説明

メタデータを抽出して送信するコンテンツ提供方法、記録媒体、システムおよびサーバ

【課題】メタデータを抽出して送信するコンテンツ提供方法、記録媒体、システムおよびサーバを提供する。
【解決手段】ユーザがコンテンツファイルをアップロードすると、コンテンツファイルからコンテンツのメタデータが抽出される。抽出されたコンテンツのメタデータはユーザの端末に送信され、ユーザはメタデータを介してコンテンツを選択する。アップロードされたコンテンツファイルを用いることによって、選択されたコンテンツがダウンロードまたはストリーミングによってユーザに提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、コンテンツを提供するための方法および装置に関する。また、コンテンツからメタデータを抽出して端末に提供する方法および装置が開示される。
【背景技術】
【0002】
クラウドサービス(cloud service)は、ユーザが中央サーバにファイルなどを格納しておいて、スマートフォンまたはパーソナルコンピュータ(PC)等のような端末で格納されたファイルなどを呼び出して用いるサービスを意味する。
【0003】
クラウドサービスによって、ユーザは有無線ネットワークを介して自己のアカウントにアクセスすることで場所および使用する端末に拘わらずに自己のファイルなどを用いることができる。
【0004】
クラウドサービスを提供する中央サーバはユーザのファイルを格納する。格納されたファイルは一般的なファイルの送信だけではなく、ストリーミングサービスなどを介してユーザに提供してもよい。
【0005】
また、クラウドサービスのサーバは、格納されたユーザのファイルを格納および管理することによって付加的なサービスを提供してもよい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の一実施形態の目的は、コンテンツファイル内のメタデータを抽出して端末に提供するコンテンツ提供装置および方法を提供する。
【0007】
本発明の一実施形態の目的は、メタデータを受信した端末からコンテンツ提供要求を受信し、要求されたコンテンツを提供する装置および方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態によると、ユーザ端末からコンテンツを格納したコンテンツファイルを受信し、コンテンツファイルを格納し、コンテンツファイルのメタデータ領域内のデータに基づいてコンテンツのメタデータを抽出し、メタデータを格納し、メタデータをユーザ端末に送信し、ユーザ端末からコンテンツに対する要求を受信し、コンテンツファイルを用いてコンテンツをユーザ端末に提供することを含むコンテンツ提供方法が提供される。
【0009】
要求は、ユーザ端末のユーザがメタデータに基づいてコンテンツを識別および選択することによって生成されてもよい。
【0010】
コンテンツは、コンテンツファイルのダウンロードまたはコンテンツのストリーミングによってユーザ端末に提供されてもよい。
【0011】
コンテンツファイルを受信するステップは、複数のアプリケーションプログラミングインタフェース(API)サーバのうちコンテンツファイルを受信するAPIサーバを決定し、コンテンツファイルを受信するために決定されたAPIサーバがユーザ端末からコンテンツファイルを受信することを含んでもよい。
【0012】
コンテンツに対する要求を受信することは、複数のAPIサーバのうちコンテンツに対する要求を受信するAPIサーバを決定し、コンテンツに対する要求を受信するために決定されたAPIサーバがユーザ端末からコンテンツに対する要求を受信することを含んでもよい。
【0013】
本発明の他の実施形態によると、第1の端末からコンテンツを格納したコンテンツファイルを受信し、コンテンツファイルを格納し、コンテンツファイルのメタデータ領域内のデータに基づいてコンテンツのメタデータを抽出し、メタデータを格納し、メタデータを第2の端末に送信し、第2の端末からコンテンツに対する要求を受信し、コンテンツファイルを用いてコンテンツを第2の端末に提供することを含むコンテンツ提供方法が提供される。
【0014】
要求は、第2の端末のユーザがメタデータに基づいてコンテンツを識別および選択することによって生成されてもよい。
【0015】
コンテンツファイルはMP3(Moving Picture Experts Group (MPEG) audio layer-3)フォーマットのファイルであってもよい。
【0016】
メタデータ領域はMP3フォーマットファイルのID3領域であってもよい。
【0017】
コンテンツはオーディオコンテンツであってもよい。
【0018】
メタデータは、コンテンツの名称、コンテンツのミュージシャンの名称、コンテンツのジャケットイメージのうち1つ以上を含んでもよい。
【0019】
コンテンツは、コンテンツファイルのダウンロードまたはコンテンツのストリーミングによって第2の端末に提供されてもよい。
【0020】
コンテンツのメタデータを抽出することは、メタデータ領域内でメタデータを検索し、メタデータ領域内でメタデータが検索されない場合、コンテンツファイルに基づいてコンテンツを登録されたコンテンツと比較することによってメタデータを生成することを含んでもよい。
【0021】
コンテンツのメタデータを抽出することは、メタデータ領域内の所定の領域が予め定義された形式に適合しない場合、コンテンツファイルに基づいてコンテンツを登録されたコンテンツと比較することによってメタデータを生成することを含んでもよい。
【0022】
コンテンツファイルを受信することは、複数のAPIサーバのうちコンテンツファイルを受信するAPIサーバを決定し、コンテンツファイルを受信するために決定されたAPIサーバが第1の端末からコンテンツファイルを受信することを含んでもよい。
【0023】
コンテンツに対する要求を受信することは、複数のAPIサーバのうちコンテンツに対する要求を受信するAPIサーバを決定し、コンテンツに対する要求を受信するために決定されたAPIサーバが第2の端末からコンテンツに対する要求を受信することを含んでもよい。
【0024】
本発明の他の一実施形態によると、第1の端末からコンテンツを格納したコンテンツファイルを受信し、第2の端末からコンテンツに対する要求を受信するAPIサーバと、コンテンツファイルを格納し、コンテンツファイルを用いてコンテンツを第2の端末に提供するストレージサーバと、コンテンツファイルのメタデータ領域内のデータに基づいてコンテンツのメタデータを抽出するファイル処理サーバと、抽出されたメタデータを格納し、格納されたメタデータを第2の端末に提供するデータベースサーバと、を備えるコンテンツ提供システムが提供される。
【0025】
ファイル処理サーバは、メタデータ領域内でメタデータが検索されない場合、コンテンツファイルに基づいてコンテンツを登録されたコンテンツと比較することによってメタデータを生成してもよい。
【0026】
ファイル処理サーバは、メタデータ領域内の所定の領域が予め定義された形式に適合しない場合、コンテンツファイルに基づいてコンテンツを登録されたコンテンツと比較することによってメタデータを生成してもよい。
【0027】
APIサーバは複数であってもよい。
【0028】
コンテンツ提供システムは、複数のAPIサーバのうち第1の端末からコンテンツファイルを受信する第1のAPIサーバを決定し、第2の端末からメタデータに対する要求を受信する第2のAPIサーバを決定するL4スイッチングサーバをさらに備えてもよい。
【0029】
ストレージサーバは、コンテンツファイルを変更せずに第2の端末に提供してもよい。
【0030】
本発明の他の一実施形態によると、第1の端末からコンテンツを格納したコンテンツファイルを受信し、第2の端末からコンテンツに対する要求を受信するAPI部と、コンテンツファイルを格納し、コンテンツファイルを用いてコンテンツを第2の端末に提供するファイルストレージ部と、コンテンツファイルのメタデータ領域内のデータに基づいてコンテンツのメタデータを抽出するファイル処理部と、抽出されたメタデータを格納し、格納されたメタデータを第2の端末に提供するデータベース部とを備えるサーバが提供される。
【0031】
API部、ファイルストレージ部、ファイル処理部、およびデータベース部は1つ以上のサーバに分離されてもよい。
【0032】
1つ以上のサーバは内部ネットワークによって通信してもよい。
【0033】
API部は複数でってもよい。
【0034】
サーバは、複数のAPI部のうち第1の端末からコンテンツファイルを受信する第1のAPI部を決定し、第2の端末からメタデータに対する要求を受信する第2のAPI部を決定するL4スイッチング部をさらに備えてもよい。
【発明の効果】
【0035】
本発明の一実施形態によると、コンテンツファイル内のメタデータを抽出し、抽出されたメタデータを端末に提供するコンテンツ提供装置および方法が提供される。
【0036】
ユーザは、メタデータに基づいて、コンテンツファイル内のコンテンツを識別し、サーバに提供するコンテンツまたはコンテンツを要求するためにシステムに提供するコンテンツを要求することができる。
【0037】
サーバに提供するコンテンツまたはシステムに提供するコンテンツは、コンテンツファイル内のメタデータ領域の記述に基づいて、コンテンツのメタデータを抽出し、抽出されたメタデータを別のデータベースに格納することもできる。これにより、コンテンツファイルを変更することなく、端末のユーザにメタデータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンテンツ提供システムの動作を説明する図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るコンテンツ提供方法のフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態に係るコンテンツファイルの構造を説明する図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るメタデータ領域内のデータに基づいてコンテンツのメタデータを抽出する方法を説明する図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るコンテンツのメタデータを決定する方法を説明する図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るメタデータを用いてコンテンツを要求する方法を説明する図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るサーバの構成図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る複数のサーバの間のロードバランスを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下に、本発明の一実施形態について添付の図面を参照しながら詳説する。しかし、本発明が実施形態によって制限されたり限定されたりすることはない。各図面に提示された同一の参照符号は同一の構成を示す。
【0040】
図1は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ提供システム100の動作を説明する。
【0041】
コンテンツ提供システム100(以下、システム100と略す)は、アプリケーションプログラミングインタフェース(Application Programming Interface;API)サーバ110、ストレージサーバ120、ファイル処理サーバ130、およびデータベースサーバ140を備えてもよい。
【0042】
APIサーバ110は、コンテンツ提供システム100のサーバのうちユーザの端末と通信するAPIを提供するサーバである。
【0043】
端末はAPIサーバ110によって、システム100のサービスを提供される。
【0044】
例えば、APIサーバ110は端末からファイルを受信してもよく、受信されたファイルをストレージサーバ120に送信してもよい。
【0045】
例えば、APIサーバ110は端末から所定のファイルまたはコンテンツに対する要求を受信してもよく、受信した要求をストレージサーバ120およびデータベースサーバ140に送信してもよい。
【0046】
また、APIサーバ110は、ストレージサーバ120およびデータベースサーバ140から所定のファイルまたはコンテンツを受信し、受信したファイルまたはコンテンツを端末に送信してもよい。
【0047】
本実施形態に係るファイルはコンテンツファイルであってもよい。コンテンツファイルはコンテンツを含むファイルであってもよい。すなわち、コンテンツファイルは端末で再生することによって端末のユーザにコンテンツを提供できるファイルであってもよい。
【0048】
ストレージサーバ120は端末から提供されたユーザのファイルを格納してもよく、ユーザの要求に応じて格納されたファイルを端末に提供してもよい。ストレージサーバ120は、ファイルまたはコンテンツを直接またはAPIサーバ110を経由して端末に提供してもよい。
【0049】
ファイル処理サーバ130はユーザのファイルからメタデータを抽出してもよい。ファイル処理サーバ130は抽出されたメタデータをデータベースサーバ140に送信してもよい。
【0050】
データベースサーバ140はメタデータを格納してもよい。データベースサーバ140はユーザのファイルに関連してメタデータを格納してもよい。例えば、データベースサーバ140は、ファイルの識別子またはファイルのアクセス経路に関連するファイルのメタデータを格納してもよい。
【0051】
端末はファイルの識別子またはファイルの経路を用いて要求するファイルを特定してもよい。ファイルの経路は階層構造を有してもよい。
【0052】
データベースサーバ140はメタデータを直接またはAPIサーバ110を経由して端末に提供してもよい。
【0053】
ユーザは1つ以上の異なる端末を用いてシステム100のサービスを提供されてもよい。
【0054】
1つ以上の異なる端末は、PCまたはスマートフォンのような互いに異なる機能および性能を有する端末であってもよい。
【0055】
図1において、第1の端末190はシステム100にファイルをアップロードする端末であってもよい。第2の端末195はアップロードされたファイルに対するサービスを提供される端末である。例えば、第2の端末195はメタデータまたはファイルをシステム100に要求する端末であってもよい。
【0056】
図2は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ提供方法のフローチャートである。
【0057】
図2において、ユーザは第1の端末190および第2の端末195を用いてAPIサーバ110(すなわち、システム100)にアクセスしてもよい。
【0058】
ここで、第1の端末190は、ユーザがコンテンツファイルをアップロードするために用いられる端末であってもよい。第2の端末195は、ユーザがアップロードされたコンテンツファイルのコンテンツを再生するために用いられる端末であってもよい。
【0059】
第1の端末190および第2の端末195は、PCまたはスマートフォンのような互いに異なる機能および性能を有する端末であってもよい。
【0060】
また、ユーザは同一の端末を用いてコンテンツファイルをシステム100にアップロードし、アップロードされたコンテンツファイルのコンテンツをシステム100から受信して用いてもよい。したがって、第1の端末190および第2の端末195は同一の端末であってもよい。
【0061】
ステップS210において、第1の端末190は、コンテンツを格納したコンテンツファイルをAPIサーバ110に送信してもよい。APIサーバ110は、第1の端末190からコンテンツを格納したコンテンツファイルを受信してもよい。
【0062】
前述した送信は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)を用いたファイルアップロードであってもよい。
【0063】
ステップS220において、APIサーバ110はコンテンツファイルをストレージサーバ120に送信してもよい。ストレージサーバ120は、APIサーバ110からコンテンツファイルを受信してもよい。すなわち、ストレージサーバ120は、APIサーバ110を介して第1の端末195からコンテンツを格納したコンテンツファイルを受信してもよい。
【0064】
ステップS230において、ストレージサーバ120は送信されたコンテンツファイルを格納してもよい。
【0065】
ステップS240において、APIサーバ110は、コンテンツファイルのアップロードが完了したことをファイル処理サーバ130に通知してもよい。
【0066】
このとき、APIサーバ110は通知と共に、コンテンツファイルを識別するための情報をファイル処理サーバ130に送信してもよい。コンテンツファイルを識別するための情報は、コンテンツファイルの識別子またはコンテンツファイルの経路であってもよい。
【0067】
ステップS230およびステップS240は並行して、または順番を逆にして行ってもよい。
【0068】
ステップS250において、通知を受信したファイル処理サーバ130はストレージサーバ120にコンテンツファイルを要求してもよい。ファイル処理サーバ130は、コンテンツファイルを識別するための情報を用いてストレージサーバ120にコンテンツファイルを要求してもよい。
【0069】
ステップS255において、要求を受信したストレージサーバ120はコンテンツファイルをファイル処理サーバ130に送信してもよい。
【0070】
ステップS260において、ファイル処理サーバ130は、コンテンツファイルのメタデータ領域内のデータに基づいてコンテンツファイルのコンテンツのメタデータを抽出してもよい。
【0071】
コンテンツファイルのメタデータ領域内のデータに基づいてコンテンツのメタデータを抽出する方法については図4および図5を参照して詳説する。
【0072】
ステップS265において、ファイル処理サーバ130は抽出されたメタデータをデータベースサーバ140に送信してもよい。
【0073】
このとき、ファイル処理サーバ130は抽出されたメタデータと共に、コンテンツファイルを識別するための情報をデータベースサーバ140に送信してもよい。
【0074】
ステップS270において、データベースサーバ140は送信されたメタデータを格納してもよい。
【0075】
このとき、データベースサーバ140は、送信されたメタデータを、コンテンツファイルを識別するための情報と共に関連して格納してもよい。
【0076】
ステップS280において、第2の端末195はAPIサーバ110にメタデータを要求してもよく、要求を受信したAPIサーバ110はデータベースサーバ140にメタデータを要求してもよい。すなわち、第2の端末195は、APIサーバ110を経由して、データベースサーバ140にメタデータを要求してもよい。
【0077】
第2の端末195は、コンテンツファイルを識別するための情報を用いてコンテンツファイルのメタデータを要求してもよい。
【0078】
第2の端末195は、システム100内に格納された全てのファイルに対するメタデータを要求してもよい。
【0079】
第2の端末195は、システム100内に格納されたファイルのうち所定の条件を満たすファイル(例えば、所定のフォルダ内にあるファイル、所定のグループのファイルなど)に対するメタデータを要求してもよい。
【0080】
ステップS285において、データベースサーバ140は要求されたメタデータをAPIサーバ110に送信してもよく、APIサーバ110は受信したメタデータを第2の端末195に送信してもよい。すなわち、データベースサーバ140は、APIサーバ110を経由して、格納されたメタデータを第2の端末195に提供してもよい。
【0081】
ステップS285において、データベースサーバ140およびAPIサーバ110は、メタデータが抽出されたコンテンツファイルを識別するための情報をメタデータと共に送信してもよい。
【0082】
ステップS280において、要求されたメタデータが1つ以上のファイルまたはコンテンツのメタデータであれば、ステップS285に送信されるメタデータも1つ以上のファイルまたはコンテンツのメタデータであってもよい。
【0083】
ステップS288において、第2の端末195のユーザによってコンテンツを選択されてもよい。
【0084】
第2の端末195は、送信されたメタデータを第2の端末195の表示部などに出力してもよく、ユーザは出力されたコンテンツのメタデータを確認してメタデータが示すコンテンツを選択してもよい。
【0085】
ステップS290において、第2の端末195はAPIサーバ110に選択されたコンテンツを要求してもよい。APIサーバ110は、第2の端末195から選択されたコンテンツに対する要求を受信してもよい。要求を受信したAPIサーバ110は、ストレージサーバ120に選択されたコンテンツを要求してもよい。すなわち、第2の端末195は、APIサーバ110を経由してストレージサーバ120に選択されたコンテンツを要求してもよい。
【0086】
前述した要求は第2の端末195のユーザが、ステップS288において、送信されたメタデータに基づいてメタデータが示すコンテンツを識別し、コンテンツを選択することによって生成されたものであってもよい。すなわち、ユーザは、コンテンツファイルのファイル名またはファイル経路などではなく、コンテンツのメタデータのみによって自己が希望するコンテンツを選択してもよい。
【0087】
第2の端末195は、コンテンツファイルを識別するための情報を用いてコンテンツを要求してもよい。
【0088】
ステップS295において、ストレージサーバ120は、格納されたコンテンツファイルを用いてAPIサーバ110に要求されたコンテンツを送信してもよい。APIサーバ110は、送信されたコンテンツを第2の端末195に送信してもよい。すなわち、ストレージサーバ120は、APIサーバ110を経由して格納されたコンテンツファイルを用いてコンテンツを第2の端末195に提供してもよい。
【0089】
ストレージサーバ120は、コンテンツファイルを識別するための情報を用いて送信されるコンテンツのファイルを識別してもよい。
【0090】
コンテンツは、コンテンツファイルのダウンロードまたはコンテンツのストリーミングを介して第2の端末195に提供されてもよい。
【0091】
ダウンロードによってコンテンツが送信される場合、ストレージサーバ120は格納されたコンテンツファイルを第2の端末195に提供してもよい。
【0092】
ストリーミングによってコンテンツが送信される場合、ストレージサーバ120またはAPIサーバ110は、格納されたコンテンツファイルをストリーミング用の形式に変換した後、変換された形式のデータを第2の端末195に提供してもよい。
【0093】
第2の端末195は、ステップS290において、端末の仕様、端末の性能、およびネットワーク特性などの情報をコンテンツの要求と共に送信してもよい。
【0094】
ストレージサーバ120またはAPIサーバ110は、送信された端末の仕様、端末の性能、およびネットワーク特性に適合するようにコンテンツファイルをストリーミング用の形式に変換してもよく、変換された形式のデータを第2の端末195に提供してもよい。
【0095】
図3は、本発明の一実施形態に係るコンテンツファイル300の構造を説明する。
【0096】
コンテンツファイル300はメタデータ領域310およびコンテンツ領域320を含んでもよい。
【0097】
メタデータ領域310は、コンテンツファイル300が格納するコンテンツのメタデータを格納する領域である。
【0098】
コンテンツ領域320は、コンテンツファイル300が格納するコンテンツの内容を格納した領域である。
【0099】
コンテンツファイル300は音楽ファイルであってもよい。コンテンツはオーディオコンテンツであってもよい。
【0100】
コンテンツファイル300は、MP3フォーマットのファイルであってもよい。メタデータ領域は、MP3フォーマットファイルのID3領域であってもよい。
【0101】
メタデータは、コンテンツの名称、コンテンツのミュージシャン(例えば、歌手、演奏者、作曲家、および作詞家など)、コンテンツが提供されたアルバムのジャケットイメージのうち1つ以上を含んでもよい。すなわち、メタデータは、数および文字列、音、および画像などの形式を有してもよい。
【0102】
図4は、本発明の一実施形態に係るメタデータ領域内のデータに基づいてコンテンツのメタデータを抽出する方法を説明するフローチャートである。
【0103】
下記のステップS410からステップS480は、図1のファイル処理サーバ130によって行われてもよい。
【0104】
メタデータが抽出されるコンテンツは、システム100に新規に登録されるコンテンツであってもよい。したがって、メタデータが抽出されるファイルのコンテンツを新規のコンテンツと称する。
【0105】
ステップS410において、コンテンツファイル300のメタデータ領域310内でメタデータを検索してもよい。
【0106】
ステップS420において、メタデータが存在するか否かを検証してもよい。メタデータが存在する場合にステップS430を行ってもよく、メタデータが存在しない場合にステップS450を行ってもよい。
【0107】
ステップS430において、メタデータ領域310内の所定の領域が予め定義された形式に適合するか否かを検証してもよい。メタデータ領域310内の所定の領域が予め定義された形式に適合する場合にステップS440を行なってもよく、そうではない場合はステップS450を行なってもよい。
【0108】
メタデータ領域310内の所定の領域が予め定義された形式に適合する場合のみ、メタデータがシステム内で用いられる場合がある。
【0109】
したがって、システム100は、1つ以上の予め定義された形式をシステム100(例えば、ファイル処理サーバ130またはデータベースサーバ140)内に格納しておき、メタデータ領域310内の所定の領域が上記の1つ以上の予め定義された形式のうち1つの形式と適合する場合のみ上記のメタデータを用いることができる。
【0110】
ステップS440において、検索されたメタデータが新規のコンテンツのメタデータとして用いるものとして決定されてもよい。すなわち、コンテンツファイル300から抽出されたメタデータがコンテンツのメタデータとして用いられてもよい。
【0111】
ステップS450から470において、コンテンツファイル300に基づいて、コンテンツを登録されたコンテンツと比較することでメタデータを生成してもよい。
【0112】
ステップS450において、コンテンツファイル300のコンテンツがシステム100内に登録されたコンテンツと比較されてもよい。
【0113】
ステップS460において、システム100内に登録されたコンテンツのうちコンテンツファイル300のコンテンツと同一または類似のコンテンツがあるか否かを検証してもよい。
【0114】
同一または類似のコンテンツがある場合にステップS470を行なってもよく、そうではない場合にステップS480を行なってもよい。
【0115】
ステップS470において、同一または類似のコンテンツのメタデータがコンテンツファイル300のコンテンツのメタデータとして用いるものとして決定されてもよい。
【0116】
このとき、コンテンツファイル300のメタデータ領域310で検索されたメタデータがコンテンツのメタデータとして部分的に用いられてもよい。
【0117】
ステップS480において、コンテンツファイル300のコンテンツのメタデータを生成してもよい。
【0118】
コンテンツファイル300のメタデータ領域310で検索されたメタデータがコンテンツのメタデータとして部分的に用いられてもよい。
【0119】
コンテンツのメタデータは未知の値(unknown)に決定されてもよい。例えば、コンテンツの名称、そのミュージシャンの名称などの値が「unknown」のように設定されてもよい。
【0120】
コンテンツのメタデータはユーザの入力値に基づいて生成されてもよい。
【0121】
コンテンツのメタデータは、コンテンツファイル300のファイル名に基づいて生成されてもよい。例えば、コンテンツの名称、そのミュージシャンの名称などの値は「−」のような所定の分類子として分離される、コンテンツファイル300のファイル名の一部であってもよい。
【0122】
図5は、本発明の一実施形態に係るコンテンツのメタデータを決定する方法を説明する。
【0123】
ファイル処理サーバ130は、コンテンツファイル300の形式領域510をメタデータ形式データベース520に格納された1つ以上の形式、例えば、第1の形式522、第2の形式524および第3の形式526それぞれと比較してもよい。
【0124】
形式領域510は、ステップS430で前述したメタデータ領域310内の所定の領域を意味する。メタデータ形式データベース520に格納された1つ以上の形式、第1の形式522、第2の形式524、および第3の形式526は、図4を参照して前述した、予め定義された形式であってもよい。
【0125】
すなわち、ファイル処理サーバ130はコンテンツファイル300から形式領域510を抽出してもよく、抽出された形式領域がメタデータ形式データベース520内に格納された形式に適合するか否かを検証してもよい。
【0126】
適合する形式がある場合には、ファイル処理サーバ130は図4のステップS440を行なってもよく、適合する形式がない場合には、ファイル処理サーバ130はステップS450を行なってもよい。
【0127】
メタデータ形式データベース520は、ファイル処理サーバ130またはデータベースサーバ140内に格納されてもよい。
【0128】
ファイル処理サーバ130は、コンテンツファイル300のコンテンツ領域320からコンテンツの特性を抽出して、分析してもよい。
【0129】
ファイル処理サーバ130は、抽出および分析されたコンテンツの特性を、コンテンツデータベース540内に格納された1つ以上のコンテンツ、第1のコンテンツ542、第2のコンテンツ544および第3のコンテンツ546それぞれの特性552、554、または556と比較してもよい。
【0130】
上記の比較によって、ファイル処理サーバ130はコンテンツファイル300のコンテンツと同一または類似の登録されたコンテンツがあるか否かを検証してもよい。すなわち、コンテンツファイル300のコンテンツの特性が、コンテンツデータベース540内に格納された第1のコンテンツ542、第2のコンテンツ544、または第3のコンテンツ546の特性552、554、または556と同一または類似である場合、両コンテンツは同一または類似するものと見なしてもよい。
【0131】
上記の特性はコンテンツの特性情報であってもよい。上記の特性はコンテンツの特徴ベクトルであってもよい。
【0132】
また、上記の特性はコンテンツファイル300のファイル名であってもよい。
【0133】
コンテンツファイル300のコンテンツと同一または類似の登録されたコンテンツがある場合、ファイル処理サーバ130はステップS470を行なってもよい。コンテンツファイル300のコンテンツと同一または類似の登録されたコンテンツがない場合、ファイル処理サーバ130はステップS480を行なってもよい。
【0134】
図6は、本発明の一実施形態に係るメタデータを用いてコンテンツを要求する方法を説明する。
【0135】
第2の端末195のユーザは、1つ以上のコンテンツに対するメタデータをシステム100に要求する。上記の要求は図2のステップS280によって行われてもよい。
【0136】
上記の1つ以上のコンテンツはユーザがアクセス権限を有するコンテンツであってもよい。
【0137】
システム100は、上記の要求に応じて1つ以上のコンテンツのメタデータを第2の端末195に送信する。
【0138】
送信されたメタデータ、例えば、歌手610および曲名620は第2の端末195の表示部に表示される。
【0139】
歌手610は1つ以上のコンテンツそれぞれの歌手のリストである。
【0140】
曲名620は1つ以上のコンテンツそれぞれの曲名のリストである。
【0141】
ユーザは第2の端末195に表示された内容、すなわち1つ以上のコンテンツのメタデータを見て1つのコンテンツを選択する。すなわち、ユーザは1つ以上のコンテンツのファイル名または経路などとは関係なく、コンテンツファイル300内に格納されたメタデータに基づいてコンテンツを選択してもよい。
【0142】
第2の端末195は、選択されたコンテンツ630を送信することをシステム100に要求する。上記の要求はステップS290によって行われてもよい。
【0143】
システム100は、要求されたコンテンツ630を第2の端末195に提供する。上記の提供はステップS295によって行われてもよい。
【0144】
図7は、本発明の一実施形態に係るサーバ700の構成図である。
【0145】
図1から図6を参照すると、前述したコンテンツ提供方法は単一の装置によって提供されてもよい。
【0146】
サーバ700は、API部710、ファイルストレージ部720、ファイル処理部730、およびデータベース部740を備えてもよい。
【0147】
API部710は、APIサーバ110に対応し、APIサーバ110の機能を果たしてもよい。
【0148】
例えば、API部710は、第1の端末190からコンテンツを格納したコンテンツファイル300を受信してもよく、第2の端末195からコンテンツに対する要求を受信してもよい。
【0149】
ファイルストレージ部720は、ストレージサーバ120に対応し、ストレージサーバ120の機能を果たしてもよい。
【0150】
例えば、ファイルストレージ部720はコンテンツファイル300を格納してもよく、コンテンツファイル300を用いてコンテンツを第2の端末195に提供してもよい。
【0151】
ファイル処理部730は、ファイル処理サーバ130に対応し、ファイル処理サーバ130の機能を果たしてもよい。
【0152】
例えば、ファイル処理部730は、コンテンツファイル300のメタデータ領域310内のデータに基づいてコンテンツのメタデータを抽出してもよい。
【0153】
データベース部740は、データベースサーバ140に対応し、データベースサーバ140の機能を果たしてもよい。
【0154】
例えば、データサービス部740は抽出されたメタデータを格納してもよく、格納されたメタデータを第2の端末195に提供してもよい。
【0155】
また、API部710、ファイルストレージ部720、ファイル処理部730、およびデータベース部740は1つ以上のサーバに分離されてもよく、1つ以上のサーバは内部ネットワークによって通信してもよい。
【0156】
前述した図1から図6を参照して説明した本発明の一実施形態に係る技術的な内容が本実施形態にそのまま適用されてもよい。したがって、以下はその詳説は省略する。
【0157】
図8は、本発明の一実施形態に係る複数のサーバ間のロードバランス(load balancing)を説明する図である。
【0158】
一般に、クラウドサービスは大規模なサーバグループを介して提供してもよい。
【0159】
すなわち、システム100のAPIサーバ110、ストレージサーバ120、ファイル処理サーバ130およびデータベースサーバ140はそれぞれ複数であってもよい。
【0160】
例えば、APIサーバ110は複数であってもよい。図8において3つのAPIサーバ、第1のAPIサーバ832、第2のAPIサーバ834、および第3のAPIサーバ836を示す。
【0161】
システム100はL4スイッチングサーバ820を備えてもよい。
【0162】
L4スイッチングサーバ820は、複数のAPIサーバ、第1のAPIサーバ832、第2のAPIサーバ834、および第3のAPIサーバ836の間のロードバランスを行なってもよい。
【0163】
端末810がシステム100にアクセスしようとするとき、端末810に対するサービスを処理するAPIサーバ100が複数のAPIサーバ、第1のAPIサーバ832、第2のAPIサーバ834および第3のAPIサーバ836の中から決定される必要がある。
【0164】
ステップS210において、第1の端末190がコンテンツファイルを送信するとき、L4スイッチングサーバ820は、端末810からコンテンツファイルを受信するAPIサーバ110を複数のAPIサーバ、第1のAPIサーバ832、第2のAPIサーバ834、および第3のAPIサーバ836の中から決定してもよい。
【0165】
すなわち、ステップS210は、(1)複数のAPIサーバ、第1のAPIサーバ832、第2のAPIサーバ834、および第3のAPIサーバ836のうちコンテンツファイルを受信するAPIサーバを決定するステップ、および(2)コンテンツファイルを受信するために決定されたAPIサーバが第1の端末190からコンテンツファイルを受信するステップを含んでもよい。
【0166】
また、ステップS280において、第2の端末195がメタデータを要求するとき、L4スイッチングサーバ820はメタデータに対する要求を受信するAPIサーバ110を複数のAPIサーバ、第1のAPIサーバ832、第2のAPIサーバ834、および第3のAPIサーバ836の中から決定してもよい。
【0167】
すなわち、ステップS280は、(1)複数のAPIサーバ、第1のAPIサーバ832、第2のAPIサーバ834、および第3のAPIサーバ836のうちコンテンツに対する要求を受信するAPIサーバを決定するステップ、および(2)コンテンツに対する要求を受信するものと決定されたAPIサーバが第2の端末195からコンテンツに対する要求を受信するステップを含んでもよい
【0168】
また、図7を参照して前述したサーバ700の構成要素710、720、730、および740はそれぞれ複数であってもよい。
【0169】
例えば、API部710は複数であってもよく、サーバ700はL4スイッチング部(図示せず)をさらに備えてもよい。
【0170】
L4スイッチング部は、複数の構成要素(例えば、複数のAPI部710、複数のファイルストレージ部720、複数のファイル処理部730、または複数のデータベース部740)のうち、所定のステップS210から295を行う一つの構成要素を選択してもよい。
【0171】
例えば、L4スイッチング部は、複数のAPI部710のうち第1の端末190からコンテンツファイルを受信する第1のAPI部710を決定してもよく、第2の端末195からメタデータに対する要求を受信する第2のAPI部710を決定してもよい。
【0172】
前述した図1から図7を参照して説明した本発明の一実施形態に係る技術的な内容が本実施形態にそのまま適用されてもよい。したがって、以下はその詳説は省略する。
【0173】
本発明の一実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段を介して様々な処理を実行することができるプログラム命令の形態で実現され、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などの単独または組み合わせたものを含んでもよい。媒体に記録されるプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、光ディスクのような光磁気媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれてもよい。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コード(machine code)だけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コード(higher level code)を含む。上述したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアのレイヤで動作するように構成されてもよい。
【0174】
上述したように本発明を限定された実施形態と図面とによって説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から多様な修正及び変形をすることが可能である。
【0175】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されて定められるものではなく、特許請求の範囲だけではなく特許請求の範囲と均等なものなどによって定められる。
【符号の説明】
【0176】
100 コンテンツ提供システム
110 APIサーバ
120 ストレージサーバ
130 ファイル処理サーバ
140 データベースサーバ
300 コンテンツファイル
310 メタデータ領域
320 コンテンツ領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末からコンテンツを格納したコンテンツファイルを受信し、
前記コンテンツファイルを格納し、
前記コンテンツファイルのメタデータ領域内のデータに基づいて前記コンテンツのメタデータを抽出し、
前記メタデータを格納し、
前記メタデータを前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末から前記コンテンツに対する要求を受信し、
前記コンテンツファイルを用いて前記コンテンツを前記ユーザ端末に提供すること、を含むことを特徴とするコンテンツ提供方法。
【請求項2】
前記要求は、前記ユーザ端末のユーザが前記メタデータに基づいて前記コンテンツを識別および選択することによって生成されることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項3】
前記コンテンツファイルはMP3フォーマットのファイルであり、前記メタデータ領域は前記MP3フォーマットファイルのID3領域であり、前記コンテンツはオーディオコンテンツであることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項4】
前記メタデータは、前記コンテンツの名称、前記コンテンツのミュージシャンの名称、前記コンテンツのジャケットイメージのうち1つ以上を含むことを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項5】
前記コンテンツは、前記コンテンツファイルのダウンロードまたは前記コンテンツのストリーミングによって前記ユーザ端末に提供されることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項6】
前記コンテンツのメタデータを抽出することは、
前記メタデータ領域内で前記メタデータを検索し、
前記メタデータ領域内で前記メタデータが検索されない場合、前記コンテンツファイルに基づいて前記コンテンツを登録されたコンテンツと比較することによって前記メタデータを生成すること、を含むことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項7】
前記コンテンツのメタデータを抽出することは、前記メタデータ領域内の所定の領域が予め定義された形式に適合しない場合、前記コンテンツファイルに基づいて前記コンテンツを登録されたコンテンツと比較することによって前記メタデータを生成することを含むことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項8】
前記コンテンツファイルを受信することは、
複数のAPIサーバのうち前記コンテンツファイルを受信するAPIサーバを決定し、
前記コンテンツファイルを受信するために決定されたAPIサーバが前記ユーザ端末から前記コンテンツファイルを受信すること、を含み、
前記コンテンツに対する要求を受信することは、
前記複数のAPIサーバのうち前記コンテンツに対する要求を受信するAPIサーバを決定し、
前記コンテンツに対する要求を受信するために決定されたAPIサーバが前記ユーザ端末から前記コンテンツに対する要求を受信すること、を含むことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項9】
第1の端末からコンテンツを格納したコンテンツファイルを受信し、
前記コンテンツファイルを格納し、
前記コンテンツファイルのメタデータ領域内のデータに基づいて前記コンテンツのメタデータを抽出し、
前記メタデータを格納し、
前記メタデータを第2の端末に送信し、
前記第2の端末から前記コンテンツに対する要求を受信し、
前記コンテンツファイルを用いて前記コンテンツを前記第2の端末に提供すること、を含むことを特徴とするコンテンツ提供方法。
【請求項10】
前記要求は、前記第2の端末のユーザが前記メタデータに基づいて前記コンテンツを識別および選択することによって生成されることを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項11】
前記コンテンツファイルはMP3フォーマットのファイルであり、前記メタデータ領域は前記MP3フォーマットファイルのID3領域であり、前記コンテンツはオーディオコンテンツであることを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項12】
前記メタデータは、前記コンテンツの名称、前記コンテンツのミュージシャンの名称、前記コンテンツのジャケットイメージのうち1つ以上を含むことを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項13】
前記コンテンツは、前記コンテンツファイルのダウンロードまたは前記コンテンツのストリーミングによって前記第2の端末に提供されることを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項14】
前記コンテンツのメタデータを抽出することは、
前記メタデータ領域内で前記メタデータを検索し、
前記メタデータ領域内で前記メタデータが検索されない場合、前記コンテンツファイルに基づいて前記コンテンツを登録されたコンテンツと比較することによって前記メタデータを生成すること、を含むことを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項15】
前記コンテンツのメタデータを抽出することは、前記メタデータ領域内の所定の領域が予め定義された形式に適合しない場合、前記コンテンツファイルに基づいて前記コンテンツを登録されたコンテンツと比較することによって前記メタデータを生成することを含むことを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項16】
前記コンテンツファイルを受信することは、
複数のAPIサーバのうち前記コンテンツファイルを受信するAPIサーバを決定し、
前記コンテンツファイルを受信するために決定されたAPIサーバが前記第1の端末から前記コンテンツファイルを受信すること、を含み、
前記コンテンツに対する要求を受信することは、
前記複数のAPIサーバのうち前記コンテンツに対する要求を受信するAPIサーバを決定し、
前記コンテンツに対する要求を受信するものと決定されたAPIサーバが前記第2の端末から前記コンテンツに対する要求を受信すること、を含むことを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項17】
請求項1乃至16の何れか1項のコンテンツ提供方法を行うプログラムを収録したコンピュータで読み出し可能な記録媒体。
【請求項18】
第1の端末からコンテンツを格納したコンテンツファイルを受信し、第2の端末から前記コンテンツに対する要求を受信するAPIサーバと、
前記コンテンツファイルを格納し、前記コンテンツファイルを用いて前記コンテンツを前記第2の端末に提供するストレージサーバと、
前記コンテンツファイルのメタデータ領域内のデータに基づいて前記コンテンツのメタデータを抽出するファイル処理サーバと、
前記抽出されたメタデータを格納し、前記格納されたメタデータを前記第2の端末に提供するデータベースサーバと、を備えることを特徴とするコンテンツ提供システム。
【請求項19】
前記要求は、前記第2の端末のユーザが前記メタデータに基づいて前記コンテンツを識別および選択することによって生成されることを特徴とする請求項18に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項20】
前記コンテンツファイルはMP3フォーマットのファイルであり、前記メタデータ領域は前記MP3フォーマットファイルのID3領域であり、前記コンテンツはオーディオコンテンツであることを特徴とする請求項18に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項21】
前記メタデータは、前記コンテンツの名称、前記コンテンツのミュージシャンの名称、前記コンテンツのジャケットイメージのうち1つ以上を含むことを特徴とする請求項20に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項22】
前記コンテンツは、前記コンテンツファイルのダウンロードまたは前記コンテンツのストリーミングによって前記第2の端末に提供されることを特徴とする請求項18に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項23】
前記ファイル処理サーバは、前記メタデータ領域内で前記メタデータが検索されない場合、前記コンテンツファイルに基づいて前記コンテンツを登録されたコンテンツと比較することによって前記メタデータを生成することを特徴とする請求項18に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項24】
前記ファイル処理サーバは、前記メタデータ領域内の所定の領域が予め定義された形式に適合しない場合、前記コンテンツファイルに基づいて前記コンテンツを登録されたコンテンツと比較することによって前記メタデータを生成することを特徴とする請求項18に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項25】
前記APIサーバは複数であり、
前記複数のAPIサーバのうち前記第1の端末から前記コンテンツファイルを受信する第1のAPIサーバを決定し、前記第2の端末から前記メタデータに対する要求を受信する第2のAPIサーバを決定するL4スイッチングサーバをさらに備えることを特徴とする請求項18に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項26】
前記ストレージサーバは、前記コンテンツファイルを変更せずに、前記第2の端末に提供することを特徴とする請求項18に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項27】
第1の端末からコンテンツを格納したコンテンツファイルを受信し、第2の端末から前記コンテンツに対する要求を受信するAPI部と、
前記コンテンツファイルを格納し、前記コンテンツファイルを用いて前記コンテンツを前記第2の端末に提供するファイルストレージ部と、
前記コンテンツファイルのメタデータ領域内のデータに基づいて前記コンテンツのメタデータを抽出するファイル処理部と、
前記抽出されたメタデータを格納し、前記格納されたメタデータを前記第2の端末に提供するデータベース部と、を備えることを特徴とするサーバ。
【請求項28】
前記API部、前記ファイルストレージ部、前記ファイル処理部、および前記データベース部は1つ以上のサーバに分離され、前記1つ以上のサーバは内部ネットワークによって通信することを特徴とする請求項27に記載のサーバ。
【請求項29】
前記API部は複数であり、
前記複数のAPI部のうち前記第1の端末から前記コンテンツファイルを受信する第1のAPI部を決定し、前記第2の端末から前記メタデータに対する要求を受信する第2のAPI部を決定するL4スイッチング部をさらに備えることを特徴とする請求項27に記載のサーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−4080(P2013−4080A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−240349(P2011−240349)
【出願日】平成23年11月1日(2011.11.1)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 掲載アドレス http://www.nhncorp.com/nhn/pr/pressReleaseDetail.nhn?board.boardNum=21996 ; 掲載日 平成23年5月4日、 掲載アドレス http://mobile.naver.com/service/music ; 掲載日 平成23年5月4日および 掲載アドレス http://music.naver.com/promotion/eventContent.nhn?eventld=7600&islng=N&page=3 ; 掲載日 平成23年5月4日
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】