1)の前部分(2)の上縁(5)を、前記後部分(3)の上縁(10)に対して略全長にわたって内側に位置するように形成していることを特徴とするファイル。
【請求項2】
二つ折りされて下端部が閉塞され、前部分(2)と後部分(3)からなるファイル本体(1)の内部に書類を出し入れ自在としたファイルにおいて、
前記ファイル本体(1)の前部分(2)の右縁(6)を、前記後部分(3)の右縁(11)に対して略全長にわたって内側に位置するように形成していることを特徴とするファイル。
【請求項3】
二つ折りされて下端部が閉塞され、前部分(2)と後部分(3)からなるファイル本体(1)の内部に書類を出し入れ自在としたファイルにおいて、
前記ファイル本体(1)の前部分(2)の上縁(5)を、前記後部分(3)の上縁(10)に対して略全長にわたって内側に位置するように形成すると共に、前記ファイル本体(1)の前部分(2)の右縁(6)を、前記後部分(3)の右縁(11)に対して略全長にわたって内側に位置するように形成していることを特徴とするファイル。
【請求項4】
前記ファイル本体(1)の材料を紙材で構成し、該ファイル本体(1)の内面を黒色、金色、銀色のいずれかで着色していることを特徴とする請求項1〜請求項3にいずれか記載のファイル。
【請求項5】
前記ファイル本体(1)の前部分(2)と後部分(3)の下部を固着し、横方向の略全長にわたって形成している固着部(4)の色彩を、ファイル本体(1)の内面の色彩を同色としていることを特徴とする請求項4に記載のファイル。
【請求項6】
前記ファイル本体(1)の材料をポリプロピレンとして、透明あるいは半透明としていることを特徴とする請求項1〜請求項3にいずれか記載のファイル。
【請求項7】
前記ファイル本体(1)の前部分(2)に対して後部分(3)が露出している幅を2mmから10mmの範囲内としていることを特徴とする請求項1〜請求項6にいずれか記載のファイル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2009−196294(P2009−196294A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−42668(P2008−42668)
【出願日】平成20年2月25日(2008.2.25)
【出願人】(398016980)株式会社いちはら (17)
【Fターム(参考)】