説明

マイナスイオン発生シート

【課題】電気発熱器の発熱エネルギーを無機ゲルマニウム粉末と、トルマリン粉末とモナザイト粉末入りの合成ゴムを板状に形成し、この合成ゴム板によってマイナスイオンの発生を最大限に引き出すマイナスイオン発生シートを提供する。
【解決手段】マイナスイオン発生シート1は、主体となる合成ゴム2の内部に、ゲルマニウム粉末3と、トルマリン粉末4及びモナザイト粉末5とを混合してシート状に形成したことを特徴としている。また、該イオン発生シートの板状の厚さ寸法を2mm及至5mmの範囲内にしたことを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、合成ゴムに対して、無機ゲルマニウム粉末、トルマリン粉末及びモナザイト粉末を混合してシート状に形成し、これに電気発熱エネルギーを利用してマイナスイオンを発生させ温浴用に使用することを目的としたマイナスイオン発生シートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来この種におけるマイナスイオンを発生させる為には、電気エネルギーの用具又はゲルマニウム原石及び各種の鉱石を使用して、マイナスイオンを発生させ、これを利用している現状である。
また、ラジウム鉱石等を利用してマイナスイオンを発生させて利用しているもの、あるいは、鉱石を温浴に直接利用しているもの等が多々知られている現状である。
更に、マイナスイオンを発生させる技術には、各種の電気熱発生器が利用されているものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記従来で述べている各種の問題点を解決するものである。
即ち、従来の技術で述べた電気熱発生器、各種の原石及びセラミック等を使用するマイナスイオン発生器は、各々加工に使用する手間と、大変に重量があり、且つ加工設備と運搬設置設備に多大の費用と時間を必要とすると云う問題点がある。
また、該セラミックにおいては、形状加工に時間と手間を必要とし、しかも一度形状を決定すると、その後の形状変更が出来ないと云う不便な問題点がある。
【0004】
更に、近年衛生管理面においては、一般的に鉱石の空洞には、雑菌の繁殖する事例が報告されて衛生問題が発生している問題点もある。
そこで、本発明は、以上の問題点を解決したものであって、その主たる目的とする所は、簡易な設備と小型化及び軽量化と、容易に切断が可能となり、且つ加工後の各形状の変更や柔軟性を増加すれば、使用範囲が飛躍的に向上できるものである。
また、本発明は、合成ゴム内に粉末ゲルマニウム、粉末トルマリン及び粉末モナザイトをシート状に加工したもので、鉱石に雑菌が繁殖できる空洞を持たないので、水洗浄のみで衛生管理を簡素に出来るようにした事である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明におけるイオン発生シート本体は、各種の合成ゴムの内部に、粉末無機ゲルマニウムと、粉末トルマリンと、粉末モナザイトとを混合圧延して合成ゴムのイオン発生シートを形成するものである。
また、該イオン発生シート本体の厚さ寸法を2mm及至5mmの範囲内に形容したものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、従来のこの種の電気熱発生器、各種の原石、セラミック等によるマイナスイオン発生器の如く、重量の点を解決でき、且つ形状加工には、手間と時間が係る事がなく、更に、圧延加工後の形状変更が容易に出来る従来にない優れた便利な効果があると共に、一般的の鉱石の空洞に雑菌の繁殖する憂いがない優れた効果もある。そして、イオン発生シートの構成材料を合成ゴムの内部にゲルマニウム粉末、トルマリン粉末及びモナザイト粉末との3種類を混合してシート状に圧延形成したことにより、マイナスイオンを充分達成でき、各粉末の練り合わせて容易に合成ゴムと平均に混合することが出来る効果と、各種の形状及び変形が自由自在に出来ると共に、全体を軽量化に出来る効果もある。また、電気発熱器であるシートヒーターの上部にイオン発生シートを載置するだけで、マイナスイオンを容易に発生でき温浴を充分に達成できる効果もある。
更に、本発明におけるイオン発生シートの厚さ寸法を2mm及至5mmに形成したことにより、他の厚さのものより最もマイナスイオン発生力を生じ、マイナスイオン効果を最大に達成される効果もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
次に、本発明の最良の用法を説明すると、電気発熱器であるシートヒーター等を電源に接続し、該シートヒーターの上面に布等を敷設して該イオン発生シートを載置することによってマイナスイオンを発生させて使用するものである。
【実施例】
【0008】
本発明の実施例を図面について説明すると、図1に示すものは、マイナスイオンのイオン発生シート本体(1)の全体斜面図を示すものであり、図2に示すものは、図1A−A線の断面図を示し、イオン発生シート本体(1)には、各種の合成ゴム(2)の内部に、無機ゲルマニウム粉末(3)と、トルマリン粉末(4)及びモナザイト粉末(5)との3種類の各粉末を混合して該イオン発生シート本体(1)を板状に形成する。
該イオン発生シート本体(1)に適応する厚さ寸法は、2mm及至5mmの範囲内が最良の状態である。
また、該イオン発生シート本体(1)は、マイナスイオンを促進できる形状として、箱型、球体型、ドーム型等の各種の形状として利用するものである。
【0009】
更に、該イオン発生シート本体(1)には、該合成ゴム、該ゲルマニウム粉末、トルマリン粉末及びモナザイト粉末以外に使用する材料としては、加硫助剤、加硫促進剤、充填剤、加硫剤、軟化剤及び顔料等を適宜の条件に応じて増減して注入使用するものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】 本発明のイオン発生シート本体の全体斜面図である。
【図2】 同じく本発明の図1A−A線の縦断側面図である。
【符号の説明】
【0011】
1 イオン発生シート本体
2 合成ゴム
3 ゲルマニウム粉末
4 トルマリン粉末
5 モナザイト粉末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
イオン発生シート本体(1)は、主体となる各種の合成ゴム(2)の内部にゲルマニウム粉末(3)とトルマリン粉末(4)及びモナザイト粉末(5)とを混合圧延してシート状に形成した事を特徴とするマイナスイオン発生シート。
【請求項2】
請求項1におけるイオン発生シート本体(1)の厚さを2mm及至5mmの範囲内に形成した事を特徴とする請求項1のマイナスイオン発生シート。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−473(P2009−473A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−188809(P2007−188809)
【出願日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【出願人】(507118482)株式会社ウエストジャパンユニバーサル (2)
【Fターム(参考)】