説明

ペットの捜索システム及びペットの捜索方法

【課題】迷子になったペットを容易に発見することができるペットの捜索システム及びペットの捜索方法を提供する。
【解決手段】ペットPに取り付けられペットPを特定するための識別情報を保持したRFIDタグ12と、構造物18に取り付けられたリーダライタ14と、リーダライタ14に対して通信可能なデータ記憶装置16と、を有するペットの捜索システム10であって、リーダライタ14は、RFIDタグ12からの信号を受信したときに、RFIDタグ12の検出信号をデータ記憶装置16に対して送信し、データ記憶装置16は、リーダライタ14からの検出信号を受信して、RFIDタグ12の検出履歴として記憶し、データ記憶装置16は、通信装置22から検出履歴を求める信号を受信した場合に、通信装置22に対して検出履歴を示した信号を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペットの捜索システム及びペットの捜索方法に関し、特に迷子になったペットを見つけ出すことができるペットの捜索システム及びペットの捜索方法に関する。
【背景技術】
【0002】
飼い犬や飼い猫などのペットが迷子になったときには、飼い主が迷子のペットを探し回れなければならない。しかし、飼い主がペットを探しに行っても、迷子のペットをなかなか見つけることはできず、また、ペットも飼い主のもとに戻ることは少ないのが現状である。このため、以下に説明するように、迷子のペットを捜索する提案がされている。
【0003】
例えば、実用新案登録第3079237号公報には、PHS、次世代通信端末等の「位置情報サービス」を利用したペット用の通信端末であり、パソコン上や移動通信端末画面で迷子犬の情報取得や小動物の生態管理などを行うものが記載されている(下記特許文献1参照)。
【0004】
また、特開2009−45047号公報には、ペットとなった猫・犬が飼主に渡る際、取次店となるペットショップ・ブリーダー・動物病院で迷子サポートセンターと契約をかわし、迷子情報を管理するセンターより年間登録料と引き換えにペットの首輪につけるID番号・ペット名・迷子センターフリーダイヤルが刻印されたリングと、前記ペット情報と同一情報を刻印したプレートを付けたストラップを飼主に迷子サポートセンターより郵送し、ペットが迷子になり第三者に保護された際、この第三者によってリングに刻印されているペット情報を迷子サポートセンターに通報し、この通報に基づいて迷子サポートセンターが飼主にペットを引き渡す。個人情報を全て迷子サポートセンターが管理してペットを守るシステムが記載されている(下記特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実用新案登録第3079237号公報
【特許文献2】特開2009−45047号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1では、PHS、次世代通信端末等の「位置情報サービス」を利用したペット用の通信端末であるが、果たして、通信技術上、何ら問題なく、パソコン上や移動通信端末画面で迷子犬の情報取得や小動物の生態管理などを行うことができるものか否か疑問である。
【0007】
上記特許文献2では、迷子のペットが第三者に保護されることを前提にしたものであり、迷子のペットが第三者に保護されるケースは極めて少ない現状においては、有効な方法ではない。
【0008】
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、迷子になったペットを容易に発見することができるペットの捜索システム及びペットの捜索方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、ペットに取り付けられ、当該ペットを特定するための識別情報を格納したRFIDタグと、構造物に取り付けられたリーダライタと、前記リーダライタに対して通信可能なデータ記憶装置と、を有するペットの捜索システムであって、前記リーダライタは、前記RFIDタグからの信号を受信したときに、前記RFIDタグの検出信号を前記データ記憶装置に対して送信し、前記データ記憶装置は、前記リーダライタからの検出信号を受信して、前記RFIDタグの検出履歴として記憶し、前記データ記憶装置は、通信装置から前記検出履歴を求める信号を受信した場合に、前記通信装置に対して前記検出履歴を示した信号を送信する、ことを特徴とする。
【0010】
前記データ記憶装置は、前記通信装置から前記検出履歴を求める信号を受信したときに前記RFIDタグの前記検出履歴がない場合に、前記ペットの散歩コースにある前記構造物の前記リーダライタからの前記検出信号を受信次第、前記RFIDタグの前記検出履歴を示した信号を前記通信装置に対して送信することが好ましい。
【0011】
前記データ記憶装置は、前記通信装置から前記検出履歴を求める信号を受信したときに前記RFIDタグの前記検出履歴がない場合に、前記ペットの散歩コース以外の場所にある前記構造物の前記リーダライタからの前記検出信号を受信次第、前記RFIDタグの前記検出履歴を示した信号を前記通信装置に対して送信することが好ましい。
【0012】
前記構造物は、自動販売機であることが好ましい。
【0013】
本発明は、ペットに取り付けられ当該ペットを特定するための識別情報を格納したRFIDタグと、構造物に取り付けられたリーダライタと、前記リーダライタに対して通信可能なデータ記憶装置と、を利用したペットの捜索方法であって、前記リーダライタが、前記RFIDタグからの信号を受信したときに、前記RFIDタグの検出信号を前記データ記憶装置に対して送信する検出信号送信工程と、前記データ記憶装置が、前記リーダライタからの検出信号を受信して、前記RFIDタグの検出履歴として記憶する記憶工程と、前記データ記憶装置が、通信装置から前記検出履歴を求める信号を受信した場合に、前記通信装置に対して前記検出履歴を示した信号を送信する履歴信号送信工程と、を有することを特徴とする。
【0014】
前記履歴信号送信工程において、前記データ記憶装置が、前記通信装置から前記検出履歴を求める信号を受信したときに前記RFIDタグの前記検出履歴がない場合に、前記ペットの散歩コースにある前記構造物の前記リーダライタからの前記検出信号を受信次第、前記RFIDタグの前記検出履歴を示した信号を前記通信装置に対して送信することが好ましい。
【0015】
前記履歴信号送信工程において、前記データ記憶装置が、前記通信装置から前記検出履歴を求める信号を受信したときに前記RFIDタグの前記検出履歴がない場合に、前記ペットの散歩コース以外の場所にある前記構造物の前記リーダライタからの前記検出信号を受信次第、前記RFIDタグの前記検出履歴を示した信号を前記通信装置に対して送信することが好ましい。
【0016】
前記構造物として、自動販売機を利用することが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、迷子になったペットを容易に発見することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第1実施形態に係るペットの捜索システム全体の概念図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るペットの捜索システムのRFIDタグの構成図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るペットの捜索システムのリーダライタの構成図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るペットの捜索システムのデータ記憶装置の構成図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るペットの捜索処理のフローチャートの一部である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るペットの捜索処理のフローチャートの一部である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の第1実施形態のペットの捜索システム及びペットの捜索方法について、図面を参照して説明する。
【0020】
図1に示すように、ペットの捜索システム10は、ペットPに取り付けられペットPを特定するための識別情報を格納したRFIDタグ12と、構造物に取り付けられたリーダライタ14と、リーダライタ14に対して通信可能なデータ記憶装置16と、を有している。なお、RFIDタグ12に格納した識別情報の一例として、識別番号(例えば、シリアル番号)が利用されている。
【0021】
RFIDタグ12は、ペットPの首輪に取り付けられた電子鑑札である。RFIDタグ12のメモリ12Eには、ペットPを特定するための識別番号としてのシリアル番号が記憶されている。
【0022】
RFIDタグ12は、無線又は電磁誘導を使用してタグやカードにデータを書き込み、または、読み取る既存の技術である。図2に示すように、RFIDタグ12は、アンテナ12Aと、RFID・IC12Bと、を有している。RFID・IC12Bには、無線部12Cと、制御部12Dと、メモリ(RAM又はROM)12Eと、が内蔵されている。なお、RFIDタグ12には、適宜、バッテリを設けてもよい。
【0023】
リーダライタ14は、構造物18に取り付けられている。構造物18とは、街に設置されている自動販売機が好ましい。通常、ペットP、特に犬の散歩コースは毎回同じコースに決定されており、散歩コースの途中で複数の自動販売機が設置されているのが現状である。自動販売機の近くには、水場20が設けられている。このため、ペットPの散歩途中では、ペットPが水場で水を飲むことがある。また、飼い主Mが自動販売機で飲料水などを購入することがある。このように、飼い主MとペットPが散歩途中において自動販売機の近傍に立ち寄ることが多いため、自動販売機には飼い主MとペットPの匂いが付着している。このため、迷子になったペットPは、この自動販売機に引き寄せられる傾向がある。
【0024】
図3に示すように、リーダライタ14は、アンテナ14Aと、送信部14Bと、受信部14Cと、制御部14Dと、を備えている。なお、リーダドライタ14には、適宜、バッテリを設けても良いが、構造物が自動販売機などであり、その内部に電源が内蔵されている場合には、構造物の電源を使用するようにしてもよい。また、リーダライタ14には、適宜、メモリ(RAM又はROM)を備えてもよい。
【0025】
リーダライタ14は、RFIDタグ12からの信号を受信すると、RFIDタグ12の検出信号として、速やかに又はデータ記憶装置16からの要請信号を受けて、データ記憶装置16に対して送信する。なお、リーダライタ14のRFIDタグ12の検出信号の送信タイミングは、リーダライタ14が、RFIDタグ12からの信号を受信する度に、自発的にデータ記憶装置16に対して送信してもよいし、データ記憶装置16からの要請信号に応じて送信してもよい。
【0026】
図4に示すように、データ記憶装置16は、送信部16Aと、受信部16Bと、制御部16Cと、メモリ16Dと、を備えている。データ記憶装置16のメモリ16Dには、データ記憶装置16の動作プログラムや、リーダライタ14からの検出信号に基づいて作成したRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含んだ検出履歴データが記憶されている。
【0027】
データ記憶装置16は、飼い主Mの手元にある通信装置22に対してRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴を示した信号を送信する。これにより、飼い主Mの通信装置22の液晶表示画面などにRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴が表示され、飼い主Mに対してRFIDタグ12、ひいては迷子のペットPに関する情報を提供することができる。
【0028】
(RFIDタグ12とリーダライタ14の基本原理)
ここで、RFIDタグ12とリーダライタ14の基本原理について説明する。RFIDタグ12は、アンテナ12Aを介してリーダライタ14からの電波を受信する。受信した電波はRFID・IC12Bの無線部12Cを通過する。その際、制御部12Dはメモリ12Eから読み出したシリアル番号等の情報を無線部12Cを通過する電波にエンコードする。無線部12Cを通過した後、エンコードされた電波は再びアンテナ12Aを介しリーダライタ14に向け送信される。リーダライタ14の受信部14Cが自身のアンテナ14Aを介してRFIDタグ12から送信された信号を受信する。リーダライタ14が受信した信号は、制御部14Dでデコード処理された後、検出信号として、速やかに又は要請信号を受けて、外部のデータ記憶装置16に対して送信される。データ記憶装置16の受信部16Bは、リーダライタ14からの検出信号を受信する。そして、データ記憶装置16のメモリ16Dに、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含んだ検出履歴データとして記憶される。
【0029】
データ記憶装置16は、リーダライタ14からの検出信号に基づいて、どこの構造物18のリーダライタ14から送信されてきた信号であるのかを判断する。リーダライタ14からの検出信号には、リーダライタ固有の固有番号が含まれており、この固有番号に基づいて構造物18を特定することが可能になる。そして、構造物18を特定することにより、RFIDタグ12の位置情報を特定できる。
【0030】
また、データ記憶装置16は、リーダライタ14からの検出信号を受信した時刻をRFIDタグ12の検出時刻とすることができる。あるいは、リーダライタ14の制御部14DがRFIDタグ12からの信号を受信した時刻について時刻データを作成し、この時刻データをデータ記憶装置16に送信するための検出信号にのせることにより、データ記憶装置16がRFIDタグ12の検出時刻を特定するようにしてもよい。
【0031】
ここで、通信装置22からデータ記憶装置16に対して、RFIDタグ12の検出履歴を求める信号を送信したときに、データ記憶装置16は、メモリ16Dに記憶されている検出履歴データの情報を示す信号を通信装置22に対して送信する。これにより、通信装置22に、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を表示させることができ、飼い主Mは、RFIDタグ12の位置からペットPの位置を特定することができる。
【0032】
なお、飼い主Mの手元にある通信装置22とは、携帯電話装置でもよいし、パーソナルコンピュータでもよい。これらの液晶画面において、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報が図形情報、文字情報、画像などにより表示される。
【0033】
次に、本発明の第1実施形態のペットの捜索処理の一例について、フローチャートに基づいて説明する。なお、データ記憶装置16は、当初、通常モードに設定されている。「通常モード」とは、リーダライタ14は、RFIDタグ12からの信号を受信すると、RFIDタグ12の検出信号を、自発的かつ速やかに、データ記憶装置16に対して送信するモードと定義する。
【0034】
図5及び図6に示すように、ペットPが迷子になった場合には、飼い主Mが通信装置22を用いて無線通信を利用してデータ記憶装置16に対して問合せする(S100)。このとき、通信装置22は、RFIDタグ12の検出履歴を要請する問合せ信号を送信する。
【0035】
問合せ信号の中に、自身のペットPに取り付けられたRFIDタグ12に記憶されているシリアル番号を含めることができる。これにより、データ記憶装置16は、飼い主MのペットPを特定するための情報を入手することができ、かかる情報が検出履歴としてメモリ16Dに記憶されていれば、それを飼い主Mの通信装置22に対して速やかに送信することができる。このようにすれば、RFIDタグ12が取り付けられたペットPが複数する場合には、データ記憶装置16がターゲットとなるペットPを判別することができ、必要かつ正確な情報だけを通信装置22に送信することができる。
【0036】
ここで、データ記憶装置16の制御部16Cは、受信部16Bで通信装置22からの問合せ信号を受信した場合に、通常モードにおいてRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶されている否かを確認する(S110)。データ記憶装置16の受信部16Bにおいて構造物18に取り付けられているリーダライタ14からの検出信号を受信している場合には、構造物18に取り付けられているリーダライタ14からの検出信号がRFIDタグ12の検出履歴としてメモリ16Dに記憶される。S110では、通信装置22からの問合せ信号を受信したタイミングで、制御部16Cがメモリ16Dに記憶されているRFIDタグ12の検出履歴を確認する。
【0037】
RFIDタグ12の検出履歴には、RFIDタグ12の位置情報と検出時刻情報が含まれている。RFIDタグ12の位置情報は、どこの構造物18のリーダライタ14から検出信号をしたか否かにより特定される。また、RFIDタグ12の検出時刻情報は、リーダライタ14がRFIDタグ12からの信号を受信した時刻により特定される。
【0038】
なお、通常モードでは、リーダライタ14は、RFIDタグ12からの信号を受信する度に、自発的かつ速やかに、データ記憶装置16に対して検出信号を送信する。そして、データ記憶装置16は、リーダライタ14からの検出信号を受信すると、その都度、メモリ16Dに検出履歴のデータとして記憶する。
【0039】
データ記憶装置16の受信部16Bで通信装置22からの問合せ信号を受信した場合に、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶されている場合(S110:YES)には、データ記憶装置16の送信部16Aは、メモリ16Dに記憶されている、RFIDタグ12の検出履歴を示す信号を飼い主Mの通信装置22に対して送信する(S120)。飼い主Mの通信装置22においてRFIDタグ12の検出履歴を示す信号を受信することにより、通信装置22の液晶表示画面などにRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴が表示される。飼い主Mは、この検出履歴を確認することにより、迷子のペットPが何時、どこの構造物18の近くにいたのか、を知ることができる。この結果、飼い主Mは、特定した構造物18の近傍を探すことにより、迷子のペットPを捕獲することが可能になる。
【0040】
一方、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶されていない場合(S110:NO)には、データ記憶装置16の制御16Cは、第1探索モードに切り替わる(通常モード→第1探索モード)。そして、データ記憶装置16の送信部16Aは、ペットPの散歩コースにある構造物18のリーダライタ14に対してRFIDタグの検出信号の送信を要請するための第1要請信号を送信する(S130)。
【0041】
ペットPの散歩コースにある構造物18のリーダライタ14が第1要請信号を受信すれば、当該リーダライタ14の制御部14DがRFIDタグ12からの信号を受信しているか否かを確認する。RFIDタグ12からの信号を受信していれば、リーダライタ14の送信部14Bは、RFIDタグ12の検出信号をデータ記憶装置16に対して送信する。このように、リーダライタ14は、RFIDタグ12からの信号を受信していれば、RFIDタグ12の検出信号をデータ記憶装置16に対して送信する。そして、データ記憶装置16は、リーダライタ14からの検出信号を受信すると、その都度、メモリ16Dに検出履歴のデータとして記憶する。RFIDタグ12からの信号を受信していなければ、RFIDタグ12の検出信号は送信されない。
【0042】
データ記憶装置16の制御部16Cは、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶されている否かを確認する(S140)。
【0043】
さらに、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶されている場合(S140:YES)には、データ記憶装置16の送信部16Aは、メモリ16Dに記憶されている、RFIDタグ12の検出履歴を示す信号を飼い主Mの通信装置22に対して送信する(S120)。このように、データ記憶装置16は、リーダライタ14からの検出信号を受信次第、速やかに、RFIDタグ12の検出履歴を示す信号を飼い主Mの通信装置22に対して送信する。飼い主Mの通信装置22においてRFIDタグ12の検出履歴を示す信号を受信することにより、通信装置22の液晶表示画面などにRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴が表示される。飼い主Mは、この検出履歴を確認することにより、迷子のペットPが何時、散歩コースにある構造物18のうちどの構造物18の近くにいたのか(あるいは近くにいるのか)、を知ることができる。この結果、飼い主Mは、散歩コースにある構造物18の近傍をピンポイントで探すことにより、迷子のペットPを容易に発見することが可能になる。
【0044】
一方、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶されていない場合(S140:NO)には、データ記憶装置16の制御部16Cは、第2探索モードに切り替わる(第1探索モード→第2探索モード)。そして、データ記憶装置16の送信部16Aは、ペットPの散歩コース以外の場所にある構造物18のリーダライタ14に対してRFIDタグの検出信号の送信を要請するための第2要請信号を送信する(S150)。
【0045】
ペットPの散歩コース以外の場所にある構造物18のリーダライタ14が第2要請信号を受信すると、当該リーダライタ14の制御部14DがRFIDタグ12からの信号を受信しているか否かを確認する。RFIDタグ12からの信号を受信していれば、リーダライタ14の送信部14Bは、RFIDタグ12の検出信号をデータ記憶装置16に対して送信する。このように、リーダライタ14は、RFIDタグ12からの信号を受信していれば、RFIDタグ12の検出信号をデータ記憶装置16に対して送信する。そして、データ記憶装置16は、リーダライタ14からの検出信号を受信すると、その都度、メモリ16Dに検出履歴のデータとして記憶する。RFIDタグ12からの信号を受信していなければ、RFIDタグ12の検出信号は送信されない。
【0046】
データ記憶装置16の制御部16Cは、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶されている否かを確認する(S160)。
【0047】
さらに、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶されている場合(S160:YES)には、データ記憶装置16の送信部16Aは、メモリ16Dに記憶されている、RFIDタグ12の検出履歴を示す信号を飼い主Mの通信装置22に対して送信する(S120)。このように、データ記憶装置16は、リーダライタ14からの検出信号を受信次第、速やかに、RFIDタグ12の検出履歴を示す信号を飼い主Mの通信装置22に対して送信する。飼い主Mの通信装置22においてRFIDタグ12の検出履歴を示す信号を受信することにより、通信装置22の液晶表示画面などにRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴が表示される。飼い主Mは、この検出履歴を確認することにより、迷子のペットPが何時、散歩コース以外の場所にある構造物18のうちどの構造物18の近くにいたのか(あるいは近くにいるのか)、を知ることができる。この結果、飼い主Mは、散歩コース以外の場所にある構造物18の近傍をピンポイントで探すことにより、迷子のペットPを容易に発見することが可能になる。
【0048】
一方、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶されていない場合(S160:NO)には、データ記憶装置16の制御部16Cは、通常モードに切り替わる(第2探索モード→通常モード)。そして、データ記憶装置16の送信部16Aは、ペットPの散歩コース及び散歩コース以外の場所にある全ての構造物18のリーダライタ14に対してRFIDタグ12の検出信号の定期的な送信を要請するための第3要請信号を送信する(S170)。
【0049】
ペットPの散歩コース及び散歩コース以外の場所にある全ての構造物18のリーダライタ14が第3要請信号を受信すると、当該リーダライタ14の制御部14DがRFIDタグ12からの信号を受信しているか否かを確認する。この確認作業は、繰り返し行われる。RFIDタグ12からの信号を受信すれば、リーダライタ14の送信部14Bは、RFIDタグ12の検出信号をデータ記憶装置16に対して送信する。このように、リーダライタ14は、RFIDタグ12からの信号を受信次第、速やかに、RFIDタグ12の検出信号をデータ記憶装置16に対して送信する。そして、データ記憶装置16は、リーダライタ14からの検出信号を受信すると、その都度、メモリ16Dに検出履歴のデータとして記憶する。RFIDタグ12からの信号を受信しなければ、RFIDタグ12の検出信号は送信されない。
【0050】
データ記憶装置16の制御部16Aは、定期的に、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶されている否かを確認する(S180)。
【0051】
さらに、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶された場合(S180:YES)には、その都度、データ記憶装置16の送信部16Aは、メモリ16Dに記憶されている、RFIDタグ12の検出履歴を示す信号を飼い主Mの通信装置22に対して送信する(S120)。このように、データ記憶装置16は、リーダライタ14からの検出信号を受信次第、速やかに、RFIDタグ12の検出履歴を示す信号を飼い主Mの通信装置22に対して送信する。飼い主Mの通信装置22においてRFIDタグ12の検出履歴を示す信号を受信することにより、通信装置22の液晶表示画面などにRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴が表示される。飼い主Mは、この検出履歴を確認することにより、迷子のペットPが何時、どこの構造物18の近くにいたのか(あるいは近くにいるのか)、を知ることができる。この結果、飼い主Mは、特定した構造物18の近傍をピンポイントで探すことにより、迷子のペットPを容易に発見することが可能になる。
【0052】
RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶されない場合(S180:NO)には、データ記憶装置16の送信部16Aは、定期的な監視することを示す信号を飼い主Mの通信装置22に対して送信する(S190)。この場合には、飼い主Mは、通信装置22において「定期的に監視する」という情報を確認する。
【0053】
その後、データ記憶装置16の制御部16Cは、メモリ16Dの内部を定期的に確認する。そして、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶され次第、RFIDタグ12の検出履歴を示す信号を飼い主Mの通信装置22に対して送信する。
【0054】
以上のように、本実施形態によれば、先ず、通常モードにおいて、データ記憶装置16のメモリ16Dに、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がメモリ16Dに記憶されているか否かが確認される。検出履歴がメモリ16Dに記憶されている場合には、ペットPが迷子になった飼い主Mは、データ記憶装置16に問い合わせると、通常モードにおいてメモリ16Dに記憶されたRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴を入手することができる。飼い主は、この検出履歴をもとに、ペットPを発見でき、捕獲することができる。
【0055】
また、通常モードにおいてメモリ16Dに記憶されたRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がない場合には、データ記憶装置16が第1探索モードに切り替わる(通常モード→第1探索モード)。データ記憶装置16の送信部16Aは、ペットPの散歩コースにある構造物18のリーダライタ14に対してRFIDタグの検出信号の送信を要請するための第1要請信号を送信する。これに対して、リーダライタ14の送信部14BがRFIDタグ12の検出信号をデータ記憶装置16に対して送信すれば、データ記憶装置16のメモリ16Dに、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴が記憶される。これにより、ペットPが迷子になった飼い主Mは、第1探索モードにおいてメモリ16Dに記憶されたRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴を入手することができる。飼い主は、この検出履歴をもとに、ペットPを発見でき、捕獲することができる。
【0056】
また、第1探索モードにおいてメモリ16Dに記憶されたRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がない場合には、データ記憶装置16が第2探索モードに切り替わる(第1探索モード→第2探索モード)。データ記憶装置16の送信部16Aは、ペットPの散歩コース以外の場所にある構造物18のリーダライタ14に対してRFIDタグの検出信号の送信を要請するための第2要請信号を送信する。これに対して、リーダライタ14の送信部14Bが当該RFIDタグ12の検出信号をデータ記憶装置16に対して送信すれば、データ記憶装置16のメモリ16Dに、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴が記憶される。これにより、ペットPが迷子になった飼い主Mは、第2探索モードにおいてメモリ16Dに記憶されたRFIDタ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴を入手することができる。飼い主は、この検出履歴をもとに、ペットPを発見でき、捕獲することができる。
【0057】
さらに、第2探索モードにおいてメモリ16Dに記憶されたRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がない場合には、データ記憶装置16が通常モードに切り替わる(第2探索モード→通常モード)。データ記憶装置16の送信部16Aは、ペットPの散歩コース及び散歩コース以外の場所にある全ての構造物18のリーダライタ14に対してRFIDタグの検出信号の送信を要請するための第3要請信号を送信する。これに対して、リーダライタ14の送信部14Bが当該RFIDタグ12の検出信号をデータ記憶装置16に対して送信すれば、データ記憶装置16のメモリ16Dに、RFIDタ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴が記憶される。これにより、ペットPが迷子になった飼い主Mは、通常モードにおいてメモリ16Dに記憶されたRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴を入手することができる。飼い主は、この検出履歴をもとに、ペットPを発見でき、捕獲することができる。
【0058】
以上のように、本実施形態によれば、RFIDタグ12の位置を把握することにより、効率良く、迷子のペットPを発見することができる。また、データ記憶装置16が複数のモードを備え、各モードを適宜切り替えることにより、迷子のペットPを発見することができる確率の高い順番に、リーダライタ14に対して各要請信号を送信することができる。これにより、より迅速に、かつ確実に、迷子のペットPを発見・捕獲することができる。特に、構造物18が広範囲の地域にわたって複数設けられている場合には、迷子のペットPを捕獲するまでの時間を大幅に短縮することができる。
【0059】
ここで、本実施形態では、通常モード、第1探索モード及び第2探索モードが存在するが、これらのモードは、データ記憶装置16の制御部16Cだけでなく、飼い主Mの手元にある通信装置22によって切り替えるように構成することが好ましい。
【0060】
図5及び図6のフローチャートでは、通常モード→第1探索モード→第2探索モードの順序で切り替えを行ったが、この順序に限られるものではない。このため、通信装置22にデータ記憶装置16のモード切替えの機能を兼備させておけば、飼い主Mが希望するモードから開始することができる。これにより、はじめにS130の第1探索モードから開始することができ、あるいは、S150の第2探索モードからも開始することもできる。
【0061】
また、通信装置22として、飼い主Mのパーソナルコンピュータや携帯電話装置を利用することにより、インターネット回線を利用することができる。これにより、データ記憶装置16と通信装置22をインターネット回線網で接続することができ、電子メールなどの通信手段が利用可能になる。そして、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴がデータ記憶装置16のメモリ16Dに記憶される度に、データ記憶装置16の送信部16AがRFIDタグ12の検出履歴のデータを電子メールによって通信装置22に送信する。さらに、電子メールを利用して、通信装置22からデータ記憶装置16に問合せ信号やモード切替信号を送信することもできる。
【0062】
また、データ記憶装置16の制御部16Cは、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴に基づいて、ペットPの移動経路と予測時間を特定できるように構成することが好ましい。この構成では、RFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴とペットPの移動経路を関連付けるためのプログラムがメモリ16Dに記憶されており、データ記憶装置16の制御部16Cは、メモリ16Dに記憶したRFIDタグ12の位置情報及び検出時刻情報を含む検出履歴に基づいて、ペットPの移動経路と予測時間を特定できる。データ記憶装置16の送信部16Aは、特定されたペットPの移動経路と予測時間のデータを通信装置22に対して送信することにより、飼い主MにペットPの移動経路と予測時間の情報(例えば、何分後にどこの場所にペットがいる可能性があるなどの情報)を提供することができる。
【0063】
また、構造物18(例えば、自動販売機など)にペットを引き付ける手段を設けておくことが好ましい。この手段として、例えば、構造物18からペットPの餌が出てくるような機械的な構造が挙げられる。これにより、迷子になったペットPをその構造物18に引き付けておくことができ、飼い主Mがその構造物18に到着するまでの時間を稼ぐことが可能になる。この結果、迷子になったペットPを確実に捕獲することができる。
【0064】
全ての構造物18のリーダライタ14が同時に起動している構成ではなく、時差をもたせてリーダライタ14を起動させるようにしてもよい。
【0065】
また、リーダライタ14の出力を上げ、受信部14Cの受信レンジを広げるようにしてもよい。これにより、リーダライタ14の受信機能を高めることができ、構造物18からペットPが離れていた場合でも、そのRFIDタグ12からの信号を受信することができる。
【0066】
構造物18として自動販売機を利用することにより、自動販売機の電源をリーダライタ14の電源として利用することができる。また、自動販売機に赤外線センサなどを組み付け、赤外線センサがペットPを検知したときに、リーダライタ14を起動させるように構成してもよい。これにより、リーダライタ14の電力消費を低減することができ、省エネルギーを実現することができる。
【0067】
RFIDタグ12は、ペット(盲導犬)の首輪等に設ける体外装着型RFIDのほか、体内埋め込み型RFIDを用いてもよい。
【0068】
なお、ペットPとして、犬、猫その他哺乳類の他に、爬虫類、鳥類、両生類などが対象となる。
【0069】
また、本願発明は、街頭に設置されている監視カメラと組合せることもできる。街頭に設置されている監視カメラは常にONされているため、監視カメラで撮影した撮像データを所定のデータサーバあるいはデータ記憶装置16に送信するように設定する。ペットPが迷子になった場合、飼い主Mは、通信装置22からデータサーバあるいはデータ記憶装置16に対してアクセスして、監視カメラの撮像データを用いてペットPを探すことができる。特に、データ記憶装置16に監視カメラの撮像データを記憶しておく構成では、飼い主Mは、ペットPの履歴情報の他に、監視カメラの撮像データを入手してペットPを探すことができる。
【0070】
また、構造物18に設置したカメラを利用することもできる。この構成では、飼い主Mが通信装置22を用いてデータ記憶装置16にカメラが動作する信号を送信するように指示する。データ記憶装置16は、構造物18に設置したカメラが作動(ON)するように制御する。そして、ONしたカメラでの撮像データは、所定のデータサーバあるいはデータ記憶装置16に送信するように設定する。ペットPが迷子になった場合、飼い主Mは、通信装置22からデータサーバあるいはデータ記憶装置16に対してアクセスして、構造物18に設置したカメラの撮像データを用いてペットPを探すことができる。
【符号の説明】
【0071】
10 ペットの捜索システム
12 RFIDタグ
14 リーダライタ
16 データ記憶装置
18 構造物
P ペット
M 飼い主


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペットに取り付けられ、当該ペットを特定するための識別情報を保持したRFIDタグと、
構造物に取り付けられたリーダライタと、
前記リーダライタに対して通信可能なデータ記憶装置と、
を有するペットの捜索システムであって、
前記リーダライタは、前記RFIDタグからの信号を受信したときに、前記RFIDタグの検出信号を前記データ記憶装置に対して送信し、
前記データ記憶装置は、前記リーダライタからの検出信号を受信して、前記RFIDタグの検出履歴として記憶し、
前記データ記憶装置は、通信装置から前記検出履歴を求める信号を受信した場合に、前記通信装置に対して前記検出履歴を示した信号を送信する、
ことを特徴とするペットの捜索システム。
【請求項2】
前記データ記憶装置は、
前記通信装置から前記検出履歴を求める信号を受信したときに前記RFIDタグの前記検出履歴がない場合に、前記ペットの散歩コースにある前記構造物の前記リーダライタからの前記検出信号を受信次第、前記RFIDタグの前記検出履歴を示した信号を前記通信装置に対して送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載のペットの捜索システム。
【請求項3】
前記データ記憶装置は、
前記通信装置から前記検出履歴を求める信号を受信したときに前記RFIDタグの前記検出履歴がない場合に、前記ペットの散歩コース以外の場所にある前記構造物の前記リーダライタからの前記検出信号を受信次第、前記RFIDタグの前記検出履歴を示した信号を前記通信装置に対して送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載のペットの捜索システム。
【請求項4】
前記構造物は、自動販売機であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のペットの捜索システム。
【請求項5】
ペットに取り付けられ当該ペットを特定するための識別情報を保持したRFIDタグと、構造物に取り付けられたリーダライタと、前記リーダライタに対して通信可能なデータ記憶装置と、を利用したペットの捜索方法であって、
前記リーダライタが、前記RFIDタグからの信号を受信したときに、前記RFIDタグの検出信号を前記データ記憶装置に対して送信する検出信号送信工程と、
前記データ記憶装置が、前記リーダライタからの検出信号を受信して、前記RFIDタグの検出履歴として記憶する記憶工程と、
前記データ記憶装置が、通信装置から前記検出履歴を求める信号を受信した場合に、前記通信装置に対して前記検出履歴を示した信号を送信する履歴信号送信工程と、
を有することを特徴とするペットの捜索方法。
【請求項6】
前記履歴信号送信工程において、
前記データ記憶装置が、
前記通信装置から前記検出履歴を求める信号を受信したときに前記RFIDタグの前記検出履歴がない場合に、前記ペットの散歩コースにある前記構造物の前記リーダライタからの前記検出信号を受信次第、前記RFIDタグの前記検出履歴を示した信号を前記通信装置に対して送信する、
ことを特徴とする請求項5に記載のペットの捜索方法。
【請求項7】
前記履歴信号送信工程において、
前記データ記憶装置が、
前記通信装置から前記検出履歴を求める信号を受信したときに前記RFIDタグの前記検出履歴がない場合に、前記ペットの散歩コース以外の場所にある前記構造物の前記リーダライタからの前記検出信号を受信次第、前記RFIDタグの前記検出履歴を示した信号を前記通信装置に対して送信する、
ことを特徴とする請求項5に記載のペットの捜索方法。
【請求項8】
前記構造物として、自動販売機を利用することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のペットの捜索方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−139182(P2012−139182A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−294560(P2010−294560)
【出願日】平成22年12月29日(2010.12.29)
【出願人】(000006231)株式会社村田製作所 (3,635)
【出願人】(501474450)株式会社シーデックス (5)
【出願人】(511003992)株式会社ダーウィン (2)