説明

メディアコンバータ

【課題】取付け位置を選ばず、電気信号ケーブルを見栄えよくかつ容易に配線できるメディアコンバータを提供することを目的としている。
【解決手段】光信号端子と、電気信号端子と、これらが接続された電子回路とを有し、光信号と電気信号との変換機能を備えるメディアコンバータにおいて、内部に電子回路が収容された平面視ほぼ四角形をした筐体の側壁面に光信号端子が設けられ、この光信号端子が設けられた側壁面に直交する側壁面に少なくとも1つの電気信号端子が設けられているとともに、前記筐体の厚み方向の2面のいずれの面をメディアコンバータ固定面に向けた状態でもメディアコンバータ固定面に沿って筐体を固定可能な固定構造を備えることを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体内に光信号と電気信号との変換機構を実装したメディアコンバータに関する。
【背景技術】
【0002】
メディアコンバータは、光信号を電気信号に、電気信号を光信号に変換する電子回路を実装した電子基板が筐体内に収容されているとともに、筐体の側壁面に前記電子回路に接続された電気信号の入出力が可能な電気信号端子と光信号の入出力が可能な光信号端子とがそれぞれ設けられている(特許文献1、2参照)。
【0003】
上記のようなメディアコンバータは、床面に置かれたり、室内壁面に固定されるようになっているが、メディアコンバータの壁面への取り付けにおいての留意点は、メディアコンバータを目線より上に取り付ける場合には、光信号端子が天井面側を向くように、目線より下に取り付ける場合には、光信号端子が床面を向くように取り付けるということである。
すなわち、上記とは逆の取り付け状態とすると、光信号ケーブルを光信号端子に接続する場合、光信号端子から出力された光線が作業者の目に入り、目を傷めてしまう虞がある。
【0004】
しかしながら、従来のメディアコンバータは、光信号端子が筐体の電気信号端子と同一の側壁面に設けられるか、筐体の電気信号端子と逆側の側壁面に設けられている。
したがって、上記のように光信号端子を天井面あるいは床面に向けてメディアコンバータを固定した場合、電気信号端子も天井面あるいは床面を向くようになってしまう。
【0005】
しかし、通常、光信号ケーブルは光信号端子に一旦接続されると、ほとんど着脱されることがないが、電気信号ケーブルの場合、室内の電子機器等に接続されるため、電子機器の交換や配置替え等によってたびたび着脱する場合がある。
したがって、メディアコンバータを床面近傍や天井面近傍に固定した場合、電気信号端子への装着が難しいという問題がある。
【0006】
また、電気信号端子に接続される電気信号ケーブルを室内壁面に沿って配線する場合、上記のように電気信号端子が天井面あるいは床面を向いている場合、一端天井あるいは床方向に配線したのち、電気信号ケーブルを室内壁面に沿うように曲げて配線しなければならず、面倒であるとともに、見栄えも悪いという問題もある。
【0007】
そこで、本発明の発明者らは、筐体の光信号端子が設けられた側壁面と直交する側壁面に電気信号端子を設けるようにすれば、上記問題が解決できるのではないかと考えた。
しかしながら、メディアコンバータは、室内の入隅部や出隅部のコーナー部に取り付けられる場合があり、また、入隅部にも左入隅、右入隅、出隅部にも左出隅、右出隅があるため、取付け位置によっては、電気信号端子が壁面によって塞がれて電気信号ケーブルを接続できなくなるという問題があることがわかった。
【0008】
【特許文献1】特開2005-234161号公報
【特許文献2】特開2006-84492号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みて、取付け位置を選ばず、電気信号ケーブルを見栄えよくかつ容易に配線できるメディアコンバータを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のメディアコンバータ(以下、「請求項1のメディアコンバータ」と記す)は、光信号端子と、電気信号端子と、これらが接続された電子回路とを有し、光信号と電気信号との変換機能を備えるメディアコンバータにおいて、内部に電子回路が収容された平面視ほぼ四角形をした筐体の側壁面に光信号端子が設けられ、この光信号端子が設けられた側壁面に直交する側壁面に少なくとも1つの電気信号端子が設けられているとともに、前記筐体の厚み方向の2面のいずれの面をメディアコンバータ固定面に向けた状態でもメディアコンバータ固定面に沿って筐体を固定可能な固定構造を備えることを特徴としている。
【0011】
本発明の請求項2に記載のメディアコンバータ(以下、「請求項2のメディアコンバータ」と記す)は、請求項1のメディアコンバータにおいて、電気信号端子を複数備え、これらの電気信号端子が電子回路を介して1つの光信号端子と信号変換可能に接続されていることを特徴としている。
【0012】
本発明の請求項3に記載のメディアコンバータ(以下、「請求項3のメディアコンバータ」と記す)は、請求項1または請求項2のメディアコンバータにおいて、筐体と、メディアコンバータ固定面への固定構造およびメディアコンバータ固定面へ固定された状態で、筐体を上下変更かつ着脱自在な筐体装着構造を有する台座とを備えることを特徴としている。
【0013】
本発明の請求項4に記載のメディアコンバータ(以下、「請求項4のメディアコンバータ」と記す)は、請求項3のメディアコンバータにおいて、筐体を台座に装着させたときに、筐体と台座との間に光信号端子に接続される光信号ケーブルの余長部分を収容する隙間を形成する、あるいは、台座がメディアコンバータ固定面に固定されたときに、台座とメディアコンバータ固定面との間に光信号端子に接続される光信号ケーブルの余長部分を収容する隙間を形成するとともに、装着された筐体の光信号端子側の面で、光信号端子よりメディアコンバータ固定面の水平方向にずれた位置で前記隙間に光信号ケーブルを挿入可能な開口を形成する凹部が、筐体および台座の少なくともいずれかに形成されていることを特徴としている。
【0014】
本発明の請求項5に記載のメディアコンバータ(以下、「請求項5のメディアコンバータ」と記す)は、請求項4のメディアコンバータにおいて、光信号ケーブルを挿入可能な開口が光信号ケーブルを収容するモール部材の端部を挿入可能な大きさに形成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0015】
以上のように、請求項1のメディアコンバータは、平面視ほぼ四角形をした筐体の側壁面に光信号端子が設けられ、この光信号端子が設けられた側壁面に直交する側壁面に少なくとも1つの電気信号端子が設けられているので、光信号端子を天井面あるいは床面に向けて室内壁面に固定しても、電気信号端子は水平方向を向く。したがって、電気信号端子への電気信号ケーブルの接続が容易であるとともに、見栄えよく電気信号ケーブルを配線することができる。しかも、筐体を筐体の厚み方向の2面のいずれの面をメディアコンバータ固定面に向けた状態でもメディアコンバータ固定面に沿って固定可能な固定構造を備えているので、出隅部あるいは入隅部でメディアコンバータを固定する室内壁面とコーナー部を形成する室内壁面が電気信号端子を塞ぐような場合、筐体の厚み方向の面を反対側に向くように取り付ければ、回避することができる。したがって、取付け位置を選ばず、固定することができる。
【0016】
請求項2のメディアコンバータは、電気信号端子を筐体の1つの側壁面に複数並列に備えているので、1台のメディアコンバータで煩雑なLANケーブルを一箇所に集めて接続することができる。
【0017】
請求項3のメディアコンバータは、筐体と、メディアコンバータ固定面への固定構造およびメディアコンバータ固定面へ固定された状態で、筐体を上下変更かつ着脱自在な筐体装着構造を有する台座とを備えるので、取付け位置を選ばずに簡単に取り付けることができる。
【0018】
請求項4のメディアコンバータは、筐体を台座に装着させたときに、筐体と台座との間に光信号端子に接続される光信号ケーブルの余長部分を収容する隙間を形成する、あるいは、台座がメディアコンバータ固定面に固定されたときに、台座とメディアコンバータ固定面との間に光信号端子に接続される光信号ケーブルの余長部分を収容する隙間を形成するとともに、装着された筐体の光信号端子側の面で、光信号端子よりメディアコンバータ固定面の水平方向にずれた位置で前記隙間に光信号ケーブルを挿入可能な開口を形成する凹部が、筐体および台座の少なくともいずれかに形成されているので、光信号ケーブルの余長部分を隙間内に隠すことができ、見栄え良く配線することができる。そして、光信号ケーブルに余長部分を設けておけば、余長範囲内であれば、光通信ケーブルを新たに敷設しなおしたりする手間もなく簡単にメディアコンバータの位置を変更することができる。
また、光信号端子よりメディアコンバータ固定面の水平方向にずれた位置で前記隙間に光信号ケーブルを挿入可能な開口を備えていることによって光通信ケーブルを大きな屈曲率で折り返して光信号端子に接続することができる。したがって、光通信ケーブルを屈曲によって傷めることなく光信号端子に接続することができる。
【0019】
請求項5のメディアコンバータは、光信号ケーブルを挿入可能な開口が光信号ケーブルを収容するモール部材の端部を挿入可能な大きさに形成されているので、モールの端部が外部から見えず、見栄え良く配線することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図3は、本発明にかかるメディアコンバータの1つの実施の形態をあらわしている。
【0021】
図1〜図3に示すように、このメディアコンバータ1は、本体である合成樹脂製の筐体2と、合成樹脂製の台座3とを備えている。
筐体2は、図1〜図4に示すように、平面視長方形の直方体をしていて、長手方向の一方の側壁面21に光信号端子4と、電源端子5と、発光ダイオード6とが設けられ、上下面が平坦になっている。
【0022】
また、筐体2の光信号端子4が設けられた側壁面に直交する短手方向の側壁面22には、4つの電気信号端子7が並列して設けられている。
筐体2内には、図示していないが、光信号端子4、電源端子5、発光ダイオード6および4つの電気信号端子7が接続される電子回路が収容されている。
【0023】
電子回路基板は、光信号端子4から入力された光信号を電気信号に変換し、各電気信号端子7に出力するとともに、各電気信号端子7に入力された電気信号を光信号に変換し光信号端子4に出力する公知のメディアコンバータと同様の光信号と電気信号との変換機能を有している。
発光ダイオード6は、点滅、点灯、消灯によってメディアコンバータ1の作動状態を表示するようになっている。
電源端子5は、図8に示すように電源線9cのコネクタ93が接続されるようになっていて、電源線9cから供給される電気を電子回路に供給するようになっている。
【0024】
台座3は、図1〜図3および図5〜図7に示すように、ベース部31と、側壁部32とを備えている。
ベース部31は、筐体2の上下面より少し大きな長方形をしていて、短手方向の中央部に2つのねじ挿通孔31bが穿設された固定部31aを有し、固定部31aを挟んで幅方向の両側にベース部31の長手方向両端で開口する2条の溝状をした凹部31cが設けられている。
凹部31cの断面形状は、後述するモール部材8の断面形状と略同じか少し大きめになっている。
【0025】
固定部31aの長手方向の一端には、係止片31dがベース部31に対し略垂直に立ち上がるように設けられている。
係止片31dの立ち上がり高さは、後述ように、筐体2を台座3に装着した状態で、光信号端子4への光信号ケーブルの接続の邪魔にならない高さになっている。
【0026】
側壁部32は、ベース部31の幅方向両端からベース部31に対し略垂直に立ち上がるように設けられていて、側壁部32間の距離は、筐体2を平面視したときの短手方向の長さと略同じになっている。
また、側壁部32は、切欠孔32aがそれぞれ穿設されているとともに、その上端に他方の側壁部方向に延出する係止片32bをそれぞれ備えている。
【0027】
切欠孔32aは、台座3に筐体2を装着した状態で、4つの電気信号端子7に電気信号ケーブルが切欠孔32aごしに着脱可能な大きさに形成されている。
係止片32bとベース部31との距離は、ベース筐体2の厚み方向と略同じになっている。
【0028】
つぎに、このメディアコンバータ1の使用例を図8を用いて詳しく説明する。
すなわち、このメディアコンバータ1は、図8に示すように、メディアコンバータ固定面である室内壁面Wに固定する場合、まず、室内壁面Wの固定位置に台座3の係止片31dが下側となるように配置した状態で、固定部31aのねじ挿通孔31bごしにビス(図示せず)を室内壁面Wにねじ込み、台座3を室内壁面Wに固定する。
【0029】
続いて、筐体2の長手方向の上下および厚み方向の上下を必要に応じて反転させて、光信号端子4の向きを床面側に向けるか天井面に向けるか、かつ、電気信号端子7の向きを左側にするか右側にするかを決定し、その状態を保ちながら、筐体2を台座3の側壁面21と側壁面21および係止片32bとベース部31との間に嵌り込むように上方からスライド嵌合させ、筐体2の下端を係止片31dに受けさせるようにする。
【0030】
そして、図7に示すように、筐体2と凹部31cとによって形成された2つの筒状をした隙間Sのうち、戸外等から引き入れた光信号ケーブル9aの余長部分を光信号端子4から水平方向に遠い側の隙間Sに通し、凹部31cの光信号端子4側から出た光信号ケーブル9aの先端にプラグ91を接続した後、このプラグ91を光信号端子4に嵌合接続する。
【0031】
また、電気信号端子7には、コンピュータ等に接続される電気信号ケーブルとしてのLANケーブル9bのプラグ92を嵌合接続する。
【0032】
以上のように、このメディアコンバータ1によれば、室内壁面Wに台座3を係止片31dを下側にして固定すれば、筐体2を上方からスライド嵌合させるだけで、室内壁面Wに沿って取り付けることができる。
しかも、筐体2を幅方向や上下方向に反転させるだけで光信号端子4を上下いずれの方向に向けても、電気信号端子7を左右いずれの方向に向けても取り付けることができる。
【0033】
したがって、図7に示すように、左出隅、右出隅、左入隅、右入隅のいずれの場合であっても、電気信号端子7を壁面に邪魔されない位置に設けることができる。
なお、このメディアコンバータ1は、室内壁面Wの水平方向に係止片31dがくるように台座3を取り付けるようにすれば、光信号端子4が水平方向の左右いずれかを向くように、電気信号端子7が上下方向のいずれかを向くように取り付けることもできるとともに、床面に取り付けるようにしても構わない。また、床面に設置する場合には、筐体2のみを床面に置いて使用することもできる。
【0034】
さらに、このメディアコンバータ1は、光信号ケーブル9aの余長分を収容する2つの筒状をした隙間Sを備えているので、光信号ケーブル9aの余長部分をこの隙間S内に収容しておけば、メディアコンバータ1の取付け位置を移動させたりする場合、この余長部分を用いれば、新たに光信号ケーブル9aを引き直したりする作業を行なわなくて済むこともある。
また、隙間Sに通した光信号ケーブル9aを光信号端子4に対して水平方向にずれた位置にある開口S1から引き出したのち、湾曲形状に曲げて光信号端子4に光信号ケーブル9aを接続できるので、光信号ケーブル9aの湾曲率を大きくとることができ、光信号ケーブル9aを湾曲により傷めることがない。
【0035】
そして、凹部31cの断面形状は、後述するモール部材8の断面形状と略同じか少し大きめになっているので、開口S1には、モール部材8を挿入することができる。
したがって、モール部材8の端部を開口S1から隙間S内に挿入するようにすれば、光信号ケーブル9aを見栄え良く壁面沿って配線することができるとともに、モール部材8の端部も外部から見えず、より見栄えのよいものとすることができる。
【0036】
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の実施の形態では、溝状の凹部が台座側に設けられていたが、筐体の厚み方向の上下面に溝状の凹部をたとえば2条ずつ形成するようにしても構わない。
上記の実施の形態では、台座に2条の溝状をした凹部が設けられていたが、筐体を受ける支持部が島状に設けられた1つの凹部を台座のベース部の略全面に設けるようにして、支持部をガイドとして凹部内で光信号ケーブルをループ状にすることによってより長い光信号ケーブルを収容できるようにしても構わない。
【0037】
上記の実施の形態では、筐体が台座にスライド嵌合させることによって台座を介して室内壁面の所望位置に取り付けるようになっていたが、台座に設けた弾性挟持手段によって筐体を弾性係止するようにしても構わない。また、筐体を台座にねじ固定するようにしても構わない。
上記の実施の形態では、筐体および台座が合成樹脂で形成されていたが、アルミニウム等の金属で形成されていても構わないし、金属と合成樹脂との複合材料で形成されていても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明にかかるメディアコンバータの1つの実施の形態をあらわす斜視図である。
【図2】図1のメディアコンバータの光信号端子が設けられた面を正面から見た図である。
【図3】図1のメディアコンバータの電気信号端子が設けられた面を正面から見た図である。
【図4】図1のメディアコンバータの筐体の斜視図である。
【図5】図1のメディアコンバータの台座の斜視図である。
【図6】図5の台座の正面図である。
【図7】図5の台座の側面図である。
【図8】図1のメディアコンバータの使用例を模式的にあらわす図である。
【符号の説明】
【0039】
1 メディアコンバータ
2 筐体
3 台座
4 光信号端子
7 電気信号端子
8 モール部材
9a 光信号ケーブル
W 室内壁面(メディアコンバータ固定面)
S 隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光信号端子と、電気信号端子と、これらが接続された電子回路とを有し、光信号と電気信号との変換機能を備えるメディアコンバータにおいて、内部に電子回路が収容された平面視ほぼ四角形をした筐体の側壁面に光信号端子が設けられ、この光信号端子が設けられた側壁面に直交する側壁面に少なくとも1つの電気信号端子が設けられているとともに、前記筐体の厚み方向の2面のいずれの面をメディアコンバータ固定面に向けた状態でもメディアコンバータ固定面に沿って筐体を固定可能な固定構造を備えることを特徴とするメディアコンバータ。
【請求項2】
電気信号端子を複数備え、これらの電気信号端子が電子回路を介して1つの光信号端子と信号変換可能に接続されている請求項1に記載のメディアコンバータ。
【請求項3】
筐体と、メディアコンバータ固定面への固定構造およびメディアコンバータ固定面へ固定された状態で、筐体を上下変更かつ着脱自在な筐体装着構造を有する台座とを備える請求項1または請求項2に記載のメディアコンバータ。
【請求項4】
筐体を台座に装着させたときに、筐体と台座との間に光信号端子に接続される光信号ケーブルの余長部分を収容する隙間を形成する、あるいは、台座がメディアコンバータ固定面に固定されたときに、台座とメディアコンバータ固定面との間に光信号端子に接続される光信号ケーブルの余長部分を収容する隙間を形成するとともに、装着された筐体の光信号端子側の面で、光信号端子よりメディアコンバータ固定面の水平方向にずれた位置で前記隙間に光信号ケーブルを挿入可能な開口を形成する凹部が、筐体および台座の少なくともいずれかに形成されている請求項3に記載のメディアコンバータ。
【請求項5】
光信号ケーブルを挿入可能な開口が光信号ケーブルを収容するモール部材の端部を挿入可能な大きさに形成されている請求項4に記載のメディアコンバータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−122514(P2008−122514A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−303948(P2006−303948)
【出願日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【出願人】(000002174)積水化学工業株式会社 (5,781)
【Fターム(参考)】