ブラジャー
【課題】従来の内側空気遮断膜と外側空気遮断膜とその間に設けた空気収納部とよりなるカップを有するブラジャーは、空気収納部に空気を入れていくと内側空気遮断膜がつぶれてしまうので、左右のバストの形状や外観形状を希望通りに矯正することができないという欠点があった。
【解決手段】本発明のブラジャーは、左側カップと、右側カップと、上記左右のカップを前中心部で連結せしめる前部連結部材とよりなり、上記左右のカップは夫々バストに装着せしめる椀状の硬質材よりなる内側空気遮断膜と、上記内側空気遮断膜の外表面側に対向配置した伸縮自在な外側空気遮断膜と、上記内側空気遮断膜と上記外側空気遮断膜との間に設けた空気収納部と、上記空気収納部の空気給排気手段とよりなることを特徴とする。また、上記空気収納部に連続気泡多孔材を設けたことを特徴とする。
【解決手段】本発明のブラジャーは、左側カップと、右側カップと、上記左右のカップを前中心部で連結せしめる前部連結部材とよりなり、上記左右のカップは夫々バストに装着せしめる椀状の硬質材よりなる内側空気遮断膜と、上記内側空気遮断膜の外表面側に対向配置した伸縮自在な外側空気遮断膜と、上記内側空気遮断膜と上記外側空気遮断膜との間に設けた空気収納部と、上記空気収納部の空気給排気手段とよりなることを特徴とする。また、上記空気収納部に連続気泡多孔材を設けたことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明はブラジャー、特にバストの形状や外観形状を矯正できるブラジャーに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
図６〜図８は従来のバストの形状や外観形状を矯正できるブラジャーを示し、１ａはブラジャーの右側のカップ、１ｂは上記ブラジャーの左側のカップ、２は上記左右のカップ１ａ、１ｂを前中心部で連結せしめる連結部材であり、上記ブラジャーの各カップ１ａ、１ｂはユーザーの左右のバスト３に夫々装着される椀状に形成した内側空気遮断膜４と、上記内側空気遮断膜４の外表面側に対向配置した、上記内側空気遮断膜４と略同形状の椀状の外側空気遮断膜５と、上記内側空気遮断膜４の内表面に設けた粘着層６と、上記内側空気遮断膜４と上記外側空気遮断膜５との周部を接着せしめ、上記内側空気遮断膜４と上記外側空気遮断膜５との間に形成せしめた空気収納部７と、上記外側空気遮断膜５に設けた、空気注入器８を用いて上記空気収納部７に空気を給排気せしめるための空気給排気部９とよりなり、上記内側空気遮断膜４は熱可塑性薄膜材や布地等からなり、上記外側空気遮断膜５はゴム、ポリウレタン等の伸縮性のある素材からなる。
【０００３】
上記従来のブラジャーにおいては、上記内側空気遮断膜４と外側空気遮断膜５との間に空気収納部７を備えるので、空気収納部に空気を入れることにより、上記外側空気遮断膜５が膨らみ、バストのボリュームアップや形状矯正を行なう事ができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
然しながら、従来のブラジャーのカップ１ａ、１ｂの内側空気遮断膜４は柔らかいため、左右のバストの大きさや形が微妙に異なる場合や、不慮の事故や手術により左右のバストが大きく違う場合などにおいて、バストの小さい側のカップの空気収納部７にバストの大きい側のカップの空気収納部７より多くの空気を注入しようとしても、バストの小さい側のカップの内側空気遮断膜が空気圧により、バストの大きい側のカップの内側空気遮断膜よりも大きくつぶれてしまい、左右のカップの外側空気遮断膜５を均等に膨らませる事ができないという欠点があった。また、内側空気遮断膜４がつぶれてしまうとバストの矯正もできなかった。
【０００５】
本発明は上記の欠点を除くようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明のブラジャーは、左側カップと、右側カップと、上記左右のカップを前中心部で連結せしめる前部連結部材とよりなり、上記左右のカップは夫々バストに装着せしめる椀状の硬質材よりなる内側空気遮断膜と、上記内側空気遮断膜の外表面側に対向配置した伸縮自在な外側空気遮断膜と、上記内側空気遮断膜と上記外側空気遮断膜との間に設けた空気収納部と、上記空気収納部の空気給排気手段とよりなることを特徴とする。
【０００７】
また、上記左右のカップを脇側から連結せしめる背面部連結部を更に有することを特徴とする。
【０００８】
また、上記空気収納部に連続気泡多孔材を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明のブラジャーにおいては、内側空気遮断膜が硬いので、空気収納部に空気を注入しても、内側空気遮断膜がつぶれることがなく、バストの形状や外観形状を矯正することができるという大きな利益がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１０】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
【実施例１】
【００１１】
本発明のブラジャーは、図１〜図４に示すように、左側のカップ１０ａと、右側のカップ１０ｂと、上記左右のカップ１０ａ、１０ｂを前中心部で連結せしめる着脱自在の前部留め具１１と、上記左側及び右側のカップ１０ａ、１０ｂの脇側に夫々設けたバックストラップ挿入用の取付枠部１２、１２と、上記左右の取付枠部１２、１２に挿入される、面ファスナー部を有する帯状の背面固定用バックストラップ１３とよりなり、上記ブラジャーの各カップ１０ａ、１０ｂはユーザーの左右のバスト３に夫々装着せしめる椀状に形成した硬質プラスチック等の硬質材よりなる内側空気遮断膜１４と、上記内側空気遮断膜１４の外表面側に対向配置した、上記内側空気遮断膜１４と略同形状の椀状の、例えば熱可塑性エラストマー等の伸縮自在な素材からなる外側空気遮断膜１５と、上記外側空気遮断膜１５の外表面を覆う飾布地１６と、上記内側空気遮断膜１４と上記外側空気遮断膜１５との周部１７を高周波溶着により接着せしめ、上記内側空気遮断膜１４と上記外側空気遮断膜１５との間に形成せしめた空気収納部１８と、上記内側空気遮断膜１４と上記外側空気遮断膜１５との周部１７を外側から覆う縁取り布地１９と、上記空気収納部１８に設けたスポンジ等の連続気泡多孔材２０と、上記内側空気遮断膜１４の内表面に設けた粘着剤２１と、上記外側空気遮断膜１５又は内側空気遮断膜１４に設けた、上記空気収納部１８に空気を給排気せしめるための空気給排気部２２とよりなる。
【００１２】
なお、上記内側空気遮断膜１４は上記空気収納部１８に空気を注入し、内部圧を１．５気圧としても変形しない硬さであることが好ましい。
【００１３】
また、上記空気収納部１８の内部圧が大気圧程度の場合における上記内側空気遮断膜１４と外側空気遮断膜１５との最大間隙は５ｍｍ〜１５ｍｍである事が望ましく、また、上記連続気泡多孔材２０の形状は、その際に形成される空気収納部１８の形状と同形状であることが好ましい。
【００１４】
また、上記外側空気遮断膜１５の厚さを場所により異ならしめ、上記外側空気遮断膜１５の伸び率に差を設け、上記外側空気遮断膜１５の膨らみ方に差を設けるようにしてもよい。
【００１５】
また、上記連続気泡多孔材２０を省略せしめてもよく、他の部材を挿入せしめてもよい。
【００１６】
また、上記空気給排気部２２は、例えば空気注入器８の針を貫通せしめる事ができ、また、上記針を抜いた後において、その弾性力により孔を塞ぐ事ができる厚みのある合成樹脂材よりなり、例えば、上記外側空気遮断膜１５と同一の材質としてもよい。
【００１７】
本発明のブラジャーは上記のような構成であるから、左右のカップの上記各空気給排気部２２に外側から空気注入器８の針を貫通せしめて、上記空気収納部１８に空気を注入せしめ、上記左右のカップを所望の膨らみとし、上記空気注入器８の針を上記空気給排気部２２から抜き取る。なお、上記空気給排気部２２に形成された針の孔は、上記空気給排気部２２の弾性力により塞がり、上記空気給排気部２２から上記空気収納部１８の空気が外部に抜けるようなことはない。
【００１８】
次に、上記左右のカップの前部留め具１１を外した状態で、図４に示すように、上記左右のカップの取付枠部１２、１２に上記バックストラップ１３の一端部及び他端部を夫々所望の長さ挿入し、面ファスナーの粘着力を利用して固定し所望の長さのバックストラップ１３とし、左右のカップを夫々バストに装着せしめて上記前部留め具１１を留めれば、上記ブラジャーがバスト３に固定されるようになる。
【００１９】
本発明のブラジャーは上記のような構成であるから、空気収納部１８に空気給排気部２２を介して、空気注入器８により空気を注入する事でカップの大きさを調整できるという大きな利益がある。
【００２０】
また、内側空気遮断膜１４とバストを粘着剤で接着せしめることができるので、ショルダストラップを設けずに、ブラジャーをバストに装着することができる。
【００２１】
また、本発明のブラジャーの内側空気遮断膜１４は硬いので、バックストラップ１３の長さを少し短めに調整し、左右のカップを夫々左右のバストの下からあてがえ上方に持ち上げながら前部留め部１１で止めるなどすることにより、バストのたるみを矯正することができ、また谷間の強調をすることできる。
【００２２】
また、図５に示すように、左右のバストの大きさや形が微妙に異なる場合や、不慮の事故や手術により左右のバストが大きく違う場合などにおいて、バスト３の小さい側のカップの空気収納部１８にバストの大きい側のカップの空気収納部１８より多くの空気を注入しても、内側空気遮断膜１４が硬いので空気圧により内側空気遮断膜１４がつぶれることがなく、左右のカップの外側空気遮断膜１５を均等に膨らませる事ができる。
【００２３】
また、外側空気遮断膜１５は空気圧により膨らんでいるので柔らかく、生肌と同等の感触を得られ、外部からは自然のバストの感触となる。
【図面の簡単な説明】
【００２４】
【図１】本発明のブラジャーの左右のカップを連結した状態を示す斜視図である。
【図２】本発明のブラジャーのカップの横断平面図である。
【図３】図２における本発明のブラジャーのカップの一部の拡大横断平面図である。
【図４】本発明のブラジャーのバックストラップの取付状態の説明図である。
【図５】本発明のブラジャーの使用状態の説明図である。
【図６】従来のブラジャーの斜視図である。
【図７】従来のブラジャーのカップを分解して示す斜視図である。
【図８】従来のブラジャーの使用状態の説明図である。
【符号の説明】
【００２５】
１ａ 右側のカップ
１ｂ 左側のカップ
２ 連結部材
３ バスト
４ 内側空気遮断膜
５ 外側空気遮断膜
６ 粘着層
７ 空気収納部
８ 空気注入器
９ 空気給排気口
１０ａ 左側のカップ
１０ｂ 右側のカップ
１１ 前部留め具
１２ 取付枠部
１３ バックストラップ
１４ 内側空気遮断膜
１５ 外側空気遮断膜
１６ 飾布地
１７ 周部
１８ 空気収納部
１９ 縁取り布地
２０ 連続気泡多孔材
２１ 粘着剤
２２ 空気給排気部
【技術分野】
【０００１】
本発明はブラジャー、特にバストの形状や外観形状を矯正できるブラジャーに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
図６〜図８は従来のバストの形状や外観形状を矯正できるブラジャーを示し、１ａはブラジャーの右側のカップ、１ｂは上記ブラジャーの左側のカップ、２は上記左右のカップ１ａ、１ｂを前中心部で連結せしめる連結部材であり、上記ブラジャーの各カップ１ａ、１ｂはユーザーの左右のバスト３に夫々装着される椀状に形成した内側空気遮断膜４と、上記内側空気遮断膜４の外表面側に対向配置した、上記内側空気遮断膜４と略同形状の椀状の外側空気遮断膜５と、上記内側空気遮断膜４の内表面に設けた粘着層６と、上記内側空気遮断膜４と上記外側空気遮断膜５との周部を接着せしめ、上記内側空気遮断膜４と上記外側空気遮断膜５との間に形成せしめた空気収納部７と、上記外側空気遮断膜５に設けた、空気注入器８を用いて上記空気収納部７に空気を給排気せしめるための空気給排気部９とよりなり、上記内側空気遮断膜４は熱可塑性薄膜材や布地等からなり、上記外側空気遮断膜５はゴム、ポリウレタン等の伸縮性のある素材からなる。
【０００３】
上記従来のブラジャーにおいては、上記内側空気遮断膜４と外側空気遮断膜５との間に空気収納部７を備えるので、空気収納部に空気を入れることにより、上記外側空気遮断膜５が膨らみ、バストのボリュームアップや形状矯正を行なう事ができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
然しながら、従来のブラジャーのカップ１ａ、１ｂの内側空気遮断膜４は柔らかいため、左右のバストの大きさや形が微妙に異なる場合や、不慮の事故や手術により左右のバストが大きく違う場合などにおいて、バストの小さい側のカップの空気収納部７にバストの大きい側のカップの空気収納部７より多くの空気を注入しようとしても、バストの小さい側のカップの内側空気遮断膜が空気圧により、バストの大きい側のカップの内側空気遮断膜よりも大きくつぶれてしまい、左右のカップの外側空気遮断膜５を均等に膨らませる事ができないという欠点があった。また、内側空気遮断膜４がつぶれてしまうとバストの矯正もできなかった。
【０００５】
本発明は上記の欠点を除くようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明のブラジャーは、左側カップと、右側カップと、上記左右のカップを前中心部で連結せしめる前部連結部材とよりなり、上記左右のカップは夫々バストに装着せしめる椀状の硬質材よりなる内側空気遮断膜と、上記内側空気遮断膜の外表面側に対向配置した伸縮自在な外側空気遮断膜と、上記内側空気遮断膜と上記外側空気遮断膜との間に設けた空気収納部と、上記空気収納部の空気給排気手段とよりなることを特徴とする。
【０００７】
また、上記左右のカップを脇側から連結せしめる背面部連結部を更に有することを特徴とする。
【０００８】
また、上記空気収納部に連続気泡多孔材を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明のブラジャーにおいては、内側空気遮断膜が硬いので、空気収納部に空気を注入しても、内側空気遮断膜がつぶれることがなく、バストの形状や外観形状を矯正することができるという大きな利益がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１０】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
【実施例１】
【００１１】
本発明のブラジャーは、図１〜図４に示すように、左側のカップ１０ａと、右側のカップ１０ｂと、上記左右のカップ１０ａ、１０ｂを前中心部で連結せしめる着脱自在の前部留め具１１と、上記左側及び右側のカップ１０ａ、１０ｂの脇側に夫々設けたバックストラップ挿入用の取付枠部１２、１２と、上記左右の取付枠部１２、１２に挿入される、面ファスナー部を有する帯状の背面固定用バックストラップ１３とよりなり、上記ブラジャーの各カップ１０ａ、１０ｂはユーザーの左右のバスト３に夫々装着せしめる椀状に形成した硬質プラスチック等の硬質材よりなる内側空気遮断膜１４と、上記内側空気遮断膜１４の外表面側に対向配置した、上記内側空気遮断膜１４と略同形状の椀状の、例えば熱可塑性エラストマー等の伸縮自在な素材からなる外側空気遮断膜１５と、上記外側空気遮断膜１５の外表面を覆う飾布地１６と、上記内側空気遮断膜１４と上記外側空気遮断膜１５との周部１７を高周波溶着により接着せしめ、上記内側空気遮断膜１４と上記外側空気遮断膜１５との間に形成せしめた空気収納部１８と、上記内側空気遮断膜１４と上記外側空気遮断膜１５との周部１７を外側から覆う縁取り布地１９と、上記空気収納部１８に設けたスポンジ等の連続気泡多孔材２０と、上記内側空気遮断膜１４の内表面に設けた粘着剤２１と、上記外側空気遮断膜１５又は内側空気遮断膜１４に設けた、上記空気収納部１８に空気を給排気せしめるための空気給排気部２２とよりなる。
【００１２】
なお、上記内側空気遮断膜１４は上記空気収納部１８に空気を注入し、内部圧を１．５気圧としても変形しない硬さであることが好ましい。
【００１３】
また、上記空気収納部１８の内部圧が大気圧程度の場合における上記内側空気遮断膜１４と外側空気遮断膜１５との最大間隙は５ｍｍ〜１５ｍｍである事が望ましく、また、上記連続気泡多孔材２０の形状は、その際に形成される空気収納部１８の形状と同形状であることが好ましい。
【００１４】
また、上記外側空気遮断膜１５の厚さを場所により異ならしめ、上記外側空気遮断膜１５の伸び率に差を設け、上記外側空気遮断膜１５の膨らみ方に差を設けるようにしてもよい。
【００１５】
また、上記連続気泡多孔材２０を省略せしめてもよく、他の部材を挿入せしめてもよい。
【００１６】
また、上記空気給排気部２２は、例えば空気注入器８の針を貫通せしめる事ができ、また、上記針を抜いた後において、その弾性力により孔を塞ぐ事ができる厚みのある合成樹脂材よりなり、例えば、上記外側空気遮断膜１５と同一の材質としてもよい。
【００１７】
本発明のブラジャーは上記のような構成であるから、左右のカップの上記各空気給排気部２２に外側から空気注入器８の針を貫通せしめて、上記空気収納部１８に空気を注入せしめ、上記左右のカップを所望の膨らみとし、上記空気注入器８の針を上記空気給排気部２２から抜き取る。なお、上記空気給排気部２２に形成された針の孔は、上記空気給排気部２２の弾性力により塞がり、上記空気給排気部２２から上記空気収納部１８の空気が外部に抜けるようなことはない。
【００１８】
次に、上記左右のカップの前部留め具１１を外した状態で、図４に示すように、上記左右のカップの取付枠部１２、１２に上記バックストラップ１３の一端部及び他端部を夫々所望の長さ挿入し、面ファスナーの粘着力を利用して固定し所望の長さのバックストラップ１３とし、左右のカップを夫々バストに装着せしめて上記前部留め具１１を留めれば、上記ブラジャーがバスト３に固定されるようになる。
【００１９】
本発明のブラジャーは上記のような構成であるから、空気収納部１８に空気給排気部２２を介して、空気注入器８により空気を注入する事でカップの大きさを調整できるという大きな利益がある。
【００２０】
また、内側空気遮断膜１４とバストを粘着剤で接着せしめることができるので、ショルダストラップを設けずに、ブラジャーをバストに装着することができる。
【００２１】
また、本発明のブラジャーの内側空気遮断膜１４は硬いので、バックストラップ１３の長さを少し短めに調整し、左右のカップを夫々左右のバストの下からあてがえ上方に持ち上げながら前部留め部１１で止めるなどすることにより、バストのたるみを矯正することができ、また谷間の強調をすることできる。
【００２２】
また、図５に示すように、左右のバストの大きさや形が微妙に異なる場合や、不慮の事故や手術により左右のバストが大きく違う場合などにおいて、バスト３の小さい側のカップの空気収納部１８にバストの大きい側のカップの空気収納部１８より多くの空気を注入しても、内側空気遮断膜１４が硬いので空気圧により内側空気遮断膜１４がつぶれることがなく、左右のカップの外側空気遮断膜１５を均等に膨らませる事ができる。
【００２３】
また、外側空気遮断膜１５は空気圧により膨らんでいるので柔らかく、生肌と同等の感触を得られ、外部からは自然のバストの感触となる。
【図面の簡単な説明】
【００２４】
【図１】本発明のブラジャーの左右のカップを連結した状態を示す斜視図である。
【図２】本発明のブラジャーのカップの横断平面図である。
【図３】図２における本発明のブラジャーのカップの一部の拡大横断平面図である。
【図４】本発明のブラジャーのバックストラップの取付状態の説明図である。
【図５】本発明のブラジャーの使用状態の説明図である。
【図６】従来のブラジャーの斜視図である。
【図７】従来のブラジャーのカップを分解して示す斜視図である。
【図８】従来のブラジャーの使用状態の説明図である。
【符号の説明】
【００２５】
１ａ 右側のカップ
１ｂ 左側のカップ
２ 連結部材
３ バスト
４ 内側空気遮断膜
５ 外側空気遮断膜
６ 粘着層
７ 空気収納部
８ 空気注入器
９ 空気給排気口
１０ａ 左側のカップ
１０ｂ 右側のカップ
１１ 前部留め具
１２ 取付枠部
１３ バックストラップ
１４ 内側空気遮断膜
１５ 外側空気遮断膜
１６ 飾布地
１７ 周部
１８ 空気収納部
１９ 縁取り布地
２０ 連続気泡多孔材
２１ 粘着剤
２２ 空気給排気部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
左側カップと、右側カップと、上記左右のカップを前中心部で連結せしめる前部連結部材とよりなり、
上記左右のカップは夫々バストに装着せしめる椀状の硬質材よりなる内側空気遮断膜と、上記内側空気遮断膜の外表面側に対向配置した伸縮自在な外側空気遮断膜と、上記内側空気遮断膜と上記外側空気遮断膜との間に設けた空気収納部と、上記空気収納部の空気給排気手段とよりなることを特徴とするブラジャー。
【請求項２】
上記左右のカップを脇側から連結せしめる背面部連結部を更に有することを特徴とする請求項１記載のブラジャー。
【請求項３】
上記空気収納部に連続気泡多孔材を設けたことを特徴とする請求項１または２記載のブラジャー。
【請求項１】
左側カップと、右側カップと、上記左右のカップを前中心部で連結せしめる前部連結部材とよりなり、
上記左右のカップは夫々バストに装着せしめる椀状の硬質材よりなる内側空気遮断膜と、上記内側空気遮断膜の外表面側に対向配置した伸縮自在な外側空気遮断膜と、上記内側空気遮断膜と上記外側空気遮断膜との間に設けた空気収納部と、上記空気収納部の空気給排気手段とよりなることを特徴とするブラジャー。
【請求項２】
上記左右のカップを脇側から連結せしめる背面部連結部を更に有することを特徴とする請求項１記載のブラジャー。
【請求項３】
上記空気収納部に連続気泡多孔材を設けたことを特徴とする請求項１または２記載のブラジャー。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【公開番号】特開２００８−２８５７７０（Ｐ２００８−２８５７７０Ａ）
【公開日】平成２０年１１月２７日（２００８．１１．２７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−１２９６３２（Ｐ２００７−１２９６３２）
【出願日】平成１９年５月１５日（２００７．５．１５）
【出願人】（５０７１５８１５６）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年１１月２７日（２００８．１１．２７）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年５月１５日（２００７．５．１５）
【出願人】（５０７１５８１５６）
【Ｆターム（参考）】
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