説明

ファスナー式ラップタオル

【課題】スポーツ等の着替え時に着用するときに、結合部より、身体の一部が見えてしまう恐れがなく、また力の弱い者には開閉が容易なラップタオルを提供する。
【解決手段】任意の大きさのタオル等の布片の四辺の任意方向の相対する辺にファスナー3を縫合したことを特徴とするファスナー式ラップタオルであり、タオル上部1に伸縮性のあるゴムなどの部材を縫い付けるか、端を筒状にしてゴムなどの部材を通し、上端部の左右に結合部材2を設け、タオル四辺の任意方向左右の端に開閉式ファスナー3を縫着する。身体に巻いて使用するときは結合部材2を結合し、開閉式ファスナー3を閉じた状態で使用する。又タオルとして利用するときは、結合部材2を開放し、開閉式ファスナー3を開いた状態で使用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、身体に巻くラップタオルに関する物ある。
【背景技術】
【0002】
従来、ラップタオルと呼ばれ、タオルの上部に伸縮部を設け、結合部にスナップを付け筒状にし、身体に巻きつけるものは実用に供されている。
又、ファスナーをタオルに縫着し、複数枚繋いで平面的に大きさを可変させる物があった。
【0003】
【非特許文献1】ウィキペギィア ラップタオル
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ラップタオルをスポーツ等の着替え時に着用することにより、結合部のスナップとスナップとの間より、身体の一部が見えてしまう恐れがある。
またスナップの開閉に力がかかるため、力の弱い者には開閉が困難である。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで本発明はタオルの上部に伸縮性のあるゴムまたは弾性部材などの取り付け身体に密着させ、上部の両端に結合部材をつけ身体からのずれを防止する。タオルの両端には開閉式のファスナーを縫製し、左右の布を結合させることを特徴とする。ここで結合部材とは、必ずしもスナップに限られるものではなく、面ファスナー、ボタン、ひも等を使用することができる。
【発明の効果】
【0006】
上記のように構成された本発明の形態によれば、タオルの結合にファスナーを使用しているので、スナップの間隔のような隙間が出来ず身体が見えてしまうのを防止することができ、ファスナーを上下に上げ下げするだけで力をかけずに容易に開閉できる。ファスナーのスライダー部分に覆う布を設け面ファスナーで設けカバーをにすることにより、スライダーが身体に直接あたることを避け、不快感を無くすことができる。切り込みを入れた部分を覆うようにポケットを設けることにより、ポケットより手の出し入れが可能になり、衣類の着脱等が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明のファスナー式ラップタオルの結合部材を結合し、開閉式ファスナーを閉じた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明を片方開いた状態の斜視図である。
【図3】本発明のファスナースライダーに覆い布を設けた図である。
【図4】本発明のファスナースライダー覆い布の部分拡大図である。
【図5】本発明の側面の切り込みにポケットを設けた図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ) タオル上部(1)に伸縮性のあるゴムなどの部材を縫い付けるか、端を筒状にしてゴムなどの部材を通す。
(ロ) 上端部の左右に結合部材(2)を設ける。
(ハ) タオル四辺の任意方向左右の端に開閉式ファスナー(3)を縫着する。
本発明は以上のような構造である。
本発明を身体に巻いて使用するときは、(2)の結合部材を結合し、(3)の開閉式ファスナーを閉じた状態で使用する。又本発明をタオル等として利用するときは、(2)の結合部材を開放し、開閉式ファスナーを開いた状態で使用する。
【実施例】
【0009】
なお本発明においてタオルと称するものは、布あるいはタオル状の生地等を使用することができる。
本体の材質を変えることにより使用方法も多様化する。
たとえばタオル素材を使用するとスポーツ時に活用でき、保温性の高い素材を使用すると防寒具として使用でき、撥水性の高い素材であれば雨具などとして使用できる。
ファスナーのスライダー部分に覆う布(4)を付け面ファスナー等で開閉出来るようにするとタオルとして使用時に安全性を高めることができる。
この形態にポケット等(5)を設けることにより、ファッション性機能を高めることもできる他、タオルの側面に切り込み(6)を入れその上部に覆うようにポケット(5)を設けることにより、ポケット部から手を出し入れが可能となり、衣類の着脱等が容易になる。
ファスナーの開閉については、縫着の状態により上部からでも下部からでも可能である。
【符号の説明】
【0010】
1.布上部
2.結合部材
3.開閉式ファスナー
4.ファスナースライダー覆い布
5.ポケット
6.切り込み

【特許請求の範囲】
【請求項1】
任意の大きさのタオル等の布片の四辺の任意方向の相対する辺にファスナーを縫合したことを特徴とするファスナー式ラップタオル。
【請求項2】
ファスナー開放時にはスライダーカバーとなる位置に面ファスナーを介して覆い布を設け、相対する辺に於いて、連結可能な位置に別の面ファスナーを設けた、請求項1記載のファスナー式ラップタオル。
【請求項3】
前記、任意の大きさのタオル等の布片の側面に切り込みを設け、前記切り込みを覆うようにポケットを設けた請求項1記載のファスナー式ラップタオル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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