説明

フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーの制御された重合のための触媒法、およびそれによって製造される官能性高分子系

【課題】原子移動ラジカル重合法を簡略化し、製造される物質の製造コストを低減するに必要な改良方法及び改良された官能性物質を提供する。
【解決手段】ラジカル移動可能な原子または基を、開始剤または不活性ポリマーおよび生長しつつある活性ポリマー鎖末端へ、移動させることで、レドックス反応に関与する遷移金属コンプレックスにより仲介される、フリーラジカル(共)重合可能なモノマーの制御重合方法を、改良した。この方法を用いて、新規ポリマー材料を製造し、かつ原子移動結合反応を含めて機能性ポリマーの新規製造方法の範囲を拡大した。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御された重合法であって、
ラジカル的に移動可能な原子または基を有する開始剤:および、
前記開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物の少なくとも1つと可逆的なサイクルに関与する触媒を;
最初に含む系の存在で、フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させ;
(コ)ポリマーを形成する;
各工程を含む方法。
【請求項2】
開始剤が、第2の官能基を含有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第2の官能基が、極性置換基を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
極性置換基が、カルボン酸基である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーが、アクリレート、(メタ)アクリレートおよび(メタ)アクリルアミドからなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
さらに、より高い酸化状態にあり、その遷移金属塩がラジカル的に移動可能な対イオンを含む遷移金属塩の存在で、第1の標準的なフリーラジカル開始剤をラジカルに分解することによって、ラジカル的に移動可能な原子または基を有する開始剤を生成させる工程を含み、
前記遷移金属塩が、ラジカル的に移動可能な対イオンを第1の開始剤のラジカルに移動させて、開始剤とより低い酸化状態の遷移金属塩とを形成する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
触媒が、より低い酸化状態の遷移金属塩である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
遷移金属が、錯体対イオンを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
錯体対イオンが、オニウム基体の対イオンである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
触媒が、遷移金属塩を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
遷移金属塩が、鉄、銅、ニッケル、マンガンおよびクロムからなる群の少なくとも1つを基体とする、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
対イオンが、有機または無機の対イオンである、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
遷移金属塩が、錯体対イオンを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
触媒が、溶剤で洗浄することによって、(コ)ポリマーから容易に除かれる、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
溶剤が、極性溶剤である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
極性溶剤が、水である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
錯体対イオンがオニウム基体の対イオンである、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
オニウム基体の対イオンが、N、PまたはAsからなる群より選択される少なくとも1つの原子を含む帯電種である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
対イオンが、脂肪族アミン、ホスフィンおよびアルセンからなる群より選択される物質を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
対イオンが、テトラ−アルキルアルキルアンモニウム、テトラ−アルキルホスホニウムおよびテトラ−アルキルアルセオニウム対イオンからなる群より選択される物質を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
遷移金属塩が、金属基体の対イオンを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項22】
遷移金属塩が、ハライド対イオンを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項23】
遷移金属塩が、対イオンと四面体および平方平面配置のうちの1つに配列されている、請求項13に記載の方法。
【請求項24】
遷移金属対対イオンのモル比が、1より大である、請求項13に記載の方法。
【請求項25】
遷移金属が鉄である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
さらに、中性リガンドを添加して、反応速度を増大させる工程を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
制御された重合法であって、
遷移金属塩が、錯体対イオン;および、
ラジカル的に移動可能な原子または基を含む遷移金属塩の存在で、第1の標準的なフリーラジカル開始剤を分解させ、その遷移金属塩が、前記ラジカル的に移動可能な原子または基を第1の開始剤の分解生成物に移動させて第2の開始剤を形成させることにより、ラジカル的に移動可能な原子および基を有する第2の開始剤を生成させ;
第2の開始剤;および、
前記第2の開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物の少なくとも1つと可逆的なサイクルに関与する触媒;
を最初に含む系の存在で、フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させる;
各工程を含む方法。
【請求項28】
触媒が、遷移金属塩である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
最初に存在する遷移金属塩が、平均の酸化状態が当モル比の開始剤と反応するのに必要なそれよりも低くなるように、より高い酸化状態の遷移金属と金属ゼロ状態の遷移金属とを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
遷移金属が、鉄である、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
一端に第1の開始剤の一部残基を有するポリマーが形成される、請求項27に記載の方法。
【請求項32】
さらに、ポリマーを単離する工程を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
本方法が、バルク系;適当な溶剤を含む系;懸濁液中;乳濁液中;または、バッチ、半−バッチもしくは連続式プロセスの固体支持体上のうちの1つで実施される、請求項27に記載の方法。
【請求項34】
錯体対イオンが、帯電したリガンドを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項35】
制御された重合法であって、
遷移金属錯体が、ラジカル的に移動可能な原子または基を含む遷移金属塩の存在で、過酸化物を破壊させ、その遷移金属錯体が、前記ラジカル的に移動可能な原子または基を過酸化物の残基へと移動させて開始剤または発生剤を形成させることにより、ラジカル的に移動可能な原子または基を有する開始剤を生成させ;
開始剤;および、
前記開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物と可逆的なサイクルに関与する触媒;
を最初に含む系の存在で、フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させる;
各工程を含む方法。
【請求項36】
遷移金属錯体が、遷移金属塩を含む、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
遷移金属が、銅である、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
遷移金属錯体が、より低い酸化状態の金属を含む、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
一端に過酸化物の一部残基を有するポリマーが形成される、請求項35に記載の方法。
【請求項40】
さらに、ポリマーを単離する工程を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
ラジカル的に(共)重合可能なモノマーの制御された重合のための方法であって、
フリーラジカル的に移動可能な原子および基とカルボン酸基とを有する開始剤;および、
前記開始剤またはラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物とレドックス反応を受けてラジカル的に重合可能な(コ)モノマーの開始剤への付加を可能とすることのできる遷移金属錯体;
を含む系の存在で、1種以上のフリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させる工程を含む方法。
【請求項42】
さらに、末端カルボン酸基と(コ)ポリマーを形成し;
その(コ)ポリマーを単離する工程を含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
遊離のカルボン酸基を含有するラジカル的に(共)重合可能なモノマーの制御された重合のための方法であって、
ラジカル的に移動可能な原子または基を含有する開始剤;および、
前記開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物とレドックス反応を受けてラジカル的に重合可能な(コ)モノマーの付加を可能とすることのできる遷移金属錯体;
の存在で、第1のフリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーと遊離のカルボン酸基を有する第2のフリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーとを重合させる工程を含む方法。
【請求項44】
さらに、ポリマー鎖内にカルボン酸基を含む(コ)ポリマーを形成させ;
(コ)ポリマーを単離する;
各工程を含む、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
原子または基移動重合の制御された重合法であって、
1種以上のラジカル的に移動可能な原子または基を有する開始剤;
遷移金属に対して、σ結合で配位することのできるN−、O−、P−またはS−含有リガンド、または、π結合で配位することのできる炭素含有リガンドと相互作用する固体支持体に結合された1種以上の対イオンを含む遷移金属化合物;
を最初に含有する系の存在で、1種以上のラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させる工程を含み、
前記遷移金属化合物が、前記開始剤またはラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物と可逆的なレドックスサイクルに関与する方法。
【請求項46】
さらに、遷移金属化合物がラジカル的に移動可能な原子または基を含むより高い酸化状態の遷移金属化合物の存在で、第1の標準的なフリーラジカル開始剤をラジカルに分解させることによってラジカル的に移動可能な原子または基を有する開始剤を生成させる工程を含み、
その遷移金属化合物が、前記ラジカル的に移動可能な原子または基を第1の開始剤のラジカルへと移動させて、開始剤とより低い酸化状態の前記遷移金属塩とを形成する、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
遷移金属化合物が、イオン結合、物理的吸着、化学的吸着、ファンデルワールス力、配位結合または共有結合を介して、固体支持体の表面に、物理的、物理化学的または化学的に結合されている、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
原子または基移動重合の制御された重合法であって、
1種以上のラジカル的に移動可能な原子または基を有する開始剤;および、
固体支持体に結合された1種以上の対イオンを含む遷移金属塩;
を最初に含有する系の存在で、1種以上のラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させる工程を含み、
前記遷移金属触媒が、前記開始剤またはラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物と可逆的なレドックスサイクルに関与する方法。
【請求項49】
遷移金属塩が、錯体対イオンを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
原子または基移動重合の制御された重合法であって、
1種以上のラジカル的に移動可能な原子または基を有する開始剤;
固体支持体に結合された1種以上の対イオンと、
遷移金属にσ結合で配位されたリガンドとを含む遷移金属塩;および、
遷移金属化合物のレドックス共役体を最初に含む系の存在で、1種以上のラジカル的に重合可能なモノマーを重合させる工程を含み、
遷移金属および遷移金属塩のレドックス共役体の少なくとも1つが、前記開始剤またはラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物の少なくとも1つとの可逆的なレドックスサイクルに関与する方法。
【請求項51】
遷移金属のレドックス共役体が、重合プロセスで少なくとも一部溶解性である、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
固体支持体が、イオン交換樹脂である、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
本方法が、バッチ式反応器で実施される、請求項50に記載の方法。
【請求項54】
本方法が、連続流系で実施される、請求項50に記載の方法。
【請求項55】
さらに、より高い酸化状態の遷移金属塩から形成されるフリーラジカルへとラジカル的に移動可能な原子または基を移動させることによって開始剤を形成する工程を含む、請求項50に記載の方法。
【請求項56】
重合反応物から遷移金属触媒錯体を除去するための方法であって、
反応媒体をイオン交換媒体と接触させる工程を含み、前記反応媒体が、
ポリマー;および、
触媒錯体;
を含む方法。
【請求項57】
反応媒体が、さらに、溶剤を含む、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
溶剤が、媒体から触媒錯体を除去する速度を高める極性を有する、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
イオン交換樹脂が、架橋密度とビーズ寸法とを含み、架橋密度およびビーズ寸法の少なくとも1つが、触媒錯体の除去を高めるように選択される、請求項56に記載の方法。
【請求項60】
触媒錯体が、溶液、乳濁液またはミニ乳濁液の少なくとも1つを含む反応媒体中に存在する、請求項56に記載の方法。
【請求項61】
乳濁液またはミニ乳濁液が、無機液体の懸濁媒体を含む、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
乳濁液またはミニ乳濁液が、水の懸濁媒体を含む、請求項60に記載の方法。
【請求項63】
触媒錯体が、
1つ以上の酸化状態の遷移金属;
リガンド;および、
対イオン;
を含む、請求項56に記載の方法。
【請求項64】
触媒錯体が、イオン交換媒体上Rの共有対イオンを介してイオン交換媒体に結合されている、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
反応媒体が、イオン交換媒体床上に通される、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
触媒錯体上のリガンドが、イオン交換媒体によって、溶液から遷移金属錯体を十分に除去可能とするように選択される、請求項63に記載の方法。
【請求項67】
反応媒体の温度が、反応媒体から遷移金属を除去する速度を調節するように制御される、請求項63に記載の方法。
【請求項68】
遷移金属が、銅かまたは鉄のうちのいずれか1つである、請求項63に記載の方法。
【請求項69】
さらに、反応媒体からイオン交換媒体を分離する工程を含む、請求項63に記載の方法。
【請求項70】
さらに、触媒錯体を再生する工程を含む、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
触媒錯体を再生する工程が、
対イオンとしてラジカル的に移動可能な原子または基を含む酸または塩の1つを含有する再生媒体にイオン交換媒体に結合された遷移金属錯体を暴露し;
再生媒体をイオン交換樹脂から分離する;
各工程を含む、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
再生媒体が、フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを含有する、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
溶液中の遷移金属錯体とイオン交換樹脂に結合された遷移金属錯体との間の平衡が、再生媒体の温度、再生媒体の極性、イオン交換樹脂のイオン特性、再生媒体のpH、イオン交換樹脂の架橋の度合いまたはイオン交換樹脂の膨潤性、イオン交換樹脂の膨潤性透過性、支持された対イオンの酸強度およびイオン交換樹脂のグロスサイズの1つ以上を調整することによって制御される、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
触媒錯体が、錯体塩を含む、請求項56に記載の方法。
【請求項75】
触媒錯体が、
遷移金属;および、
錯体対イオン;
を含む、請求項56に記載の方法。
【請求項76】
イオン交換媒体が、イオン交換樹脂である、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
イオン交換媒体が、酸性の対イオンを有する、請求項56に記載の方法。
【請求項78】
イオン交換媒体が、H+またはNa+の少なくとも1つのうちから選択されるカチオンを含む、請求項56に記載の方法。
【請求項79】
触媒錯体が、イオン交換媒体上の共有対イオンを介してイオン交換媒体に結合されている、請求項56に記載の方法。
【請求項80】
触媒錯体の実質的に全てが、反応媒体から除去される、請求項56に記載の方法。
【請求項81】
制御された重合法であって、
ラジカル的に移動可能なハライドを有する開始剤;
遷移金属化合物;および、
窒素含有リガンド;
を含む系の存在で、フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させる工程を含む方法。
【請求項82】
フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーが、(メタ)アクリルアミドである、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
リガンドが、第1級または第2級の直鎖アミンのうちの少なくとも1つである、請求項81に記載の方法。
【請求項84】
リガンドが、中性錯体を生成させるために極性溶剤によってさらに錯化されている、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
リガンドが、帯電された種である、請求項81に記載の方法。
【請求項86】
オリゴマーまたはポリマーに官能性を付加するために原子移動ラジカル付加するための方法であって、
ラジカル的に移動可能な原子または基を除去した後、第1のオリゴマーまたはポリマーと可逆的なサイクルに関与する触媒を最初に含む系の存在で、ラジカル的に移動可能な原子または基を有する第1のオリゴマーまたはポリマーを、第1の所望される官能基を有し、第1のオリゴマーまたはポリマーと反応性の第2の化合物と反応させる工程を含む方法。
【請求項87】
触媒が、遷移金属塩を含む、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
触媒が、遷移金属を含み、さらに、遷移金属をその金属ゼロ状態で添加する工程を含む、請求項86に記載の方法。
【請求項89】
第2の化合物が、フリーラジカル的に重合可能なモノマーではない、請求項86に記載の方法。
【請求項90】
第2の化合物が、α,α−二置換されたオレフィン基を含む、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
触媒が、遷移金属錯体である、請求項86に記載の方法。
【請求項92】
遷移金属錯体が遷移金属とリガンドとを含み;さらに、さらなる遷移金属、および、所望により、さらなるリガンドを添加する工程を含む、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
さらに、系中で重合可能でない第2のオリゴマーまたはポリマーを形成する工程を含む、請求項86に記載の方法。
【請求項94】
さらに、第2のオリゴマーまたはポリマーを第2のオリゴマーまたはポリマーと反応性の第2の化合物と反応させる工程を含み、第2の化合物が第2の所望される官能基を有する、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
第2の化合物がさらに第4の所望される官能基を含み、その官能基が、それによって、各反応鎖末端でポリマーに組込まれ、第3の化合物が、構造:
CH2=CR1−(CH2)n−X
〔式中、R1は、H、CH3またはアリールから選択される1つであり;
nは、整数であり;
Xは、官能基である。〕
を有する、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
第1のオリゴマーまたはポリマーが、複数のラジカル的に移動可能な原子または基を有する、請求項86に記載の方法。
【請求項97】
第2のポリマーが、ホモテレキレート−ポリマーまたはヘテロテレキレートポリマーのうちの1つである、請求項93に記載の方法。
【請求項98】
第2の所望される官能基が、さらなる反応条件に賦されて、第2の官能基を第3の官能基へと変換する、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記さらなる反応が二重結合を形成する、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
前記さらなる反応が、脱ハロゲン化水素反応を含む、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
反応が、酸受容体の存在によって補助される、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
第2の化合物が、フリーラジカル的に(共)重合可能ではない不飽和分子であり、ポリマー末端基である、請求項86に記載の方法。
【請求項103】
不飽和分子が、第2の官能基を含む、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
さらに、第3の官能基を含む第3の化合物を添加する工程を含み、第3の化合物がポリマーに組込まれた第1の官能基と反応する、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
不飽和分子が、α,α−二置換されたオレフィンまたはアリルの少なくとも1つである、請求項102に記載の方法。
【請求項106】
第2の所望される官能基が、アリル、エポキシ、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、カルボキシ、マスクされたカルボキシ、アルキル、パーハロアルキル、シリル、ケイ素含有部分またはリン含有部分のうちの1つを含む、請求項94に記載の方法。
【請求項107】
1種以上のラジカル的に移動可能な原子または基を有するオリゴ/ポリマー物質を触媒原子移動官能化するための方法であって、
ラジカル的に移動可能な原子または基を有するポリマーを用意し;
ラジカル的に移動可能な原子または基とレドックス反応を受けることのできる遷移金属錯体の存在で、α,α−二置換されたオレフィン基を含有する化合物をポリマーに添加し、ラジカル的に移動可能な原子または基の部位にα,α−二置換されたオレフィン基を含有する化合物の付加;および、ラジカル的に移動可能な原子または基を含む脱離反応を生じさせて、反応性の不飽和基を形成する;
各工程を含む方法。
【請求項108】
α,α−二置換されたオレフィン基の置換基が個々に選択される、請求項107に記載の方法。
【請求項109】
さらに、反応性のexo−二重結合を有する官能性ポリマーを形成する工程を含み、置換基の1つがメチル基である、請求項108に記載の方法。
【請求項110】
さらに、endo−二重結合を有する官能性ポリマーを形成する工程を含む、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
カップリング化合物が、α−アリールスチレンを含む、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
α−アリールスチレンが、ジフェニルエチレン、1,3−ビス(1−フェニルエテニル)ベンゼンまたは2,2−ビス〔4−(1−フェニルエテニル)フェニル〕プロパンから選択される、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
高分子物質がオリゴマーである、請求項107に記載の方法。
【請求項114】
α,α−二置換されたオレフィン基上の1つの置換基がメチル基であり、形成される二重結合が主としてexo−二重結合である、請求項107に記載の方法。
【請求項115】
反応性exo−二重結合を有するマクロモノマーが生成する、請求項114に記載の方法。
【請求項116】
脱離反応が、酸受容体の添加によって高められる、請求項107に記載の方法。
【請求項117】
酸受容体が、塩基性の有機分子、直鎖およびヘテロ環式N−含有化合物、イオン交換樹脂または無機酸受容体からなる群より選択される、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
ポリマーの触媒的な原子移動カップリングのための方法であって、
第1のラジカル的に移動可能な原子または基を有する第1のポリマーを用意し;
第1のラジカル的に移動可能な原子または基とレドックス反応を受けることの可能な遷移金属錯体の存在で、1種以上のα,α−二置換されたオレフィン基を含有するカップリング化合物を第1のポリマーに添加し;
第1のラジカル的に移動可能な原子または基を有する部位で、α,α−二置換されたオレフィン基を含有するカップリング化合物の付加;および、ラジカル的に移動可能な原子または基を含む脱離反応を生じさせて、反応性の二重結合を形成させ;
遷移金属錯体の存在で、第2のラジカル的に移動可能な原子または基を有する第2のポリマーを反応性二重結合に付加させる;
各工程を含む方法。
【請求項119】
第1のポリマーおよび第2のポリマーが、実質的に同一である、請求項118に記載の方法。
【請求項120】
さらに、endo−結合を有する官能性ポリマーを形成させる工程を含み、カップリング化合物がα−アルキルスチレンを含む、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
カップリング化合物がα−メチルスチレンを含む、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
さらに、エノール/ケトンを含む官能性ポリマーを形成させる工程を含み、α−置換基がヒドロキシル基を含む、請求項107に記載の方法。
【請求項123】
カップリング化合物が、イソプロペニル基を含む第2のポリマーである、請求項118に記載の方法。
【請求項124】
α,α−二置換されたオレフィン基が、第2のポリマーの官能性側基である、請求項123に記載の方法。
【請求項125】
グラフトコポリマーが、グラフトコポリマー鎖内の第2のコポリマーにグラフトされた第1のコポリマーを含む、請求項123に記載の方法。
【請求項126】
第1のポリマーが、(コ)ポリマーの混合物である、請求項118に記載の方法。
【請求項127】
第2のポリマーが、第1のポリマーと同一の組成および分子量を有する、請求項118に記載の方法。
【請求項128】
第1のポリマーと第2のポリマーとの合計モル数対カップリング化合物のモル数のモル比が制御されて、第1のポリマーと第2のポリマーとの残基を含有する直鎖、スター、グラフトおよび鎖延長物質の少なくとも1つの配置を有する第3のポリマーを形成する、請求項118に記載の方法。
【請求項129】
第1のポリマーが2つの移動可能な原子または基を含み、カップリング化合物が第1のポリマーの多数の単位を含有する網状構造コポリマーの形成を可能とする2つのα,α−二置換されたオレフィン基を含有する、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
カップリング化合物が1つのα,α−二置換されたオレフィン基を含有し、第1のポリマーと第2のポリマーが1つのラジカル的に移動可能な原子または基を有し、第1のポリマーと第2のポリマーとの合計モル数対カップリング化合物のモル数のモル比が、本質的に、1:0.5である、請求項128に記載の方法。
【請求項131】
カップリング化合物が2つのα,α−二置換されたオレフィン基を含有し、第1のポリマーと第2のポリマーが、各々、1つのラジカル的に移動可能な原子または基を有し、第1のポリマーと第2のポリマーとの合計モル数対カップリング化合物のモル数のモル比が、本質的に、1:0.25である、請求項128に記載の方法。
【請求項132】
第1のポリマーと第2のポリマーが分子量および組成の少なくとも1つで異なり、スターコポリマーが形成される、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
ヘテロ−アームスターコポリマーが形成される、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
2つのα,α−二置換されたオレフィン基が反応性特性で異なる、請求項131に記載の方法。
【請求項135】
カップリング化合物がコンパクトな分子であり、かつ、3つのα,α−二置換されたオレフィン基を含有し、モル比が制御されて、6つ以下のアームを有するスターコポリマーを形成する、請求項128に記載の方法。
【請求項136】
カップリング化合物が異なる反応性を有する2つのα,α−二置換されたオレフィン基を含有し、第1のポリマーと第2のポリマーが、各々、2つのラジカル的に移動可能な原子または基を有し、延長された鎖または鎖内にα,α−二置換されたオレフィン基を含むカップリングされたポリマーを生ずる、請求項118に記載の方法。
【請求項137】
カップリング化合物が3つのα,α−二置換されたオレフィン基を含有し、第1のポリマーと第2のポリマーとの合計モル数対カップリング化合物のモル数のモル比が制御されて、6つ以下のアーム(枝)を有するスターポリマーを形成する、請求項126に記載の方法。
【請求項138】
モル比が1:0.167である、請求項128に記載の方法。
【請求項139】
カップリング化合物が第3のポリマーを含む、請求項118に記載の方法。
【請求項140】
フリーラジカル的に重合可能なモノマーのセグメントを含み、2つ以上のアームが他のアームとは異なる組成を有するスターコポリマー。
【請求項141】
第1のポリマーと第2のポリマーとが異なる、請求項128に記載の方法によって製造されるスターコポリマー。
【請求項142】
第1のポリマーが、分子量または組成の少なくとも1つで第2のポリマーと異なる、請求項141に記載のスターコポリマー。
【請求項143】
組込まれたカップリング化合物と請求項118に記載の方法によって製造されるグラフトされたポリマーとを含む骨格ポリマーを有するグラフトコポリマー。
【請求項144】
骨格ポリマーが、付加重合法または縮重合法によって製造される、請求項143に記載のグラフトコポリマー。
【請求項145】
骨格ポリマーが、ポリオレフィンである、請求項143に記載のグラフトコポリマー。
【請求項146】
骨格ポリマーが、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエンまたはポリイソプレンのうちの少なくとも1つのブロックを含む、請求項143に記載のグラフトコポリマー。
【請求項147】
マクロモノマーとして使用するのに適したexo−二重結合を含み、α−置換基が、ポリマーの他の末端に公知の基を有し、250より大きい分子量を有するフリーラジカル的に(共)重合されたオリゴ/ポリマーであるα−置換されたオレフィン。
【請求項148】
2つの置換基を含み、各置換基が250より大きい分子量を有するフリーラジカル的に(共)重合されたオリゴ/ポリマーであるα,β−二置換されたオレフィン。
【請求項149】
フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーから誘導される末端exo−二重結合を含有する官能基;
フリーラジカル重合法によって形成される物質の立体化学およびタクチシィティ;および、
1.5未満の対称単一ピーク分子量分布;
を含むマクロモノマー。
【請求項150】
官能性が90mol%より大きい、請求項149に記載のマクロモノマー。
【請求項151】
制御された重合法であって、
心形成化合物を活性原子移動ラジカル重合プロセスに添加し;
マルチ−アームスターコポリマーを形成させる;
各工程を含み、
ポリマーが心形成化合物と反応してスター化合物を形成する方法。
【請求項152】
さらに、複数の開始剤を添加する工程を含み、各開始剤が、
ラジカル的に移動可能な原子または基;および、
所望により、官能基;
を含む、請求項151に記載の方法。
【請求項153】
心形成化合物が、ジビニル化合物である、請求項152に記載の方法。
【請求項154】
マルチ−アームスターポリマーが、1つの十分に定義された心を含む、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
マルチ−アームスターポリマーが、心化合物カップリングのための心化合物を有する心を含む、請求項153に記載の方法。
【請求項156】
マルチ−アームスターポリマーがカップリングされた心化合物の網状構造を含む、請求項153に記載の方法。
【請求項157】
生成するマルチ−アームスターポリマーが、ゲルまたは架橋された系のうちの1つである、請求項153に記載の方法。
【請求項158】
ジビニル化合物が、ジビニルアリール化合物、ジ−アクリレートまたはジ−メタクリレートのうちの1つである、請求項153に記載の方法。
【請求項159】
心単位カップリングのための心単位を含む心;
心単位の少なくとも1つに結合されたラジカル的に重合可能なモノマーから合成された複数のアーム;および、
各ポリマー鎖の末端上の公知レベルの官能基;
を含む遠隔官能性のマルチ−アームスターコポリマー。
【請求項160】
少なくとも2つの心単位;
心単位およびもう1つのアーム形成マトリックスの少なくとも1つに結合されたラジカル的に重合可能なモノマーから合成される複数のアーム;および、
マトリックス内の公知レベルの官能基;
を含む架橋されるかまたはゲル様の遠隔官能性のマルチ−アームスターコポリマー。
【請求項161】
第1のポリマー当たりのラジカル的に移動可能な原子または基の平均数が1より大であり;
心化合物がジビニル化合物である、請求項141に記載の方法によって製造される遠隔官能性の網状構造コポリマー。
【請求項162】
コポリマーのアームが、種々の特性を示す異なるコポリマーによって構成されている遠隔官能性のマルチ−アームスターコポリマー。
【請求項163】
予め決められた分子量範囲を有するポリビニルアセテートを製造するための重合またはテロ重合法であって、
ラジカル的に移動可能な原子または基を有し、開始剤内で連鎖移動剤としても作用することのできる開始剤;および、
ラジカル的に移動可能な原子または基を有する開始剤の少なくとも1つの原子または基とレドックス反応に関与し、
遷移金属;
遷移金属に配位して一部溶解性の遷移金属錯体を形成するリガンド;
を含む系の存在で、ビニルアセテートモノマーを重合させる工程を含む方法。
【請求項164】
さらに、1つのポリマー末端に、ラジカル的に移動可能な原子を有するポリビニルアセテートを形成し;
所望により、ポリビニルアセテートを単離する;
各工程を含む、請求項163に記載の方法。
【請求項165】
系での開始剤の連鎖移動速度定数が約1であり、重合全体を通して実質的に一定のままである、請求項163に記載の方法。
【請求項166】
開始剤が、カーボンテトラハライドまたはアルキルトリハライドのうちの少なくとも1つである、請求項163に記載の方法。
【請求項167】
ハライドが、臭化物または塩化物である、請求項166に記載の方法。
【請求項168】
遷移金属が、鉄である、請求項163に記載の方法。
【請求項169】
リガンドが、直鎖アミンである、請求項168に記載の方法。
【請求項170】
リガンドが、テトラミンである、請求項169に記載の方法。
【請求項171】
遷移金属錯体が、さらに、ラジカル的に移動可能な原子または基ではない対イオンを含む、請求項163に記載の方法。
【請求項172】
対イオンが、アセテートである、請求項171に記載の方法。
【請求項173】
さらに、重合されるビニルアセテートの量に基づき、予め決められた量の開始剤を添加することによって重合を制御し;
予め決められた平均分子量を有するポリビニルアセテートを形成する;
各工程を含む、請求項163に記載の方法。
【請求項174】
重合がテロ重合であり、さらに、
ポリビニルアセテートテロマーを形成する工程;
を含む、請求項163に記載の方法。
【請求項175】
さらに、テロ重合されるビニルアセテートの量に基づき予め決められた量の開始剤を添加することによってテロ重合を制御し、ここで、前記開始剤がカーボンテトラハライドまたは少なくとも1つのアルキルトリハライドを有する分子上のアルキルトリハライド基のうちの1つであり;
予め決められた平均分子量でポリビニルアセテートテロマーを形成する;
各工程を含む、請求項174に記載の方法。
【請求項176】
ポリビニルアセテートが、ラジカル的に移動可能な末端原子または基を有する、請求項175に記載の方法。
【請求項177】
ポリビニルアセテートテロマーの分子量が1,000,000未満である、請求項174に記載の方法。
【請求項178】
ポリビニルアセテートテロマーの分子量が1,000と100,000との間である、請求項174に記載の方法。
【請求項179】
さらに、ビニルアセテートテロマーをアルコキシアミンマクロ開始剤へと転化する工程を含む、請求項175に記載の方法。
【請求項180】
ビニルアセテートブロックコポリマーを製造するための方法であって、
ラジカル的に移動可能な原子または基を有するポリビニルアセテート基体のマクロ開始剤;および、
前記マクロ開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物の少なくとも1つと可逆的なサイクルに関与する触媒;
を最初に含む系の存在で、フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させる工程を含む方法。
【請求項181】
さらに、第2のラジカル的に移動可能な原子または基を有し、連鎖移動剤としても作用することの可能な第2の開始剤;および、
第2の開始剤とのレドックスサイクルおよびポリビニルアセテートマクロ開始剤またはラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物との可逆的なサイクルに関与し、
遷移金属;
遷移金属と配位したリガンドとを含んで遷移金属錯体を形成する一部溶解性の遷移金属触媒;
を含む第2の系の存在で、ビニルアセテートモノマーを重合させることを含むポリビニルアセテート基体のマクロ開始剤を最初に生成させる工程を含む、請求項180に記載の方法。
【請求項182】
第2の開始剤がアルキルハライド基を含み、ポリビニルアセテート基体のマクロ開始剤が、ラジカル的に移動可能な原子または基を有する2つのテレキレートな基を含有する、請求項181に記載の方法。
【請求項183】
アルキルトリハライドがアルキルジクロロブロモ基であり、テレキレートな基が末端ブロモ基を有する、請求項182に記載の方法。
【請求項184】
ポリビニルアセテート基体のマクロ開始剤を製造する工程が、さらに、ポリビニルアセテート基体のマクロ開始剤を単離する工程を含む、請求項181に記載の方法。
【請求項185】
触媒が、遷移金属錯体である、請求項181に記載の方法。
【請求項186】
ブロックコポリマーを製造するための方法であって、
ラジカル的に移動可能な原子または基を有し、連鎖移動剤としても作用することのできる開始剤;および、
前記開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物の少なくとも1つと可逆的なサイクルに関与する遷移金属錯体;
を含む第1の系の存在で、第1のラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させることを含むラジカル的に(共)重合可能なポリマーを製造する工程;
ラジカル的に移動可能な原子または基を有し、開始剤としても作用するラジカル的に(共)重合可能なポリマー;および、
第2の系で少なくとも一部溶解性であり、前記ラジカル的に(共)重合可能なポリマーおよびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物の少なくとも1つと可逆的なサイクルに関与する遷移金属錯体;
を最初に含む第2の系の存在で、第2のフリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを添加および重合させ;
所望により、ブロックコポリマーを単離する;
各工程を含む方法。
【請求項187】
第2の系が、さらに、第1のラジカル的に共重合可能なモノマーを含む、請求項186に記載の方法。
【請求項188】
ビニルアセテートモノマーから合成される第1のブロック;および、
第1のブロックに結合されたフリーラジカル的に共重合可能なモノマーの第2のブロック;
を含むブロックコポリマー。
【請求項189】
ブロックコポリマーを製造するための方法であって、
遷移金属によって触媒される第1の反応機構により第1の(コ)ポリマーブロックを重合させ;
遷移金属によって触媒される第2の反応機構により第2の(コ)ポリマーブロックを重合させる;
各工程を含み、
第1の反応機構が第2の反応機構と異なる方法。
【請求項190】
ビニルアセテートモノマーから合成される第1のブロック;および、
フリーラジカル的に共重合可能なモノマーから合成され、所望により、官能性末端基を有する第2のブロック;
を含むブロックコポリマー。
【請求項191】
ブロックコポリマーを製造する方法であって、
ビニルアセテートモノマーから合成される第1のブロック;および、
官能性末端基を有するフリーラジカル的に共重合可能なモノマーを有する第2のブロック;
を含むブロックコポリマーを用意し;
官能性末端基を異なる基へと変換させる;
各工程を含む方法。
【請求項192】
官能性末端基を有するABAブロックコポリマーであって、
ビニルアセテートモノマーから合成される2つのAブロック;および、
フリーラジカル的に共重合可能なモノマーから合成されるBブロック;
を含むコポリマー。
【請求項193】
ABAブロックコポリマーを製造する方法であって、
ビニルアセテートモノマーから合成される2つのAブロック;および、
フリーラジカル的に共重合可能なモノマーから合成されるBブロック;
を含む官能性基を有するABAブロックコポリマーを用意し;
官能性末端基を異なる基へと変換する;
各工程を含む方法。
【請求項194】
ビニルアセテートモノマーから合成されるAブロック;および、
フリーラジカル的に共重合可能なモノマーから合成されるbブロック;
を含むABスターコポリマー。
【請求項195】
ビニルアセテートモノマーから合成される第1のブロック;および、
(メタ)アクリレートモノマーから合成される第2のブロック;
を含むブロックコポリマー。
【請求項196】
(メタ)アクリルアミドモノマーでホモポリマーおよびブロックポリマーを製造するための重合法であって、
ラジカル的に移動可能な原子または基を有する開始剤;および、
マクロ開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物の少なくとも1つと可逆的なレドックスサイクルに関与し、各可逆的なレドックスサイクルの間に数個のモノマー単位の付加を可能とする遷移金属錯体;
を最初に含む系の存在で、(メタ)アクリルアミドモノマーを共重合させ;
ポリマーを形成する;
各工程を含む方法。
【請求項197】
開始剤が、マクロ開始剤である、請求項196に記載の方法。
【請求項198】
請求項196に記載の重合法により製造される(メタ)アクリレート−ブロック−(メタ)アクリルアミドコポリマー。
【請求項199】
制御された懸濁または乳化重合法であって、
懸濁媒体;
界面活性剤;
ラジカル的に移動可能な原子または基を有する開始剤;および、
前記開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物の少なくとも1つと可逆的なレドックスサイクルに関与する遷移金属錯体;
を最初に含む系の存在で、フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させる工程を含み、
触媒遷移金属のレドックス共役体が懸濁媒体に添加される方法。
【請求項200】
遷移金属錯体の疎水性および親水性が、リガンドまたはリガンド上の置換基のうちの1つを選択することによって制御される、請求項199に記載の方法。
【請求項201】
さらに、第2のフリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを添加し;
所望により、遷移金属錯体;遷移金属化合物;遷移金属レドックス共役体;第2のフリーラジカル的に移動可能な原子または基とリガンドとを含む対イオンの少なくとも1つを添加する;
工程を含む方法。
【請求項202】
遷移金属錯体が、ピコリルアミンを含む、請求項199に記載の方法。
【請求項203】
重合が、標準的なラジカル開始剤の分解によって開始される、請求項199に記載の方法。
【請求項204】
乳化制御されたラジカル重合法であって、
懸濁媒体を用意し;
標準的なフリーラジカル開始剤を添加し、ラジカル的に(共)重合可能なモノマーの存在で、標準的なフリーラジカル開始剤を分解させることによって重合を開始させ;
ラジカル的に移動可能な原子または基を含むより高い酸化状態の遷移金属化合物を添加し、ラジカル的に移動可能な基を標準的なフリーラジカル開始剤の残基に移動させて第2の開始剤を形成させ;
ラジカル的に移動可能な原子または基を有する第3の開始剤を添加する;
各工程を含む方法。
【請求項205】
さらに、懸濁媒体中で乳濁液を形成させる工程を含み、
乳濁液の粒子寸法が標準的なフリーラジカル開始剤の分解によって制御され、重合プロセスが第2および第3の開始剤によって制御される、請求項204に記載の方法。
【請求項206】
制御されたラジカル重合法であって、
複数のフリーラジカル的に重合可能なモノマー;および、
制御されたラジカル重合で繰り返し形成されるフリーラジカル;
を含む溶液に、固体表面に結合された開始剤を接触させる工程を含む方法。
【請求項207】
さらに、フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマー;および、
繰り返し形成されるフリーラジカルまたは失活剤;
を含む、請求項206に記載の方法。
【請求項208】
さらに、繰り返し形成されるフリーラジカルまたは失活剤として遷移金属化合物を含む、請求項207に記載の方法。
【請求項209】
繰り返し形成されるフリーラジカルが溶液の1%より大である、請求項207に記載の方法。
【請求項210】
繰り返し形成されるフリーラジカルが溶液の3%より大である、請求項207に記載の方法。
【請求項211】
繰り返し形成されるフリーラジカルが系およびモノマーの1%より大である、請求項207に記載の方法。
【請求項212】
繰り返し形成されるフリーラジカルが系およびモノマーの3%より大である、請求項207に記載の方法。
【請求項213】
繰り返し形成されるフリーラジカルが遷移金属触媒のレドックス共役体である、請求項207に記載の方法。
【請求項214】
繰り返し形成されるフリーラジカルが安定なフリーラジカルである、請求項207に記載の方法。
【請求項215】
固体表面が無機物表面または無機粒子上の1つである、請求項207に記載の方法。
【請求項216】
開始剤が、非芳香族基を介して固体表面に結合された官能基を含む、請求項207に記載の方法。
【請求項217】
制御された重合法であって、
予め決められた溶剤濃度を含み、その溶剤濃度が繰り返し形成されるフリーラジカルまたは失活剤の濃度を制御するように予め決められる方法。
【請求項218】
制御された重合法であって、
結合された多面体オリゴマーシルセスキオキサン基を有する不飽和モノマーを含む方法。
【請求項219】
不飽和モノマーがビニル芳香族である、請求項218に記載の方法。
【請求項220】
不飽和モノマーが(メタ)アクリレートである、請求項218に記載の方法。
【請求項221】
さらに、ポリマーを形成する工程を含む、請求項218に記載の方法。
【請求項222】
ポリマーが、ホモポリマー、コポリマー、ブロックコポリマーまたはスターブロックポリマーである、請求項221に記載の方法。
【請求項223】
均質な逆原子移動重合法であって、
第1の標準的なラジカル開始剤であり、この第1の標準的なラジカル開始剤が分解される開始剤;
より低い状態にあり、ラジカル的に移動可能な原子または基を有し、このラジカル的に移動可能な原子または基が第2の開始剤を形成する第1の標準的なラジカル開始剤の残基へと移動する遷移金属錯体であり、この遷移金属錯体が第2の開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物との可逆的なサイクルに関与する遷移金属錯体;
を最初に含む系の存在で、フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させ;
ポリマーを形成する;
各工程を含む方法。
【請求項224】
心化合物;
官能性末端と結合された末端とを有するフリーラジカル的に共重合可能なモノマーから合成され、その結合された末端が心化合物に結合された複数のポリマーアーム;および、
ポリマーアームの官能性末端に結合された官能基;
を含む多官能性スター(コ)ポリマー。
【請求項225】
ポリマーアームが制御された分子量を有し、スター(コ)ポリマーの外側の層上に存在する官能基が原子移動付加反応によって付加される、請求項224に記載の多官能性スター(コ)ポリマー。
【請求項226】
フリーラジカル的に共重合可能なモノマーが、(メタ)アクリレートおよび(メタ)アクリル酸を含む、請求項224に記載の方法。
【請求項227】
官能基が、ヒドロキシ、エポキシ、アミノ、シアノ、ハライドから選択され、官能基が、ポリマーアームの官能性末端上に存在する、多官能性スター(コ)ポリマー。
【請求項228】
ブロックコポリマーを製造するための制御された重合法であって、
複数の第1のモノマーをポリマー鎖中に重合させ;
第2のモノマーを前記ポリマー鎖中に重合させる;
各工程を含み、
若干の第1のモノマーが重合されないまま、第2のモノマーが重合される方法。
【請求項229】
第1および第2のモノマーがフリーラジカル的に重合可能なモノマーであり、第1および第2のモノマーを重合させる工程が繰り返し形成されるフリーラジカル;失活剤;または、触媒のレドックス共役体を含む、請求項228に記載の方法。
【請求項230】
系が、さらに、溶剤を含む、請求項229に記載の方法。
【請求項231】
第2のフリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを添加し重合させる工程が、第1のモノマーの75%が重合した後に実施される、請求項228に記載の方法。
【請求項232】
請求項231に記載の方法によって製造されるブロックコポリマー。
【請求項233】
第2のフリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを添加し重合させる工程が、第1のモノマーの50%が重合した後に実施される、請求項228に記載の方法。
【請求項234】
請求項233に記載の方法によって製造されるブロックコポリマー。
【請求項235】
第1のモノマーから合成される第1のブロック;
第2のモノマーから合成される第2のブロック;および、
第1および第2のモノマーから合成される第3のブロック;
を含むブロックコポリマー。
【請求項236】
第3のブロックが、第1のモノマーの第1のブロックから第2のブロックまでの濃度勾配を含む、請求項235に記載のブロックコポリマー。
【請求項237】
第3のブロックが、第1のモノマーの第2のブロックから第1のブロックまでの濃度勾配を含む、請求項236に記載のブロックコポリマー。
【請求項238】
ハイブリッドブロックコポリマーを製造するための方法であって、
ラジカル的に移動可能な原子または基を有する有機基体のマクロ開始剤;および、
前記マクロ開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物の少なくとも1つと可逆的なサイクルに関与する触媒;
を最初に含む系の存在で、フリーラジカル的に(共)重合可能な無機モノマーを重合させる工程を含む方法。
【請求項239】
さらに、末端基を修飾することによって、有機ポリマーをマクロ開始剤へと転化する工程を含む、請求項238に記載の方法。
【請求項240】
末端基を修飾する工程が、第1の末端基を第2の末端基ヘと転化する工程を含む、請求項239に記載の方法。
【請求項241】
マクロ開始剤が、ホスホルアミンである、請求項238に記載の方法。
【請求項242】
グラフトポリマーを製造するための方法であって、
マクロモノマーと相溶性のマクロ開始剤の存在で、マクロモノマーを(共)重合させる工程を含む方法。
【請求項243】
(共)重合させる工程が、ラジカル重合プロセスを含み、マクロモノマーが、末端オレフィン結合を有する、請求項242に記載の方法。
【請求項244】
マクロモノマーが、末端α,α−二置換されたオレフィン基を含む、請求項243に記載の方法。
【請求項245】
マクロモノマーが、末端α−メチルスチリルまたはイソプロピルベンジル基を含む、請求項243に記載の方法。
【請求項246】
さらに、マクロ開始剤との可逆的なサイクルに関与する触媒を含み、マクロ開始剤がラジカル的に移動可能な原子または基を有するマクロ開始剤である、請求項242に記載の方法。
【請求項247】
制御された重合法であって、
ラジカル的に移動可能な原子または基を有する開始剤;および、
前記開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物の少なくとも1つと可逆的なサイクルに関与する遷移金属触媒を含む遷移金属錯体であり、遷移金属錯体触媒が遷移金属に配位したリガンドを含み、そのリガンドが支持体に結合されている遷移金属錯体;
を最初に含む系の存在で、フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させ;
(コ)ポリマーを形成する;
各工程を含む方法。
【請求項248】
さらに、遷移金属のレドックス共役体を反応系に添加する工程を含む、請求項247に記載の方法。
【請求項249】
遷移金属のレドックス共役体が、重合の開始前に、反応系に添加される、請求項248に記載の方法。
【請求項250】
遷移金属が、より高い酸化状態とより低い酸化状態との両方にある、請求項247に記載の方法。
【請求項251】
遷移金属のレドックス共役状態が、合計遷移金属の5重量%存在する、請求項250に記載の方法。
【請求項252】
リガンドが、直鎖アミンを含む、請求項247に記載の方法。
【請求項253】
直鎖アミンが、直鎖テトラミンである、請求項252に記載の方法。
【請求項254】
支持体が、高分子支持体である、請求項247に記載の方法。
【請求項255】
フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーから合成される少なくとも2つのブロックを含み、1つ以上のブロックが第2のモノマーを含む他のブロックにそのモノマーのコポリマーを含むブロックコポリマー。
【請求項256】
第1のフリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーおよび第2のフリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーの少なくとも1つによって合成される少なくとも2つのモノマーブロックを含み、少なくとも1つのブロックがテーパー状のコポリマーを含むブロックコポリマー。
【請求項257】
第1のフリーラジカル的に重合可能なモノマーから合成される第1のブロック;および、
第2のモノマーおよび第1のモノマーから合成される第2のブロックを含み;
第2のブロック中の第1のモノマーの濃度がポリマー鎖に沿う第1のブロックからの距離よりもより大きく増大するABブロックコポリマー。
【請求項258】
第1のモノマーおよび第2の(コ)モノマーがフィリシティで異なる、請求項257に記載のブロックポリマー。
【請求項259】
制御された重合法であって、
ラジカル的に移動可能な原子または基を有する開始剤;
前記開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物の少なくとも1つと可逆的なサイクルに関与する遷移金属錯体;および、
溶剤;
を最初に含む系の存在中、重合温度で、フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させ;
ポリマー〔そのポリマーは重合温度で溶剤に溶解性である。〕を形成させ;
温度、極性または系の圧力の少なくとも1つをポリマーが溶剤に溶解性でない沈殿温度に変える;
各工程を含む方法。
【請求項260】
遷移金属錯体が、重合温度および沈殿温度で溶剤に溶解性である、請求項259に記載の方法。
【請求項261】
さらに、系からポリマーを分離する工程を含む、請求項260に記載の方法。
【請求項262】
ポリマーを分離する工程が、系からポリマーを濾過する工程を含む、請求項261に記載の方法。
【請求項263】
溶剤が、極性溶剤である、請求項259に記載の方法。
【請求項264】
溶剤が、非極性溶剤である、請求項259に記載の方法。
【請求項265】
遷移金属錯体が、リガンドを含む、請求項259に記載の方法。
【請求項266】
制御された重合法であって、
ラジカル的に移動可能な原子または基を有する開始剤;および
前記開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基の少なくとも1つと可逆的なサイクルに関与する触媒;
を最初に含む系の存在で、第1のフリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーおよびラジカル的に共重合可能なモノマーを重合させる工程を含む方法。
【請求項267】
第2のフリーラジカル的に共重合可能なモノマーが第2の官能基を含む、請求項266に記載の方法。
【請求項268】
第2の官能基が、極性置換基を含む、請求項267に記載の方法。
【請求項269】
極性置換基が、カルボン酸基である、請求項268に記載の方法。
【請求項270】
第1の末端と第2の末端とを有するフリーラジカル的に共重合可能なモノマーから合成されるポリマー;
前記第1の末端に結合された第1の官能基;
前記第2の末端基に結合された第2の官能基;
を含み、前記第2の官能基が前記第1の官能基とは異なる反応性を有するホモ−テレキレートなコポリマー。
【請求項271】
遠隔官能性のマルチ−アームスターコポリマーを製造するための制御された重合法であって、
フリーラジカル的に共重合可能なモノマーから合成される遠隔官能性のマルチ−アームを有するスター開始剤、1つのラジカル的に移動可能な原子または基を有する第1の開始剤およびジビニル化合物;
を含む系の存在で、フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させる工程を含む方法。
【請求項272】
第1の開始剤が、さらに、第2の官能基を含む、請求項271に記載の方法。
【請求項273】
制御された重合法であって、
リガンドを含む遷移金属触媒を含む系の存在で、フリーラジカル的に(共)重合可能なモノマーを重合させる工程を含む方法。
【請求項274】
リガンドおよび置換基が、触媒の親水性および疎水性を制御するように選択される、請求項273に記載の方法。
【請求項275】
リガンドおよび置換基が、重合を制御するために、触媒のレドックス共役体の十分な濃度を系に分配するように選択される、請求項273に記載の方法。
【請求項276】
リガンドの構造が、重合系における触媒錯体のレドックス電位を制御するように選択される、請求項273に記載の方法。
【請求項277】
ポリオレフィン骨格ポリマー;および、
骨格ポリマー上にグラフトされたポリ(メタ)アクリレート;
を含むグラフトコポリマー。
【請求項278】
ポリ(メタ)アクリレートが、(メタ)アクリル酸単位を含む、請求項277に記載のグラフトコポリマー。
【請求項279】
制御された重合法であって、
開始剤を含む系の存在中にフリーラジカル的に重合可能なモノマーを含み、
その開始剤が、非芳香族性結合基を介して粒子表面に結合されたラジカル的に移動可能な原子または基を含む方法。
【請求項280】
複合構造体を製造するための方法であって、
シリカ粒子;および、
ラジカル的に移動可能な原子を含有する官能基;
を含む官能性シリカ粒子開始剤と;
前記開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物の少なくとも1つと可逆的なサイクルに関与する遷移金属錯体を含む触媒と;
を含む開始系の存在で、1種以上のフリーラジカル的に重合可能な(コ)モノマーを重合させる工程を含む方法。
【請求項281】
シリカ粒子が、単分散粒子である、請求項280に記載の方法。
【請求項282】
複合構造体を製造するための方法であって、
ラジカル的に移動可能な原子を含む官能基を含む官能化されたナノチューブ開始剤;および、
前記開始剤およびラジカル的に移動可能な原子または基を有する化合物の少なくとも1つと可逆的なサイクルに関与する遷移金属錯体を含む触媒;
を含む開始系の存在で、1種以上のフリーラジカル的に重合可能な(コ)モノマーを重合させる工程を含む方法。
【請求項283】
フリーラジカル的に重合可能なモノマーから合成されたマトリックスを含む自己強化されたナノ複合体。
【請求項284】
重合系から触媒を除去するための方法であって、
触媒;および、
ポリマー;
を含む重合系に化合物を添加し、
その化合物が、触媒との相互作用によってポリマー系から触媒の沈殿を生じさせ;
反応系を濾過して触媒を除去する;
各工程を含む方法。
【請求項285】
重合系から触媒を除去するための方法であって、
触媒;および、
ポリマー;
を含む重合系の少なくとも1つのパラメータを変える工程;
〔ここで、そのパラメータは、重合系から触媒の沈殿を生ずる系の極性、温度および圧力からなる群より選択される。〕;および、
反応系を濾過して触媒を除去する工程;
の各工程を含む方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2011−202169(P2011−202169A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−104381(P2011−104381)
【出願日】平成23年5月9日(2011.5.9)
【分割の表示】特願2000−606655(P2000−606655)の分割
【原出願日】平成12年3月23日(2000.3.23)
【出願人】(591236068)カーネギー−メロン ユニバーシティ (12)
【氏名又は名称原語表記】CARNEGIE−MELLON UNIVERSITY
【Fターム(参考)】