説明

マッサージ器

【課題】マッサージ器の柔軟なスリーブに振動変形を発生する新型の駆動機構を有するマッサージ器を提供する。
【解決手段】実質的に円筒形端末要素1.2と、この端末要素外面を形成し且つ柔軟なゴム材製のスリーブ1.3と、端末要素1.2の長手方向軸GLに関してスリーブ1.3が径方向に外向きと内向きに振動変形するようにこの端末要素1.2上に運動を生じることにより棒状のマッサージ器で、駆動機構2が複数の支持要素4により形成され、少なくとも一個の軸により駆動できるスリーブ1.3を支える複数のベアリングと支持表面を有し、支持要素が互いに長手方向軸GLに沿って隣接した数個の円板形顎要素4、又は長手方向軸GLに沿って並んだ数個のボール要素により形成され、少なくとも1個の軸の少なくとも1つの偏心部分5‘と相互作用して、端末要素1.2の長手方向軸GLに沿って支持要素4ストロークの前進運動を生ずる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は請求項1の序文に記載のマッサージ器に関する。
【背景技術】
【0002】
体腔、例えば膣挿入用のマッサージ器は技術的に周知である(例えばEP0 472 965 A1)。
【0003】
特にドイツ特許102004033932A1には、実質的に円筒形末端要素と、この端末要素外面を形成する柔軟なゴム材製の壁又は外板を含む棒形状のマッサージ器が開示されている。第一実施形態では、マッサージ器はベアリングとスリーブを支える支持表面を有する複数の顎様支持要素とからなる駆動機構を含む。顎様支持要素が動径方向のストローク運動を起こすように数個の偏心部分を含み、支持要素とかみ合う駆動機構で駆動できる軸を備える。顎様支持要素の動径方向のストローク運動により、三個の支持要素がそれぞれ平面に並び、端末要素の長手方向軸に対して外板は端末要素上で径方向に外向きと内向きに振動変形を生じることで、この変形は端末要素の長手方向軸に沿うか、且つ/又は端末要素の周囲方向に、好ましくは位相遅れで起こる。第二実施形態では、外板のベアリングと支持面は数個の軸の偏心部分により形成され、軸は端末要素の長手方向軸の方向に長手方向に向いて延び、同様に駆動機構により駆動できる。
【特許文献1】EP0 472 965 A1
【特許文献2】ドイツ特許102004033932A1
【発明の開示】
【0004】
この発明の目的は、マッサージ器の柔軟なスリーブに振動変形を発生する新型の駆動機構を有するマッサージ器を提供することである。本目的は請求項1に記載のマッサージ器で達成される。
【0005】
この発明に従うマッサージ器の必須特性は、支持要素が数個の円板形顎要素を互いに長手方向軸に沿って隣接するか、又は数個のボール要素を長手方向軸に沿って並べて形成し、少なくとも1つの軸の少なくとも1つの偏心部分と相互作用して、端末要素の長手方向軸に沿って支持要素の前進運動を生ずることである。
【0006】
この発明の好ましい更なる実施形態は、従属請求の範囲の主題である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1、図4及び図7に通常1と指定した棒形マッサージ器は、支持要素1.1、例えば円板形土台要素と、実質的に円筒状の隣接端末要素1.2とからなる。端末要素1.2の外面は、柔軟なゴム材製の壁又はスリーブ1.3で形成される。更に棒形マッサージ器1の長手方向軸GLに沿って伸びる駆動機構2が、端末要素1.2上に振動運動を発生するために備わる。
【0008】
駆動機構2は、図1に示す代表的実施形態では、長手方向軸GL方向に支持要素1.1の片側で突き出た数個のガイド支持要素3、3´、3´´、3´´´を含み、好ましくは(ガイド支持要素)は支持要素1.1と強固に連結する。ガイド支持要素3、3´、3´´、3´´´は、例えば棒形又は棒材形に設計し、マッサージ器1の長手方向軸GL方向に向く。
【0009】
図2と図3に、例えばマッサージ器1の端末要素1.2を通るA−A線に沿った断面を示す。図示実施形態では、好ましくは第1乃至第4のガイド支持要素3、3´、3´´、3´´´は、マッサージ器1の長手方向軸GL上で互いに90度だけ同心的にオフセットするように備えることにより、即ち第1乃至第4のガイド支持要素3、3´、3´´、3´´´の各軸は、それぞれ長手方向軸GLから等距離にある。
【0010】
駆動機構2はガイド支持要素3、3´、3´´、3´´´以外に、マッサージ器1の長手方向軸GLに沿って連続的に並んだ複数の円板形顎要素4を含み、(顎要素)は第1乃至第4のガイド支持要素3、3´、3´´、3´´´上に配置する。顎要素4は、好ましくは平らな円板でそれぞれ同一直径Dを有するように設計する。顎要素4の外面又は端面により支持面が形成され、壁又は柔軟なスリーブ1.3を支える。
【0011】
端末要素1.2に振動運動を起こすために、駆動機構2は更に好ましくはマッサージ器1の長手方向軸GLに沿って延びる軸5を含み、その自由端は端末要素1.2から見て外側を向いて支持要素1.1の開口部に導かれ、その結果端末要素1.2の反対側の支持要素1.1上面から突き出る。軸5は支持要素1.1に回転可能に取り付け、支持要素1.1から端末要素1.2方向に突き出た軸部分は、円板形顎要素4を駆動するために少なくとも1つの偏心部分5´を含み、駆動目的のために長手方向軸GL上か、又は長手方向軸GLに平行に延びた軸上で、図面に示さない駆動ユニットにより回転運動を生じる。
【0012】
各円板形顎要素4は、ガイド支持要素3、3´、3´´、3´´´を保持するためにガイド穴中心に同心状に並べた数個のガイド穴6、6´、6´´、6´´´を含み、即ち長手方向軸GLに関して静止したガイド支持要素3、3´、3´´、3´´´は顎要素4のガイド穴6、6´、6´´、6´´´を通って延び、後者の内面に導かれる。更に各円板形顎要素4の中心を囲む駆動穴7が軸5を保持するように備わる。それ故各顎要素4は、長手方向軸GL上で、隣接顎要素4´、4´´とはほぼ独立に径方向に、即ちマッサージ器1の長手方向軸GLに垂直に延びる面内で運動できる。ガイド穴6、6´、6´´、6´´´と駆動穴7は、発生したいマッサージ運動により異なる断面形状を持てる。例えば細長いか、楕円か、又は丸くても良い。
【0013】
図2に第1乃至第4の細長いガイド穴6、6´、6´´、6´´´と、細長い楕円形の駆動穴7を有する代表的実施形態を示し、図3に第1乃至第4番の円形ガイド穴6、6´、6´´、6´´´と、円形駆動穴7を有する代表的実施形態を示す。一方ではガイド穴6、6´、6´´、6´´´又は駆動穴7の内面と、他方ではガイド支持要素3、3´、3´´、3´´´又は軸5の直径及び/又は外形により、各顎要素4の運動方向又は運動半径を、軸5の回転角によりマッサージ器1の長手方向軸GLに垂直に延びる面内に規定する制御曲線が生ずる。
【0014】
軸5は異なる偏心部分5´を含み、例えば図10(a)、図10(b)又は図11(a)、図11(b)に示す。図10(a)、図10(b)に従う実施形態では、軸5は長手方向の各軸中心線WL周りのらせん形方向に従う。図11(a)、図11(b)に示す軸5は、長手方向の軸中心線WL周りに振動する形でE面内に少なくとも1つ以上の偏心部分5´を有する。駆動機構2全長に分布する軸5の振動数を変えるか、又は、らせんの傾斜を変えることにより、端末要素1.2の振動運動の振動数を少なくとも部分的に調整できる。
【0015】
ガイド穴6、6´、6´´、6´´´又は駆動穴7内面と相互作用する軸5のデザインにより、マッサージ器1の長手方向軸GLに垂直に延びる面内で各顎要素4の移動が起こり、その結果マッサージ器1の端末要素1.2に関して長手方向軸GLに沿う顎要素4ストロークの前進運動を生じる、即ち顎要素4は軸5の各方向に従う。顎要素4のストローク運動により、端末要素1.2の長手方向軸GLに関してスリーブ6の外向きと内向きの振動変形を生ずる。
【0016】
図4乃至図6に従う代替え実施形態では、ガイド支持要素3、3´、3´´、3´´´の代わりに数個の軸5.1−5.6が備わり、その長手方向の軸中心線WLは、それぞれマッサージ器1の長手方向軸GLに平行で等距離に並ぶ。軸5.1−5.6は支持要素1.1に回転可能に取り付け、図4乃至図6に示さない駆動ユニットを用いて好ましくは同期駆動できる。図4乃至図6で備わる軸5.1−5.6のそれぞれは、らせん形偏心部分5´を含み、端末要素1.2に向かって支持要素1.1から延びる。このらせん形軸形状を図10に、即ち第一側面図(a)と90度回転後の第二側面図(b)に示す。
【0017】
図4、図5及び図6に、らせん形方向を有し複数のボール要素8を保持できる第1乃至第6軸5.1−5.6を示す。ボール要素8はそれぞれガイド穴9を有し、各軸5.1−5.6がその穴を通り、即ちボール要素8はらせんになった第1乃至第6軸5.1−5.6の偏心部分5´上に連続に並び、その結果らせん形の軸5.1−5.6を再現する柔軟なスリーブ1.3で支える複数の支持面を形成する。
【0018】
従ってボール要素8外面と相互作用する柔軟なスリーブ1.3は、例えば六角形断面を有する多角形を形成し(図5及び図6)、その外周は各ボール要素8からマッサージ器1の長手方向軸GL迄の距離に依存する。第1乃至第6軸5.1−5.6の回転角により、柔軟なスリーブ1.3はそれを支えるボール要素8を用いて膨張又は収縮し、棒形マッサージ器1の直径を周期的に膨張又は収縮させ、長手方向軸GLに沿って振動ストロークの前進運動を生じる。
【0019】
図5と図6に図4に示すマッサージ器1の端末要素1.2を通るA−A線とB−B線に沿う断面を示し、図5では第1乃至第6軸5.1−5.6又はボール要素8を用いて柔軟なスリーブ1.3が実現可能な最大の膨張を示し、図6には完全に収縮した柔軟なスリーブ1.3を示す。好ましくは軸5.1−5.6を同期的に回転して、軸5.1−5.6上に位置するボール要素8を長手方向軸GLに垂直に延びる面内に、即ち外側から内側に且つその逆に交互に運動する。
【0020】
好ましい実施形態では、軸5.1−5.6の偏心部分5´は、マッサージ器1操作時に端末要素1.2上の異なる場所で柔軟なスリーブ1.3の最大膨張と最小膨張の両者がほぼ同時に可能なように並べる。
【0021】
しかし代わりに軸5.1−5.6の偏心部分5´は、又同方向を向くことができる、即ち軸5.1−5.6のらせん形偏心部分5´が互いに平行に延びる。これにより一定直径Dを有する柔軟なスリーブ1.3が全体でらせん形の運動を生ずる。
【0022】
図7に従うマッサージ器1の更なる代替え実施形態では、駆動機構2は好ましくは円断面を有する長手方向軸GLに沿って延びる厚肉管要素10からなる。棒状管要素10は軸5を保持するために好ましくは円筒形中空空間11を形成し、(中空空間)は支持要素1.1により閉じる。支持要素1.1と反対側の棒状管要素10の自由端は、開放又は同様に閉じるかのいずれでも良い。
【0023】
軸5はドリル様形状を有し、同様に支持要素1.1に回転可能に取り付ける。軸5の縁に偏心部分5´を形成し、マッサージ器1の長手方向軸GL周りに、即ち円筒形中空空間11内に延びるらせん形の線を形成する。軸5は非円形断面、例えば三角形断面を有し、軸中心線WL又はマッサージ器1の長手方向軸GLに沿ってねじれることにより、該断面の先端又は端点は軸中心線WL周りのらせん形の線上にある。
【0024】
更に管要素10の外壁は数個のガイド穴13を含み、マッサージ器1の長手方向軸GLに沿って分布し、例えば数個のガイド穴13のそれぞれが長手方向軸GLに垂直に延びる面内に備わる。ガイド穴13は偏心部分5´の内の少なくとも1つを支える好ましくは固いボール要素12を保持し、導くように備わる。従ってボール要素12は厚肉管要素10を囲む柔軟なスリーブ1.3とドリル様の軸部分5´と相互作用する。ボール要素12は偏心部分5´外面を支え、管要素10の各ガイド穴13を通して柔軟なスリーブ1.3により偏心部分5´外面に押し付けられる。
【0025】
図8と図9に軸部分5´により生じる柔軟なスリーブ1.3の二つの逆転時点でのストローク運動を示す。本実施形態では三個のボール要素12が互いに120度オフセットし、それぞれマッサージ器1の長手方向軸GLに垂直に延びる面内に並ぶ。この数個のボール配列が長手方向軸GLに沿って隣接する。
【0026】
図8ではボール要素12は長手方向軸GLから最大距離に達し、管要素10外面を越えて突きでるがまだ柔軟なスリーブ1.3により一部をガイド穴13内に押し付ける。図9にボール要素12が管要素10又はその中空空間11内に完全に保持されことにより、柔軟なスリーブ1.3が管要素10外面上に直接支えられる状態を示す。
【0027】
図8に示す外側位置から図9に示す内側位置に変化するか、その逆により端末要素1.2上の柔軟なスリーブ1.3の振動運動を起こし、軸5のドリル様形状によりマッサージ器1の長手方向軸GLに沿って前進する。従ってボール要素12のストローク運動の位相は、軸5の現在回転位置により長手方向GLに、即ち内側位置から外側位置及び中間位置に変化する。
【0028】
ガイド穴13の直径はボール要素12の直径に合わす。好ましい実施形態では、ガイド穴13は中空空間10から外側にやや円錐状に延び、その結果ガイド穴13の外側半径は各ガイド穴13の内側半径より小さい。これによりボール要素12がガイド穴13から出てくるのを防ぐ。
【0029】
ドリル様形状を有する一個の軸5の代わりに、図7、図8及び図9に従うマッサージ器では数個のらせん形の軸5.1−5.3が、マッサージ器1の長手方向軸GLに同心的に備えられ、例えば図10(a)と図10(b)に示すように三個のらせん形軸5.1−5.3を並べ、同期駆動してドリル様形状の軸5の使用に匹敵するストローク運動を得る。
【0030】
この発明を代表的実施形態に基づいて上に説明した。多数の修正と変形がこの発明に基づく潜在的な創意を放棄することなしに可能なことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図面を参照して典型的実施形態に基づいて以下にこの発明をより詳細に説明する。
【図1】この発明に従うマッサージ器の長手方向部分の一部の側面図。
【図2】図1のA−A線に対応する代表部分。
【図3】図1のA−A線に対応する代表部分。
【図4】図1と類似の描写でのこの発明の更なる代表的実施形態。
【図5】図4のA−A線に対応する部分。
【図6】図4のB−B線に対応する部分。
【図7】この発明に従うマッサージ器の代表的実施形態の更なる変形物の側面図。
【図8】図7のA−A線に対応する代表部分。
【図9】図7のB−B線に対応する代表部分。
【図10a】第一実施形態の軸の二つの代表的側面図の一つ。
【図10b】第一実施形態の軸の二つの代表的側面図の一つ。
【図11a】第二実施形態の軸の二つの代表的側面図の一つ。
【図11b】第二実施形態の軸の二つの代表的側面図の一つ。
【符号の説明】
【0032】
1 マッサージ器
1.1 支持要素
1.2 端末要素
1.3 スリーブ又は壁
2 駆動機構
3、3´、3´´、3´´´ガイド支持要素
4 円板形顎要素
5 軸
5´ 偏心部分
5.1−5.6 第1乃至第6軸
6、6´、6´´、6´´´ガイド穴
7 駆動穴
8 ボール要素
9 ガイド穴
10 管要素
11 円筒形中空空間
12 ボール要素
13 ガイド穴
WL 軸中心線
D 直径
GL 長手方向軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マッサージ器であって、実質的に円筒形端末要素1.2と、この端末要素外面を形成し且つ柔軟なゴム材製のスリーブ1.3と、端末要素1.2の長手方向軸GLに関してスリーブ1.3が径方向に外向きと内向きに振動変形するようにこの端末要素1.2上に運動を生じることにより、即ちこの変形が端末要素1.2の長手方向軸GLに沿い、及び/又は端末要素1.2の円周方向に起こるための駆動機構2を有する棒状のマッサージ器で、駆動機構2が複数の支持要素4,8、12により形成され、少なくとも一個の軸5,5.1−5.6により駆動できるスリーブ1.3を支える複数のベアリングと支持表面を有し、支持要素が互いに長手方向軸GLに沿って隣接した数個の円板形顎要素4、又は長手方向軸GLに沿って並んだ数個のボール要素8,12により形成され、少なくとも1個の軸5,5.1−5.6の少なくとも1つの偏心部分5´と相互作用して、端末要素1.2の長手方向軸GLに沿って支持要素4,8,12ストロークの前進運動を生ずることを特徴とするマッサージ器。
【請求項2】
円板形顎要素4又はボール要素8、12がそれぞれ同一直径Dを有することを特徴とする請求項1に記載のマッサージ器。
【請求項3】
一個の顎要素4が少なくとも一個の駆動穴7を有し、ボール要素8、12が軸5を保持するためにそれぞれ少なくとも一個のガイド穴9を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマッサージ器。
【請求項4】
数個のボール要素8,12がそれぞれ端末要素1.2の長手方向軸GLに垂直な一つの共通平面に並び、一群のボール要素8,12を形成し、少なくとも一つの偏心部分5´と相互作用して端末要素1.2の長手方向軸GLに沿って一群のボール要素8,12に動径方向ストロークの前進運動を生ずることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のマッサージ器。
【請求項5】
この複数の群が端末要素1.2の長手方向軸GLに沿って連続的に備わることを特徴とする請求項4に記載のマッサージ器。
【請求項6】
少なくとも1つの偏心部分5´が、少なくとも一個の軸5,5.1−5.6長さの一部上にマッサージ器1の長手方向軸GLに平行、又はほぼ平行に延びることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のマッサージ器。
【請求項7】
少なくとも1つの偏心部分5´が、少なくとも一個の軸5,5.1−5.6長さの一部上にマッサージ器1の長手方向軸GLと角度をもって延びることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のマッサージ器。
【請求項8】
少なくとも1つの偏心部分5´が、少なくとも長さの一部上でマッサージ器1の長手方向軸GLに沿ってねじれることにより長手方向軸GL周りにらせん形の線上に延びることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のマッサージ器。
【請求項9】
少なくとも1つ偏心部分5´が少なくとも一個の軸5の一端で形成されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載のマッサージ器。
【請求項10】
少なくとも1つ偏心部分が、少なくともボール要素12と相互作用する軸5部分上に非円形断面、例えば多角形又は実質的に多角形断面、例えば三角形又は長方形断面を有する少なくとも一個の軸により形成されることを特徴とする請求項9に記載のマッサージ器。
【請求項11】
円板形顎要素4又はボール要素12と相互作用する単一軸5により特徴付けられる請求項1から10のいずれか一つに記載のマッサージ器。
【請求項12】
ボール要素8と相互作用する複数の軸5.1−5.6により特徴付けられる請求項1から11のいずれか一つに記載のマッサージ器。
【請求項13】
各円板形顎要素4が長手方向軸GLに平行に並んだガイド支持要素3,3´、3´´、3´´´を保持するためにその中心に同心的に並んだ数個のガイド穴6,6´、6´´、6´´´を含み、顎要素4がガイド穴6,6´、6´´、6´´´内面を通して導くことを特徴とする請求項1から12のいずれか一つに記載のマッサージ器。
【請求項14】
ガイド穴6,6´、6´´、6´´´内面と相互作用する軸5を回転して、マッサージ器1の長手方向軸GLに垂直に延びる面内に各顎要素4の移動が生じることを特徴とする請求項13に記載のマッサージ器。
【請求項15】
数個の軸5.1−5.6で、その長手方向の軸中心線WLがマッサージ器1の長手方向軸GLと平行に並び、好ましくは互いに同期駆動できるように備わることを特徴とする請求項1から14のいずれか一つに記載のマッサージ器。
【請求項16】
駆動機構2が長手方向軸GLに沿って延びる好ましくは円形断面を有する厚肉管要素10を含み、(管要素)が少なくとも一個の軸5を保持するように好ましくは円筒形中空空間11を形成することを特徴とする請求項1から15のいずれか一つに記載のマッサージ器。
【請求項17】
管要素10が数個のガイド穴13を含み、その穴が好ましくは固いボール要素12を保持し導くためにマッサージ器1の長手方向軸GLに沿って分布し、数個のこのガイド穴13が好ましくは長手方向軸GLに垂直に延びる面内に備わることを特徴とする請求項16に記載のマッサージ器。
【請求項18】
ボール要素12が厚肉管要素10を囲む柔軟なスリーブ1.3と、少なくとも1つの偏心部分5´と相互作用することを特徴とする請求項16又は請求項17に記載のマッサージ器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10a】
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【図10b】
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【図11a】
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【図11b】
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【公開番号】特開2009−61268(P2009−61268A)
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−213876(P2008−213876)
【出願日】平成20年8月22日(2008.8.22)
【出願人】(508256617)
【Fターム(参考)】