説明

ポイント還元システム

【課題】複数の事業者が提供する特定サービスをユーザが容易に利用できるようにするとともに、ユーザへのポイント還元により特定サービスの利用を促進してシステムを利用する各者がそれぞれメリットを受けられるようにする。
【解決手段】サーバ装置200の提供するポータルサイトには、後述するようにアフィリエイト広告が貼られている。端末装置100からポータルサイトにアクセスしたユーザがクリックしたアフィリエイト広告のアフィリエイトIDを受信すると、当該ユーザのユーザIDを付加したアフィリエイトIDを、予めサーバ装置200に登録されたユーザの個人情報とともに、当該アフィリエイト広告の提供元である広告主サーバ300へ送る。サーバ装置200は、アフィリエイトの利用に対する対価を示すデータを広告主サーバ300から受け取り、それに対して広告主から受け取った対価をポイントとしてユーザに還元する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用の際に個人情報が必要となるサービスを利用したユーザに対して所定のポイントを還元するポイント還元システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、様々な事業者が提供する様々なサービスがインターネットを介して提供されるものとなっている。そのようなものの例として、自己の取り扱う商品を販売する商品販売サイトや、自己の取り扱う商品に興味を持って貰うための資料の請求やメルマガの配信を受け付けるサイトなどが存在している。インターネット上に存在するサイトは、膨大な数のものがあり、インターネット上にサイトを開設し、そこで自己のサービスを提供する事業者にとっては、これを効果的に宣伝することが不可欠なものとなっている。
【0003】
インターネット上に開設されたサイト、或いは、そこで扱うサービスを効果的に宣伝する手法として、アフィリエイト広告というものが広く知られている。アフィリエイト広告のシステムは、例えば、ブログなどの個人サイトを開設する個人(もっとも、企業でも可)が、そこに他の企業のサイトにリンクされた広告(アフィリエイト広告)を貼り付けておき、個人サイトを訪れた他人が当該アフィリエイト広告を介して他の企業のサイトにアクセスした(さらに、当該サイトで一定の利用行動をした)ときに、報酬として一定の対価を当該個人サイトの開設者に支払うものとしたシステムである。
【0004】
このようなアフィリエイト広告のシステムでは、アフィリエイト広告を貼ったサイトを開設している者は、当該アフィリエイト広告が誰かに利用されたことで広告主から対価を得られるというメリットが得られるが、アフィリエイト広告を利用して広告主のサービスを利用したその誰かは、何のメリットも受けることができない。このように他人を利するだけになるアフィリエイト広告の利用は、そのシステムを知る者の多くから敬遠されてしまっており、アフィリエイト広告は、十分な宣伝効果を上げることができないものとなってしまっている。
【0005】
そこで、このアフィリエイト広告のシステムに、商店のポイントカードに類似したシステムを統合し、アフィリエイト広告を掲載しているサイトを開設している者だけでなく、アフィリエイト広告を利用して広告主のサービスを受けた者もポイント還元というメリットを受けられるようにしたシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】特開2001−117847号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1のようなシステムでも、例えば、A社のアフィリエイト広告からA社の商品販売サイトに移動して商品を購入しようとする場合は、ユーザがA社の商品販売サイトで商品の送付先などの個人情報を入力しなければならず、別のB社のアフィリエイト広告からB社の商品販売サイトに移動して別の商品を購入しようとする場合は、ユーザがA社の商品販売サイトで行ったのと同じように商品の送付先などの個人情報を入力しなければならなかった。
【0008】
このA社のアフィリエイト広告とB社のアフィリエイト広告が同じ個人サイトに掲載されていた場合であっても、ユーザは、利用したアフィリエイト広告の広告主が変わる度に似たような操作を繰り返して行わなければならず、A社の商品販売サイトとB社の商品販売サイトに別の経路から入った場合に比べて、大したメリットが得られるものではなかった。さらに、A社の商品販売サイトとB社の商品販売サイトでは、要求する個人情報の項目や、その入力順が異なっていることも多く、個別に個人情報を入力しなければならないことの煩雑性を、より増大させるものとなっていた。
【0009】
本発明は、複数の事業者が提供する特定サービスをユーザが容易に利用できるようにするとともに、ユーザへのポイント還元により特定サービスの利用を促進してシステムを利用する各者がそれぞれメリットを受けられるようにするポイント還元システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明にかかるポイント還元システムは、提供しているサービスを利用する各ユーザの使用に供する複数の端末装置と、各ユーザが利用可能なサービスの提供元である各事業者の使用に供する複数の提供元サーバとに接続され、前記各ユーザに対して前記サービスを提供すると共に、該サービスを利用したユーザに所定のポイントを還元するポイント還元システムであって、前記サービスの利用可能な者として予め登録されたユーザの個人情報を、ユーザ毎に記憶するユーザ情報記憶手段と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されたユーザ毎に、前記サービスの利用に対して付与されたポイントを管理するポイント管理手段と、前記複数の端末装置における各ユーザの操作に従って、利用の際に所定の個人情報が必要となる特定サービスを利用する旨の指示を各端末装置から受信する利用指示受信手段と、前記利用指示受信手段が前記特定サービスを利用する旨の指示を受信したときに、該特定サービスを利用するための操作を行ったユーザについて前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている個人情報を、該特定サービスの提供元の提供元サーバに向けて送信する利用情報送信手段と、前記利用情報送信手段からの個人情報の送信の対価として、前記利用された特定サービスの提供元から提供される対価に関する情報を、該サービスの提供元の提供元サーバから受信する対価情報受信手段とを備え、前記ポイント管理手段は、前記対価情報受信手段が受信した情報に基づいて、前記特定サービスを利用したユーザにポイントを付与するポイント付与手段を含むことを特徴とする。
【0011】
上記ポイント還元システムでは、複数の事業者から特定サービスが提供されるが、それぞれから提供される特定サービスを利用するためには、これを利用しようとするユーザの個人情報が必要となっている。もっとも、特定サービスを利用するために必要なユーザの個人情報は、ユーザ毎に予めユーザ情報記憶手段に記憶され、特定サービスを利用する旨の指示が端末装置から送られてくると、ここから読み出されて提供元サーバに送られるものとなっている。このため、ユーザは、どの事業者が提供する特定サービスを利用する場合でも、その利用のために個別に個人情報を入力する必要がないので、様々な事業者が提供する特定サービスを容易に利用することができるものとなる。
【0012】
また、ユーザが特定サービスを利用すると、該サービスの提供元の提供元サーバから、このポイント還元システムに対して対価に関する情報が送られ(すなわち、このポイント還元システムの提供者に特定サービスの提供者から対価が払われる)、その対価に関する情報から、特定サービスを利用したユーザにもポイントが付与されるものとなっている。ユーザは、このポイントの付与によって特定サービスを利用することを動機付けられることとなる。この動機付けにより、このポイント還元システムを介して提供されるサービスを利用しようとするユーザが数を多くなることが期待できるようになる。
【0013】
また、特定サービスを提供する事業者も、このポイント還元システムを介して提供されるサービスを利用しようとするユーザの数が多くなることが期待できることから、このポイント還元システムを介して特定サービスを提供することを動機付けられるようになる。そして、この動機付けにより、このポイント還元システムを介して特定サービスを提供しようとする事業者の数が多くなることが期待できることから、ユーザによる特定サービスの利用の機会が多くなり、このポイント還元システムを提供する者にも多くのメリットが得られるようになる。
【0014】
上記ポイント還元システムにおいて、前記特定サービスは、利用の際に必要な個人情報の項目の内容および/または記載順が、特定サービス毎または該特定サービスを提供する事業者毎に異なっていても構わない。この場合において、前記利用情報送信手段は、利用された特定サービスに従って、該特定サービスを利用したユーザの個人情報の項目を、該特定サービスに応じた内容および/または記載順に編集する利用情報編集手段を含み、該利用情報編集手段により編集した利用情報を、該特定サービスの提供元の提供元サーバに向けて送信するものとすることができる。
【0015】
この場合には、事業者毎に特定サービスの利用に対して要求する個人情報の項目が異なっていても、ユーザは、これを意識することなく、容易に特定サービスを利用して、該特定サービスの利用に対してポイントの付与を受けることができるものとなる。一方、特定サービスを利用する事業者も、利用情報編集手段によって項目の内容および/または記載順が編集されてユーザの個人情報が提供元サーバに送られてくるため、このシステムを利用して特定サービスの提供を行おうとすることが動機付けられるものとなる。
【0016】
上記ポイント還元システムは、前記特定サービスが利用されるときに、非対戦型ゲームを実行させる非対戦型ゲーム実行手段をさらに備えるものであってもよい。この場合において、前記ポイント付与手段は、前記非対戦型ゲームの実行結果に従って、前記特定サービスを利用したユーザにポイントを付与するものとすることができる。
【0017】
この場合には、ユーザが特定サービスを利用する場合に、非対戦型ゲームが実行され、これによって該特定サービスの利用に対してポイントが付与されるので、特定サービスの利用及びこれに対するポイントの付与にゲーム性が生じ、面白味が増すものとなる。一方、非対戦型ゲーム(或いは、非対戦型ゲームでのポイントの獲得)を楽しむことを目的とするユーザも、予め特定サービスの利用者として個人情報を登録しておけば、非対戦型ゲームを行う度に個人情報を入力しなくても、個人情報が提供元サーバに送られる見返りとして非対戦型ゲームを行うことができるので、容易に非対戦型ゲーム(或いは、非対戦型ゲームでのポイントの獲得)を楽しむことができるようになる。
【0018】
上記ポイント還元システムにおいて、前記ポイント付与手段は、前記特定サービスの提供元から提供される対価に従って付与可能なポイントのうちの一部のポイントのみを該特定サービスを利用したユーザに付与するものであってもよい。この場合、上記ポイント還元システムは、前記特定サービス以外のサービスとして、前記ユーザ情報記憶手段に個人情報を記憶したユーザのうちの複数のユーザが対戦して進行するゲームを提供する対戦型ゲーム提供手段と、前記対戦型ゲームの利用によるゲームの結果に応じて、前記特定サービスの提供元から提供される対価に従って付与可能なポイントのうちの前記ポイント付与手段によって付与されなかったポイントを、前記対戦型ゲームの実行結果に従って、該対戦型ゲームを行ったユーザに再配分するポイント再配分手段とをさらに備えるものとすることができる。
【0019】
この場合には、ユーザは、単に特定サービスの利用でポイントを獲得するだけではなく、対戦型ゲームを行うことでより多くのポイントを獲得することができるものとなるので、ポイントを獲得する手法としての選択肢が広がり、面白味が増すものとなる。
【0020】
この場合において、前記対戦型ゲーム提供手段は、前記ポイント付与手段により付与されたポイントが一定値以上であるユーザを対象として、前記対戦型ゲームを提供するものとすることができる。
【0021】
この場合には、特定サービスの利用によって付与されたポイントが一定値以上となったユーザは、対戦型ゲームも行うことができるようになるので、特定サービスの利用に面白味が増すものとなる。一方、対戦型ゲーム(或いは、対戦型ゲームでのポイントの獲得)を楽しむことを第1の目的とするユーザも、対戦型ゲームを行うためには、まず特定サービスを利用してポイントを獲得しなければならないので、特定サービスを利用しようと動機付けられるものとなる。
【0022】
上記ポイント還元システムにおいて、前記特定サービスは、ユーザからの申し込みを待って行う情報配布サービスとすることができ、該特定サービスの利用とは、前記特定サービスの申し込みとすることができる。例えば、メールマガジンの配布、商品やサービスの資料の送付を特定サービスとし、メールマガジンの送付や資料の送付を申し込むことを、特定サービスの利用とすることができる。この場合、上記ポイント還元システムが適用されるWebサイトにメールマガジンの配布、商品やサービスの資料請求を宣伝するアフィリエイト広告を貼っておき、当該アフィリエイト広告がクリックされたときに、メールマガジンの配布や資料の送付が自動的に請求されるものとすることができる。
【0023】
上記ポイント還元システムにおいて、前記特定サービスは、商品販売サイトにおける商品の販売(ユーザから見た場合は、商品の購入であり、実際に購入する義務があるわけではない)とすることもでき、該特定サービスの利用とは、該商品販売サイトへのアクセスとすることもできる。例えば、上記ポイント還元システムが適用されるWebサイトに販売される商品のアフィリエイト広告を貼っておき、当該アフィリエイト広告がクリックされたときに、当該商品を販売する商品販売サイトにジャンプする(或いは、別ウィンドウでブラウザが起動して商品販売サイトにアクセスする)ものとすることができる。
【0024】
アフィリエイト広告は、これを掲載するサイトを提供する者にとって、その利用に応じて対価が得られるというメリットがあるものであるが、アフィリエイト広告を利用するもの、すなわち、アフィリエイト広告から他のサイトに入ってメールマガジンの配布或いは商品やサービスの資料の送付を請求したり、商品を購入したりすることは、そのような請求や商品の購入を行うものにとってはあまりメリットがない。
【0025】
特定サービスの利用を上記のようなものとして、本発明のポイント還元システムを適用することで、アフィリエイト広告を掲載するサイトを提供する者だけではなく、アフィリエイト広告を利用する者にとってもポイントの付与というメリットが得られるので、アフィリエイト広告の利用が促進されることを期待することができるようになる。
【0026】
なお、上記ポイント還元システムが、非対戦型ゲームを実行させる非対戦型ゲーム実行手段をさらに備えるものであり、アフィリエイト広告のクリックで特定サービスが利用されることとなるものである場合には、前記非対戦型ゲームは、アフィリエイト広告内に含まれるものとすることができる。もっとも、アフィリエイト広告のデータと非対戦型ゲームのデータが一体化されているものではなく、非対戦型ゲームが他のコンピュータ装置から提供され、アフィリエイト広告にそのURLが組み込まれていて、アフィリエイト広告と非対戦型ゲームが一体となってユーザの端末装置の表示装置に表示されるものとすることができる。
【0027】
また、上記ポイント還元システムが備えるユーザ情報記憶手段をコンピュータ装置内に構築する処理と、該ユーザ情報記憶手段以外の各手段の実行する処理とを、各ステップの処理として実行する複数のステップを含む方法も、本発明の範囲に含まれる。また、各ステップの処理をコンピュータ装置に実行させるためのプログラムも、本発明の範囲に含まれる。
【0028】
このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することができる。このコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記コンピュータ装置に着脱可能に構成され、上記コンピュータ装置とは別個に提供される記録媒体としてもよい。このコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記コンピュータ装置内に設けられ、上記コンピュータ装置と共に提供される固定ディスク装置などの記録媒体としてもよい。また、このプログラムは、ネットワーク上に存在するサーバ装置から、そのデータ信号を搬送波に重畳して、ネットワークを通じて上記コンピュータ装置に配信することもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0030】
図1は、本発明の実施の形態が適用されるシステム全体の機能構成を示すブロック図である。図示するように、このシステムは、ポータルサイトを提供するサーバ装置200と、当該ポータルサイトを利用するユーザ毎の複数の端末装置100と、ポータルサイトにおいて後述する非対戦型ゲームが付加されるアフィリエイト広告を提供する広告主毎の複数の広告主サーバ300と、当該広告のアフィリエイトシステムを管理するアフィリエイトシステム400とから構成される。これらは、互いにインターネットなどのネットワークを介して接続される。
【0031】
サーバ装置200の提供するポータルサイトは、掲示板、ビデオチャット、オンライン対戦ゲームなどの様々なサービスを提供する。このポータルサイトにおいて利用可能なサービスには、会員登録制のサービスが含まれ、有料サービスを含む一部のサービスは、住所、氏名、年齢、性別、メールアドレスや、趣味などの一定の個人情報を予め登録したユーザだけが端末装置100からアクセスして利用できるものとなっている。なお、ここで言う有料サービスは、その利用に対して支払われる対価が全て後述するようにユーザに配分されるポイントとなっているものであってもよい。また、サーバ装置200は、会員の個人情報を管理している。
【0032】
また、ポータルサイトには、後述するようにアフィリエイト広告が貼られており、端末装置100からポータルサイトにアクセスしたユーザが入力装置の操作によりアフィリエイト広告をクリックすると、そこから広告主サーバ300へ所定の情報(ユーザの個人情報を含む)を送るとともに、アフィリエイトの利用に対する対価を示すデータを広告主サーバ300から受け取るものとなる。会員登録したユーザがアフィリエイト広告をクリックした場合、それに対して広告主から受け取った対価をポイントとしてユーザに還元するものとなる。このポイントは、例えば、当該ポータルサイトでの有料のサービスを利用するために使用することができる。なお、このポータルサイトの詳細については、後述する。
【0033】
広告主サーバ300は、例えば、サーバ装置200の提供するポータルサイトに貼られるアフィリエイト広告(後述)の広告主の利用に供するもので、商品(サービスを含む)を販売する商品販売サイトや、商品の資料請求の受付、メルマガの配信サービスなどを行っている。広告主サーバ300は、アフィリエイト広告の利用に対してサーバ装置200から所定の情報を受け取ると共に、それに対する対価を示すデータをユーザIDの付加されたアフィリエイトIDに対応付けてサーバ装置200に送信する。なお、この実施の形態にかかるシステムでは、アフィリエイト広告の利用に対する対価は、成果報酬型ではなく、クリック型であるものとする(商品の資料請求やメルマガの配信では、実質的に成果報酬型と同じになる)。
【0034】
アフィリエイトシステム400は、アフィリエイトサービスプロバイダ(ASP)410と、個人情報インターフェイス420とからなる。ASP410は、従来のアフィリエイトシステムにおけるASPと同じであり、ポータルサイトに貼られるアフィリエイト広告のアフィリエイトIDの発行などを行う。広告主サーバ300に送られるアフィリエイトIDには、アフィリエイト広告を利用したユーザが会員登録したユーザであれば、そのユーザIDが紐付けられるものとなる。
【0035】
個人情報インターフェイス420は、アフィリエイト広告のクリックによってサーバ装置200から送られてきたユーザの個人情報を、広告主の要求するフォームに編集して広告主サーバ300に送信する。個人情報インターフェイス420は、アフィリエイト広告毎に広告主が要求するフォーム(個人情報のうちで必要となる項目や、項目の記載順序が区々)を登録しており、サーバ装置200から送られてきたユーザの個人情報の各項目を、このフォームに従って編集するものである。なお、フォームを登録していないアフィリエイト広告もあり得、この場合は、ユーザの個人情報はサーバ装置200から送られてきたままの形態で広告主サーバ300に送られる。
【0036】
図2は、サーバ装置200が提供するポータルサイトの画面構成例を示す。この画面は、氏名、住所などの個人情報を登録してサービス利用者として予め登録したユーザが、会員IDやパスワードなどを入力して会員サイトにログインした後の画面を示す。図2(a)に示すように、ポータルサイト500は、タブ511〜51nをクリックすることによりユーザが利用するサービスの種類を選択するもので、その中にオンライン対戦ゲームのサービスを利用するためのタブ513が含まれている。
【0037】
ポータルサイト500においてタブ511〜51nをクリックしたサービス(初期ではHOME)を表示するページの中には、複数のアフィリエイト広告が貼られており、その中には、例えば、商品(サービスを含む)のアフィリエイト広告521と、メルマガ登録のアフィリエイト広告522とが含まれている。アフィリエイト広告521、522の広告主は変わり得るが、例えば、メルマガ登録のアフィリエイト広告522には、図2(b)に示すように、何れの広告主の広告となる場合も、非対戦型ゲーム523が付加される。商品のアフィリエイト広告521の場合も、同様に非対戦型ゲームが付加される。会員サイトでなければ、アフィリエイト広告に非対戦型ゲームは付加されない。
【0038】
非対戦型ゲーム523は、スロットくじ、ルーレット、ビンゴゲームなどの他のユーザを必要とせずに、各端末装置100のユーザが1人で行うことのできるゲームであり、これを含むアフィリエイト広告521、522をクリックすると開始される。アフィリエイト広告522をクリックすると、その広告主の広告主サーバ300に当該ユーザの個人情報が送られ、当該広告主が発行するメルマガの配信先として登録される。また、アフィリエイト広告521をクリックすると、その広告主の商品販売サイトの画面がポップアップウィンドウで立ち上がる。
【0039】
ユーザがアフィリエイト広告521、522をクリックした場合、非対戦型ゲーム523が実行されるが、アフィリエイト広告521、522の広告主からポータルサイト側に支払われる対価の中から、そのゲームの結果に応じてユーザに一定のポイントが還元される。なお、非対戦型ゲームは、それが付加されるアフィリエイト広告521、522とは別に、アフィリエイトシステム400から提供されるものであるが、還元されるポイントの期待値は、互いに異なる。なお、ユーザは、ポイントをアフィリエイト広告521、522のクリックによって獲得する他、他の方法で獲得することができるものであってもよい。
【0040】
一方、タブ513をクリックすると、ユーザは、オンライン対戦ゲームのサービスを利用できる。ここで提供される各ゲームは、アフィリエイト広告521、522のクリックなどにより獲得できるポイントを一定以上所持しているユーザだけが参加することができる。オンライン対戦ゲームは、オセロ、将棋、麻雀などの対戦相手となる他のユーザを必要とするゲームであり、各端末装置100のユーザは、ゲームの種類に応じて必要な人数が集まったときに行うことができる。
【0041】
アフィリエイト広告521、522をクリックしたときに非対戦型ゲームの結果に応じて各ユーザが獲得できるポイントの期待値は、ポータルサイトの運営者が広告主から受け取る対価に対してユーザに還元可能なポイントよりも少ないものとなっているが、非対戦型ゲームでユーザに還元されなかった分のポイントを原資として、対戦型ゲームを行った各ユーザに、勝敗または順位に応じたポイントが配分される(結果によっては配分されるポイントが0となる場合もあり)。
【0042】
オンライン対戦ゲームの参加に必要なポイントと、他の有料サービスを利用するためのポイントとは別に管理され、ユーザの所持ポイント(有料サービスを利用するために使えるポイント)は、オンライン対戦ゲームによって減ることはない(ゲームの結果によって増えることがある)が、オンライン対戦ゲームの参加に必要なポイントは、オンライン対戦ゲームに参加すると、その必要数分だけが減少させられることとなる。オンライン対戦ゲームの結果によってユーザが獲得したポイントは、新たにオンライン対戦ゲームの参加に必要なポイントとしても加算されるものとしても、有料サービスを利用するためのポイントとしてだけ加算されるものとしてもよい。
【0043】
図3は、図1のポータルサイトを提供するサーバ装置200の構成を示すブロック図である。図示するように、サーバ装置200は、サーバ本体201を中心として構築される。サーバ本体201は、その内部バス219に接続された制御部203、RAM205、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)207、DVD/CD−ROMドライブ213、通信インターフェイス215を含む。DVD/CD−ROMドライブ213には、記録媒体(DVD−ROMまたはCD−ROM)231を装着し得る。
【0044】
制御部203は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)などを含み、HDD207や記録媒体231上に格納されたプログラムを実行し、サーバ装置200の制御を行う。制御部203は、現在時刻を計時する内部タイマを備えている。RAM205は、制御部203のワークエリアである。HDD207は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。通信インターフェイス215は、インターネットなどのネットワークに接続され、端末装置100のそれぞれとの通信を行う。
【0045】
サーバ装置200でネットワークゲームを行うためのプログラム及びデータは、最初例えば記録媒体231に記憶され、ここからHDD207にインストールされる。そして、このプログラム及びデータは実行時にHDD207から読み出されて、RAM205にロードされる。制御部203は、RAM205にロードされたプログラム及びデータを処理し、端末装置100のそれぞれから送られてくるメッセージなどを元にネットワークゲームを進行させる。制御部203が処理を行っている間の中間的なデータは、RAM205に記憶される。
【0046】
なお、図1の広告主サーバ300及びアフィリエイトシステム400も、ポータルサイトを提供するサーバ装置200とほぼ同様の構成を有している。また、図1の端末装置100は、それぞれ図3に示すサーバ装置200の構成に加えて、サーバ装置200が提供するポータルサイトの情報を表示する表示装置と、少なくともキーボードやマウスなどの情報を入力する入力装置とを有している。
【0047】
次に、この実施の形態にかかるシステムにおける処理を実現するために必要な各種データについて説明する。図4は、この実施の形態におけるシステムにおける処理を実現するためにサーバ装置200において管理される各種データを示す図である。ここで、図4(a)は、ユーザテーブル610を、図4(b)は、ポイント管理テーブル620を示している。
【0048】
図4(a)に示すユーザテーブル610は、ユーザ毎に、ユーザID611と、パスワード612と、氏名613と、性別614と、年齢615と、住所616と、電話番号617と、アドレス618と、その他の情報619とを登録したテーブルである。ユーザテーブル610に登録される各情報項目は、各ユーザが会員登録する際に予め登録されたものである。会員登録の手法や会員サイトにログインするための手法は、従来からの会員制のサイトで行っているものと変わりがないため、詳細な説明は省略する。
【0049】
ユーザID611は、各ユーザを一意に識別するための識別情報であり、各ユーザが会員サイトにログインする際に必要となるほか、アフィリエイト広告521、522がクリックされた際に、当該アフィリエイト広告521、522のアフィリエイトIDとともに広告主サーバ300に送られる。パスワード612は、各ユーザが会員サイトにログインする際にユーザID611とともに必要となる認証情報である。
【0050】
氏名613は、会員登録したユーザの氏名であり、氏、名、及びこれらのフリガナが登録される。フリガナは、半角片仮名、全角片仮名、全角平仮名の1種類だけがユーザテーブル610に登録されるが、個人情報システム420で文字種が変換されることがある。性別614は、会員登録したユーザの性別であり、年齢615は、会員登録したユーザの生年月日である。また、住所616、電話番号617、メールアドレス618は、それぞれ会員登録したユーザの住所、電話番号、メールアドレスである。
【0051】
その他の情報619は、会員登録したユーザの趣味、職業、家族構成などの様々な情報が登録される。その他の情報619として登録される各項目は、全てが必須の登録項目ではないが、登録項目が少ないと、アフィリエイト広告522として会員サイトに貼られる広告の種類が限られることとなる。すなわち、アフィリエイト広告522は、ユーザ情報を広告主に送ることとなるものであるが、その他の情報619として登録されていない項目を要求する広告主のアフィリエイト広告522は、会員サイトに貼られないものとなる。
【0052】
図4(b)に示すポイント管理テーブル620は、ユーザ毎に、ユーザID621と、所持ポイント622と、獲得ポイント623と、付与待ちポイント情報624と、付与済広告625とを登録したテーブルである。ユーザID621は、ユーザテーブル610に登録されたユーザID611と同じであり、各ユーザを一意に識別するための識別情報となる。
【0053】
所持ポイント622は、各ユーザが現時点で所持しているポイントの累計であり、アフィリエイト広告521、522のクリック、オンライン対戦ゲームの参加によって獲得したポイントの累計から有料サービスを利用するために用いたポイントを減算したものであり、有料サービスを利用しない限り、所持ポイント622が減算されることはない。一方、獲得ポイント623は、アフィリエイト広告521、522のクリックによって獲得したポイントからオンライン対戦ゲームに参加する際に用いたポイントを減算したものである。例えば、アフィリエイト広告521、522のクリックで150ポイントを獲得し、100ポイントが必要なオンライン対戦ゲームに参加して50ポイントを獲得すると、所持ポイント622が200ポイント、獲得ポイント623が50ポイントとなる。
【0054】
付与待ちポイント情報624は、当該ユーザがクリックしたアフィリエイト広告521、522で、未だポイントが付与されていないものに関する情報である。アフィリエイト広告521、522のクリックに対してポイントが付与されるのは、広告主サーバ300から対価を示すデータが送られてきてからである。付与待ちポイント情報624としては、クリックした日時、クリックしたアフィリエイト広告521、522のアフィリエイトID、及びそのときのゲームの結果が含まれる。
【0055】
付与済み広告625は、当該ユーザがクリックしたアフィリエイト広告521、522のうちで、既にポイントが付与されたものに関する情報である。会員サイトに貼られるアフィリエイト広告521、522は、当該ユーザに対してポイントが付与されていないものから優先的に選ばれる(但し、その他の情報619に登録された項目にも左右される)。なお、付与待ちポイント情報624、付与済み広告625は、一人のユーザに対して複数登録される場合もあるし、全く登録されない場合もある。
【0056】
次に、アフィリエイトシステム400の個人情報インターフェイス420における個人情報の編集について説明する。図5は、広告主が要求するフォームに従って個人情報を編集する場合の例を示す図である。前述したように、個人情報インターフェイス420には、アフィリエイト広告522毎に広告主から要求されたフォームが予め登録されている。また、ユーザテーブル610には、氏名613、性別614、生年月日615、住所616、電話番号617、メールアドレス618、その他の情報619の順番で、各ユーザの個人情報が登録されている。
【0057】
一方、図5に示すフォーム630では、氏、氏のフリガナ、名、及び名のフリガナの各入力欄、住所のうちの都道府県、市区町村、番地まで、及びアパート・マンションの各入力欄、メールアドレスの2つ分の入力欄、電話番号の入力欄、年齢の入力欄、性別の入力欄、○○に興味があるかの回答欄、××に興味があるかの回答欄が設けられている。アフィリエイト広告522がクリックされると、サーバ装置200から個人情報インターフェイス420にユーザテーブル610に登録された順番で当該ユーザの個人情報が送られてくるが、フォーム630における各欄の順番や記入分けは、サーバ装置200から送られているものとは異なっている。
【0058】
まず、氏名613は、フォーム630において分割して各欄に記入され、また、送られてきた情報で片仮名のフリガナが含まれていた場合は、平仮名に変換されて各欄に記入される。住所616は、性別614、生年月日615よりも先に、都道府県、市区町村、番地まで、アパート・マンション名に分割されて各欄に記入される。メールアドレス618は、送られてきた情報では先にある性別614、生年月日615、電話番号617よりも先に、2つの入力欄に同じものが記入される。電話番号617も、性別614、生年月日615よりも先に、その入力欄に記入される。
【0059】
生年月日615は、性別614よりも先に、また、フォーム630で要求するのが年齢であるため、ここから当該時点でのユーザの年齢を算出して、その入力欄に記入される。性別614は、メールアドレス、電話番号、年齢よりも後に、フォーム630の入力欄に記載される。さらに、○○に興味があるかの回答欄、××に興味があるかの回答欄については、その他の情報619として登録されたユーザの趣味に応じて、YES/NOが選択されて記入される。
【0060】
以下、この実施の形態にかかるシステムにおいて実行される処理について、説明する。ここでは、ユーザの会員登録、端末装置100からサーバ装置200へのログインは、従来のシステムと同じ処理で行われるものであり、これらの処理は、既になされたことを前提として説明する。
【0061】
なお、会員登録したユーザがログインした場合の会員サイトの生成も、アフィリエイト広告521、522に非対戦型ゲーム523が付加されること、貼り付けるアフィリエイト広告521、522の選択に上記のような制限がある以外は、従来のシステムと同じ処理で行われるものであり、詳細な説明は省略する。所持ポイントの利用を含む会員サイトの利用手法も、従来と同じであり、詳細な説明は省略する。また、非対戦型ゲーム523の結果は、アフィリエイト広告521、522に付加したときに決まっているものとする。
【0062】
端末装置100においては、ユーザがユーザIDとパスワードを元にサーバ装置200にログインすると、サーバ装置200において生成された会員サイト(図2参照)が表示装置に表示される。また、ページの更新などにより会員サイトがリロードされると、リロードされた会員サイトが表示装置に表示される。ユーザは、アフィリエイト広告521として貼られた商品に興味があるとき、アフィリエイト広告522として貼られたメルマガや資料の請求をしたいとき、および/または非対戦型ゲーム523を行うことでポイントを獲得したいとき、入力装置を操作して、これらのアフィリエイト広告521、522をクリックする。
【0063】
アフィリエイト広告521、522がクリックされると、これに付された非対戦型ゲーム523を実行し、実行されたゲームの結果とともにクリックされたアフィリエイト広告521、522のアフィリエイトIDをサーバ装置200に送る。アフィリエイト広告521、522のクリックによって配分されたポイントは、対価を示すデータが広告主サーバ300からサーバ装置200に送られてきていることを条件として、改めてユーザサイトにログインしたとき、或いはユーザサイトがリロードされたときに端末装置100において確認することができるものとなっている。
【0064】
また、アフィリエイト広告521がクリックされた場合には、端末装置100において、さらにブラウザを別プロセスとして起動し、当該アフィリエイト広告521に対応した商品販売サイトにアクセスして表示装置に表示させる。商品販売サイトが表示された端末装置100において行われる処理、商品販売サイトを提供するコンピュータ装置(広告主サーバ300であってもよい)において行われる処理は、従来と同じであるので、詳細な説明を省略する。もっとも、広告主サーバ300で商品販売サイトを提供している場合には、個人情報インターフェイス420を介してサーバ装置200から送られてきた個人情報を元に、ユーザが商品の送り先や確認メールの送信先といった個人情報を入力する手間を省けるようにすることができる。
【0065】
また、端末装置100においては、ユーザがオンライン対戦ゲームの実行を選び、対戦相手が揃うと、オンライン対戦ゲームを進行するための処理を行う。この処理は、従来のオンライン対戦ゲームにおいて行われている処理と同じであるので、詳細な説明は省略する。オンライン対戦ゲームの結果に応じて配分されたポイントも、改めてユーザサイトにログインしたとき、或いはユーザサイトがリロードされたときに端末装置100において確認することができるものとなっている。
【0066】
次に、サーバ装置200における処理について説明する。図6は、このシステムにおける処理を実現するために、ポータルサイトを提供するサーバ装置200において実行される処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、サーバ装置200の通信インターフェイス215が情報を受信する度に、該受信した情報毎に起動される処理である。すなわち、サーバ装置200においては、図6に示すフローチャートの処理が複数並行して実行されている場合がある。
【0067】
サーバ装置200では、外部から情報を受信すると、制御部203は、受信した情報がアフィリエイト広告521、522のクリックに基づいて何れかの端末装置100から送られてきたアフィリエイトIDであるかどうかを判定する(ステップS101)。アフィリエイト広告521、522のクリックに基づいて送られてきたアフィリエイトIDであった場合には、制御部203は、当該端末装置100のユーザIDに対応する付与待ちポイント情報624として、現在日時、当該アフィリエイトID、及び当該アフィリエイトIDとともに送られてきたゲームの結果をポイント管理テーブル620に登録する(ステップS102)。
【0068】
次に、制御部203は、当該端末装置100のユーザIDについて、ユーザテーブル610においてユーザID611に対応付けて登録されているユーザの個人情報、すなわち、氏名613、性別614、生年月日615、住所616、電話番号617、メールアドレス618、及びその他の情報619を読み出す(ステップS103)。制御部203は、受信したアフィリエイトIDに当該端末装置100のユーザIDを付加して(紐付けて)、ユーザテーブル610から読み出したユーザの個人情報とともにアフィリエイトシステム400の個人情報インターフェイス420に送る(ステップS104)。そして、このフローチャートの処理を終了する。
【0069】
なお、アフィリエイトシステム400の個人情報インターフェイス420は、サーバ装置200からユーザIDの付加されたアフィリエイトIDを受け取ると、当該アフィリエイトIDに対応して予め登録されているフォームを読み出す。そして、アフィリエイトIDとともにサーバ装置200から送られてきた個人情報を読み出したフォームに従って編集し、当該アフィリエイトIDとともにこれに対応する広告主サーバ300に送る。サーバ装置200から受け取ったアフィリエイトIDに対応したフォームが登録されていない場合には、サーバ装置200から受け取ったままの状態で個人情報を広告主サーバ300に送る。
【0070】
また、ステップS101で受信した情報がアフィリエイト広告521、522のクリックに基づいて送られてきたアフィリエイトIDでなかった場合には、制御部203は、受信した情報が広告主サーバ300から送られてきたアフィリエイト広告521、522のクリックに対する対価を示すデータであるかどうかを判定する(ステップS105)。
【0071】
アフィリエイト広告521、522のクリックに対する対価を示すデータであった場合には、制御部203は、当該対価を示すデータに対応付けられているアフィリエイトID及びこれに付加されているユーザIDに従ってポイント管理テーブル620に登録されている付与待ちポイント情報624を読み出す。そして、制御部203は、その付与待ちポイント情報624が示すゲームの結果に従って、対価を示すデータのうちからユーザに還元するポイントを決定する(ステップS106)。
【0072】
制御部203は、ステップS106で決定したポイントを、当該ユーザの所持ポイント622及び獲得ポイント623に加算する(ステップS107)。制御部203は、所持ポイント622及び獲得ポイント623の加算を終了すると、当該対価を示すデータに対応付けられているアフィリエイトID及びこれに付加されているユーザIDに従ってポイント管理テーブル620に登録されている付与待ちポイント情報624を削除するとともに、当該アフィリエイトIDが示すアフィリエイト広告を当該ユーザの付与済広告625として登録する(ステップS108)。そして、このフローチャートの処理を終了する。
【0073】
また、ステップS105で受信した情報がアフィリエイト広告521、522のクリックに対する対価を示すデータでなかった場合には、送られてきた情報が端末装置100から送られてきたオンライン対戦ゲームの参加要求であるかどうかを判定する(ステップS109)。
【0074】
オンライン対戦ゲームの参加要求である場合には、制御部203は、当該端末装置100のユーザID621に対応した獲得ポイント623をポイント管理テーブル620から読み出し、読み出した獲得ポイント623が当該オンライン対戦ゲームを行うのに十分なだけあるかどうかを判定する(ステップS110)。獲得ポイント623が当該オンライン対戦ゲームを行うのに十分なだけない場合には、そのままこのフローチャートの処理を終了する。
【0075】
獲得ポイント623が当該オンライン対戦ゲームを行うのに十分なだけある場合には、制御部203は、ポイント管理テーブル620に登録されている当該端末装置100のユーザID621に対応した獲得ポイント623から当該オンライン対戦ゲームを行うのに必要なだけのポイントを減算する(ステップS111)。そして、ステップS112の処理に進み、制御部203は、当該オンライン対戦ゲームを進行させるための処理を行う。なお、オンライン対戦ゲームを進行させるための処理は、従来と同じであるので、詳細な説明を省略する。
【0076】
オンライン対戦ゲームが進行されている間、制御部203は、当該オンライン対戦ゲームの終了となったかどうかを判定する(ステップS113)。当該オンライン対戦ゲームが未だ終了していない場合には、ステップS112の処理に戻り、制御部203は、当該オンライン対戦ゲームの終了となるまで、ステップS112とS113の処理を繰り返して行う。
【0077】
当該オンライン対戦ゲームの終了となった場合には、制御部203は、ゲームの結果に従って、当該ユーザに配分するポイントを決定する(ステップS114)。そして、制御部203は、当該端末装置100のユーザID621に対応する所持ポイント622に、決定したポイントを加算する(ステップS115)。そして、このフローチャートの処理を終了する。
【0078】
また、ステップS109で受信した情報がオンライン対戦ゲームの参加要求でもない場合には、制御部203は、送られてきた情報に応じた各処理を行う。ここで行われる処理は、本発明と直接的な関係がないため、詳細な説明は省略する(ステップS116)。そして、送られてきた情報に応じた各処理が終了すると、このフローチャートの処理を終了する。
【0079】
なお、アフィリエイトシステム400における処理は、個人情報インターフェイス420による処理はサーバ装置200のところで説明した通りであり、ASP410における処理は送受信されるアフィリエイトIDにユーザIDが付加されている点を除いて従来のものと同じであるので、詳細な説明は省略する。広告主サーバ300における処理も送られてくる個人情報がユーザが端末装置100において入力した個人情報ではなく、サーバ装置200のユーザテーブル610から読み出され、個人情報インターフェイス420において編集されたものである点を除いて従来のものと同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0080】
以上説明したように、この実施の形態では、サーバ装置200の提供するポータルサイトには、アフィリエイト広告が貼られたものとなっている。このアフィリエイト広告は、広告主が提供する商品販売サイトへの誘導や、広告主の商品の資料請求、広告主からのメルマガの配信などを宣伝するものである。
【0081】
従来の一般的なアフィリエイト広告は、これを掲載するサイトを提供する者にとってその利用に応じて対価が得られるというメリットがあるが、アフィリエイト広告を利用する者、例えば、アフィリエイト広告から商品販売サイトに入って商品を購入したり、商品の資料請求ページやメルマガの配信申し込みページに入って資料請求やメルマガの配信申し込みを行う者にとっては、あまりメリットがない。また、異なる広告主のアフィリエイト広告を利用しても、その都度、広告主のサイトにおいて個人情報を入力しなければならないので、ユーザがアフィリエイト広告を利用することが促進されない。
【0082】
一方、この実施の形態では、サーバ装置200の提供するポータルサイトで利用可能なサービスの中には会員登録制のサービスがあり、予め個人情報をユーザテーブル610に登録したユーザが会員サイトにログインして、該会員登録制のサービスを利用することができるものとなっている。そして、この会員サイトにもアフィリエイト広告521、522が貼られ、ユーザが端末装置100にて入力装置を操作してこれをクリックすることにより、広告主が提供する商品販売サイトにアクセスしたり、広告主が提供する商品の資料請求やメルマガの配信申し込みを行うことができるものとなっている。
【0083】
ここで、会員サイトに貼り付けられたアフィリエイト広告521、522がユーザによりクリックされた場合には、サーバ装置200は、当該ユーザの個人情報がユーザテーブル610から読み出され、アフィリエイトIDにそのユーザID611を付加するとともに、ユーザの個人情報613〜619を広告主サーバ300に向けて送信するものとしている。
【0084】
このように、会員登録したユーザは、アフィリエイト広告521、522をクリックした後に、広告主のサイトにおいて個別に個人情報を端末装置100の入力装置から入力する必要がないので、アフィリエイト広告521、522を介して広告主の宣伝するサービスを容易に利用することができる。
【0085】
また、会員登録したユーザがアフィリエイト広告521、522を介して広告主の提供するサービスを利用した場合、広告主サーバ300からサーバ装置200に該アフィリエイト広告521、522のクリックに対する対価を示すデータが送られる、すなわち広告主からポータルサイトの提供者に対価が支払われるが、その対価のうちの一部がアフィリエイト広告521、522を利用したユーザに、有料サービスの利用に使用できるポイントとして還元される。
【0086】
ユーザは、会員サイトに貼られたアフィリエイト広告521、522を介して広告主の提供するサービスを利用すると、自己にも一定のポイントが還元されるというメリットを得ることができるので、会員サイトに貼られたアフィリエイト広告521、522を利用することが動機付けられる。また、アフィリエイト広告521、522には、非対戦型ゲーム523が付加されており、還元されるポイントもゲームの結果により決まるという面白味がある。ポイントの還元にゲーム性があることも、ユーザがアフィリエイト広告521、522を利用しようとする動機付けになる。
【0087】
このようなユーザへの動機付けによって、サーバ装置200の提供するポータルサイト、特に会員サイトでは、アフィリエイト広告521、522を利用するユーザの数が増えることが期待できるようになる。そして、このユーザ増加の期待感から、広告主にとってもサーバ装置200の提供するポータルサイト、特に会員サイトにアフィリエイト広告521、522を貼り付けることを許可することが動機付けられるものとなる。この期待付けから、サーバ装置100の提供するポータルサイト、特に会員サイトにアフィリエイト広告521、522を貼り付けることを希望する事業者の数が多くなることが期待できるようになる。
【0088】
さらに、ポータルサイト、特に会員サイトにアフィリエイト広告521、522を貼り付けることを希望する事業者が多くなり、ユーザによるアフィリエイト広告521、522の利用の機会も多くなることによって、サーバ装置200においてポータルサイトを開設する者も、広告主から得られる対価が増えることが期待できるようになり、このようなポータルサイトを開設することに多くのメリットが得られるようになる。
【0089】
また、アフィリエイト広告521、522の広告主は、自己のアフィリエイト広告521、522がクリックされたときには、そのユーザの個人情報を得るものとなるが、必要な個人情報の項目の内容や記載順序を要求するフォームを、アフィリエイトシステム400の個人情報インターフェイス420にアフィリエイト広告の種類毎に予め登録しておくことができる。そして、アフィリエイト広告521、522がクリックされた場合、これに従ってサーバ装置200から送信されるユーザの個人情報は、個人情報インターフェイス420によって広告主の要求するフォームに従って編集されてから、広告主サーバ300に送られるものとなる。
【0090】
これにより、ユーザは、アフィリエイト広告521、522の要求するフォームを意識することなく、ここから広告主が当該アフィリエイト広告521、522で宣伝しているサービスを容易に利用することができるものとなる。一方、アフィリエイト広告521、522を提供する広告主も、自己に必要な項目の個人情報を受け取ることができるので、サーバ装置200の提供するポータルサイト、特に会員サイトにアフィリエイト広告521、522を掲載することが動機付けられるものとなる。
【0091】
また、アフィリエイト広告521、522には非対戦型ゲーム523が付加されているが、アフィリエイト広告521、522で宣伝されている広告主のサービスよりも、この非対戦型ゲーム523を行うこと(或いは、非対戦型ゲーム523を行ってポイントを獲得すること)を主目的としているユーザも考えられる。このようなユーザも、予め個人情報を登録して会員登録すれば、その後は、アフィリエイト広告521、522をクリックするだけのことで、容易に非対戦型ゲーム523を楽しむことができるようになる。
【0092】
一方、アフィリエイト広告521、522の広告主にとっても、当初は非対戦型ゲーム523を行うことを目的としていたユーザであったとしても、その中から一定の割合では商品販売サイトで商品を購入してくれたり、商品資料やメルマガを読んでくれるユーザが生じることは期待できるので、アフィリエイト広告521、522で宣伝するサービスの真の利用者を増やすことができるようになる。
【0093】
また、サーバ装置200は、アフィリエイト広告521、522のクリックに対して広告主から支払われる対価の一部をポイントとしてユーザに提供するものとしているが、アフィリエイト広告521、522に付加された非対戦型ゲーム523の結果に応じてユーザに還元されるポイントの期待値は、アフィリエイト広告521、522のクリックに対して本来ユーザに還元可能なポイントよりも小さいものとしている。
【0094】
サーバ装置200は、このユーザに還元可能なポイントと実際にユーザに還元したポイントとの差分を原資として、一定のポイントを獲得したユーザが参加できるオンライン対戦ゲームを会員サイトにて提供するものとしている。会員登録したユーザは、アフィリエイト広告521、522をクリックして有料サービスの利用に使用できるポイントを獲得するだけではなく、オンライン対戦ゲームを行うことによってより多くのポイントを得ることができるようになるので、ポイントを獲得する手法の選択肢が広がり、面白味が増すものとなっている。しかも、オンライン対戦ゲームの結果に応じて配分されるポイントが変わってくるので、ここでもゲーム性が生じて、面白味が増すものとなる。
【0095】
さらに、ユーザがこのオンライン対戦ゲームを行うためには、アフィリエイト広告521、522のクリックによって得たポイントが一定値以上なければならない。このため、アフィリエイト広告521、522をクリックして広告主の提供するサービスを利用することが、オンライン対戦ゲームに必要なポイントを集めるという面白味もユーザに提供することになる。さらに、特にオンライン対戦ゲームを行うことを第1の目的とするユーザも、オンライン対戦ゲームを行うためには、まずアフィリエイト広告521、522のクリックによりポイントを獲得しなければならないため、アフィリエイト広告521、522を利用しようと動機付けられることとなる。
【0096】
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
【0097】
上記の実施の形態では、ポータルサイトに会員登録したユーザが会員サイトにログインした後、会員サイトに貼られたアフィリエイト広告521、522をクリックすることで、会員登録の際に登録した個人情報が広告主サーバ300に送られるとともにユーザにもポイントが還元されるものとなっていた。つまり、ユーザIDとパスワードを入力して、会員サイトにアクセスしなければならないという煩雑性があった。これに対して、会員サイトと非会員サイトの区別は設けず(すなわち、会員サイトへのログインは必要とせず)、会員登録したユーザの端末装置100からのアクセスであるかどうかを、当該端末装置100のIPアドレスなどによって区別できるようにしてもよい。
【0098】
上記の実施の形態では、1つのサーバ装置200が提供するポータルサイトを介してアフィリエイト広告521、522が利用されるシステムにおいて、本発明を適用した場合を例として説明した。これに対して、予めユーザ登録されたユーザが複数のサーバ装置が提供する異なるサイトに貼られたアフィリエイト広告を利用する場合にも、本発明を適用することができる。
【0099】
例えば、上記の実施の形態における1つのサーバ装置200に置き換えて、サイトAを提供するサーバ装置A、サイトBを提供するサーバ装置B、ユーザの個人情報をテーブル(ユーザテーブル610と同等のテーブル)にて管理するサーバ装置Cを設けるものとし、サーバ装置A、Bの何れも各ユーザの端末装置100からアクセスされるものとする。端末装置100の各ユーザは、サイトA、サイトBにおいて会員登録する際、サーバ装置Cにおいて管理されているユーザIDを、このアフィリエイト広告のシステムで共通して利用するユーザID(共通ID)として登録する。
【0100】
なお、サーバ装置Cにおいて管理されるユーザの個人情報は、ユーザがサイトA、Bのうちの先に利用した方のサイトにおいて入力させ、そこからサーバ装置Cに送信して一括して管理させるものとしてもよい。或いは、ユーザの個人情報を1つのサーバ装置において一括して管理するのではなく、共通IDがユーザの個人情報の登録されたサイトを特定できるものとしておき、アフィリエイト広告がクリックされたサイトを提供するサーバ装置では、アフィリエイト広告がクリックされた旨の情報を共通IDが示すサーバ装置に送るものとしてもよい。
【0101】
サーバ装置Aは、サイトAに貼られたアフィリエイト広告をクリックしたユーザが共通IDを登録したユーザであった場合には、クリックされたアフィリエイト広告のアフィリエイトIDとともにサイトAで登録してある共通IDをサーバ装置Cに送信する。そして、サーバ装置Cが、サーバ装置Aから送られてきた共通IDに基づいて個人情報を管理するテーブルからユーザの個人情報を読み出し、アフィリエイトIDに従って広告主サーバ300に個人情報を送信するものとすればよい。サーバ装置Bについても同じである。
【0102】
上記の実施の形態では、サーバ装置200のプログラム及びデータは、記録媒体231に格納されて配布されるものとしていた。これに対して、これらのプログラム及びデータをネットワーク上に存在する他のサーバ装置が有する固定ディスク装置に格納しておき、装置本体201にネットワークを介して配信するものとしてもよい。サーバ装置200において、通信インターフェイス215がサーバ装置から受信したプログラム及びデータは、HDD207に保存し、実行時にRAM205にロードすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0103】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるポイント還元システムの機能構成を示すブロック図である。
【図2】図1のサーバ装置が提供するポータルサイトの構成を示す図である。
【図3】図1のサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態において、図1のサーバ装置において管理される各種データを示す図である。
【図5】図1の個人情報インターフェイスが広告主サーバに送信する個人情報を広告主が要求するフォームに従って編集する例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態において、図1のサーバ装置において実行される処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0104】
100 端末装置
200 サーバ装置
201 サーバ本体
203 制御部
205 RAM
207 HDD
213 DVD/CD−ROMドライブ
215 通信インターフェイス
231 記録媒体
300 広告主サーバ
400 アフィリエイトシステム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
提供しているサービスを利用する各ユーザの使用に供する複数の端末装置と、各ユーザが利用可能なサービスの提供元である各事業者の使用に供する複数の提供元サーバとに接続され、前記各ユーザに対して前記サービスを提供すると共に、該サービスを利用したユーザに所定のポイントを還元するポイント還元システムであって、
前記サービスの利用可能な者として予め登録されたユーザの個人情報を、ユーザ毎に記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記ユーザ情報記憶手段に記憶されたユーザ毎に、前記サービスの利用に対して付与されたポイントを管理するポイント管理手段と、
前記複数の端末装置における各ユーザの操作に従って、利用の際に所定の個人情報が必要となる特定サービスを利用する旨の指示を各端末装置から受信する利用指示受信手段と、
前記利用指示受信手段が前記特定サービスを利用する旨の指示を受信したときに、該特定サービスを利用するための操作を行ったユーザについて前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている個人情報を、該特定サービスの提供元の提供元サーバに向けて送信する利用情報送信手段と、
前記利用情報送信手段からの個人情報の送信の対価として、前記利用された特定サービスの提供元から提供される対価に関する情報を、該サービスの提供元の提供元サーバから受信する対価情報受信手段とを備え、
前記ポイント管理手段は、前記対価情報受信手段が受信した情報に基づいて、前記特定サービスを利用したユーザにポイントを付与するポイント付与手段を含む
ことを特徴とするポイント還元システム。
【請求項2】
前記特定サービスは、利用の際に必要な個人情報の項目の内容および/または記載順が、特定サービス毎または該特定サービスを提供する事業者毎に異なっており、
前記利用情報送信手段は、利用された特定サービスに従って、該特定サービスを利用したユーザの個人情報の項目を、該特定サービスに応じた内容および/または記載順に編集する利用情報編集手段を含み、該利用情報編集手段により編集した利用情報を、該特定サービスの提供元の提供元サーバに向けて送信する
ことを特徴とする請求項1に記載のポイント還元システム。
【請求項3】
前記特定サービスが利用されるときに、非対戦型ゲームを実行させる非対戦型ゲーム実行手段を備え、
前記ポイント付与手段は、前記非対戦型ゲームの実行結果に従って、前記特定サービスを利用したユーザにポイントを付与する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のポイント還元システム。
【請求項4】
前記ポイント付与手段は、前記特定サービスの提供元から提供される対価に従って付与可能なポイントのうちの一部のポイントのみを該特定サービスを利用したユーザに付与し、
前記ポイント還元システムは、
前記特定サービス以外のサービスとして、前記ユーザ情報記憶手段に個人情報を記憶したユーザのうちの複数のユーザが対戦して進行するゲームを提供する対戦型ゲーム提供手段と、
前記対戦型ゲームの利用によるゲームの結果に応じて、前記特定サービスの提供元から提供される対価に従って付与可能なポイントのうちの前記ポイント付与手段によって付与されなかったポイントを、前記対戦型ゲームの実行結果に従って、該対戦型ゲームを行ったユーザに再配分するポイント再配分手段とをさらに備える
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のポイント還元システム。
【請求項5】
前記特定サービスは、ユーザからの申し込みを待って行う情報配布サービスであり、該特定サービスの利用とは、前記特定サービスの申し込みである
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のポイント還元システム。
【請求項6】
前記特定サービスは、商品販売サイトにおける商品の販売であり、該特定サービスの利用とは、該商品販売サイトへのアクセスである
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のポイント還元システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−116666(P2009−116666A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−289669(P2007−289669)
【出願日】平成19年11月7日(2007.11.7)
【出願人】(308033283)株式会社スクウェア・エニックス (173)