説明

フード付き燭台

【課題】 フードの過熱を防止して十分な耐久性を保持するとともに、ろうそく本体の空気流や雨水による吹き消しを回避して、屋内及び屋外の双方で使用可能なフード付き燭台を提供することにある。
【解決手段】 ろうそく本体5を支持するベース部材4上に、ろうそく本体5の周囲を囲み上部が開放された内筒2と、内筒2の周囲を囲み透明材料から形成された筒状の外側フード1とを固定してなるフード付き燭台であって、外側フード1は、上方に向けて先細に形成された側壁部1aと、側壁部1aの上部を覆う上蓋部1bとが結合されており、外側フード1には、上端部に円周方向に沿って開口された複数の上部通孔10と、ベース部材4との結合部近傍に円周方向に沿って開口された複数の下部通孔12と、側壁部1aの高さ方向中間部に円周方向に沿って開口された複数の中間部通孔11との3段の空気流通用の通孔が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ろうそく本体を支持するベース部材上に、当該ろうそく本体の周囲を囲み上部が開放された内筒と、該内筒の周囲を囲み透明材料から形成された筒状の外側フードとを固定してなるフード付き燭台に関する。
【背景技術】
【0002】
このようなフード付き燭台の一例として、特許文献1(実開昭63−87706号公報)の技術が提供されている。このフード付き燭台は、ろうそく本体を支持するベース部材上に、該ろうそく本体の周囲を囲み上部が開放された内筒ホヤと、該内筒ホヤの周囲を囲み空間層を保持しながら配置され、かつ上部が開放された外側フードの外筒ホヤとを取付けることにより構成されている。
すなわち、従来技術のフード付き燭台においては、上端面が開放された円筒状のカップ体を重ね合せてろうそく本体のキャンドルホヤを構成しており、強風が上部開口からキャンドルホヤ内に流入しても、その風は重ね合せたカップ体の間を通って開口部から外部に抜け出し、ろうそく本体を吹き消すことがないようになっている。
【0003】
【特許文献1】実開昭63−87706号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の技術にあっては、円筒状のカップ体を2層、空気流(風)が通過可能な間隙を介在させた状態で重ね合せて、強い空気流がろうそく本体側に向かうのを回避しているにとどまっている。一方、2層のカップ体は、上端部が開放されていることから、屋外に置いたときには雨水がろうそく本体にかかることになり、屋外用には不適である。
【0005】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、フードの過熱を防止して十分な耐久性を保持するとともに、ろうそく本体の空気流や雨水による吹き消しを回避して、屋内及び屋外の双方で使用可能なフード付き燭台を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、ろうそく本体を支持するベース部材上に、前記ろうそく本体の周囲を囲み上部が開放された内筒と、該内筒の周囲を囲み透明材料から形成された筒状の外側フードとを固定してなるフード付き燭台であって、前記外側フードは、上方に向けて先細に形成された側壁部と、該側壁部の上部を覆う上蓋部とが結合されており、前記外側フードには、上端部に円周方向に沿って開口された複数の上部通孔と、前記ベース部材との結合部近傍に円周方向に沿って開口された複数の下部通孔と、前記側壁部の高さ方向中間部に円周方向に沿って開口された複数の中間部通孔との3段の空気流通用の通孔が設けられている。
【0007】
また、本発明において、前記上部通孔、前記下部通孔及び前記中間部通孔は、異なる通路面積で形成されているとともに、前記下部通孔の通路面積が前記上部通孔及び中間部通孔の通路面積よりも大きく形成されている。
そして、本発明において、前記上部通孔は、前記側壁部の上端と前記上蓋部の外周端との結合部近傍に形成されている。
【0008】
さらに、本発明において、前記外側フードの下端部と前記ベース部材の上面との間には、前記外側フードを中心軸回りに一定量捻ることにより、前記外側フードに形成された係合部と前記ベース部材の上面に形成された係合受部とを係合させて、前記ベース部材上に前記外側フードを固定する係合手段が設けられている。
【0009】
また、本発明において、前記上蓋部は略球殻状に形成され、前記上蓋部には前記複数の上部通孔が円周方向及び高さ方向に沿って開設されている。
そして、本発明において、前記上蓋部は、下部に前記側壁部の上端と結合する鍔部を備えた略球殻状に形成され、前記上蓋部には、前記複数の上部通孔が円周方向及び高さ方向に沿って開設されている。
さらに、本発明において、前記上蓋部は上部側が先細の中空円錐状に形成され、前記上蓋部には前記複数の上部通孔が円周方向及び高さ方向に沿って開設されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ろうそく本体の周囲を囲む内筒の周囲に設けられた透明材料からなる筒状の外側フードが、上方に向けて先細に形成された側壁部とその上部を覆う上蓋部とを結合して構成されており、前記外側フードの上部の、好ましくは前記側壁部の上端と上蓋部の外周端との結合部近傍に円周方向に沿って複数の上部通孔が開口され、前記外側フードのベース部材との結合部近傍に円周方向に沿って複数の下部通孔が開口され、さらに前記外側フードの側壁部の高さ方向中間部に円周方向に沿って複数の中間部通孔が開口されているので、複数の上部通孔から外側フード内に流入した空気(風)が、上方に向けて先細に形成された外側フード内を下方に流れて、外側フードの側壁部の高さ方向中間部に形成された中間部通孔から外側フードの外部へと流出するとともに、下部通孔を通って外側フードの外部へと流出し、また、中間部通孔から外側フード内に流入した空気が下部通孔を通って外側フードの外部へと流出するという、外側フード内を下方に向けて流通(対流)する空気流と、下部通孔から流入した空気が中間部通孔あるいは上部通孔から外側フードの外部に流出し、中間部通孔から外側フード内に流入した空気が上部通孔から外側フード外に流出するという、外側フード内を下方に向けて流通する空気流とが、外側フード内に形成され、上部通孔と中間部通孔と下部通孔という外側フード高さ方向に3段に設けられた通孔を通して、外側フード内を空気が流通することが可能となり、外側フード内における空気の流通性が向上することになる。これにより、外側フード内に熱溜まりが形成されてフード上部の壁が過熱されるという事態を確実に防止することができる。
しかも、本発明のフード付き燭台は、シンプルな形状に形成され、炎の側面にディテールが存在しないため、装飾としての使用時において、見る人が美しい炎のゆらめきを楽しむことができる。また、部品点数も従来と比べて最小限に抑えているため、運送や保管などの管理が容易となり、コストダウンも期待できる。
【0011】
また、上部通孔あるいは中間部通孔から下方に流通する空気は、上方に向けて先細に形成された側壁部つまり下方側が拡開された外側フードに沿って、ろうそく本体が設置されている下方になるほどろうそく本体の炎から遠ざかり、かつ外側フードの内面に沿って流通して下部通孔から外部に導き出されるので、外側フード内の空気流によってろうそく本体が吹き消されることはなくなり、外側フードの過熱を回避することができる。したがって、例えば災害対策グッズとして、地震等による災害時に、野外でも消え難く、安全な明かりを提供できることになる。また、屋外での装飾用や、電源の無い場所での明かりとりに長く安定した炎を保つことができる。
【0012】
また、前記複数の上部通孔、中間部通孔及び下部通孔の通路面積が異なる通路面積で形成されているとともに、特に下部通孔の通路面積が上部通孔及び中間部通孔よりも大きく形成されているので、外側フード内を上部通孔及び中間部通孔側から下部通孔側へと流通する空気の対流状態及び流通速度が、ろうそく本体の炎を吹き消すことなく、かつ外側フード内を適切に冷却して外側フードが過熱することのないような対流状態及び流通速度に調整できる。
【0013】
また、本発明によれば、上部通孔が外側フードの側壁部の上端と上蓋部の外周端との結合部近傍に形成されており、上部通孔から雨水が外側フード内に侵入しても、該雨水は上部通孔から外側フードの側壁部の内面に沿って下方に流れ落ち、下部通孔から外側フードの外部に排出されることになるので、侵入した雨水によってろうそく本体の炎が吹き消されるのを回避できる。
【0014】
また、本発明によれば、外側フードの下端部とベース部材の上面との間に、外側フードに形成された係合部とベース部材の上面に形成された係合受部とを係合させる係合手段が設けられており、外側フードを中心軸回りに一定量捻ることにより前記係合手段を係合させて、外側フードをベース部材上に固定しているので、外側フードに強風や振動が作用しても、これらに抗して外側フードを強固に安定してベース部材上に固定できる。
【0015】
以上により、本発明によれば、ろうそく本体の炎を吹き消すことなく外側フード内の過熱を回避できるとともに、強風や振動に対しても十分な強度を有して耐久性が向上し、屋内及び屋外の双方で使用可能な信頼性の高いフード付き燭台が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係るフード付き燭台の側面斜視図、図2(A)は上記第1実施形態におけるフード付き燭台の縦断面図、図2(B)は(A)におけるA−A線断面図である。
図1及び図2において、1は筒状に形成された外側フード、2はろうそく本体5の周囲を囲む円筒状の内筒、3は内筒2の下部外周を支持する円筒状の内筒支持部材、4は外側フード1、内筒2、内筒支持部材3、ろうそく本体5等が取付けられたベース部材である。
内筒2は耐熱ガラス等の透明な材料から形成されており、上部が開放された開口部2aとなっており、下部が前記ベース部材4の上面中央に固定されている。
【0017】
上記外側フード1は、ポリカーボネイト材等の透明な材料から形成されており、図2(A)で示すように、上方に向けて先細に形成された側壁部1aと、該側壁部1aの上部を覆う上蓋部1bとを一体的に結合することによって構成されている。したがって、内部に配置されたろうそく本体5の炎5aは、外側フード1及び内筒2を通して外部から見ることが可能となっている。なお、外側フード1及び内筒2は、他の耐熱性を有する透明な材料から形成されても良い。
また、図2(B)で示すように、外側フード1の下端部とベース部材4の上面との間には、外側フード1に形成された係合部6aとベース部材4の上面に形成された係合受部6bとを係合させる係合手段6が円周方向の複数箇所(本実施形態例では3箇所)に一定の間隔を置いて設けられており、外側フード1を中心軸Oの回りにZ矢方向に一定量捻ることにより、係合手段6を介して、外側フード1がベース部材4上に固定されるようになっている。
これにより、外側フード1に強風や振動が作用しても、これらに抗して外側フード1を強固に安定してベース部材4上に固定できる。
【0018】
また、外側フード1において、上端部には円周方向に沿って開口された複数の上部通孔10が設けられ、ベース部材4との結合部近傍の下端部には円周方向に沿って開口された複数の下部通孔12が設けられているとともに、側壁部1aの高さ方向中間部の上端部寄りの部位(上端部から外側フード1の全高の1/6程度の位置が好適)には円周方向に沿って開口された複数の中間部通孔11が設けられている。したがって、外側フード1には、側壁部1aの高さ方向に沿って、上部通孔10、中間部通孔11及び下部通孔12の3段の空気流通用の通孔が設けられることになる。
【0019】
しかも、上部通孔10、下部通孔12及び中間部通孔11は、孔の形状が異なり、かつ異なる通路面積で形成されているとともに、下部通孔12の通路面積が上部通孔10及び中間部通孔11よりも大きく形成されている。
すなわち、第1実施形態では、上部通孔10が外側フード1の上端部を円周方向に4箇所穿孔された切欠き状の孔に形成され、下部通孔12が外側フード1の下端部を円周方向に4箇所切欠いた切欠き状の孔に形成されているとともに、中間部通孔11が外側フード1の中間部の前記位置に円周方向に沿って複数穿孔した円形状の孔に形成されている。
なお、上部通孔10、下部通孔12及び中間部通孔11の形状は、この例に限定されるものではなく、上記条件の範囲で任意な形状に形成することが可能である。
【0020】
このように、第1実施形態では、複数の上部通孔10、中間部通孔11及び下部通孔12の径及び通路面積が異なる大きさに形成されているとともに、下部通孔12の通路面積が上部通孔10及び中間部通孔11よりも大きく形成されているため、図2の矢印で示すように、外側フード1内を上部通孔10及び中間部通孔11側から下部通孔12側へと流通する空気が、ろうそく本体5の炎5aを吹き消すことなく、かつ外側フード1内を適切に冷却することが可能となり、外側フード1が過熱されることのない対流状態及び流通速度に調整できる。
【0021】
また、上部通孔10は、外側フード1の側壁部1aの上端と上蓋部1bの外周端との結合部近傍に形成されている。このように構成することにより、図2で示すように、上部通孔10から雨水が外側フード1内に侵入しても、該雨水は上部通孔10から外側フード1の側壁部内面1cに沿って下方に流れ落ち、下部通孔12から外側フード1の外部に排出されることになるため、侵入した雨水によってろうそく本体5の炎5aが吹き消されるのを回避できる。
【0022】
以上、第1実施形態によれば、ろうそく本体5の周囲を囲む内筒2の周囲に設けられた透明材料からなる筒状の外側フード1を、上方に向けて先細に形成された側壁部1aとその上部を覆う上蓋部1bとを結合して形成し、該外側フード1の上部の、側壁部1aの上端と上蓋部1bの外周端との結合部近傍に円周方向に沿って複数の上部通孔10を開口し、該外側フード1のベース部材4との結合部近傍に円周方向に沿って複数の下部通孔12を開口し、さらに該外側フード1の側壁部1aの高さ方向中間部に円周方向に沿って複数の中間部通孔11を開口したので、複数の上部通孔10から外側フード1内に流入した空気(風 図2(A)の矢印で示す)が、上方に向けて先細に形成された外側フード1内を下方に流れて、外側フード1の側壁部1aの高さ方向中間部に形成された中間部通孔11から外側フード1の外部へと流出するとともに、下部通孔12を通っても外側フード1の外部へと流出し、また中間部通孔11から外側フード1内に流入した空気が下部通孔12を通って外側フード1の外部へと流出するという、外側フード1内を下方に向けて流通(対流)する空気流と、下部通孔12から流入した空気が中間部通孔11あるいは上部通孔10から外側フード1の外部に流出し、中間部通孔11から外側フード1内に流入した空気が上部通孔10から外側フード1外に流出するという、外側フード1内を下方に向けて流動する空気流とが、外側フード1内に形成され、上部通孔10と中間部通孔11と下部通孔12との外側フード1高さ方向に3段に設けられた通孔を通して、外側フード1内を空気が流通(対流)することが可能となり、外側フード1内における空気の流通性の向上が図れることになる。
これにより、外側フード1内に熱溜まりが形成されて、得に上蓋部1bの内壁が過熱されるという事態を防止できる。
【0023】
また、上部通孔10あるいは中間部通孔11から下方に流通する空気を、上方に向けて先細に形成された側壁部1aつまり下方側が拡開された外側フード1に沿って、ろうそく本体5が設置されている下方になるほどろうそく本体5の炎5aから遠ざけ、かつ外側フード1の内面に沿って流通させて下部通孔12から外部に導き出せるので、外側フード1内の空気流によってろうそく本体5が吹き消されることなく、外側フード1の過熱を回避できる。
【0024】
[第2実施形態]
図3は本発明の第2実施形態に係るフード付き燭台の側面斜視図である。この第2実施形態においては、上蓋部1bが略球殻状に形成されており、上蓋部1bには、上下方向に長い楕円形状の上部通孔10が円周方向及び高さ方向に沿って複数個開設されている。
その他の構成は、図1及び図2に示される第1実施形態と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示されている。
【0025】
[第3実施形態]
図4は本発明の第3実施形態に係るフード付き燭台の側面斜視図である。この第3実施形態においては、上蓋部1bが略球殻状に形成されており、上蓋部1bの上部側には、小径の上部通孔10aが円周方向及び高さ方向に沿って複数個開設されているとともに、上蓋部1bの下部側には、大径の上部通孔10bが円周方向に沿って複数個開設されている。
その他の構成は、図1及び図2に示される第1実施形態と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示されている。
【0026】
[第4実施形態]
図5は本発明の第4実施形態に係るフード付き燭台の側面斜視図である。この第4実施形態においては、上蓋部1bが下部に側壁部1aの上端と結合する鍔部1dを備えた略球殻状に形成されており、上蓋部1bには上部通孔10が円周方向及び高さ方向に沿って複数個開設されている。
その他の構成は、図1及び図2に示される第1実施形態と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示されている。
【0027】
[第5実施形態]
図6は本発明の第5実施形態に係るフード付き燭台の側面斜視図である。この第5実施形態においては、上蓋部1bが上部側先細の中空円錐状に形成されており、上蓋部1bには複数の上部通孔10が円周方向及び高さ方向に沿って複数個開設されている。
その他の構成は、図1及び図2に示される第1実施形態と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示されている。
【0028】
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1実施形態に係るフード付き燭台を示す側面斜視図である。
【図2】(A)は上記第1実施形態におけるフード付き燭台の縦断面図、(B)は(A)におけるA−A線断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るフード付き燭台を示す側面斜視図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係るフード付き燭台を示す側面斜視図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係るフード付き燭台を示す側面斜視図である。
【図6】本発明の第5実施形態に係るフード付き燭台を示す側面斜視図である。
【符号の説明】
【0030】
1 外側フード
1a 側壁部
1b 上蓋部
2 内筒
3 内筒支持部材
4 ベース部材
5 ろうそく本体
6 係合手段
10 上部通孔
11 中間部通孔
12 下部通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ろうそく本体を支持するベース部材上に、前記ろうそく本体の周囲を囲み上部が開放された内筒と、該内筒の周囲を囲み透明材料から形成された筒状の外側フードとを固定してなるフード付き燭台であって、前記外側フードは、上方に向けて先細に形成された側壁部と、該側壁部の上部を覆う上蓋部とが結合されており、前記外側フードには、上端部に円周方向に沿って開口された複数の上部通孔と、前記ベース部材との結合部近傍に円周方向に沿って開口された複数の下部通孔と、前記側壁部の高さ方向中間部に円周方向に沿って開口された複数の中間部通孔との3段の空気流通用の通孔が設けられていることを特徴とするフード付き燭台。
【請求項2】
前記上部通孔、前記下部通孔及び前記中間部通孔は、異なる通路面積で形成されているとともに、前記下部通孔の通路面積が前記上部通孔及び中間部通孔の通路面積よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフード付き燭台。
【請求項3】
前記上部通孔は、前記側壁部の上端と前記上蓋部の外周端との結合部近傍に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフード付き燭台。
【請求項4】
前記外側フードの下端部と前記ベース部材の上面との間には、前記外側フードを中心軸回りに一定量捻ることにより、前記外側フードに形成された係合部と前記ベース部材の上面に形成された係合受部とを係合させて、前記ベース部材上に前記外側フードを固定する係合手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフード付き燭台。
【請求項5】
前記上蓋部は略球殻状に形成され、前記上蓋部には前記複数の上部通孔が円周方向及び高さ方向に沿って開設されていることを特徴とする請求項1に記載のフード付き燭台。
【請求項6】
前記上蓋部は、下部に前記側壁部の上端と結合する鍔部を備えた略球殻状に形成され、前記上蓋部には、前記複数の上部通孔が円周方向及び高さ方向に沿って開設されていることを特徴とする請求項1に記載のフード付き燭台。
【請求項7】
前記上蓋部は上部側が先細の中空円錐状に形成され、前記上蓋部には前記複数の上部通孔が円周方向及び高さ方向に沿って開設されていることを特徴とする請求項1に記載のフード付き燭台。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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