説明

フィルム製品またはストリップ製品の使用を支援するための位置付け特徴部

【課題】フィルム状製品またはストリップ状製品の特徴部を区別または識別する位置付け特徴部が設けられた製品を提供する。
【解決手段】フィルム製品またはストリップ製品に、ユーザがフィルム製品またはストリップ製品の1つ以上の特徴部の区別または識別あるいは確認するのを支援するように形成された位置付け特徴部が設けられる。位置付け特徴部を用いて、その所望の特徴部の識別において、フィルム製品の適切なまたは所望の使用を容易化することができる。一実施形態では、位置付け特徴部は、フィルム製品またはストリップ製品の適切な方向付けおよび/または位置付けおよび/または適用を支援するように、構成される。フィルム製品またはストリップ製品は、所望の治療部位に治療効果を提供することができ、かつ、治療部位への適用前の配向および/または治療部位に対する配向を要求してもよい。

【発明の詳細な説明】
【開示の内容】
【0001】
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、同時係属中の米国特許出願第11/086,517号(出願日:2005年3月22日)の一部継続出願であり、同出願の先行出願日の恩恵を主張する。同出願は、米国特許出願第11/030,846号(出願日:2005年1月7日)の一部継続出願であり、先行出願日の恩恵を主張する。同出願は、米国特許出願第10/792,362号(出願日:2004年3月3日)の一部継続出願であり、先行出願日の恩恵を主張する。これらの出願は全て、これにより、全体が参照により本明細書に組み入れられる。
【0002】
〔発明の分野〕
本発明は、フィルム状製品またはストリップ状製品の位置付け特徴部に関する。位置付け特徴部は、フィルム状製品またはストリップ状製品の特徴部を区別または識別するために設けられる。より詳細には、本発明は、選択された身体領域において治療効果をもたらすように構成されたフィルム状製品またはストリップ状製品の方向付けおよび/または位置付けおよび/または適用を行う際にユーザを支援する位置付け特徴部に関する。さらに詳細には、本発明のフィルム状製品またはストリップ状製品は、このような身体領域の治療のために、前記所望の身体領域に送達するための活性剤を搬送することができる。
【0003】
〔発明の背景〕
ストリップ、フィルム、パッチなどを含む、局所的に適用される多様な製品が、当該技術において公知である。このような製品は、保護剤フィルムが推奨される場合あるいは薬剤または医薬品の保持が望まれる場合には、特に有用である。
【0004】
フィルム保護剤は、創傷または表面開口部が存在しており当該創傷または表面開口部を保護しなければならない状況において、特に望ましい。あるいは、適用領域(例えば、経皮適用部)をすすぐことまたは拭くことにより薬剤または医薬品が容易に除去されてしまう場合には、薬剤または医薬品を機械的に保持することが特に望ましい。
【0005】
極最近では、ストリップ状製品またはフィルム状製品は、口部ケア分野において取り戻された人気を享受しており、特に、歯漂白分野ならびに薬剤および医薬品の口部経皮的送達分野において、特に注目されている。
【0006】
多様なストリップ状製品またはフィルム状製品が開示されているものの、身体の敏感な部分にこのような異物を取り付けることに一般に結びついた不便さまたは不快感を低減する、向上したフィルムまたはフィルム状組成物がまだ必要とされている。また、使用および適用がより容易な向上したフィルムまたはフィルム状組成物がいまだに必要とされている。
【0007】
例えば、上記したフィルム製品またはストリップ製品に関して認められる1つの不利な点は、局所的活性剤または全身性活性剤の送達後にフィルム製品またはストリップ製品を剥離するか、または別の方法で除去および廃棄することが最終的に必要になることに関連している。
【0008】
関連する不利な点は、治療が完了するまで所望領域にフィルム製品またはストリップ製品を保持するために、典型的には接着材料が必要になることである。このような接着材料は、治療部位に残留物を残す場合がある。その上、接着材料が設けられた場合には、堆積物が堆積することから接着材料を保護し、フィルム製品またはストリップ製品が誤った物体または製品そのものに接着するのを防止するために、一般的には、解除可能な支持ストリップも設けられる。このような解除可能な支持ストリップは、活性剤を送達するためにフィルム製品またはストリップ製品を所望の身体領域に接着できるように剥離される必要があり、これにより、1つの要素を除去し、廃棄する必要性、および、フィルム製品またはストリップ製品が自身に付着することを防止する必要性などのさらなる不便が加えられる。
【0009】
親米国特許出願11/086,517号、親米国特許出願11/030,846号および親米国特許出願10/792,362号(これらの「親出願」全体が参照により本明細書に組み入れられる)の発明者らは、選択された不水溶性ポリマーと、可塑剤、不水溶性粒子またはそれらの混合物からなる群から選択された崩壊促進剤とを含むフィルム組成物を用いると、その成分によって優れた保護特性および向上した崩壊特性を有するフィルム組成物が得られるため、「剥離」に関連する問題を解決する1つの方法が得られることを発見した。このようなフィルム組成物により、製品の使用および所望の身体領域への製品の適用を容易にし、全身性または局所的活性剤などの活性剤を所望の身体領域に送達するフィルム製品を形成することもできる。
【0010】
前記親出願において開示されたフィルム製品は、フィルムにより、異質な物質、化学物質または活性剤がフィルムの一端から他端へと移動することが防止されるような、保護特性を有していてもよい。付加的または代替的には、これらの開示されたフィルム製品は、水性環境において、制御された(あるいは延長または延期された)崩壊特性または分解特性を有していてもよい。例えば、このフィルム製品は、局所的活性剤または全身性活性剤を送達した後、所定時間内に溶解してもよい。
【0011】
しかしながら、このようなフィルム製品を形成する際、解除可能な支持ストリップが必要なくなるように、乾燥接着層を設けることが可能である。そのため、活性剤を有する表面と、活性剤を含まずかつ/または活性剤を送達することができない反対側表面とを容易に識別することができない場合がある。このような場合、フィルム製品の適用または使用の容易性に影響を与えることなく、活性剤を支持する表面と、不活性表面とを区別することが望ましい。容易に相互識別できない機能的に異なる表面を備えた他の種類のフィルム製品が入手可能であるが、正しい表面の使用および適用に関連する同様の不便を伴う点が理解されるであろう。
【0012】
〔発明の要旨〕
本発明の原理により、位置付け特徴部が、フィルム製品またはストリップ製品上に設けられ(本明細書中、以下、簡潔にするため、単に「フィルム製品(単数または複数)」と呼ぶが、このような用語に限定されない)、これにより、前記フィルム製品の特徴部を区別または識別することを支援する。フィルム製品の特徴部の区別は、フィルム製品の方向付けを容易にすることを含む、(ただし、これらに限定されない)多様な目的において、有用である。フィルム製品の特定の方向付けは、フィルム製品によって所望の身体領域へ搬送される活性剤の適切な適用および/または送達などに必要な場合がある。
【0013】
本発明の一局面によれば、フィルム製品は、その一表面のみが活性剤を送達または適用するように構成されているか、または、一側面が1つの活性剤を送達し、かつその反対側の側面が、第1の活性剤とは性質および機能が異なる第2の活性剤を必要に応じて送達するように、形成されていてもよい。そのため、位置付け特徴部は、治療部位に適用するのに適切なまたは適した表面をユーザに示すために設けられ、これにより、前記活性剤をこのような部位に送達することができる。
【0014】
位置付け特徴部は、フィルム製品の特徴部を識別するという位置付け特徴部の目的、例えば、フィルム製品を方向付けするという目的を達成することが可能な任意の所望の形態でよい。例えば、形状またはテクスチャまたは視覚的特徴部における不規則性をフィルム製品に沿って設けてよい。フィルム製品が正中線を中心として対称である場合、位置付け特徴部を正中線からずらした位置に設け、フィルム製品の複数表面を相互に識別することが可能となる。
【0015】
本発明の上記の特徴および他の特徴ならびに利点が、以下の本発明の詳細な説明および特許請求の範囲に記載された本発明の範囲から容易に明らかである。
【0016】
〔発明の詳細な説明〕
以下の詳細な説明は、添付図面と共に参照すれば、より深く理解される。図面中、類似の参照符号は、類似の要素を示す。
【0017】
本発明の原理に従って、インジケータまたは位置付け特徴部(本明細書中、以下、便宜上「位置付け特徴部」と呼ぶが、このような用語に限定されない)が、製品に設けられ、この製品は、所望の治療部位または身体領域(本明細書中、以下便宜上「治療部位」と呼ぶが、このような用語に限定されない)に取り付けられる。詳細には、本発明の原理に従って形成された位置付け特徴部は、ユーザが前記フィルム製品の特徴部を区別または識別することを支援するように、特に構成されている。このような位置付け特徴部の別の目的は、製品がその所望の治療機能を効果的に果たすことができるように、ユーザが製品を方向付けすることを支援することであり得る。このような位置付け特徴部は、特定の様式で適切に位置付けまたは方向付けしないとその所望の機能を果たすことができない製品において、不可欠ではないが、特に重要である。しかし、このような位置付け特徴部は、製品の適切な機能にとって本質的ではない場合においてさえも、有用である。本明細書中、本発明の位置付け特徴部を用いた製品を便宜上「フィルム製品」と呼び、このような用語は、フィルムだけではなく、ストリップ、パッチ、パッド、層、ウェーハなども含むように広義に用いられ、必ずしもフィルム状特性に限定して理解すべきではない。
【0018】
本発明によって改変されたフィルム製品の一般的な機能は、多様な様式のうちの任意の様式で、選択された治療部位において治療的機能を果たすことである。治療的機能は、バリア機能の提供(例えば、汚染または損傷から保護するための部位の被覆、例えば、包帯の使用による保護)、または、全身的な(例えば、薬物の経皮的送達)または局所的な(例えば、歯への漂白剤の適用または抗生物質または鎮痛剤の皮膚創傷部への適用)活性剤の送達(ただし、これらに限定されない)を含む。前記フィルム製品そのものは、特定の方向に位置付けられた後に治療部位に適用しなければならない場合もあるし、あるいは、治療部位に対して特定方向に適用しなければならない場合もある。
【0019】
本発明のフィルム製品は、前記親出願の発明の本質的要素および限定、ならびに、当該技術において公知の任意の望ましい追加的または代替的またはオプション成分、コンポーネントまたは限定を含むか、これらからなるか、または、これらから本質的になることができる。本発明によって改変された例示的フィルム製品が、前記親出願中開示される。これらの開示されたフィルム(単層、2層または多層状フィルムのいずれか)は、バリア特性および制御された崩壊特性を有する。前記親出願中で開示されたフィルムは詳細には、歯、口腔粘膜または皮膚または口腔の他の患部に適用されるように形成され、口部流体または他の水性媒体の存在下で経時分解される。これらの物質によって対処可能な口部状態の例は、歯における1つ以上の外観および構造上の変更、ホワイトニング、ステイン漂白、ステイン除去、歯垢除去、歯石除去、虫歯の予防および治療、歯茎の炎症および/または出血、粘膜創傷、外傷、潰瘍、アフタ性潰瘍、口辺ヘルペス、膿歯、歯痛および/または歯肉痛、歯過敏症(例えば、温度変化に対する過敏症)、ならびに前記条件および他の原因(例えば、細菌増殖)に起因する口臭の除去(ただし、これらに限定されない)を含む。さらに、開示されたフィルムは、一般的に口唇および皮膚の創傷、外傷、潰瘍、口辺ヘルペスなどの治療および/または予防に有用であり得る。しかし、本発明の原理に従って形成された位置付け特徴部は、単に前記親出願に開示されたもの以外のフィルム製品にも適用可能であることが理解される。さらに、本発明の原理は、特定の治療されるべき状態に限定されない。本発明の位置付け特徴部は、口部または皮膚あるいは浸透性またはその他の様式に関わらず、多様な状態のうちのいずれの治療におけるフィルム製品の効果的使用において有用である。
【0020】
本発明によって改変されるフィルム製品は、所望の多様な機能(例えば、治療的機能(ただし、これらに限定されない))のうちの任意の機能を提供するように、形成することができる。典型的な治療的機能としては、例えば治療部位への活性剤の塗布/送達を行うことによって当該治療部位に影響を与える機能がある。多様な局所的および浸透性活性剤を本発明のフィルム製品(例えば、前記親出願中で開示されたもの)中で採用することができる。本明細書中において用いられるような「局所的活性剤または全身性活性剤」という用語は、治療薬、予防薬および化粧品活性物質またはその組成物(ただし、これらに限定されない)を含み、当該技術において公知の活性剤を全て含む。簡潔さのため、(本明細書中において参考のため援用した)前記親出願において、本発明において使用可能な例示的口部ケア活性剤(oral care actives)および他の不活性剤(例えば、口腔内外での使用に適した局所的活性剤およびそのレベル)を参照する。
【0021】
本発明において用いられるフィルム製品に提供されてもよい局所的または全身性活性剤は、前記フィルム製品の表面上に堆積させることができる。例えば、前記フィルム製品表面上に層としてゲルを堆積させることができる。あるいは、ゲルを前記フィルム製品中に吸収させてもよいし、または、フィルム材料の大部分に浸透させてもよいし、または、多層フィルムの層間に堆積させてもよい。
【0022】
フィルム材料の表面上に物質を堆積させる方法が公知であり、印刷(例えば、シルクスクリーン印刷)、浸透ローラ間の移動、投薬、ポンプおよびノズル、噴霧、ディッピングなど(ただし、これらに限定されない)を含む。フィルム材料の大部分に物質を浸透させる方法も公知であり、物質をストリップ材料中に混和させた後ストリップを形成する方法、または、物質をストリップ中に浸透させる条件下でストリップを物質に露出させる方法(ただし、これらに限定されない)を含む。あるいは、フィルム材料の一例として、発泡材料(詳細には、オープンセル発泡材料)があり、発泡材料のセル中に物質を導入することにより、物質をストリップ材料中に浸透させることができる。
【0023】
前記親出願に記載のように、開示されたフィルムは、1つ以上の視認可能な印(symbol)(例えば、文章記載物、登録商標、社名ロゴ、色付き領域、または整合特徴部、例えば、視認可能な線またはノッチ)でマーク付けすることで、デバイスを歯に塗布する際に適切な整合が得られるようユーザを支援することができる。このような整合特徴部は、例えば、製品を歯に適用する際にどの製品配置が「上方向」なのかをユーザに示す印、一対の製品のうちどちらが上の歯用でどちらが下の歯用なのかをユーザに示す印、または、一対の互いに反対側を向く側面のうちのどちらが活性剤または特定の活性剤を含むのかをユーザに示す印を含んでいてもよい。このようにして、製品を、視覚的により魅力的に、かつ/またはより使用し易く、かつ/またはより効果的にすることができる。
【0024】
このような印(単数または複数)は、吸収性材料層が取り付けられた表面と反対側の塑性変形可能な材料の表面に従来の印刷処理またはエンボス加工処理(例えば、シルクスクリーン印刷、インクジェット印刷など)により、付けることができる。このような視認可能な印をこの表面に付けると、例えば印を保護するために、必要に応じて印にカバー層を取り付けることができる。このカバー層を透明または半透明にして、視認可能な印がカバー層を通して見えるようにしてもよい。必要に応じて、フィルムと接触しているカバー層の材料を押圧(例えば、圧延)することにより、このようなカバー層を前記フィルムに付加することができる。
【0025】
本発明は、前記親出願で開示されているような整合または位置付け特徴部の提供を明瞭かつ精巧にする。前記位置付け特徴部は好適には、前記ユーザが前記フィルム製品の特徴部を区別または識別するのを支援するように形成および/または配置され、これにより、前記フィルム製品を効果的に使用することができる。例えば、前記フィルム製品の特徴を特定するための位置付け特徴部を使用すると、フィルム製品の位置付けを支援することができ、これにより、例えば、治療部位への適用から独立して、かつ適用前に、または治療部位への適用時に、治療部位に対してフィルム製品を方向付けることにより、その所望の効果または機能を達成することができる。本発明の原理による位置付け特徴部の使用により、他の機能を果たす、または達成することもでき、本発明の範囲は、フィルム製品の特定機能または上述した位置付け特徴部の例示的方向付け機能によって限定されない。
【0026】
図面を参照して、例示的フィルム製品100、200、300、400、500および600が各例示的位置付け特徴部110、210、310、410、510および610と共に図1〜図6に図示されている。以下の説明において、図1〜図6の実施形態中と同様の要素またはコンポーネント(ただし、同一特徴部は必ずしも持っていない)については、図面中の番号を100だけ増加させた数字によって同一参照符号で示し、冗長な説明を避けることとする。フィルム製品は任意の所望の形状または構造にしてよく、また、任意の所望の材料または組成物で構成可能である点が理解される。よって、図1〜図4に示す例示的フィルム製品100、200、300および400は矩形形状であるが、本発明の原理は、任意の他の所望の形状、例えば、丸形、四角形、三角形、台形、不規則形状のフィルム製品に適用可能であることが理解される。例えば、図5のフィルム製品500のようにフィルム製品を曲線状側部と共に形成してもよい。
【0027】
本発明の原理に従ってフィルム製品上に設けられる位置付け特徴部は、フィルム製品の適切な使用および/または適用および/または機能発揮のためにフィルム製品の特徴部または側面を識別または区別するための所望の目的を達成する任意の所望の形状または形態であってよいことが、さらに理解される。例えば、前記位置付け特徴部は好適には、ユーザに対面している面および治療部位に対面している面を特定することなどによってフィルム製品自体の特定の方向を特定するために、提供されてもよい。代替的または付加的に、前記位置付け特徴部は、単に治療部位においてかつ/または治療部位に対して整合させる目的のために、提供されてもよい。前記位置付け特徴部を設ける様式(例えば、形態または位置)は、図1〜図6の例示的な実施形態に限定する必要はない。その代わりに、前記フィルム製品の特徴または態様を識別または区別するという位置付け特徴部の基本的機能を、前記位置付け特徴部の正確な形態を限定することなく、達成することができることが理解されるであろう。
【0028】
図1〜図6の例示的実施形態を参照して、本発明の原理に従って形成された位置付け特徴部は、機械的/構造的識別子、表面上の視覚的インジケータ、または表面上のテクスチャ特徴部を含む(ただし、これらに限定されない)多様な様式のうちの任意の様式で形成されてよい。フィルム製品の所望の操作および/または方向付けにおよび/または一般的使用のためにフィルム製品に関する十分な情報を一意的に特定できる形状、切抜き部、図、色、ホログラム、マーク、単語、テクスチャまたは他のしるしを備えるように前記フィルム製品を成形またはマーク付けすることにより、前記フィルム製品に位置付け特徴部を設けることができる。前記位置付け特徴部の種類およびその位置は、前記位置付け特徴部が持っている特徴部識別機能および指示機能を示し得る。
【0029】
本発明の原理による位置付け特徴部の1つの単純な実施形態は、機械的または構造的識別子(本明細書中、以下、便宜上単に「機械的識別子」と呼ぶが、このような用語に限定されない)(例えば、図1〜図5の位置付け特徴部110、210、310、410、510)である。位置付け特徴部110、210、310、410、510は、フィルム製品100、200、300、400、500の構造を機械的に変更することにより形成される。例えば、図1および図2中のようにフィルム製品の縁に沿って不規則性を形成してもよいし、または、図3〜図5中のように切抜き部が、フィルム製品の縁から間隔を置いてフィルム製品を通って形成されてもよい。より詳細には、前記フィルム製品の縁に沿った不規則性は、例えば、ノッチ110(図1)または切断角隅部210(図2)などの任意の所望の形状に形成してよい。同様に、切抜き部を任意の所望の形状、例えば、丸孔310、510(図3および図5)または別の形状の孔、例えば、L字形状の孔410(図4)などの非対称形状に形成してもよい。
【0030】
その本質により機械的識別子の形態をした位置付け特徴部は、治療部位に対するフィルム製品の方向性を示すことができる。しかし、単純な機械的識別子は、フィルム製品そのものの表面の方向を必ずしも断定的に示すことができない。これは、このようなインジケータが機械的な識別子として存在することのみでは、ユーザが少なくともフィルム製品の特定の特徴部を区別することができるだけの十分なデータを提供しない場合があるからである。例えば、フィルム製品が対称軸を中心として対称である場合、このような対称軸に沿って位置付けられた機械的識別子(特に、それ自体もこのような対称軸を中心として対称な機械的識別子)は、必ずしもフィルム製品の互いに反対側を向く表面を互いに区別できるように機能することができない。別の例として、丸形フィルム製品の位置付け特徴部として設けられた丸孔は、フィルム製品の互いに反対側を向く表面を区別するための十分な情報を必ずしも提供しないであろう。
【0031】
機械的識別子の形態の位置付け特徴部により、フィルム製品の表面をより断定的に区別できるようにするための1つの方法は、機械的識別子をフィルム製品自体の容易に特定可能な位置に配置することである。一般的に、機械的識別子のフィルム製品の表面を識別する能力は、フィルム製品の形状上の機械的識別子の位置の基準選択により、容易になる。1つの有用な原理は、機械的識別子を任意の対称軸およびすべての対称軸からずらして配置することである。上述したように、機械的識別子をフィルム製品の対称軸に沿って設けた場合、不可能ではないにしろ、フィルム製品の互いに反対側を向く表面を区別するのは困難である。別の有用な原理は、機械的識別子の形状を、機械的識別子が設けられたフィルム製品の方向のさらなるインジケータとして機能させることができることである。このような原理は、以下に説明するような図1〜図4の例示的実施形態を参照すればより深く理解される。
【0032】
例示的フィルム製品100、200、300および400は、水平中央軸および垂直中央軸を中心として対称な形状を有する。したがって、位置付け特徴部110、210、310および410を水平および垂直中央軸双方からずらした機械的識別子の形態で配置し、機械的識別子を、フィルム製品の対称側面を区別するように機能させることができると望ましい。ここで、この原理を示す図1のフィルム製品100を参照する。フィルム製品100は、2対の対向する縁、すなわち、対向する縁112および114(これらはそれぞれ、図1のフィルム製品100の方向に従った上縁および底縁である)と、対向する縁116および118(これらはそれぞれ、図1のフィルム製品100の方向に従った左縁および右縁)とを有する。位置付け特徴部110は、中央垂直軸Vからずれた位置に上縁112に沿って形成される。換言すれば、位置付け特徴部110は、上縁112の長さに沿った中点に配置されない。さらに、上縁112は本質的に縁であるため、中央水平軸Hからずれており、位置付け特徴部110も、上縁112に沿って設けられた場合には必然的に中央水平軸Hから同様にずれている。したがって、ユーザは、フィルム製品100を見た際に、位置付け特徴部110がフィルム製品100の上縁112の右側にある場合には、図1に示される表面120がその時点では前記ユーザに面している表面であることを確信することができる。ページの平面内のフィルム製品100が回転しても、このような明確な位置指示能力は変化しない。例えば、位置付け特徴部110がその左側上の底縁と思われる部分に沿って配置されている場合、表面120がユーザに面していることも明らかである。それと対照的に、位置付け特徴部110が上縁112の左側に現われる場合、表面120の反対側の表面がユーザに面していることがユーザに明確に分かる。
【0033】
それと対照的に、図5の例示的フィルム製品500は、1つの対称軸(垂直中央軸V)のみを中心として対称なフィルム製品を示す。フィルム製品500の非対称側部は、互いに固有に識別可能である。したがって、位置付け特徴部510は、前記対称軸、軸Vからずれて位置付けられるだけでよい。凸縁512が「上」縁でありかつ凹縁514が「底」縁である場合に位置付け特徴部510がフィルム製品500の左側に現われている限り、図5に示すフィルム製品500の表面520はその時点でユーザに面している表面であることが明らかである。
【0034】
もちろん、円形フィルム製品におけるような完璧な対称性がある場合、丸形フィルム製品の位置付け特徴部としての丸孔の提供について上述したように、配置が複雑になる。図4のフィルム製品400のL字形状の位置付け特徴部410などの非対称位置付け特徴部を有利に用いて、非対称位置付け特徴部の方向により、対称側部を互いに識別し、これにより、対称フィルム製品の表面を区別することが可能となる。
【0035】
上述したように、機械的識別子の形態をした位置付け特徴部を設ける代わりに、本発明の原理に従ってフィルム製品の表面を変化させる表面特徴部として位置付け特徴部を形成してもよい。前記位置付け特徴部をフィルム製品の表面上に形成した場合、このような位置付け特徴部は、フィルム製品の互いに反対側を向く表面を区別する際に有用である。一般的に、構造的特徴部とは対照的に、表面特徴部は好適には、フィルム製品の材料を通って延びていない。このような表面特徴部は、フィルム製品の表面の視覚的区別または触覚的な区別を可能にする任意の所望の形態であればよい。例えば、このような視覚的インジケータを支持する表面の容易な視覚的区別のために、視認可能な記号、印刷された印、点描(stippling)、陰影付けまたは着色などの視覚的インジケータを用いることができる。このような視覚的インジケータは、ブロッチング、着色、切断、エンボス加工、彫刻、マーク付け、印刷(インクジェット、ビデオジェット、またはフレキソ印刷、または当該技術において公知の任意の他の所望の技術)、成形、スタンプを含む(ただし、これらに限定されない)任意の所望の技術により、取り付けることができる。付加的または代替的には、平滑ではなく、非平滑な、または粗面または粗領域の形成などによる表面の触覚的な特徴を変化させる表面テクスチャリング(以下、便宜上「テクスチャリングされた」と呼ぶが、この用語に限定されない)を用いて、触覚によって前記フィルム製品の表面を区別することができる。
【0036】
表面特徴部の形態の位置付け特徴部は、その一表面のみに所定の活性剤を搬送し、かつその表面においてまたはその表面によってのみ活性剤の送達を行うフィルム製品のために、一般的に有用である。このような位置付け特徴部は、表面が容易に相互識別できない場合において、特に有用であり得る。容易に識別できない表面を有するフィルム製品の例としては、乾燥接着剤を用いたフィルム製品を含み、この場合、粘着性接着表面を保護するために解除可能な支持ストリップは不要であるため、どの面が接着剤を有しており、治療部位に適用されるべきかという指示を提供することができない。
【0037】
表面特徴部を位置付け特徴部として用いた例示的実施形態を図6に示す。図6のフィルム製品600は、自身の上で折りたたまれた様子が図示されており、これにより、互いに反対側を向く表面620および630が図示されている。理解可能なように、位置付け特徴部610は、フィルム製品600の一表面にのみ設けられた表面特徴部である。そのため、位置付け特徴部610を有する表面620は、表面630から容易に識別可能である。
【0038】
よって、本発明により、ユーザの位置でのフィルム製品の使用および/または適用あるいは本発明の原理によるフィルム製品に設けられた位置付け特徴部の識別を容易にすることが理解されるであろう。位置付け特徴部を配置または識別した後は、ユーザは、フィルム製品の少なくとも1つの特徴部を区別または識別することができる。このような情報は、ユーザがフィルム製品を所望のように使用および/または操作および/または方向付けおよび/または適用する際に用いることができる。本発明の原理による位置付け特徴部を組み込んだフィルム製品は、位置付け特徴部の配置に関するエンドユーザのための説明および前記位置付け特徴部を配置した際に入手可能な情報に基づいた前記フィルム製品の所望の特徴部の識別に関するエンドユーザのための説明と共に販売すればよい。これらの説明は、前記位置付け特徴部の配置と共に前記フィルム製品を使用する際のガイダンスとを提供してもよい。
【0039】
上述したように、フィルム製品100、200、300、400、500は、所望の治療部位で治療効果を提供するように好適に構成された任意の種類のフィルム製品であればよいことが理解される。本発明の原理を実施することもできるフィルム製品の一例は、浸透性活性剤または局所的活性剤を治療部位に送達するための薬用ストリップである。このような薬用ストリップのより具体的な例は、歯を白くするために歯に適用される薬用ストリップである。本発明の位置付け特徴部は、ユーザが薬用ストリップをユーザの歯に適切に適用できるように薬用ストリップを方向付ける作業を支援する際に、特に有用である。1つの例示的な歯漂白ストリップでは、湿潤可能な乾燥接着剤を用いているため、解除式支持ストリップを除去するかまたは他の場合に歯漂白ストリップの構造または材料を変更する必要なく、保護パッケージまたはパウチから取り出してすぐにユーザの歯に直接に適用することができる。位置付け特徴部を歯漂白ストリップ上に設けることで、ストリップの方向付けが容易になる。このようなストリップの方向付けは、前記表面のうちの1つのみが漂白剤を送達できる場合のみに不可欠となる。しかし、本発明の原理は、口腔以外で使用するためのフィルム製品またはストリップ製品にも適用可能であることが、理解される。
【0040】
1つの実施形態について説明した特徴は典型的には、明示的記載の有無に関わらず、別の実施形態にも適用可能であることが理解される。以下に説明する多様な特徴は、単独で、またはこれらの特徴を任意に組み合わせて使用することもできる。従って、本発明は、本明細書に具体的に記載した実施形態のみに限定されない。さらに、前記親出願および本明細書に開示された実施例に記載されたフィルム組成物は、本発明のフィルム組成物の特定の実施形態を例示するが、フィルム組成物を限定することを意図しない。当業者であれば、本発明の意図および範囲から逸脱することなく、他の改変を行うことができる。
【0041】
上記の説明および図面は、本発明の例示的な実施形態を示すが、これらの実施形において、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多様な追加、改変および代替を行うことが可能であることが理解されるであろう。詳細には、本発明は、その精神または本質的特徴から逸脱することなく、他の特定の形態、構造、配置および比率で実施することもでき、他の要素、材料およびコンポーネントと共に実施することもできることが当業者にとって明らかである。当業者であれば、本発明の原理は、多くの構造、配置、比率、材料およびコンポーネントを改変して使用することもでき、他の場合において、本発明の原理から逸脱することなく、特定の環境および動作要件に特に適合された本発明の実施時に使用可能であることを理解するであろう。よって、ここに開示された実施形態は、全ての点において例示的でありかつ非限定的なものとしてみなされるべきものであり、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって示されるものであり、上記記載に限定されるものではない。
【0042】
〔実施の態様〕
(1) 少なくとも1つの活性剤を身体の治療部位に送達するための物品において、
前記物品は、
少なくとも1つの活性剤を前記治療部位に送達するように構成されたフィルム製品と、
前記フィルム製品に設けられた位置付け特徴部であって、前記フィルム製品の方向を識別して、前記フィルム製品を選択された方向で前記治療部位に位置付ける、位置付け特徴部と、
を含む、物品。
(2) 治療部位で治療効果を提供するための物品において、
前記物品は、
フィルム製品であって、身体領域に位置付けられ、前記身体領域に治療効果をもたらすように構成された、フィルム製品と、
前記フィルム製品に設けられた位置付け特徴部であって、選択された方向で前記身体領域に位置付けられるように前記フィルム製品の方向を識別する、位置付け特徴部と、
を含む、物品。
(3) 実施態様1または2に記載の物品において、
前記フィルム製品は、容易に相互識別することができない互いに反対側を向く第1の表面および第2の表面(first and second opposing surfaces)を有し、
前記位置付け特徴部は、前記フィルム製品の互いに反対側を向く前記第1の表面を前記第2の表面から区別することを容易にするように、設けられる、物品。
(4) 実施態様2または3に記載の物品において、
前記位置付け特徴部は、互いに反対側を向く前記第1の表面および第2の表面のうちの少なくとも1つに設けられた表面特徴部を含む、物品。
(5) 実施態様4に記載の物品において、
前記表面特徴部は、互いに反対側を向く前記第1の表面および第2の表面の視覚的または触覚的な区別を可能にする、物品。
【0043】
(6) 実施態様2または3に記載の物品において、
前記位置付け特徴部は、機械的識別子を含み、
前記機械的識別子は、前記フィルム製品の少なくとも1つの特徴部を識別するために前記フィルム製品を構造的に変更する、物品。
(7) 実施態様1または2に記載の物品において、
前記位置付け特徴部は、前記フィルム製品の任意の対称線からずらして設けられる、物品。
(8) 実施態様1または2に記載の物品において、
前記位置付け特徴部は、形状が非対称形状である、物品。
(9) 実施態様2に記載の物品において、
前記フィルム製品は、互いに反対側を向く第1の表面および第2の表面を有し、
前記フィルム製品は、互いに反対側を向く前記第1の表面および第2の表面のうちの1つのみに、少なくとも1つの活性剤を搬送するフィルム組成物を含み、
互いに反対側を向く前記第1の表面および第2の表面は、容易に相互識別できず、
前記位置付け特徴部は、互いに反対側を向く前記第1の表面および第2の表面を相互識別するように機能する、物品。
【0044】
(10) フィルム製品を治療部位に適用する方法において、
前記方法は、
位置付け特徴部を前記フィルム製品に配置することと、
前記治療部位に適用するために、前記位置付け特徴部を用いて前記フィルム製品を方向付けることと、
を含む、方法。
(11) 実施態様10に記載の方法において、
前記フィルム製品の2つの互いに反対側を向く表面のうちの1つのみを前記治療部位と接触させるように、前記フィルム製品を方向付けること、
をさらに含む、方法。
(12) 実施態様10に記載の方法において、
前記治療部位に対して前記フィルム製品を方向付けること、
をさらに含む、方法。
(13) 実施態様10に記載の方法において、
前記フィルム製品を変更することなく、前記フィルム製品を前記治療部位に適用すること、
をさらに含む、方法。
(14) 実施態様13に記載の方法において、
前記フィルム製品を変更することは、前記フィルム製品から材料を除去するかまたは前記フィルム製品に材料を付加することを含む、方法。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】図1は、本発明の原理による例示的位置付け特徴部を有する例示的フィルム製品の平面図である。
【図2】図2は、図1のフィルム製品に類似するが例示的位置付け特徴部が異なるフィルム製品の平面図である。
【図3】図3は、図1のフィルム製品に類似するが例示的位置付け特徴部が異なるフィルム製品の平面図である。
【図4】図4は、図1のフィルム製品に類似するが例示的位置付け特徴部が異なるフィルム製品の平面図である。
【図5】図5は、図3の位置付け特徴部に類似する例示的位置付け特徴部を有する別の例示的フィルム製品の平面図である。
【図6】図6は、別の種類の例示的位置付け特徴部を有するさらに別の例示的フィルム製品の斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの活性剤を身体の治療部位に送達するための物品において、
前記物品は、
少なくとも1つの活性剤を前記治療部位に送達するように構成されたフィルム製品と、
前記フィルム製品に設けられた位置付け特徴部であって、前記フィルム製品の方向を識別して、前記フィルム製品を選択された方向で前記治療部位に位置付ける、位置付け特徴部と、
を含む、物品。
【請求項2】
治療部位で治療効果を提供するための物品において、
前記物品は、
フィルム製品であって、身体領域に位置付けられ、前記身体領域に治療効果をもたらすように構成された、フィルム製品と、
前記フィルム製品に設けられた位置付け特徴部であって、選択された方向で前記身体領域に位置付けられるように前記フィルム製品の方向を識別する、位置付け特徴部と、
を含む、物品。
【請求項3】
請求項1または2に記載の物品において、
前記フィルム製品は、容易に相互識別することができない互いに反対側を向く第1の表面および第2の表面を有し、
前記位置付け特徴部は、前記フィルム製品の互いに反対側を向く前記第1の表面を前記第2の表面から区別することを容易にするように、設けられる、物品。
【請求項4】
請求項2または3に記載の物品において、
前記位置付け特徴部は、互いに反対側を向く前記第1の表面および第2の表面のうちの少なくとも1つに設けられた表面特徴部を含む、物品。
【請求項5】
請求項4に記載の物品において、
前記表面特徴部は、互いに反対側を向く前記第1の表面および第2の表面の視覚的または触覚的な区別を可能にする、物品。
【請求項6】
請求項2または3に記載の物品において、
前記位置付け特徴部は、機械的識別子を含み、
前記機械的識別子は、前記フィルム製品の少なくとも1つの特徴部を識別するために前記フィルム製品を構造的に変更する、物品。
【請求項7】
請求項1または2に記載の物品において、
前記位置付け特徴部は、前記フィルム製品の任意の対称線からずらして設けられる、物品。
【請求項8】
請求項1または2に記載の物品において、
前記位置付け特徴部は、形状が非対称形状である、物品。
【請求項9】
請求項2に記載の物品において、
前記フィルム製品は、互いに反対側を向く第1の表面および第2の表面を有し、
前記フィルム製品は、互いに反対側を向く前記第1の表面および第2の表面のうちの1つのみに、少なくとも1つの活性剤を搬送するフィルム組成物を含み、
互いに反対側を向く前記第1の表面および第2の表面は、容易に相互識別できず、
前記位置付け特徴部は、互いに反対側を向く前記第1の表面および第2の表面を相互識別するように機能する、物品。
【請求項10】
フィルム製品を治療部位に適用する方法において、
前記方法は、
位置付け特徴部を前記フィルム製品に配置することと、
前記治療部位に適用するために、前記位置付け特徴部を用いて前記フィルム製品を方向付けることと、
を含む、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−195716(P2008−195716A)
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−28692(P2008−28692)
【出願日】平成20年2月8日(2008.2.8)
【出願人】(591252839)マクニール−ピーピーシー・インコーポレイテッド (69)
【氏名又は名称原語表記】MCNEIL−PPC,INCORPORATED
【Fターム(参考)】