メラミン樹脂製スポンジの圧縮保持具

【課題】水だけで汚れを落とせるメラミン樹脂製スポンジの特性を十分に生かし、尚かつ、手が汚れずに、容易に汚れたメラミン樹脂製スポンジを廃棄できるようにしたメラミン樹脂製スポンジの保持具を提供する。
【解決手段】雄ねじ１ａの付いた円筒１に、メラミン樹脂製スポンジ３を圧縮して入れ込み、それに雌ねじ２ａと丸棒２ｂの付いた外円筒２を挿入し、時計回りに回転させれば丸棒２ｂがメラミン樹脂製スポンジ３に圧力をかけ円筒１の中から自在に押し出すことができる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【０００１】
本発明は、水だけで汚れを落とすことができるメラミン樹脂製スポンジの保持具に関するものであり、手を汚さず強固な汚れも落とすことができ、尚かつメラミン樹脂製スポンジを無駄なく最後まで使用できるようにしたメラミン樹脂製スポンジの圧縮保持具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来より、メラミン樹脂製スポンジは、水だけで汚れを落とせるスポンジとして、様々な用途に使用されている。
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかし、メラミン樹脂製スポンジは主に手で保持して使用されるため、強固な汚れを落とそうとして強く物に押しつけると変形してしまい、保持している手も汚れやすかった。また、この使用法ではスポンジ全体が汚れてしまう為、大きなスポンジを早々と廃棄することが多かった。
【０００４】
本発明はこの課題を解決するためになされた。本発明の目的は、圧縮して強く押しつけることにより水だけで強固な汚れも落とすことができるというメラミン樹脂製スポンジの特徴を最大限にいかし、尚かつ手を汚すことなくスポンジの汚れた部分のみを簡単に切り落とすことができるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記目的を達成するために、本発明ではメラミン樹脂製スポンジを円筒の中に圧縮して収納し、その円筒の内径に等しい外径を持つ丸棒をネジ等の機構により円筒の一方から円筒の内部に送り込めるようにした。
【０００６】
これにより、メラミン樹脂製スポンジは常に圧縮された状態で円筒内に保持され、円筒の一方より挿入された丸棒により、メラミン樹脂製スポンジは円筒の反対側より使用する部分のみが円筒の外にはみ出すことになる。この円筒を手で保持し、メラミン樹脂製スポンジの円筒の外にはみ出した部分で汚れた物体を磨くことにより、強い圧力で対象物を磨くことができる。また、丸棒をネジ等の機構により円筒内に送り込むことによりメラミン樹脂製スポンジを必要なだけ送り出し、汚れた部分だけカッターナイフ等で切断し廃棄することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
図１において、本発明のメラミン樹脂製スポンジの圧縮保持具の円筒１の内部にメラミン樹脂製スポンジ３を圧縮して収納し、円筒１の外部には雄ねじ１ａが設けられており、それに雌ねじ２ａと丸棒２ｂを設けた外円筒２を挿入し、円筒１を片手で持ちながら外円筒２をもう一方の手で時計回りに回転させれば、丸棒２ｂは円筒１の内部に送り込まれ、圧縮されたメラミン樹脂製スポンジ３が必要なだけ円筒１より送り出されることになる。円筒１と外円筒２を手で持ち、メラミン樹脂製スポンジ３の円筒１よりはみ出した部分を使って、手を汚すことなく対象物に強い力で押しつけて対象物の汚れを落とすことができる。また、メラミン樹脂製スポンジ３の汚れた部分は、外円筒２を時計回りに回転させて送り出し、カッターナイフなどで簡単に切り落とすことができる。
【０００８】
図２において、メラミン樹脂製スポンジ３を使い終わったところである。円筒１を片手で持ちながら、外円筒２を反時計回りに回転させて円筒１より分離し、円筒１に新しいメラミン樹脂製スポンジを圧縮しながら詰めなおせば、再び使用する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態であるメラミン樹脂製スポンジの圧縮保持具の縦断面を示す断面図である。
【図２】本発明の一実施形態であるメラミン樹脂製スポンジの圧縮保持具のスポンジを使い終わった状態の縦断面を示す断面図である。
【図３】本発明の一実施形態であるメラミン樹脂製スポンジの圧縮保持具の斜視図である。
【符号の説明】
１・・・円筒、２・・・外円筒、３・・・メラミン樹脂製スポンジ、１ａ・・・雄ねじ、２ａ・・・雌ねじ、２ｂ・・・丸棒。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
メラミン樹脂製のスポンジを圧縮して収納する為の円筒を有し、その円筒の内径に一致する外径の丸棒を設け、その丸棒がネジその他の機構により円筒内のメラミン樹脂製スポンジを徐々に押し出すことが出来、尚かつその状態を保持することを可能にする構造を持つメラミン樹脂製スポンジの圧縮保持具。

【図１】