説明

マンホール用手摺

【課題】作業員がマンホールに出入りする場合に、極めて簡単にマンホール用手摺を装着して、このマンホール用手摺を介して作業員が安全を確保しながらマンホールに出入りすることができ、しかも、このマンホール用手摺を利用して、資材等の荷降ろしも簡単に行うことができるマンホール用手摺を提供する。
【解決手段】本発明に係るマンホール用手摺は、マンホール10の内壁11に着脱自在または固定的に取り付けられた手摺取付金具12と、前記手摺取付金具12に取り付けられた手摺本体1とからなり、前記手摺本体1は、前記手摺取付金具12に挿入される差込部2と、前記差込部2より延設された水平部3と、前記水平部3より上方に延設された手摺部4により形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業員がマンホール内で作業を行う場合に、マンホールの入口に設置することで、作業員がマンホール内へ容易に出入りすることのできるマンホール用手摺に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に都市部においては、地下トンネルを形成し、この地下トンネルに電力ケーブルや通信ケーブル、或いは、ガス管等を設置していることが多い。
【0003】
そして、この地下トンネルを保守管理するために作業員が出入りする場合は、地上に連通しているマンホールが使用されるのが一般的である。
【0004】
このマンホールを介して作業員が出入りする場合は、作業員がマンホールの蓋を開け、地面に手をついた状態でバランスを取りながら足を伸ばし、マンホールの穴内に設置した梯子へ足をかけて入坑していた。
【0005】
しかしながら、このような入坑方法では、入坑時における作業員の態勢が悪く、足元も見づらいため、作業員がバランスを崩してマンホールの中へ墜落する虞れがあった。
【0006】
そこで、このような作業員の危険を回避するものとして、特開2005−2696号公報に示すようなマンホール用の梯子取付具及びこれを用いたマンホール用梯子装置が存在する。
【0007】
このマンホール用梯子装置は、マンホールの開口縁枠に着脱自在に取り付ける支持基台と、前記支持基台のマンホール外側に着脱自在に又は固定的に取り付けた手摺り枠と、前記支持基台のマンホール内側に設けた梯子支持部と、からなることを特徴としている。
【特許文献1】特開2005−2696号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述した従来のマンホール用梯子装置においては、手摺り枠を取り付ける支持基台が、マンホールのフランジに固定することから、マンホールのフランジに合わせた特別の形状が必要であると共に、フランジが存在しない形状のマンホールには使用できないという問題があった。
【0009】
また、上述した従来のマンホール用梯子装置は、支持基台をマンホールのフランジに固定するため、下方からボルトで締め付ける必要があり、装置の取り付け作業に手間がかかるという問題もあった。
【0010】
この他、作業員がマンホールの底部において作業を行う場合には、道具類や資材が必要となる場合が多く、そのようなときは地上側から資材等を送り込むためにロープ等を使用していた。
【0011】
このとき、地上側に居る作業員は、ロープを直接手で握み、マンホールの上に身を乗り出しながら、重量のある道具や資材をマンホールの底部に降ろすことから、この作業に多大な労力が必要であり、また、不安定な姿勢で作業を行うため、作業員がマンホール内に墜落する危険性もあった。
【0012】
そこで、本発明は、上述した従来の問題点に鑑み創出されもので、作業員がマンホールに出入りする場合に、極めて簡単にマンホール用手摺を装着して、このマンホール用手摺を介して作業員が安全を確保しながらマンホールに出入りすることができ、しかも、このマンホール用手摺を利用して、資材等の荷降ろしも簡単に行うことができるマンホール用手摺を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係るマンホール用手摺は、マンホールの内壁に着脱自在または固定的に取り付けられた手摺取付金具と、前記手摺取付金具に取り付けられた手摺本体とからなり、
前記手摺本体は、前記手摺取付金具に挿入される差込部と、前記差込部より延設された水平部と、前記水平部より上方に延設された手摺部により形成されていることで、上述した課題を解決した。
【0014】
また、本発明に係るマンホール用手摺は、マンホールの内壁に着脱自在または固定的に取り付けられた手摺取付金具と、前記手摺取付金具に挿脱自在に取り付けられた手摺本体とからなり、
前記手摺本体は、前記手摺取付金具に挿入される垂直な差込部と、前記差込部より水平方向に形成された水平部と、前記水平部より垂直に立ち上げられた門型の手摺部が一体に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0015】
さらに、前記手摺部の頂部には、荷降ろし用フックが設けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0016】
また、前記水平部には、横バーが設けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0017】
加えて、前記手摺本体の差込部を手摺取付金具に挿入した状態において、手摺本体の水平部が地面に当接していることで、同じく上述した課題を解決した。
【0018】
また、前記手摺本体の差込部を手摺取付金具に挿入した状態において、手摺本体の水平部がマンホールの穴内に位置していることで、同じく上述した課題を解決した。
【0019】
この他、本発明に係るマンホール用手摺は、マンホールの穴径より大きく形成された枠状の支持基台と、前記支持基台に着脱自在または固定的に取り付けられた門型の手摺本体とからなり、
前記支持基台には、前記手摺本体を差し込むための差込部が設けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0020】
また、前記手摺本体の頂部には、荷降ろし用フックが設けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0021】
さらに、前記支持基台が、円形の枠状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0022】
また、前記支持基台が、方形の枠状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0023】
加えて、本発明に係るマンホール用手摺は、マンホールを跨ぐように配された2本の棒状部材により形成された支持基台と、前記支持基台の垂直方向に着脱自在または固定的に取り付けられた門型の手摺本体とからなり、
前記支持基台には、前記手摺本体を差し込むための差込部が設けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0024】
また、前記手摺本体の頂部には、荷降ろし用フックが設けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0025】
さらに、前記支持基台を構成する2本の棒状部材は、支持バーを介して連結されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0026】
また、前記手摺本体には、横バーが設けられていることで、同じく上述した課題を解決した。
【発明の効果】
【0027】
本発明に係るマンホール用手摺は、マンホールの内壁に着脱自在または固定的に取り付けられた手摺取付金具と、前記手摺取付金具に取り付けられた手摺本体とからなり、前記手摺本体は、前記手摺取付金具に挿入される差込部と、前記差込部より延設された水平部と、前記水平部より上方に延設された手摺部により形成されている。
【0028】
その結果、手摺本体をマンホールの内壁に取り付けている手摺取付金具に差し込むだけで、マンホールに手摺本体を簡単に装着することができる。よって、作業員がマンホールに出入りする場合には、この手摺本体につかまることで、作業員が落下することなく、安全を確保しながらマンホールへの出入りができるものである。
【0029】
また、本発明に係るマンホール用手摺には、荷降ろし用フックが設けられているので、作業員がマンホールに出入りする場合は、身体に装着した安全ロープの端部を荷降ろし用フックに固定して移動できるので、作業員によるマンホールの出入りを安全に行うことができる。
【0030】
さらに、マンホール内において荷物の上げ降ろしをする場合も、この荷降ろし用フックに荷降ろし用ロープを通して行うことができるので、その作業が安全であると共に、作業員が楽に作業を行うことができる。
【0031】
加えて、荷降ろし用フックに滑車を取り付けることができるので、荷物の上げ降ろし作業をよりスムーズに行うことができる。
【0032】
また、本発明に係るマンホール用手摺は、マンホールの穴径より大きく形成された円形の支持基台と、前記支持基台に着脱自在または固定的に取り付けられた門型の手摺本体とからなり、前記支持基台には、前記手摺本体を差し込むための差込部が設けられている。
【0033】
その結果、支持基台をマンホールの周囲に載置するだけで手摺本体をマンホールの上方に固定できることから、例えば、マンホール内に、手摺取付金具が取り付けられていないマンホールにも使用できるものである。また、このマンホール用手摺は、マンホールの上に支持基台を単に載置するだけで、非常に簡単に設置することができ、前述したマンホール用手摺と同様に、作業員が安全を確保しながらマンホールへの出入りができると共に、荷物の上げ降ろしが簡単にできるものである。
【0034】
さらに、本発明に係るマンホール用手摺は、マンホールを跨ぐように配された2本の棒状部材により形成された支持基台と、前記支持基台に垂直方向に着脱自在または固定的に取り付けられた門型の手摺本体とからなり、前記支持基台には、前記手摺本体を差し込むための差込部が設けられている。
【0035】
その結果、マンホールを跨ぐように支持基台を載置するだけで手摺本体をマンホールの上方に固定できることから、例えば、マンホール内に手摺取付金具が取り付けられていないマンホールにも使用できるものである。また、このマンホール用手摺は、マンホールの上に支持基台を単に載置するだけで、非常に簡単に設置することができる。そして、荷降ろし用フックを使用する場合には、荷降ろし用フックがマンホールの中心に位置するように支持基台を移動させるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
【0037】
図1は本発明に係るマンホール用手摺の第1の実施の形態を示す斜視図、図2は図1のマンホール用手摺の使用状態を示す斜視図、図3は図1のマンホール用手摺の他の使用状態を示す斜視図、図4は図1のマンホール用手摺の他の使用状態を示す要部拡大の斜視図、図5は本発明に係るマンホール用手摺の第2の実施の形態を示す斜視図、図6は本発明に係るマンホール用手摺の第3の実施の形態を示す斜視図である。
【0038】
図1には、本発明に係るマンホール用手摺の第1の実施の形態が示されている。このマンホール用手摺Aは、マンホール10の内壁11に着脱自在または固定的に取り付けられた手摺取付金具12と、この手摺取付金具12に挿脱自在に取り付けられた手摺本体1と、からなる。
【0039】
この手摺本体1は、手摺取付金具12に挿入される下向きの差込部2と、前記差込部2より延設された横向きの水平部3と、前記水平部3より上方に延設された上向きの手摺部4により形成されている
【0040】
より具体的には、手摺本体1は、手摺取付金具12に挿入される2個の垂直な差込部2と、前記差込部2より水平方向に形成された水平部3と、前記水平部3より垂直に立ち上げられた門型の手摺部4が一体に形成されている。
【0041】
尚、横向きの水平部3は、差込部2に対して90度の角度で取り付けられているものであるが、これに限定されず、差込部3に対して、若干上向きに、また、若干下向きに傾斜して取り付けられているものも含んでいる。
【0042】
また、手摺本体1の水平部3間には、図2に示すように、手摺本体1を補強すると同時に、作業員Mが出入りする場合に手で握るために、横バー5が溶接等の手段を用いて取り付けられている。さらに、手摺本体1の頂部には、荷降ろし用フック6が溶接等の手段を用いて取り付けられている。
【0043】
このように構成された手摺本体1は、図1に示すように、マンホール10の手摺取付金具12に差し込んで固定される。そのため、手摺取付金具12は、手摺本体1の差込部2を差し込む差込筒12aと、この差込筒12aと一体に形成された取付板12bを備え、この取付板12bがボルトにより、マンホール10の内壁11に締着されるようになっている。また、手摺取付金具12は、2個の差込筒12aが所定の間隔を開けてマンホール10の内壁11に配置されるものである。
【0044】
この手摺取付金具12は、手摺本体1を頻繁に使用する変電所内のマンホール10等のように自社内の敷地に設置されたものにおいては、予めマンホール10の内壁11に固定しておくものである。また、マンホール10の内壁11には、作業員Mが昇降し易くするため、複数のステップ13が取り付けられている。
【0045】
上述のように構成されたマンホール用手摺Aは、マンホール10の内壁11に手摺取付金具12を固定して、手摺本体1の差込部2を手摺取付金具12に差し込むだけで、誰もが簡単にマンホール用手摺Aをマンホール10に装着できるものである。
【0046】
このように構成されたマンホール用手摺Aを使用する場合は、図2に示すように、先ずマンホール10の蓋14を取り外し、マンホール10に予め取り付けておいた手摺取付金具12に手摺本体1の差込部2を差し込んでマンホール10にマンホール用手摺Aを固定する。このように、手摺本体1の差込部2を手摺取付金具12に挿入した状態において、手摺本体1の水平部3は地面に当接した状態となっている。
【0047】
次いで、作業員Mは、自分の身体に巻いた安全ロープ7の端部を手摺本体1の荷降ろし用フック6に固定し、手摺本体1と横バー5につかまりながら身体をマンホール10内に入れ、足をマンホール10内のステップ13にかけ、マンホール10内の下方へ徐々に降りて行くものである。
【0048】
上述したように、このマンホール用手摺Aを使用することにより、マンホール10内において作業員Mが落下する危険性を回避し、作業の安全性を確保している。しかも、作業員Mが楽な姿勢でマンホール10に出入りできるものとなる。さらに、安全ロープ7を使用することにより、作業員Mが落下する危険性を確実に回避し、一層安全にマンホール10の出入りができるものである。
【0049】
次に、図3・図4を参照して、マンホール用手摺Aの荷降ろし用フック6の使用方法を説明する。
【0050】
図3に示すマンホール10へのマンホール用手摺Aの取り付けは、手摺本体1を、前述した図1・図2と反対向きにしたもので、手摺本体1の荷降ろし用フック6が、マンホール10の中心部近傍に位置するようになっている。すなわち、手摺本体1の差込部2を手摺取付金具12に挿入した状態において、手摺本体1の水平部3がマンホール10の穴内に位置している。このような位置で、荷降ろし用フック6に荷降ろし用ロープ8を通して、作業用の荷物9等を荷降ろし用ロープに吊り下げて上げ降ろしできるようにしたものである。
【0051】
また、図4に示すマンホール用手摺Aは、手摺本体1を、図3と同様に取り付けて荷降ろし用フック6をマンホール10の中心部近傍に位置するようし、この荷降ろし用フック6に滑車15を取り付けて荷降ろし用ロープ8を通したものである。
【0052】
このように構成されたマンホール用手摺Aの荷降ろし用フック6により、道具や資材等の荷物9の重量を荷降ろし用フック6で支えることができるので、作業員Mが直接体で支える必要が無くなり、安定した状態で荷物9の上げ降ろしができる。また、作業員Mの安全を確保しながら、スムーズな荷物9の上げ降ろしができるものである。さらに、荷降ろし用フック6に滑車15を取り付けたときは、作業員Mの安全を確保しながら、一層スムーズな荷物9の上げ降ろしができるものである。
【0053】
一方、図5には、本発明に係るマンホール用手摺の第2の実施の形態が示されている。このマンホール用手摺Bは、マンホール10の穴径よりも大きい円形の枠状に形成された支持基台21と、この支持基台21に着脱自在または固定的に取り付けられた門型の手摺本体20とからなる。そして、この支持基台21には、手摺本体20の端部を差し込むための差込部21aが設けられ、この手摺本体20の頂部には、荷降ろし用フック22が設けられている。また、手摺本体20の垂直部23間には、横バー24が設けられている。
【0054】
このように構成されたマンホール用手摺Bは、マンホール10の周囲に支持基台21を載置するだけで手摺本体20をマンホール10の上方に固定できることから、例えば、マンホール10内に、手摺取付金具12が取り付けられていないマンホール10にも使用できるものである。また、このマンホール用手摺Bは、マンホール10の上に支持基台21を単に載置するだけで、非常に簡単に設置することができ、前述したマンホール用手摺Aと同様に、作業員Mが安全を確保しながらマンホール10への出入りができると共に、荷物9の上げ降ろしが簡単にできるものである。
【0055】
また、図6には、本発明に係るマンホール用手摺の第3の実施の形態が示されている。このマンホール用手摺Cは、マンホール10を跨ぐように平行に配された2本の棒状部材31A・31Bにより形成された支持基台31と、この支持基台31の垂直方向に着脱自在または固定的に取り付けられた門型の手摺本体30とからなる。
【0056】
この支持基台31には、手摺本体30の端部を差し込むための差込部31aが設けられると共に、支持バー35が設けられている。また、この手摺本体30の頂部には、荷降ろし用フック32が設けられると共に、垂直部33間には、横バー34が設けられている。
【0057】
このように構成されたマンホール用手摺Cは、例えば、マンホール10を跨ぐように支持基台31を載置するだけで手摺本体30をマンホール10の上方に固定できることから、例えば、マンホール10内に手摺取付金具12が取り付けられていないマンホール10にも使用できるものである。また、このマンホール用手摺Cは、マンホール10の上に支持基台21を単に載置するだけで、非常に簡単に設置することができる。そして、荷降ろし用フック32を使用する場合には、荷降ろし用フック32がマンホール10の中心部近傍に位置するように支持基台31を移動させるものである。
【0058】
このように設置されたマンホール用手摺Cにより、前述したマンホール用手摺A・Bと同様に、作業員Mが安全を確保しながらマンホール10への出入りができると共に、荷物9の上げ降ろしが簡単にできるものである。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本発明は、作業員がマンホールに出入りする場合に、極めて簡単にマンホール用手摺を装着して、このマンホール用手摺を介して作業員が安全を確保しながらマンホールに出入りすることができ、しかも、このマンホール用手摺を利用して、資材等の荷降ろしも簡単に行うことができるマンホール用手摺として、種々のマンホールに広く利用されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明に係るマンホール用手摺の第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のマンホール用手摺の使用状態を示す斜視図である。
【図3】図1のマンホール用手摺の他の使用状態を示す要部拡大の斜視図である。
【図4】図1のマンホール用手摺の他の使用状態を示す要部拡大の斜視図である。
【図5】本発明に係るマンホール用手摺の第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明に係るマンホール用手摺の第3の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0061】
A マンホール用手摺
B マンホール用手摺
C マンホール用手摺
M 作業員
1 手摺本体
2 差込部
3 水平部
4 手摺部
5 横バー
6 荷降ろし用フック
7 安全ロープ
8 荷降ろし用ロープ
9 荷物
10 マンホール
11 内壁
12 手摺取付金具
12a 差込筒
12b 取付板
13 ステップ
14 蓋
15 滑車
20 手摺本体
21 支持基台
21a 差込部
22 荷降ろし用フック
23 垂直部
24 横バー
30 手摺本体
31 支持基台
31a 差込部
31A 棒状部材
31B 棒状部材
32 荷降ろし用フック
33 垂直部
34 横バー
35 支持バー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マンホールの内壁に着脱自在または固定的に取り付けられた手摺取付金具と、前記手摺取付金具に取り付けられた手摺本体とからなり、
前記手摺本体は、前記手摺取付金具に挿入される差込部と、前記差込部より延設された水平部と、前記水平部より上方に延設された手摺部により形成されていることを特徴とするマンホール用手摺。
【請求項2】
マンホールの内壁に着脱自在または固定的に取り付けられた手摺取付金具と、前記手摺取付金具に挿脱自在に取り付けられた手摺本体とからなり、
前記手摺本体は、前記手摺取付金具に挿入される垂直な差込部と、前記差込部より水平方向に形成された水平部と、前記水平部より垂直に立ち上げられた門型の手摺部が一体に形成されていることを特徴とするマンホール用手摺。
【請求項3】
前記手摺部の頂部には、荷降ろし用フックが設けられている請求項1または2に記載のマンホール用手摺。
【請求項4】
前記水平部には、横バーが設けられている請求項1または2に記載のマンホール用手摺。
【請求項5】
前記手摺本体の差込部を手摺取付金具に挿入した状態において、手摺本体の水平部が地面に当接している請求項1または2に記載のマンホール用手摺。
【請求項6】
前記手摺本体の差込部を手摺取付金具に挿入した状態において、手摺本体の水平部がマンホールの穴内に位置している請求項1または2に記載のマンホール用手摺。
【請求項7】
マンホールの穴径より大きく形成された枠状の支持基台と、前記支持基台に着脱自在または固定的に取り付けられた門型の手摺本体とからなり、
前記支持基台には、前記手摺本体を差し込むための差込部が設けられていることを特徴とするマンホール用手摺。
【請求項8】
前記手摺本体の頂部には、荷降ろし用フックが設けられている請求項7に記載のマンホール用手摺。
【請求項9】
前記支持基台が、円形の枠状に形成されている請求項7に記載のマンホール用手摺。
【請求項10】
前記支持基台が、方形の枠状に形成されている請求項7に記載のマンホール用手摺。
【請求項11】
マンホールを跨ぐように配された2本の棒状部材により形成された支持基台と、前記支持基台の垂直方向に着脱自在または固定的に取り付けられた門型の手摺本体とからなり、
前記支持基台には、前記手摺本体を差し込むための差込部が設けられていることを特徴とするマンホール用手摺。
【請求項12】
前記手摺本体の頂部には、荷降ろし用フックが設けられている請求項11に記載のマンホール用手摺。
【請求項13】
前記支持基台を構成する2本の棒状部材は、支持バーを介して連結されている請求項11に記載のマンホール用手摺。
【請求項14】
前記手摺本体には、横バーが設けられている請求項11に記載のマンホール用手摺。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−2481(P2007−2481A)
【公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−182689(P2005−182689)
【出願日】平成17年6月22日(2005.6.22)
【出願人】(000003687)東京電力株式会社 (2,580)
【Fターム(参考)】