説明

ブラシの形状と及びその断面の形状が、接地面積が大きくなるように工夫されたいろいろな形状をしたうすく平らなごとくの形状のブラシで作られたホウキ

【課題】この発明はブラシの形状と及びその断面の形状が、接地面積が大きくなるように工夫されたいろいろな形状をしたうすく平らなごとくの形状のブラシで作られたホウキである。
【解決手段】掃き取り効率を高めるため、ブラシの形状(1)と及びその断面(2)の形状が接地面積が大きくなるように工夫されたいろいろな掃き取り効率が高いブラシ(3)を束ねてつくられたホウキである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、またこの特許の請求範囲の要点は、少なくとも従来にはなかった、見受けられなかったブラシの形状をうすく平らなごとくの形状のブラシにすることにより、ホウキ等に使われるブラシの一本あたりの接地面積を広げて、また大きくすることによってブラシの一本あたりの掃き取り能力効率を可能な限りに大きくすることができ、それらを束ねて使ってつくられたホウキは掃き取り効率の高いホウキとなるものである。
【背景技術】
【0002】
従来のホウキ等に使われているブラシの形状は一般的に線材と呼ばれているように、その形状は,棒状の形をしているものが一般的で多く、また、その断面の形状については、丸や四角のごとくの形であり、この形状のためにいわゆる線材と呼ばれるがゆえんのものが一般的であり、またほとんど大多数であった。
【0003】
そのため、自然素材や、またプラスチック等の人工素材等を使ったそれらの、いわゆる線材のブラシで、それらを束ねて作られたホウキ等などでは、それで掃除をする場合に、ブラシとブラシの間が開いてしまう。その結果その隙間から細かなゴミ、チリ等が掃き取られずに残ってしまうという、今あるホウキ等の解決するべき大きな問題点であり、また大きな課題であった。特に大型の竹ホウキなどの場合では、その傾向と問題点が顕著であり、そのため細かなゴミ、チリなど等をきれいに掃き取る場合に、自然素材を使ったものも含め、それらの線材を使用している現在では、その線材の太さ、細さを変えたりそれらを混ぜあわせたりするだけの構造では、この問題の根本的解決には至っておらず、線状の形であるがゆえの隙間ができてしまうという構造的な問題でもあるために、きれいに掃き取る場合、その場を何度も同じところを掃く作業をおこなわなければならず、その結果、手間がかかると同時にその清掃現場の清掃環境が室内外を問わず悪化し、使用者の肉体的負担も大きくなり腰痛の原因になるなど等、現在そしてまたこれからの高齢化社会にあっても、もっと効率のよい使いやすい軽いホウキを求める声が大であったがいままでにはそれがなかった。
【特許文献1】特開2001−46293
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする問題点は、現在の一般的なホウキ等に利用されている線材のブラシを利用した現在のホウキ等では、掃きこぼしなど等を少なからず出してしまうために、細かなゴミやチリなどを一度にきれいに掃くことが出来る、掃き取り効率が高いブラシを使ったホウキを望む声が大であった。
今現在、ホウキ等に使われているブラシの形状を細かなチリ等までも逃さずに掃き取るためには、ブラシ一本あたりの接地面積を線材のものよりもはるかに大きくする必要があり、つまり、ブラシ一本あたりの接地面積を多くするためには、ブラシの形状、およびその断面をうすく平らなごとくの形状にすることにより、棒状のブラシより多くのたくさんの接地面積を得ることが出来るので、まるで雑巾で掃くがごとくのきわめて高い掃き取り効率をブラシ一本あたりにでも得ることができるものである。
その例として、竹ホウキの場合、従来の竹の枝を使った、いわゆる線材のみのホウキより、その枝の中に竹の葉を付けたものを束ねた場合、竹の枝のみの従来のホウキよりはるかにきれいに効率よく掃くことができるものである。
またブラシのしなやかさを得るために、さらに薄い形状の幅広い形状のごとくのものにすることによってでも、そしてまた細い髪の毛状のブラシとすることによってでも、しなやかなブラシとなり、細かなチリ等までも残さずに掃き取ることができ、高い効率を得ることができるものである。
また、従来の線材のブラシ等にこの発明のブラシを前後左右など等に重ねあわせたり、また混ぜ合わせたりすることなどによって作られたホウキ等も、掃き取り効率のかなり高いものになるものである
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明はホウキ等に使われるブラシの形状及びその断面をうすく平らな形状をして、ブラシの接地面積を多く広く取り、そのために従来の線材と呼ばれる棒状の形状をしたブラシよりも、その接地面の差に比例して、より多くの掃き取り性能を示すホウキとなるものである。
【発明の効果】
【0006】
ブラシの形状及びその断面がうすく平らな形状をして、ブラシの接地面積を多く広く取たブラシで束ねてつくられたホウキでは、うすくたいらなブラシ同士が幾重何重にも重なり合うために、ブラシとブラシの間に隙間ができてしまうことがなく、また線材などでつくられたホウキなど等よりもはるかに、ブラシとしての高い掃き取り効果が表すことができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
この高い掃き取り性能と効果を持ったブラシをもって束ねてつくられたホウキではきわめて高い掃き取り性能を示すことが出来るため、少量のブラシで高い掃き取り性能の軽量のホウキ等などを作ることが出来る。
また従来の線材を利用したホウキなど等に、この発明のブラシを、適度にまぜあわせたり、適度に効率のよい場所に取り付けるなどをして製作したホウキ、また脱着方式として他のホウキ等に取りつけたとしても、高い掃き取り性能と効果を示すものである。
【実施例1】
【0008】
図1は本発明のブラシである。
【実施例2】
【0009】
本発明の実施例2を示した図5である。
【産業上の利用可能性】
【0010】
この発明のブラシはブラシの形状及びその断面をうすく平らな形状をして、ブラシの接地面積を多く広く取ることができるので、そのブラシの材質や形状などを変えたり工夫することにより、大小のそしてまたいろいろな種類のホウキとそれに類するものに適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】ブラシの形状と及びその断面の形状が、接地面積が大きくなるように工夫されたいろいろな形状をしたうすく平らなごとくの形状のブラシで作られたホウキ
【図2】ホウキに使われるブラシの一例のその断面図
【図3】ブラシにススキの穂のようなやわらかなもの(4)あるいはブラシに細かな細い毛状のごとくのもの(5)や枝分かれをしたり植物の葉のごとくのようないろいろな形状をしたり(6)コンブのごとくのウエーブやヒダのついた形状をしたものや(7)スジ状の溝のごとくのものがつけてあったり(8)穴があけてあったり(9)突起状のもの(10)網状のごとくのもの(11)のうすく平らなごとくの形状の広い接地面積を持ったブラシをまとめて表示した例
【図4】帯状のごとくのものや(12)ブラシの形状に切れ込みがつけてあったり(13)反りやウエーブ(14)または突起状のもの(15)や、ブラシの腰の強さを保ち得るために、固いものなどや太い部材などをブラシのいろいろなところに取りつけたりしたもの(16)
【図5】この発明のブラシを利用した、脱着方式のごとくの形式のブラシ(17)と、取りつけるための例としての古い竹ホウキなど(18)とそのためのマジックテープなどのごとくの取りつけ結束部品材(19)
【図6】この発明のブラシを使ってつくられたホウキ
【符号の説明】
【0012】
1 うすく平らなごとくの形状をしたブラシの葉
2 接地面積が大きくなるように工夫されたブラシの葉の断面
3 接地面積が大きくなる形状をしたうすく平らなごとくの形状をしたブラシ
4 柔らかな穂材
5 細かな細い 毛状のごとくのもの
6 枝分かれをした形状のブラシ
7 コンブのごとくのウエーブやヒダのついた形状のブラシ
8 スジ状の溝のごとくのもの
9 ゴミを引っかかりやすくまた、すくいやすいようにのいろいろな形状の穴
10 突起状の形状もの
11 網状のごとくのもの
12 帯状のごとくの形状のブラシ
13 ブラシにつけた切れ込み部分
14 ブラシに付けた反りやウエーブ
15 反りやウエーブや突起状の形状のもの
16 ブラシの腰の強さを保ち得るための固いものなどや太い部材など
17 この発明のブラシを利用した、脱着方式のごとくの形式のブラシ(
18 取りつけるための例としての古い竹ホウキなど
19 マジックテープなどのごとくの取りつけ結束部品材
20 ブラシの形状と及びその断面の形状が、接地面積が大きくなるように工夫されたいろいろな形状をしたうすく平らなごとくの形状のブラシで作られたホウキ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブラシの形状と及びその断面の形状が、接地面積が大きくなるように工夫されたいろいろな形状をしたうすく平らなごとくの形状のブラシで作られたホウキ
【請求項2】
ブラシにススキの穂のようなやわらかなもの、あるいはブラシに細かな細い毛状のブラシなどのごとくのものをブラシに取りつけたりした、また枝分かれをした形状のごとくのものを持ったものや、パセリのごとくのものなどの請求項1のブラシの形状と及びその断面の形状が、接地面積が大きくなるように工夫されたいろいろな形状をしたうすく平らなごとくの形状のブラシで作られたホウキ
【請求項3】
ブラシの形状が植物の葉のごとくのものや、コンブのごとくのウエーブやヒダのついたものや、アロエの葉形状ののぎのごとくのものがついたものや、板状や帯状のごとくの形状のもの、うすく平らな形状をしたブラシに、ブラシの腰を持たせるために固い部材や、太い部材などを取りつけたり、またそれを一体成形などをしてつくられた、線材等などのブラシよりもうすく平らなごとくの形状をして、広い接地面積を持った形状をした請求項1のブラシの形状と及びその断面の形状が、接地面積が大きくなるように工夫されたいろいろな形状をしたうすく平らなごとくの形状のブラシで作られたホウキ
【請求項4】
ブラシの形状がヒダ状のごとくの形をしているものであったり、反りやウエーブ、または突起状のものがつけてあったり、その反対に切れ込みなどがあったりして、穴があけてあったり、スジ状の溝のごとくのものや突起状のスジのごとくの物を取りつけてあったりする請求項1のブラシの形状と及びその断面の形状が、接地面積が大きくなるように工夫されたいろいろな形状をしたうすく平らなごとくの形状のブラシで作られたホウキ
【請求項5】
ブラシの腰の強さを保ち得るために、固いものなどや太い部材などのブラシに取りつけたり,一体成形をしたり、またそれらと重ねたり、混ぜ合わせたりしたがごとくの構造をもつホウキ等の請求項1のブラシの形状と及びその断面の形状が、接地面積が大きくなるように工夫されたいろいろな形状をしたうすく平らなごとくの形状のブラシで作られたホウキ
【請求項6】
自然素材等のものなど等で、線材等などのブラシよりも、うすく平らなごとくの形状をした広い接地面積を持った形状に似た部材など等を、あるいは同等の機能,性能を持つそれらのものを、薬剤や樹脂等など等で、あるいはそれら薬剤や樹脂等など等と同等の機能性をもつものなど等で、固めたり成形したりしてつくられた請求項1のブラシの形状と及びその断面の形状が、接地面積が大きくなるように工夫されたいろいろな形状をしたうすく平らなごとくの形状のブラシで作られたホウキ
【請求項7】
これまで述べた発明のブラシを使用して、他の線材等などのブラシと前後、左右や中間にまぜあわせたり重ねあわせたりまた束ねたりして、またいろいろな形状の組み合わせで束ねたりしてつくられたホウキ、または構造材としての請求項1のブラシの形状と及びその断面の形状が、接地面積が大きくなるように工夫されたいろいろな形状をしたうすく平らなごとくの形状のブラシで作られたホウキ
【請求項8】
これらのブラシを他のホウキ等にも取りつけることのできる脱着式の機能などを持つ構造をしたホウキなどと、その構造材としての請求項1のブラシの形状と及びその断面の形状が、接地面積が大きくなるように工夫されたいろいろな形状をしたうすく平らなごとくの形状のブラシで作られたホウキ

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−136815(P2008−136815A)
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−356999(P2006−356999)
【出願日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(506419928)
【Fターム(参考)】