説明

マルチローブ型ロックボルト

ヘッド部分(102)と、このヘッド部分(102)から延びたシャフト(104)とを備えるロックボルト(100,200)である。シャフト(104)は、ネジ付きでマルチローブ型プロフィールを持つ部分を少なくとも有する。カラー(120)は、マルチローブ型ネジ付き部分(104)上にスエージ加工可能であり、ローブ(114)は、その後にカラー(120)が振動してネジ部から緩むことがないようにする。マルチローブ型プロフィールを持つセクションもネジ付きであるという事実は、カラー(120)(又は通常のネジ付きナット)が選択的に回転可能に取り外され、そしてロックボルト(100,200)上に再設置され得るようにする。スエージ加工前に、カラー(120)は初め、円筒孔(130)、又はロックボルト(100,200)のマルチローブ型部分のプロフィールに概ね対応していることが好ましい多面孔(130)を有することがある。ロックボルト(100,200)は、脆いピンテール(106,202)を有することもある。この場合、マルチローブ型ネジ付き部分は、ボルトのヘッド部分と脆いピンテールとの間に配設される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願(優先権主張)]
この出願は、2004年8月30日に出願された米国仮出願第60/605,704号及び2005年6月7日に出願された米国特許出願第11/146,678号の利益を主張する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、一般的にロックボルトに関し、特にボルト上にスエージ加工されたカラーに相対して設置されるように構成されたマルチローブ型ロックボルトに関する。
【0003】
いくつかの従来のロックボルトは脆いピンテールを有するが、他のロックボルトはそうではない。図1に示すように、脆いピンテール12を有する典型的なロックボルト10は、ヘッド14と、ネジ付きシャフト16と、環状リブ18を持つ脆いピンテール12とを有し、ヘッド14は、ボルト10の一端20に位置し、脆いピンテール12は、ボルト10の他端22に位置し、そしてネジ付きシャフト部分16は、ヘッド14と脆いピンテール12との間に位置する。図1に示すように、最初に脆いピンテール12及びネジ付きシャフト16は、2以上のワークピース28,30に設けられた開口24,26を通して挿入され、そしてカラー32は、ボルト10上にスライドされ、ネジ付きシャフト16付近に位置決めされる。それから、図2に示すように、設置工具40がカラー32及び脆いピンテール12に係合される。具体的には、図3に示すように、設置工具40のジョー41がピンテール12を把持して、(矢印42によって表されるように)引っ張る。このとき、設置工具40のアンビル43は、カラー32を(矢印44によって表されるように)押し下げて、カラー32がボルト10上にスエージ加工されるようにする。このスエージ加工によって、カラー32は変形して、ボルト10のネジ付きシャフト16を概ね把持する。カラー32がスエージ加工されると、ピンテール12は、それが図4に示すように破壊されるまで、継続して引っ張られて、ワークピース28,30に設置され且つカラー32によって固定されたボルト10を残す。ロックボルトが脆いピンテールを有しないタイプとして与えられる場合も同様に、カラーがスエージ加工されるときに、ボルトのネジ付き部分は把持され、引っ張られる。そして、カラーが十分にスエージ加工されると、ボルトは解放され、ネジ部を無傷のまま残す。
【0004】
そのようなロックボルトを設置するためのそのようなロックボルト及び工具は、この技術分野では一般的に知られている。例えば、脆いピンテールを持つロックボルトを設置するための典型的な工具は、米国特許第2,114,493号に開示されている。この工具は、カラーをスエージ加工するためのアンビルと、ピンテールを把持して引っ張るためのジョーとを有する。
【0005】
いくつかの従来技術のロックボルトのネジ、例えば図1〜4に示されているネジは、螺旋状である。ロックボルトが脆いピンテールを有するか否かに関係なく、螺旋状ネジは、ロックボルトが設置される(即ち、カラーがボルト上にスエージ加工される)と、カラーを回転してロックボルトから外し、その後ロックボルト上に螺合しなおす(か、新しいナットをロックボルト上に螺合する)ことができるようにする。標準的な螺旋状ネジを有するロックボルトを与えることに関連した問題は、カラーがロックボルト上にスエージ加工されると、振動して緩み易くなることである。
【0006】
米国特許第2,531,048号は、この問題を解決しようとするロックボルトを開示している。このロックボルトは、標準的な螺旋状ネジを有する代わりに、環状リブを有する。螺旋状ではなく環状であることにより、カラーがリブ上にスエージ加工されると、カラーは振動で緩みにくくなる。しかしながら、このロックボルトは、新たな欠点を呈する。即ち、カラーがリブ上にスエージ加工されると、カラーは、回転してロックボルトから外されるのではなく、破壊してリブから外さなければならない。そのように、カラーは、リブから取り外し、そして回転してその上に戻すことができない。事実、リブが環状であることにより、新しいカラーでさえもロックボルト上に螺合させることができない。この代わりに、スエージ加工プロセスは、ロックボルトを再固定するために繰り返されなければならない。
【0007】
[目的及び要約]
本発明の実施形態の1つの目的は、設置後にカラーが振動して緩まないようにし、更にカラーが選択的に回転可能に取り外され、そしてロックボルト上に再設置され得るようにするロックボルトを提供することにある。
【0008】
簡単に、そして前述の目的に少なくとも1つに従って、本発明の実施形態は、ロックボルトを提供する。このロックボルトは、ヘッド部分と、このヘッド部分から延びたシャフトとを備える。シャフトは、ネジ付きでマルチローブ型プロフィールを持つ部分を少なくとも有する。カラーは、マルチローブ型ネジ付き部分上にスエージ加工可能であり、ローブ又は高い点は、その後にカラーが振動してネジ部から緩むことがないようにする。マルチローブ型プロフィールを持つセクションもネジ付きであるという事実は、カラーが選択的に回転可能に取り外され、そしてロックボルト上に再設置され得るようにする(か、スエージ加工されたカラーが取り外されると、通常のネジ付きナットがロックボルト上に設置され得るようにする)。スエージ加工前に、カラーは初め、円筒孔、又はロックボルトのマルチローブ型部分のプロフィールに概ね対応していることが好ましい多面孔を有することがある。ロックボルトは、脆いピンテールを有することもある。この場合、マルチローブ型ネジ付き部分は、ボルトのヘッド部分と脆いピンテールとの間に配設される。脆いピンテールは、環状リブを有するように設けることができる。その代わりに、脆いピンテールは、ロックボルトのマルチローブ型ネジ付き部分と同じネジ部を有するように設けることができる。
【0009】
この発明の構成及び動作の組織及び手法は、その更なる目的及び利点と共に、添付図面に関連してなされる以下の説明を参照することによって、最も良く理解される。図面では、同様の参照符号は、同様の要素を識別している。
【0010】
[説明]
本発明は異なる形の実施形態に受け入れ可能であるが、その実施形態が図面に示され、ここで詳細に説明される。本説明は、発明の原理の例示として考えられるべきものであって、発明をここに図示され説明されたものに限定することを意図されたものではない、と理解されるべきである。
【0011】
図5〜7は、本発明の実施形態に係るロックボルト100描いている。このロックボルト100は、図1〜4に示された従来技術のロックボルト10と同様であって、ロックボルト100は、ヘッド102と、ネジ付きシャフト104と、環状リブ108を持つ脆いピンテール106とを有し、ヘッド102は、ボルト100の一端110に位置し、脆いピンテール106は、ボルト100の他端112に位置し、そしてネジ付きシャフト部分104は、ヘッド102と脆いピンテール106との間に位置する。図5〜7に示されたロックボルト100と図1〜4に示された従来技術のロックボルト10との違いは、図5〜7に示されたロックボルト100のネジ付きシャフト104は、単に螺旋状にネジ付けされているのではなく、マルチローブ型又は多面のネジ付き部分を有する、という事実にある。このことは、ネジが、図8〜10に示すように、高い点114と、低い点116とを有することを意味する。
【0012】
例えば、ネジ部は、(例えば図8〜10に示されているように)5つのローブ又は高い点を持つように与えられる。これは、例えば米国特許第3,875,780号及び第3,935,785号(これらの双方は完全に参照によりここに組み入れられる)に開示されているようなHP−5ネジである。その代わりに、ネジ部分は、5より多いか少ない数のローブを持つように与えられる。例えば、ネジ付き部は、クワドローブ型(即ち、4つの高い点を持つ)か、トライローブ型(即ち、3つの高い点を持つ)か、楕円型(即ち、2つの高い点を持つ)等の形で与えられる。
【0013】
にもかかわらず、ロックボルト100のネジ付き部分104がマルチローブ型であって、高い点と低い点を持つという事実は、カラー120が、ロックボルト10上にスエージ加工されると、振動して脱落しないようにする。これは、振動単独では、スエージ加工されたカラー120の低い点122(図10参照)を、ロックボルト100のマルチローブ型部分104の高い点114を超えて移動させるには、十分でないからである。同時に、ネジ付き部分104が実際にネジ付きでマルチローブ型であるという事実は、必要であれば、カラー120に対して十分なトルクを与える工具を使用して、カラー120を意図的に回転してロックボルト100から取り外すことを可能にする。
【0014】
図5〜7は、ロックボルト100の設置を描いている。この設置プロセスは、図1〜4に示されたロックボルト10を設置することに使用された設置プロセスと全く同様である。図5〜7に示されたロックボルト100を設置するために、テクストロン・ファスニング・システムの水力−電子式パワーツールT30型73412−02000と、テクストロン・ファスニング・システムのハイドラパック(HydraPac)液圧式パワーユニットHP21型73401−02000、HP41型73400−02000又はHP51型73404−02000が使用できる。この代わりに、いくつかの他の適切な設置工具が使用できる。
【0015】
最初に、脆いピンテール106及びネジ付きシャフト104は、2以上のワークピース28,30に設けられた開口24,26を通して挿入され、そしてカラー120は、ボルト100上に、ネジ付きシャフト104に近接して配置される。図8に示すように、カラー120は、最初にマルチローブ型又は多面の透孔130を有するように設けることができる。カラー120は、ロックボルト100のマルチローブ型部分104のプロフィールに対応したプロフィールを持つ透孔130を有するように設けられることが好ましい。換言すれば、ロックボルト100のマルチローブ型部分104が5つのローブ又は高い点を持つ場合(HP−5ネジのように)、カラー120は、同様に5つの高い点131を持つ透孔130を有するように設けられることが好ましい。カラー120がロックボルト100のマルチローブ型部分104のプロフィールに対応したプロフィールを持つ透孔130を有するように設けられるという事実は、スエージ加工中のカラー120の均一な変形を与える。
【0016】
加えて、カラー120がロックボルト100のマルチローブ型部分104のプロフィールに対応したプロフィールを持つ透孔130を有するように設けられるという事実は、カラー120が設置に関して手助けできるようにする。具体的に、カラーは、ボルト上に配置され、そして僅かに回転される。この場合、締まりばめが部分104とカラーの透孔130との間に存在する。それから、設置ツールがピンテール106とカラー120に係合され、スエージ加工操作が行われる。この代わりに、カラー120は、図9に示すように、最初に円筒形や他の形状の透孔130を持つように設けられる。
【0017】
にもかかわらず、設置ツール140は、図5に示すように、カラー120と脆いピンテール106に係合される。具体的に、図6に示すように、設置ツール140のジョー142は、ピンテール106を把持して、引っ張る。このとき、設置工具140のアンビル144は、カラー120を押し下げて、カラー120がボルト100上にスエージ加工されるようにする。このスエージ加工によって、カラー120は変形して、ボルト100のマルチローブ型ネジ付き部分104に概ね組み付く(図10は、ロックボルト100のマルチローブ型部分104上にスエージ加工されたカラー120の(断面図と同様の)図を与えている)。
【0018】
設置工具140は、カラー120の一部分150だけをネジ付き部分104上にスエージ加工することが好ましい(図6参照)。この場合、残りの部分152はスエージ加工されないまま残る。これは、アセンブリの組立及び製造を容易にするためである。カラー120のスエージ加工されていない部分152は、6角輪郭表面154を有することが好ましい。この場合、標準6角工具を使用して、後にカラー120を取り外すことができる。カラー120がスエージ加工されると、ピンテール106は、図7に示すように、それが壊れるまで、継続して引かれて、ワークピース28,30内に設置され且つカラー120によって固定されたボルト100を残す。ロックボルトが脆いピンテールを有しないタイプとして与えられる場合も同様に、カラーがスエージ加工されるときに、ボルトのネジ付き部分は把持され、引っ張られる。そして、カラーが十分にスエージ加工されると、ボルトは解放される。
【0019】
カラー120がロックボルト上にスエージ加工され、且つロックボルト100が完全に設置され、カラー120によって固定されると、カラー120は、ネジ付き部分104のマルチローブ型プロフィールによって、振動して脱落することがないようになる。具体的に、振動単独は、図10に示すように、カラー120の低い点122がロックボルト100のマルチローブ型部分104の高い点114を乗り越えることができるようにはしない。換言すれば、部分104のマルチローブ型プロフィールは、振動に応答した回転に抵抗しようとする所定量の有力トルクを与える。同時に、十分なトルクを与える工具を使用することによって(例えば、表面154に対しトルクを与える6面工具を使用することによって)、カラー120を意図的に単に取り外すことができる。この場合、カラー120の低い点122は、ロックボルト100のマルチローブ型部分104の高い点114を乗り越える。
【0020】
カラー120がロックボルト100上にスエージ加工されると、カラー120の意図的な取り外し(即ち、工具を使用したカラー120の回転)は、カラーの透孔130内にネジが形成されるようにする。カラー120内に形成されたネジ部は、カラー120が意図的にロックボルト100のネジ付き部分104から取り外された後に、容易にカラー120を回転してその上に戻すことができるようにする。カラー120を回転してロックボルト100上に戻した後は、次の点が期待される。即ち、ロックボルトのネジ付き部分104がマルチローブ型であるという事実は、ロックボルト100のネジ付き部分104が標準螺旋ネジによって螺旋状にネジ付けされるように設けられる場合のように、つまり従来技術(即ち、図1〜4に示されたロックボルト10)で設けられているように、カラー120が振動して脱落してしまうことがないようにする、という点である。換言すれば、部分104が標準螺旋ネジを有する場合に与えられるものを超えて存在する所定量の有力トルクがあるということである。
【0021】
6角工具でのカラー120の取り外しを容易にするために、カラー120には初めから6角表面154が設けられていることが好ましいと上述したが、カラー120はまたそのような表面なしに設けることができる。そのような表面は、スエージ加工操作中に、設置工具140のアンビル144によってカラー120に形成され得る。
【0022】
図11は、本発明の代替実施形態に係るロックボルト200を描いている。このロックボルト200は、図5〜7に示されたロックボルト100と良く似ている。唯一の違いは、脆いピンテール202が環状リブを有せずに、ロックボルト200(又はロックボルト100)のマルチローブ型部分104と同様のマルチローブ型ネジ付きプロフィールを与える点である。このようにして、最終的にカラーを受け入れるロックボルトの部分104と、ピンテール部分202の双方が、同じネジ形成プロセスを使用して、同時にネジ切りされ得る。その代わりに、ピンテールは、螺旋状の非ローブ型ネジを持つように設けることができる。
【0023】
本発明の実施形態が図示され説明されてきたが、当業者は開示の精神及び範囲を逸脱することなしに、本発明の種々の変形を工夫することが想像される。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】ヘッドと、螺旋状のネジ付きシャフト部分と、脆いピンテールとを有する従来技術のロックボルトを描き、螺旋状のネジ付きシャフト部分付近に位置決めされたスエージ加工前のカラーを示している。
【図2】図1に示されたロックボルトの設置を描いている。
【図3】図1に示されたロックボルトの設置を描いている。
【図4】図1に示されたロックボルトの設置を描いている。
【図5】本発明の実施形態に係るロックボルトの設置を描いている。
【図6】本発明の実施形態に係るロックボルトの設置を描いている。
【図7】本発明の実施形態に係るロックボルトの設置を描いている。
【図8】スエージ加工前のロックボルトとカラーの(断面図と同様の)図を与えている。この場合、カラーは、多面孔を有するものとして与えられている。
【図9】図8と同様であるが、カラーが円筒孔を有するものとして与えられた状況を示している。
【図10】スエージ加工後のロックボルトとカラーの(断面図と同様の)図を与えている。
【図11】本発明の代替実施形態に係るロックボルトの斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッド部分と、このヘッド部分から延びたシャフトとを備え、このシャフトは、ネジ付きでマルチローブ型断面プロフィールを持つ部分を少なくとも有することを特徴とするロックボルト。
【請求項2】
シャフトのネジ付きでマルチローブ型断面プロフィールを持つ部分は、複数の高い点を有する請求項1に記載のロックボルト。
【請求項3】
シャフトのネジ付きでマルチローブ型断面プロフィールを持つ部分は、5つの高い点を有する請求項1に記載のロックボルト。
【請求項4】
脆いピンテールを更に備え、シャフトのネジ付きでマルチローブ型断面プロフィールを持つ部分は、ヘッド部分と脆いピンテールとの間に配設される請求項1に記載のロックボルト。
【請求項5】
脆いピンテールは、環状リブを有する請求項1に記載のロックボルト。
【請求項6】
脆いピンテールは、シャフトのネジ付きでマルチローブ型断面プロフィールを持つ部分と同じネジ部を有する請求項1に記載のロックボルト。
【請求項7】
ロックボルトは、カラーが、シャフトのネジ付きでマルチローブ型断面プロフィールを持つ部分の上にスエージ加工可能であるように構成され、そしてシャフト上の高い点は、その後にカラーが振動してシャフトから緩むことがないようにする請求項1に記載のロックボルト。
【請求項8】
シャフトのネジ付き部分は、カラーが選択的に回転可能に取り外され、そしてロックボルト上に再設置され得るように構成されている請求項7に記載のロックボルト。
【請求項9】
シャフトのネジ付き部分は、スエージ加工されたカラーがシャフトから取り外されると、ネジ付きナットがロックボルト上に設置可能となるように構成されている請求項7に記載のロックボルト。
【請求項10】
ロックボルトシステムであって、ロックボルトと、カラーとを備え、ロックボルトは、ヘッド部分と、このヘッド部分から延びたシャフトと有し、シャフトは、ネジ付きでマルチローブ型断面プロフィールを持つ部分を少なくとも有し、カラーは、ロックボルトのシャフトのネジ付きでマルチローブ型断面プロフィールを持つ部分の上にスエージ加工可能であることを特徴とするロックボルトシステム。
【請求項11】
シャフトのネジ付きでマルチローブ型断面プロフィールを持つ部分は、複数の高い点を有する請求項10に記載のロックボルトシステム。
【請求項12】
シャフトのネジ付きでマルチローブ型断面プロフィールを持つ部分は、5つの高い点を有する請求項10に記載のロックボルトシステム。
【請求項13】
脆いピンテールを更に備え、シャフトのネジ付きでマルチローブ型断面プロフィールを持つ部分は、ヘッド部分と脆いピンテールとの間に配設される請求項10に記載のロックボルトシステム。
【請求項14】
脆いピンテールは、環状リブを有する請求項10に記載のロックボルトシステム。
【請求項15】
脆いピンテールは、シャフトのネジ付きでマルチローブ型断面プロフィールを持つ部分と同じネジ部を有する請求項10に記載のロックボルトシステム。
【請求項16】
シャフトのネジ付き部分は、カラーが選択的に回転可能に取り外され、そしてロックボルト上に再設置され得るように構成されている請求項10に記載のロックボルトシステム。
【請求項17】
シャフトのネジ付き部分は、スエージ加工されたカラーがシャフトから取り外されると、ネジ付きナットがロックボルト上に設置可能となるように構成されている請求項10に記載のロックボルトシステム。
【請求項18】
カラーは、円筒形の透孔を有する請求項10に記載のロックボルトシステム。
【請求項19】
カラーは、シャフトのネジ付きでマルチローブ型断面プロフィールを持つ部分に対応した多面の透孔を有する請求項10に記載のロックボルトシステム。
【請求項20】
ロックボルトのシャフトと、カラーは、カラーの透孔の一部分だけがロックボルト上にスエージ加工されるように構成されている請求項10に記載のロックボルトシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2008−518125(P2008−518125A)
【公表日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−529835(P2007−529835)
【出願日】平成17年6月14日(2005.6.14)
【国際出願番号】PCT/US2005/021028
【国際公開番号】WO2006/025911
【国際公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(507065795)アキュメント インテレクチュアル プロパティーズ エルエルシー (11)