ペット用引き綱具
【課題】ペットの安全性を確保するため、首輪を発光させる場合には、電源部の重量が大きくなるという問題や、リードと首輪との接続部が破損することが多いという問題があった。また、リードを発光させる場合は、実際のペットの位置を認識できないという問題や、ペットの噛み付きにより発光体への電線が切断されるという問題があった。
【解決手段】側面発光型プラスチック光ファイバーから成る一本の光ロープにより、ループ部とリード部を一体として形成し、光ロープの両端は揃えた状態で把手部に連結して把手部内の光源にのぞませるようにしたペット用引き綱具である。
【解決手段】側面発光型プラスチック光ファイバーから成る一本の光ロープにより、ループ部とリード部を一体として形成し、光ロープの両端は揃えた状態で把手部に連結して把手部内の光源にのぞませるようにしたペット用引き綱具である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、側面発光型プラスチック光ファイバーより成る一本の光ロープにより、首に巻くループとペットをつなぐリードとを一体的に構成したペット用引き綱具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の生活様式の変化により、犬の散歩を夜間に行う人が増えてきている。また、舗装道路の増加により、その散歩を自動車や自転車が通行する道路で行うことが多くなり、これらに伴ってその犬が自動車等に接触する事故が増大し、その安全性を確保することが難しくなっている。これは、自動車等の運転手の目線から低い位置にいる犬を瞬間的に認識することは困難であるからであり、特に中型犬以下の犬の場合はその存在を認識させることがより困難になる。
【0003】
従来はペットの安全性を確保するため、ペットの首輪に発光素子を装着してペットの存在を知らしめてペットの安全性を確保する方法が取られてきた(特許文献1)。また、首輪でなくリードを発光させる方法もあった(特許文献2)。
【0004】
しかし首輪を発光させる場合には、首輪自体に発光装置に加えて電源を有するか、リード部から電源を供給する必要がある。電源を有する場合は、発光装置に比較して電源部の重量が大きくなり特に中型犬以下の小さい犬やねこに、電源を有する発光する首輪を使用することが困難であった。他方電源をリードから供給する場合は、首輪とリードを電気的に接続する必要があり、ペットが動き回ることによりその接続部が破損することが多かった。
【0005】
また、リードのみを発光させる場合は、リードの先にいるペットの位置を認識することができないという問題点があると共に、LEDなどの発光体をリード内に埋め込む方式の場合は、ペットがリードに噛み付いた場合にその発光体への電線が切断される虞があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−158939号公報
【特許文献2】実用新案登録第3099625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題はペットの安全を確保する方法として挙げた従来技術のうち、首輪を発光させる場合には、その首輪の重量が重くなり中型犬以下の犬やねこに使用することが困難であった点、もしくは首輪とリードとの結合部が破損することが多かったという点であり、リードを発光させる場合には、リードの先にいるペットの位置を認識することができず、その安全の確保が困難であった点、ペットがリードに噛み付いた場合でも発光を継続することが不可能であった点である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の発明は、側面発光型プラスチック光ファイバーより成る一本の光ロープを途中で二つ折りにして両端を揃え、折り曲げた部分でループを形成すると共に、ループから両端に至る部分は一本に束ねてリードを形成し、そして光ロープの前記両端を把手部に連結して把手部内の光源にのぞませ、光源には把手部内の電源用の電池を接続してなるペット用引き綱具である。
【0009】
また、請求項2記載の発明は、前記のループとリードとの境界に光ロープ結束具を取り付け、この光ロープ結束具の取り付け位置を変更することによりループの大きさを調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載のペット用引き綱具である。
【0010】
また、請求項3記載の発明は、前記光ロープが、光透過性チューブに側面発光型プラスチック光ファイバーを挿通して形成したものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のペット用引き綱具である。
【0011】
また、請求項4記載の発明は、前記光ロープが、前記把手部に着脱自在に連結されることを特徴とする請求項1から請求項3に記載のペット用引き綱具である。
【0012】
また、請求項5記載の発明は、前記光ロープが、前記把手部に設けた押圧機構によって着脱自在に連結されることを特徴とする請求項4に記載のペット用引き綱具である。
【0013】
また、請求項6記載の発明は、前記光ロープが、前記把手部内部の光ロープ案内面と対向するように設けた突出片により着脱自在に連結されることを特徴とする請求項4に記載のペット用引き綱具である。
【0014】
また、請求項7記載の発明は、前記光ロープ結束具が、前記光透過性チューブより大径の短い筒体を2本並べ先端を左右に開いて全体を三叉状に形成したものであることを特徴とする請求項2に記載のペット用引き綱具である。
【0015】
また、請求項8記載の発明は、前記光ロープ結束具にフックを取り付け、フックをペットの首輪又は胴輪に着脱自在に連結して、ペットの首の周りに前記ループをゆるく嵌めることを特徴とする請求項2に記載のペット用引き綱具である。
【発明の効果】
【0016】
請求項1に記載の発明によれば、側面発光型プラスチック光ファイバーより成る一本の光ロープを途中で二つ折りにして両端を揃え、折り曲げた部分でループを形成すると共に、ループから両端に至る部分は一本に束ねてリードを形成することにより、側面発光型光ファイバーにより形成するループとリード部とを線光源として発光させながら、ペットの首に巻くループの重量を軽くでき、中型犬以下の犬やねこに使用することが可能となる。加えてリード部分とループ部分が一体的で連結部がないことから、引き綱具として耐久性が向上する。
また、光ロープの両端は揃えた状態で把手部に連結して把手部内の光源にのぞませていることにより、首を通すループ部分やリード部分に発光体を配置する必要がなくなり、ペットの噛付きにより導線を断線するようなことがなく、その点でも耐久性が向上すると共に、光ロープの一端のみが発光体に面している場合と比較して、二倍の受光面積を有して光ファイバーの発光輝度を高めることができる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、首を通すループの径が光ロープ結束具の取り付け位置を変更することにより調整可能であることから、ペットの大きさに合わせてペット用引き綱具を使用できる。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、光透過性チューブにより発光輝度を損なうことなく光ロープの耐久性を確保でき、内部の光ファイバーがペットの動作に伴う衝撃等により切断されるのを防止できる。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、光ロープが把手部に着脱自在に連結されていることにより、光ファイバーが汚損した場合には、その部分のみの交換が可能となる。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、把手部に設けた押圧機構によって着脱自在に連結されていることにより、容易に光ファイバーを交換することが可能となる。
【0021】
請求項6に記載の発明によれば、光ロープ案内面に対向して設けた突出片により光ファイバーが着脱自在に固定されることにより、より簡易な構造で光ロープを結合することが可能となる。
【0022】
請求項7記載の発明によれば、光ロープ結束具が、前記光透過性チューブより大径の短い筒体を2本並べ先端を左右に開いて全体を三叉状に形成したものであることから、その取り付け位置の変更が容易でループの径を調整し易いし、またループを拡張する力に良く抵抗することから、ペットに装着中その取り付け位置がみだりに変位しない。
【0023】
請求項8記載の発明によれば、前記光ロープ結束具にフックを取り付け、フックをペットの首輪又は胴輪に着脱自在に連結するので、ループはペットの首の周りにゆるく嵌めることが可能で、体毛の長いペットの場合、ループを毛の外に露出するように巻きつければ、ループの光が毛に邪魔されないという効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】第一実施形態に係るペット用引き綱具の全体斜視図である。
【図2】第一実施形態の把手部の正面図である。
【図3】第一実施形態の把手部の首輪側からの側面図である。
【図4】第二実施形態の把手部の正面図である。
【図5】第二実施形態の把手部の首輪側からの側面図である。
【図6】第一実施形態に係るペット用引き綱具の使用図である。
【図7】第三実施形態に係るペット用引き綱具の全体斜視図である。
【図8】第四実施形態に係るペット用引き綱具の全体斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつ
つ説明する。
【0026】
図1は第一実施形態に係るペット用引き綱具1の全体構成を斜視図として示したものである。本実施形態に係るペット用引き綱具1は、側面発光型プラスチック光ファイバー11より成る一本の光ロープ3と、段差のある円柱状の把手部2により構成される。光ロープ3は、ループ部31とリード部32とからなり、全体を伸ばすと2〜4mの長さになる。また光ロープ3は、一本の側面発光型プラスチック光ファイバー11を外径8mmの透明な樹脂性の光透過性12に挿入して構成し、その側面発光型プラスチック光ファイバー11のクラッド材料にはフッ素樹脂を、コア材料には特殊アクリル樹脂を採用し、側面からの発光輝度を高めている。ただし、プラスチック光ファイバー11の材料はこれに限定されるものではなく、耐久性等の観点からコア材料として例えば完全フッ素化ポリマー、ポリカーボネート、ポリスチレン、含重水素ポリマーなどを用いたものも考えられる。本実施形態に係る光ロープ3は、光透過性チューブ12により耐久性を確保し、その中にあるプラスチック光ファイバー11がペットの動作による衝撃等により切断されるのを防止している。なお、側面発光型プラスチック光ファイバー11は発光輝度を考慮して複数本とすることも可能である。
【0027】
ループ部31は、光ロープ結束具4によりペットの体格に合わせた大きさに自由に変更することができる。光ロープ結束具4の構造として、硬質プラスチック製のY字形状留具で、ループ部31を構成する光ロープがY字の上部の二箇所から別々に挿入されると共に、リード部32を構成する光ロープがY字の下部の一箇所から一本にまとめて突出しているものや、光透過性チューブ12より大径の短い筒体を二本並べ、先端を左右に開いて全体を三叉上に形成したものがある。これらのような構成とすることにより、光ロープ3と光ロープ結束具4の間の摩擦力を利用してペット側からはその大きさを変更できない反面、本ペット用引き綱具1の使用者はループの大きさを容易に変更することができる。ペット用引き綱具1のリード部32は、ループ部31からの光ロープ3の2本を1本にまとめて形成する。リード部32が、光ロープ3を2本まとめて形成することにより、リード部32の強度を高くすることができると共に、リード部32がペットの噛付き等により破損した場合であっても、光ロープ3の両端から光を導入しているので、光ロープ3は発光を継続することができる。
【0028】
なお把手部2については、光ロープ3が結合する端部と反対側の端部に、ベルトを保管する際に使用する紐5を設ける。
【0029】
図2、図3は、本発明の第一実施形態に係るペット用引き綱具1の把手部2の構造を示したものである。把手部2は最大部の直径40mm、長さ120mm前後の段差のある円柱形状をしており硬質プラスチックにより製作する。ただし、形状や材質はこれに限定されるものではなく、例えば透明の樹脂により外周部を製作することにより、スケルトン構造にしてファッション性を加えたり、凹凸を設けてベルト使用者がより強固に把持部2を把持することが可能である。把持部2は内部に電源となる電池24と、その電池24からの電源により発光するLEDライトの光源22と、その光源22の点灯を制御する制御部23を設けると共に、光源22からの光を良好に受けるように光ロープ3の両端、即ちその内部のプラスチック光ファイバー11の両端が、揃った状態で光源22に臨むように把手部2に固定されている。
【0030】
光ロープ3と把手部2は、強度確保のために接着剤等により完全に固定する場合もあるが、光ロープ3が破損した場合にそのロープ部分のみを交換するために、把手部2に着脱自在に固定する。第一実施形態においては、光ロープ3を適切に押圧するように成型した面を持つ光ロープ押圧サポータ25により二つの光ロープ3を半径方向から、ノブ21を回転させて押圧する。ノブ21により光ロープ3を十分に押圧することができるようになるため、把手部2と光ロープ3を強固に結合できると共に、ノブ21を緩めることにより把手部2から光ロープ3を自在に取外すことができる。
【0031】
図6は第一実施形態に係るペット用引き綱具1の使用方法を示した図である。まず引き綱具1の使用者は、ペット6の犬の首に光ロープ3を巻きまわし、ペット6が引き綱具1から外れないような大きさに光ロープ結束具4によりループ部を形成し、その形状を維持する。ペット用引き綱具1は、光ロープ結束具4により部を形成するようにしているので、ペット6の大きさに合わせて自由にそのループの大きさを変更することができる。
【0032】
使用者は、把手部2に設けた制御部23に信号を与えるスイッチを操作することにより、電池24から電気の供給を受け光源22の点灯させる。光源22はLED(Light Emitting Diode)により構成し、最も目立つ赤色の光を通常数百msごとに点滅させるようにする場合が多いが、使用者の嗜好に合わせて黄色や青色の光のLEDを光源22とする場合もあり、また点滅でなく点灯させたままにすることも可能である。光源22の光を二つの光ロープ3の両端で受けるようにしているので光ロープ3は、通常よりも多くの光を受けることができ発光輝度を高くすることができると共に、光ロープ3内部のプラスチック光ファイバーケーブルの一部をペットに噛み付かれその部分で光が遮断されたとしても、プラスチック光ファイバーの両端から光が照射されているので光ロープ3全体の発光を継続させることが可能となり、ペット用引き綱具1の寿命を延ばすことができる。また電池24について充電可能な二次電池を用いた場合は、電池24にかかるランニングコストを下げることが可能となる。
【0033】
上記のように光源22のLEDを点滅させ光ロープ3を発光させることによりペット6を夜間に安全に散歩させることができる。
【0034】
次に図4、図5を用いて、本発明の第二実施形態に係るペット用引き綱具1の把手部2の構造を説明する。第二実施形態に係るペット用引き綱具1の把手部2以外の部分、及び使用方法は第一実施形態と同じである。
【0035】
第一実施形態と同様、把手部2には内部に電源となる電池24と、その電池24からの電源により発光するLEDライトの光源22と、その光源22の点灯を制御する制御部23を設けると共に、光源22からの光を良好に受けるように光ロープ3の両端が、同方向を向いた状態になるようにして並列に把手部2に固定されている。
第二実施形態においては、把手部2に光ロープ3を挿入が容易になるように、その形状に合わせた凹形状の光ロープ案内面27を設けるとともに、その光ロープ案内面27に対向するように光ロープ用突出片26を設ける。光ロープ用突出片26を含む構造部材はステンレスなどの金属で製作する。
【0036】
把手部2に光ロープ3を固定する場合には、まず把手部2に設けた凹形状の光ロープ案内面27に沿う様に光ロープ3を差し込む。差し込んでいくと光ロープ用突出片26に光ロープ3が押し当てられるようになるが、光ロープ3は適度に変形するので光ロープ用突出片26を超えて挿入することが可能である。これとは逆に、光ロープ3を把手部2から引き離そうとする方向に力が付加された場合には、光ロープ用突出片26の突出部は奥に向かって伸びている鈎針のような形状としており、また突出片26は光ロープ3よりも硬い金属でできているので、その突出片26が光ロープ3の外周にある光透過性チューブ12に食い込み、その作用により把手部2と光ロープ3を固定することができる。光ロープ3を把手部2から外す場合には、図示しない光ロープ用突出片26を含む構造部材を、把手部2から分解することにより外すことができる。
【0037】
次に図7を用いて、本発明の第三実施形態に係るペット用引き綱具1の光ロープ結束具4の構造を説明する。他の部分の構成及び使用方法については、他の実施形態と同じである。第一実施形態と同様に、光ロープ結束具4によりペットに合わせた大きさのループに自由に変更する留具として、電線の結束に用いるケーブルタイの機能を有する留具を用いる。即ちラチェット構造を用いてその締付力が経時的に小さくならないようにすると共に、留具4と光ロープ3とが、その締付力による摩擦力が働き相対的に位置を変更しないものを用いる。このような光ロープ結束具4を用いることにより、ペット6による不意の衝撃が加わった場合でもペット用引き綱具1からペット6が抜け出る虞がなくなる。
【0038】
次に図8を用いて、本発明の第四実施形態に係るペット用引き綱具1の光ロープ結束具4の構造およびその使用方法を説明する。他の部分の構成については、他の実施形態と同じである。第四実施形態に係る光ロープ結束具4には、鋼製のフックを取付ける。体毛の長いペットに第一実施形態に係るペット用引き綱具1を使用すると、首輪を形成するループ部31がその体毛によって覆われ、リード部32の先にいるペット6を認識することができなくなる。この場合に、本実施形態に係るペット用引き綱具1を使用する。
【0039】
ペット6には別途首輪8を装着し、その首輪8に付属している金属製のリングに光ロープ結束具4に付設した金属製のフック7を引っ掛ける。光ロープ結束具4により形成したループ部31は、ペットの首の大きさよりも大きくしてペットの首に余裕を持って嵌める。このようにすることで、体毛の長いペットに使用した場合であっても、ループ部31が体毛で隠れることはなく、ペットの安全性を確保することができる。なお、図面には首輪8を例示したが、これは金属製のリングを有する胴輪であっても問題ない。
【符号の説明】
【0040】
1 ペット用引き綱具
2 把手部
3 光ロープ
4 光ロープ結束具
5 紐
6 ペット
7 フック
8 首輪
11 側面発光型プラスチック光ファイバー
12 光透過性チューブ
21 ノブ
21a ノブのねじ部
22 光源
23 制御部
24 電池
25 光ロープ用押圧サポータ
26 光ロープ用突出片
27 光ロープ案内面
31 ループ部
32 リード部
【技術分野】
【0001】
本発明は、側面発光型プラスチック光ファイバーより成る一本の光ロープにより、首に巻くループとペットをつなぐリードとを一体的に構成したペット用引き綱具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の生活様式の変化により、犬の散歩を夜間に行う人が増えてきている。また、舗装道路の増加により、その散歩を自動車や自転車が通行する道路で行うことが多くなり、これらに伴ってその犬が自動車等に接触する事故が増大し、その安全性を確保することが難しくなっている。これは、自動車等の運転手の目線から低い位置にいる犬を瞬間的に認識することは困難であるからであり、特に中型犬以下の犬の場合はその存在を認識させることがより困難になる。
【0003】
従来はペットの安全性を確保するため、ペットの首輪に発光素子を装着してペットの存在を知らしめてペットの安全性を確保する方法が取られてきた(特許文献1)。また、首輪でなくリードを発光させる方法もあった(特許文献2)。
【0004】
しかし首輪を発光させる場合には、首輪自体に発光装置に加えて電源を有するか、リード部から電源を供給する必要がある。電源を有する場合は、発光装置に比較して電源部の重量が大きくなり特に中型犬以下の小さい犬やねこに、電源を有する発光する首輪を使用することが困難であった。他方電源をリードから供給する場合は、首輪とリードを電気的に接続する必要があり、ペットが動き回ることによりその接続部が破損することが多かった。
【0005】
また、リードのみを発光させる場合は、リードの先にいるペットの位置を認識することができないという問題点があると共に、LEDなどの発光体をリード内に埋め込む方式の場合は、ペットがリードに噛み付いた場合にその発光体への電線が切断される虞があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−158939号公報
【特許文献2】実用新案登録第3099625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題はペットの安全を確保する方法として挙げた従来技術のうち、首輪を発光させる場合には、その首輪の重量が重くなり中型犬以下の犬やねこに使用することが困難であった点、もしくは首輪とリードとの結合部が破損することが多かったという点であり、リードを発光させる場合には、リードの先にいるペットの位置を認識することができず、その安全の確保が困難であった点、ペットがリードに噛み付いた場合でも発光を継続することが不可能であった点である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の発明は、側面発光型プラスチック光ファイバーより成る一本の光ロープを途中で二つ折りにして両端を揃え、折り曲げた部分でループを形成すると共に、ループから両端に至る部分は一本に束ねてリードを形成し、そして光ロープの前記両端を把手部に連結して把手部内の光源にのぞませ、光源には把手部内の電源用の電池を接続してなるペット用引き綱具である。
【0009】
また、請求項2記載の発明は、前記のループとリードとの境界に光ロープ結束具を取り付け、この光ロープ結束具の取り付け位置を変更することによりループの大きさを調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載のペット用引き綱具である。
【0010】
また、請求項3記載の発明は、前記光ロープが、光透過性チューブに側面発光型プラスチック光ファイバーを挿通して形成したものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のペット用引き綱具である。
【0011】
また、請求項4記載の発明は、前記光ロープが、前記把手部に着脱自在に連結されることを特徴とする請求項1から請求項3に記載のペット用引き綱具である。
【0012】
また、請求項5記載の発明は、前記光ロープが、前記把手部に設けた押圧機構によって着脱自在に連結されることを特徴とする請求項4に記載のペット用引き綱具である。
【0013】
また、請求項6記載の発明は、前記光ロープが、前記把手部内部の光ロープ案内面と対向するように設けた突出片により着脱自在に連結されることを特徴とする請求項4に記載のペット用引き綱具である。
【0014】
また、請求項7記載の発明は、前記光ロープ結束具が、前記光透過性チューブより大径の短い筒体を2本並べ先端を左右に開いて全体を三叉状に形成したものであることを特徴とする請求項2に記載のペット用引き綱具である。
【0015】
また、請求項8記載の発明は、前記光ロープ結束具にフックを取り付け、フックをペットの首輪又は胴輪に着脱自在に連結して、ペットの首の周りに前記ループをゆるく嵌めることを特徴とする請求項2に記載のペット用引き綱具である。
【発明の効果】
【0016】
請求項1に記載の発明によれば、側面発光型プラスチック光ファイバーより成る一本の光ロープを途中で二つ折りにして両端を揃え、折り曲げた部分でループを形成すると共に、ループから両端に至る部分は一本に束ねてリードを形成することにより、側面発光型光ファイバーにより形成するループとリード部とを線光源として発光させながら、ペットの首に巻くループの重量を軽くでき、中型犬以下の犬やねこに使用することが可能となる。加えてリード部分とループ部分が一体的で連結部がないことから、引き綱具として耐久性が向上する。
また、光ロープの両端は揃えた状態で把手部に連結して把手部内の光源にのぞませていることにより、首を通すループ部分やリード部分に発光体を配置する必要がなくなり、ペットの噛付きにより導線を断線するようなことがなく、その点でも耐久性が向上すると共に、光ロープの一端のみが発光体に面している場合と比較して、二倍の受光面積を有して光ファイバーの発光輝度を高めることができる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、首を通すループの径が光ロープ結束具の取り付け位置を変更することにより調整可能であることから、ペットの大きさに合わせてペット用引き綱具を使用できる。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、光透過性チューブにより発光輝度を損なうことなく光ロープの耐久性を確保でき、内部の光ファイバーがペットの動作に伴う衝撃等により切断されるのを防止できる。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、光ロープが把手部に着脱自在に連結されていることにより、光ファイバーが汚損した場合には、その部分のみの交換が可能となる。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、把手部に設けた押圧機構によって着脱自在に連結されていることにより、容易に光ファイバーを交換することが可能となる。
【0021】
請求項6に記載の発明によれば、光ロープ案内面に対向して設けた突出片により光ファイバーが着脱自在に固定されることにより、より簡易な構造で光ロープを結合することが可能となる。
【0022】
請求項7記載の発明によれば、光ロープ結束具が、前記光透過性チューブより大径の短い筒体を2本並べ先端を左右に開いて全体を三叉状に形成したものであることから、その取り付け位置の変更が容易でループの径を調整し易いし、またループを拡張する力に良く抵抗することから、ペットに装着中その取り付け位置がみだりに変位しない。
【0023】
請求項8記載の発明によれば、前記光ロープ結束具にフックを取り付け、フックをペットの首輪又は胴輪に着脱自在に連結するので、ループはペットの首の周りにゆるく嵌めることが可能で、体毛の長いペットの場合、ループを毛の外に露出するように巻きつければ、ループの光が毛に邪魔されないという効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】第一実施形態に係るペット用引き綱具の全体斜視図である。
【図2】第一実施形態の把手部の正面図である。
【図3】第一実施形態の把手部の首輪側からの側面図である。
【図4】第二実施形態の把手部の正面図である。
【図5】第二実施形態の把手部の首輪側からの側面図である。
【図6】第一実施形態に係るペット用引き綱具の使用図である。
【図7】第三実施形態に係るペット用引き綱具の全体斜視図である。
【図8】第四実施形態に係るペット用引き綱具の全体斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつ
つ説明する。
【0026】
図1は第一実施形態に係るペット用引き綱具1の全体構成を斜視図として示したものである。本実施形態に係るペット用引き綱具1は、側面発光型プラスチック光ファイバー11より成る一本の光ロープ3と、段差のある円柱状の把手部2により構成される。光ロープ3は、ループ部31とリード部32とからなり、全体を伸ばすと2〜4mの長さになる。また光ロープ3は、一本の側面発光型プラスチック光ファイバー11を外径8mmの透明な樹脂性の光透過性12に挿入して構成し、その側面発光型プラスチック光ファイバー11のクラッド材料にはフッ素樹脂を、コア材料には特殊アクリル樹脂を採用し、側面からの発光輝度を高めている。ただし、プラスチック光ファイバー11の材料はこれに限定されるものではなく、耐久性等の観点からコア材料として例えば完全フッ素化ポリマー、ポリカーボネート、ポリスチレン、含重水素ポリマーなどを用いたものも考えられる。本実施形態に係る光ロープ3は、光透過性チューブ12により耐久性を確保し、その中にあるプラスチック光ファイバー11がペットの動作による衝撃等により切断されるのを防止している。なお、側面発光型プラスチック光ファイバー11は発光輝度を考慮して複数本とすることも可能である。
【0027】
ループ部31は、光ロープ結束具4によりペットの体格に合わせた大きさに自由に変更することができる。光ロープ結束具4の構造として、硬質プラスチック製のY字形状留具で、ループ部31を構成する光ロープがY字の上部の二箇所から別々に挿入されると共に、リード部32を構成する光ロープがY字の下部の一箇所から一本にまとめて突出しているものや、光透過性チューブ12より大径の短い筒体を二本並べ、先端を左右に開いて全体を三叉上に形成したものがある。これらのような構成とすることにより、光ロープ3と光ロープ結束具4の間の摩擦力を利用してペット側からはその大きさを変更できない反面、本ペット用引き綱具1の使用者はループの大きさを容易に変更することができる。ペット用引き綱具1のリード部32は、ループ部31からの光ロープ3の2本を1本にまとめて形成する。リード部32が、光ロープ3を2本まとめて形成することにより、リード部32の強度を高くすることができると共に、リード部32がペットの噛付き等により破損した場合であっても、光ロープ3の両端から光を導入しているので、光ロープ3は発光を継続することができる。
【0028】
なお把手部2については、光ロープ3が結合する端部と反対側の端部に、ベルトを保管する際に使用する紐5を設ける。
【0029】
図2、図3は、本発明の第一実施形態に係るペット用引き綱具1の把手部2の構造を示したものである。把手部2は最大部の直径40mm、長さ120mm前後の段差のある円柱形状をしており硬質プラスチックにより製作する。ただし、形状や材質はこれに限定されるものではなく、例えば透明の樹脂により外周部を製作することにより、スケルトン構造にしてファッション性を加えたり、凹凸を設けてベルト使用者がより強固に把持部2を把持することが可能である。把持部2は内部に電源となる電池24と、その電池24からの電源により発光するLEDライトの光源22と、その光源22の点灯を制御する制御部23を設けると共に、光源22からの光を良好に受けるように光ロープ3の両端、即ちその内部のプラスチック光ファイバー11の両端が、揃った状態で光源22に臨むように把手部2に固定されている。
【0030】
光ロープ3と把手部2は、強度確保のために接着剤等により完全に固定する場合もあるが、光ロープ3が破損した場合にそのロープ部分のみを交換するために、把手部2に着脱自在に固定する。第一実施形態においては、光ロープ3を適切に押圧するように成型した面を持つ光ロープ押圧サポータ25により二つの光ロープ3を半径方向から、ノブ21を回転させて押圧する。ノブ21により光ロープ3を十分に押圧することができるようになるため、把手部2と光ロープ3を強固に結合できると共に、ノブ21を緩めることにより把手部2から光ロープ3を自在に取外すことができる。
【0031】
図6は第一実施形態に係るペット用引き綱具1の使用方法を示した図である。まず引き綱具1の使用者は、ペット6の犬の首に光ロープ3を巻きまわし、ペット6が引き綱具1から外れないような大きさに光ロープ結束具4によりループ部を形成し、その形状を維持する。ペット用引き綱具1は、光ロープ結束具4により部を形成するようにしているので、ペット6の大きさに合わせて自由にそのループの大きさを変更することができる。
【0032】
使用者は、把手部2に設けた制御部23に信号を与えるスイッチを操作することにより、電池24から電気の供給を受け光源22の点灯させる。光源22はLED(Light Emitting Diode)により構成し、最も目立つ赤色の光を通常数百msごとに点滅させるようにする場合が多いが、使用者の嗜好に合わせて黄色や青色の光のLEDを光源22とする場合もあり、また点滅でなく点灯させたままにすることも可能である。光源22の光を二つの光ロープ3の両端で受けるようにしているので光ロープ3は、通常よりも多くの光を受けることができ発光輝度を高くすることができると共に、光ロープ3内部のプラスチック光ファイバーケーブルの一部をペットに噛み付かれその部分で光が遮断されたとしても、プラスチック光ファイバーの両端から光が照射されているので光ロープ3全体の発光を継続させることが可能となり、ペット用引き綱具1の寿命を延ばすことができる。また電池24について充電可能な二次電池を用いた場合は、電池24にかかるランニングコストを下げることが可能となる。
【0033】
上記のように光源22のLEDを点滅させ光ロープ3を発光させることによりペット6を夜間に安全に散歩させることができる。
【0034】
次に図4、図5を用いて、本発明の第二実施形態に係るペット用引き綱具1の把手部2の構造を説明する。第二実施形態に係るペット用引き綱具1の把手部2以外の部分、及び使用方法は第一実施形態と同じである。
【0035】
第一実施形態と同様、把手部2には内部に電源となる電池24と、その電池24からの電源により発光するLEDライトの光源22と、その光源22の点灯を制御する制御部23を設けると共に、光源22からの光を良好に受けるように光ロープ3の両端が、同方向を向いた状態になるようにして並列に把手部2に固定されている。
第二実施形態においては、把手部2に光ロープ3を挿入が容易になるように、その形状に合わせた凹形状の光ロープ案内面27を設けるとともに、その光ロープ案内面27に対向するように光ロープ用突出片26を設ける。光ロープ用突出片26を含む構造部材はステンレスなどの金属で製作する。
【0036】
把手部2に光ロープ3を固定する場合には、まず把手部2に設けた凹形状の光ロープ案内面27に沿う様に光ロープ3を差し込む。差し込んでいくと光ロープ用突出片26に光ロープ3が押し当てられるようになるが、光ロープ3は適度に変形するので光ロープ用突出片26を超えて挿入することが可能である。これとは逆に、光ロープ3を把手部2から引き離そうとする方向に力が付加された場合には、光ロープ用突出片26の突出部は奥に向かって伸びている鈎針のような形状としており、また突出片26は光ロープ3よりも硬い金属でできているので、その突出片26が光ロープ3の外周にある光透過性チューブ12に食い込み、その作用により把手部2と光ロープ3を固定することができる。光ロープ3を把手部2から外す場合には、図示しない光ロープ用突出片26を含む構造部材を、把手部2から分解することにより外すことができる。
【0037】
次に図7を用いて、本発明の第三実施形態に係るペット用引き綱具1の光ロープ結束具4の構造を説明する。他の部分の構成及び使用方法については、他の実施形態と同じである。第一実施形態と同様に、光ロープ結束具4によりペットに合わせた大きさのループに自由に変更する留具として、電線の結束に用いるケーブルタイの機能を有する留具を用いる。即ちラチェット構造を用いてその締付力が経時的に小さくならないようにすると共に、留具4と光ロープ3とが、その締付力による摩擦力が働き相対的に位置を変更しないものを用いる。このような光ロープ結束具4を用いることにより、ペット6による不意の衝撃が加わった場合でもペット用引き綱具1からペット6が抜け出る虞がなくなる。
【0038】
次に図8を用いて、本発明の第四実施形態に係るペット用引き綱具1の光ロープ結束具4の構造およびその使用方法を説明する。他の部分の構成については、他の実施形態と同じである。第四実施形態に係る光ロープ結束具4には、鋼製のフックを取付ける。体毛の長いペットに第一実施形態に係るペット用引き綱具1を使用すると、首輪を形成するループ部31がその体毛によって覆われ、リード部32の先にいるペット6を認識することができなくなる。この場合に、本実施形態に係るペット用引き綱具1を使用する。
【0039】
ペット6には別途首輪8を装着し、その首輪8に付属している金属製のリングに光ロープ結束具4に付設した金属製のフック7を引っ掛ける。光ロープ結束具4により形成したループ部31は、ペットの首の大きさよりも大きくしてペットの首に余裕を持って嵌める。このようにすることで、体毛の長いペットに使用した場合であっても、ループ部31が体毛で隠れることはなく、ペットの安全性を確保することができる。なお、図面には首輪8を例示したが、これは金属製のリングを有する胴輪であっても問題ない。
【符号の説明】
【0040】
1 ペット用引き綱具
2 把手部
3 光ロープ
4 光ロープ結束具
5 紐
6 ペット
7 フック
8 首輪
11 側面発光型プラスチック光ファイバー
12 光透過性チューブ
21 ノブ
21a ノブのねじ部
22 光源
23 制御部
24 電池
25 光ロープ用押圧サポータ
26 光ロープ用突出片
27 光ロープ案内面
31 ループ部
32 リード部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
側面発光型プラスチック光ファイバーより成る一本の光ロープを途中で二つ折りにして両端を揃え、折り曲げた部分でループを形成すると共に、
ループから両端に至る部分は一本に束ねてリードを形成し、
そして光ロープの前記両端を把手部に連結して把手部内の光源にのぞませ、
光源には把手部内の電源用の電池を接続してなるペット用引き綱具。
【請求項2】
前記のループとリードとの境界に光ロープ結束具を取り付け、
この光ロープ結束具の取り付け位置を変更することにより
ループの大きさを調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載のペット用引き綱具。
【請求項3】
前記光ロープが、光透過性チューブに側面発光型プラスチック光ファイバーを挿通して形成したものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のペット用引き綱具。
【請求項4】
前記光ロープが、前記把手部に着脱自在に連結されることを特徴とする請求項1から請求項3に記載のペット用引き綱具。
【請求項5】
前記光ロープが、前記把手部に設けた押圧機構によって着脱自在に連結されることを特徴とする請求項4に記載のペット用引き綱具。
【請求項6】
前記光ロープが、前記把手部内部の光ロープ案内面と対向するように設けた突出片により着脱自在に連結されることを特徴とする請求項4に記載のペット用引き綱具。
【請求項7】
前記光ロープ結束具が、
前記光透過性チューブより大径の短い筒体を2本並べ
先端を左右に開いて全体を三叉状に形成したものであることを特徴とする請求項2に記載のペット用引き綱具。
【請求項8】
前記光ロープ結束具にフックを取り付け、
フックをペットの首輪又は胴輪に着脱自在に連結して、
ペットの首の周りに前記ループをゆるく嵌めることを特徴とする請求項2に記載のペット用引き綱具。
【請求項1】
側面発光型プラスチック光ファイバーより成る一本の光ロープを途中で二つ折りにして両端を揃え、折り曲げた部分でループを形成すると共に、
ループから両端に至る部分は一本に束ねてリードを形成し、
そして光ロープの前記両端を把手部に連結して把手部内の光源にのぞませ、
光源には把手部内の電源用の電池を接続してなるペット用引き綱具。
【請求項2】
前記のループとリードとの境界に光ロープ結束具を取り付け、
この光ロープ結束具の取り付け位置を変更することにより
ループの大きさを調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載のペット用引き綱具。
【請求項3】
前記光ロープが、光透過性チューブに側面発光型プラスチック光ファイバーを挿通して形成したものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のペット用引き綱具。
【請求項4】
前記光ロープが、前記把手部に着脱自在に連結されることを特徴とする請求項1から請求項3に記載のペット用引き綱具。
【請求項5】
前記光ロープが、前記把手部に設けた押圧機構によって着脱自在に連結されることを特徴とする請求項4に記載のペット用引き綱具。
【請求項6】
前記光ロープが、前記把手部内部の光ロープ案内面と対向するように設けた突出片により着脱自在に連結されることを特徴とする請求項4に記載のペット用引き綱具。
【請求項7】
前記光ロープ結束具が、
前記光透過性チューブより大径の短い筒体を2本並べ
先端を左右に開いて全体を三叉状に形成したものであることを特徴とする請求項2に記載のペット用引き綱具。
【請求項8】
前記光ロープ結束具にフックを取り付け、
フックをペットの首輪又は胴輪に着脱自在に連結して、
ペットの首の周りに前記ループをゆるく嵌めることを特徴とする請求項2に記載のペット用引き綱具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【公開番号】特開2013−70671(P2013−70671A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−212540(P2011−212540)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(501302326)
【出願人】(511234725)
【出願人】(511234736)
【出願人】(511234747)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(501302326)
【出願人】(511234725)
【出願人】(511234736)
【出願人】(511234747)
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