説明

ポータブル医療用モニター校正装置

【課題】医療用モニターの前面に入り込む光を遮断できるように据え置き台を設計することによって、暗い環境でのみならず、明るい環境でも医療用モニターの画質を校正できるポータブル医療用モニター校正装置を提供する。
【解決手段】医療用モニターの前面上部に据え置かれ、前記モニターの前面をカバーする据え置き台と、前記据え置き台に少なくとも5個設置され、前記モニターと対向する面に設置されて前記モニターのカラー値及び輝度値を測定するカラーセンサと、前記モニターと通信ケーブルを介して連結されて有線通信を行う有線通信部と、前記カラーセンサによって測定された前記カラー値及び前記輝度値を用いてカラースペースを計算し、前記の計算されたカラースペースと予め定められた標準値とを比較し、前記の比較結果によって前記モニターの画質校正に必要な命令語及び校正データを前記有線通信部を通して前記モニターと取り交わすコントローラとを含んでポータブル医療用モニター校正装置を構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の各実施例は、医療用モニターの画質を校正するためのポータブル校正装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、LCDのようなディスプレイ装置のモニターは、LEDとOELDなどの様々な形態で光素子を使用して製作されており、その市場性も漸次大きくなりつつある。
【0003】
そのため、ディスプレイ市場を先占するために、開発企業では画像の大きさを増加させながらも画素を高め、よりきれいでかつ実物のような映像を得るための研究が大いに進められている。特に、原本とほぼ同じ色感を得るための色相校正に対する研究が大いに進められている。
【0004】
医療用モニターを例に挙げて説明すると、前記医療用モニターは、手術などの進行時に用いられるので、他のモニターに比べてより精密でかつ実物に近い映像又は画像を得る必要がある。
【0005】
このために、医療用モニターキャリブレーション(Calibration)を用いて色相校正を行っている。しかし、従来の医療用モニター校正装置は、光が入り込むことを遮断するために暗い環境のみで校正を行うことができ、校正ソフトウェアを実行するためには別途のPCやノート・パソコンなどに連結する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の一実施例は、医療用モニターの前面に入り込む光を遮断できるように据え置き台を設計することによって、暗い環境でのみならず、明るい環境でも医療用モニターの画質を校正できるポータブル医療用モニター校正装置を提供する。
【0007】
本発明の一実施例によると、医療用モニターの画質を校正する機能を行うコントローラとしてミニPC(Mini PC)を使用することによって、校正ソフトウェアを実行するために別途のPCやノート・パソコンなどに連結する必要のないポータブル医療用モニター校正装置を提供する。
【0008】
本発明の一実施例によると、高性能コントローラを用いてカラーセンサを同時に駆動させることによって、既存の校正方法に比べて校正実行速度がより速く、これによって、校正実行時間を短縮できるポータブル医療用モニター校正装置を提供する。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、以上言及した各課題に制限されず、言及していない他の課題は、下記の記載から当業者に明確に理解されるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施例に係るポータブル医療用モニター校正装置は、医療用モニターの前面上部に据え置かれ、前記モニターの前面をカバーする据え置き台と、前記据え置き台に少なくとも5個設置され、前記モニターと対向する面に設置されて前記モニターのカラー値及び輝度値を測定するカラーセンサと、前記モニターと通信ケーブルを介して連結されて有線通信を行う有線通信部と、前記カラーセンサによって測定された前記カラー値及び前記輝度値を用いてカラースペースを計算し、前記の計算されたカラースペースと予め定められた標準値とを比較し、前記の比較結果によって前記モニターの画質校正に必要な命令語及び校正データを前記有線通信部を通して前記モニターと取り交わすコントローラとを含む。
【0011】
その他実施例の具体的な事項は、詳細な説明及び添付の各図面に含まれている。
【0012】
本発明の利点及び/又は特徴、及びそれらを達成する方法は、添付の図面と共に後で詳細に説明する各実施例を参照すれば明確になるだろう。しかし、本発明は、以下で開示する各実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態に具現可能である。ただし、本実施例は、本発明の開示を完全にし、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであって、本発明は、請求項の範疇によって定義されるものに過ぎない。明細書全体にわたって同一の参照符号は、同一の構成要素を示す。
【発明の効果】
【0013】
本発明の一実施例によると、医療用モニターの前面に入り込む光を遮断するように据え置き台を設計することによって、暗い環境でのみならず、明るい環境でも医療用モニターの画質を校正することができる。
【0014】
本発明の一実施例によると、医療用モニターの画質を校正する機能を行うコントローラとしてミニPCを使用することによって、校正ソフトウェアを実行するために別途のPCやノート・パソコンなどに連結する必要がない。
【0015】
本発明の一実施例によると、高性能コントローラを用いてカラーセンサを同時に駆動させることによって、既存の校正方法に比べて校正実行速度がより速く、これによって校正実行時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施例に係るポータブル医療用モニター校正装置の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係るポータブル医療用モニター校正装置の動作方法を説明するために示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下では、添付の図面を参照して本発明の各実施例を詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施例に係るポータブル医療用モニター校正装置の斜視図である。
【0019】
図1を参照すると、本発明の一実施例に係るポータブル医療用モニター校正装置100は、据え置き台110、カラーセンサ120、有線通信部130及びコントローラ140を含む。
【0020】
前記据え置き台110は、医療用モニター105の前面上部に据え置かれ、前記医療用モニター105の前面をカバーする。
【0021】
参考として、本発明の一実施例に係るポータブル医療用モニター校正装置100は、光が入り込まないダークルームで、前記医療用モニター105のカラー値を測定することができる。これは、外部からの光が入り込むことによって前記医療用モニター105の校正作業が十分に行われないことを防止するためである。
【0022】
しかし、本発明の一実施例に係るポータブル医療用モニター校正装置100は、光が入り込まないダークルームで前記医療用モニター105のカラー値を測定しないこともある。
【0023】
すなわち、本発明の一実施例に係るポータブル医療用モニター校正装置100は、暗い環境でのみならず、明るい環境でも前記医療用モニター105のカラー値を測定することができる。
【0024】
このために、前記据え置き台110は、前記医療用モニター105の前面に入り込む光を遮断できるように前記医療用モニター105の前面に密着して設計されることが望ましい。また、前記据え置き台110には、前記医療用モニター105に入り込む光を遮断できる物質又は材質をコーティングすることができる。
【0025】
前記据え置き台110は、前記医療用モニター105に据え置かれるので、重さの軽い軽量材質、例えば、アクリル又はアルミニウムなどで形成することができる。
【0026】
前記カラーセンサ120は、前記据え置き台110の内側面、すなわち、前記医療用モニター105と対向する面に少なくとも5個設置され、前記医療用モニター105のカラー値及び輝度値を測定する。
【0027】
例えば、前記カラーセンサ120は、5個設置される場合、前記据え置き台110の左側上端領域、左側下端領域、右側上端領域、右側下端領域及び中央領域にそれぞれ一つずつ設置可能である。
【0028】
したがって、前記カラーセンサ120は、前記各領域に対応する、前記医療用モニター105のパネル領域のカラー値及び輝度値を測定することができる。
【0029】
このとき、前記各領域に設置された5個のカラーセンサ120は、室温で前記医療用モニター105に電源が印加されてから一定時間経過後に、前記コントローラ140によって同時に駆動され、前記医療用モニター105のカラー値及び輝度値を測定することができる。
【0030】
前記有線通信部130は、前記医療用モニター105と通信ケーブルを介して連結されて有線通信を行う。一例として、前記有線通信部130は、RS232シリアルポートに具現することができ、前記RS232シリアルポートが前記医療用モニター105のRS232シリアルポートとRS232通信ケーブルを介して連結され、直列通信を行うことができる。
【0031】
前記有線通信部130は、前記医療用モニター105の画質校正が必要な場合、前記コントローラ140の制御下で前記医療用モニター105の画質校正に必要な命令語及び校正データを前記通信ケーブルを介して前記医療用モニター105と取り交わすことができる。
【0032】
前記コントローラ140は、前記カラーセンサ120によって測定された前記カラー値及び前記輝度値を用いてカラースペースを計算し、前記の計算されたカラースペースと予め定められた標準値とを比較する。
【0033】
前記コントローラ140は、前記の比較結果によって前記医療用モニター105の画質校正に必要な命令語及び校正データを、前記有線通信部130を通して前記医療用モニター105と取り交わす。
【0034】
すなわち、前記コントローラ140は、前記の比較の結果、前記カラースペースが前記標準値と一致しない場合(スペックアウト(spec out))、前記校正データのうちカラーパラメータを用いて前記医療用モニター105のカラーパラメータを調節することができる。
【0035】
これによって、前記医療用モニター105は、前記の調節されたカラーパラメータを用いてカラースペースを校正することができる。前記カラーパラメータの調節は、前記カラースペースが前記標準値と一致するまで繰り返して行うことができる。
【0036】
また、前記コントローラ140は、前記の比較の結果、前記カラースペースが前記標準値と一致しない場合(スペックアウト)、前記校正データのうち事前に定義されたカラールックアップテーブルを用いて前記医療用モニター105のカラー値を校正することができる。
【0037】
このために、前記コントローラ140は、前記カラールックアップテーブルを該当のサーバー又はホストコンピュータからダウンロードすることができる。前記ダウンロードは、後述する無線通信部によって行うことができる。
【0038】
これによって、前記医療用モニター105は、前記カラールックアップテーブルを参照して該当のカラー値を校正することによって、前記カラースペースを校正することができる。前記カラー値の校正は、前記カラースペースが前記標準値と一致するまで繰り返して行うことができる。
【0039】
参考として、前記カラースペースは、3次元色空間であって、CIE XYZ、すなわち、CIE色座標系ともいう。前記カラースペースは、カラー管理システムの基本になるもので、人間が感知できる全てのカラー、すなわち、色モデルで表すことのできる色相の範囲(Color Gamut)を意味する。
【0040】
前記コントローラ140は、本発明の一実施例に係るポータブル医療用モニター校正装置100が携帯用であるという点を考慮し、ミニPCやマイクロプロセッサなどに具現することができる。
【0041】
さらに、本発明の一実施例に係るポータブル医療用モニター校正装置100は、無線通信部150及びディスプレイ部160をさらに含むことができる。
【0042】
前記無線通信部150は、前記コントローラ140から前記校正データの伝送と関連した制御信号を受け、前記制御信号によってデータ収集サーバー(図示せず)と無線接続を行い、前記データ収集サーバーに前記校正データを伝送する。
【0043】
ここで、前記無線接続は、ワイファイ(Wi―Fi)、 ワイブロ(Wi―Bro)、ウィーピィ(WIPI)、ワイマックス(Wi―Max)、ブルートゥース(Bluetooth)、 ジグビー(ZigBee)などを含むことができる。
【0044】
前記データ収集サーバーは、前記校正データを受け取り、これを収集してデータベース化し、前記の収集された校正データを用いて前記医療用モニター105の各セットのカラー偏差及び同一な特性を有するかどうかなどを分析することができる。
【0045】
前記ディスプレイ部160は、前記医療用モニター105の画質校正と関連したメニュー、進行状況及び結果をディスプレイする。前記ディスプレイ部160は、例えば、前記コントローラ140の前面に設置することができる。校正作業者は、前記ディスプレイ部160を通してメニューを入力(タッチ)することによって前記医療用モニター105の画質校正を行うことができ、校正進行状況及び結果なども確認することができる。
【0046】
図2は、本発明の一実施例に係るポータブル医療用モニター校正装置の動作方法を説明するために示したフローチャートである。
【0047】
図2を参照すると、段階(210)で、前記ポータブル医療用モニター校正装置は医療用モニターを初期化する。
【0048】
次に、段階(220)で、前記ポータブル医療用モニター校正装置は、前記医療用モニターの画質校正のためのパターンを生成する。
【0049】
次に、段階(230)で、前記ポータブル医療用モニター校正装置は、前記医療用モニターのカラー値と輝度値を測定する。このために、前記ポータブル医療用モニター校正装置はカラーセンサを駆動させる。
【0050】
前記カラーセンサは、前記医療用モニターの前面上部に据え置かれ、前記医療用モニターの前面をカバーする据え置き台の内側面、すなわち、前記医療用モニターと対向する面に少なくとも5個設置され、前記医療用モニターのカラー値及び輝度値を測定する。
【0051】
例えば、前記カラーセンサは、5個が設置される場合、前記据え置き台の左側上端領域、左側下端領域、右側上端領域、右側下端領域及び中央領域にそれぞれ一つずつ設置可能である。
【0052】
したがって、前記カラーセンサは、前記各領域に対応する、前記医療用モニターのパネル領域のカラー値及び輝度値を測定することができる。
【0053】
このとき、前記各領域に設置された5個のカラーセンサは、室温で前記医療用モニターに電源が印加されてから一定時間経過後に、同時に駆動して前記医療用モニターのカラー値及び輝度値を測定することができる。
【0054】
次に、段階(240)で、前記ポータブル医療用モニター校正装置は、測定された前記カラー値及び前記輝度値を用いてカラースペースを計算し、前記の計算されたカラースペースと予め定められた標準値とを比較する。
【0055】
次に、前記の比較の結果、スペックアウト(Spec Out)である場合(250の「いいえ」方向)、段階(260)で、前記ポータブル医療用モニター校正装置は、カラーパラメータを調節したり、カラールックアップテーブルをダウンロードした後、前記段階(220)にリターンする。
【0056】
すなわち、前記ポータブル医療用モニター校正装置は、前記の比較の結果、前記カラースペースが前記標準値と一致しない場合、校正データのうちカラーパラメータを用いて前記医療用モニターのカラーパラメータを調節することができる。
【0057】
これによって、前記医療用モニターは、前記の調節されたカラーパラメータを用いてカラースペースを校正することができる。前記カラーパラメータの調節は、前記カラースペースが前記標準値と一致するまで繰り返して行うことができる。
【0058】
また、前記ポータブル医療用モニター校正装置は、前記の比較の結果、前記カラースペースが前記標準値と一致しない場合、前記校正データのうち事前に定義されたカラールックアップテーブルをダウンロードし、前記医療用モニターのカラー値を校正することができる。
【0059】
これによって、前記医療用モニターは、前記カラールックアップテーブルを参照して該当のカラー値を校正することによって、前記カラースペースを校正することができる。前記カラー値の校正は、前記カラースペースが前記標準値と一致するまで繰り返して行うことができる。
【0060】
一方、前記の比較の結果、スペックイン(Spec In)である場合(250の「はい」方向)、すなわち、前記カラースペースが前記標準値と一致する場合は、段階(270)で、前記ポータブル医療用モニター校正装置は、無線通信部を通して前記校正データをサーバーに伝送して格納する。
【0061】
一方、前記ポータブル医療用モニター校正装置は、前記医療用モニターの画質校正と関連したメニュー、進行状況及び結果を、ディスプレイ部を通してディスプレイする。これによって、校正作業者は、前記ディスプレイ部を通してメニューを入力(タッチ)することによって前記医療用モニターの画質校正を行うことができ、校正進行状況及び結果なども確認することができる。
【0062】
このような本発明の一実施例によると、医療用モニターの前面に入り込む光を遮断できるように据え置き台を設計することによって、暗い環境でのみならず、明るい環境でも医療用モニターの画質を校正することができる。
【0063】
また、本発明の一実施例によると、医療用モニターの画質を校正する機能を行うコントローラとしてミニPCを使用することによって、校正ソフトウェアを実行するために別途のPCやノート・パソコンなどに連結する必要がない。
【0064】
また、本発明の一実施例によると、高性能コントローラを用いてカラーセンサを同時に駆動させることによって、既存の校正方法に比べて校正実行速度が速く、これによって校正実行時間を短縮することができる。
【0065】
本発明の各実施例は、多様なコンピュータで具現される動作を行うためのプログラム命令を含むコンピュータ読取可能な媒体を含む。前記コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令、ローカルデータファイル、ローカルデータ構造などを単独で又は組み合わせて含むことができる。前記媒体は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであるか、コンピュータソフトウェアと関連した当業者に公知で使用可能なものである。コンピュータ読取可能な記録媒体の例には、ハードディスク、プロッピーディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD―ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気―光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリのようなプログラム命令を格納して行うように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードのみならず、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行可能な高級言語コードを含む。
【0066】
以上のように、本発明は、限定された実施例と図面によって説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の属する分野で通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正及び変形が可能である。したがって、本発明の思想は、下記に記載した特許請求の範囲のみによって把握しなければならなく、この均等又は等価的変形はいずれも本発明の思想の範疇に属するといえる。
【符号の説明】
【0067】
110:据え置き台、120:カラーセンサ、130:有線通信部、140:コントローラ、150:無線通信部、160:ディスプレイ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療用モニターの前面上部に据え置かれ、前記モニターの前面をカバーする据え置き台と、
前記据え置き台に少なくとも5個設置され、前記モニターと対向する面に設置されて前記モニターのカラー値及び輝度値を測定するカラーセンサと、
前記モニターと通信ケーブルを介して連結されて有線通信を行う有線通信部と、
前記カラーセンサによって測定された前記カラー値及び前記輝度値を用いてカラースペースを計算し、前記の計算されたカラースペースと予め定められた標準値とを比較し、前記の比較結果によって前記モニターの画質校正に必要な命令語及び校正データを前記有線通信部を通して前記モニターと取り交わすコントローラと、を含むポータブル医療用モニター校正装置。
【請求項2】
前記据え置き台は、前記モニターの前面に入り込む光を遮断できるように前記モニターの前面に密着して設計されることを特徴とする、請求項1に記載のポータブル医療用モニター校正装置。
【請求項3】
前記据え置き台は、軽量材質のアクリル又はアルミニウムで形成されることを特徴とする、請求項1に記載のポータブル医療用モニター校正装置。
【請求項4】
前記据え置き台には、前記モニターに入り込む光を遮断できる物質又は材質がコーティングされることを特徴とする、請求項1に記載のポータブル医療用モニター校正装置。
【請求項5】
前記カラーセンサは、前記据え置き台の左側上端領域、左側下端領域、右側上端領域、右側下端領域及び中央領域にそれぞれ一つずつ設置されることを特徴とする、請求項1に記載のポータブル医療用モニター校正装置。
【請求項6】
前記カラーセンサは、室温で前記モニターに電源が印加されてから一定時間経過後に、前記コントローラによって前記少なくとも5個が同時に駆動し、前記モニターのカラー値及び輝度値を測定することを特徴とする、請求項1に記載のポータブル医療用モニター校正装置。
【請求項7】
前記コントローラは、前記の比較の結果、前記カラースペースが前記標準値と一致しない場合、前記校正データのうちカラーパラメータを用いて前記モニターのカラーパラメータを調節し、前記モニターのカラースペースを校正することを特徴とする、請求項1に記載のポータブル医療用モニター校正装置。
【請求項8】
前記コントローラは、前記の比較の結果、前記カラースペースが前記標準値と一致しない場合、前記校正データのうち事前に定義されたカラールックアップテーブルを用いて前記モニターのカラー値を校正することを特徴とする、請求項1に記載のポータブル医療用モニター校正装置。
【請求項9】
データ収集サーバーと無線接続を行い、前記データ収集サーバーに前記校正データを伝送する無線通信部をさらに含み、
前記データ収集サーバーは、前記校正データを収集してデータベース化し、前記の収集された校正データを用いて前記モニターの各セットのカラー偏差及び同一な特性を有するかどうかを分析することを特徴とする、請求項1に記載のポータブル医療用モニター校正装置。
【請求項10】
前記モニターの画質校正と関連したメニュー、進行状況及び結果をディスプレイするディスプレイ部をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のポータブル医療用モニター校正装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−5870(P2013−5870A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−139454(P2011−139454)
【出願日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.ZIGBEE
【出願人】(511110669)アドヴァン インターナショナル コーポレーション (4)
【Fターム(参考)】