説明

ブラインドワイパー

【課題】 凸形状拭体と凹形状拭体の2個の拭体で、ブラインドの羽の表裏面に付着した埃を同時に迅速に拭取り、該埃を吸取ることで室内への放散を防止する。
【解決手段】 ブラインドの羽12の曲面に合致する凹形面を形成して上拭体吸込口6aを設けた上拭体2a、上台吸込側通気孔7a、上台空洞9a、上台排出側通気孔8a、上柄3aを備えた上台1aと前記凹形面と合致する凸形面を形成して下拭体吸込口6bを設けた下拭体2b、下台吸込側通気孔7b、下台空洞9b、下台排出側通気孔8b、下柄3bを備えた下台1bとが、前記上柄3a、下柄3bが弾性部5を介して連結して一組に構成し、更に上下排出側通気孔8a、8bは、上柄3aと下柄3bの間に設けた蛇腹管4と連通して、ホース11に掃除機器が接続できる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラインドの羽の表裏両面を握力で押圧しながら縦長方向に左右にスライドし、表裏両面に付着した埃を同時に拭取り、集塵することができる器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ブラインドの羽に付着した埃を拭取る方法としては、水やクリナーを浸みこませた雑巾等で1枚ずつ丁寧に拭取るか、一般に市販されているブラシ等で払い除けている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、ブラインドの羽に付着した埃を取る作業は雑巾等で一枚一枚丁寧に拭取るか、従来在るブラシ等の掃除具で払い除けている。このため作業時間に多大な労力を要し、また埃を回りに散らかしているに過ぎなかった。急いで作業を行うとつい粗暴になってしまいブラインドの羽を損傷してしまうという問題点があった。
【0004】
本発明は、上述した技術背景に鑑みブラインド専用のためになされたもので、その目的はブラインドの羽の表裏両面を握力で押圧しながら縦長方向に左右にスライドし、表裏両面に付着した埃を同時に迅速に拭取り、該埃を掃除機器で吸い取ることを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、請求項1記載に係るブラインドワイパーは次のように構成した。
【0006】
請求項1:ブラインドの羽の曲面に合致する凹形面を形成して上拭体吸込口を設けた上拭体、上台吸込側通気孔、上台空洞、上台排出側通気孔、上柄を備えた上台と、前記凹形面と合致する凸形面を形成して下拭体吸込口を設けた下拭体、下台吸込側通気孔、下台空洞、下台排出側通気孔、下柄を備えた下台とが、前記上柄と下柄が弾性部を介して一組に構成し、更にそれぞれの排出側通気孔が、上柄、下柄に設けた蛇腹管と連通した。
【0007】
また、請求項2記載にかかるブラインドワイパーは、下記に示すように構成した。
【0008】
請求項2:上拭体と上台、下拭体と下台はそれぞれ着脱できるように適宜数の通気孔を有する接着部を設ける。
【0009】
更には、請求項3記載にかかるブラインドワイパーは、下記に示すように構成した。
【0010】
請求項3:請求項1又は請求項2記載のブラインドワイパーは排出側通気孔の一端にホースが接続できる接続部を設ける。
【発明を実施するための形態】
【0011】
発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
【0012】
本発明に係るブラインドワイパーの特徴はブラインドの羽の表裏両面を押圧して挟み、縦長方向にスライドするもので、配列しているブラインドの羽の上下の両ピッチ範囲内で行い得るような形状寸法で製作されるものであり、以下に詳述する。
【0013】
図1、図2、図3、図4及び図5においては実施形態に係るブラインドワイパーである。ブラインドの羽12の曲面に合致する上拭体吸込口6aを設けた上拭体2aと上台吸込側通気孔7a、上台空洞9a、上台排出側通気孔8a、上柄3aを備えた上台1aに着脱できるように固着する。
【0014】
更に前記凹形状と合致する下拭体吸込口6bを設けた下拭体2b、下台吸込側通気孔7b、下台空洞9b、下台排出側通気孔8b、下柄3bを備えた下台1bに着脱できるように固着する。
【0015】
前記した上下拭体の上下拭体吸込口6a、6b、上下台吸込側通気孔7a、7b、上下台空洞9a、9b、上下台排出側通気孔8a、8bは上柄3aと下柄3bとの間に設けた蛇腹管4と連通する。更に上柄3aと3bは弾性部5を介して連結する。
【0016】
上下拭体吸込口6a、6b、並びに上下台吸込側通気孔7a、7b、は適宜数設け、それぞれの配列は合致する。
【0017】
弾性部5は通常の状態に在っては、上拭体2aと下拭体2bが開いた状態を形成する。
【0018】
下柄3bの下台排出側通気孔8bの出口部にホース11が接続でき、掃除機器のホースの口径を適宜調整して接続できる。
【0019】
上下拭体2a、2bの材料は特に制限されて製作されるものではなく、スポンジ、皮、繊維、ブラシ等でそれぞれ凹面、凸面を形成している。
【0020】
上下台接着部10a、10bは取外し出きるように両面テープ、マグネット板、通称マジックテープ等と呼んでいる接着物であり、上下拭体吸込口6a、6bが上下台吸込側通気孔7a、7bと配列が一致し通じ合っている。
【0021】
上柄3aと下柄3bを握り締め、押圧すると上拭体1aと下拭体1bは接近する。
【0022】
図6、図7においてはブラインドの羽12に本発明を押圧挟着した実施例を表すもので、矢印13方向に左右にスライドできる。
【発明の効果】
【0023】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】
上下2本の柄を握り締めることにより、上下2個の拭体がブラインドの羽の表裏面を同時に、しかも均一に押圧接触し、そのまま左右に移動することにより付着した埃を迅速に拭取ることができる。
【0025】
拭取った埃はホースを介して掃除機器により吸引されるため、作業中に室内に放散することは無い。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】 本発明にかかるブラインドワイパーの正面図。
【図2】 図1における平面図。
【図3】 図1における左側面図。
【図4】 図2におけるA−A線断面図。
【図5】 図1におけるB−B線断面図。
【図6】 ブラインドの羽を挟んだ実施例を示す。
【図7】 図6におけるブラインドの羽を挟んだ拡大斜視図を示す。
【符号の説明】
【0028】
1a 上台
1b 下台
2a 上拭体
2b 下拭体
3a 上柄
3b 下柄
4 蛇腹管
5 弾性部
6a 上拭体吸込口
6b 下拭体吸込口
7a 上台吸込側通気孔
7b 下台吸込側通気孔
8a 上台排出側通気孔
8b 下台排出側通気孔
9a 上台空洞
9b 下台空洞
10a 上台接着部
10b 下台接着部
11 ホース
12 羽
13 矢印

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブラインドの羽12の曲面に合致する凹形面を形成して上拭体吸込口6aを設けた上拭体2a、上台吸込側通気孔7a、上台空洞9a、上台排出側通気孔8a、上柄3aを備えた上台1aと、前記凹形面と合致する凸形面を形成して下拭体吸込口6bを設けた下拭体2b、下台吸込側通気孔7b、下台空洞9b、下台排出側通気孔8b、下柄3bを備えた下台1bとが、前記上柄3a、下柄3bが弾性部5を介して一組に構成し、更に上下排出側通気孔8a、8bが、上下柄3a、3bに設けた蛇腹管4と連通したブラインドワイパー。
【請求項2】
上拭体2aと上台1a、下拭体2bと下台1bはそれぞれ着脱できるように通気孔を有する上台接着部10a、下台接着部10bを設けた請求項1記載のブラインドワイパー。
【請求項3】
下台排出側通気孔8bの一端にホース11を設け、掃除機器を接続できる請求項1記載のブラインドワイパー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−111464(P2013−111464A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−273855(P2011−273855)
【出願日】平成23年11月28日(2011.11.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(510000079)
【Fターム(参考)】