フィルター
【課題】掃除のしやすいフィルターを提供する。
【解決手段】フィルターは、溝13を有するフィルター枠8と、溝13に嵌合する突起部分12を有し、該突起部分12を溝13に嵌合させることでフィルター枠8に取り付けられるプリーツ状のフィルターネット7とを備える。フィルターネット7は、フィルターシャフト11と、フィルターシャフト11と一体化されたネット部17Aおよびネット部17Bと、ネット部17A,17Bと各々一体化されたフィルター枠縁18Aおよびフィルター枠縁18Bとを含む。フィルター枠縁18A,18Bは、フィルターネット7をプリーツ状から平面状に変形させるとともに、平面状からプリーツ状に戻すことが可能となるように、各々、フィルターシャフト11に対して回動可能に設けられる。
【解決手段】フィルターは、溝13を有するフィルター枠8と、溝13に嵌合する突起部分12を有し、該突起部分12を溝13に嵌合させることでフィルター枠8に取り付けられるプリーツ状のフィルターネット7とを備える。フィルターネット7は、フィルターシャフト11と、フィルターシャフト11と一体化されたネット部17Aおよびネット部17Bと、ネット部17A,17Bと各々一体化されたフィルター枠縁18Aおよびフィルター枠縁18Bとを含む。フィルター枠縁18A,18Bは、フィルターネット7をプリーツ状から平面状に変形させるとともに、平面状からプリーツ状に戻すことが可能となるように、各々、フィルターシャフト11に対して回動可能に設けられる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルターに関し、特に、プリーツ状に折り曲がるフィルターネット部を有するフィルターに関する。
【背景技術】
【0002】
空気調和機に用いられるフィルターとして、プリーツ状に折り曲げられたフィルターネット部と、フィルターネット部の周縁を囲むフィルター枠とを含むものが従来から知られている。
【0003】
このようなフィルターは、たとえば、特開2003−53116号公報(特許文献1)、特開2000−130835号公報(特許文献2)および特開2003−181223号公報(特許文献3)に示されている。
【0004】
また、特開2008−18132号公報(特許文献4)には、プリーツ状のフィルターを電気掃除機に取り付けることが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−53116号公報
【特許文献2】特開2000−130835号公報
【特許文献3】特開2003−181223号公報
【特許文献4】特開2008−18132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
プリーツ状のフィルターに埃等が溜まって掃除が必要なとき、プリーツの谷部では埃を取り除くのが容易でない場合がある。
【0007】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、掃除のしやすいフィルターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るフィルターは、溝部を有するフィルター枠と、溝部に嵌合する突起部を有し、該突起部を溝部に嵌合させることでフィルター枠に取り付けられるプリーツ状のフィルターネットとを備える。フィルターネットは、シャフトと、シャフトと一体化された第1ネット部および第2ネット部と、第1ネット部および第2ネット部と各々一体化された第1枠縁部材および第2枠縁部材とを含む。第1枠縁部材および第2枠縁部材は、フィルターネットをプリーツ状から平面状に変形させるとともに、平面状からプリーツ状に戻すことが可能となるように、各々、シャフトに対して回動可能に設けられる。
【0009】
1つの実施態様では、上記フィルターにおいて、フィルターネットは、第1枠縁部材および第2枠縁部材に各々取り付けられた第1側面部材および第2側面部材をさらに含む。フィルターネットがプリーツ状とされたときには、第1側面部材および第2側面部材が当接してフィルターネットの形状が規定される。フィルターネットがプリーツ状とされたときには、第1側面部材および第2側面部材は、フィルターネットの側部において、プリーツの山部に位置する隙間を閉じる。
【0010】
1つの実施態様では、上記フィルターにおいて、フィルターネットは、プリーツの山部または谷部に設けられ、第1枠縁部材と第2枠縁部材との間の隙間をシールするシール部材をさらに含む。
【0011】
1つの実施態様では、上記フィルターにおいて、シール部材はシート状の樹脂部材で構成され、フィルターネットの変形に追随可能である。
【0012】
1つの実施態様では、上記フィルターにおいて、フィルター枠は、溝部が設けられていない一辺を有し、フィルター枠における溝部が設けられていない一辺を開閉することにより、フィルターネットがフィルター枠に取り外し自在に取付けられる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、掃除のしやすいフィルターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の1つの実施の形態に係るフィルターが装着される空気清浄機の正面側斜視図である。
【図2】図1に示す空気清浄機の背面側斜視図である。
【図3】図1に示す空気清浄機の背面側分解斜視図である。
【図4】本発明の1つの実施の形態に係るフィルターの斜視図である。
【図5】図4に示すフィルターにおけるフィルター枠の斜視図である。
【図6】図5に示すフィルター枠の一辺を開いた上体を示す図である。
【図7】図4に示すフィルターにおけるフィルターネットの斜視図である。
【図8】図7に示すフィルターネットの正面図である。
【図9】図7に示すフィルターネットの側面図である。
【図10】図5、図6に示すフィルター枠の正面図である。
【図11】図10におけるXI−XI断面図である。
【図12】図7における「15」部の拡大図である。
【図13】図7における「16」部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
【0016】
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。
【0017】
図1は、本実施の形態に係るフィルターが装着される空気清浄機の正面側斜視図である。図2、図3は、各々、図1に示す空気清浄機の背面側斜視図、背面側分解斜視図である。
【0018】
図1〜図3を参照して、空気清浄機1の全体的な構成を説明する。空気清浄機は、備え付けの電気機器であり、上面パネル2と、フィルター3と、ケーシング4と、把手部5と、表示部6とを含む。本体ケーシング4は、前面パネル4Aと、後面キャビネット4Bとを含む。
【0019】
本体ケーシング4の上面には、上面パネル2が設けられている。上面パネル2には、運転スイッチや切り替えスイッチ、並びに各種操作ボタンを有する操作部と、表示部6とが設置されている。表示部6は、LEDを用いてなる複数個のランプにより、夫々の運転モードを示す。
【0020】
本体ケーシング4の側面には、把手部5が設けられている。把手部5は、空気清浄機1を持ち上げて搬送する際の利便性を考慮して設けられたものである。
【0021】
次に、図4(フィルター3の斜視図)を参照しつつ、本実施の形態に係るフィルターをどのように空気清浄機1で使用するのかを説明する。
【0022】
空気清浄機1は、フィルター3を通過させることで、吸込まれた空気から室内のほこりを集塵し、空気を浄化する構造である。
【0023】
図4に示すように、フィルター3は、フィルターネット7をフィルター枠8に装着した構造を有する。実際に空気清浄機1でフィルター3を使用する際は、フィルターネット7とフィルター枠8とが一体化した、図4に示す形状で使用する。なお、この時、フィルターネット7はプリーツ状に形成されている。フィルター3を空気清浄機1の後面キャビネット4Bに装着(図3参照)して使用する。
【0024】
空気清浄機1を所定時間以上使用すると、フィルター3にほこりが付着し、フィルター3を清掃する必要が生じる。その際、空気清浄機1の後面キャビネット4Bからフィルター3を取り外す。ほこりの付着量が少ない場合には、フィルター3を空気清浄機1に取り付けたまま、掃除機等でほこりを吸込む方法もある。
【0025】
プリーツ状の谷部にほこりが詰まってしまい、掃除機等ではなかなかほこりを除去できない場合は、フィルター3を空気清浄機1から取り外し、フィルター3の清掃を行なう。
【0026】
次に、図5および図6を参照しつつ、フィルター3をどのように清掃するかを説明する。
【0027】
図5は、フィルター枠8の斜視図である。フィルター3を清掃する際は、まず、フィルター3を空気清浄機1の後面キャビネット4Bから取り外す。フィルター枠8には、図6に示すように、フィルター周回を囲う矩形のフィルター枠8の一辺9が開く機構を設けている。このフィルター枠8の一辺9は、フィルターネット7を周回している連絡フィルター枠辺の片方と蝶番、もしくは上記一辺9を自在に開ける他の方法で接続され、その構造により、フィルターネット7をフィルター枠8から取り外すことが可能となる。フィルター3を空気清浄機1より取り外したあとで、フィルター枠8の一辺9を、図6に示すように開き、フィルターネット7をフィルター枠8より取り外し、フィルター枠8とフィルターネット7を別々の部品に分解する。
【0028】
図7は、フィルターネット7の斜視図である。図7に示すように、フィルター枠8から取り外したフィルターネット7はプリーツ状であり、プリーツ状のフィルターネット7の谷部(図4中の「10」)にほこりが詰まってしまうと、非常に清掃しにくい。本実施の形態では、フィルターネット7の両端を持ち、両側に引っ張ることで、フィルターネット7はプリーツ状から平面形状へと変形する。平面形状となったフィルターネット7に対して、掃除機をかけるなどして、ほこりを除去する。
【0029】
フィルターネット7清掃後は、フィルターネット7を平面形状からプリーツ状に形状変化させる。フィルターネット7の両端を持ち、中心へ押し込むようにフィルターネット7をプリーツ状へ変形させる。プリーツ状となった、フィルターネット7は、フィルター枠8に装着される。
【0030】
フィルターネット7とフィルター枠8とが一体となったフィルター3を空気清浄機1の後面キャビネット4Bに取り付け、清掃作業を終了する。
【0031】
次に、図7とともに図8〜図11を参照して、フィルター3の機構、構造を説明する。図8、図9は、各々、フィルターネット7の正面図、側面図である。図10は、フィルター枠8の正面図であり、図11は、図10におけるXI−XI断面図である。
【0032】
図8に示すように、フィルターネット7においては、フィルターシャフト11の先端に突起部分12が設けてある。
【0033】
また、図11に示すように、フィルター枠8には、コの字型の溝13が設けられている。フィルターネット7をフィルター枠8から取り外す場合、またフィルターネット7をフィルター枠8へ取り付ける場合には、この突起部分12をコの字型の溝13に嵌合させた上でスライドさせる。
【0034】
突起部分12およびコの字型溝13を設けることで、空気清浄機1の使用中に、フィルターネット7がフィルター枠8から外れることを防ぐことができる。また、フィルターネット7とフィルター枠8との分解、一体化をスムーズに行うことが可能となる。
【0035】
図9に示すように、フィルター3には、側面樹脂成型部分14が設けられている。側面樹脂成型部分14は、実際に空気清浄機1を使用する時に、プリーツ状のフィルターネット7の側面からのほこりの侵入を防ぐために設けてある。樹脂部分14を設けることで、空気清浄機1を使用する際に、空気の流入は図9中のX方向からのみ行われ、側面からは空気の流入がないような構造となる。
【0036】
次に図12、図13を参照しつつ、フィルター3のプリーツ状から平面形状への形状変化、平面形状からプリーツ状への形状変化について説明する。
【0037】
図12は、図7におけるフィルターネットシャフト先端部分15の拡大図である。また図13は、図7におけるフィルターネット頂点部分16の拡大図である。なお、図13は、フィルターネット7が平面形状である状態を示す。
【0038】
本実施の形態では、プリーツ状のフィルターネット7が平面形状へと形状変化し、さらに、平面形状のフィルターネット7がプリーツ状へと形状変化する。
【0039】
図12を参照して、フィルターネット7のネット部17A,17Bは、フィルターシャフト11と一体である。ネット部17A,17Bは、各々、フィルター枠縁部分18A,18Bとも一体である。
【0040】
従来のプリーツ状フィルターは、平面形状への変形は行なわれないため、隣り合うプリーツの山の枠縁部分18A,18Bは一体化されている。これに対し、本実施の形態におけるフィルター3では、プリーツ状から平面形状への形状変化を要するため、この部分は一体化されていない。本実施の形態では、枠縁部分18A,18Bがフィルターシャフト11に対して回動することにより、フィルターネット7が形状変化する。
【0041】
さらに、図12に示すように、フィルターネット7には、薄い樹脂部分(厚さ2mm程度)であるフィルター枠縁接合樹脂が設けられている。フィルター枠縁接合樹脂19は、湾曲することが可能である。フィルター枠縁接合樹脂19は、フィルター枠縁部分18A,18Bを互いに繋ぐ役割を担っている。フィルター枠縁接合樹脂19は、フィルターシャフト11の上面半分を覆う形で、フィルターシャフト11と繋がっている。
【0042】
フィルター枠縁接合樹脂19を薄い樹脂部分とすることにより、フィルターネット7の両端を左右方向に引っ張った時、フィルターがプリーツ状から平面上へと変形する機構が可能とされている。
【0043】
図13は、フィルターネット7をプリーツ状から平面形状へと変形させた状態を示す。フィルターネット7をプリーツ状から平面形状へと変形させるために、フィルターの両端を引っ張る。この時、フィルターネット7の側面に設けられた樹脂部分14A,14Bは、真ん中から図13中のY方向、Z方向へと分断される構造を有する。
【0044】
他方、フィルターネット7を平面形状からプリーツ状へと形状変化させた際には、樹脂部分14の分割された面どうしが当たるため、プリーツ状時の山々のピッチ間隔は一定を保つことが可能になる。
【0045】
フィルターネット7をプリーツ状から平面形状へと変形させた際、フィルターネット7のフィルター枠縁部分18A,18Bにおいて、フィルターがプリーツ状の際、山の頂点に相当する部分のフィルター枠頂点部分20は、フィルター枠縁接合薄樹脂19と同様に、厚さ2mm程度の薄い樹脂で繋がっている。フィルター枠頂点部分20を薄い樹脂で成形することで、フィルターネット7の形状変化を可能としている。
【0046】
なお、フィルターネット7をプリーツ状から平面形状へ形状変化させた際には、フィルター枠頂点部分20の端面同士が当接し、一定以上の平面形状への変化(反り返り等)を防ぐことが可能である。
【0047】
上述した内容について要約すると、次のとおりとなる。すなわち、本実施の形態に係るフィルターは、溝13を有するフィルター枠8と、溝13に嵌合する突起部分12を有し、該突起部分12を溝13に嵌合させることでフィルター枠8に取り付けられるプリーツ状のフィルターネット7とを備える。フィルターネット7は、フィルターシャフト11と、フィルターシャフト11と一体化された「第1ネット部」としてのネット部17Aおよび「第2ネット部」としてのネット部17Bと、ネット部17A,17Bと各々一体化された「第1枠縁部材」としてのフィルター枠縁18Aおよび「第2枠縁部材」としてのフィルター枠縁18Bとを含む。フィルター枠縁18A,18Bは、フィルターネット7をプリーツ状から平面状に変形させるとともに、平面状からプリーツ状に戻すことが可能となるように、各々、フィルターシャフト11に対して回動可能に設けられる。
【0048】
フィルターネット7は、フィルター枠縁18A,18Bに各々取り付けられた「第1側面部材」としての側面樹脂成型部分14Aおよび「第2側面部材」としての側面樹脂成型部分14Bを含む。フィルターネット7がプリーツ状とされたときには、側面樹脂成型部分14A,14Bが当接してフィルターネット7の形状が規定される。フィルターネット7がプリーツ状とされたときには、側面樹脂成型部分14A,14Bは、フィルターネット7の側部において、プリーツの山部に位置する隙間を閉じる。
【0049】
フィルターネット7は、プリーツの谷部に設けられ、フィルター枠縁18A,18Bとの間の隙間をシールする「シール部材」としてのフィルター枠縁接合樹脂19をさらに含む。フィルター枠縁接合樹脂19はシート状の樹脂部材で構成され、フィルターネット7の変形に追随可能である。同様のシール部材は、フィルター枠頂点部分20にも設けられる。
【0050】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0051】
1 空気清浄機、2 上面パネル、3 フィルター、4 ケーシング、4A 前面パネル、4B 後面キャビネット、5 把手部、6 表示部、7 フィルターネット、8 フィルター枠、9 フィルター枠の一辺、10 谷部、11 フィルターシャフト、12 突起部分、13 溝、14,14A,14B 側面樹脂成型部分、15 フィルターネットシャフト先端部分、16 フィルターネット頂点部分、17,17A,17B ネット部、18A,18B フィルター枠縁、19 フィルター枠縁接合樹脂、20 フィルター枠頂点部分。
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルターに関し、特に、プリーツ状に折り曲がるフィルターネット部を有するフィルターに関する。
【背景技術】
【0002】
空気調和機に用いられるフィルターとして、プリーツ状に折り曲げられたフィルターネット部と、フィルターネット部の周縁を囲むフィルター枠とを含むものが従来から知られている。
【0003】
このようなフィルターは、たとえば、特開2003−53116号公報(特許文献1)、特開2000−130835号公報(特許文献2)および特開2003−181223号公報(特許文献3)に示されている。
【0004】
また、特開2008−18132号公報(特許文献4)には、プリーツ状のフィルターを電気掃除機に取り付けることが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−53116号公報
【特許文献2】特開2000−130835号公報
【特許文献3】特開2003−181223号公報
【特許文献4】特開2008−18132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
プリーツ状のフィルターに埃等が溜まって掃除が必要なとき、プリーツの谷部では埃を取り除くのが容易でない場合がある。
【0007】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、掃除のしやすいフィルターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るフィルターは、溝部を有するフィルター枠と、溝部に嵌合する突起部を有し、該突起部を溝部に嵌合させることでフィルター枠に取り付けられるプリーツ状のフィルターネットとを備える。フィルターネットは、シャフトと、シャフトと一体化された第1ネット部および第2ネット部と、第1ネット部および第2ネット部と各々一体化された第1枠縁部材および第2枠縁部材とを含む。第1枠縁部材および第2枠縁部材は、フィルターネットをプリーツ状から平面状に変形させるとともに、平面状からプリーツ状に戻すことが可能となるように、各々、シャフトに対して回動可能に設けられる。
【0009】
1つの実施態様では、上記フィルターにおいて、フィルターネットは、第1枠縁部材および第2枠縁部材に各々取り付けられた第1側面部材および第2側面部材をさらに含む。フィルターネットがプリーツ状とされたときには、第1側面部材および第2側面部材が当接してフィルターネットの形状が規定される。フィルターネットがプリーツ状とされたときには、第1側面部材および第2側面部材は、フィルターネットの側部において、プリーツの山部に位置する隙間を閉じる。
【0010】
1つの実施態様では、上記フィルターにおいて、フィルターネットは、プリーツの山部または谷部に設けられ、第1枠縁部材と第2枠縁部材との間の隙間をシールするシール部材をさらに含む。
【0011】
1つの実施態様では、上記フィルターにおいて、シール部材はシート状の樹脂部材で構成され、フィルターネットの変形に追随可能である。
【0012】
1つの実施態様では、上記フィルターにおいて、フィルター枠は、溝部が設けられていない一辺を有し、フィルター枠における溝部が設けられていない一辺を開閉することにより、フィルターネットがフィルター枠に取り外し自在に取付けられる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、掃除のしやすいフィルターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の1つの実施の形態に係るフィルターが装着される空気清浄機の正面側斜視図である。
【図2】図1に示す空気清浄機の背面側斜視図である。
【図3】図1に示す空気清浄機の背面側分解斜視図である。
【図4】本発明の1つの実施の形態に係るフィルターの斜視図である。
【図5】図4に示すフィルターにおけるフィルター枠の斜視図である。
【図6】図5に示すフィルター枠の一辺を開いた上体を示す図である。
【図7】図4に示すフィルターにおけるフィルターネットの斜視図である。
【図8】図7に示すフィルターネットの正面図である。
【図9】図7に示すフィルターネットの側面図である。
【図10】図5、図6に示すフィルター枠の正面図である。
【図11】図10におけるXI−XI断面図である。
【図12】図7における「15」部の拡大図である。
【図13】図7における「16」部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
【0016】
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。
【0017】
図1は、本実施の形態に係るフィルターが装着される空気清浄機の正面側斜視図である。図2、図3は、各々、図1に示す空気清浄機の背面側斜視図、背面側分解斜視図である。
【0018】
図1〜図3を参照して、空気清浄機1の全体的な構成を説明する。空気清浄機は、備え付けの電気機器であり、上面パネル2と、フィルター3と、ケーシング4と、把手部5と、表示部6とを含む。本体ケーシング4は、前面パネル4Aと、後面キャビネット4Bとを含む。
【0019】
本体ケーシング4の上面には、上面パネル2が設けられている。上面パネル2には、運転スイッチや切り替えスイッチ、並びに各種操作ボタンを有する操作部と、表示部6とが設置されている。表示部6は、LEDを用いてなる複数個のランプにより、夫々の運転モードを示す。
【0020】
本体ケーシング4の側面には、把手部5が設けられている。把手部5は、空気清浄機1を持ち上げて搬送する際の利便性を考慮して設けられたものである。
【0021】
次に、図4(フィルター3の斜視図)を参照しつつ、本実施の形態に係るフィルターをどのように空気清浄機1で使用するのかを説明する。
【0022】
空気清浄機1は、フィルター3を通過させることで、吸込まれた空気から室内のほこりを集塵し、空気を浄化する構造である。
【0023】
図4に示すように、フィルター3は、フィルターネット7をフィルター枠8に装着した構造を有する。実際に空気清浄機1でフィルター3を使用する際は、フィルターネット7とフィルター枠8とが一体化した、図4に示す形状で使用する。なお、この時、フィルターネット7はプリーツ状に形成されている。フィルター3を空気清浄機1の後面キャビネット4Bに装着(図3参照)して使用する。
【0024】
空気清浄機1を所定時間以上使用すると、フィルター3にほこりが付着し、フィルター3を清掃する必要が生じる。その際、空気清浄機1の後面キャビネット4Bからフィルター3を取り外す。ほこりの付着量が少ない場合には、フィルター3を空気清浄機1に取り付けたまま、掃除機等でほこりを吸込む方法もある。
【0025】
プリーツ状の谷部にほこりが詰まってしまい、掃除機等ではなかなかほこりを除去できない場合は、フィルター3を空気清浄機1から取り外し、フィルター3の清掃を行なう。
【0026】
次に、図5および図6を参照しつつ、フィルター3をどのように清掃するかを説明する。
【0027】
図5は、フィルター枠8の斜視図である。フィルター3を清掃する際は、まず、フィルター3を空気清浄機1の後面キャビネット4Bから取り外す。フィルター枠8には、図6に示すように、フィルター周回を囲う矩形のフィルター枠8の一辺9が開く機構を設けている。このフィルター枠8の一辺9は、フィルターネット7を周回している連絡フィルター枠辺の片方と蝶番、もしくは上記一辺9を自在に開ける他の方法で接続され、その構造により、フィルターネット7をフィルター枠8から取り外すことが可能となる。フィルター3を空気清浄機1より取り外したあとで、フィルター枠8の一辺9を、図6に示すように開き、フィルターネット7をフィルター枠8より取り外し、フィルター枠8とフィルターネット7を別々の部品に分解する。
【0028】
図7は、フィルターネット7の斜視図である。図7に示すように、フィルター枠8から取り外したフィルターネット7はプリーツ状であり、プリーツ状のフィルターネット7の谷部(図4中の「10」)にほこりが詰まってしまうと、非常に清掃しにくい。本実施の形態では、フィルターネット7の両端を持ち、両側に引っ張ることで、フィルターネット7はプリーツ状から平面形状へと変形する。平面形状となったフィルターネット7に対して、掃除機をかけるなどして、ほこりを除去する。
【0029】
フィルターネット7清掃後は、フィルターネット7を平面形状からプリーツ状に形状変化させる。フィルターネット7の両端を持ち、中心へ押し込むようにフィルターネット7をプリーツ状へ変形させる。プリーツ状となった、フィルターネット7は、フィルター枠8に装着される。
【0030】
フィルターネット7とフィルター枠8とが一体となったフィルター3を空気清浄機1の後面キャビネット4Bに取り付け、清掃作業を終了する。
【0031】
次に、図7とともに図8〜図11を参照して、フィルター3の機構、構造を説明する。図8、図9は、各々、フィルターネット7の正面図、側面図である。図10は、フィルター枠8の正面図であり、図11は、図10におけるXI−XI断面図である。
【0032】
図8に示すように、フィルターネット7においては、フィルターシャフト11の先端に突起部分12が設けてある。
【0033】
また、図11に示すように、フィルター枠8には、コの字型の溝13が設けられている。フィルターネット7をフィルター枠8から取り外す場合、またフィルターネット7をフィルター枠8へ取り付ける場合には、この突起部分12をコの字型の溝13に嵌合させた上でスライドさせる。
【0034】
突起部分12およびコの字型溝13を設けることで、空気清浄機1の使用中に、フィルターネット7がフィルター枠8から外れることを防ぐことができる。また、フィルターネット7とフィルター枠8との分解、一体化をスムーズに行うことが可能となる。
【0035】
図9に示すように、フィルター3には、側面樹脂成型部分14が設けられている。側面樹脂成型部分14は、実際に空気清浄機1を使用する時に、プリーツ状のフィルターネット7の側面からのほこりの侵入を防ぐために設けてある。樹脂部分14を設けることで、空気清浄機1を使用する際に、空気の流入は図9中のX方向からのみ行われ、側面からは空気の流入がないような構造となる。
【0036】
次に図12、図13を参照しつつ、フィルター3のプリーツ状から平面形状への形状変化、平面形状からプリーツ状への形状変化について説明する。
【0037】
図12は、図7におけるフィルターネットシャフト先端部分15の拡大図である。また図13は、図7におけるフィルターネット頂点部分16の拡大図である。なお、図13は、フィルターネット7が平面形状である状態を示す。
【0038】
本実施の形態では、プリーツ状のフィルターネット7が平面形状へと形状変化し、さらに、平面形状のフィルターネット7がプリーツ状へと形状変化する。
【0039】
図12を参照して、フィルターネット7のネット部17A,17Bは、フィルターシャフト11と一体である。ネット部17A,17Bは、各々、フィルター枠縁部分18A,18Bとも一体である。
【0040】
従来のプリーツ状フィルターは、平面形状への変形は行なわれないため、隣り合うプリーツの山の枠縁部分18A,18Bは一体化されている。これに対し、本実施の形態におけるフィルター3では、プリーツ状から平面形状への形状変化を要するため、この部分は一体化されていない。本実施の形態では、枠縁部分18A,18Bがフィルターシャフト11に対して回動することにより、フィルターネット7が形状変化する。
【0041】
さらに、図12に示すように、フィルターネット7には、薄い樹脂部分(厚さ2mm程度)であるフィルター枠縁接合樹脂が設けられている。フィルター枠縁接合樹脂19は、湾曲することが可能である。フィルター枠縁接合樹脂19は、フィルター枠縁部分18A,18Bを互いに繋ぐ役割を担っている。フィルター枠縁接合樹脂19は、フィルターシャフト11の上面半分を覆う形で、フィルターシャフト11と繋がっている。
【0042】
フィルター枠縁接合樹脂19を薄い樹脂部分とすることにより、フィルターネット7の両端を左右方向に引っ張った時、フィルターがプリーツ状から平面上へと変形する機構が可能とされている。
【0043】
図13は、フィルターネット7をプリーツ状から平面形状へと変形させた状態を示す。フィルターネット7をプリーツ状から平面形状へと変形させるために、フィルターの両端を引っ張る。この時、フィルターネット7の側面に設けられた樹脂部分14A,14Bは、真ん中から図13中のY方向、Z方向へと分断される構造を有する。
【0044】
他方、フィルターネット7を平面形状からプリーツ状へと形状変化させた際には、樹脂部分14の分割された面どうしが当たるため、プリーツ状時の山々のピッチ間隔は一定を保つことが可能になる。
【0045】
フィルターネット7をプリーツ状から平面形状へと変形させた際、フィルターネット7のフィルター枠縁部分18A,18Bにおいて、フィルターがプリーツ状の際、山の頂点に相当する部分のフィルター枠頂点部分20は、フィルター枠縁接合薄樹脂19と同様に、厚さ2mm程度の薄い樹脂で繋がっている。フィルター枠頂点部分20を薄い樹脂で成形することで、フィルターネット7の形状変化を可能としている。
【0046】
なお、フィルターネット7をプリーツ状から平面形状へ形状変化させた際には、フィルター枠頂点部分20の端面同士が当接し、一定以上の平面形状への変化(反り返り等)を防ぐことが可能である。
【0047】
上述した内容について要約すると、次のとおりとなる。すなわち、本実施の形態に係るフィルターは、溝13を有するフィルター枠8と、溝13に嵌合する突起部分12を有し、該突起部分12を溝13に嵌合させることでフィルター枠8に取り付けられるプリーツ状のフィルターネット7とを備える。フィルターネット7は、フィルターシャフト11と、フィルターシャフト11と一体化された「第1ネット部」としてのネット部17Aおよび「第2ネット部」としてのネット部17Bと、ネット部17A,17Bと各々一体化された「第1枠縁部材」としてのフィルター枠縁18Aおよび「第2枠縁部材」としてのフィルター枠縁18Bとを含む。フィルター枠縁18A,18Bは、フィルターネット7をプリーツ状から平面状に変形させるとともに、平面状からプリーツ状に戻すことが可能となるように、各々、フィルターシャフト11に対して回動可能に設けられる。
【0048】
フィルターネット7は、フィルター枠縁18A,18Bに各々取り付けられた「第1側面部材」としての側面樹脂成型部分14Aおよび「第2側面部材」としての側面樹脂成型部分14Bを含む。フィルターネット7がプリーツ状とされたときには、側面樹脂成型部分14A,14Bが当接してフィルターネット7の形状が規定される。フィルターネット7がプリーツ状とされたときには、側面樹脂成型部分14A,14Bは、フィルターネット7の側部において、プリーツの山部に位置する隙間を閉じる。
【0049】
フィルターネット7は、プリーツの谷部に設けられ、フィルター枠縁18A,18Bとの間の隙間をシールする「シール部材」としてのフィルター枠縁接合樹脂19をさらに含む。フィルター枠縁接合樹脂19はシート状の樹脂部材で構成され、フィルターネット7の変形に追随可能である。同様のシール部材は、フィルター枠頂点部分20にも設けられる。
【0050】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0051】
1 空気清浄機、2 上面パネル、3 フィルター、4 ケーシング、4A 前面パネル、4B 後面キャビネット、5 把手部、6 表示部、7 フィルターネット、8 フィルター枠、9 フィルター枠の一辺、10 谷部、11 フィルターシャフト、12 突起部分、13 溝、14,14A,14B 側面樹脂成型部分、15 フィルターネットシャフト先端部分、16 フィルターネット頂点部分、17,17A,17B ネット部、18A,18B フィルター枠縁、19 フィルター枠縁接合樹脂、20 フィルター枠頂点部分。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
溝部を有するフィルター枠と、
前記溝部に嵌合する突起部を有し、該突起部を前記溝部に嵌合させることで前記フィルター枠に取り付けられるプリーツ状のフィルターネットとを備え、
前記フィルターネットは、
シャフトと、
前記シャフトと一体化された第1ネット部および第2ネット部と、
前記第1ネット部および前記第2ネット部と各々一体化された第1枠縁部材および第2枠縁部材とを含み、
前記第1枠縁部材および前記第2枠縁部材は、前記フィルターネットをプリーツ状から平面状に変形させるとともに、平面状からプリーツ状に戻すことが可能となるように、各々、前記シャフトに対して回動可能に設けられる、フィルター。
【請求項2】
前記フィルターネットは、前記第1枠縁部材および前記第2枠縁部材に各々取り付けられた第1側面部材および第2側面部材をさらに含み、
前記フィルターネットがプリーツ状とされたときには、前記第1側面部材および前記第2側面部材が当接して前記フィルターネットの形状が規定され、
前記フィルターネットがプリーツ状とされたときには、前記第1側面部材および前記第2側面部材は、前記フィルターネットの側部において、プリーツの山部に位置する隙間を閉じる、請求項1に記載のフィルター。
【請求項3】
前記フィルターネットは、プリーツの山部または谷部に設けられ、前記第1枠縁部材と前記第2枠縁部材との間の隙間をシールするシール部材をさらに含む、請求項1または請求項2に記載のフィルター。
【請求項4】
前記シール部材はシート状の樹脂部材で構成され、前記フィルターネットの変形に追随可能である、請求項3に記載のフィルター。
【請求項5】
前記フィルター枠は、前記溝部が設けられていない一辺を有し、
前記フィルター枠における前記溝部が設けられていない一辺を開閉することにより、前記フィルターネットが前記フィルター枠に取り外し自在に取付けられる、請求項1から請求項4のいずれかに記載のフィルター。
【請求項1】
溝部を有するフィルター枠と、
前記溝部に嵌合する突起部を有し、該突起部を前記溝部に嵌合させることで前記フィルター枠に取り付けられるプリーツ状のフィルターネットとを備え、
前記フィルターネットは、
シャフトと、
前記シャフトと一体化された第1ネット部および第2ネット部と、
前記第1ネット部および前記第2ネット部と各々一体化された第1枠縁部材および第2枠縁部材とを含み、
前記第1枠縁部材および前記第2枠縁部材は、前記フィルターネットをプリーツ状から平面状に変形させるとともに、平面状からプリーツ状に戻すことが可能となるように、各々、前記シャフトに対して回動可能に設けられる、フィルター。
【請求項2】
前記フィルターネットは、前記第1枠縁部材および前記第2枠縁部材に各々取り付けられた第1側面部材および第2側面部材をさらに含み、
前記フィルターネットがプリーツ状とされたときには、前記第1側面部材および前記第2側面部材が当接して前記フィルターネットの形状が規定され、
前記フィルターネットがプリーツ状とされたときには、前記第1側面部材および前記第2側面部材は、前記フィルターネットの側部において、プリーツの山部に位置する隙間を閉じる、請求項1に記載のフィルター。
【請求項3】
前記フィルターネットは、プリーツの山部または谷部に設けられ、前記第1枠縁部材と前記第2枠縁部材との間の隙間をシールするシール部材をさらに含む、請求項1または請求項2に記載のフィルター。
【請求項4】
前記シール部材はシート状の樹脂部材で構成され、前記フィルターネットの変形に追随可能である、請求項3に記載のフィルター。
【請求項5】
前記フィルター枠は、前記溝部が設けられていない一辺を有し、
前記フィルター枠における前記溝部が設けられていない一辺を開閉することにより、前記フィルターネットが前記フィルター枠に取り外し自在に取付けられる、請求項1から請求項4のいずれかに記載のフィルター。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−148259(P2012−148259A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−10980(P2011−10980)
【出願日】平成23年1月21日(2011.1.21)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年1月21日(2011.1.21)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】
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