説明

マッサージ器

【課題】 人に頼らず自分で肩、背中、首、腰、下肢の各部位を一本のマッサージ器で有効にマッサージできることにある。
【解決手段】 強度あるアルミ製又はステンレス製からなるパイプ1に押圧面が360度利用できる調整式ドーナツ型ゴム2,3を取り付けたことにより肩、背中、首、腰、下肢の部位にあわせた押圧又はローリングマッサージができるようにしている。また、パイプ1の中心線4目盛線5により2個のドーナツ型ゴム2,3は押圧幅を調整する際、左右対称に位置し安定した力でマッサージができるようにしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は人体の肩、首、背中、腰、下肢を効率よくマッサージできる器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の人手によらず自らおこなえる棒状のマッサージ器では肩、首を専門にしたものはあるが背中、肩、首、腰、下肢を総合してできるマッサージ器は見られない。
(例えば、特許文献1参照。)
【特許文献1】特開2003−153982号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のマッサージ器では肩、首の専門部位用は多く見られるが、背中、腰もしくは下肢をマッサージする場合は違う器具を用意しなければならない。本発明は一本のマッサージ器で前記した問題点を解決せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明のマッサージ器のパイプは強度があれば良いが一例としてアルミ製又はステンレス製のパイプに押圧部となる2個のドーナツ型ゴムを装着しパイプの中心から対称に押圧部を揃えることで安定したマッサージができるものである。
【0005】
パイプは使いやすさから、たとえば60cm〜100cmの長さでありパイプの直径も1,5cm〜3,0cmのものである。
【0006】
押圧部であるドーナツ型ゴムは強度があれば良いが一例として強度あるゴム素材を使用し大きさはたとえば直径5,0cm〜10,0cm幅は2,0cm〜4,0cmであり押圧面の形状は角をとり丸みをもたしたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明は前記したように押圧部となるドーナツ型ゴムが脊柱を跨ぎ調整できるので骨にパイプがあたることなく安全に左右のツボを自分の力で押圧又は押圧面を360度利用したローリングマッサージができる。
【0008】
また押圧部分に強度あるゴム素材を使用することで適度に軟らかく安全性に優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明のマッサージ器は図1に示すように強度あるアルミ製又はステンレス製のパイプ1にドーナツ型ゴム2,3を配し自分の手の重み、力で各部位を押圧又はローリングマッサージをする。
【実施例1】
【0010】
以下、本発明に係るマッサージ器の一実施例を図1〜図5で説明する。ドーナツ型ゴム2,3をパイプの中心近くに左右対称で脊柱を跨ぐように配置しパイプ1の両端もしくは中程を握り腕の重み、力で図3の如く肩、首のツボを押圧もしくはローリングマッサージする。また肩はドーナツ型ゴム2,3を調整することにより外側もマッサージできる。
【0011】
腰部、背部はドーナツ型ゴム2,3を調整後パイプ1に中肘にあて前期と同様に腕の重み、力で図4の如くツボを押圧又はローリングマッサージをする。また下肢においても図5の如くパイプ1を手に持ち、ハムスト、下腿三頭筋のマッサージができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】 本発明のマッサージ器を示す正面図である。
【図2】 本発明のマッサージ器のドーナツ型ゴムの断面図である。
【図3】 本発明のマッサージ器で肩をマッサージしている状態を示す説明図である。
【図4】 本発明のマッサージ器で腰、背中をマッサージしている状態を示す説明図である。
【図5】 本発明のマッサージ器で下肢をマッサージしている状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0013】
1 パイプ
2,3 ドーナツ型押圧ゴム
4 中心線
5 目盛線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイプにドーナツ型ゴムを取り付けたことからなる調整式ドーナツ型ゴムによるマッサージ器。
【請求項2】
パイプの中心及び中心から左右に等間隔の目盛線をつけたことで左右調整できるドーナツ型ゴムは左右対称に位置し安定した力配分がとれるマッサージ器。
【請求項3】
パイプの素材がアルミ又はステンレス製である請求項1記載のマッサージ器。
【請求項4】
ドーナツ型ゴムは2個であることを特徴とする請求項1記載するマッサージ器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate