説明

ユーザー探索システム、ユーザー探索装置並びにプログラム

【課題】他のユーザーに対する検索の精度及び速度を向上させる。
【解決手段】ユーザーは自己の端末1からログインして(SA21)、画像を画像サービスサイト10に画像のアップロードを行う(SA22)。属性付加・検索システムにも、アップロードされた画像が直接あるは画像サービスサイトを介して転送される。すると、属性付加・検索システムは、画像を解析して、インデックスを抽出し(SC21)、インデックスを付加情報として画像に保持(付加)する(SC22)。このインデックスと、属性データベース610上に記述された基準とが比較され(SC24)、該当する属性データがある場合には、今回抽出したインデックスに該当する属性を付加して(SC27)、記憶装置605のユーザ情報(属性保存領域6053等)を更新し(SC28)、同じ属性を持つ他ユーザーを表示する(SC31)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像共有サイト等の各種サイトにおいて、自身と趣味趣向の合う他ユーザーを探し出してフィードバックする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルカメラの普及に伴い写真の楽しみ方が多様化している。特にデジタル画像データであるため、色々な画像処理が可能である。
【0003】
例えば、画像処理を加えることで元の写真をベースとしつつも趣の異なる画調の画像(絵画調等)を生成して表示することができるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1の技術を発展させ、実際に画家が描いた絵画の画像から色彩情報と筆蝕情報等の特徴を抽出し、撮影された画像に抽出した特徴を付与することにより、原画像全体を勘案して、芸術性の高い絵画調画像に変換する技術も提案されるに至っている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
また、絵画調などの画質を変更することによって変化をもたせる技術も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
これらの画調変換を行うには強力な画像処理エンジンが必要なため、ネットワーク上のサーバーに画像処理エンジンを持たせ、ユーザーがサーバーに自分の写真をアップロードし、サーバー上で絵画調変換等の画像処理を行うことが考えられる。
【0007】
そのような場合、ユーザーは自分の写真を絵画変換して作品を作ると人に見せたくなる。その要望を満たす方法の一つがSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)によるネット上の写真の投稿である(例えば、特許文献4参照)。
【0008】
以下、ユーザーが自分の写真をサーバーにアップロードし、サーバー上で絵画調変換等の画像処理をして得られた画像を「作品」という。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平8−44867号公報
【特許文献2】特開2004−213598号公報
【特許文献3】特公平1−46905号公報
【特許文献4】特開2008−242639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
多数のユーザーがサーバーに作品を投稿すると、作品を鑑賞したユーザーがその中の特定のユーザー及びその作品に対して、自身と趣味趣向の合うと判断し興味を持つ場合がある。すると、あるユーザーに興味を持った他のユーザーは、興味を持ったあるユーザーに関する情報を得ようとして、検索システムや検索サービス等を利用して、あるユーザーを検索する。
【0011】
このとき、従来の検索システムや検索サービス等においては、あるユーザーを検索する際に、性別や年齢、キーワードによる検索ができるにすぎない。このため、ユーザー自身と趣味趣向の合う他ユーザーを的確かつ迅速に探し出してフィードバックすることができず、他のユーザーに対する検索の精度及び速度に関して不満足なものであった。
【0012】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、他のユーザーに対する検索の精度及び速度を向上させることのできるユーザー探索システム、ユーザー探索装置並びにプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記課題を解決するため本発明は、各種サイトを構成するサーバーと、前記サイトにアクセス可能な複数のユーザーの端末とで構成されるユーザー探索システムであって、アクセスしたユーザー端末からサイトへの入力情報、又はサイトからユーザーの端末への出力情報からインデックスを抽出する抽出手段と、
【0014】
前記抽出手段により抽出されたインデックスに基づいてユーザーに属性を付加する属性付加手段と、前記属性付加手段により付加された属性をユーザー毎に管理する管理手段と、この管理手段により管理されている各ユーザー及びその属性を公開する公開手段とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、各ユーザーの他のユーザーに対する検索の精度及び速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態の概要を示す概念図である。
【図2】本発明の実施形態による画像表示システムのネットワーク系の構成を示すブロック図である。
【図3】同実施形態による画像サービスサイト10の構成を示すブロック図である。
【図4】同実施形態によるユーザーIDの属性情報を示す図である。
【図5】同実施形態による作品のデータ構成を示す図である。
【図6】同実施形態による属性付加・検索システムの要部を示すブロック図である。
【図7】記憶装置の詳細を示す図である。
【図8】同実施形態による絵画変換処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】同実施形態による端末とサーバー間のデータのやり取りを示す図である。
【図10】同実施形態による端末がサーバーから画像をダウンロードする動作を説明するための図である。
【図11】同実施形態による1画面中に複数の作品を表示する動作を説明するための図である。
【図12】同実施形態による端末ページ表示を説明するための図である。
【図13】同実施形態による1画面中に複数の作品を重みづけ表示する状態を説明する図である。
【図14】作品の表示サイズを、その作品のポイントが高いほど大きくなるように表示を行うフローチャートである。
【図15】「1」:ユーザーが画像をアップロードし、属性が付加された時における処理手順を示すフローチャートである。
【図16】「2」:ユーザーが画像に編集や絵画変換などの加工を行い、属性が付加された時における処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本実施の形態の概要を示す概念図である。ユーザーは、パソコン等の端末1を用いて、画像アップロード、画像加工等のユーザーアクションを発生させる。また、他のユーザーも同様にパソコン等の端末1を用いて他ユーザーアクションを発生させる。すると、これらユーザーアクション及び他ユーザーアクションからインデックスが抽出されて、インデックスDB(database)610に格納される。また、この抽出されたインデックスに属性が付与されて、属性DB610に格納されるとともに、会員毎に会員属性登録DB613に登録される。これにより、各ユーザーは、端末1によりこの属性を検索することによって、自己が所望する他のユーザーを精度よくかつ迅速に検索することが可能となる。
【0019】
図2は、本実施形態による画像表示システムのネットワーク系の構成を示すブロック図である。10はSNS機能を持った画像サービスサイトであり、インターネット500を介して複数の端末1−1、1−2、1−3・・・と接続される。端末は通常のパーソナルコンピュータでよい。60は、属性付加・検索システムであり、画像サービスサイト10と同様に、インターネット500を介して複数の端末1−1、1−2、1−3・・・と接続されるとともに、画像サービスサイト10とも接続される。
【0020】
図3は画像サービスサイト10の構成を示すブロック図である。サーバーを有し、サーバー内に会員エリア100、共通エリア200、制御エリア300が設けられる。20は全体を制御するCPUであり、30はCPU20が作業を行う際のワークメモリである。会員エリア100は、登録会員毎に設けられるエリアで、会員を識別するためのユーザーID102と、それに対応してユーザー毎の各種属性情報104を有する。
【0021】
属性情報104は、図4に示すように、氏名、ハンドルネーム、性別、年齢、地域、会員種別、その他のユーザー固有の情報である。会員種別には無料登録しただけの無料会員、有料登録した有料会員、特別な会費を払ったプレミアム会員がある。前記その他のユーザー固有の情報に関しては後述する。
【0022】
また、106はユーザーが写真をアップロードするアップロード画像エリア、108は画像サービスサイト10により絵画変換を行った作品が記憶される作品バッファエリア、110は他のユーザーの作品をダウンロードして記憶するダウンロード作品バッファエリアである。
【0023】
共通エリア200は、ユーザー全体に共通して設けられるエリアで、ユーザーがアップロードした画像を絵画調に変換した多数の作品が記憶される作品エリア202を含む。
【0024】
作品エリア202に記憶される各作品には、その作品を識別する画像ID204と、その作品の属性情報206が画像データ208とともに記憶される。
【0025】
属性情報206は、図5に示すように、その作品の投稿者を示すユーザーID、作成日付または投稿日付等の日付情報、画像データのサイズ、画調の種類等の画像種別情報、その作品が閲覧された回数を示すアクセス数情報、その作品がダウンロードされた回数を示すダウンロード数情報、その作品の評価を示すポイント情報その他の作品特有の情報である。
【0026】
また、図3において制御エリア300は、画像データを絵画変換処理する画像処理プログラムが記憶された絵画変換処理部302、絵画変換処理の時に参照され、絵画変換のためのパラメータが記憶されるパラメータテーブル304、作品を画面上に表示させる制御プログラムが記憶される表示制御部308、アクセス回数等に応じて作品の評価を行い作品にポイントを付与する制御プログラムが記憶される評価制御部310、ユーザーIDにより会員を管理し、無料会員、有料会員、プレミアム会員別のサービスを制御する会員管理部312を含んでいる。この会員管理部312は画像サービスサイト10のSNS機能についても司っている。
【0027】
次に、本実施形態の画像表示システムの具体的な動作について説明する。
まず、絵画変換処理技術について説明する。
【0028】
絵画変換とは、写真等の画像を構成する各画素を所定のパラメータ(絵画変換パラメータ)に従って変換し、油絵調、水彩画調、パステル調、色鉛筆画調、クレヨン画調、イラスト画調、点描画調、エアブラシ、シルクスクリーン調、刺繍絵調、コラージュ(糊付け)調等、いわゆる絵画調に変換する画像処理技術である。
【0029】
基本的にフォトショップ(登録商標)等のフォトレタッチソフト等で知られている各種エフェクト処理のパラメータを調整・組み合わせて絵画調に見えるように変換する。
【0030】
すなわち、絵画変換処理は原理的にはエフェクト処理の一種であり、絵画変換アルゴリズムはエフェクト処理とパラメータの組み合わせにより各種絵画調を作り出し、その変換アルゴリズムをプログラミングしてあるものである。
【0031】
その変換アルゴリズムの中に、原画像の画素を変換するための前記パラメータのセット(組)であるパラメータ群Pが予め用意されている。画調の種類が12種類あるとすると、パラメータ群P(1)〜P(12)と表す。パラメータの決め方により変換された画像の画調も変わってくる。油絵調に変換するためのパラメータ群をP(1)とし、P(1)の中に油絵調に見えるように画像を変換するためのエフェクト処理に必要なパラメータがm個あるとすると、パラメータP1〜Pmと表す。
【0032】
上記絵画変換アルゴリズムは画像サービスサイト10の制御エリア300の絵画変換処理部302に記憶されており、パラメータ群は同じく制御エリア300のパラメータテーブル304に記憶されている。
【0033】
図6は、属性付加・検索システム60の構成を示すブロック図である。なお、この属性付加・検索システム60は、サーバー上で稼働するものであるが、サーバーにおけるプロセッサや入出力装置、電源装置、通信装置、メモリ管理装置をはじめ、その他のデバイス等は図示を省略してある。これは、本実施の形態を説明する上で必要となる部分に焦点を当てて記述したためであるが、当然のことながらサーバーそのものを稼働させる最低限(あるいはそれ以上の)システムは存在しているものとする。また、図7には、図6における記憶装置に保存するデータ例を示す。これはあくまで一例であり、この限りではない。なお、記憶装置は、フラッシュメモリやハードディスクなど、電子的な情報を保存できるデバイスであれば種類は限定しない。
【0034】
ユーザーから送られた画像は、まず画像データ受信バッファ601で受け取られる(なお、このバッファ601は必須ではなく、一度画像を記憶装置(ユーザーに割り当てられた領域)605に保存してしまい、そこからデータを吸い出しても良い)。画像データが正常に受け取られたら、その画像を画像解析装置602へ送る。
【0035】
画像解析装置602では、画像内に対して画像認識を実施し、画像内にある被写体(以下オブジェクトという)を識別する。オブジェクトとして挙げられるのは、例えば人間(性別、年齢、人種などを分類する)や動物(犬や猫、鳥などを分類する)、花(種類によって分類する)などである。この画像解析は解析アルゴリズムを用いて自動で行っても良いし、オペレーターが実施しても良い。また、同装置内でExif(Exchangeable Image File Format)の読み出しも実施する。撮影に使用したカメラの機種や、撮影場所、日時などを情報として抽出する。そうして集められた情報が、インデックスデータベース603に予め設定された内容と認識された場合、画像データ内にインデックスとして埋め込んでおく(Exif領域でもよいし、新たに設定したデータ領域でもよい)。
【0036】
ここで、インデックスデータベース603について簡単に説明する。インデックスデータベース603とは、将来的に検索で必要となる「属性」をユーザーに付加する前段階として必要な「インデックス」のデータベースである。
【0037】
図7を参照して説明すると、前記記憶装置605には、画像保存領域6051、インデックス保存領域6052、属性保存領域6053、及びユーザーデータ領域6054が各ユーザー毎に設けられる。インデックス保存領域6052に書かれた項目は、全てインデックスデータベース603で定義されている項目と一致するものである。なお、簡略化のためにここには4項目のみ図示していないが、インデックスデータベース603内の項目が多ければ、ユーザーが画像をアップデートするに従って項目は増えていく。
【0038】
つまり、ユーザーのアップロードした画像がインデックスデータベース603内の情報と一致していれば、画像データは画像保存装置604にて記憶装置605内に保存され、インデックスはインデックス付加装置606にて記憶装置605内に保存される。必ずしも分ける必要はないが、本実施の形態ではメモリの領域が異なるため、分けて表記してある。
【0039】
なお、本実施の形態においては、ユーザーアクションからインデックスに属性を付加するタイミング、及び探索を実施するタイミングを下記「1」〜「5」の時点としている。
【0040】
これら「1」〜「5」は、ユーザーの嗜好等の特徴が顕著となる時点であるから、ユーザーの特徴を他のユーザーに迅速に報知することが可能となる。
「1」:ユーザーが画像をアップロードし、属性が付加された時
「2」:ユーザーが画像に編集や絵画変換などの加工を行い、属性が付加された時
「3」:ユーザーが何かしらのアクションを起こし、属性が付加された時
「4」:ユーザーが他ユーザーにから何かしらのアクションを受け、属性が付加された時
「5」:ユーザー自身が検索を実施した時
【0041】
したがって、ユーザーにインデックスが付加されるのは、画像をアップロードした場合だけに限定はしない。例えば、ユーザーがすでに記憶装置605に保存した画像を加工した場合も該当する。これは前記タイミング「2」のパターンである。システムは画像読込装置607で画像を記憶装置605から読み出し、画像加工装置608にて加工を行う。その際に、その加工内容や「どんなオブジェクト」を加工したのかということをインデックスデータベース603と照合し、該当があった場合にはインデックス付加装置606にて記憶装置605内のインデックス保存領域6052に記憶する。
【0042】
また、その他のユーザーアクションもインデックス(前述したその他のユーザー固有の情報に該当)として扱っても良い。これは、前記タイミング「3」のパターンである。例えば、総ログイン時間や頻度、ログインする時間帯、ログイン回数、ユーザーの使用している通信キャリアなども、必要に応じてインデックスとして扱って良い。また、ユーザーが登録したプロフィール情報(年齢、性別、国籍、居住地、その他特定のキーワードなど)もインデックスとして扱って良い。また、サイト内のブログの更新頻度、ブログ内で使用されたキーワード等はもちろん、サイト内での友人追加・削除や、サイト内で提供されているゲーム等のアプリケーションで発生するアクション等も、インデックスもして扱って良い。他のウェブサイトと連携している場合は、そこでの更新もインデックスとして扱って良い(例えば、ツイッターでのつぶやき回数など)。ここではユーザーアクションによるインデックス付加に関して述べたが、上記は一例であり、この範囲内に限定はしない。
【0043】
また、ユーザーが他のユーザーから何かしらのアクションを受けた場合、それもインデックスとして扱って良い。これは、前記タイミング「4」のパターンである。保実施の形態のシステム構成例には記述していないが、例えば他ユーザーからメッセージを受け取ったり、友人申請を受けたり、プレゼント等(例えば、サイト上で楽しめるゲームのアイテムなど)を受け取ったりするアクションが挙げられるが、この限りではない。これらも、インデックスとして扱って良い。
【0044】
記憶装置605内に新たなインデックスが書き込まれた場合は、インデックス読込装置609が記憶装置605内のインデックスを読み込み、属性データベース610との比較を行う。
【0045】
ここで、属性データベース610について簡単に説明する。属性データベース610とは、ユーザーの検索対象となる「属性」を付加するための情報が格納されたデータベースである。ユーザーの持つ特定のインデックスが属性データベース上に記述された基準を満たすと、その通知が属性付加装置611に伝えられ、記憶装置605内の属性保存領域6053に付加される。
【0046】
属性が付加されると、ユーザーの任意で自身の属性を全ユーザーに対して公開することができる。その場合は、属性登録装置612を通じて全ユーザー属性登録データベース613へユーザーがその属性を付加されたことを登録する。こうすることで、ユーザーが他ユーザーからの検索対象となり、また、自身も同属性を持つ他ユーザーをユーザー検索装置614を通じて検索可能となる。
【0047】
また、ユーザー通知装置615は、後述するように画像をアップロードしたユーザーの端末に通知を送信する装置であり、ユーザー命令処理装置616は、当該ユーザー及び他のユーザーの端末からの命令を処理するために、このシステムの各部を制御する装置である。
【0048】
また、必須ではないが、属性が付加された場合、その属性を全ユーザー属性登録データベースに登録するかどうか、ユーザーに確認をしてもよい。ユーザーが拒否をした場合は、登録しないという選択も可能である。
【0049】
属性が付加されると、全ユーザー属性登録データベース上から新しく付加された属性と同じ属性を持つユーザーを検索し、ユーザーにフィードバックする。
【0050】
なお、図7に示すように、画像保存領域6051には、当該ユーザーによりアップロードされた画像、当該画像を構成するデータのFormat、Exif,付加されたインデックスなどが記憶される。
【0051】
図8は絵画変換処理を行うフローチャートである。CPU20がワークメモリ30を使用しながらこのフローチャートを実行する。
【0052】
図8において、まず前処理を行う(ステップS501)。ここは画調の種類にかかわらず共通して実行される処理である。
【0053】
上述したようなエフェクト処理は各画素に対して行うため、画像データはビットマップ形式である必要がある。そこで、通常はJPEG形式で表現されている画像データをビットマップ形式に変換する。
【0054】
また、アップロードされる画像データのサイズは様々なので、これを表示エリアの画素数、例えば800×600画素にリサイズする。大きい画像は縮小し、小さい画像は拡大する。これは、サイズが決まっていた方がパラメータも固定で済み、処理が効率的だからである。もちろん、後述する本画像の絵画変換の際はアップロードされた画像データのサイズそのままに対して絵画変換を行う。
【0055】
次に、ステップS502により、変換対象の写真が顔を含んでいるかどうか判断する。顔は極端な変換をかけると不自然になるので、顔の部分は特にきめ細かく絵画変換処理するためである。続いて、ステップS504で変換したい画調を油絵調、水彩画調、パステル調、色鉛筆画調、・・・等の中から選択する。
【0056】
画調が選択されると、それぞれの画調変換アルゴリズムのフローへ移る。例えば油絵調変換であればステップS506へ、水彩画調変換であればステップS510へ進む。それ以外であればその他の画調変換アルゴリズムのフローへと進む(ステップS520)。
【0057】
各アルゴリズムを実行する際、制御エリアのパラメータテーブル304を参照する(ステップS508、512)。
【0058】
ここでは、表示画面を見ながら表示画面サイズの画像データを絵画変換し、ステップS522で決定であれば本画像の絵画変換へと進む(ステップS524)。
【0059】
他の画調でやり直す場合はステップS504へ戻る。
【0060】
ステップS524では、ステップS522で決定した画調変換アルゴリズムでパラメータテーブルを参照しながら本画像に対し画調変換処理を行う(ステップS526、527)。同じ画調であっても画像サイズが異なると適切なパラメータは異なってくるので、ステップS526で使用するパラメータテーブルはステップS508若しくはステップS512で取得したパラメータとは別のものとなる。
ステップS528の後処理では、再びJPEG形式に変換する。
【0061】
続いて、図9を参照して端末と画像サービスサイトのサーバーとの間で画像のアップロード、表示、閲覧、ダウンロードを行う工程を説明する。
【0062】
まず、会員であるユーザーは自己の端末1から画像サービスサイト10にアクセスする(SB2)。サーバーはユーザーのログインによりユーザーIDを認証し(SC2)、会員であることが確認されるとその会員のページを送信し会員からみられるようになる(SC4)。
【0063】
会員は自分のページが開かれると、画像のアップロードを行う(SB4)。アップロードされた画像はサーバーの会員エリア100のアップロード画像エリア106に格納される。この画像を絵画変換するために画調の種類を選択すると、図8のフローに従って絵画変換され(SC6)、変換された作品は作品バッファ108に格納される。このまま個人で楽しんでもよいが、他のユーザーに公開したい場合は投稿する(SB8)。投稿された作品は会員エリア100の作品バッファ108から共通エリア200の作品エリア202へ転送され格納される。作品エリア202内の作品には図5で説明したような属性情報も付加される。
【0064】
他のユーザーも共通エリア200の作品エリア202に格納されている作品は会員でなくても閲覧することができるので(SA2)、画像サービスサイト10では多数の作品を閲覧しやすいように表示する工夫を行っている(SC8)。
【0065】
この表示方法については後述するが、図12に示すように、各作品は同じサイズで1画面に複数枚並べて表示され、並び順は例えば投稿日順あるいはアクセス数順であり、画調の種類は混在している。
【0066】
作品は、閲覧されただけでもポイントが加算され(SC10)、ユーザーが気に入ってGOODボタンを押すと(SA4)、更にポイントが加算される(SC12)。
【0067】
ユーザーがその作品をダウンロードすると(SA6)、その作品がダウンロード許可対象となっていればダウンロードを許可し(SC14)、更にポイントを加算して(SC16)、ダウンロードを行う(SA8)。
【0068】
なお、ここでは詳述しないが、ダウンロードを許可していない画像をダウンロードすると、作品にタグと呼ばれるロゴが付加される。
【0069】
図10はダウンロードのフローチャートである。ダウンロードするには会員登録が必要である。会員は表示画面を見ながら欲しい作品を指定する(ステップS802)。サーバーは会員管理部312によりそのユーザーが有料会員か無料会員かを判断し(ステップS804)、有料会員であればステップS812へ進んで無条件でダウンロードできる。無料会員の場合は、ステップS806で該当作品の属性情報からその作品の評価に相当するポイントを読み出し、併せてダウンロードしようとしている会員の属性情報から保持しているポイントを読み出す(ステップS808)。
【0070】
作品のポイント(価格に相当)と会員の保有しているポイントの差額から支払ポイントを算出し(ステップS810)、充足していればステップS812へ進むが、不足している場合はその作品はダウンロードできないため、ステップS802へ戻り、他の作品の選定を行う。ステップS812で作品の読み出しが許可されれば、作品の作成者にポイントが加算されるとともに、作品の画像IDの属性情報のポイントエリアにポイントが加算される(図9のSC16)。つまり、たくさんダウンロードされるほど作品の評価が上がり、作者である会員のユーザーIDの属性情報のポイントエリアにもポイントが加算されて会員の保有ポイント数が上がる仕組みとなっている。
【0071】
更に、画像サービスサイト10はSNS機能を備えているので、他の会員の作品に対するコメントを書き込んだり、それに対する返事を書いたり、好みの似た会員同士でグループを作ったり、特定の作者のファンでグループを作ったりすることができる。このような仕組みは既に既存のSNSでも実施されているので詳述はしないが、前記会員管理部312が会員管理の仕組みとともにSNSの仕組みも実現している。
【0072】
次は、作品の表示方法について説明する。
【0073】
図11は通常の投稿作品表示フローであり、図12は表示例である。まずは作品を新着順に読み込み(ステップS902)、1画面に表示できるように並べる(ステップS904)。その状態で表示処理を行う(ステップS906)。この状態が図12である。ここでユーザーからページ送り操作がなされると(ステップS908)、ステップS902へ戻って次の新着作品を集めに行く。表示中のページ内で特定の作品を選択すると(ステップS910)、ステップS912へ進んでその作品の画像データを属性情報とともに読み込む。選択しない場合はステップS906へ戻る。ステップS914において選択した作品に対して気に入ったことを示すGOODボタンを押したり、感想等のコメントを書き込んだりすることができる。GOODボタンを押したりコメントを書き込んだりすると、その作品の属性情報のポイントが加算され、評価が上がる。そしてステップS918で閲覧終了かどうかを判断し、終了でなければ再びステップS906のページ表示へ戻る。
【0074】
以上が通常の単純に新着順に作品の一覧を表示する作品表示であるが、次に図13を参照して作品の評価の応じた一覧表示方法について説明する。
【0075】
前述したように、各作品には画像IDに対応して属性情報としてポイントが付与されている。このポイントは図9で説明したようにGOODボタンが押された回数やアクセス回数、ダウンロードされた回数によって加算されていくので、作品の評価を示しているということができる。そこで、図12では単純に各作品を同一サイズで1画面中に並べて表示したが、図13では、横軸方向に画調の種類を区別し、縦軸方向に新着順に並べるようにした。ここでは新着順としているが、アクセス数順等でもよい。そして、作品の表示サイズを、その作品のポイントが高いほど大きくなるように表示している。
【0076】
この表示を行うフローチャートを図14に示す。図11のステップS904のページ配列のステップに相当するもので、ステップS9042で画調別に分け、縦方向に並べるとともに、ステップS9044でポイントにより表示サイズを決定する。表示サイズはポイントに応じて大中小など数段階に分ける。つまりポイントの高い画像は大きく、低い画像は小さく表示するのである。そして表示サイズによって1画面中に表示できる作品数も変わってくるので、ステップS9046で表示レイアウトを決定する。
【0077】
次のステップS9048では、会員種別により表示枠を決定する。上記したように作品の評価により画像の表示サイズが変わるが、特別な料金を払ったプレミアム会員の作品には例えば額縁や装飾をつけたり、枠をくっきり見せたり、点滅させたりして目立たせるようにする(一例として同図14A参照)。
【0078】
そしてステップS9050で複数の画調軸や異なったサイズの作品があるので、これを1ページに収まるようにレイアウト決定する。
【0079】
なお、横方向にスクロールまたはページ送りしていくと、次々と違う画調の作品が表示されていき、縦方向にスクロールしていくとこの例では投稿日順に次から次へと他の作品が表示されていく。もちろん、表示サイズや表示枠は上述したルールにのっとっている。
【0080】
このように表示することにより、多数の作品を、効率よく、ユーザーの興味を引くように表示させることができる。
【0081】
図15は、前記タイミング「1」:ユーザーが画像をアップロードし、属性が付加された時における処理手順を示すフローチャートである。まず、会員であるユーザーは自己の端末1からログインして(SA21)、画像を画像サービスサイト10に画像のアップロードを行う(SA22)。アップロードされた画像はサーバーの会員エリア100のアップロード画像エリア106に格納される。この画像を絵画変換するために画調の種類を選択すると、図8のフローに従って絵画変換され(SC6)、変換された作品は作品バッファ108に格納される。
【0082】
他方、属性付加・検索システム60にも、アップロードされた画像が直接あるは画像サービスサイト10を介して転送される。すると、属性付加・検索システム60は、画像を解析して、Exifデータを読み込み、インデックスを抽出する(SC21)。引き続きインデックスを付加情報として画像に保持(付加)して(SC22)、画像とインデックスをユーザーメモリである記憶装置605に保存する(SC23)。この保存したインデックスと、属性データベース610上に記述された基準とが比較され(SC24)、当該インデックスに該当する属性データがあるか否かが判断される(SC25)。該当する属性データがない場合には、何も処理せずエンドに進む。
【0083】
該当する属性データがある場合には、今回抽出したインデックスに該当する属性を付加して(SC27)、記憶装置605のユーザー情報(属性保存領域6053等)を更新する(SC28)。
【0084】
したがって、付加される属性の種別が限定され、付加される属性の種別が無限に増大して管理、及び制御に支障を来すことを未然に防止することができる。
【0085】
端末1は、この更新したユーザー情報を公開しても良いか否かを問うための「ユーザー通知公開DB登録確認」を受信し、これに対し応答する(SA23)。
【0086】
属性付加・検索システム60は、応答が登録不可と登録可のいずれであったを判断し(SC29)、応答が登録不可であった場合には、エンドに進む。また、応答が登録可であった場合には、全ユーザー属性登録データベース613に登録して、更新する(SC30)。
【0087】
したがって、ユーザーが登録可とした場合にのみ、後述するように当該ユーザーとその属性とが公開される。よって、ユーザーに関する情報の無断な公開による人権侵害、プライバシー侵害の発生を未然に防止することができる。
【0088】
しかる後に、同じ属性を持つ他ユーザーを表示する(SC31)。これにより、同じ属性を持つ他ユーザーが公開される。したがって、各ユーザーは端末1により、属性付加・検索システム60にアクセスして、SC31で表示されるデータをダウンロードすることにより、精度よく迅速に属性が同一で、嗜好等が近似している他のユーザーを検索することができる。
【0089】
図16は、前記タイミング「2」:ユーザーが画像に編集や絵画変換などの加工を行い、属性が付加された時における処理手順を示すフローチャートである。まず、会員であるユーザーは自己の端末1からログインして(SA41)、アップロードしてある画像から加工対象とする加工画像を選択する(SA42)。さらに、この画像を絵画変換するために画調の種類を選択すると(SA43)、図8のフローに従って絵画変換され(SC6)、変換された作品は作品バッファ108に格納される。
【0090】
他方、属性付加・検索システム60においても、選択画像を絵画変換するとともに(SC41)、画像と加工種類からインデックスを抽出する(SC42)。引き続き、画像とインデックスをユーザーメモリである記憶装置605に保存する(SC43)。この保存したインデックスと、属性データベース610上に記述された基準とが比較され(SC44)、当該インデックスに該当する属性データがあるか否かが判断される(SC45)。該当する属性データがない場合には、何も処理せずエンドに進む。
【0091】
該当する属性データがある場合には、今回抽出したインデックスに該当する属性を付加して(SC47)、記憶装置605のユーザ情報(属性保存領域6053等)を更新する(SC48)。端末1は、この更新したユーザー情報を公開しても良いか否かを問うための「ユーザー通知公開DB登録確認」を受信し、これに対し応答する(SA44)。
【0092】
属性付加・検索システム60は、応答が登録不可と登録可のいずれであったを判断し(SC49)、応答が登録不可であった場合には、エンドに進む。また、応答が登録可であった場合には、全ユーザー属性登録データベース613に登録して、更新する(SC50)。しかる後に、同じ属性を持つ他ユーザーを表示する(SC51)。これにより、同じ属性を持つ他ユーザーが公開される。したがって、各ユーザーは端末1により、属性付加・検索システム60にアクセスして、SC51で表示されるデータをダウンロードすることにより、精度よく迅速に属性が同一で、嗜好等が近似している他のユーザーを検索することができる。
【0093】
しかも、図15、16に示したように、ユーザーがアップロードした画像や選択した加工種別に基づいてインデックスが設定されて、当該ユーザーに属性を付加することにより、芸術的なセンスに基づく属性の付加が可能となる。
【0094】
なお、上記実施形態では、自分と同じ属性を持つ他ユーザーを検索すると述べたが、同じ属性に限定はしない。属性は異なっても、その属性のペアにおけるお互い趣味趣向が合うと統計的に判断されている場合は、ユーザーにフィードバックしてもよい。例えば「A]という属性をもつユーザーと「B」という属性を持つユーザーが、サイト上で友人関係(友人登録)されている場合が統計的に多いとシステムが判断したならば、新たに属性「A」が付加されたユーザー対しては、「A」と持つ他ユーザーだけでなく、「B」を持つ他ユーザーもフィードバックするということである。
(海の写真を多数アップロードしているユーザーと、釣りのブログを日々更新している人の趣味趣向は合うと考えられるなど…)
【0095】
また、実施の形態においては画像データに限定して説明したが、アップデートするのは音楽データなどでも構わない。例えば、自作の音楽データ共有サイト(MySpaceなど)において、アップロードされた音源データを解析し、同じような音源を作成している他ユーザーがいた場合に検索をかけることができるシステムも可能である。データがMIDIであればデータからキーを判断することが出来るし、mp3などであった場合は音源を周波数別に展開し、特徴点からインデックスを抽出することで、画像の場合と同様のシステムを構築可能である。
【0096】
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
【0097】
以下の、本出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
【0098】
<請求項1>
各種サイトを構成するサーバーと、前記サイトにアクセス可能な複数のユーザーの端末とで構成されるユーザー探索システムであって、
アクセスしたユーザー端末からサイトへの入力情報、又はサイトからユーザーの端末への出力情報からインデックスを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出されたインデックスに基づいてユーザーに属性を付加する属性付加手段と、
前記属性付加手段により付加された属性をユーザー毎に管理する管理手段と、
この管理手段により管理されている各ユーザー及びその属性を公開する公開手段と
を具備することを特徴とするユーザー探索システム。
【0099】
<請求項2>
前記公開手段は、所定のタイミング毎に同一の属性が付加されたユーザーを他のユーザーの端末に表示することにより、公開することを特徴とする請求項1記載のユーザー探索システム。
【0100】
<請求項3>
前記属性付加手段は、前記抽出手段により抽出されたインデックスが、属性に対応して予め定められているいずれかのインデックスに該当するか否かを判断する判断手段を備え、
該当する場合に当該インデックスに対応する属性をユーザーに付加することを特徴とする請求項1記載のユーザー探索システム。
【0101】
<請求項4>
前記公開手段は、前記ユーザーに付加された属性を公開の可否を確認する確認手段を備え、前記確認手段により公開可とされた場合にのみ当該ユーザー及びその属性を公開することを特徴とする請求項1記載のユーザー探索システム。
【0102】
<請求項5>
画像をユーザーの端末から当該サービスサイトのサーバーにアップロードさせるアップロード手段と、前記アップロードされた画像を前記サーバー上で画調変換処理する画調変換手段と、前記画調変換された変換画像をダウンロードさせるダウンロード手段を備え、
前記抽出手段は、前記アップロードされた画像と、ダウンロードされた変換画像からインデックスを抽出することを特徴とする請求項1記載のユーザー探索システム。
【0103】
<請求項6>
アクセスしたユーザー端末からサイトへの入力情報、又はサイトからユーザーの端末への出力情報からインデックスを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出されたインデックスに基づいてユーザーに属性を付加する属性付加手段と、
前記属性付加手段により付加された属性をユーザー毎に管理する管理手段と、
この管理手段により管理されている各ユーザー及びその属性を公開する公開手段と
を具備することを特徴とするユーザー探索装置。
【0104】
<請求項7>
前記公開手段は、所定のタイミング毎に同一の属性が付加されたユーザーを他のユーザーの端末に表示することにより、公開することを特徴とする請求項6記載のユーザー探索装置。
【0105】
<請求項8>
前記属性付加手段は、前記抽出手段により抽出されたインデックスが、属性に対応して予め定められているいずれかのインデックスに該当するか否かを判断する判断手段を備え、
該当する場合に当該インデックスに対応する属性をユーザーに付加することを特徴とする請求項6記載のユーザー探索装置。
【0106】
<請求項9>
前記公開手段は、前記ユーザーに付加された属性を公開の可否を確認する確認手段を備え、前記確認手段により公開可とされた場合にのみ当該ユーザー及びその属性を公開することを特徴とする請求項6記載のユーザー探索装置。
【0107】
<請求項10>
画像をユーザーの端末から当該サービスサイトのサーバーにアップロードさせるアップロード手段と、前記アップロードされた画像を前記サーバー上で画調変換処理する画調変換手段と、前記画調変換された変換画像をダウンロード手段を備え、
前記抽出手段は、前記アップロードされた画像と、ダウンロードされた変換画像からインデックスを抽出することを特徴とする請求項6記載のユーザー探索装置。
【0108】
<請求項11>
ユーザー探索装置が有するコンピュータを、
アクセスしたユーザー端末からサイトへの入力情報、又はサイトからユーザーの端末への出力情報からインデックスを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出されたインデックスに基づいてユーザーに属性を付加する属性付加手段と、
前記属性付加手段により付加された属性をユーザー毎に管理する管理手段と、
この管理手段により管理されている各ユーザー及びその属性を公開する公開手段と
して機能させることを特徴とする前記コンピュータにより読み取り実行可能なプログラム。
【符号の説明】
【0109】
10 画像サービスサイト
20 CPU
60 検索システム
100 会員エリア
102 ユーザーID
106 アップロード画像エリア
108 作品バッファ
200 共通エリア
202 作品エリア
204 画像ID
206 属性情報
208 画像データ
300 制御エリア
302 絵画変換処理部
304 インデックステーブル
308 表示制御部
310 評価制御部
312 会員管理部
500 インターネット
601 バッファ
601 画像データ受信バッファ
602 画像解析装置
603 インデックスデータベース
604 画像保存装置
605 記憶装置
606 インデックス付加装置
607 画像読込装置
608 画像加工装置
610 属性データベース
611 属性付加装置
612 属性登録装置
613 会員属性登録DB
613 全ユーザー属性登録データベース
614 ユーザー検索装置
615 ユーザー通知装置
6051 画像保存領域
6052 パラメータ保存領域
6053 属性保存領域
6054 ユーザーデータ領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種サイトを構成するサーバーと、前記サイトにアクセス可能な複数のユーザーの端末とで構成されるユーザー探索システムであって、
アクセスしたユーザー端末からサイトへの入力情報、又はサイトからユーザーの端末への出力情報からインデックスを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出されたインデックスに基づいてユーザーに属性を付加する属性付加手段と、
前記属性付加手段により付加された属性をユーザー毎に管理する管理手段と、
この管理手段により管理されている各ユーザー及びその属性を公開する公開手段と
を具備することを特徴とするユーザー探索システム。
【請求項2】
前記公開手段は、所定のタイミング毎に同一の属性が付加されたユーザーを他のユーザーの端末に表示することにより、公開することを特徴とする請求項1記載のユーザー探索システム。
【請求項3】
前記属性付加手段は、前記抽出手段により抽出されたインデックスが、属性に対応して予め定められているいずれかのインデックスに該当するか否かを判断する判断手段を備え、
該当する場合に当該インデックスに対応する属性をユーザーに付加することを特徴とする請求項1記載のユーザー探索システム。
【請求項4】
前記公開手段は、前記ユーザーに付加された属性を公開の可否を確認する確認手段を備え、前記確認手段により公開可とされた場合にのみ当該ユーザー及びその属性を公開することを特徴とする請求項1記載のユーザー探索システム。
【請求項5】
画像をユーザーの端末から当該サービスサイトのサーバーにアップロードさせるアップロード手段と、前記アップロードされた画像を前記サーバー上で画調変換処理する画調変換手段と、前記画調変換された変換画像をダウンロードさせるダウンロード手段を備え、
前記抽出手段は、前記アップロードされた画像と、ダウンロードされた変換画像からインデックスを抽出することを特徴とする請求項1記載のユーザー探索システム。
【請求項6】
アクセスしたユーザー端末からサイトへの入力情報、又はサイトからユーザーの端末への出力情報からインデックスを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出されたインデックスに基づいてユーザーに属性を付加する属性付加手段と、
前記属性付加手段により付加された属性をユーザー毎に管理する管理手段と、
この管理手段により管理されている各ユーザー及びその属性を公開する公開手段と
を具備することを特徴とするユーザー探索装置。
【請求項7】
前記公開手段は、所定のタイミング毎に同一の属性が付加されたユーザーを他のユーザーの端末に表示することにより、公開することを特徴とする請求項6記載のユーザー探索装置。
【請求項8】
前記属性付加手段は、前記抽出手段により抽出されたインデックスが、属性に対応して予め定められているいずれかのインデックスに該当するか否かを判断する判断手段を備え、
該当する場合に当該インデックスに対応する属性をユーザーに付加することを特徴とする請求項6記載のユーザー探索装置。
【請求項9】
前記公開手段は、前記ユーザーに付加された属性を公開の可否を確認する確認手段を備え、前記確認手段により公開可とされた場合にのみ当該ユーザー及びその属性を公開することを特徴とする請求項6記載のユーザー探索装置。
【請求項10】
画像をユーザーの端末から当該サービスサイトのサーバーにアップロードさせるアップロード手段と、前記アップロードされた画像を前記サーバー上で画調変換処理する画調変換手段と、前記画調変換された変換画像をダウンロード手段を備え、
前記抽出手段は、前記アップロードされた画像と、ダウンロードされた変換画像からインデックスを抽出することを特徴とする請求項6記載のユーザー探索装置。
【請求項11】
ユーザー探索装置が有するコンピュータを、
アクセスしたユーザー端末からサイトへの入力情報、又はサイトからユーザーの端末への出力情報からインデックスを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出されたインデックスに基づいてユーザーに属性を付加する属性付加手段と、
前記属性付加手段により付加された属性をユーザー毎に管理する管理手段と、
この管理手段により管理されている各ユーザー及びその属性を公開する公開手段と
して機能させることを特徴とする前記コンピュータにより読み取り実行可能なプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2012−248129(P2012−248129A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−121202(P2011−121202)
【出願日】平成23年5月31日(2011.5.31)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】