説明

ペットに於ける癒しの複合メソッド

【課題】伴侶動物、家族動物といわれる程、飼い主とペットの関わりは親密で両者にとって安心感や幸福感、充実感を与え合う存在である。反面、両者の感情や精神状態の関わりによっては不安や心配といった作用をもたらす。ペットと飼い主との相関関係を把握した感情や精神的な状態に働きかける分野の提供が乏しい現状を解決することを課題とする。
【解決手段】飼い主の感情や精神状態を縦軸とし、ペットの感情や精神状態を横軸とすることで、座標平面の第一象限から第四象限の領域に両者の感情や精神的な相関関係を導き出し、其々の領域に現れるペットの状態と状態表現のキーワードを配置し、そのキーワードに適応する癒しのアイテムと癒しアイテム入り商品を提供して、両者の関係を健全で良好なものとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
近年の高齢化、少子化、ストレス社会に於いて、飼い主とペットとの関わりは家族、友人、仲間、パートナーといった存在意義に高まっているのが現状である。飼い主と共に生活するペットの感情や精神的な状態を飼い主との相関関係から把握して、両者の相関関係から起因するペットの状態の改善と状態維持に適応した感情や精神に働きかけるフラワーレメディーや他のフラワーエッセンスや癒しアイテム入り商品と五感に働きかける癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品をペットに提供して、飼い主とペット両者の良好で健全な関係維持を図ることを目的とした座標領域マップとアイテムマップに関する。
【背景技術】
【0002】
伴侶動物或いは家族動物といわれる程、飼い主とペットとの関わりは親密で、安心感や幸福感、充実感を与え合う存在である。しかし、不安や悲しみといった感情や精神状態に対して、動物病院での診療以外にペットに精神的な癒し効果を適切に与える技術の提供が乏しいのが現状である。
【特許文献1】特開平8−140587
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
飼い主と生活を共にするペットは、人からは得られない癒しを与える存在としてその存在意義を高めている。ペットの生活環境は良好で長寿であり、医療技術や薬品、フード等の開発が盛んであり特許文献1のような健康志向、ナチュラル嗜好のフードの研究や提供が盛んである。しかしペットと家族同然に生活している飼い主も多く、ストレス社会に暮らすペットの精神的、感情的な面へのケアや技術提供が乏しいのが現状である。
【0004】
伴侶動物、家族動物といわれる程、飼い主とペットとの関わりは親密で、両者にとって安心感や幸福感、充実感を与え合う存在である反面、両者の感情や精神状態の相関関係によっては不安や心配といった作用をもたらすものである。飼い主とペットの感情や精神状態の相関関係に対応した癒しのアイテムと癒しアイテム入り商品の提供分野が乏しいために、現状は動物病院への受診という手段のみである。ペットの感情や精神的な安定と、健全で良好な飼い主との関係維持を感情や精神的な観点から把握して、両者の相関関係から現れる状態に適応する癒しのアイテムと癒しアイテム入り商品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明はペットに対して癒しのアイテムと癒しアイテム入り商品を提供するものである。ペットのみという一面的な状態把握だけでなく、ペットの感情や精神に影響を与える飼い主の感情や精神状態を相関的に把握するために、飼い主の感情や精神状態を縦軸とし、ペットの感情や精神状態を横軸とする座標平面に現される第一象限から第四象限の領域に、両者の感情や精神的な相関関係を導き出すことにより、其々の領域から現れる状態とその状態表現をキーワードとして適応領域に配置し、そのキーワードに適応するフラワーレメディーや他のフラワーエッセンスのアイテムと五感に働きかける癒しのアイテムを更に導き出すことを実現可能とし、異なる分野が提供する癒しのアイテムと癒しアイテム入り商品を其々の適応領域に集約することを可能とする特徴を持つ。
【発明の効果】
【0006】
飼い主とペットの関係は親密で、両者の感情や精神状態は両者の関わりに大きく影響し合い、飼い主の良好な状態に対しペットも安心と心地よさを感じ、またペットの元気な姿に飼い主は安心と幸福を感じるものである。飼い主の不調や不快に対しペットが同様に不調や不快感に陥ることも多く、ペットの性格によっては飼い主を励まそうと行動するなど、両者の関わりは親密で複雑である。これら両者の関わりや相関関係から現れる状態を本発明が提供する座標領域マップで現すことにより、その領域に現れる両者の相関関係から現れる状態に適応するフラワーレメディーや他のフラワーエッセンスのアイテムと五感に働きかける癒しのアイテムを導き出して提供することを可能とするものである。本発明の座標領域マップにより、異なる分野が提供する癒しのアイテムと癒しアイテム入り商品や異なる分野が提供するアイテムを其々の適応領域に横断的に集約することを可能とする。座標領域マップから導かれる状態と状態表現のキーワードに適応するアイテムを提供することで、ペットの不調な状態を改善し良好な状態を維持して、飼い主とのより良好で健全な関係を維持する効果を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の座標領域マップとアイテムマップは、飼い主とペット両者の関わりと相関関係を座標領域マップの領域に現すことで、其々の領域に現われるペットの状態に適応するフラワーレメディーや他のフラワーエッセンスのアイテムやアイテム入り商品と五感に働きかける癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品の提供のための最良の形態を図1から図9により説明するものである。本発明の説明に当たって用いられる図中の形態説明のための用語や領域は、本発明を総括的に説明するための表現でありこれに限定されるものではない。
【0008】
飼い主とペットとの相関関係から起因する感情や精神状態を本発明の座標領域マップで現すことにより、ペットの状態に適応するフラワーレメディーや他のフラワーエッセンスのアイテムと五感に働きかける癒しのアイテムを導き出して提供することを可能とする。この実施形態により、異なる分野が提供する癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品を適応領域に横断的に集約して提供することを可能とし、両者の感情や精神的な関わりを健全で良好な関係に改善或いは維持することを実現する。
【0009】
本発明の実施形態を図1から図9に従って説明する。
【0010】
図1は本発明の座標領域マップで、1は飼い主の感情と精神的な状態を現す縦軸。2はペットの感情や精神状態を現す横軸である。
【0011】
図2の3は、飼い主の感情や精神的な状態が良好である領域(第一象限と第二象限)を示し、4(第三象限と第四象限)は不調な状態を現す領域を示す。
【0012】
図3の5(第一象限と第四象限)は、ペットの感情や精神的な状態が良好である領域を示し、6(第二象限と第三象限)は不調な状態を現す領域を示す。
【0013】
図4は図2と図3の3から6の両者の感情や精神的な状態の重なりから導き出される相関関係を現す図で、7(第一象限)は、飼い主の状態が良好でペットの状態が良好である領域である。8(第二象限)は、飼い主の状態が良好でペットの状態が不調である領域である。9(第三象限)は、飼い主の状態が不調でペットの状態が不調である領域である。10(第四象限)は、飼い主の状態が不調でペットの状態が良好である領域である。
【0014】
図4の7から10に現れる両者の感情と精神状態の重なりから求められる相関関係は、7は両者共に安定し良好な状態の領域で、この領域に現れる状態や状態表現のキーワードとキーワードから導かれる適応フラワーレメディーや他のフラワーエッセンスと五感に働きかける癒しのアイテムが配置される。8は飼い主側が良好であるがペット側に不安感や不調がある状態を現す領域で、この領域に現れる状態や状態表現のキーワードとキーワードから導かれる適応フラワーレメディーや他のフラワーエッセンスと五感に働きかける癒しのアイテムが配置される。8の領域はペット側の状態が改善されずに時間が経過すると、飼い主側へ心配や不安感といった影響を及ぼす可能性のある領域である。9は両者共に不安や不調、不快の領域で、この領域に現れる状態や状態表現のキーワードとキーワードから導かれる適応フラワーレメディーや他のフラワーエッセンスと五感に働きかける癒しのアイテムが配置される。10は飼い主側が不調を抱いている状態で、ペット側は良好である領域である。この領域に現れる状態や状態表現のキーワードとキーワードから導かれる適応フラワーレメディーや他のフラワーエッセンスと五感に働きかける癒しのアイテムが配置される。10の場合、ペットの性格によっては飼い主を気遣い不安に陥ってしまう場合や、飼い主を元気づけようと気遣う場合もあり、時間の経過と共にペット側にストレスや不安に陥る可能性がある領域である。
図4の7から10の両者の相関関係を現す領域には、異なる分野や対象が提供する癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品や異なる分野の提供アイテムを其々の対象や分野が提供するアイテムを適応領域に更に横断的に集約して提供することを可能とする特徴を持つ。
【0015】
図4の7の領域に当てはまる状態や状態表現のキーワードは、優しく思いやりがある、従順で誰にでもなつく、度胸がありしっかりしている、ボスタイプ、エネルギーにあふれている、人懐っこい、無邪気、所有力が強い、静かで穏やかな気質、労働に従事するペット、活発、強い意思と権力志向が強い等で、適応アイテムは、セントーリー、チコリー、エルム、インパチェンス、オーク、バーベイン、バイン、アグリモニー、ホリー、ヘザー、ロックウォーター等が提供される。7は両者共に安定し良好な状態の領域であり、異なる分野が提供する癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品が更に横断的にこの適応領域に集約され提供される。
【0016】
図4の8の領域に当てはまる状態や状態表現のキーワードは、飼い主に関係無く不安や恐怖を感じる、特定の人や動物を嫌う傾向がある、不寛容、飼い主に依存するタイプ、リードに繋がれるのを嫌う、車に乗りたがらない、自発行動が少ない、学習能力に欠ける、集中力に欠ける、夢心地、過剰な清潔願望、エサを食べたがらない、排泄が滞る、ボスタイプのペットが自信を喪失する、責任の重さに自信を無くす、はっきりした理由があって落ち込む、失望した状態、頭をうな垂れ塞ぎこむ、権力志向が強い、病気・出産や手術の後、自分の存在に注目を集めたい、訪問者の注意を引いて興奮する、一匹で放っておかれることが嫌い、うなる・吠える・飛びつくなどの状態を率直に現す、嫉妬心が強い、怠け者、動きたがらない、いつもの散歩に行きたがらない、大好きな人や場所から引き離された時、怖がりの神経質タイプ、気分屋、無気力、食力減退、尾や耳をダランと垂らす、パニック状態、事故や衝撃を受けた、大きな苦痛やショック、飼い主に対して親分風をふかす、旅行などでペットホテルや友人に預けられた、ツンと澄ましているタイプ、抱きしめられたり撫でられたりするのを嫌う、落ち着きが無く不安になる様子がうかがえる、不満と方向性の無い宙ぶらりんな状況にされる、エネルギーや熱意に欠ける、自己憐憫の情に捕われる、ションボリする等で、適応アイテムは、アスペン、ビーチ、セラトー、チェストナットバット、クラブアップル、エルム、ゲンチアナ、ゴース、オリーブ、バイン、ホリー、ハニーサックル、ホーンビーム、ラーチ、ミムラス、マスタード、レッドチェストナット、ロックローズ、スクレランサス、アグリモニー、ワイルドオート、スターオブベツレヘム、スイートチェストナット、チェリープラム、クレマチス、ロックウォーター、ウオルナット、ウォーターバイオレット、ホワイトチェストナット、ホワイトローズ、ウイロウ、レスキューレメディー等が提供される。8は飼い主側が良好であるがペット側に不安感や不調がある状態を現す領域であり、異なる分野が提供する癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品が更に横断的にこの適応領域に集約され提供される。
【0017】
図4の9の領域に当てはまる状態や状態表現のキーワードは、飼い主が落ち込むと共に落ち込む、理由のはっきりしない不安、特定の人や動物を嫌う、リードに繋がれるのを嫌う、自発的に行動しない、はっきりした理由があって落ち込む、自傷行動に結びつく自制心の喪失、学習能力に欠ける、原因を理解できない、集中力に欠ける、無我夢中、過剰な清潔願望、自信喪失、失望、病気・手術や出産の後に、飼い主に叱られた、罪悪感や恐怖、自分の存在に注目を集めたい、訪問者の注意を引いて興奮する、一匹で放って於かれることが嫌い、うなる・吠える・噛み付く・飛びつくなどの状態を率直に現す、嫉妬心が強い、トラウマ状態、雷や花火を恐れる、落胆、意気消沈、劣等感、不活発、怠け者、動きたがらない、いつもの散歩に行きたがらない、大好きな人や場所から引き離された時、怖がりの神経質タイプ、気分屋、無気力、食力減退、尾や耳をダランと垂らす、パニック状態、事故や衝撃を受けた、大きな苦痛やショック、飼い主に対して親分風をふかす等で、適応アイテムは、アグリモニー、アスペン、ビーチ、セラトー、チェリープラム、チェストナットバット、クレマチス、クラブアップル、エルム、ゴース、ゲンチアナ、オリーブ、パイン、ロックウォーター、ヘザー、ホリー、ハニーサックル、ホーンビーム、ラーチ、ミムラス、マスタード、レッドチェストナット、ロックローズ、スクレランサス、スターオブベツレヘム、スイートチェストナット、バイン、ウオルナット、ウォーターバイオレット、ホワイトチェストナット、ワイルドオート、ワイルドローズ、ウイロウ、レスキューレメディー等が提供される。9は両者共に不安や不調、不快の領域であり、異なる分野が提供する癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品が更に横断的にこの適応領域に集約され提供される。
【0018】
図4の10の領域に当てはまる状態や状態表現のキーワードは、飼い主を元気にするために陽気に振る舞う、優しく思いやりがあり従順で飼い主の雑役をこなす、トラブルを起こさないタイプ、人懐っこい、度胸がありしっかりタイプ、エネルギーに溢れている、静かで穏やか、労働に従事するペット、活発で興奮し易い、大人しくじっとしていない、飼い主が干渉しすぎた結果ペットが頑なになる、天候や体調に関わらず毎日同じ時刻に同じ様な散歩に行きたがる、強い意志と権力志向等で、適応アイテムは、アグリモニー、セントーリー、チコリー、エルム、インパチェンス、オーク、バイン、ロックウォーター、バーベイン、ヘザー等が提供される。10は飼い主側が不調を抱いている状態で、ペット側は良好な領域であり、異なる分野が提供する癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品が更に横断的にこの適応領域に集約され提供される。
【0019】
図4の7から10に提供される適応フラワーレメディーや他のフラワーエッセンスと五感に働きかける癒しのアイテムは、単一或いは複合使用での適応が可能であり、場合によっては飼い主とペットが同様のアイテムを選択することが可能である。
【0020】
図5の11は、本発明が提供する両者の感情や精神に働きかけるフラワーレメディーや他のフラワーエッセンスと癒しのアイテムの提供領域を超えた病気などの症状を現す座標領域で、11が作る12の領域には、例えば毛艶が良くない、お腹の調子が悪い、吐く、鼻が乾いている、やせる、食欲が無い、痛がるなどの症状が配置され、本発明が提供する両者の感情や精神的な相関関係から現れる状態を区別するために提供される座標軸とその領域を現すものである。
【0021】
図5によれば、新たな対象や分野とその対象や分野に相関或いは複合的な対象或いは分野に於いて、座標軸を其々が現そうとする適応軸に置き換える、或いは追加することで、導かれる第一象限から第四象限或いは三次元の座標領域マップとすることが可能で、其々の領域に現れる状態から導かれる適応アイテムを新たに提供する、或いは追加することを可能とし、提供されるアイテムは対象別や分野別或いは複合的に提供され、単一或いは複合的なアイテムの提供が可能である特徴をもつ。
【0022】
産業上の分野や業態に於いて、フラワーレメディーや他のフラワーエッセンスのアイテムと五感に働きかける癒しアイテムや癒しアイテム入り商品の提供方法は、現在のペットの状態から適応アイテムを提供する現在形と、飼い主の願望や希望を実現するための未来形の提供方法があり、現在形と未来形に於いては提供しようとする分野及び業態が予め癒しアイテムや癒しアイテム入り商品を選定した問診表の形式として提供することを特徴とし、現在形では問診表からペットの状態を把握して、更に飼い主両者との相関関係を把握して導き出される癒しアイテムや癒しアイテム入り商品を提供することを可能とする。未来形では願望や希望を実現するための問診表の形式で、現在のペットの状態を把握して飼い主の願望や希望に適応するアイテムを導き出して癒しアイテムや癒しアイテム入り商品を提供する方法であることを特徴とする。飼い主とペット両者の関係は複雑で親密であり、相関関係から起因する状態変化が大きいのが特徴である。ペットのみへの癒しのアイテムや癒しアイテム商品の提供ではペットの感情や精神的な問題が解決しない状況もあり、場合によっては飼い主とペット両者が其々の状態に於いて適応する癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品を共通、或いは其々に適応するアイテムや癒しアイテム入り商品を用いることが必要である。本発明の座標領域マップの縦軸と横軸を飼い主の精神と肉体に置き換えた座標領域マップとして提供することで新たな座標領域マップの第一象限から第四象限の領域に、飼い主の状態を現すことが可能で、其々の領域に適応するアイテムや癒しアイテム入り商品を適応領域に導き出して飼い主が用いることで、飼い主とペットの関係維持を更に良好な状態へと導く可能性を拡大する特徴を持つ。
【0023】
図6は図4の7から10に配置され提供される適応アイテムを産業上の分野や業態に提供する場合の現在形の提供方法を説明する図である。この方法によれば、提供しようとする癒しのアイテムを提供分野や業態が予め選定して提供することが可能で、問診表の形態で問い合わせていくことで最も適応したアイテムが選択され提供方法によっては癒しアイテム入り商品として提供されることを特徴とする。
【0024】
図6の13は問診表の問い合わせ入り口で、ペットの現在の状態を尋ねることで現状のペットの状態を把握し、次にペットへ最適な癒しのアイテムを提供するために相関する飼い主の状態を問い合わせて更に現れる状態を選択することで、ペットの状態に適応するアイテムと癒しのアイテム入り商品を提供することを実現する例を説明する図である。
【0025】
本発明の座標領域マップによれば、現在の状態に対応したアイテムの提供と、こうあって欲しいという願望や希望という未来形に対して癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品の提供が可能となる。図7は飼い主がペットの状態がこうなって欲しいという願望に対して適応アイテムを提供するための実施例を示すものである。15で飼い主の希望や願望を選択し、16でペットの状態を問い合わせることで飼い主が求める未来形の最適アイテムと癒しアイテム入り商品を提供する提供方法の例を示す図である。
【0026】
図8は、インターネットや遠隔操作により本発明が提供する座標領域マップとアイテムマップに現された両者の相関関係から導き出される適応アイテムと癒しアイテム入り商品をペットに提供するための実施例である。この方法によれば、17でペットの状態を問い合わせ、その情報から18によりアイテムを判定し、19で提供される座標領域マップとアイテムマップを20間で照合し、21で効果のある適応アイテムを表示して提供するシステムを説明する図である。
【0027】
図9は、17に複数の問い合わせ入り口を設けることで、新しく追加される分野や対象に対して適応する座標領域マップとアイテムマップを22に提供して、18で複合的に判定して23により最適なアイテムを照合し、21により複合的に効果のある適応アイテムを表示して提供するシステムの実施例を示すものである。図9によれば、複数の新たな対象や分野とその対象や分野に相関或いは複合的にその対象や分野が選択されるか追加される新たな座標領域マップとアイテムマップを提供することが可能で、其々の領域に現れる状態から導かれる適応アイテムを追加或いは新たに提供することが可能であり、提供されるアイテムは対象別分野別或いは複合的な癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品として提供が可能である特徴をもつ。
【産業上の利用可能性】
【0028】
近年の高齢化、少子化、ストレス社会に於いて、飼い主とペットとの関わりは家族、友人、仲間、パートナーといった存在意義に高まり、伴侶動物或いは家族動物といわれる程両者の関わりは親密で、安心感や幸福感、充実感を与え合う存在である。反面、両者の感情や精神状態の相関関係によっては不安や心配といった作用をもたらすこともあり、ペットの感情や精神状態を本発明が提供する座標領域マップとアイテムマップにより感情や精神に働きかけるフラワーレメディーや他のフラワーエッセンスのアイテムや癒しアイテム入り商品と五感に働きかける癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品を適切に提供し、導き出されたアイテムを単体或いは複合的な癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品として展開することを実現した。これにより産業上に於いて、例えば飼い主とペット同伴のカフェやレストラン、医療福祉施設や宿泊施設での飲食物への癒し効果を提供し、ペットフードやペットの嗜好商品、飲料水などの飲食物製造の分野、ペットの衛生商品や美容関連商品の分野等へ複合的な癒しアイテムと癒しアイテム入り商品の提供の拡大を可能とした。またインターネットや紙媒体、電子媒体等の事業への幅広い利用を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明が提供する座標領域マップの座標軸を説明する図
【図2】飼い主の感情や精神の領域区分を説明する図
【図3】ペットの感情や精神の領域区分を説明する図
【図4】飼い主とペットの感情や精神状態の重なりを説明する図
【図5】病気としての症状を区別するための領域区分を説明する図
【図6】産業上で問診表形態による現在形に対応するアイテム提供を説明する図
【図7】産業上で飼い主の願望や未来形に対応するアイテム提供を説明する図
【図8】本発明をインターネット等の電子媒体により提供することを説明する図
【図9】図8に新たな対象や分野を追加することで複合的な広がりを示す図
【符号の説明】
【0030】
1 飼い主の感情や精神を現す座標軸
2 ペットの感情や精神を現す座標軸
3 飼い主の感情や精神が良好な領域を現す
4 飼い主の感情や精神が不安や不調な領域を現す
5 ペットの感情や精神が良好な領域を現す
6 ペットの感情や精神が不安や不調な領域を現す
7 両者の状態の重なりを示す其々の領域
8 両者の状態の重なりを示す其々の領域
9 両者の状態の重なりを示す其々の領域
10 両者の状態の重なりを示す其々の領域
11 症状を現す座標軸
12 病状を現す領域
13 現在形のペットの現状を問う問診表
14 問診表形態に於いて飼い主の状態を問う入り口
15 飼い主のこうあって欲しいという願望や未来形の入り口
16 願望を更に絞りこむ問い
17 インターネットで提供する場合の状態を問い合わせる仕組み
18 状態を判定する仕組み
19 適応アイテムをマップから選択するための仕組み
20 状態を問い合わせアイテムとマップと照合する仕組み
21 効果のあるアイテムを提供する仕組み
22 新たな対象或いは分野或いは追加された対象の座標領域マップとアイテムマップ
23 新たな対象或いは分野或いは追加された対象の状態を問い合わせアイテムとマップと照合する仕組み

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペットに対して癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品を提供するために、ペットと飼い主の感情や精神状態を座標軸とした座標平面に、両者の相関関係から現れるペットの状態とその状態を表現するキーワードを座標平面の適性領域に配置し、配置されたキーワードに適応するフラワーレメディーや他のフラワーエッセンスのアイテムと五感に働きかける癒しのアイテムを導き出して更に配置することにより、ペットの状態に適応したフラワーレメディーや他のフラワーエッセンスのアイテムや癒しアイテム入り商品と五感に働きかける癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品をペットに提供する座標領域マップとアイテムマップ。
【請求項2】
本発明の座標領域マップによれば、相関関係や複合的に現される対象や分野に於いて、其々の座標軸が現す座標平面及び三次元の領域には、異なる対象や分野が提供する癒しのアイテムや癒しアイテム入り商品とその対象や分野が提供するアイテムを其々の適応領域に横断的に集約して配置することを可能とする特徴を持つ。
【請求項3】
請求項1の座標領域マップとアイテムマップにより導かれる癒しのアイテムと癒しアイテム入り商品の提供は、産業上に於いてペット同伴のレストランやカフェ、医療福祉施設や宿泊施設での飲食物への提供、ペットフード、ペットの嗜好食品、ペット用飲料水などの飲食物製造分野、ペットの衛生用品、美容関連品へ癒しアイテムや癒しアイテム入り商品としての複合的な提供を可能とし、インターネットや紙媒体、電子媒体への事業展開を可能とする特徴を持つ。
【請求項4】
産業上の分野や業態に於いて、本発明が提供する癒しアイテムや癒しアイテム入り商品の提供及び選択方法は、現在のペットの状態とペットと飼い主の相関関係を把握して導き出される適応アイテムを提供及び選択する現在形と、飼い主の願望や希望を実現するための適応アイテムを提供する未来形の提供及び選択方法があり、現在形と未来形に於いては提供しようとする分野及び業態が予め癒しアイテムや癒しアイテム入り商品を選定した問診表の形式として提供することを特徴する。
【請求項5】
本発明の座標領域マップの形式によれば、提供及び選択される癒しアイテムの追加或いは新たな対象や分野とその対象や分野に相関或いは複合的な対象や分野に於いて、座標軸を其々が現そうとする適応軸に置き換えることで、導かれる第一象限から第四象限或いは三次元の座標領域マップの形式として現すことが可能であり、インターネットや電子媒体、遠隔装置での本発明の展開に於いて、新たな対象及び分野に対して対応する座標領域マップとアイテムマップを追加することにより、新たな対象及び分野の複合的な癒しのアイテムと癒しアイテム入り商品提供の展開を拡大させることを可能とする特徴をもつ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−17832(P2009−17832A)
【公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−183571(P2007−183571)
【出願日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【出願人】(592200903)株式会社アイ・アンド・プラス (17)