ラケットグリップの補助具
【課題】
卓球プレイヤーが、ラケット面の表裏の切り替え、及び、ラケット面の角度調整を適切に行い、フォア、バック、ミドル位置への飛球に対する返球処理を、素早く、確実に出来るようにする。
【解決手段】
本発明は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなるバンド部、親指、人差指、中指の指掛け部を用い、親指の指掛け部を押し下げ又は押し上げると、ラケットグリップを、内側又は外側に回して、回内又は回外動作を促進し、中指の指掛け部を押すと、ラケットグリップを、外側に回して、回外動作を促進し、人差指の指掛け部を押すと、ラケットグリップを、内側又は外側に回して、回内又は回外動作を促進し、ラケットの打球面(表裏)の切り替え、打球面の角度調整等を素早く行い、ラケットスイングを、速く、確実に、出来る。
卓球プレイヤーが、ラケット面の表裏の切り替え、及び、ラケット面の角度調整を適切に行い、フォア、バック、ミドル位置への飛球に対する返球処理を、素早く、確実に出来るようにする。
【解決手段】
本発明は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなるバンド部、親指、人差指、中指の指掛け部を用い、親指の指掛け部を押し下げ又は押し上げると、ラケットグリップを、内側又は外側に回して、回内又は回外動作を促進し、中指の指掛け部を押すと、ラケットグリップを、外側に回して、回外動作を促進し、人差指の指掛け部を押すと、ラケットグリップを、内側又は外側に回して、回内又は回外動作を促進し、ラケットの打球面(表裏)の切り替え、打球面の角度調整等を素早く行い、ラケットスイングを、速く、確実に、出来る。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、卓球ラケットグリップの補助具、ラケットグリップに関する。
【背景技術】
【0002】
卓球は、世界中で、サッカー、柔道等と、同程度の数の地域と国で、盛んに行われているスポーツの一つである。
卓球競技は、プレイヤーが卓球台を挟んで、セルロイド製のボールを、お互いに相手コートに向かって打ち合い、得点を競うもので、シングルス、ダブルス、団体の3つに分けられ、動体視力、反射能力、瞬発力、持久力、等が必要とされ、技術面・身体能力面共に、総合的な実力が問われる。
【0003】
卓球台は、縦 274.5cm,横 152.5cm,ボールは、標準のものでは、直径 40mmと小さく、瞬時に、その打球コース,長短,スピード,スピン,タイミング等のコントロールが要求され、打球速度を上げるためには,ラケットのスイングスピードを速め、それには,ラケットスイングに先だって、適切なテイクバックを行い、体の回転と重心移動により,スイングを、速く、強くする必要がある。
【0004】
卓球競技では,極めて短い時間内に,相手からの打球の方向、スピード・回転等を見定め、それらに対応する身体各部の能力を結集・調整して、相手からの飛球方向と内容に応じ、ラケットの表面・裏面を使い分け、適切なラケット面の角度調整をして、打球(返球)する。
熟練者の場合,身体各部を十分活用し,身体全体のパワーをインパクトに結集する打球動作が出来るが、初心者の場合は、身体全体のパワーがインパクトに結集出来ない事が多く、その習熟には時間を要する。
【0005】
一般に、卓球用ラケットは2種類に大別されるが、グリップ部の握り方の違いによって、ペンホルダーと、シェイクハンドの2種があり、打球面は、丸形、角形、等がある。
シェイクハンドタイプでは、通常、打球部の両面で打球するため、表裏・両面に、ラバーが貼られている。ペンホルダーの場合は、主に、ラケットの表面側に貼られたラバーで、打球するが、昨今、ラケットの裏面側にもラバーを貼って、バックハンドで打球するプレイヤーも増えている。
【特許文献1】特願2002−172076
【特許文献2】特願平11−293917
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
シェイクハンドタイプのラケットの場合、親指と人差指で、ラケットグリップを挟み、グリップを中指、薬指、小指で握るように持つので、フォアハンドとバックハンドでの打球時とでは、それ程大きな差は無いと考えられるが、フォア・バックの切り替え、ラケット面の角度調整を、素早く、適切に行って、狙ったコースへの強いボールの送出をコントロールしなければならないし、又、特に、バックハンドの場合は、フォアハンドに比較して、手首・肘・肩等への負担が大きく、健康問題の発生も懸念されるので、適切な用具を用い、問題の発生を、未然に防止、或いは、軽減する事も必要である。
例えば、相手からの打球が、フォア側(右利きの場合の右側)、バック側(右利きの場合の左側)、ミドル位置(自分の前)の、どの辺りに来るかは、相手方の打球動作と飛球ボールの種類、台上の落点位置、等によって判断し、それに対して、ラケット面の表裏(フォア・バック)の切り替え、ラケット面の角度調整をして、ミスを出来るだけ少なくなるように、返球するが、その他の要素、例えば、ラケット・ラバーの性能・特性、返球時の体勢、身体能力、等々の要素を加味すると、相当な練習要素となる。
【0007】
現状、保持しているラケット面を、打球面、即ち、表側に傾けるフォアハンドの場合、ラケットグリップを挟んで持っている親指と人差指で、左側(右利きの時)に傾け、又、ラケット面を右側(右利きの時)に傾けるバックハンドの場合も同様に、ラケットグリップを挟んでいる親指と人差指で、右側(右利きの時)に傾けるもので、いずれの場合も、実質的には、親指の役割及び負担が大きく、結果として、手首、肘、肩等への問題要素ともなる可能性がある。
本来、シェークハンドラケットのスイングは、親指と人差指でラケットを挟み、弧を描くように、(フォア、又は、バックで)、ラケットを振り抜く事が基本であり、その他、角度調整等も、親指を中心に、親指と人差指で行うが、その一部を、他の指の働きに代える事が出来れば、その負担を軽減し、更により良くその役割を発揮させる事が出来る。
本願の補助具は、親指と人差指による回内及び回外動作を促進すると共に、現在は主に親指に頼る回外動作の役割を中指の働きに求め、中指を中心に、バックハンドで打球時の回外動作を促進し、適切なラケット面の調整により、手首・肘・肩等の負担を軽減し、バックハンドでも、前進回転等、強いボールの送出が可能とする。
もとより、フォア、及び、バックの、ラケットスイングにおいては、基本的に、弧を描くように、スイングするが、そのラケット面の角度、ラケット面の返し、その他微調整を行って、相手方の動作や飛球に対応する訳であり、本補助具によるフォアの時の回内動作上の効果は、バックの時の回外動作のそれに順ずる。
尚、薬指と小指の主たる役割は、もっぱらラケットグリップをしっかり保持するもので、上記の中指の役割とは異なるが、中指の補助的な役割として、薬指の指掛け部も考慮に入れるケースも考えられる。
【0008】
卓球競技では、どのような状況においても、プレイヤーにとって、共通の関心事は、自己のミスを極力少なくして、相手のミスを誘う、或いは、相手のミスを待つという事であり、そのためには、相手方からの飛球に対応するための諸条件をクリアし、ラケット面の表裏切り替え・角度調整等を、素早く行って、対処しなければならない。
通常のラケットグリップ部分を、自己の目的、好みによって、部分成形する事は出来るが、シェークハンドラケットのグリップ部分は、その比較的低位の形状から、大胆な再成形には至らず、手の握り具合等、感覚面の改善にも、さほどの期待は出来ないので、何らかの補助具を用い、手に馴染む有効なラケットグリップ形状を実現する事が望ましい。
本発明は、上記の諸点に着目して成され、まず、シェイクハンドラケットの利用者が、ラケット面の表裏切り替え、及び、角度調整を的確に行い、フォア、バック、ミドル位置への飛球に対し、素早く、確実に、且つ、強く、打球する事が可能となるラケットグリップの補助具を提供することを、当初の目標とした。その効果の一例として、バックハンドのドライブ打法(前進回転を与える打法)で返球する際に、確実にラケット面を返し、強い回転を与える事が出来るし、又、例えば、予期せぬ方向に飛来した打球に、とっさにラケットを出して返球する場合、ラケットの角度が甘くなって、打球面が上向きになりがちで、結果として、打球が上にあがり、チャンスボールとなって、相手からのスマッシュを受けるか、或いは、卓球台からオーバーするミスにつながる可能性が高くなる。しかし、本発明の補助具を用いれば、親指、及び、中指でラケットの角度、等を、適切に、確実に、調整・確保出来るようになるので、相手方にとって、返球し難い、素早い打球をする事も期待出来る。
【0009】
又、ペンホルダーの場合でも、本願の補助具は有効であり、シェークハンドの場合のような中指の活用ではないが、回内、回外、共に、その主たる役割を果たす親指の負担を軽減し、且つ、相手方打球への対応力を増すと共に、手首、腕、肩への負担を軽減する効果が期待出来る。
ペンホルダーのグリップ部分は、親指と人差指で持つ部分の一部を削り、持ちやすく、或いは、持ち替えが容易になるように、工夫するのが一般的であり、特にバック側の打球への対応が、課題の一つとなる。
通常、ペンホルダーのバックハンドでは、人差指でグリップ部付近を、強く下方向に押しながら、ラケット上の手前の端に掛けている親指の押さえ部分を手前にずらし、ラケットを、(右利きの時は)右側に傾け、打球するが、実際上、熟練を要する操作で、逆手使いであるもあって、初心者には難しく、弱点となっているケースが多いが、現在のラケットグリップには、そのための対策は考慮されていない。
ペンホルダーラケットのグリップ部分は、比較的大胆な成形が可能であるが、握り具合等の感覚面も考慮すると、極端な再成型は現実的では無く、何らかの補助具を用い、手に馴染み、且つ、手首、腕、肩への負担を軽減する有効なラケットグリップ形状を実現する事が現実的であり、望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、前述のような状況、課題に対して、以下の通り対応する。
以下の説明に於ける左右、例えば、”ラケット表面側の左又は右に”、等の表現に関しては、右利き、及び、左利きに対応するもので、本願の補助具は、そのままで、左右共用、或いは、バンド部の装着の向きを変えて、左右で共用出来る。
請求項1によれば、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなるバンド部、及び、親指の指掛け部、又は、親指及び中指の指掛け部、又は、親指及び人差指の指掛け部を備える。(注:弾性体とは、力を加えればその力の大きさに比例して伸び、力を加えるのをやめれば、元の形に戻る物体を言う。) バンド部、指掛け部、共に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体、等の組み合わの場合がある。
請求項2によれば、指掛け部は、バンド部と一体成型の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合して指が入る形状に成型の指掛け部、又は、バンド部の部分と結合して指が入る形状に成形の、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、バンド部の部分に結合又はバンド部の部分に着脱可能な形状に成型の、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、ラケットグリップの部分に結合又はラケットグリップの部分に着脱可能な形状に成型の、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部である。バンド部及び指掛け部共に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体、等の組み合わせの可能性がある。
【0011】
請求項3によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部を設け、指掛け部を押すと、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側(ラケット表面側)に回す。即ち、指掛け部が、(右利きで)ラケット表面側の右にあれば、左に回し、指掛け部が、(左利きで)ラケット表面側の左にあれば、右に回し、回内動作を促進する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指等、手を掛ける側を言う。
請求項4によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、中指の指掛け部を設け、指掛け部を押すと、ラケットグリップを、中指の指掛け部の他の側(ラケット裏面側)に回す。即ち、指掛け部が、(右利きで)ラケット表面側の左にあれば、右に回し、指掛け部が、(左利きで)ラケット表面側の右にあれば、左に回し、回外動作を促進する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指、中指等、手を掛ける側を言う。
【0012】
請求項5によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部を設け、親指の指掛け部は、親指を挟む形状の2つの成形物、又は、親指で押し下げ又は押し上げ可能で、親指を差し込める形状の成型物から成り、指掛部を下方に押し下げ、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側、即ち、ラケット表面側に回し、回内動作を促進する。又、指掛部を上方に押し上げ、ラケットグリップを、親指の指掛け部の他の側、即ち、ラケット裏面側に回し、回外動作を促進する。成型物は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなり、この場合、ラケットグリップの表側とは、親指等、手を掛ける側を言う。
請求項6によれば、バンド部は、バンド部の両端にファスナー(面ファスナー;以下同様)を設け、該ファスナーで、ラケットグリップに固着、バンド部を筒状又は袋状として、ラケットグリップの下端から、バンド部を取り付けて固着、又は、バンド部の両端部分を連結具で結合し、該ラケットグリップに固着、又は、バンド部と指掛け部を一体成型のバンド部を該ラケットグリップの部分と結合して固着、又は、バンド部の部分とラケットグリップの部分を結合して固着、又は、指掛け部と一体成型のバンド部をラケットグリップに周回する状態に固着、又は、バンド部と一体成型の指掛け部をラケットグリップに結合して固着、又は、指掛け部をラケットグリップに結合して固着する。
【0013】
請求項7によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部、及び、該親指の指掛け部の他の側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、人差指の指掛け部を、該指掛け部の他の側に押すと、ラケットグリップを、人差指の指掛け部の他の側に回し、回内動作を促進し、該親指の指掛け部を該指掛け部の他の側に押すと、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進する。これは、ペンホルダーグリップに対応するものであり、この場合、ラケットグリップ表側とは、親指、人差指等、手を掛ける側を言う。
請求項8によれば、ラケットグリップ表側に親指の指掛け部、及び、ラケットグリップ裏側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、人差指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、人差指の指掛け部の側に回して回外動作を促進し、親指の指掛け部を該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指を掛ける側を言い、ラケットグリップ裏側とは、人差指を掛ける側を言う。
請求項9によれば、
請求項1から8のいずれかに記載のラケットグリップの補助具を備えてなる事を特徴とするラケットグリップ。
【0014】
請求項10によれば、
繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えてなる事を特徴とするラケットグリップ。
請求項11によれば、
繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなるバンド部、及び、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えるラケットグリップを操作する。
【0015】
請求項12によれば、指掛け部は、バンド部と一体成型の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合して指が入る形状に成型の指掛け部、又は、バンド部の部分と結合して指が入る形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、バンド部の部分に結合又はバンド部の部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、ラケットグリップの部分に結合又はラケットグリップの部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部である。
【0016】
請求項13によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進し、該親指の指掛け部を、該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進するように操作する。この場合、指掛け部は、親指が入る形状に成型のものである。ラケットグリップ表側とは、親指等、手を掛ける側を言う。
請求項14によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、中指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、ラケットグリップを、該中指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進するように操作する。この場合、ラケットグリップの表側とは、親指、中指等、手を掛ける側を言う。
【0017】
請求項15によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指を挟む2つの部分からなる親指の指掛け部、又は、親指で押し下げ又は押し上げ可能な親指を差し込める形状に成型の親指の指掛け部を設け、該指掛け部を下方に押し下げ、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進し、該指掛け部を上方に押し上げ、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進するように操作する。この場合、ラケットグリップの表側とは、親指等、手を掛ける側を言う。
【0018】
請求項16によれば、バンド部は、バンド部の両端部分に面ファスナーを設け、該ファスナーで、バンド部を、ラケットグリップに固着、又は、バンド部を筒状又は袋状として、ラケットグリップの下端から、バンド部を取り付けて固着、又は、バンド部の両端部分を連結具で結合し、バンド部をラケットグリップに固着、又は、バンド部と指掛け部を一体成型の該バンド部と該ラケットグリップの部分を結合して固着、又は、バンド部の部分とラケットグリップの部分を結合して固着、又は、指掛け部と一体成型のバンド部をラケットグリップに周回する状態に固着、又は、バンド部と一体成型の指掛け部をラケットグリップに結合して固着、又は、指掛け部をラケットグリップに結合して固着する。
【0019】
請求項17によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部、及び、該親指の指掛け部の他の側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、該人差指の指掛け部を、該指掛け部の他の側に押すと、ラケットグリップを、該人差指の指掛け部の他の側に回し、回内動作を促進し、該親指の指掛け部を該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進するように操作する。ペンホルダーグリップに対応する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指、人差指等、手を掛ける側を言う。
請求項18によれば、ラケットグリップ表側に親指の指掛け部、及び、ラケットグリップ裏側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、人差指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、人差指の指掛け部の側に回して回外動作を促進し、親指の指掛け部を該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進するように操作する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指を掛ける側を言い、ラケットグリップ裏側とは、人差指を掛ける側を言う。
【発明の効果】
【0020】
請求項1によれば、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなるバンド、親指の指掛け部、又は、親指と中指を掛けるための指掛け部、又は、親指と人差指の指掛け部からなる補助具を備えるラケットグリップを操作し、親指の指掛け部、中指の指掛け部、人差指の指掛け部の働きにより、それぞれ、前腕・手首による回内動作又は回外動作を促進し、速く、確実に、ラケットスイングが出来る。
請求項2によれば、指掛け部は、バンド部と一体型の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合又はバンド部の部分を結合して指が入る形状に成型の指掛け部、又は、バンド部の部分と結合の成型物を指が入る形状に成形の指掛け部、又は、バンド部の部分に結合又はバンド部の部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、ラケットグリップの部分に結合又はラケットグリップの部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部である。適切な反発力と利便性を持つ指掛け部の、押し下げ、又は、押し上げにより、グリップが回り、回内動作、又は、回外動作を促進する。
【0021】
請求項3によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部を設け、指掛け部を押すと、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進する。本補助具は、装着方向を変えて、左・右利き用に、共用出来る。
請求項4によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、中指の指掛け部を設け、指掛部を押すと、ラケットグリップを、中指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進する。本補助具は、装着方向を変えて、左・右利き用に、共用出来る。
請求項5によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部を設け、該親指の指掛け部は、親指を挟む形状の2つの部分、又は、親指で押し下げ又は押し上げ可能で、親指を差し込む形状の成型物から成り、該指掛け部を下方に押し下げ、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進するか、又は、該指掛け部を上方に押し上げ、ラケットグリップを、親指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進する。本補助具は、装着方向を変えて、左・右利き用に、共用出来る。
【0022】
請求項6によれば、バンド部は、バンド部の両端にファスナー(面ファスナー;以下同様)を設け、該ファスナーで、バンド部をラケットグリップに固着、バンド部を筒状又は袋状として、ラケットグリップの下端から、該バンド部を取り付けて固着、又は、バンド部の両端部分を連結具で結合し、該ラケットグリップに固着、又は、バンド部と指掛け部を一体成型のバンド部を該ラケットグリップの部分と結合して固着、又は、バンド部の部分とラケットグリップの部分を結合して固着、又は、指掛け部と一体成型のバンド部をラケットグリップに周回する状態に固着、又は、バンド部と一体成型の指掛け部をラケットグリップに結合して固着、又は、指掛け部をラケットグリップに結合して固着する。ラケットグリップのサイズ、形状、等への対応、及び、使い勝手の良い状態を保つ事が出来る。
【0023】
請求項7によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部、及び、該親指の指掛け部の他の側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体からなる人差指の指掛け部を設け、人差指の指掛け部を、該指掛け部の他の側に押すと、ラケットグリップを、人差指の指掛け部の他の側に回し、回内動作を促進し、該親指の指掛け部を該指掛け部の他の側に押すと、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進する。ペンホルダーに対応し、そのままの状態で、或いは、装着方向を変えて、左・右利き用に、共用出来る。
請求項8によれば、ラケットグリップ表側に親指の指掛け部、及び、ラケットグリップ裏側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、人差指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、人差指の指掛け部の側に回して回外動作を促進し、親指の指掛け部を該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指を掛ける側を言い、ラケットグリップ裏側とは、人差指を掛ける側を言う。又、本補助具は、装着方向を変えて、左・右利き用に、共用出来る。
【0024】
請求項9によれば、
請求項1から8のいずれかに記載のラケットグリップの補助具を備えてなるラケットグリップであり、本発明の効果を生じる。
請求項10によれば、
繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えてなるラケットグリップであり、本発明の効果を生じる。
【0025】
請求項11によれば、 繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなるバンド部、及び、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えるラケットグリップを操作する。親指の指掛け部、中指の指掛け部の働きにより、それぞれ、前腕・手首による回内動作又は回外動作を促進し、速く、確実に、ラケットスイングが出来る。
請求項12によれば、指掛け部は、バンド部と一体成型の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合して指が入る形状に成型の指掛け部、又は、バンド部の部分と結合して指が入る形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、バンド部の部分に結合又はバンド部の部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、ラケットグリップの部分に結合又はラケットグリップの部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部である。指掛部である。適切な反発力と利便性を持つ指掛け部により、その押し下げ、押し上げにより、グリップが回り、回内動作、又は、回外動作を促進する。
【0026】
請求項13によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進するように操作する。
請求項14によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、中指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、ラケットグリップを、該中指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進するように操作する。
【0027】
請求項15によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指を挟む2つの部分からなる親指の指掛け部、又は、親指で押し下げ又は押し上げ可能な親指を差し込める形状に成型の親指の指掛け部を設け、該指掛け部を下方に押し下げ、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進、又は、該指掛け部を上方に押し上げ、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進するように操作する。
請求項16によれば、バンド部は、バンド部の両端にファスナー(面ファスナー;以下同様)を設け、該ファスナーで、バンド部をラケットグリップに固着、又は、前記バンド部を筒状又は袋状として、前記ラケットグリップの下端から、該バンド部を取り付けて固着、又は、バンド部の両端部分を連結具で結合し、該ラケットグリップに固着、又は、バンド部と指掛け部を一体成型のバンド部を該ラケットグリップの部分と結合して固着、又は、バンド部の部分とラケットグリップの部分を結合して固着、又は、指掛け部と一体成型のバンド部をラケットグリップに周回する状態に固着、又は、バンド部と一体成型の指掛け部をラケットグリップに結合して固着、又は、指掛け部をラケットグリップに結合して固着するので、ラケットグリップのサイズ、形状、等への対応、及び、使い勝手の良い状態を保つ事が出来る。
【0028】
請求項17によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部、及び、該親指の指掛け部の他の側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、該人差指の指掛け部を、該指掛け部他のの側に押すと、ラケットグリップを、該人差指の指掛け部の他の側に回し、回内動作を促進し、該親指の指掛け部を該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進するように操作する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指、人差指等、手を掛ける側を言う。
請求項18によれば、ラケットグリップ表側に親指の指掛け部、及び、ラケットグリップ裏側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、人差指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、人差指の指掛け部の側に回して回外動作を促進し、親指の指掛け部を該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進するように操作する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指を掛ける側を言い、ラケットグリップ裏側とは、人差指を掛ける側を言う。又、本補助具は、装着方向を変えて、左・右利き用に、共用出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
図1は、シェイクハンドタイプの卓球用ラケットの、表面側、及び、裏面側の外観図である。
図2は、本発明の補助具を装着の一例である。
親指と中指の指掛け部は、この場合、ラケットの表面側に設ける。
薬指および小指でグリップ部を握り、親指と中指を、それぞれ、親指の指掛け部、中指の指掛け部に押し当てる。人差し指は、ラケットの裏面側の所定の場所にあてる。
図2の、下の図の中、1は、親指の指掛け部、2は、中指の指掛け部、3は、バンド部である。
【0030】
親指と中指は、それぞれの指掛け部を、常時、軽く押さえる程度で保持する。ラケットの表面、裏面の切り替え時に、親指又は中指を、強く押さえる事によって、グリップを、該指掛け部の側、又は、該指掛け部の他の側に回し、回内動作、又は、回外動作を促進する。
関連して、親指の指掛け部を強く押さえた際に、中指によって、中指の指掛け部も押さえることになるが、それは、親指の指掛け部の押さえによるラケットの回内、又は、回外動作上の、調整的要素となり、障害とはならない。
薬指と小指に加え、親指と中指の指掛け部、及び、人差指で、ラケットをしっかり保持するので、強く、高速にスウィングしても、力の加わり具合が安定し、抜け阻止度が増して、グリップ部の握りを殊更強くする必要が無い。
【0031】
図3は、本発明の補助具の一例である。
図3の、上の図は、親指と中指の指掛け部を、ラケットの表面側に設ける例である。
下の図は、親指を挟む形状の親指の指掛け部を、ラケットグリップに装着のバンド部の表側に設ける例である。この場合、親指の指掛け部を、押し下げ、又は、押し上げる事によって、(ラケットの表面側又は裏面側への)、回内動作又は回外動作を促進する。
【0032】
図4は、前記の図3の、上面図である。
図4の、上の図は、親指と中指の指掛け部を設ける例である。
図4の、下の図は、親指の指掛け部のみを設ける例である。この場合、親指の指掛け部を、押し下げ、又は、押し上げる事によって、ラケットの表面側又は裏面側への、回内動作又は回外動作を促進する。
【0033】
図5は、親指の指掛け部を設ける例である。前記の図3の、親指の指掛け部のみを設ける例と同じ趣旨であるが、この場合は、親指を差し込める形状のものである。親指以外の指でしっかりラケットグリップを握り、この場合は、主に、親指の押し上げ、又は、押し下げによって、回内又は回外動作を促進する。
【0034】
図6は、本発明の補助具の一例である。
図6の、上の図は、バンド部に、親指と中指の指掛け部を設けるケースで、バンド部が無く、指掛け部を直接グリップに結合する例である。
下の図は、親指の指掛け部のみを設けるケースであるが、バンド部が無く、指掛け部を直接グリップに結合する例である。この場合、親指の指掛け部を、押し上げ、又は、押し下げる事によって、ラケットの表面側又は裏面側への、回内動作又は回外動作を促進する。
【0035】
図7は、本発明の補助具の一例である。
図7の、上の図は、親指と中指の指掛け部を設ける補助具の例(上面図)であり、バンド部の装着に面ファスナーを用いる。
図7の、下の図は、親指と中指の指掛け部を設ける補助具の例(上面図)であり、この場合、バンド部の装着に面ファスナーを用いない。
図8は、本発明の補助具の一例である。
図8の、上の図は、一体化された親指の指掛け部を設ける補助具の例(上面図)であり、下の図は、一体化された親指と中指の指掛け部を設ける補助具の例(上面図)である。
図9は、通常の、ペンホルダー型卓球ラケットの、表面側、及び、裏面側のグリップの例である。
【0036】
図10は、本発明の補助具を装着の一例である。(ペンホルダー型)。
親指と人差指の指掛け部は、ラケットの表面側のバンド部に設ける。
親指と人差指を、それぞれ、親指の指掛け部、人差指の指掛け部に当て、中指、薬指、小指は、ラケット裏面の所定の場所にあてる。
図11は、本発明の補助具を装着の一例である。(ペンホルダー型)。
図11の上は、親指と人差部の指掛け部が、ラケットの表面側にある事を示す。この場合、人差指の指掛け部は、人差指を差し込める形状の例である。
図11の下は、ペンホルダー型ラケットグリップに補助具を装着の例を示す。
この場合、人差指の指掛け部は、人差指を差し込める形状の例である。
図12は、本発明の補助具を装着の一例である。
親指の指掛け部が、ラケットの表面側にあり、人差部の指掛け部が、ラケットの裏面側にある例である。
【0037】
図13は、本発明の補助具を装着の一例である。筒状或いは袋状等々、広い幅のバンドを用いて、定着性を高めたり、使い勝手の向上を図る事も出来る。
上記は、卓球ラケットのグリップにおける実施例であるが、その他の、例えば、バドミントン、テニス等の、グリップ(ハンドル)を用いる運動具においても、応用が可能である。
なお、上述の説明は、本発明の一実施例であり、該実施例は、本発明の目的、技術手段と構造を説明するための一例にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】シェイクハンドタイプの卓球用ラケットの外観図である。
【図2】本発明の補助具の一例として、親指と中指の指掛け部が、ラケットの表面側にある例を示す。
【0039】
【図3】本発明のグリップ補助具の一例として、ラケットの表面側に、親指と中指の指掛け部を保持するバンド部をラケットグリップに装着の例と、親指の指掛け部のみを保持するバンド部をラケットグリップに装着の例である。
【0040】
【図4】本発明のグリップ補助具の一例として、前記図3の、上面図として、親指と中指の指掛け部を持つバンド部、及び、親指の指掛部のみを持つバンド部の例である。
【図5】本発明のグリップ補助具の一例として、親指を差し込める形状の指掛け部を持つバンド部で、ファスナーを用いる例、及び、親指を差し込める形状の指掛け部を持つバンド部を、ラケットグリップに装着の例である。
【0041】
【図6】本発明のグリップ補助具の一例として、親指と中指の指掛け部をラケットグリップに結合、及び、親指の指掛け部のみを、ラケットグリップに結合の例を示す。
【図7】本発明のグリップ補助具の一例として、親指と中指の指掛け部を設け、バンド部の装着に面ファスナーを用いる例、及び、面ファスナーを用いない例を示す。
【図8】本発明のグリップ補助具の一例として、バンド部と一体化の親指と中指の指掛け部を設ける例を示す。例えば、ゴム等を、加工、成型する。
【図9】通常の、ペンホルダー型ラケットのグリップ(表、裏)である。
【0042】
【図10】本発明の補助具の一例として、図10の上は、親指と人差部の指掛け部が、ラケットの表面側にある例を示し、下は、ペンホルダー型ラケットグリップに補助具を装着した例を示す。
【図11】本発明の補助具の一例として、図11の上は、親指と人差部の指掛け部が、ラケットの表面側にある例を示し、下は、ペンホルダー型ラケットグリップに補助具を装着した例を示す。この場合、人差指の指掛け部は、人差指を差し込める形状のものである。
【図12】本発明の補助具の一例として、親指の指掛け部が、ラケットの表面側にあり、人差指の指掛け部が、ラケットの裏面側にある例である。この場合、指掛け部は、指を差し込める形状のものである。
【図13】本発明の補助具の一例として、幅の広いバンドを用いる例であり、筒状或いは袋状等にする事も出来る。
【符号の説明】
【0043】
1 親指・指掛け部
2 中指・指掛け部
3 バンド部
4 ファスナー
5 ファスナー
【技術分野】
【0001】
この発明は、卓球ラケットグリップの補助具、ラケットグリップに関する。
【背景技術】
【0002】
卓球は、世界中で、サッカー、柔道等と、同程度の数の地域と国で、盛んに行われているスポーツの一つである。
卓球競技は、プレイヤーが卓球台を挟んで、セルロイド製のボールを、お互いに相手コートに向かって打ち合い、得点を競うもので、シングルス、ダブルス、団体の3つに分けられ、動体視力、反射能力、瞬発力、持久力、等が必要とされ、技術面・身体能力面共に、総合的な実力が問われる。
【0003】
卓球台は、縦 274.5cm,横 152.5cm,ボールは、標準のものでは、直径 40mmと小さく、瞬時に、その打球コース,長短,スピード,スピン,タイミング等のコントロールが要求され、打球速度を上げるためには,ラケットのスイングスピードを速め、それには,ラケットスイングに先だって、適切なテイクバックを行い、体の回転と重心移動により,スイングを、速く、強くする必要がある。
【0004】
卓球競技では,極めて短い時間内に,相手からの打球の方向、スピード・回転等を見定め、それらに対応する身体各部の能力を結集・調整して、相手からの飛球方向と内容に応じ、ラケットの表面・裏面を使い分け、適切なラケット面の角度調整をして、打球(返球)する。
熟練者の場合,身体各部を十分活用し,身体全体のパワーをインパクトに結集する打球動作が出来るが、初心者の場合は、身体全体のパワーがインパクトに結集出来ない事が多く、その習熟には時間を要する。
【0005】
一般に、卓球用ラケットは2種類に大別されるが、グリップ部の握り方の違いによって、ペンホルダーと、シェイクハンドの2種があり、打球面は、丸形、角形、等がある。
シェイクハンドタイプでは、通常、打球部の両面で打球するため、表裏・両面に、ラバーが貼られている。ペンホルダーの場合は、主に、ラケットの表面側に貼られたラバーで、打球するが、昨今、ラケットの裏面側にもラバーを貼って、バックハンドで打球するプレイヤーも増えている。
【特許文献1】特願2002−172076
【特許文献2】特願平11−293917
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
シェイクハンドタイプのラケットの場合、親指と人差指で、ラケットグリップを挟み、グリップを中指、薬指、小指で握るように持つので、フォアハンドとバックハンドでの打球時とでは、それ程大きな差は無いと考えられるが、フォア・バックの切り替え、ラケット面の角度調整を、素早く、適切に行って、狙ったコースへの強いボールの送出をコントロールしなければならないし、又、特に、バックハンドの場合は、フォアハンドに比較して、手首・肘・肩等への負担が大きく、健康問題の発生も懸念されるので、適切な用具を用い、問題の発生を、未然に防止、或いは、軽減する事も必要である。
例えば、相手からの打球が、フォア側(右利きの場合の右側)、バック側(右利きの場合の左側)、ミドル位置(自分の前)の、どの辺りに来るかは、相手方の打球動作と飛球ボールの種類、台上の落点位置、等によって判断し、それに対して、ラケット面の表裏(フォア・バック)の切り替え、ラケット面の角度調整をして、ミスを出来るだけ少なくなるように、返球するが、その他の要素、例えば、ラケット・ラバーの性能・特性、返球時の体勢、身体能力、等々の要素を加味すると、相当な練習要素となる。
【0007】
現状、保持しているラケット面を、打球面、即ち、表側に傾けるフォアハンドの場合、ラケットグリップを挟んで持っている親指と人差指で、左側(右利きの時)に傾け、又、ラケット面を右側(右利きの時)に傾けるバックハンドの場合も同様に、ラケットグリップを挟んでいる親指と人差指で、右側(右利きの時)に傾けるもので、いずれの場合も、実質的には、親指の役割及び負担が大きく、結果として、手首、肘、肩等への問題要素ともなる可能性がある。
本来、シェークハンドラケットのスイングは、親指と人差指でラケットを挟み、弧を描くように、(フォア、又は、バックで)、ラケットを振り抜く事が基本であり、その他、角度調整等も、親指を中心に、親指と人差指で行うが、その一部を、他の指の働きに代える事が出来れば、その負担を軽減し、更により良くその役割を発揮させる事が出来る。
本願の補助具は、親指と人差指による回内及び回外動作を促進すると共に、現在は主に親指に頼る回外動作の役割を中指の働きに求め、中指を中心に、バックハンドで打球時の回外動作を促進し、適切なラケット面の調整により、手首・肘・肩等の負担を軽減し、バックハンドでも、前進回転等、強いボールの送出が可能とする。
もとより、フォア、及び、バックの、ラケットスイングにおいては、基本的に、弧を描くように、スイングするが、そのラケット面の角度、ラケット面の返し、その他微調整を行って、相手方の動作や飛球に対応する訳であり、本補助具によるフォアの時の回内動作上の効果は、バックの時の回外動作のそれに順ずる。
尚、薬指と小指の主たる役割は、もっぱらラケットグリップをしっかり保持するもので、上記の中指の役割とは異なるが、中指の補助的な役割として、薬指の指掛け部も考慮に入れるケースも考えられる。
【0008】
卓球競技では、どのような状況においても、プレイヤーにとって、共通の関心事は、自己のミスを極力少なくして、相手のミスを誘う、或いは、相手のミスを待つという事であり、そのためには、相手方からの飛球に対応するための諸条件をクリアし、ラケット面の表裏切り替え・角度調整等を、素早く行って、対処しなければならない。
通常のラケットグリップ部分を、自己の目的、好みによって、部分成形する事は出来るが、シェークハンドラケットのグリップ部分は、その比較的低位の形状から、大胆な再成形には至らず、手の握り具合等、感覚面の改善にも、さほどの期待は出来ないので、何らかの補助具を用い、手に馴染む有効なラケットグリップ形状を実現する事が望ましい。
本発明は、上記の諸点に着目して成され、まず、シェイクハンドラケットの利用者が、ラケット面の表裏切り替え、及び、角度調整を的確に行い、フォア、バック、ミドル位置への飛球に対し、素早く、確実に、且つ、強く、打球する事が可能となるラケットグリップの補助具を提供することを、当初の目標とした。その効果の一例として、バックハンドのドライブ打法(前進回転を与える打法)で返球する際に、確実にラケット面を返し、強い回転を与える事が出来るし、又、例えば、予期せぬ方向に飛来した打球に、とっさにラケットを出して返球する場合、ラケットの角度が甘くなって、打球面が上向きになりがちで、結果として、打球が上にあがり、チャンスボールとなって、相手からのスマッシュを受けるか、或いは、卓球台からオーバーするミスにつながる可能性が高くなる。しかし、本発明の補助具を用いれば、親指、及び、中指でラケットの角度、等を、適切に、確実に、調整・確保出来るようになるので、相手方にとって、返球し難い、素早い打球をする事も期待出来る。
【0009】
又、ペンホルダーの場合でも、本願の補助具は有効であり、シェークハンドの場合のような中指の活用ではないが、回内、回外、共に、その主たる役割を果たす親指の負担を軽減し、且つ、相手方打球への対応力を増すと共に、手首、腕、肩への負担を軽減する効果が期待出来る。
ペンホルダーのグリップ部分は、親指と人差指で持つ部分の一部を削り、持ちやすく、或いは、持ち替えが容易になるように、工夫するのが一般的であり、特にバック側の打球への対応が、課題の一つとなる。
通常、ペンホルダーのバックハンドでは、人差指でグリップ部付近を、強く下方向に押しながら、ラケット上の手前の端に掛けている親指の押さえ部分を手前にずらし、ラケットを、(右利きの時は)右側に傾け、打球するが、実際上、熟練を要する操作で、逆手使いであるもあって、初心者には難しく、弱点となっているケースが多いが、現在のラケットグリップには、そのための対策は考慮されていない。
ペンホルダーラケットのグリップ部分は、比較的大胆な成形が可能であるが、握り具合等の感覚面も考慮すると、極端な再成型は現実的では無く、何らかの補助具を用い、手に馴染み、且つ、手首、腕、肩への負担を軽減する有効なラケットグリップ形状を実現する事が現実的であり、望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、前述のような状況、課題に対して、以下の通り対応する。
以下の説明に於ける左右、例えば、”ラケット表面側の左又は右に”、等の表現に関しては、右利き、及び、左利きに対応するもので、本願の補助具は、そのままで、左右共用、或いは、バンド部の装着の向きを変えて、左右で共用出来る。
請求項1によれば、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなるバンド部、及び、親指の指掛け部、又は、親指及び中指の指掛け部、又は、親指及び人差指の指掛け部を備える。(注:弾性体とは、力を加えればその力の大きさに比例して伸び、力を加えるのをやめれば、元の形に戻る物体を言う。) バンド部、指掛け部、共に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体、等の組み合わの場合がある。
請求項2によれば、指掛け部は、バンド部と一体成型の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合して指が入る形状に成型の指掛け部、又は、バンド部の部分と結合して指が入る形状に成形の、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、バンド部の部分に結合又はバンド部の部分に着脱可能な形状に成型の、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、ラケットグリップの部分に結合又はラケットグリップの部分に着脱可能な形状に成型の、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部である。バンド部及び指掛け部共に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体、等の組み合わせの可能性がある。
【0011】
請求項3によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部を設け、指掛け部を押すと、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側(ラケット表面側)に回す。即ち、指掛け部が、(右利きで)ラケット表面側の右にあれば、左に回し、指掛け部が、(左利きで)ラケット表面側の左にあれば、右に回し、回内動作を促進する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指等、手を掛ける側を言う。
請求項4によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、中指の指掛け部を設け、指掛け部を押すと、ラケットグリップを、中指の指掛け部の他の側(ラケット裏面側)に回す。即ち、指掛け部が、(右利きで)ラケット表面側の左にあれば、右に回し、指掛け部が、(左利きで)ラケット表面側の右にあれば、左に回し、回外動作を促進する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指、中指等、手を掛ける側を言う。
【0012】
請求項5によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部を設け、親指の指掛け部は、親指を挟む形状の2つの成形物、又は、親指で押し下げ又は押し上げ可能で、親指を差し込める形状の成型物から成り、指掛部を下方に押し下げ、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側、即ち、ラケット表面側に回し、回内動作を促進する。又、指掛部を上方に押し上げ、ラケットグリップを、親指の指掛け部の他の側、即ち、ラケット裏面側に回し、回外動作を促進する。成型物は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなり、この場合、ラケットグリップの表側とは、親指等、手を掛ける側を言う。
請求項6によれば、バンド部は、バンド部の両端にファスナー(面ファスナー;以下同様)を設け、該ファスナーで、ラケットグリップに固着、バンド部を筒状又は袋状として、ラケットグリップの下端から、バンド部を取り付けて固着、又は、バンド部の両端部分を連結具で結合し、該ラケットグリップに固着、又は、バンド部と指掛け部を一体成型のバンド部を該ラケットグリップの部分と結合して固着、又は、バンド部の部分とラケットグリップの部分を結合して固着、又は、指掛け部と一体成型のバンド部をラケットグリップに周回する状態に固着、又は、バンド部と一体成型の指掛け部をラケットグリップに結合して固着、又は、指掛け部をラケットグリップに結合して固着する。
【0013】
請求項7によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部、及び、該親指の指掛け部の他の側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、人差指の指掛け部を、該指掛け部の他の側に押すと、ラケットグリップを、人差指の指掛け部の他の側に回し、回内動作を促進し、該親指の指掛け部を該指掛け部の他の側に押すと、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進する。これは、ペンホルダーグリップに対応するものであり、この場合、ラケットグリップ表側とは、親指、人差指等、手を掛ける側を言う。
請求項8によれば、ラケットグリップ表側に親指の指掛け部、及び、ラケットグリップ裏側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、人差指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、人差指の指掛け部の側に回して回外動作を促進し、親指の指掛け部を該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指を掛ける側を言い、ラケットグリップ裏側とは、人差指を掛ける側を言う。
請求項9によれば、
請求項1から8のいずれかに記載のラケットグリップの補助具を備えてなる事を特徴とするラケットグリップ。
【0014】
請求項10によれば、
繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えてなる事を特徴とするラケットグリップ。
請求項11によれば、
繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなるバンド部、及び、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えるラケットグリップを操作する。
【0015】
請求項12によれば、指掛け部は、バンド部と一体成型の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合して指が入る形状に成型の指掛け部、又は、バンド部の部分と結合して指が入る形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、バンド部の部分に結合又はバンド部の部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、ラケットグリップの部分に結合又はラケットグリップの部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部である。
【0016】
請求項13によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進し、該親指の指掛け部を、該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進するように操作する。この場合、指掛け部は、親指が入る形状に成型のものである。ラケットグリップ表側とは、親指等、手を掛ける側を言う。
請求項14によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、中指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、ラケットグリップを、該中指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進するように操作する。この場合、ラケットグリップの表側とは、親指、中指等、手を掛ける側を言う。
【0017】
請求項15によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指を挟む2つの部分からなる親指の指掛け部、又は、親指で押し下げ又は押し上げ可能な親指を差し込める形状に成型の親指の指掛け部を設け、該指掛け部を下方に押し下げ、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進し、該指掛け部を上方に押し上げ、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進するように操作する。この場合、ラケットグリップの表側とは、親指等、手を掛ける側を言う。
【0018】
請求項16によれば、バンド部は、バンド部の両端部分に面ファスナーを設け、該ファスナーで、バンド部を、ラケットグリップに固着、又は、バンド部を筒状又は袋状として、ラケットグリップの下端から、バンド部を取り付けて固着、又は、バンド部の両端部分を連結具で結合し、バンド部をラケットグリップに固着、又は、バンド部と指掛け部を一体成型の該バンド部と該ラケットグリップの部分を結合して固着、又は、バンド部の部分とラケットグリップの部分を結合して固着、又は、指掛け部と一体成型のバンド部をラケットグリップに周回する状態に固着、又は、バンド部と一体成型の指掛け部をラケットグリップに結合して固着、又は、指掛け部をラケットグリップに結合して固着する。
【0019】
請求項17によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部、及び、該親指の指掛け部の他の側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、該人差指の指掛け部を、該指掛け部の他の側に押すと、ラケットグリップを、該人差指の指掛け部の他の側に回し、回内動作を促進し、該親指の指掛け部を該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進するように操作する。ペンホルダーグリップに対応する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指、人差指等、手を掛ける側を言う。
請求項18によれば、ラケットグリップ表側に親指の指掛け部、及び、ラケットグリップ裏側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、人差指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、人差指の指掛け部の側に回して回外動作を促進し、親指の指掛け部を該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進するように操作する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指を掛ける側を言い、ラケットグリップ裏側とは、人差指を掛ける側を言う。
【発明の効果】
【0020】
請求項1によれば、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなるバンド、親指の指掛け部、又は、親指と中指を掛けるための指掛け部、又は、親指と人差指の指掛け部からなる補助具を備えるラケットグリップを操作し、親指の指掛け部、中指の指掛け部、人差指の指掛け部の働きにより、それぞれ、前腕・手首による回内動作又は回外動作を促進し、速く、確実に、ラケットスイングが出来る。
請求項2によれば、指掛け部は、バンド部と一体型の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合又はバンド部の部分を結合して指が入る形状に成型の指掛け部、又は、バンド部の部分と結合の成型物を指が入る形状に成形の指掛け部、又は、バンド部の部分に結合又はバンド部の部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、ラケットグリップの部分に結合又はラケットグリップの部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部である。適切な反発力と利便性を持つ指掛け部の、押し下げ、又は、押し上げにより、グリップが回り、回内動作、又は、回外動作を促進する。
【0021】
請求項3によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部を設け、指掛け部を押すと、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進する。本補助具は、装着方向を変えて、左・右利き用に、共用出来る。
請求項4によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、中指の指掛け部を設け、指掛部を押すと、ラケットグリップを、中指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進する。本補助具は、装着方向を変えて、左・右利き用に、共用出来る。
請求項5によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部を設け、該親指の指掛け部は、親指を挟む形状の2つの部分、又は、親指で押し下げ又は押し上げ可能で、親指を差し込む形状の成型物から成り、該指掛け部を下方に押し下げ、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進するか、又は、該指掛け部を上方に押し上げ、ラケットグリップを、親指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進する。本補助具は、装着方向を変えて、左・右利き用に、共用出来る。
【0022】
請求項6によれば、バンド部は、バンド部の両端にファスナー(面ファスナー;以下同様)を設け、該ファスナーで、バンド部をラケットグリップに固着、バンド部を筒状又は袋状として、ラケットグリップの下端から、該バンド部を取り付けて固着、又は、バンド部の両端部分を連結具で結合し、該ラケットグリップに固着、又は、バンド部と指掛け部を一体成型のバンド部を該ラケットグリップの部分と結合して固着、又は、バンド部の部分とラケットグリップの部分を結合して固着、又は、指掛け部と一体成型のバンド部をラケットグリップに周回する状態に固着、又は、バンド部と一体成型の指掛け部をラケットグリップに結合して固着、又は、指掛け部をラケットグリップに結合して固着する。ラケットグリップのサイズ、形状、等への対応、及び、使い勝手の良い状態を保つ事が出来る。
【0023】
請求項7によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部、及び、該親指の指掛け部の他の側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体からなる人差指の指掛け部を設け、人差指の指掛け部を、該指掛け部の他の側に押すと、ラケットグリップを、人差指の指掛け部の他の側に回し、回内動作を促進し、該親指の指掛け部を該指掛け部の他の側に押すと、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進する。ペンホルダーに対応し、そのままの状態で、或いは、装着方向を変えて、左・右利き用に、共用出来る。
請求項8によれば、ラケットグリップ表側に親指の指掛け部、及び、ラケットグリップ裏側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、人差指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、人差指の指掛け部の側に回して回外動作を促進し、親指の指掛け部を該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指を掛ける側を言い、ラケットグリップ裏側とは、人差指を掛ける側を言う。又、本補助具は、装着方向を変えて、左・右利き用に、共用出来る。
【0024】
請求項9によれば、
請求項1から8のいずれかに記載のラケットグリップの補助具を備えてなるラケットグリップであり、本発明の効果を生じる。
請求項10によれば、
繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えてなるラケットグリップであり、本発明の効果を生じる。
【0025】
請求項11によれば、 繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなるバンド部、及び、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えるラケットグリップを操作する。親指の指掛け部、中指の指掛け部の働きにより、それぞれ、前腕・手首による回内動作又は回外動作を促進し、速く、確実に、ラケットスイングが出来る。
請求項12によれば、指掛け部は、バンド部と一体成型の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合の指掛け部、又は、バンド部の部分を結合して指が入る形状に成型の指掛け部、又は、バンド部の部分と結合して指が入る形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、バンド部の部分に結合又はバンド部の部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、ラケットグリップの部分に結合又はラケットグリップの部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部である。指掛部である。適切な反発力と利便性を持つ指掛け部により、その押し下げ、押し上げにより、グリップが回り、回内動作、又は、回外動作を促進する。
【0026】
請求項13によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進するように操作する。
請求項14によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、中指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、ラケットグリップを、該中指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進するように操作する。
【0027】
請求項15によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指を挟む2つの部分からなる親指の指掛け部、又は、親指で押し下げ又は押し上げ可能な親指を差し込める形状に成型の親指の指掛け部を設け、該指掛け部を下方に押し下げ、ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進、又は、該指掛け部を上方に押し上げ、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進するように操作する。
請求項16によれば、バンド部は、バンド部の両端にファスナー(面ファスナー;以下同様)を設け、該ファスナーで、バンド部をラケットグリップに固着、又は、前記バンド部を筒状又は袋状として、前記ラケットグリップの下端から、該バンド部を取り付けて固着、又は、バンド部の両端部分を連結具で結合し、該ラケットグリップに固着、又は、バンド部と指掛け部を一体成型のバンド部を該ラケットグリップの部分と結合して固着、又は、バンド部の部分とラケットグリップの部分を結合して固着、又は、指掛け部と一体成型のバンド部をラケットグリップに周回する状態に固着、又は、バンド部と一体成型の指掛け部をラケットグリップに結合して固着、又は、指掛け部をラケットグリップに結合して固着するので、ラケットグリップのサイズ、形状、等への対応、及び、使い勝手の良い状態を保つ事が出来る。
【0028】
請求項17によれば、ラケットグリップ表側の左又は右に、親指の指掛け部、及び、該親指の指掛け部の他の側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、該人差指の指掛け部を、該指掛け部他のの側に押すと、ラケットグリップを、該人差指の指掛け部の他の側に回し、回内動作を促進し、該親指の指掛け部を該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進するように操作する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指、人差指等、手を掛ける側を言う。
請求項18によれば、ラケットグリップ表側に親指の指掛け部、及び、ラケットグリップ裏側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、人差指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、人差指の指掛け部の側に回して回外動作を促進し、親指の指掛け部を該指掛け部の側に押すと、ラケットグリップを、親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進するように操作する。この場合、ラケットグリップ表側とは、親指を掛ける側を言い、ラケットグリップ裏側とは、人差指を掛ける側を言う。又、本補助具は、装着方向を変えて、左・右利き用に、共用出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
図1は、シェイクハンドタイプの卓球用ラケットの、表面側、及び、裏面側の外観図である。
図2は、本発明の補助具を装着の一例である。
親指と中指の指掛け部は、この場合、ラケットの表面側に設ける。
薬指および小指でグリップ部を握り、親指と中指を、それぞれ、親指の指掛け部、中指の指掛け部に押し当てる。人差し指は、ラケットの裏面側の所定の場所にあてる。
図2の、下の図の中、1は、親指の指掛け部、2は、中指の指掛け部、3は、バンド部である。
【0030】
親指と中指は、それぞれの指掛け部を、常時、軽く押さえる程度で保持する。ラケットの表面、裏面の切り替え時に、親指又は中指を、強く押さえる事によって、グリップを、該指掛け部の側、又は、該指掛け部の他の側に回し、回内動作、又は、回外動作を促進する。
関連して、親指の指掛け部を強く押さえた際に、中指によって、中指の指掛け部も押さえることになるが、それは、親指の指掛け部の押さえによるラケットの回内、又は、回外動作上の、調整的要素となり、障害とはならない。
薬指と小指に加え、親指と中指の指掛け部、及び、人差指で、ラケットをしっかり保持するので、強く、高速にスウィングしても、力の加わり具合が安定し、抜け阻止度が増して、グリップ部の握りを殊更強くする必要が無い。
【0031】
図3は、本発明の補助具の一例である。
図3の、上の図は、親指と中指の指掛け部を、ラケットの表面側に設ける例である。
下の図は、親指を挟む形状の親指の指掛け部を、ラケットグリップに装着のバンド部の表側に設ける例である。この場合、親指の指掛け部を、押し下げ、又は、押し上げる事によって、(ラケットの表面側又は裏面側への)、回内動作又は回外動作を促進する。
【0032】
図4は、前記の図3の、上面図である。
図4の、上の図は、親指と中指の指掛け部を設ける例である。
図4の、下の図は、親指の指掛け部のみを設ける例である。この場合、親指の指掛け部を、押し下げ、又は、押し上げる事によって、ラケットの表面側又は裏面側への、回内動作又は回外動作を促進する。
【0033】
図5は、親指の指掛け部を設ける例である。前記の図3の、親指の指掛け部のみを設ける例と同じ趣旨であるが、この場合は、親指を差し込める形状のものである。親指以外の指でしっかりラケットグリップを握り、この場合は、主に、親指の押し上げ、又は、押し下げによって、回内又は回外動作を促進する。
【0034】
図6は、本発明の補助具の一例である。
図6の、上の図は、バンド部に、親指と中指の指掛け部を設けるケースで、バンド部が無く、指掛け部を直接グリップに結合する例である。
下の図は、親指の指掛け部のみを設けるケースであるが、バンド部が無く、指掛け部を直接グリップに結合する例である。この場合、親指の指掛け部を、押し上げ、又は、押し下げる事によって、ラケットの表面側又は裏面側への、回内動作又は回外動作を促進する。
【0035】
図7は、本発明の補助具の一例である。
図7の、上の図は、親指と中指の指掛け部を設ける補助具の例(上面図)であり、バンド部の装着に面ファスナーを用いる。
図7の、下の図は、親指と中指の指掛け部を設ける補助具の例(上面図)であり、この場合、バンド部の装着に面ファスナーを用いない。
図8は、本発明の補助具の一例である。
図8の、上の図は、一体化された親指の指掛け部を設ける補助具の例(上面図)であり、下の図は、一体化された親指と中指の指掛け部を設ける補助具の例(上面図)である。
図9は、通常の、ペンホルダー型卓球ラケットの、表面側、及び、裏面側のグリップの例である。
【0036】
図10は、本発明の補助具を装着の一例である。(ペンホルダー型)。
親指と人差指の指掛け部は、ラケットの表面側のバンド部に設ける。
親指と人差指を、それぞれ、親指の指掛け部、人差指の指掛け部に当て、中指、薬指、小指は、ラケット裏面の所定の場所にあてる。
図11は、本発明の補助具を装着の一例である。(ペンホルダー型)。
図11の上は、親指と人差部の指掛け部が、ラケットの表面側にある事を示す。この場合、人差指の指掛け部は、人差指を差し込める形状の例である。
図11の下は、ペンホルダー型ラケットグリップに補助具を装着の例を示す。
この場合、人差指の指掛け部は、人差指を差し込める形状の例である。
図12は、本発明の補助具を装着の一例である。
親指の指掛け部が、ラケットの表面側にあり、人差部の指掛け部が、ラケットの裏面側にある例である。
【0037】
図13は、本発明の補助具を装着の一例である。筒状或いは袋状等々、広い幅のバンドを用いて、定着性を高めたり、使い勝手の向上を図る事も出来る。
上記は、卓球ラケットのグリップにおける実施例であるが、その他の、例えば、バドミントン、テニス等の、グリップ(ハンドル)を用いる運動具においても、応用が可能である。
なお、上述の説明は、本発明の一実施例であり、該実施例は、本発明の目的、技術手段と構造を説明するための一例にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】シェイクハンドタイプの卓球用ラケットの外観図である。
【図2】本発明の補助具の一例として、親指と中指の指掛け部が、ラケットの表面側にある例を示す。
【0039】
【図3】本発明のグリップ補助具の一例として、ラケットの表面側に、親指と中指の指掛け部を保持するバンド部をラケットグリップに装着の例と、親指の指掛け部のみを保持するバンド部をラケットグリップに装着の例である。
【0040】
【図4】本発明のグリップ補助具の一例として、前記図3の、上面図として、親指と中指の指掛け部を持つバンド部、及び、親指の指掛部のみを持つバンド部の例である。
【図5】本発明のグリップ補助具の一例として、親指を差し込める形状の指掛け部を持つバンド部で、ファスナーを用いる例、及び、親指を差し込める形状の指掛け部を持つバンド部を、ラケットグリップに装着の例である。
【0041】
【図6】本発明のグリップ補助具の一例として、親指と中指の指掛け部をラケットグリップに結合、及び、親指の指掛け部のみを、ラケットグリップに結合の例を示す。
【図7】本発明のグリップ補助具の一例として、親指と中指の指掛け部を設け、バンド部の装着に面ファスナーを用いる例、及び、面ファスナーを用いない例を示す。
【図8】本発明のグリップ補助具の一例として、バンド部と一体化の親指と中指の指掛け部を設ける例を示す。例えば、ゴム等を、加工、成型する。
【図9】通常の、ペンホルダー型ラケットのグリップ(表、裏)である。
【0042】
【図10】本発明の補助具の一例として、図10の上は、親指と人差部の指掛け部が、ラケットの表面側にある例を示し、下は、ペンホルダー型ラケットグリップに補助具を装着した例を示す。
【図11】本発明の補助具の一例として、図11の上は、親指と人差部の指掛け部が、ラケットの表面側にある例を示し、下は、ペンホルダー型ラケットグリップに補助具を装着した例を示す。この場合、人差指の指掛け部は、人差指を差し込める形状のものである。
【図12】本発明の補助具の一例として、親指の指掛け部が、ラケットの表面側にあり、人差指の指掛け部が、ラケットの裏面側にある例である。この場合、指掛け部は、指を差し込める形状のものである。
【図13】本発明の補助具の一例として、幅の広いバンドを用いる例であり、筒状或いは袋状等にする事も出来る。
【符号の説明】
【0043】
1 親指・指掛け部
2 中指・指掛け部
3 バンド部
4 ファスナー
5 ファスナー
【特許請求の範囲】
【請求項1】
繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなるバンド部、及び、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えるラケットグリップの補助具。
【請求項2】
前記指掛け部は、前記バンド部と一体成型の指掛け部、又は、前記バンド部の部分を結合の指掛け部、又は、前記バンド部の部分を結合して指が入る形状に成型の指掛け部、又は、前記バンド部の部分と結合して指が入る形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、前記バンド部の部分に結合又は前記バンド部の部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、前記ラケットグリップの部分に結合又は前記ラケットグリップの部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部である事を特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項3】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、前記親指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進する事を特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項4】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、前記中指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、前記ラケットグリップを、該中指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進する事を特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項5】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、親指を挟み、2つの独立部分からなる親指の指掛け部、又は、親指で押し下げ又は押し上げ可能な親指を差し込める形状に成型の前記親指の指掛け部を設け、該指掛け部を下方に押し下げると、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進し、該指掛け部を上方に押し上げると、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進する事を特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項6】
前記バンド部は、前記バンド部の両端部分に面ファスナーを設け、該ファスナーで前記バンド部を前記ラケットグリップに固着、又は、前記バンド部を筒状又は袋状として、前記ラケットグリップの下端から、該バンド部を取り付けて固着、又は、前記バンド部の両端部分を連結具で結合し、前記バンド部を該ラケットグリップに固着、又は、前記バンド部と指掛け部を一体成型の該バンド部と該ラケットグリップの部分を結合して固着、又は、前記バンド部の部分と前記ラケットグリップの部分を結合して固着、又は、前記指掛け部と一体成型の前記バンド部を前記ラケットグリップを周回する状態に固着、又は、前記バンド部と一体成型の前記指掛け部を前記ラケットグリップに結合して固着、又は、前記指掛け部を前記ラケットグリップに結合して固着することを特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項7】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、前記親指の指掛け部、及び、該親指の指け掛部の他の側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、該人差指の指掛け部を、該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該人差指の指掛け部の他の側に回して回内動作を促進し、該親指の指掛け部を該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進する事を特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項8】
前記ラケットグリップ表側に、前記親指の指掛け部、及び、前記ラケットグリップ裏側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、該人差指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、前記ラケットグリップを、該人差指の指掛け部の側に回して回外動作を促進し、該親指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進する事を特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項9】
前記請求項1から8のいずれかに記載のラケットグリップの補助具を備えてなる事を特徴とするラケットグリップ。
【請求項10】
繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えてなる事を特徴とするラケットグリップ。
【請求項11】
繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなるバンド部、及び、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えるラケットグリップの操作方法。
【請求項12】
前記指掛け部は、前記バンド部と一体成型の指掛け部、又は、前記バンド部の部分を結合の指掛け部、又は、前記バンド部の部分を結合して指が入る形状に成型の指掛け部、又は、前記バンド部の部分と結合して指が入る形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、前記バンド部の部分に結合又は前記バンド部の部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、前記ラケットグリップの部分に結合又は前記ラケットグリップの部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部である事を特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【請求項13】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、前記親指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、該親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進する事を特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【請求項14】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、前記中指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、前記ラケットグリップを、該中指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進する事を特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【請求項15】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、親指を挟む2つの部分からなる親指の指掛け部又は親指で押し下げ又は押し上げ可能な親指を差し込める形状に成型の前記親指の指掛け部を設け、該指掛け部を下方に押し下げ、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進、又は、該指掛け部を上方に押し上げ、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進する事を特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【請求項16】
前記バンド部は、前記バンド部の両端部分に面ファスナーを設け、該ファスナーで前記バンド部を、前記ラケットグリップに固着、又は、前記バンド部を筒状又は袋状として、前記ラケットグリップの下端から、該バンド部を取り付けて固着、又は、前記バンド部の両端部分を連結具で結合し、前記バンド部を該ラケットグリップに固着、又は、前記バンド部と指掛け部を一体成型の該バンド部と該ラケットグリップの部分を結合して固着、又は、前記バンド部の部分と前記ラケットグリップの部分を結合して固着、又は、前記指掛け部と一体成型の前記バンド部を前記ラケットグリップを周回する状態に固着、又は、前記バンド部と一体成型の前記指掛け部を前記ラケットグリップに結合して固着、又は、前記指掛け部を前記ラケットグリップに結合して固着することを特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【請求項17】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、前記親指の指掛け部、及び、該親指の指掛け部の他の側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、該人差指の指掛け部を、該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該人差指の指掛け部の他の側に回して回内動作を促進し、該親指の指掛け部を該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進する事を特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【請求項18】
前記ラケットグリップ表側に、前記親指の指掛け部、及び、前記ラケットグリップ裏側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、該人差指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、前記ラケットグリップを、該人差指の指掛け部の側に回して回外動作を促進し、該親指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進する事を特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【請求項1】
繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなるバンド部、及び、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えるラケットグリップの補助具。
【請求項2】
前記指掛け部は、前記バンド部と一体成型の指掛け部、又は、前記バンド部の部分を結合の指掛け部、又は、前記バンド部の部分を結合して指が入る形状に成型の指掛け部、又は、前記バンド部の部分と結合して指が入る形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、前記バンド部の部分に結合又は前記バンド部の部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、前記ラケットグリップの部分に結合又は前記ラケットグリップの部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部である事を特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項3】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、前記親指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進する事を特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項4】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、前記中指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、前記ラケットグリップを、該中指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進する事を特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項5】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、親指を挟み、2つの独立部分からなる親指の指掛け部、又は、親指で押し下げ又は押し上げ可能な親指を差し込める形状に成型の前記親指の指掛け部を設け、該指掛け部を下方に押し下げると、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進し、該指掛け部を上方に押し上げると、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進する事を特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項6】
前記バンド部は、前記バンド部の両端部分に面ファスナーを設け、該ファスナーで前記バンド部を前記ラケットグリップに固着、又は、前記バンド部を筒状又は袋状として、前記ラケットグリップの下端から、該バンド部を取り付けて固着、又は、前記バンド部の両端部分を連結具で結合し、前記バンド部を該ラケットグリップに固着、又は、前記バンド部と指掛け部を一体成型の該バンド部と該ラケットグリップの部分を結合して固着、又は、前記バンド部の部分と前記ラケットグリップの部分を結合して固着、又は、前記指掛け部と一体成型の前記バンド部を前記ラケットグリップを周回する状態に固着、又は、前記バンド部と一体成型の前記指掛け部を前記ラケットグリップに結合して固着、又は、前記指掛け部を前記ラケットグリップに結合して固着することを特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項7】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、前記親指の指掛け部、及び、該親指の指け掛部の他の側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、該人差指の指掛け部を、該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該人差指の指掛け部の他の側に回して回内動作を促進し、該親指の指掛け部を該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進する事を特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項8】
前記ラケットグリップ表側に、前記親指の指掛け部、及び、前記ラケットグリップ裏側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、該人差指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、前記ラケットグリップを、該人差指の指掛け部の側に回して回外動作を促進し、該親指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進する事を特徴とする前記請求項1に記載のラケットグリップの補助具。
【請求項9】
前記請求項1から8のいずれかに記載のラケットグリップの補助具を備えてなる事を特徴とするラケットグリップ。
【請求項10】
繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えてなる事を特徴とするラケットグリップ。
【請求項11】
繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなるバンド部、及び、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び中指の指掛け部、又は、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる親指の指掛け部及び人差指の指掛け部を備えるラケットグリップの操作方法。
【請求項12】
前記指掛け部は、前記バンド部と一体成型の指掛け部、又は、前記バンド部の部分を結合の指掛け部、又は、前記バンド部の部分を結合して指が入る形状に成型の指掛け部、又は、前記バンド部の部分と結合して指が入る形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、前記バンド部の部分に結合又は前記バンド部の部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部、又は、前記ラケットグリップの部分に結合又は前記ラケットグリップの部分に着脱可能な形状に成型の繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる指掛け部である事を特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【請求項13】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、前記親指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、該親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進する事を特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【請求項14】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、前記中指の指掛け部を設け、該指掛け部を押すと、前記ラケットグリップを、該中指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進する事を特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【請求項15】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、親指を挟む2つの部分からなる親指の指掛け部又は親指で押し下げ又は押し上げ可能な親指を差し込める形状に成型の前記親指の指掛け部を設け、該指掛け部を下方に押し下げ、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回し、回内動作を促進、又は、該指掛け部を上方に押し上げ、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回し、回外動作を促進する事を特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【請求項16】
前記バンド部は、前記バンド部の両端部分に面ファスナーを設け、該ファスナーで前記バンド部を、前記ラケットグリップに固着、又は、前記バンド部を筒状又は袋状として、前記ラケットグリップの下端から、該バンド部を取り付けて固着、又は、前記バンド部の両端部分を連結具で結合し、前記バンド部を該ラケットグリップに固着、又は、前記バンド部と指掛け部を一体成型の該バンド部と該ラケットグリップの部分を結合して固着、又は、前記バンド部の部分と前記ラケットグリップの部分を結合して固着、又は、前記指掛け部と一体成型の前記バンド部を前記ラケットグリップを周回する状態に固着、又は、前記バンド部と一体成型の前記指掛け部を前記ラケットグリップに結合して固着、又は、前記指掛け部を前記ラケットグリップに結合して固着することを特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【請求項17】
前記ラケットグリップ表側の左又は右に、前記親指の指掛け部、及び、該親指の指掛け部の他の側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、該人差指の指掛け部を、該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該人差指の指掛け部の他の側に回して回内動作を促進し、該親指の指掛け部を該指掛け部の他の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の他の側に回して回外動作を促進する事を特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【請求項18】
前記ラケットグリップ表側に、前記親指の指掛け部、及び、前記ラケットグリップ裏側に、繊維、樹脂、ゴム、皮革、金属、その他弾性体の中の1以上の素材からなる人差指の指掛け部を設け、該人差指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、前記ラケットグリップを、該人差指の指掛け部の側に回して回外動作を促進し、該親指の指掛け部を、該指掛け部の側に押すと、前記ラケットグリップを、該親指の指掛け部の側に回して回内動作を促進する事を特徴とする前記請求項11に記載のラケットグリップの操作方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2010−284499(P2010−284499A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−190562(P2009−190562)
【出願日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【出願人】(593129755)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【出願人】(593129755)
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