説明

ペット用トイレ

【課題】清掃作業を容易なものにするとともに、衛生的且つ経済的なペット用トイレを提供する。
【解決手段】上面に開口を有し、底面にトイレ砂(粒状吸収体)20が敷設される容器型のトイレ本体10と、敷設されたトイレ砂20よりも上方に設けられ、トイレ本体10を上下に区画する仕切り蓋30と、を備え、仕切り蓋30は、厚み方向に貫通する複数の貫通孔31、…を有する。仕切り蓋30上でペットによる排泄が終了すると、仕切り蓋30を取り外し、汚れたトイレ砂20をトイレ本体10内から取り除く。取り除いた分に相当する量の新たなトイレ砂20を補充し、取り外した仕切り蓋30を再度装着する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペット用トイレに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、室内で飼われている猫や犬などのペット用トイレとして、プラスチック製の容器に鉱物系のゼオライト、川の砂、尿などを吸収すると固まるベントナイト、或いは粉砕パルプ等を固めて粒状に成形したセルロース粒などのいわゆる猫砂と呼ばれる粒状物からなるトイレ砂が敷設されたトイレが一般に使用されている。猫などのペットは、トイレ砂の上から尿や便などを排泄する。飼い主は、尿や便で汚れた部分のトイレ砂をスコップ等ですくって容器内から取り除いた後、取り除いた分に相当する量の新たなトイレ砂を補充する。
【0003】
上記のトイレ砂を利用したペット用トイレとして、トイレ本体を簀の子により上下に区画して、上層部分にトイレ砂、下層部分に尿吸収材を敷設してなるペット用トイレが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−109808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1記載のペット用トイレでは、ペットが排泄する際に、トイレ砂の上で排泄するため、ペットがトイレ砂を蹴散らしてしまったり、汚れた砂にペットが直接触れてしまったりして、清掃作業の手間が掛かる上に不衛生であった。
また、トイレ砂の代わりにシート型の吸収材を敷設することにより、ペットによるトイレ砂の蹴散らしを防止する構成もあるが、シート型の吸収材の場合、トイレ砂のように汚れた部分だけを部分的に交換することができないため、コスト的に不経済であった。
【0006】
本発明は、清掃作業を容易なものにするとともに、衛生的且つ経済的なペット用トイレを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
ペット用トイレにおいて、
上面に開口を有し、底面に粒状吸収体が敷設される容器型のトイレ本体と、
敷設された前記粒状吸収体よりも上方に設けられ、前記トイレ本体を上下に区画する仕切り蓋と、
を備え、
前記仕切り蓋は、厚み方向に貫通する複数の貫通孔を有することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のペット用トイレにおいて、
前記トイレ本体の底面に、前記仕切り蓋の下方への撓みを規制する規制部材が設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のペット用トイレにおいて、
前記規制部材は、前記粒状吸収体を区画する仕切り部材であることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のペット用トイレにおいて、
前記トイレ本体の側面の外面側に、ペットを前記仕切り蓋の上面に案内するスロープが設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のペット用トイレにおいて、
前記トイレ本体は、前記粒状吸収体が敷設されるトレーを備え、
前記トレーは、前記仕切り蓋より下方に形成された前記トイレ本体の側面の開口部から引き出し式に取り出し可能であることを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のペット用トイレにおいて、
前記トイレ本体の前記開口部が形成された側面以外のいずれかの側面の外面側に、ペットを前記仕切り蓋の上面に案内するスロープが設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ペットが粒状吸収体に触れることなく排泄できることとなって、ペットによる粒状吸収体の蹴散らしを防止して清掃作業を容易なものにするとともに、ペットの足濡れ等を防止して衛生面を向上させることができる。また、シート型の吸収材ではなく粒状吸収体を利用することができるので、汚れた部分だけを部分的に交換することができることとなって、コストを軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本実施形態のペット用トイレの全体構成を示す外観斜視図である。
【図2】図1のII−II部の一例を示す断面図である。
【図3】変形例1のペット用トイレの内部構成を示す断面図である。
【図4】図3のペット用トイレの仕切り蓋を取り外した後の平面図である。
【図5】変形例2のペット用トイレの全体構成を示す外観斜視図である。
【図6】変形例3のペット用トイレの全体構成を示す外観斜視図である。
【図7】変形例4のペット用トイレの全体構成を示す外観斜視図である。
【図8】容器型のトイレ本体に、容器型の仕切り蓋を重ね合わせたペット用トイレの一変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明において、「ペット」とは、犬、猫、ウサギ、ハムスター等の小動物を意味するものとする。
【0016】
本実施形態に係るペット用トイレ1は、図1及び図2に示すように、上面に開口を有し、底面にトイレ砂(粒状吸収体)20が敷設される容器型のトイレ本体10と、敷設されたトイレ砂20よりも上方に設けられ、トイレ本体10を上下に区画する仕切り蓋30と、を備えて構成されている。
【0017】
トイレ本体10は、上面に開口を有する平面視略矩形状の箱形容器であり、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等の合成樹脂やステンレス等の金属等で形成されている。
【0018】
トイレ砂20は、トイレ本体10の底面に敷設され、ペットの尿などの液体を吸収する機能を有している。トイレ砂20としては、例えば、川の砂や鉱物系のゼオライト、尿などを吸収すると固まるベントナイト、或いは粉砕パルプ等を固めて円柱形または球形の粒状に成形したセルロース粒などの他、シリカゲル等の固まらずに吸水性を有する素材からなる粒などが使用される。
【0019】
仕切り蓋30は、トイレ砂20の上方に着脱自在に設けられ、トイレ本体10を上下に区画する略矩形状の板状部材であり、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等の合成樹脂やステンレス等の金属等で形成されている。なお、強度や重量、或いは成型のし易さ等から、合成樹脂性のものを使用することがより好ましい。また、仕切り蓋30は、撥水加工が施されていることがより好ましい。
更に、仕切り蓋30は、トイレ本体10の底面から50〜70mm程度の位置に配設されることが好ましい。これは、ペットのうち比較的排尿量の多い犬を想定した場合、一回の排尿量がおよそ30ccであり、また、トイレ砂20として一般的に使用されているいわゆる猫砂を使用した場合、尿を吸収したトイレ砂20が直径50mm程度の球体となるため、底面からの距離が50mm程度ないとトイレ砂20が直径50mm程度の球体を形成することができなくなり、尿の吸収力が低下してトイレ本体10の底面に尿が付着してしまうからである。
なお、本実施形態では、仕切り蓋30が下方に抜け落ちないように、トイレ本体10の内側側面部にストッパーとしての突起部T、Tを設けるようにしている。
【0020】
また、仕切り蓋30は、厚み方向に貫通する貫通孔31、…を網目状に多数有している。即ち、貫通孔31、…は、長手方向及び幅方向それぞれに所定間隔を置いて配置されている。貫通孔31、…は、仕切り蓋30上でペットが排泄した尿などの液体を通過させるための通液孔として機能する。なお、貫通孔31、…の大きさは、トイレ本体10の底面に敷設されるトイレ砂20の粒径を反映し、トイレ砂20の飛び散りを防止できる寸法であればいかなる寸法であっても良いが、表面張力により尿などの液体が残らない程度の大きさがあることが好ましく、具体的には、1〜5mm程度が好ましい。
【0021】
次に、本実施形態に係るペット用トイレ1の使用方法について説明する。
まず、ペットの飼い主は、トイレ本体10の底面にトイレ砂20を敷設する。
次に、飼い主は、トイレ本体10に仕切り蓋30を装着する。これにより、本実施形態に係るペット用トイレ1が完成する。
そして、仕切り蓋30上でペットによる排泄が終了すると、飼い主は、仕切り蓋30を取り外し、ペットが排泄した尿を吸収した部分のトイレ砂20をスコップ等ですくい取り、トイレ本体10内から取り除く。
最後に、飼い主は、取り除いた分に相当する量の新たなトイレ砂20を補充し、取り外した仕切り蓋30を再度装着する。
【0022】
以上のように、本実施形態に係るペット用トイレ1によれば、上面に開口を有し、底面にトイレ砂20が敷設される容器型のトイレ本体10と、敷設されたトイレ砂20よりも上方に設けられ、トイレ本体10を上下に区画する仕切り蓋30と、を備え、仕切り蓋30は、厚み方向に貫通する複数の貫通孔31、…を有するので、ペットがトイレ砂20に触れることなく排泄できることとなって、ペットによるトイレ砂20の蹴散らしを防止して清掃作業を容易なものにするとともに、ペットの足濡れ等を防止して衛生面を向上させることができる。また、シート型の吸収材ではなくトイレ砂20を利用することができるので、汚れた部分だけを部分的に交換することができることとなって、コストを軽減させることができる。
【0023】
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0024】
<変形例1>
例えば、図3及び図4に示す例では、実施形態と比べ、トイレ本体10の底面に、トイレ砂20を区画する仕切り部材40が設けられている点で異なっている。
仕切り部材40は、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等の合成樹脂やステンレス等の金属等で形成され、トイレ砂20を複数の領域(図4では6つの領域)に分割している。このように、仕切り部材40によりトイレ砂20を区画することで、ペットが排泄した尿を一つの領域に閉じ込めることができる。
【0025】
また、仕切り部材40は、トイレ砂20を区画する他、仕切り蓋30の下方への撓みを規制する規制部材としても機能する。即ち、仕切り部材40は、その高さがトイレ本体10の底面から仕切り蓋30の下面までの距離と略同じになるように形成されている。このように、仕切り部材40により仕切り蓋30の下方への撓みを規制することで、ペットの体重により仕切り蓋30が撓むことによる仕切り蓋30とトイレ砂20との接触を防止することができる。
【0026】
なお、仕切り部材40は、上記のようにトイレ本体10と別個に形成されていてもよいし、トイレ本体10と一体となって形成されていてもよい。また、仕切り部材40は、仕切り蓋30と一体となって形成されていてもよいが、トイレ砂20の入れ易さの観点から、トイレ本体10及び仕切り蓋30と別個に形成されているか又はトイレ本体10と一体となって形成されている方が好ましい。
また、仕切り部材40は、トイレ砂20を複数の領域に分割する機能及び仕切り蓋30の下方への撓みを規制する機能を実現可能な構成であれば、いかなる形状であってもよい。また、本変形例1では、仕切り部材40により、トイレ砂20を複数の領域に分割する機能及び仕切り蓋30の下方への撓みを規制する機能を実現するようにしているが、少なくとも仕切り蓋30の下方への撓みを規制する機能を実現することができればよく、例えば、仕切り部材40の代わりに、トイレ本体10の底面から上方向に延伸する支柱状の規制部材を設けるようにしてもよい。
【0027】
以上のように、変形例1に係るペット用トイレ1によれば、トイレ本体10の底面に、トイレ砂20を区画する仕切り部材40が設けられているので、ペットが排泄した尿を一つの領域に閉じ込めることができることとなって、尿による汚れの拡散を防止することができ、且つトイレ砂20の交換作業を容易にすることができる。また、仕切り部材40(規制部材)は、仕切り蓋30の下方への撓みを規制するので、ペットの体重により仕切り蓋30が撓むことによる仕切り蓋30とトイレ砂20との接触を防止できることとなって、トイレ砂20の膨張を阻害して吸収力を低下させたり、膨張したトイレ砂20が仕切り蓋30上に露出してペットが足濡れしたりすることを防止することができる。
【0028】
<変形例2>
例えば、図5に示す例では、実施形態と比べ、トイレ本体10の側面の外面側に、ペットを仕切り蓋30の上面に案内するスロープ50が設けられている点で異なっている。
スロープ50は、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等の合成樹脂やステンレス等の金属等で形成されている。スロープ50は、トイレ本体10側の一端がトイレ本体10の高さと略同一の高さに形成されるとともに、他端がトイレ本体10の底面と略同一の高さに形成され、トイレ本体10から遠ざかるにつれてその高さが低くなるように傾斜した傾斜面が形成されている。
【0029】
なお、スロープ50は、トイレ本体10のいずれの側面に設けられていてもよいし、側面全面に設けられていてもよい。また、スロープ50は、上記のようにトイレ本体10と別個に形成されていてもよいし、トイレ本体10と一体となって形成されていてもよい。
また、スロープの傾斜面の形状は、ペットの昇降が容易になる形状であればいかなる形状であってもよく、例えば、図5に示すように平面状に形成されていてもよいし、階段状に形成されていてもよい。
【0030】
以上のように、変形例2に係るペット用トイレ1によれば、トイレ本体10の側面の外面側に、ペットを仕切り蓋30の上面に案内するスロープ50が設けられているので、高さ方向の移動が苦手なペットであってもスムーズに仕切り蓋30の上面に移動することができる。
なお、変形例1と変形例2とを組み合わせることも、当然に可能である。
【0031】
<変形例3>
例えば、図6に示す例では、実施形態と比べ、トイレ本体10の側面の仕切り蓋30より下方に開口部11が形成され、この開口部11から引き出し式に取り出し可能であるトレー60を備える点で異なっている。
トレー60は、上面に開口を有する平面視略矩形状の箱形容器であり、底面にトイレ砂20を敷設することができるようになっている。また、トレー60は、トイレ本体10と同様、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等の合成樹脂やステンレス等の金属等で形成され、トレー60の引き出される側の側面の外面側には、取っ手61が取り付けられている。
【0032】
飼い主は、ペットによる排泄が終了すると、取っ手61を手前側に引っ張ってトレー60を手前側に引き出す。
そして、飼い主は、ペットが排泄した尿を吸収した部分のトイレ砂20をスコップ等ですくい取り、トイレ本体10内から取り除く。
最後に、飼い主は、取り除いた分に相当する量の新たなトイレ砂20を補充し、トレー60を奥側に押し込んでトイレ本体10内に収納する。
【0033】
なお、本変形例3では、トレー60を引き出すことによりトイレ砂20を交換することができるので、トイレ砂20の交換作業時に仕切り蓋30を取り外す必要がない。従って、本変形例3では、トイレ本体10と仕切り蓋30とが一体となって形成されていてもよい。
【0034】
以上のように、変形例3に係るペット用トイレ1によれば、トイレ本体10は、トイレ砂20が敷設されるトレー60を備え、トレー60は、仕切り蓋30より下方に形成されたトイレ本体10の側面の開口部11から引き出し式に取り出し可能であるので、仕切り蓋30を取り外すことなくトイレ砂20を交換できることとなって、トイレ砂20の交換作業を容易にすることができる。
【0035】
<変形例4>
例えば、図7に示す例では、実施形態と比べ、トイレ本体10の側面の外面側に、ペットを仕切り蓋30の上面に案内するスロープ50が設けられている点、及びトイレ本体10の側面の仕切り蓋30より下方に開口部11が形成され、この開口部11から引き出し式に取り出し可能であるトレー60を備える点で異なっている。即ち、変形例4に係るペット用トイレ1は、変形例2及び変形例3を組み合わせたものである。
変形例4に係るペット用トイレ1は、トイレ本体10の側面に、トレー60を引き出すための開口部11が形成されているが、スロープ50の傾斜面の下側に開口部を設けるようにし、トレー60をトイレ本体10の開口部11及びスロープ50の開口部から引き出し式に取り出し可能な構成とすることで、トイレ本体10の開口部11が形成された側面であってもスロープ50を設けることができる。
【0036】
以上のように、変形例4に係るペット用トイレ1によれば、トイレ本体10の開口部11が形成された側面以外のいずれかの側面の外面側に、ペットを仕切り蓋30の上面に案内するスロープ50が設けられているので、高さ方向の移動が苦手なペットであってもスムーズに仕切り蓋30の上面に移動することができる。また、トイレ本体10は、トイレ砂20が敷設されるトレー60を備え、トレー60は、仕切り蓋30より下方に形成されたトイレ本体10の側面の開口部11から引き出し式に取り出し可能であるので、仕切り蓋30を取り外すことなくトイレ砂20を交換できることとなって、トイレ砂20の交換作業を容易にすることができる。
【0037】
<その他の変形例>
例えば、上記実施形態では、トイレ本体10の形状として、平面視略矩形状の箱形容器を例示して説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、平面視が正方形状の容器であってもよいし、円形状の容器であってもよい。
また、上記実施形態では、仕切り蓋30によりトイレ本体10を上下に区画する構成を採用しているが、これに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、上面に開口を有し、底面にトイレ砂20が敷設される容器型のトイレ本体10Aに、上面に開口を有し、底面に複数の貫通孔31A、…を有する容器型の仕切り蓋30Aを重ね合わせる構成としてもよい。
【0038】
また、上記実施形態では、貫通孔31、…の配列として、網目状のものを例示して説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、格子状に配列してもよいし、不規則な形に配列してもよい。また、貫通孔31、…の形状は、円形、楕円形、四角形等の多角形他いずれかの形状に限定されるものでなく、任意の形状のものを使用することができる。
【0039】
その他、ペット用トイレの細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0040】
1 ペット用トイレ
10 トイレ本体
11 開口部
20 トイレ砂(粒状吸収体)
30 仕切り蓋
31 貫通孔
40 仕切り部材(規制部材)
50 スロープ
60 トレー
61 取っ手

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面に開口を有し、底面に粒状吸収体が敷設される容器型のトイレ本体と、
敷設された前記粒状吸収体よりも上方に設けられ、前記トイレ本体を上下に区画する仕切り蓋と、
を備え、
前記仕切り蓋は、厚み方向に貫通する複数の貫通孔を有することを特徴とするペット用トイレ。
【請求項2】
前記トイレ本体の底面に、前記仕切り蓋の下方への撓みを規制する規制部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のペット用トイレ。
【請求項3】
前記規制部材は、前記粒状吸収体を区画する仕切り部材であることを特徴とする請求項2に記載のペット用トイレ。
【請求項4】
前記トイレ本体の側面の外面側に、ペットを前記仕切り蓋の上面に案内するスロープが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のペット用トイレ。
【請求項5】
前記トイレ本体は、前記粒状吸収体が敷設されるトレーを備え、
前記トレーは、前記仕切り蓋より下方に形成された前記トイレ本体の側面の開口部から引き出し式に取り出し可能であることを特徴とする請求項1に記載のペット用トイレ。
【請求項6】
前記トイレ本体の前記開口部が形成された側面以外のいずれかの側面の外面側に、ペットを前記仕切り蓋の上面に案内するスロープが設けられていることを特徴とする請求項5に記載のペット用トイレ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−70664(P2013−70664A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−212050(P2011−212050)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(390029148)大王製紙株式会社 (2,041)