説明

ランプユニット

【課題】 小型化、特に薄型化が図られた平面型放電管を収容したランプユニットを提供する。
【解決手段】
ハウジング11内に平面型放電管50を収容し蓋体12によってハウジング11の開口部11aを閉塞したランプユニット10であって、ハウジング11の側壁11cに設けられた係止突起11f、蓋体12の裏面に設けられた押止枠12dおよびリブ12eによって平面型放電管50を押圧し、蓋体12の側壁に設けられた係止突起12fとハウジング11の側壁11cに設けられた係止孔11eによって係合して平面型放電管50を固定するとともに開口部11aを閉塞した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプユニットに関し、例えば家庭用・業務用・工業用等の各種製品に搭載され、照明装置用の発光素子として利用されるランプユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、発光素子として普及しているものに白熱電球がある。この白熱電球は、ガラス球の内部にフィラメントが形成されており、白熱電球の金口をソケットに装着して通電させることによって当該フィラメントに電流が流れ白熱発光する。この白熱電球においては、当該電球の脱着・交換・装着の操作を実施するにあたり、電球の外表面等に触れても特に、感電等の心配はなく、安全・容易に取り扱いが可能である。
【0003】
一方、従来、白熱電球以外の発光素子として、特許文献1に示される平面型放電管が知られている。この平面型放電管は、一般の白熱電球と異なり平面形状であって厚さが非常に薄く、かつ広範囲をムラ無く照らすことができる。また、特許文献1に記載されているように、平面型放電管の少なくとも一方の外表面には、薄膜状の透明電極が配置されている。また、特許文献2に示されるように、平面型放電管の側壁の一部には、該放電管の内部に封入されている放電ガスを吸入するための給排気管が側面垂直方向に突出して設けられている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−31182号(図2よび図3) 再公表特許WO2005/027182号公報(図1(a))
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記平面型放電管においては、平面型放電管の少なくとも一方の面に薄膜状の透明電極が配置されているため、当該平面型放電管が通電状態にある場合には、知らずに外面を触れると感電する。したがって、発光素子単体として取り扱われる場合、白熱電球のように発光素子単体の外面を触れても感電しないようにすることが望まれていた。また、この平面型放電管は、高電圧を印可するために、白熱電球と比較すると、表面が高温になるため、手で触れないように何らかの配慮を施さなければならないという問題があった。
【0006】
また、前記平面型放電管の完成品を保管に当たっては、給排気管の有する突出部分があるために、本体部分の体積に比べて必要以上に大きな保管スペースを必要とし、保管効率が悪くなるという問題があった。更に、放電管が薄いために持ち運びは照明装置等への組み込みの際に割れたり、特に突出した給排気管が破損しやすい等、保管や組み込みにおける取り扱いが難しいという問題があった。
【0007】
また、前記平面型放電管が照明装置等に組み込まれ、外表面に過度の衝撃が加えたれた場合、割れによってる破片ガラスが飛散するという問題があった。
【0008】
したがって、本来の平面型放電管が有している特徴である厚さが薄いことを維持しつつ、しかも上記の種々の課題を解決するとともに、できるかぎり小型のランプユニットするという課題が生じてくる。つまり、平面型放電管の外表面全体を覆って保護を図るとともに、当該平面型放電管の大きさと比較して遜色のない大きさを保った薄くてコンパクトなランプユニットを提供する必要がある。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、小型化、特に薄型化が図られた平面型放電管を収容したランプユニットを提供することを目的とし、さらに、以下の目的をも解決したランプユニットとする必要がある。すなわち、(a)発光素子から照射される外面を触れても感電の恐れが無いこと、(b)放熱性に優れていること、(c)保管や他の機器への組み込みの際にも取り扱いを容易で安全に行うことができること、にある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1に記載のランプユニットは、
側壁部及び底部を有し該底部と対面する側に開口した開口部を有する箱状のハウジングと、前記開口部に収容される平面型放電管と、前記開口部を前記ハウジングの外側から塞ぐ蓋部材と、を備え、
前記ハウジングの底部の内面と対向する前記平面型放電管の第1の表面は、透光性部材から形成され、その外表面上には透明電極が設けられ、かつ、前記ハウジングの底部のうち、少なくとも前記透明電極と対向する部分は透光性を有する部材から形成されるとともに、
該平面型放電管は、前記ハウジングまたは前記蓋部材に一体にして形成された押圧手段によって、前記開口部のハウジング底部の内面方向に押しつけて固定するようにしたことを要旨とする。
【0011】
また、請求項2に記載のランプユニットは、請求項1に記載のランプユニットの構成に加えて、
前記押圧手段のうち、第1の押圧手段は、前記ハウジングの側壁部の内側に形成された係止突起である、ことを要旨とする。
【0012】
これらの構成によれば、前記平面型放電管の第1の表面の側が発光面として機能して光を照射し、前記ハウジングの透光性を有する底面を介して外部に光りが照射されるランプユニットすることができる。したがって、別部品としてのグローブを要しないので、従来の平面型放電管を搭載した照明器具と比較して、部品点数を減らすことが可能になる。
別部材としての平面型放電管の固定手段を有しないので、その分だけハウジングの小型化が図られ、ひいてはランプユニット全体の小型化が実現できる。
【0013】
また、請求項3に記載のランプユニットは、請求項1または請求項2に記載のランプユニットの構成に加えて、
前記押圧手段のうち、第2の押圧手段は、前記蓋部材の裏面周縁に設けられた押止枠またはリブが、前記平面型放電管の第2の表面の側を押しつける手段、および、当該蓋部材が前記ハウジングの開口部を塞ぐ閉塞手段からなる、ことを要旨とする。
【0014】
また、請求項4に記載のランプユニットは、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のランプユニットの構成に加えて、
前記閉塞手段は、前記蓋部材の側壁に形成された複数の係止突起が、前記ハウジングの側壁に形成された該係止突起と同数の係合孔に係合することによって、前記開口部が閉塞される手段であることを要旨とする。
【0015】
これらの構成によれば、別部材としての平面型放電管の固定手段を有しないで、平面型放電管を固定することができるとともに、蓋部材によって平面型放電管を収容することが可能となり、ひいてはランプユニット全体の小型化が実現できる。
【0016】
また、請求項5に記載のランプユニットは、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のランプユニットの構成に加えて、
前記押圧手段によって、前記平面型放電管の第1の表面の側を前記ハウジング底部の内面に密着させ押しつけて固定するようにした、ことを要旨とする。
【0017】
この構成によれば、前記ハウジング底部と平面型放電管の外表面との間に隙間を設けていないので、この分だけ厚さの薄いランプユニットとすることができる。
【0018】
また、請求項6に記載のランプユニットは、請求項1〜請求項5に記載のランプユニットの構成に加えて、
前記ハウジング底部の内面と対向する前記平面型放電管の第1の表面の側に設けられた透明電極電極の側が電圧の高圧側とされるを要旨とする。
【0019】
この構成によれば、前記平面型放電管の高圧側とされた薄膜状電極には、人が直接触れることができない。したがって、通電状態でこの透明電極を誤って触れることはなくなることで感電を防止することができる。
【0020】
また、請求項7に記載のランプユニットは、請求項1〜請求項6に記載のランプユニットの構成に加えて、
前記平面型放電管の第2の表面の側に対向する前記蓋部材は所定の間隔を有するとともに、前記蓋部材には、表裏両表面を貫通をする複数の放熱孔が設けられることを要旨とする。
【0021】
この構成によれば、平面型放電管から発する熱を放熱孔を通して外部へ放散させることができる。
【発明の効果】
【0022】
以上の発明のランプユニットによれば、小型化、特に薄型化が図られた平面型放電管を収容したランプユニットを提供することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
(第1の実施形態)
図1〜図13は、本発明における第1の実施形態のランプユニット10を示した図である。図1および図2はランプユニット10の斜視図、図3は正面図、図4は背面図、図5は右側面図、図6は左側面図、図7は平面図、および図8は底面図である。
【0024】
図9は、このランプユニットの分解図である。図10は、図5(右側面図)におけるA−A断面図の一部分である。図11は、図3(正面図)におけるB−B断面図の一部である。図12は、蓋体の裏面から見た斜視図である。図13は、このランプユニットに収容された平面型放電管の断面図である。本実施形態に示されたランプユニットは、家庭用・業務用・工業用等の各種製品の照明部分や照明器具等に搭載され、照明装置用の発光素子として利用されるものである。このランプユニットの内部には、平面型放電管50が収容されている。
【0025】
図1および図2に示すように、このランプユニット10は、全体として表面を略長方形とする箱型形状をしている。図9に示すように、このランプユニット10は、平面型放電管50と、この平面型放電管50を開口部11aに収容するハウジング11と、この開口部11aをハウジング11の上側(外側)から塞ぐ蓋部材としての蓋体12から構成されている。ハウジング11は、即壁部11bと底部11cとによって開口部11aが形成される。
【0026】
図13に示すように、平面型放電管50は、一対の誘電体平板としてのガラス板54a、54bを対向配置し、周囲を封止部材53を使用して内部に密閉空間57(放電空間)を形成した密閉容器を構成し、この空間に給排気管56を介して希ガス等の放電ガスを封入している。密閉空間57内には、複数の誘電体リブ55が設けられている。この密閉容器の両外表面の各々には、一対の薄膜状の透明電極51a、51bが設けられている。一対のリード線52a、52bは、この一対の透明電極51a、51bと、導電体接続部53a、53bを介して接続固定されている。また、一方の透明電極51bの上面には、図示しない薄膜の反射部材54が設けられている。なお、平面型放電管50から光が発光する発光面S(表面とする。本発明においては、発光面Sが第一の表面に相当する。)は、透明電極51aが設けれらた側であり、本実施形態においては、この発光面側Sの側が下面側となる。また、透明電極51a、51bおよび反射部材54は、極めて厚さが薄いために、図9では省略している。
【0027】
図9〜図11に示すように、ハウジング11は、透光性を有する底部11bの周縁に側壁部11cが設けられることによって、底部11bの内面11dと対向する位置に開口部11eを形成している。この開口部11eには、平面型放電管50の発光面S側が、底部11bの内面11dと対向し、その発光面Sが内面11dと密着して収容される。つまり、一方のガラス基板上に設けられた透明電極51a(図示しない)が底部11bの内面11dと密着する。そして、側壁部11cに設けられた第1の押圧手段としての係止突起11fによって平面型放電管50が係止して固定される。
【0028】
また、このハウジング11の側壁11cには、複数の係止孔11fが開口されている。なお、ハウジング11は、耐熱性を有する樹脂部材(例えば、ポリカーボネート)からなり、その底部11bは透光性を有する。
【0029】
図10〜図12に示すように、蓋体12には、表面12aから裏面12bに向けて貫通をする複数の放熱孔12cが設けられている。また、この蓋体12の裏面12b側には、その周縁に亘って第2の押圧手段としての押止枠12dが蓋体12の裏面12bと一体にして設けられている。また、蓋体12の裏面12bには、リブ12eが設けられている。このリブ12eは、蓋体12の反りを防止するとともに、第2の押圧手段としての役割を果たす。すなわち、裏面12b側に一体形成された押止枠12dおよびリブ12eによって、平面型放電管50の裏面(発光面Sと反対側の面であって、本発明では、この裏面が第2の表面に相当する。)が押圧される。
【0030】
図11に示すように、蓋体12は、蓋体12の側面に設けられた複数の係止突起12fが、ハウジング11の側壁11cに設けられた複数の係止孔11fに係合することによって固定されて、ハウジング11の開口部11aが塞がれる。この状態において、蓋体12の裏面12bのうち、押止枠12dおよびリブ12eが形成される部分以外の裏面の部分は、平面型放電管50の裏面と所定の間隔dを保って配置されている。
【0031】
この複数の係止突起12fと対応して係合する同数の係止孔11fは、本発明において、蓋体12がハウジング11の開口部11eを塞ぐ閉塞手段に相当し、この第2の押圧手段としては、押止枠12dおよびリブ12eと、前記閉塞手段とからなる。なお、本発明において、平面型放電管50の裏面を押さえるための押圧手段は、第1の押圧手段および第2の押圧手段から構成される。
【0032】
また、ハウジング11の側壁11cには、外側へ延設された一対の舌片11h、11iが設けられ、この舌片には、それぞれ取付孔11j、11kが開口されている。この舌片11h、11iは、他の機器に取り付けるための取付部としての機能を有し、ねじ等を取付孔11j、11kに差し込んで螺着させることによってランプユニット10を他の機器等に取り付ける。図8に示すように、一対の舌片11h、11iは、中心軸線D−Dを対称とする位置にはなく、互いに距離Hだけずれるようにして設けている。これは、このランプユニット10を複数個並列に並べて配置して利用する場合、隣り合うランプユニットの距離を最小限にするため、舌片がずれた位置に配置できるように配慮している(図14参照)。
【0033】
蓋体12およびハウジング11には、平面型放電管50にの表面側に突出して形成されている導電体接続部53a、53bが、蓋体12およびハウジング11に接触しないように、孔12g、切り欠き部11mを設けている。また、ハウジング11の側壁11cの一部において、平面型放電管50の側面側に突出している給排気管56を保護するための給排気管保護部11gが設けられている。
【0034】
以上の構成のランプユニット10において、リード線52a、52bに商用電源から図示しない照明点灯回路を介して高周波電圧を加圧すると、平面型放電管50の発光面Sから発光し、ハウジング11の底部11bを貫いて光が外部へ照射される。
【0035】
(第1の実施形態の作用・効果)
上記構成による第1の実施形態のランプユニットは、以下の作用・効果を奏する。
(1)平面型放電管50における発光面Sは、透光性を有するハウジング11の底部11bの内面11dと密着して固定されている。つまり、底部11bを介して光が外部へ照射されるよになる。したがって、他の照明器具のように、別部品としてのグローブを必要としないので、従来の平面型放電管を搭載した照明器具と比較して、部品点数を減らすことができる。また、発光面Sと内面11dが密着しているので、この分だけ厚さの薄いランプユニットとすることができる。
【0036】
(2)平面型放電管50は、ハウジング11の側壁11cに設けられた係止突起11f、蓋体12の裏面にに設けられた押止枠12dおよびリブ12eによって押圧し、、蓋体12の側壁に設けられた係止突起12fとハウジング11の側壁11cに設けられた係止孔11eによって係合して固定されている。したがって、別部品としての平面型放電管の固定手段を有しないので、小型化が可能になる。また、従来の平面型放電管を搭載した照明器具と比較して、部品点数を減らすことができる。
【0037】
(3)平面型放電管50の発光面S側の外面bに設けられた透明電極51aが、絶縁体であるハウジング11の底部11bと密着して覆われているので、この透明電極51a側を高圧側としても、誤ってこの透明電極51aに触れることができないので、感電することがない。一方、もう一方の透明電極51b側が低圧側となるため、蓋体12に設けられている放熱孔12cを通じてこの透明電極51bに誤って触れても感電しない。このように高圧側の電極を絶縁体で覆うことで、感電防止を図ることが可能になる。
【0038】
(4)蓋体12には、複数の放熱孔12c設けているので、平面型放電管50から発せられる熱を放熱孔を通して外部に放散させることができる。
【0039】
(応用例等)
ところで、本発明は前記の実施形態に限定するものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で様々な実施が可能である。
・ 前記実施形態においては、ランプユニットの表面形状が、略長方形状の箱型形状をしているが、これらに限定するものではなく、表面形状が、略正方形、略長方形、略円形等、その他の多角形や楕円型であっても良い。
【0040】
・ 前記実施形態において説明した平面型放電管50は、両外面に透明電極が形成されているとしているが、これに限定するものではなく、透明電極の一方が平面型放電管11の内部(放電空間内)に形成されているものを採用しても良いし、発光面でない側の透明電極を金属薄膜状電極としても良い。また、他の電極配置を利用した平面型放電管であってもよく、電極の配置には限定されない。
【0041】
・ 平面型放電管の発光面に対向して配置されるガラス基板は、平面形状でなくてもよく、例えば球面や円筒面の一部でもよいし、凸面や凹面を含む面として形成しても良い。
【0042】
・ 前記実施形態には、平面型放電管50の発光面側をハウジング11の底部内面11dに密着させたが、ランプユニットの小型化が可能な範囲内で所定の空間を設けてもよい。この場合、発光面Sから放散する熱がこの空間に存在する空気に伝わり、この空気がランプユニット内を対流して蓋体側から放熱孔を通じて熱が放散される。
【0043】
・ 前記実施形態において、平面型放電管50を固定する方法として、ハウジング11の側壁11cに設けられた係止突起11f、蓋体12の裏面にに設けられた押止枠12dおよびリブ12eによって押圧し、、蓋体12の側壁に設けられた係止突起12fとハウジング11の側壁11cに設けられた係止孔11eによって係合して固定する方法を採用しているが、これに限定されず、他の固定手段としての平面型放電管の押圧手段や蓋体の閉塞手段を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】第1の実施形態におけるランプユニットの斜視図である。
【図2】第1の実施形態におけるランプユニットの斜視図である。
【図3】第1の実施形態におけるランプユニットの正面図である。
【図4】第1の実施形態におけるランプユニットの背面図である。
【図5】第1の実施形態におけるランプユニットの右側面図である。
【図6】第1の実施形態におけるランプユニットの左側面図である。
【図7】第1の実施形態におけるランプユニットの平面図である。
【図8】第1の実施形態におけるランプユニットの底面図である。
【図9】第1の実施形態におけるランプユニットの分解斜視図参考平面図である。
【図10】第1の実施形態におけるランプユニットのA−A断面図の一部分である。
【図11】第1の実施形態におけるランプユニットのB−B断面図の一部分である。
【図12】第1の実施形態におけるランプユニットを構成する蓋体の裏面から見た斜視図である。
【図13】第1の実施形態におけるランプユニットを構成する平面型放電管の断面図であって、(a)は横断面図、(b)は(a)におけるC−C断面図を示す。
【図14】第1の実施形態における2つのランプユニットを並列に配置した場合の一部分を示す図でえある。
【符号の説明】
【0045】
10・・・ランプユニット、11・・・ハウジング、11f・・・第1の押圧手段としての係止突起、11e・・・第2の閉塞手段としての係合孔、12・・・蓋部材としての蓋体、12d・・・第2の押圧手段としての押止枠、12e・・・第2の押圧手段としてのリブ、12f・・・閉塞手段としての係止突起、50・・・平面型放電管、S・・・発光面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
側壁部及び底部を有し該底部と対面する側に開口した開口部を有する箱状のハウジングと、前記開口部に収容される平面型放電管と、前記開口部を前記ハウジングの外側から塞ぐ蓋部材と、を備え、
前記ハウジングの底部の内面と対向する前記平面型放電管の第1の表面は、透光性部材から形成され、その外表面上には透明電極が設けられ、かつ、前記ハウジングの底部のうち、少なくとも前記透明電極と対向する部分は透光性を有する部材から形成されるとともに、
該平面型放電管は、前記ハウジングまたは前記蓋部材に一体にして形成された押圧手段によって、前記開口部のハウジング底部の内面方向に押しつけて固定するようにした、
ことを特徴とするランプユニット。
【請求項2】
前記押圧手段のうち、第1の押圧手段は、前記ハウジングの側壁部の内側に形成された係止突起である、
ことを特徴とする請求項1に記載のランプユニット。
【請求項3】
前記押圧手段のうち、第2の押圧手段は、前記蓋部材の裏面周縁に設けられた押止枠またはリブが、前記平面型放電管の第2の表面の側を押しつける手段、および、当該蓋部材が前記ハウジングの開口部を塞ぐ閉塞手段からなる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のランプユニット。
【請求項4】
前記閉塞手段は、前記蓋部材の側壁に形成された複数の係止突起が、前記ハウジングの側壁に形成された該係止突起と同数の係合孔に係合することによって、前記開口部が閉塞される手段である
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のランプユニット。
【請求項5】
前記押圧手段によって、前記平面型放電管の第1の表面の側を前記ハウジング底部の内面に密着させ押しつけて固定するようにした、
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のランプユニット。
【請求項6】
前記ハウジング底部の内面と対向する前記平面型放電管の第1の表面の側に設けられた透明電極電極の側が電圧の高圧側とされる、
ことを特徴とする請求項1〜請求項5に記載のランプユニット。
【請求項7】
前記平面型放電管の第2の表面の側に対向する前記蓋部材は所定の間隔を有するとともに、前記蓋部材には、表裏量表面を貫通をする複数の放熱孔が設けられる、
ことを特徴とする請求項1〜請求項6に記載のランプユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−48840(P2009−48840A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−212970(P2007−212970)
【出願日】平成19年8月17日(2007.8.17)
【出願人】(000144544)レシップ株式会社 (179)
【Fターム(参考)】