説明

プレイリスト編集装置、プレイリスト編集方法、プレイリスト編集プログラムおよびプレイリスト編集プログラムを格納した記録媒体

【課題】ユーザに手間をかけさせずに、ユーザの嗜好を反映したプレイリストを作成することができるプレイリスト編集装置、プレイリスト編集方法、プレイリスト編集プログラムおよびプレイリスト編集プログラムを格納した記録媒体を提供する。
【解決手段】ユーザがプレイリスト7cに楽曲を追加する際の操作に基づいてプレイリスト登録条件を決定する、つまり、楽曲データ7aのリストに含まれるタグデータ7bから任意の項目(属性情報)を特定属性情報として特定し、特定属性情報に基づいて表示態様が並べ替えや絞り込まれて変更された楽曲データ7aのリストを表示して、表示態様が変更された楽曲データ7aのリストから選択された楽曲データ7aにおける特定属性情報に基づいて、楽曲データ7aをプレイリスト7cに追加するための条件であるプレイリスト登録条件を決定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の楽曲などのコンテンツから任意のコンテンツを選択して作成するプレイリスト編集装置、プレイリスト編集方法、プレイリスト編集プログラムおよびプレイリスト編集プログラムを格納した記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ハードディスクや不揮発性メモリなどの記憶手段に記録されている複数のコンテンツ(例えば、楽曲データ等)の中から選択されたコンテンツを再生する再生装置は、選択されたコンテンツの一覧であるプレイリストが作成され、プレイリストに含まれるコンテンツが指定された再生順で連続再生される。
【0003】
プレイリストは、ユーザが記憶手段に記録されているコンテンツの中から所望のコンテンツを順次選択することによって生成される。最近では記憶手段の記憶容量が大きくなり、その結果、記録されるコンテンツの数が増加する傾向にあるので、ユーザは膨大な数のコンテンツの中から所望のコンテンツを選択する必要があり、プレイリストを作成する操作は非常に煩雑なものになっている。また、プレイリストは1つのみではなく、ユーザの気分によって再生するコンテンツを変えることができるように、複数のプレイリストを作成する場合も多い。この場合には、ユーザは複数のプレイリストを作成する必要があり、さらに煩雑かつ面倒である。
【0004】
そのため、ユーザの手を煩わせずに、自動的にプレイリストを生成することが提案されている。例えば、特許文献1には、ユーザ操作によって少なくとも1つのプレイリストが生成されてHDD5に保存されると、解析部2Aが、HDD5に記憶されているプレイリストを解析し、プレイリスト情報テーブルを生成する。生成部2Bは、プレイリスト情報テーブルに基づいて、新たなプレイリストを生成することが記載されている。
【0005】
また、特許文献2には、情報再生機器10に接続済みまたはアクセス可能な記憶媒体(内蔵記憶媒体6、外部記憶媒体7)のうち、プレイリスト登録条件2bとしてユーザによりあらかじめ登録された対象記憶媒体2b1に該当する1ないし複数の記憶媒体について、それぞれの記憶媒体に格納されている全コンテンツを検索し、プレイリスト登録条件2bとしてあらかじめ登録された対象メタデータ2b2に合致するメタデータを有するコンテンツを抽出して、プレイリスト2aに登録することによって、再生されたコンテンツが登録されたプレイリスト2aを自動的にかつ迅速に作成することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−204506号公報
【特許文献2】特開2010−27124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載のコンテンツリスト生成装置では、生成したプレイリストを解析する必要があるため、処理が複雑という問題がある。また、ユーザがどのような意図でそのプレイリストを生成したか(含まれる曲をどのように選択したのか、あるいは削除したのか)が正確にはわからないため、ユーザの嗜好を正確に反映できないという問題があった。また、特許文献2に記載のプレイリスト作成方法では、ユーザが予め条件を設定する手間がかかってしまうという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、ユーザに手間をかけさせずに、ユーザの嗜好を反映したプレイリストに編集することができるプレイリスト編集装置、プレイリスト編集方法、プレイリスト編集プログラムおよびプレイリスト編集プログラムを格納した記録媒体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載のプレイリスト編集装置は、複数のコンテンツおよび前記コンテンツの属性情報を示すメタデータが記録されているコンテンツ記録手段と、前記メタデータに基づいて前記コンテンツの属性情報を含むコンテンツリストを表示する表示手段と、前記表示手段に表示された前記コンテンツリストから前記コンテンツを選択するための選択操作を行う操作手段と、前記操作手段によって選択された前記コンテンツを追加または削除してプレイリスト編集を行うプレイリスト編集手段と、を備えたプレイリスト編集装置であって、前記プレイリスト編集手段が、前記操作手段における選択操作に基づいて、前記コンテンツを前記プレイリストの登録するための登録条件を決定することを特徴としている。
【0010】
請求項12に記載のプレイリスト編集方法は、複数のコンテンツおよび前記コンテンツの属性情報を示すメタデータに基づいて前記コンテンツの属性情報を含むコンテンツリストを表示し、表示した前記コンテンツリストからコンテンツを選択するための選択操作を行って、選択操作された前記コンテンツを追加または削除してプレイリスト編集を行うプレイリスト編集方法であって、前記コンテンツリストからコンテンツを選択するための選択操作に基づいて、前記コンテンツを前記プレイリストへ登録するための登録条件を決定することを特徴としている。
【0011】
請求項13に記載のプレイリスト編集プログラムは、複数のコンテンツおよび前記コンテンツの属性情報を示すメタデータが記録されているコンテンツ記録手段と、前記メタデータに基づいて前記コンテンツの属性情報を含むコンテンツリストを表示する表示手段と、前記表示手段に表示された前記コンテンツリストから前記コンテンツを選択するための選択操作を行う操作手段と、前記操作手段によって選択された前記コンテンツを追加または削除してプレイリスト編集を行うプレイリスト編集手段と、してコンピュータを機能させるプレイリスト編集プログラムであって、前記プレイリスト編集手段が、前記操作手段における選択操作に基づいて、前記コンテンツを前記プレイリストへ登録するための登録条件を決定することを特徴としている。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施例にかかるプレイリスト編集装置のブロック図である。
【図2】図1に示されたプレイリスト編集装置の表示部に表示される画面の説明図である。
【図3】図1に示されたプレイリスト編集装置におけるプレイリスト作成動作のフローチャートである。
【図4】図1に示されたプレイリスト編集装置の選択範囲変更時の動作を示した説明図である。
【図5】図1に示されたプレイリスト編集装置の選択範囲変更時の動作を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態にかかるプレイリスト編集装置を説明する。本発明の一実施形態にかかるプレイリスト編集装置は、プレイリスト編集手段が、メタデータに基づいてコンテンツの属性情報を含むコンテンツリストから操作手段におけるコンテンツを選択するための選択操作に基づいて、コンテンツをプレイリストへ登録するための登録条件を決定するので、ユーザが明確に意図して操作した内容に基づいて推測された登録条件を設定して、その登録条件に基づいたプレイリストに編集することができ、ユーザに手間をかけさせずに、ユーザの嗜好を反映したプレイリストに編集することができる。
【0014】
また、プレイリスト編集手段は、コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツのコンテンツリストから、操作手段によって選択されたコンテンツを編集対象であるプレイリストに追加してプレイリスト編集を行ってもよい。このようにすることにより、コンテンツリストから追加するコンテンツを選択できるので、ユーザが容易にプレイリストの編集を行うことができる。
【0015】
また、プレイリスト編集手段は、編集対象である前記プレイリストのコンテンツリストから、操作手段によって選択されたコンテンツを当該編集対象であるプレイリストから削除してプレイリスト編集を行ってもよい。このようにすることにより、コンテンツリストから削除するコンテンツを選択できるので、ユーザが容易にプレイリストの編集を行うことができる。
【0016】
また、操作手段における選択操作には、コンテンツリストに含まれるメタデータから任意の属性情報を特定属性情報として特定する操作を含み、表示手段は、特定属性情報に基づいて表示態様が変更されたコンテンツリストを表示し、プレイリスト編集手段は、表示態様が変更されたコンテンツリストから選択されたコンテンツにおける特定属性情報に基づいて、登録条件を決定してもよい。このようにすることにより、メタデータから任意の属性情報を特定して表示態様が変更されたコンテンツリストを選択する操作に基づいて推測されたプレイリスト登録条件を持ったプレイリストとすることができる。
【0017】
また、表示手段は、前記特定属性情報に基づいて、前記コンテンツの並び替えまたは絞込みが行われたコンテンツリストを表示してもよい。このようにすることにより、操作手段によって複数のコンテンツを並び替えまたは絞込みが行われたコンテンツリスト表示して、ユーザが注目しているコンテンツを選択させることができる。
【0018】
また、表示手段は、特定属性情報に基づいて、コンテンツの並び替えが行われたコンテンツリストを表示し、操作手段における選択操作には、並び替えが行われたコンテンツリストにおいて連続して配列されている複数のコンテンツを選択する操作を含み、プレイリスト編集手段は、選択された連続して配列されている複数のコンテンツにおける特定属性情報の範囲に属する前記コンテンツを登録することを登録条件としてもよい。このようにすることにより、コンテンツリストから選択された特定属性情報の範囲に属するコンテンツを登録とすることができ、ユーザの操作を忠実にプレイリストに反映することができ、ユーザの嗜好を反映することができる。
【0019】
また、プレイリスト編集手段は、コンテンツリストに含まれ、選択された連続して配列されている複数のコンテンツ以外のコンテンツであって、特定属性情報が範囲内であるコンテンツが存在する場合は、当該コンテンツをプレイリストの登録対象から除くことを登録条件としてもよい。このようにすることにより、特定属性情報が範囲内でありながら選択されなかったコンテンツを意図的に選択から外すという登録条件とすることができ、ユーザの操作を忠実にプレイリストに反映することができ、ユーザの嗜好を反映することができる。
【0020】
また、プレイリスト編集手段は、選択された連続して配列されている複数のコンテンツが所定数以下である場合は、当該選択された複数のコンテンツのそれぞれをプレイリストに登録することを特定属性情報の範囲よりも優先する登録条件としてもよい。このようにすることにより、例えば選択されたコンテンツが1つのみなど特定属性情報の範囲に含まれる楽曲を追加するという内容を登録条件に加えることがユーザが明確に意図して操作であるか判断が困難な場合は、範囲よりもコンテンツ名(例えば曲名)などを優先する登録条件とすることで、確実にユーザの嗜好を反映することができる。
【0021】
また、操作手段における選択操作には、連続して並べられた複数のコンテンツをまとめて選択する一括選択操作を含み、プレイリスト編集手段は、一括選択操作の後に当該選択された複数のコンテンツのうち少なくとも一つのコンテンツの選択が解除された場合は、一括選択された複数のコンテンツにおける特定属性情報の範囲に属する前記コンテンツを登録することを前記登録条件とするとともに、選択が解除されたコンテンツを当該登録の対象から除くことを登録条件に加えてもよい。このようにすることにより、選択解除というユーザの意図を的確に反映することができる。
【0022】
また、プレイリスト編集手段は、一括選択操作の後に当該選択された複数のコンテンツ以外の少なくとも一つのコンテンツがさらに選択された場合は、一括選択された複数のコンテンツにおける特定属性情報の範囲に属する前記コンテンツを登録することを登録条件とするとともに、さらに選択されたコンテンツを当該登録の対象に加えることを登録条件に加えてもよい。このようにすることにより、追加選択というユーザの意図を的確に反映することができる。
【0023】
また、プレイリスト編集手段は、前記登録条件に基づいて前記プレイリスト編集を行ってもよい。このようにすることにより、操作手段における選択操作に基づいて登録された登録条件に基づいてユーザの嗜好を反映したプレイリストに編集することができる。
【0024】
また、本発明の一実施形態にかかるプレイリスト編集方法は、メタデータに基づいてコンテンツの属性情報を含むコンテンツリストからコンテンツを選択するための選択操作に基づいて、プレイリストの登録条件を決定するので、ユーザが明確に意図して操作した内容に基づいて推測された登録条件を設定して、その登録条件に基づいたプレイリストに編集することができ、ユーザに手間をかけさせずに、ユーザの嗜好を反映したプレイリストに編集することができる。
【0025】
また、本発明の一実施形態にかかるプレイリスト編集プログラムは、プレイリスト編集手段が、メタデータに基づいてコンテンツの属性情報を含むコンテンツリストから操作手段におけるコンテンツを選択するための選択操作に基づいて、コンテンツをプレイリストへ登録するための登録条件を決定するので、ユーザが明確に意図して操作した内容に基づいて推測された登録条件を設定して、その登録条件に基づいたプレイリストに編集することができ、ユーザに手間をかけさせずに、ユーザの嗜好を反映したプレイリストに編集することができる。
【0026】
また、上述したプレイリスト編集プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよい。このようにすることにより、当該プログラムを機器に組み込む以外に単体でも流通させることができ、バージョンアップ等も容易に行える。
【実施例】
【0027】
本発明の一実施例を、図1乃至図5を参照して説明する。本発明の一実施例にかかるコンテンツ再生装置として音楽プレーヤ1は、図1に示したように、CPU2と、メモリ3と、表示部4と、入力部5と、再生部6と、記録媒体7と、を備えている。また、CPU2、メモリ3、表示部4、入力部5、再生部6、記録媒体7は、バスBに接続されている。
【0028】
プレイリスト編集手段としてのCPU2は、メモリ3のROMなどに記録された制御プログラムに沿って動作して音楽プレーヤ1の再生や表示などの全体制御を司る。また、CPU2は、後述する入力部5からの操作入力に基づいて、記憶媒体7に記憶されている楽曲データ7aのリストから選択された楽曲データ7aを編集対象であるプレイリストに追加してプレイリスト7cの編集を行う。
【0029】
メモリ3は、RAMやROMなどで構成され、ROMにはCPU2が動作する制御プログラムが記憶され、RAMはCPU2が動作する際のワークエリアとして種々なデータが一時的に記憶される。
【0030】
表示手段としての表示部4は、例えば液晶ディスプレイなどで構成され、ユーザに対してCPU2が処理した結果を出力表示する。
【0031】
操作手段としての入力部5は、図示しない操作ボタンやタッチパネルなどの入力手段を備えて、ユーザからの指示をCPU2へ通知する。
【0032】
再生部6は、デコーダ、DAコンバータ、アンプ等を備えており、CPU2からの制御に基づいて、記録媒体7に記録されているコンテンツ(楽曲データ7a)を再生して外部のスピーカ等に出力する。
【0033】
コンテンツ記録手段としての記録媒体7は、例えばハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクまたは不揮発性メモリなどで構成され、音楽プレーヤ1で再生されるコンテンツとしての楽曲データ7aと、メタデータとしてのタグデータ7bと、プレイリスト7cと、が記録される。
【0034】
楽曲データ7aは、音楽プレーヤ1で再生される音楽のデータであり、楽曲ごとに所定の方式で符号化されて記録されている。タグデータ7bは、楽曲データ7aの属性情報として、タイトル、アーチスト、ジャンル、再生回数、リリース年、BPM(Beats Par Minute)などの項目が楽曲ごとに記録されている。なお、タグデータ7bは楽曲データ7aに付随して取得してもよいし、図示しない外部ネットワークと接続可能に構成して外部ネットワークなどから別途取得するようにしてもよい。プレイリスト7cは、記録媒体7に記録されている全楽曲から任意に選択された楽曲が登録されて構成されているリストであり、登録条件に応じて複数あってもよい。
【0035】
上述した構成のうち、CPU2、メモリ3、表示部4、入力部5、記録媒体7で、本発明の一実施例にかかるプレイリスト編集装置10を構成する。
【0036】
次に、表示部4にプレイリスト作成時に表示される画面の例を図2を参照して説明する。表示部4に入力部5からプレイリスト編集などの操作入力されることで表示される画面は、ライブラリエリア4aと、絞込みエリア4bと、詳細エリア4cと、から構成されている。
【0037】
ライブラリエリア4aは、複数の楽曲で構成されるライブラリの名称が表示されている。例えば全曲は記録媒体7に記録されている楽曲全てを含むライブラリである。また、プレイリスト7cもライブラリに含まれ、図2ではプレイリスト1、プレイリスト2の2つが作成されている。
【0038】
絞込みエリア4bは、例えば、ジャンルやアーチスト、アルバムなどタグデータ7bの項目ごとに選択されているライブラリ内の情報が表示されており、このうち任意の情報を選択することで楽曲を絞り込むことができる。例えば、図2では、項目としてジャンル、アーチスト、アルバムが表示されており、ジャンルの中ではロックとポップが情報として表示されている。ここでジャンルのロックを選択すると、選択されているライブラリ中のジャンルがロックとなっている楽曲のみが絞り込まれて後述する詳細エリア7cに表示される。
【0039】
詳細エリア4cは、ライブラリエリア4aで選択されたライブラリの内容がリスト状に表示される(コンテンツリスト)。具体的には、タグデータ7b内の項目が列(カラム)方向に表示され、楽曲ごとに各項目の情報が一行に表示されている。例えば図2では、項目4c1としてタイトル、アーチスト、アルバム、ジャンル、再生回数、BPMが列方向に表示されており、楽曲ごとにそれぞれの項目の情報が表示されている。また、詳細エリア4cの項目4c1を選択(特定)することで、選択した項目の情報を昇順または降順にソートして(並び替えて)表示される。例えば、BPMを選択した場合は、特定属性情報としてBPMの値が昇順または降順にソートされた順に楽曲が表示される。即ち、特定属性情報に基づいて、楽曲の並び替えが行われたリストを表示する。
【0040】
次に、上述した構成のプレイリスト作成装置10におけるプレイリスト作成動作の概要を説明する。本実施例では、ユーザが詳細エリア4cに表示されているコンテンツリストから楽曲を選択してプレイリスト7cに追加する際の操作に基づいてプレイリスト登録条件を決定する。つまり、入力部5における選択操作に基づいて、楽曲データ7aのプレイリスト7cの登録条件を決定している。なお、このプレイリスト登録条件とは、当該条件を設定後に楽曲データ7aがライブラリ(全曲)に追加された場合に、当該条件に合う場合は自動的に追加楽曲をプレイリスト7cに追加するための条件であり、この条件はプレイリスト7cに含まれている。また、このプレイリスト登録条件を含むプレイリスト7cを他のユーザに配布した場合は、他のユーザのライブラリからプレイリスト登録条件に合った楽曲が取捨選択される。
【0041】
ユーザがプレイリスト7cに楽曲を追加する際は、まず、第1に詳細エリアに表示するコンテンツリストを決定するためにライブラリエリア4aから任意のライブラリを選択する。ここでは、編集対象のプレイリスト7c以外のライブラリが選択される。第2に詳細エリア4cに表示されたコンテンツリストの絞込みまたは並び替えを行うために絞込みエリア4bまたは項目4c1を選択する。第3に絞り込みまたは並び替えが行われることによって表示態様が変更されたコンテンツリストから任意の楽曲を選択する。第4に追加先のプレイリスト7cを特定(あるいは新たに作成)して、選択した任意の楽曲を追加するという4つの操作から行われることが多い。したがって、本実施例では、上記操作からユーザが楽曲をプレイリスト7cに追加する際に注目しているタグデータ7b(特定属性情報)を特定し、このタグデータ7bに基づいて表示態様が変更されて表示されたコンテンツリストから選択される楽曲における特定属性情報に基づいて、プレイリスト登録条件を決定している。
【0042】
次に、上述したプレイリスト作成動作を図3に示したフローチャートを参照して説明する。図3に示したフローチャートはCPU2で実行する。
【0043】
まず、ステップS1において、ライブラリエリア4aで選択されているライブラリ名を情報1としてメモリ3に一時的に保存しステップS2に進む。
【0044】
次に、ステップS2において、詳細エリア4cの項目4c1または絞込みエリア4bで選択されている項目名を情報2としてメモリ3に一時的に保存しステップS3に進む。即ち、ステップS2は、ライブラリエリア4aで選択されたライブラリのコンテンツリストがタグデータ7bのどの項目によって絞り込みあるいは並び替えが行われているかを特定するための処理である。
【0045】
次に、ステップS3において、詳細エリア4cで選択されている楽曲における項目の範囲を情報3としてメモリ3に一時的に保存しステップS4に進む。
【0046】
次に、ステップS4において、選択された範囲にある楽曲が追加されてプレイリスト7cが編集される。この際に、追加することを情報4としてメモリ3に一時的に保存しステップS7に進む。なお、プレイリスト7cに楽曲を追加する場合は、まず、追加元(全曲等)を指定してから追加する楽曲を指定して追加先(プレイリスト1等)を指定する。したがって追加先がステップS4で判明するので、ステップS4で判明した追加先も情報1、つまり編集対象のプレイリスト7cとして加える。
【0047】
次に、ステップS5において、ステップS1〜S4でメモリ3に一時的に保存した情報1〜情報4を組み合せてプレイリスト登録条件として編集されたプレイリスト7cに設定保存する。そして、このプレイリスト登録条件が設定されたプレイリスト7cは、ライブラリに楽曲が追加されるごとに当該登録条件を評価して、登録条件に合った楽曲は、楽曲登録時に自動的あるいはユーザによる指示があった場合にプレイリスト7cに追加される。即ち、プレイリスト登録条件に基づいてプレイリスト7cを編集している。また、以後プレイリスト7cを編集するごとにこのフローチャートを繰り返すことで、編集されたプレイリスト7cのプレイリスト登録条件が蓄積される。
【0048】
上述したフローチャートの具体的動作例を挙げて説明すると、図2でライブラリとして全曲が選択された状態で、項目4c1としてBPMが選択されてBPMでソートし、タイトルBB〜IIまでを選択してプレイリスト1に追加した場合は、まず、情報1として「全曲からプレイリスト1」が、情報2として「BPM」が、情報3としてタイトルBB〜IIのBPM情報である「100〜101」が、情報4として「追加」が、それぞれ抽出され、「全曲からBPMが100〜101の曲をプレイリスト1に追加する」がプレイリスト1の登録条件として設定される。即ち、特定属性情報に基づいて、楽曲データ7aの並び替えが行われたリストを表示部4に表示し、当該リストにおいて連続して配列されている複数の楽曲データ7aを選択した場合は、その選択された連続して配列されている複数の楽曲データ7aにおける特定属性情報の範囲に属する楽曲データ7aを追加することをプレイリスト登録条件としている。
【0049】
また、詳細エリア4cの項目4c1でソートをせずに絞込みエリア4bで絞り込んでもよい。例えば、ライブラリとして全曲が選択され、絞込みエリア4bでジャンルのロックを選択して絞り込んだ状態で、詳細エリア4cに表示されたジャンルがロックのタイトルを選択してプレイリスト1に追加した場合は、まず、情報1として「全曲からプレイリスト1」が、情報2として「ジャンル」が、情報3として「ロック」が、情報4として「追加」が、それぞれ抽出され、「全曲からジャンルがロックの曲をプレイリスト1に追加する」がプレイリスト1の登録条件として追加される。また、この絞込み方法として絞込みエリア4bに限らず、検索操作で行ってもよい。例えば図2には図示していないが、検索エリアなどが設けられていれば、その検索エリアからaaaやXXXやロックなどといったタグデータ7bに含まれるキーワードを入力して、そのキーワードをタグデータ7bに持つ楽曲のリストを表示することで絞り込むことができる。
【0050】
また、例えば、ライブラリとして全曲が選択され、項目4c1としてBPMが選択された状態で、タイトルBB〜DDまでを選択してプレイリスト1に追加した場合は、「全曲からBPMが100の楽曲を追加する」という条件とともに、「タイトルEEは除く」という条件も加え、「全曲からBPMが100の楽曲を追加するが、タイトルEEは除く」という条件とする。即ち、コンテンツリストに含まれ、選択された連続して配列されている複数の楽曲データ7a以外の楽曲データ7aであって、特定属性情報が範囲内である楽曲データ7aが存在する場合は、当該楽曲データ7aをプレイリスト7cの追加対象(登録対象)から除くことをプレイリスト登録条件としている。
【0051】
また、上記例の場合、「全曲からBPMが100の楽曲のうちタイトルBB、CC、DDを追加する」としてもよい。即ち、選択された連続して配列されている複数の楽曲データ7aが所定数以下である場合は、当該選択された複数の楽曲データ7aのそれぞれのタイトルをプレイリスト7cに追加することをBPMの範囲よりも優先するプレイリスト登録条件としている。
【0052】
これら2つの例は、BPMが100の楽曲の数に応じて選択されたタイトルを追加するか選択しなかったタイトルを除くか決定すればよい。例えば、BPMが100の楽曲の10曲あって1曲だけ選択しなかった場合は、その曲だけを除くというユーザの意思が明確であるといえるため、選択しなかったタイトルを除くとし、BPMが100の楽曲の10曲あって3曲だけ選択した場合は、特にその3曲を選択したいというユーザの意思が明確であるといえるため、選択されたタイトルを追加するとする。
【0053】
また、例えば、図4に示したように、ライブラリとして全曲が選択され、項目4c1としてBPMが選択された状態で、タイトルBB〜IIまでを一括選択した後にタイトルIIだけを選択から外してプレイリスト1に追加した場合は、「全曲からBPMが100〜101の楽曲を追加するが、タイトルIIは除く」とする。これは、ユーザがタイトルIIを選択した後に外すという操作を行ったことから、タイトルIIを除くというユーザの意思が明確であるといえるため、その操作に忠実にプレイリスト登録条件を設定する。即ち、一括選択操作の後に当該選択された複数の楽曲データ7aのうち少なくとも一つの楽曲データ7aの選択が解除された場合は、一括選択された複数の楽曲データ7aにおける特定属性情報の範囲に属する楽曲データ7aを追加することをプレイリスト登録条件とするとともに、選択が解除された楽曲データ7aを当該追加の対象から除くことをプレイリスト登録条件に加えている。
【0054】
また、例えば、図5に示したように、ライブラリとして全曲が選択され、項目4c1としてBPMが選択された状態で、タイトルBB〜EEまでを一旦選択した後にタイトルFFとGGを追加選択してプレイリスト1に追加した場合は、「全曲からBPMが100の楽曲を追加し、タイトルFFとGGも追加する」とする。これは、ユーザがBPMが100の楽曲を選択した後にBPMが100以外のタイトルFFとGGを追加するという操作を行ったことから、その操作に忠実にプレイリスト登録条件を設定する。即ち、一括選択操作の後に当該選択された複数の楽曲データ7a以外の少なくとも一つの楽曲データ7aがさらに選択された場合は、一括選択された複数の楽曲データ7aにおける特定属性情報の範囲に属する楽曲データ7aを追加することをプレイリスト登録条件とするとともに、さらに選択された楽曲データ7aを当該追加の対象に加えることをプレイリスト登録条件に加えている。
【0055】
本実施例によれば、ユーザがプレイリスト7cに楽曲を追加する際の操作に基づいてプレイリスト登録条件を決定する、つまり、コンテンツリストに含まれるタグデータ7bから任意の項目(属性情報)を特定属性情報として特定し、特定属性情報に基づいて表示態様が並べ替えや絞り込まれて変更されたコンテンツリストを表示して、表示態様が変更されたコンテンツリストから選択されたコンテンツにおける特定属性情報に基づいて、プレイリスト登録条件を決定しているので、タグデータ7bのジャンルなどの項目で並び替えや絞込みを行う操作や、並び替えや絞込みを行った結果から項目の範囲を指定して楽曲データ7aを選択する操作をプレイリスト登録条件とすることができるために、ユーザが明確に意図して操作した内容に基づいてプレイリスト登録条件を設定して、その登録条件に基づいたプレイリストに編集することができ、ユーザに手間をかけさせずに、ユーザの嗜好を反映したプレイリストに編集することができる。
【0056】
また、特定属性情報に基づいて、楽曲データ7aの並び替えが行われたリストを表示部4に表示し、当該リストにおいて連続して配列されている複数の楽曲データ7aを選択した場合は、その選択された連続して配列されている複数の楽曲データ7aにおける特定属性情報の範囲に属する楽曲データ7aを追加することをプレイリスト登録条件としているので、リストから選択された特定属性情報の範囲をプレイリスト登録条件とすることができ、ユーザの操作を忠実にプレイリストに反映することができ、ユーザの嗜好を反映することができる。
【0057】
また、コンテンツリストに含まれ、選択された連続して配列されている複数の楽曲データ7a以外の楽曲データ7aであって、特定属性情報が範囲内である楽曲データ7aが存在する場合は、当該楽曲データ7aをプレイリスト7cの追加対象から除くことをプレイリスト登録条件としているので、特定属性情報が範囲内でありながら選択されなかった楽曲データ7aを意図的に選択から外すというプレイリスト登録条件を設定することができ、ユーザの操作を忠実にプレイリストに反映することができ、ユーザの嗜好を反映することができる。
【0058】
また、選択された連続して配列されている複数の楽曲データ7aが所定数以下である場合は、当該選択された複数の楽曲データ7aのそれぞれのタイトルをプレイリスト7cに登録することをBPMの範囲よりも優先するプレイリスト登録条件としているので、例えば選択された楽曲データ7aが1つのみなど特定属性情報の範囲に含まれる楽曲を追加するという内容をプレイリスト登録条件に加えることがユーザが明確に意図した操作であるか判断が困難な場合は、範囲よりもタイトルなどをプレイリスト登録条件とすることで、確実にユーザの嗜好を反映することができる。
【0059】
また、一括選択操作の後に当該選択された複数の楽曲のうち少なくとも一つの楽曲の選択が解除された場合は、一括選択された複数の楽曲における特定属性情報の範囲に属する楽曲データ7aを追加することをプレイリス登録条件とするとともに、選択が解除された楽曲を当該追加の対象から除くことをプレイリスト登録条件に加えているので、選択解除というユーザの意図を反映することができる。
【0060】
また、一括選択操作の後に当該選択された複数の楽曲以外の少なくとも一つの楽曲がさらに選択された場合は、一括選択された複数の楽曲における特定属性情報の範囲に属する楽曲データ7aを追加することをプレイリスト登録条件とするとともに、さらに選択された楽曲を当該追加の対象に加えることをプレイリスト登録条件に加えているので、追加選択というユーザの意図を反映することができる。
【0061】
なお、上述した実施例では楽曲をプレイリストへ登録する動作として楽曲を追加する場合の例を示したが、削除(追加しない)の場合も同様に適用できる、つまり、登録条件としては追加だけでなく削除の条件も含まれる。例えば、ライブラリとしてプレイリスト1が選択され、絞込みエリア4bでアルバムのYYYを選択して絞り込んだ状態で、表示されたタイトルEEとFFを選択して削除した場合は、まず、情報1として「プレイリスト1」が、情報2として「アルバム」が、情報3として「YYY」が、情報4として「削除」が、それぞれ抽出され、「プレイリスト1からアルバムがYYYの曲を追加しない」がプレイリスト1の登録条件として設定される。したがって、ユーザがプレイリストから楽曲を削除する際に、ユーザが明確に意図して操作した内容に基づいてプレイリスト登録条件を設定して、その登録条件に基づいたプレイリストに編集することができる。
【0062】
なお、上述した実施例では特定属性情報の範囲をBPMという数値範囲で表現可能な項目で説明したが、ジャンルやアーチスト、アルバムなどの数値で表現しない項目の場合は、ロック、ポップといったように複数の項目が列挙されることで範囲とすればよい。
【0063】
また、上述した実施例で作成したプレイリスト7cは、ライブラリとして全曲に限らず他のプレイリスト7cから楽曲を選択する場合に用いることもできる。さらに、単体でネットワーク経由や他の記録媒体経由などで他のユーザに配布することにより、他のユーザのライブラリから当該プレイリスト7cに合った楽曲が選択され、再生することができる。
【0064】
また、上述した実施例では、コンテンツとして楽曲データで説明したが、映像データでもタグデータなどのメタデータが取得可能であれば適用可能である。
【0065】
また、上述したプレイリスト編集装置10を構成する各ブロックをコンピュータで動作するプログラムとすることで、本発明をプレイリスト編集プログラムとして構成することができる。
【0066】
前述した実施例によれば、以下のプレイリスト編集装置10、プレイリスト編集方法およびプレイリスト編集プログラムが得られる。
【0067】
(付記1)複数の楽曲データ7aおよび楽曲データ7aの属性情報を示すタグデータ7bが記録されている記録媒体7と、タグデータ7bに基づいて楽曲データ7aの属性情報を含むコンテンツリストを表示する表示部4と、表示部4に表示されたコンテンツリストから楽曲データ7aを選択するための選択操作を行う入力部5と、入力部5によって選択された楽曲データ7aを追加または削除してプレイリスト7c編集を行うCPU2と、を備えたプレイリスト編集装置10であって、
CPU2が、入力部5における選択操作に基づいて、楽曲データ7aをプレイリスト7cへ登録するための登録条件を決定することを特徴とするプレイリスト編集装置10。
【0068】
(付記2)複数の楽曲データ7aおよび楽曲データ7aの属性情報を示すタグデータ7bに基づいて楽曲データ7aの属性情報を含むコンテンツリストを表示し、表示されたコンテンツリストから楽曲データ7aを選択するための選択操作を行って、選択操作された楽曲データ7aを追加または削除してプレイリスト7c編集を行うプレイリスト編集方法であって、
コンテンツリストから楽曲データ7aを選択するための選択操作に基づいて、楽曲データ7aをプレイリスト7cへ登録条件を決定することを特徴とするプレイリスト編集方法。
【0069】
(付記3)複数の楽曲データ7aおよび楽曲データ7aの属性情報を示すタグデータ7bが記録されている記録媒体7と、タグデータ7bに基づいて楽曲データ7aの属性情報を含むコンテンツリストを表示する表示部4と、表示部4に表示されたコンテンツリストから楽曲データ7aを選択するための選択操作を行う入力部5と、入力部5によって選択された楽曲データ7aを追加または削除してプレイリスト7c編集を行うCPU2と、してコンピュータを機能させるプレイリスト編集プログラムであって、
CPU2が、入力部5における選択操作に基づいて、楽曲データ7aをプレイリスト7cへ登録するための登録条件を決定することを特徴とするプレイリスト編集プログラム。
【0070】
このプレイリスト編集装置10、プレイリスト編集方法およびプレイリスト編集プログラムによれば、ユーザが明確に意図して操作した内容に基づいて推測されたプレイリスト登録条件を設定して、その登録条件に基づいたプレイリスト7cに編集することができ、ユーザに手間をかけさせずに、ユーザの嗜好を反映したプレイリスト7cに編集することができる。
【0071】
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【符号の説明】
【0072】
2 CPU(プレイリスト編集手段)
4 表示部(表示手段)
5 入力部(操作手段)
7 記録媒体(コンテンツ記録手段)
7a 楽曲データ(コンテンツ)
7b タグデータ(メタデータ)
7c プレイリスト
10 プレイリスト編集装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコンテンツおよび前記コンテンツの属性情報を示すメタデータが記録されているコンテンツ記録手段と、前記メタデータに基づいて前記コンテンツの属性情報を含むコンテンツリストを表示する表示手段と、前記表示手段に表示された前記コンテンツリストから前記コンテンツを選択するための選択操作を行う操作手段と、前記操作手段によって選択された前記コンテンツを追加または削除してプレイリスト編集を行うプレイリスト編集手段と、を備えたプレイリスト編集装置であって、
前記プレイリスト編集手段が、前記操作手段における選択操作に基づいて、前記コンテンツを前記プレイリストへ登録するための登録条件を決定することを特徴とするプレイリスト編集装置。
【請求項2】
前記プレイリスト編集手段は、前記コンテンツ記憶手段に記憶されている前記コンテンツの前記コンテンツリストから、前記操作手段によって選択された前記コンテンツを編集対象である前記プレイリストに追加してプレイリスト編集を行うことを特徴とする請求項1に記載のプレイリスト編集装置。
【請求項3】
前記プレイリスト編集手段は、編集対象である前記プレイリストの前記コンテンツリストから、前記操作手段によって選択された前記コンテンツを当該編集対象である前記プレイリストから削除してプレイリスト編集を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のプレイリスト編集装置。
【請求項4】
前記操作手段における選択操作には、前記コンテンツリストに含まれる前記メタデータから任意の属性情報を特定属性情報として特定する操作を含み、
前記表示手段は、前記特定属性情報に基づいて表示態様が変更されたコンテンツリストを表示し、
前記プレイリスト編集手段は、前記表示態様が変更されたコンテンツリストから選択されたコンテンツにおける前記特定属性情報に基づいて、前記登録条件を決定する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のプレイリスト編集装置。
【請求項5】
前記表示手段は、前記特定属性情報に基づいて、前記コンテンツの並び替えまたは絞込みが行われたコンテンツリストを表示することを特徴とする請求項4に記載のプレイリスト編集装置。
【請求項6】
前記表示手段は、前記特定属性情報に基づいて、コンテンツの並び替えが行われたコンテンツリストを表示し、
前記操作手段における選択操作には、前記並び替えが行われたコンテンツリストにおいて連続して配列されている複数のコンテンツを選択する操作を含み、
前記プレイリスト編集手段は、前記選択された連続して配列されている複数のコンテンツにおける前記特定属性情報の範囲に属する前記コンテンツを登録することを前記登録条件とする、
ことを特徴とする請求項5に記載のプレイリスト編集装置。
【請求項7】
前記プレイリスト編集手段は、前記コンテンツリストに含まれ、前記選択された連続して配列されている複数のコンテンツ以外のコンテンツであって、前記特定属性情報が前記範囲内であるコンテンツが存在する場合は、当該コンテンツを前記プレイリストの登録対象から除くことを前記登録条件とすることを特徴とする請求項6に記載のプレイリスト編集装置。
【請求項8】
前記プレイリスト編集手段は、前記選択された連続して配列されている複数のコンテンツが所定数以下である場合は、当該選択された複数のコンテンツそれぞれを前記プレイリストに登録することを前記範囲よりも優先する前記登録条件とすることを特徴とする請求項6または7に記載のプレイリスト編集装置。
【請求項9】
前記操作手段における選択操作には、前記連続して並べられた複数のコンテンツをまとめて選択する一括選択操作を含み、
前記プレイリスト編集手段は、前記一括選択操作の後に当該選択された複数のコンテンツのうち少なくとも一つのコンテンツの選択が解除された場合は、前記一括選択された複数のコンテンツにおける前記特定属性情報の範囲に属する前記コンテンツを登録することを前記登録条件とするとともに、前記選択が解除されたコンテンツを当該登録の対象から除くことを前記登録条件に加える、
ことを特徴とする請求項6に記載のプレイリスト編集装置。
【請求項10】
前記プレイリスト編集手段は、前記一括選択操作の後に当該選択された複数のコンテンツ以外の少なくとも一つのコンテンツがさらに選択された場合は、前記一括選択された複数のコンテンツにおける前記特定属性情報の範囲に属する前記コンテンツを登録することを前記登録条件とするとともに、前記さらに選択されたコンテンツを当該登録の対象に加えることを前記登録条件に加える、
ことを特徴とする請求項6に記載のプレイリスト編集装置。
【請求項11】
前記プレイリスト編集手段は、前記登録条件に基づいて前記プレイリスト編集を行うことを特徴とする請求項1乃至10のうちいずれか一項に記載のプレイリスト編集装置。
【請求項12】
複数のコンテンツおよび前記コンテンツの属性情報を示すメタデータに基づいて前記コンテンツの属性情報を含むコンテンツリストを表示し、表示した前記コンテンツリストからコンテンツを選択するための選択操作を行って、選択操作された前記コンテンツを追加または削除してプレイリスト編集を行うプレイリスト編集方法であって、
前記コンテンツリストからコンテンツを選択するための選択操作に基づいて、前記コンテンツを前記プレイリストへ登録するための登録条件を決定することを特徴とするプレイリスト編集方法。
【請求項13】
複数のコンテンツおよび前記コンテンツの属性情報を示すメタデータが記録されているコンテンツ記録手段と、前記メタデータに基づいて前記コンテンツの属性情報を含むコンテンツリストを表示する表示手段と、前記表示手段に表示された前記コンテンツリストから前記コンテンツを選択するための選択操作を行う操作手段と、前記操作手段によって選択された前記コンテンツを追加または削除してプレイリスト編集を行うプレイリスト編集手段と、してコンピュータを機能させるプレイリスト編集プログラムであって、
前記プレイリスト編集手段が、前記操作手段における選択操作に基づいて、前記コンテンツを前記プレイリストへ登録するための登録条件を決定することを特徴とするプレイリスト編集プログラム。
【請求項14】
請求項13に記載のプレイリスト編集プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−155792(P2012−155792A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−13961(P2011−13961)
【出願日】平成23年1月26日(2011.1.26)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】