説明

モノマーからのタンパク質凝集体の分離における結合試薬としての正に荷電した種

本発明は、凝集体を含有する疑いがある試料を、凝集体特異的結合試薬と、前記試薬と存在するならば前記凝集体とが結合することを可能にする条件下で接触させ、試料中の、もしあるならば凝集体の存在を、凝集体と試薬との結合により検出することにより、試料中の凝集体の存在を検出する方法を提供し、ここで、凝集体特異的結合試薬は、典型的に、試料がASB試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する。オリゴマーの存在を検出する方法も提供される。これらの方法において用いるための組成物も提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
試料中の凝集体の存在を検出するための方法であって、前記方法は:
凝集体を含有する疑いがある試料と、凝集体特異的結合試薬とを、前記試薬と、存在するならば前記凝集体とが結合して複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
前記試料中の、もしあるならば凝集体の存在を、凝集体と前記凝集体特異的結合試薬との結合により検出するステップと
を含み、
前記凝集体特異的結合試薬が、
前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、
1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、
前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、
方法。
【請求項2】
試料中の凝集体の存在を検出するための方法であって、前記方法は:
凝集体を含有する疑いがある試料と、凝集体特異的結合試薬とを、前記試薬と、存在するならば前記凝集体とが結合して複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
前記複合体と、コンフォメーションタンパク質特異的結合試薬とを、結合を可能にする条件下で接触させるステップと、
前記試料中の、もしあるならば凝集体の存在を、凝集体と前記コンフォメーションタンパク質特異的結合試薬との結合により検出するステップと
を含み、
前記凝集体特異的結合試薬が、
前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、
1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、
前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、
方法。
【請求項3】
前記複合体を形成した後に、未結合の試料を除去するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記コンフォメーションタンパク質特異的結合試薬が、抗体である、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記凝集体が、Aβタンパク質を含み、前記コンフォメーションタンパク質特異的結合試薬が、抗Aβ抗体である、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
試料中の凝集体の存在を検出する方法であって、前記方法は:
凝集体を含有する疑いがある試料と、凝集体特異的結合試薬とを、前記試薬と、存在するならば前記凝集体とが結合して第1複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
未結合の試料を除去するステップと、
前記凝集体を、前記第1複合体から解離させて、解離凝集体を提供するステップと、
前記解離凝集体と、第1コンフォメーションタンパク質特異的結合試薬とを、結合して第2複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
前記試料中の、もしあるならば凝集体の存在を、前記第2複合体の形成を検出することにより検出するステップと
を含み、
前記凝集体特異的結合試薬が、
前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、
1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、
前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、
方法。
【請求項7】
前記第2複合体の形成が、検出可能に標識された第2コンフォメーションタンパク質特異的結合試薬を用いて検出される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1コンフォメーションタンパク質特異的結合試薬が、固体支持体に連結されている、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記凝集体が、前記第1複合体をチオシアン酸グアニジンに曝露することにより、前記第1複合体から解離される、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記凝集体が、前記複合体を高pHまたは低pHに曝露することにより、前記第1複合体から解離される、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記凝集体が、Aβタンパク質を含み、前記コンフォメーションタンパク質特異的結合試薬が、抗Aβ抗体である、請求項6に記載の方法。
【請求項12】
試料中の凝集体の存在を検出するための方法であって、前記方法は:
凝集体を含有する疑いがある試料と、コンフォメーションタンパク質特異的結合試薬とを、前記試薬と、存在するならば前記凝集体とが結合して複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
未結合の試料を除去するステップと、
前記複合体を、検出可能な標識を含む凝集体特異的結合試薬とを、前記試薬と前記凝集体との結合を可能にする条件下で接触させるステップと、
前記試料中の、もしあるならば凝集体の存在を、凝集体と前記凝集体特異的結合試薬との結合により検出するステップと
を含み、
前記凝集体特異的結合試薬が、
前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、
1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、
前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、
方法。
【請求項13】
前記コンフォメーションタンパク質特異的タンパク質が、固体支持体と連結されている、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
試料中の凝集体の存在を検出するための方法であって、前記方法は:
凝集体特異的結合試薬を含む固体支持体を提供するステップと、
前記固体支持体を、検出可能に標識されたリガンドと組み合わせるステップであって、前記凝集体特異的結合試薬が前記検出可能に標識されたリガンドと結合するアビディティが、前記試薬が前記凝集体と結合するアビディティより弱い、ステップと、
凝集体を含有する疑いがある試料と、前記固体支持体とを、前記試料中に存在する場合に前記凝集体が前記試薬と結合して、前記リガンドを置き換えることを可能にする条件下で組み合わせるステップと、
前記凝集体と前記凝集体特異的結合試薬との間で形成された複合体を検出するステップと
を含み、
前記凝集体特異的結合試薬が、
前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、
1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、
前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、
方法。
【請求項15】
ポリペプチド試料中の凝集体の量を低減するための方法であって、前記方法は:
凝集体を含有する疑いがあるポリペプチド試料と、凝集体特異的結合試薬とを、前記試薬と、存在するならば前記凝集体とが結合して複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
未結合のポリペプチド試料を収集するステップと
を含み、
前記凝集体特異的結合試薬が、
前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、
1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、
前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、
方法。
【請求項16】
試料中の凝集体とモノマーとを識別するための方法であって、前記方法は:
凝集体を含有する疑いがある試料と、凝集体特異的結合試薬とを、前記試薬と、存在するならば前記凝集体とが結合して複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
前記試料中の、もしあるならば凝集体とモノマーとを、凝集体と前記凝集体特異的結合試薬との結合により識別するステップと
を含み、
前記凝集体特異的結合試薬が、
前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、
1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、
前記固体支持体に付着している場合に、前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、
方法。
【請求項17】
被験体についてコンフォメーション疾患の増大した蓋然性が存在しているか否かを評価するための方法であって、前記方法は:
コンフォメーション疾患を有する疑いがある被験体からの生物学的試料と、凝集体特異的結合試薬とを、前記試薬と、存在するならば病原性凝集体とが結合して複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
前記生物学的試料中の、もしあるならば病原性凝集体の存在を、凝集体と前記凝集体特異的結合試薬との結合により検出するステップと、
前記生物学的試料中の病原性凝集体の量がコンフォメーション疾患を有さない被験体からの試料中の凝集体の量より高いならば、前記被験体がコンフォメーション疾患を有することの増大した蓋然性が存在していることを決定するステップと
を含み、
前記凝集体特異的結合試薬が、
前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、
1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、
前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、
方法。
【請求項18】
コンフォメーション疾患についての処置の有効性を評価するための方法であって、前記方法は:
コンフォメーション疾患についての処置を受けた患者からの生物学的試料と、凝集体特異的結合試薬とを、前記試薬と、存在するならば病原性凝集体とが結合して複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
前記試料中の、もしあるならば病原性凝集体の存在を、凝集体と前記凝集体特異的結合試薬との結合により検出するステップと、
前記生物学的試料中の病原性凝集体の量が対照中の病原性凝集体の量よりも低いならば、前記処置が有効であることを決定するステップであって、前記対照が、コンフォメーション疾患についての処置前の前記患者からの生物学的試料中の病原性凝集体の量である、ステップと
を含み、
前記凝集体特異的結合試薬が、
前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、
1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、
前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、
方法。
【請求項19】
前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約90nmolまたは1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約120nmolの電荷密度にて固体支持体に付着している、請求項1〜18のいずれかに記載の方法。
【請求項20】
前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約500nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約1000nmolまたは1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約2000nmolの電荷密度にて固体支持体に付着している、請求項1〜19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
前記凝集体または病原性凝集体が、可溶性である、請求項1〜20のいずれかに記載の方法。
【請求項22】
試料中のオリゴマーの存在を検出するための方法であって、前記方法は:
オリゴマーを含有する疑いがある試料を提供するステップであって、前記試料が、オリゴマー以外の凝集体を欠く、ステップと、
前記試料と、凝集体特異的結合試薬とを、前記試薬と、存在するならば前記オリゴマーとが結合して複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
前記試料中の、もしあるならばオリゴマーの存在を、オリゴマーと前記凝集体特異的結合試薬との結合により検出するステップと
を含み、
前記凝集体特異的結合試薬が、
前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、
1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約2000nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、
前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、
方法。
【請求項23】
試料中のオリゴマーの存在を検出するための方法であって、前記方法は:
オリゴマーを含有する疑いがある試料を提供するステップと、
前記試料からオリゴマー以外の凝集体を除去するステップと、
前記試料と、凝集体特異的結合試薬とを、前記試薬と、存在するならば前記オリゴマーとが結合して複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
前記試料中の、もしあるならばオリゴマーの存在を、オリゴマーと前記凝集体特異的結合試薬との結合により検出するステップと
を含み、
前記凝集体特異的結合試薬が、
前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、
1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約2000nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、
前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、
方法。
【請求項24】
前記凝集体の除去が、遠心分離による、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
試料中のオリゴマーの存在を検出するための方法であって、前記方法は:
オリゴマーを含有する疑いがある試料と、凝集体特異的結合試薬とを、前記試薬と、存在するならば前記オリゴマーとが結合して複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
前記複合体を第2試薬と接触させるステップであって、前記試薬が、オリゴマーまたはオリゴマー以外の凝集体のいずれかと優先的に結合する、ステップと、
前記試料中の、もしあるならばオリゴマーの存在を、オリゴマーと前記第2試薬との結合または結合の欠如により検出するステップと
を含み、
前記凝集体特異的結合試薬が、
前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、
1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約2000nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、
前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、
方法。
【請求項26】
オリゴマー以外の前記凝集体が、原線維を含む、請求項22〜25のいずれかに記載の方法。
【請求項27】
前記オリゴマーが、可溶性である、請求項22〜25のいずれかに記載の方法。
【請求項28】
前記凝集体特異的結合試薬と前記凝集体またはオリゴマーとの間で形成された前記複合体を、洗浄剤で処理するステップをさらに含む、請求項1〜27のいずれかに記載の方法。
【請求項29】
前記処理するステップが、前記接触させるステップの後に行われる、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記洗浄剤が、中性洗浄剤である、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記洗浄剤が、正電荷および負電荷の両方を含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記洗浄剤が、長い炭素鎖を含む、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記洗浄剤が、モノラウリン酸ポリエチレングリコールソルビタン、n−テトラデシル−N,N−ジメチル−3−アンモニオ−1−プロパンスルホネート、n−ヘキサデシル−N,N−ジメチル−3−アンモニオ−1−プロパンスルホネート、n−ドデシル−N,N−ジメチル−3−アンモニオ−1−プロパンスルホネート、アミドスルホベタイン−14,3−[N,N−ジメチル(3−ミリストイルアミノプロピル)アンモニオ]プロパンスルホネート、アミドスルホベタイン−16,3−[N,N−ジメチル−N−(3−パルミトアミドプロピル)アンモニオ]プロパン−1−スルホネート、4−n−オクチルベンゾイルアミド−プロピル−ジメチルアンモニオスルホベタインおよびN,N−ジメチル−N−ドデシルグリシンベタインからなる群より選択される、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記固体支持体が、ニトロセルロース、ポリスチレンラテックス、フッ化ポリビニル、ジアゾ化ペーパー、ナイロンメンブレン、活性化ビーズ、磁気反応性ビーズ、酸化チタン、酸化ケイ素、多糖ビーズ、多糖メンブレン、アガロース、ガラス、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール−ポリスチレンハイブリッド、孔径制御ガラス、ガラススライド、金ビーズおよびセルロースからなる群より選択される、請求項1〜33のいずれかに記載の方法。
【請求項35】
前記凝集体特異的結合試薬が、検出可能に標識されている、請求項1〜34のいずれかに記載の方法。
【請求項36】
前記試料が、体組織または体液を含む生物学的試料である、請求項1〜14または16〜35のいずれかに記載の方法。
【請求項37】
前記生物学的試料が、全血、血液分画物、血液成分、血漿、血小板、血清、脳脊髄液(CSF)、骨髄、尿、涙、乳汁、リンパ液、器官組織、脳組織、神経系組織、筋肉組織、非神経系組織、生検材料、剖検材料、脂肪生検材料、細胞、大便、胎盤、脾臓組織、リンパ組織、膵臓組織、気管支肺胞洗浄液または滑液を含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記試料が、脳脊髄液(CSF)を含む、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記試料が、ポリペプチドを含む、請求項1〜14または19〜35のいずれかに記載の方法。
【請求項40】
前記凝集体特異的結合試薬が、前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約2の正の、少なくとも約3の正の、少なくとも約4の正の、少なくとも約5の正の、少なくとも約6の正のまたは少なくとも約7の正の正味電荷を有する、請求項1〜39のいずれかに記載の方法。
【請求項41】
前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約3000nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約4000nmolまたは1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約5000nmolの電荷密度にて固体支持体に付着している、請求項1〜40のいずれかに記載の方法。
【請求項42】
前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約6000nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約7000nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約8000nmolまたは1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約9000nmolの電荷密度にて固体支持体に付着している、請求項1〜40のいずれかに記載の方法。
【請求項43】
前記凝集体特異的結合試薬が、モノマーに対する結合親和性および/またはアビディティより少なくとも約2倍高い、凝集体に対する結合親和性および/またはアビディティを有する、請求項1〜42のいずれかに記載の方法。
【請求項44】
前記凝集体特異的結合試薬が、前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHより少なくとも約1pH単位高いpKaを有する少なくとも1つの正に荷電した官能基を含む、請求項1〜43のいずれかに記載の方法。
【請求項45】
前記少なくとも1つの正に荷電した官能基が、前記凝集体特異的結合試薬の全ての官能基のうちで前記固体支持体に最も近い、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記凝集体特異的結合試薬が、疎水性官能基を含む、請求項1〜45のいずれかに記載の方法。
【請求項47】
前記疎水性官能基が、芳香族疎水性官能基である、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記疎水性官能基が、脂肪族疎水性官能基である、請求項46に記載の方法。
【請求項49】
前記凝集体特異的結合試薬が、1つだけの正に荷電した官能基と、少なくとも1つの疎水性官能基とを含む、請求項1〜48のいずれかに記載の方法。
【請求項50】
前記凝集体特異的結合試薬が、少なくとも1つの正に荷電した官能基と、1つだけの疎水性官能基とを含む、請求項1〜48のいずれかに記載の方法。
【請求項51】
前記凝集体特異的結合試薬が、1つだけの正に荷電した官能基と、1つだけの疎水性官能基とを含む、請求項1〜48のいずれかに記載の方法。
【請求項52】
前記凝集体特異的結合試薬が、L−異性体である少なくとも1つのアミノ酸を含む、請求項1〜51のいずれかに記載の方法。
【請求項53】
前記凝集体特異的結合試薬が、D−異性体である少なくとも1つのアミノ酸を含む、請求項1〜51のいずれかに記載の方法。
【請求項54】
前記凝集体が、非病原性である、請求項1〜16または19〜53のいずれかに記載の方法。
【請求項55】
前記非病原性凝集体が、酵母プリオンタンパク質sup35またはホルモンである、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記非病原性凝集体が、ポリペプチドの凝集体である、請求項54に記載の方法。
【請求項57】
前記凝集体が、病原性である、請求項1〜48のいずれかに記載の方法。
【請求項58】
前記病原性凝集体が、子かん前症、タウオパチー、TDP−43タンパク質症またはセルピン病と関連する凝集体である、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記病原性凝集体が、アミロイド疾患と関連する凝集体である、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記アミロイド疾患が、全身性アミロイドーシス、AAアミロイドーシス、シヌクレイン病、アルツハイマー病、プリオン病、ALS、免疫グロブリン関連疾患、血清アミロイドA関連疾患、ハンチントン病、パーキンソン病、II型糖尿病、透析アミロイドーシスおよび脳のアミロイドアンギオパチーからなる群より選択される、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記病原性凝集体が、アルツハイマー病と関連する凝集体である、請求項57に記載の方法。
【請求項62】
前記病原性凝集体が、脳のアミロイドアンギオパチーと関連する凝集体である、請求項57に記載の方法。
【請求項63】
アルツハイマー病または脳のアミロイドアンギオパチーと関連する前記凝集体が、アミロイド−ベータ(Aβ)タンパク質を含む、請求項61または62に記載の方法。
【請求項64】
前記Aβタンパク質が、Aβ40である、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記Aβタンパク質が、Aβ42である、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
アルツハイマー病と関連する前記凝集体が、タウタンパク質を含む、請求項61に記載の方法。
【請求項67】
前記病原性凝集体が、アミリンを含む、請求項57に記載の方法。
【請求項68】
前記病原性凝集体が、アミロイドAタンパク質を含む、請求項57に記載の方法。
【請求項69】
前記病原性凝集体が、アルファ−シヌクレインを含む、請求項57に記載の方法。
【請求項70】
前記凝集体特異的結合試薬が、前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて少なくとも1の正味正電荷を有する少なくとも1つのアミノ酸を含む、請求項1〜67のいずれかに記載の方法。
【請求項71】
前記少なくとも1つのアミノ酸が、生理的pHにて正に荷電されている、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記少なくとも1つのアミノ酸が、リシンおよびアルギニンからなる群より選択される天然アミノ酸である、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記少なくとも1つのアミノ酸が、オルニチン、メチルリシン、ジアミノ酪酸、ホモアルギニンおよび4−アミノメチルフェニルアラニンからなる群より選択される非天然アミノ酸である、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
前記凝集体特異的結合試薬が、疎水性アミノ酸を含む、請求項1〜73のいずれかに記載の方法。
【請求項75】
前記疎水性アミノ酸が、芳香族疎水性アミノ酸である、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記疎水性アミノ酸が、脂肪族疎水性アミノ酸である、請求項74に記載の方法。
【請求項77】
前記疎水性アミノ酸が、トリプトファン、フェニルアラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、チロシン、ホモフェニルアラニン、フェニルグリシン、4−クロロフェニルアラニン、ノルロイシン、ノルバリン、チエニルアラニン、4−ニトロフェニルアラニン、4−アミノフェニルアラニン、ペンタフルオロフェニルアラニン、2−ナフチルアラニン、p−ビフェニルアラニン、スチリルアラニン、置換フェニルアラニン、ハロゲン化フェニルアラニン、アミノイソ酪酸、アリルグリシン、シクロヘキシルアラニン、シクロヘキシルグリシン、1−ナフチルアラニン、ピリジルアラニンおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−カルボン酸からなる群より選択される、請求項74に記載の方法。
【請求項78】
前記凝集体特異的結合試薬が、
【化41】

からなる群より選択されるペプチドを含む、請求項1〜77のいずれかに記載の方法。
【請求項79】
前記凝集体特異的結合試薬が、F−fdb−F−fdb−fdb−fdb(配列番号53)、FoFooo(配列番号54)、モノBoc−エチレンジアミン+BrCH2CO−KKFKF(配列番号55)、トリエチルアミン+BrCH2CO−KKFKF(配列番号56)、テトラメチルエチレンジアミン+BrCH2CO−KKFKF(配列番号57)および配列番号58〜66からなる群より選択されるペプチドを含む、請求項1〜77のいずれかに記載の方法。
【請求項80】
前記凝集体特異的結合試薬が、
【化42】

からなる群より選択されるペプチドを含む、請求項1〜77のいずれかに記載の方法。
【請求項81】
前記凝集体特異的結合試薬が、
【化43】

【化44】

【化45】

【化46】

からなる群より選択されるペプトイドを含み、ここで、式中、RおよびR’は任意の基である、請求項1〜77のいずれかに記載の方法。
【請求項82】
前記凝集体特異的結合試薬が、配列番号9〜14および91〜96からなる群より選択されるペプトイドを含む、請求項1〜77のいずれかに記載の方法。
【請求項83】
前記凝集体特異的結合試薬が、
【化47】

を含み、ここで、式中、RおよびR’は、任意の基である、請求項1〜77のいずれかに記載の方法。
【請求項84】
前記凝集体特異的結合試薬が、
【化48】

のデンドロンを含む、請求項1〜83のいずれかに記載の方法。
【請求項85】
前記凝集体特異的結合試薬が、アミン、アルキル基、複素環、シクロアルカン、グアニジン、エーテル、アリルおよび芳香族からなる群より選択される官能基を含む、請求項1〜84のいずれかに記載の方法。
【請求項86】
前記凝集体特異的結合試薬が、ナフチル、フェノール、アニリン、フェニル、置換フェニル、ニトロフェニル、ハロゲン化フェニル、ビフェニル、スチリル、ジフェニル、ベンジルスルホンアミド、アミノメチルフェニル、チオフェン、インドリル、ナフチル、フランおよびイミダゾールからなる群より選択される芳香族官能基を含む、請求項1〜85のいずれかに記載の方法。
【請求項87】
前記ハロゲン化フェニルが、クロロフェニルまたはフルオロフェニルである、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記凝集体特異的結合試薬が、第1級アミン、第2級アミン、第3級アミンおよび第4級アミンからなる群より選択されるアミン官能基を含む、請求項1〜85のいずれかに記載の方法。
【請求項89】
前記凝集体特異的結合試薬が、イソブチル、イソプロピル、sec−ブチルおよびメチルならびにオクチルからなる群より選択されるアルキル官能基を含む、請求項1〜85のいずれかに記載の方法。
【請求項90】
前記凝集体特異的結合試薬が、テトラヒドロフラン、ピロリジンおよびピペリジンからなる群より選択される複素環官能基を含む、請求項1〜85のいずれかに記載の方法。
【請求項91】
前記凝集体特異的結合試薬が、シクロプロピルおよびシクロヘキシルからなる群より選択されるシクロアルカン官能基を含む、請求項1〜85のいずれかに記載の方法。
【請求項92】
前記凝集体特異的結合試薬が、反復モチーフを含む、請求項1〜91のいずれかに記載の方法。
【請求項93】
前記凝集体特異的結合試薬が、前記凝集体の負に荷電した基のものと同じ間隔で正に荷電した基を含む、請求項1〜92のいずれかに記載の方法。
【請求項94】
前記凝集体特異的結合試薬が、配列番号1または配列番号15を含む、請求項1〜93のいずれかに記載の方法。
【請求項95】
前記凝集体が、アミリンを含み、前記凝集体特異的結合試薬が、配列番号15を含み、前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約8000nmol〜約15000nmolの電荷密度にて固体支持体に付着している、請求項1、6、12、14および16のいずれかに記載の方法。
【請求項96】
前記凝集体が、アルファ−シヌクレインを含み、前記凝集体特異的結合試薬が、配列番号15を含み、前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約8000nmol〜約15000nmolの電荷密度にて固体支持体に付着している、請求項1、6、12、14および16のいずれかに記載の方法。
【請求項97】
前記凝集体が、アミロイドAタンパク質を含み、前記凝集体特異的結合試薬が、配列番号15を含み、前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約8000nmol〜約15000nmolの電荷密度にて固体支持体に付着している、請求項1、6、12、14および16のいずれかに記載の方法。
【請求項98】
前記洗浄剤が、n−テトラデシル−N,N−ジメチル−3−アンモニオ−1−プロパンスルホネートであり、前記凝集体が、Aβ40タンパク質を含む病原性凝集体であり、前記凝集体特異的結合試薬が、配列番号15を含み、前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約8000nmol〜約15000nmolの電荷密度にて固体支持体に付着している、請求項33に記載の方法。
【請求項99】
前記試料が、脳脊髄液(CSF)を含む、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
以下:
【化49】

らなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、ペプチド凝集体特異的結合試薬。
【請求項101】
KKKKKK(配列番号4)のアミノ酸配列からなるペプチドを含む、ペプチド凝集体特異的結合試薬。
【請求項102】
F−fdb−F−fdb−fdb−fdb(配列番号53)、FoFooo(配列番号54)、モノBoc−エチレンジアミン+BrCH2CO−KKFKF(配列番号55)、トリエチルアミン+BrCH2CO−KKFKF(配列番号56)、テトラメチルエチレンジアミン+BrCH2CO−KKFKF(配列番号57)および配列番号58〜66からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、ペプチド凝集体特異的結合試薬。
【請求項103】
以下:
【化50】

【化51】

【化52】

からなる群より選択されるペプトイドを含む、ペプトイド凝集体特異的結合試薬であって、式中、RおよびR’は、任意の基である、ペプトイド凝集体特異的結合試薬。
【請求項104】
配列番号9〜14および91〜95からなる群より選択されるペプトイドを含む、ペプトイド凝集体特異的結合試薬。
【請求項105】
疎水性官能基を含む、請求項100〜104のいずれかに記載の凝集体特異的結合試薬。
【請求項106】
前記疎水性官能基が、芳香族疎水性官能基である、請求項105に記載の凝集体特異的結合試薬。
【請求項107】
前記疎水性官能基が、脂肪族疎水性官能基である、請求項105に記載の凝集体特異的結合試薬。
【請求項108】
アミン、アルキル基、複素環、シクロアルカン、グアニジン、エーテル、アリルおよび芳香族からなる群より選択される官能基を含む、請求項100〜107のいずれかに記載の凝集体特異的結合試薬。
【請求項109】
ナフチル、フェノール、アニリン、フェニル、置換フェニル、ニトロフェニル、ハロゲン化フェニル、ビフェニル、スチリル、ジフェニル、ベンジルスルホンアミド、アミノメチルフェニル、チオフェン、インドリル、ナフチル、フランおよびイミダゾールからなる群より選択される芳香族官能基を含む、請求項100〜108のいずれかに記載の凝集体特異的結合試薬。
【請求項110】
前記ハロゲン化フェニルが、クロロフェニルまたはフルオロフェニルである、請求項109に記載の凝集体特異的結合試薬。
【請求項111】
第1級アミン、第2級アミン、第3級アミンおよび第4級アミンからなる群より選択されるアミン官能基を含む、請求項100〜108のいずれかに記載の凝集体特異的結合試薬。
【請求項112】
イソブチル、イソプロピル、sec−ブチルおよびメチルならびにオクチルからなる群より選択されるアルキル官能基を含む、請求項100〜108のいずれかに記載の凝集体特異的結合試薬。
【請求項113】
テトラヒドロフラン、ピロリジンおよびピペリジンからなる群より選択される複素環官能基を含む、請求項100〜108のいずれかに記載の凝集体特異的結合試薬。
【請求項114】
シクロプロピルおよびシクロヘキシルからなる群より選択されるシクロアルカン官能基を含む、請求項100〜108のいずれかに記載の凝集体特異的結合試薬。
【請求項115】
検出可能に標識されている、請求項100〜114のいずれかに記載の凝集体特異的結合試薬。
【請求項116】
固体支持体と、請求項100〜115に記載の凝集体特異的結合試薬とを含む組成物。
【請求項117】
固体支持体と凝集体特異的結合試薬とを含む組成物であって、前記凝集体特異的結合試薬が、
【化53】

を含み、さらに、前記固体支持体がビーズを含む、組成物。
【請求項118】
固体支持体と、ペプチド凝集体特異的結合試薬とを含む組成物であって、前記試薬が、
【化54】

からなる群より選択されるアミノ酸配列を含み、さらに、前記固体支持体がビーズを含む、組成物。
【請求項119】
前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて前記固体支持体に付着しており、前記組成物が、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、請求項116〜118のいずれかに記載の組成物。
【請求項120】
前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約90nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約120nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約500nmolまたは1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約1000nmolの電荷密度にて前記固体支持体に付着しており、前記組成物が、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、請求項116〜118のいずれかに記載の組成物。
【請求項121】
前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約2000nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約3000nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約4000nmolまたは1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約5000nmolの電荷密度にて前記固体支持体に付着しており、前記組成物が、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、請求項116〜118のいずれかに記載の組成物。
【請求項122】
前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約6000nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約7000nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約8000nmolまたは1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約9000nmolの電荷密度にて前記固体支持体に付着しており、前記組成物が、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、請求項116〜118のいずれかに記載の組成物。
【請求項123】
前記固体支持体が、ニトロセルロース、ポリスチレンラテックス、フッ化ポリビニル、ジアゾ化ペーパー、ナイロンメンブレン、活性化ビーズ、磁気反応性ビーズ、酸化チタン、酸化ケイ素、多糖ビーズ、多糖メンブレン、アガロース、ガラス、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール−ポリスチレンハイブリッド、孔径制御ガラス、ガラススライド、金ビーズおよびセルロースからなる群より選択される、請求項116〜122のいずれかに記載の組成物。
【請求項124】
請求項116〜123のいずれかに記載の組成物を含むキット。
【請求項125】
凝集体を検出するための、前記キットの使用についての使用説明書をさらに含む、請求項124に記載のキット。
【請求項126】
固体支持体と、
凝集体特異的結合試薬と、
凝集体を検出するための、キットの使用についての使用説明書と
を含むキットであって、前記凝集体特異的結合試薬が、
【化55】

からなる群より選択されるアミノ酸配列を含み、前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて前記固体支持体に付着しており、前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、キット。
【請求項127】
固体支持体と、
凝集体特異的結合試薬と、
凝集体を検出するための、キットの使用についての使用説明書と
を含むキットであって、前記凝集体特異的結合試薬が、
【化56】

を含み、前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて前記固体支持体に付着しており、前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、キット。
【請求項128】
前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約90nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約120nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約500nmolまたは1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約1000nmolの電荷密度にて前記固体支持体に付着している、請求項126または127に記載のキット。
【請求項129】
前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約2000nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約3000nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約4000nmolまたは1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約5000nmolの電荷密度にて前記固体支持体に付着している、請求項126または127に記載のキット。
【請求項130】
前記凝集体特異的結合試薬が、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約6000nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約7000nmol、1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約8000nmolまたは1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約9000nmolの電荷密度にて前記固体支持体に付着している、請求項126または127に記載のキット。
【請求項131】
試料中のAβを含む凝集体の存在を検出するための方法であって、前記方法は:
Aβを含む凝集体を含有する疑いがある試料と、凝集体特異的結合試薬とを、前記試薬と、存在するならば前記凝集体とが結合して第1複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
未結合の試料を除去するステップと、
前記凝集体を、前記第1複合体から解離させて、解離凝集体を提供するステップと、
前記解離凝集体と、固体支持体と連結された第1抗Aβ抗体とを、結合して第2複合体を形成することを可能にする条件下で接触させるステップと、
前記試料中の、もしあるならば凝集体の存在を、検出可能に標識された第2抗Aβ抗体を用いて前記第2複合体の形成を検出することにより検出するステップと
を含み、
前記凝集体特異的結合試薬が、
前記試料が前記凝集体特異的結合試薬と接触するpHにて、少なくとも約1の正の正味電荷を有し、
1平方メートルあたりの正味電荷が少なくとも約60nmolの電荷密度にて固体支持体に付着しており、
前記固体支持体に付着している場合に、モノマーよりも凝集体と優先的に結合する、
方法。
【請求項132】
前記凝集体特異的結合試薬が、
【化57】

【化58】

【化59】

からなる群より選択されるペプトイドを含み、ここで式中、RおよびR’は、任意の基である、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
前記凝集体特異的結合試薬が、
【化60】

および配列番号53、55、56および58〜66からなる群より選択されるペプチドを含む、請求項131に記載の方法。

【図41】
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【図44】
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【図1−1】
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【図1−2】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15A】
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【図15B】
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【図16】
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【図17】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23−1】
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【図23−2】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30A】
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【図30B】
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【図30C】
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【図31】
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【図32】
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【図33A】
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【図33B】
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【図33C】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図42】
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【図43】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53A】
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【図53B】
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【図54】
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【図55】
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【公表番号】特表2013−510297(P2013−510297A)
【公表日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−537230(P2012−537230)
【出願日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際出願番号】PCT/US2010/055528
【国際公開番号】WO2011/057029
【国際公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】