フタロシアニン結晶、電子写真感光体、並びにそれを用いた電子写真感光体カートリッジ及び画像形成装置
【課題】高い感度を有し、且つ、使用環境の湿度変化に対する感度の変動が少なく、太陽電池、電子ペーパー、電子写真感光体等の材料として好適に用いることのできる、優れたフタロシアニン結晶を提供する。
【解決手段】フタロシアニン結晶前駆体を芳香族アルデヒド化合物に接触させることにより結晶型を変換する工程を経て得られるフタロシアニン結晶である。
【解決手段】フタロシアニン結晶前駆体を芳香族アルデヒド化合物に接触させることにより結晶型を変換する工程を経て得られるフタロシアニン結晶である。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オキシチタニウムフタロシアニンを含有し化学的処理法により得られる低結晶性/アモルファス性フタロシアニン類を、水の共存下、有機酸、有機酸無水物及びヘテロ原子を有する有機酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物の存在下、酸性を示す官能基を有さない有機化合物に接触させることにより結晶型を変換する工程を経て得られるオキシチタニウムフタロシアニンを含有し、CuKα特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角(2θ±0.2°)27.2に主たる回折ピークを有することを特徴とするフタロシアニン結晶。
【請求項2】
導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体において、該感光層が、請求項1に記載のフタロシアニン結晶を含有することを特徴とする電子写真感光体。
【請求項3】
該導電性支持体上に膜厚が35±2.5μmの該感光層を有し、温度25℃、相対湿度50%rhにおける半減露光量E1/2が下記式(1)を満たし、且つ、温度25℃、相対湿度50%rhにおける光減衰曲線と温度25℃、相対湿度10%rhにおける光減衰曲線とを比較したときに、半減露光量E1/2の0倍以上10倍以下の露光量の範囲において、同じ露光量における表面電位の差の絶対値が50V未満であることを特徴とする、請求項2に記載の電子写真感光体。
E1/2 ≦ 0.059 (1)
(上記式(1)において、E1/2は、感光体の表面電位V0の絶対値|V0|を550Vから275Vまで減衰させるのに必要とされる波長780nmの光の露光量(μJ/cm2)を表わす。)
【請求項4】
該導電性支持体上に膜厚が30±2.5μmの該感光層を有し、温度25℃、相対湿度50%rhにおける半減露光量E1/2が下記式(2)を満たし、且つ、温度25℃、相対湿度50%rhにおける光減衰曲線と温度25℃、相対湿度10%rhにおける光減衰曲線とを比較したときに、半減露光量E1/2の0倍以上10倍以下の露光量の範囲において、同じ露光量における表面電位の差の絶対値が50V未満であることを特徴とする、請求項2に記載の電子写真感光体。
E1/2 ≦ 0.061 (2)
(上記式(2)において、E1/2は、感光体の表面電位V0の絶対値|V0|を550Vから275Vまで減衰させるのに必要とされる波長780nmの光の露光量(μJ/cm2)を表わす。)
【請求項5】
該導電性支持体上に膜厚が25±2.5μmの該感光層を有し、温度25℃、相対湿度50%rhにおける半減露光量E1/2が下記式(3)を満たし、且つ、温度25℃、相対湿度50%rhにおける光減衰曲線と温度25℃、相対湿度10%rhにおける光減衰曲線とを比較したときに、半減露光量E1/2の0倍以上10倍以下の露光量の範囲において、同じ露光量における表面電位の差の絶対値が50V未満であることを特徴とする、請求項2に記載の電子写真感光体。
E1/2 ≦ 0.066 (3)
(上記式(3)において、E1/2は、感光体の表面電位V0の絶対値|V0|を550Vから275Vまで減衰させるのに必要とされる波長780nmの光の露光量(μJ/cm2)を表わす。)
【請求項1】
オキシチタニウムフタロシアニンを含有し化学的処理法により得られる低結晶性/アモルファス性フタロシアニン類を、水の共存下、有機酸、有機酸無水物及びヘテロ原子を有する有機酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物の存在下、酸性を示す官能基を有さない有機化合物に接触させることにより結晶型を変換する工程を経て得られるオキシチタニウムフタロシアニンを含有し、CuKα特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角(2θ±0.2°)27.2に主たる回折ピークを有することを特徴とするフタロシアニン結晶。
【請求項2】
導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体において、該感光層が、請求項1に記載のフタロシアニン結晶を含有することを特徴とする電子写真感光体。
【請求項3】
該導電性支持体上に膜厚が35±2.5μmの該感光層を有し、温度25℃、相対湿度50%rhにおける半減露光量E1/2が下記式(1)を満たし、且つ、温度25℃、相対湿度50%rhにおける光減衰曲線と温度25℃、相対湿度10%rhにおける光減衰曲線とを比較したときに、半減露光量E1/2の0倍以上10倍以下の露光量の範囲において、同じ露光量における表面電位の差の絶対値が50V未満であることを特徴とする、請求項2に記載の電子写真感光体。
E1/2 ≦ 0.059 (1)
(上記式(1)において、E1/2は、感光体の表面電位V0の絶対値|V0|を550Vから275Vまで減衰させるのに必要とされる波長780nmの光の露光量(μJ/cm2)を表わす。)
【請求項4】
該導電性支持体上に膜厚が30±2.5μmの該感光層を有し、温度25℃、相対湿度50%rhにおける半減露光量E1/2が下記式(2)を満たし、且つ、温度25℃、相対湿度50%rhにおける光減衰曲線と温度25℃、相対湿度10%rhにおける光減衰曲線とを比較したときに、半減露光量E1/2の0倍以上10倍以下の露光量の範囲において、同じ露光量における表面電位の差の絶対値が50V未満であることを特徴とする、請求項2に記載の電子写真感光体。
E1/2 ≦ 0.061 (2)
(上記式(2)において、E1/2は、感光体の表面電位V0の絶対値|V0|を550Vから275Vまで減衰させるのに必要とされる波長780nmの光の露光量(μJ/cm2)を表わす。)
【請求項5】
該導電性支持体上に膜厚が25±2.5μmの該感光層を有し、温度25℃、相対湿度50%rhにおける半減露光量E1/2が下記式(3)を満たし、且つ、温度25℃、相対湿度50%rhにおける光減衰曲線と温度25℃、相対湿度10%rhにおける光減衰曲線とを比較したときに、半減露光量E1/2の0倍以上10倍以下の露光量の範囲において、同じ露光量における表面電位の差の絶対値が50V未満であることを特徴とする、請求項2に記載の電子写真感光体。
E1/2 ≦ 0.066 (3)
(上記式(3)において、E1/2は、感光体の表面電位V0の絶対値|V0|を550Vから275Vまで減衰させるのに必要とされる波長780nmの光の露光量(μJ/cm2)を表わす。)
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【公開番号】特開2012−256074(P2012−256074A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−204898(P2012−204898)
【出願日】平成24年9月18日(2012.9.18)
【分割の表示】特願2007−73260(P2007−73260)の分割
【原出願日】平成19年3月20日(2007.3.20)
【出願人】(000005968)三菱化学株式会社 (4,356)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年9月18日(2012.9.18)
【分割の表示】特願2007−73260(P2007−73260)の分割
【原出願日】平成19年3月20日(2007.3.20)
【出願人】(000005968)三菱化学株式会社 (4,356)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]