説明

リクレーマ

【課題】 ヤード内のバラ物を無駄なく払い出すことができるリクレーマを提供する。
【解決手段】 積山の幅方向に延びるブリッジフレーム(10)と、リクレーマの進行方向から見たときに、上部の間隔が下部の間隔よりも狭くなるようにそれぞれ傾斜した一対のバケットホイール(30R,30L)と、各バケットホイールの外側に配置され、各バケットホイールから落下したバラ物を受け取るフィーダコンベヤ(40R,40L)と、バケットホイールおよびフィーダコンベヤを保持し、ブリッジフレームに沿って移動するキャリッジフレーム(20)と、キャリッジフレームに設けられ、フィーダコンベヤからのバラ物を受け取ってブリッジフレームの長手方向に沿って搬送し、かつ、テールプーリがヤードの擁壁内側上方に位置する中継コンベヤ(50)を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヤードに貯蔵されたバラ物(鉱石や石炭など)の積山から、バラ物を払い出すために用いられるリクレーマに関するものである。
【背景技術】
【0002】
リクレーマによる払い出し動作では、バケットホイールによって積山のバラ物を掬い取り、バケットホイールのバケット内に収容されたバラ物をコンベヤに落下させ、コンベヤ上に落下したバラ物を、所定の位置まで搬送させている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここで、バケットホイールを回転可能に支持するキャリッジフレームを積山の幅方向に移動させることにより、積山幅方向のバラ物を払い出し、そして、この払い出し操作を積山の長手方向に順次移動して行うことにより積山全体のバラ物を払い出すことができる。バケットホイールから落下したバラ物を受け取るコンベヤは、積山の幅方向に延びており、コンベヤの一端部(ヘッドプーリ側)において、他のコンベヤにバラ物を払い出している。
【0004】
このバケットからバラ物を受け取るコンベヤの具体的な構造について、図5を用いて説明する。図5は、従来のリクレーマにおいて、コンベヤの他端側(バラ物を回収する側とは反対側)の構成を示している。
【0005】
バケットホイール100は、水平面に対して垂直に配置されており、図5の矢印D21で示すように、積山の幅方向に移動することができる。積山は、擁壁110によって囲まれたヤードに収容されている。バケットホイール100が、図5の矢印D22で示す方向に回転すると、バケットホイール100の外周に配置された複数のバケットが、バラ物を掬い取る。
【0006】
バケットホイール100(バケット)によって掬い取られたバラ物は、落下して、積山の幅方向(矢印D21の方向)に延びるコンベヤベルト120に供給され、コンベヤベルト120に沿って移動してヤード外に搬送される。ここで、コンベヤベルト120は、図5の矢印D23で示す方向に移動し、バケットホイール100の内側を通過している。
【0007】
コンベヤベルト120のリターン部は、3つのプーリ121〜123を有している。具体的には、コンベヤベルト120は、第1プーリ(テールプーリ)121および第2プーリ122と接触しており、第1プーリ121および第2プーリ122の間には、テンションウェイト124が取り付けられた第3プーリ123が配置されている。テンションウェイト124の自重が、第3プーリ123を介してコンベヤベルト120に作用することにより、コンベヤベルト120にテンションを与えて、コンベヤベルト120の弛みを防止することができる。
【0008】
ヤード内のバラ物を効率良く回収するために、バケットホイール100は、擁壁110の近傍まで移動するようになっており、プーリ121〜123は、バケットホイール100と干渉しないように、擁壁110に対してヤードの外側に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2004−026461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
図5に示す構成において、コンベヤベルト120に付着したバラ物は、振動等によって、コンベヤベルト120から落下することがある。ここで、コンベヤベルト120のうち、ヤードの上方に位置している部分からバラ物が落下したときには、このバラ物はヤード内に戻ることになる。
【0011】
しかし、図5に示す構成では、バケットホイール100との干渉を避けるために、コンベヤベルト120のリターン部(プーリ121〜123と接触する部分)が、擁壁110に対してヤードの外側に配置されていることから、この部分からバラ物が落下したときには、バラ物がヤードに戻ることはなく、ヤードの外部において、バラ物が堆積してしまう。ここで、ヤードの外側には、リクレーマを積山に沿って、その長手方向に移動させるための軌条が配置されており、その軌条の上に、上記落下したバラ物が堆積することから、そのバラ物を定期的に除去する作業が必要となる。
【0012】
本願発明は、ベルトコンベヤ120のリターン側からバラ物が落下する位置を擁壁110より内側(積山側)にする事により上記軌条が落下したバラ物で埋没することを防止すると共に、落下したバラ物をバケットホイール100で掬い取れるようにすることを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、擁壁で囲まれたヤードに収容された積山からバラ物を払い出すために、該積山の長手方向に移動可能に設けたリクレーマであって、前記積山の幅方向に延びるブリッジフレームと、前記リクレーマの進行方向から見たときに、上部の間隔が下部の間隔よりも狭くなるようにそれぞれ傾斜した一対のバケットホイールと、前記各バケットホイールの外側に配置され、前記各バケットホイールから落下したバラ物を受け取るフィーダコンベヤと、前記バケットホイールおよび前記フィーダコンベヤを保持し、前記ブリッジフレームに沿って移動するキャリッジフレームと、前記キャリッジフレームに設けられ、前記フィーダコンベヤからのバラ物を受け取って前記ブリッジフレームの長手方向に沿って搬送し、かつ、テールプーリが前記ヤードの擁壁内側上方に位置する中継コンベヤを有する。
【0014】
テールプーリにおいて、中継コンベヤにテンションを与えるためのテークアップ装置を設けることができる。また、テークアップ装置の下面に、テークアップ装置から落下したバラ物をヤード内に導くシュートを設けることができる。これにより、テークアップ装置から落下したバラ物を効率良くヤードに戻すことができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、バケットホイールを傾斜させることにより、フィーダコンベヤを配置することができ、フィーダコンベヤによって、中継コンベヤをバケットホイールから離れた位置に配置することができる。これにより、中継コンベヤおよびバケットホイールの干渉を防止して、中継コンベヤのテールプーリをヤードの擁壁の内側上方に位置させることが可能となり、軌条が落下したバラ物で埋没することが無くなり、定期的なバラ物除去作業が不要となり、しかも、中継コンベヤから落下したバラ物をヤード内に戻すことができ、積山からバラ物を効率的に払い出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施例1であるリクレーマの正面図である。
【図2】実施例1であるリクレーマの側面図である。
【図3】実施例1であるリクレーマにおいて、中継コンベヤの一端側における構成を示す図である。
【図4】実施例1であるリクレーマにおいて、中継コンベヤの一端側における構成を示す図である。
【図5】従来のリクレーマにおいて、コンベヤの一端側における構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施例について説明する。
【実施例1】
【0018】
本発明の実施例1であるリクレーマについて、図1および図2を用いて説明する。ここで、図1は、リクレーマの一部の構造を示す正面図であり、図2は、リクレーマの一部の構造を示す側面図である。リクレーマ1の正面図とは、リクレーマ1の進行方向から、リクレーマ1を見たときの図である。
【0019】
リクレーマ1は、積山の幅方向(図1の左右方向)に延びるブリッジフレーム10を有しており、ブリッジフレーム10は、ジブによって吊り下げられた状態で支持されている。ブリッジフレーム10の内部は、図2に示すように、トラス構造で構成されている。
【0020】
ブリッジフレーム10の基端部は、走行フレーム11に取り付けられ、更に、ブリッジフレーム10の先端部は、脚部13及び走行フレーム11が取り付けられており、積山の長手方向に延びる軌条12に沿って移動する。これにより、リクレーマ1は、積山の払い出し端面(積山幅方向端面)に近づく方向に移動したり、離れる方向に移動したりすることができる。
【0021】
走行フレーム11の下方には、軌条12に沿って延びる地上コンベヤ(ベルトコンベヤ)14が配置されており、地上コンベヤ14には、後述するように、中継コンベヤ50からバラ物が供給される。
【0022】
ブリッジフレーム10は、キャリッジフレーム20を支持しており、キャリッジフレーム20は、ブリッジフレーム10の長手方向(図1の左右方向)に沿って移動可能である。
【0023】
キャリッジフレーム20は、キャリッジ本体21と、キャリッジ本体21から上方向(垂直方向)に延びるアーム22R,22Lとを有している。アーム22R,22Lは、ブリッジフレーム10の長手方向において離れて配置されており、アーム22R,22Lの先端には、支持部221R,221Lが設けられている。
【0024】
また、アーム22Rは、2つ設けられており、図2に示すように、ブリッジフレーム10を挟む位置に配置されている。アーム22Lも2つ設けられており、ブリッジフレーム10を挟む位置に配置されている。
【0025】
図2に示すように、各支持部221Rには、横行車輪23が回転可能に取り付けられている。横行車輪23は、ブリッジフレーム10の上面に接触しており、ブリッジフレーム10の上面において、ブリッジフレーム10の長手方向に移動する。なお、支持部221Lにも、上述した横行車輪23と同様の横行車輪が設けられており、この横行車輪は、ブリッジフレーム10の上面と接触して、ブリッジフレーム10の長手方向に沿って移動する。
【0026】
キャリッジフレーム20をブリッジフレーム10に沿って移動させる機構としては、例えば、ラック・ピニオン機構を用いることができる。具体的には、ブリッジフレーム10の長手方向に沿ってラックを設けるとともに、ラックと噛み合うピニオンが出力シャフトに取り付けられたモータをキャリッジフレーム20に設けることができる。
【0027】
これにより、モータを駆動してピニオンを回転させることにより、ピニオンがラックに沿って移動し、キャリッジフレーム20をブリッジフレーム10に沿って移動させることができる。本実施例では、図2の領域Eに示す箇所に、キャリッジフレーム20を移動させる機構を配置している。
【0028】
なお、キャリッジフレーム20を移動させる機構としては、上述した機構に限るものではなく、ブリッジフレーム10に沿ってキャリッジフレーム20を移動させることができればよい。例えば、キャリッジフレーム20にワイヤを固定しておき、ワイヤの巻き取り動作によって、キャリッジフレーム20を移動させることができる。
【0029】
キャリッジフレーム20には、2つのハロー(掻き崩し具)が設けられており、各ハローは、ヤード200に収容されたバラ物の積山を掻き崩して、バラ物を下方向に落下させる。図2には、ハロー24の一部を示している。
【0030】
キャリッジフレーム20には、2つのバケットホイール30R,30Lが回転可能な状態で取り付けられており、バケットホイール30R,30Lの周方向には、複数のバケット31R,31Lが配置されている。バケットホイール30R,30Lは、垂直面に対してハの字状に傾斜しており、具体的には、バケットホイール30R,30Lの上部が互いに近づく方向に、各バケットホイール30R,30Lが傾斜している。言い換えれば、バケットホイール30R,30Lの上部における間隔は、バケットホイール30R,30Lの下部における間隔よりも狭くなっている。
【0031】
各バケットホイール30R,30Lの回転軸には、モータ(不図示)が連結されており、モータの回転力を受けて、各バケットホイール30R,30Lが回転する。具体的には、図2に示すように、バケットホイール30Rは、矢印D12で示す方向に回転する。各バケットホイール30R,30Lの回転軸およびモータは、キャリッジフレーム20によってそれぞれ支持されている。
【0032】
バケット31Rは、ハローによって掻き崩されたバラ物を回転動作によって、すくい上げる。すなわち、バケットホイール30Rの回転に応じて、バケット31Rの開口部(取り込み口)からバケット31R内にバラ物が進入するようになっている。バケットホイール30Lについても同様である。
【0033】
図1に示すように、各バケットホイール30R,30Lの垂直面に対する傾斜角度(鋭角)θは、5度以上であって、20度よりも小さいことが好ましい。傾斜角度θは、各バケットホイール30R,30Lの径方向の面(仮想面)と垂直面との間の角度である。
【0034】
バケット31R内に取り込まれたバラ物は、バケットホイール30Rの回転動作によってバケット31Rが上方に到達したときに、重力の作用によって落下する。落下したバラ物は、シュート32(図3参照)を介して、フィーダコンベヤ(ベルトコンベヤ)40R,40Lに到達する。
【0035】
フィーダコンベヤ40Rは、バケット31Rからのバラ物を中継コンベヤ(ベルトコンベヤ)50に搬送するために設けられている。フィーダコンベヤ40Rは、ブリッジフレーム10の長手方向と直交する面内に位置しており、フィーダコンベヤ40Rのベルトは、図2の矢印D13で示す方向に移動する。なお、フィーダコンベヤ40Rは、バケット31Rから落下したバラ物を、バケットホイール30Rの回転軸から離れる方向に搬送できればよい。
【0036】
フィーダコンベヤ40R上のバラ物は、ベルトの移動に伴ってフィーダコンベヤ40Rの一端(ヘッドプーリ側端)まで移動すると、フィーダコンベヤ40Rから落下してシュート53を介して中継コンベヤ50に到達する。
【0037】
図1に示すように、バケットホイール30Lに対してもフィーダコンベヤ40Lが設けられており、フィーダコンベヤ40Lは、上述したフィーダコンベヤ40Rと同様の構造を有している。そして、バケットホイール30Lのバケット31Lに取り込まれたバラ物は、フィーダコンベヤ40L上に落下し、フィーダコンベヤ40Lによって中継コンベヤ50に供給される。
【0038】
中継コンベヤ50は、テールプーリ51およびヘッドプーリ52を有し、図2に示すように、キャリッジ本体21上に載置され、積山の幅方向に延びている。更に、この中継コンベヤ50は、バケットホイール30R,30Lと所定距離(フィーダコンベヤ40R,40Lの長さに相当する距離)だけ離れ、しかも、バケットホイール30R,30Lの移動方向と該中継コンベヤ50の延長方向とは平行であることから、バケットホイール30Lと中継コンベヤ50は干渉することはない。
【0039】
中継コンベヤ50上に供給されたバラ物は、ベルトの移動に伴って図1の矢印D11で示す方向に移動して、ヘッドプーリ52の側から落下する。ヘッドプーリ52の下方には、地上コンベヤ14が配置されており、中継コンベヤ50から落下したバラ物が、地上コンベヤ14上に到達する。地上コンベヤ14上のバラ物は、所定の位置まで搬送される。
【0040】
中継コンベヤ50のテールプーリ51には、テークアップ装置54が設けられている。テークアップ装置54は、中継コンベヤ50のベルトのテンションを調節するために用いられ、公知の構成を適宜用いることができる。
【0041】
図3に示すテークアップ装置54は、テールプーリ51の回転軸の軸受を設けた移動台車54aをフレーム54bの上下面で支持され、更に、移動台車54aには凹凸の溝を切ったラック54cの一端が固定されている。また、ラック54cの溝は、フレーム54bの前面にラック54cの溝に係合してピニオン(図示せず)が設けられており、ハンドル54dを回転することにより、ピニオン及びラック54cを介してテールプーリ51を移動する構成としている。
【0042】
また、テールプーリ51は、図3に示すように、擁壁201に対して、垂直方向の上部に位置している。
【0043】
テークアップ装置54の底部には、シュート55が配置されており、シュート55は、中継コンベヤ50から落下したバラ物をヤード200内で、バケットホイール30Lが中継コンベヤ50のテールプーリ51側端部に来たときに、バケット31Lが掬い取れる位置に導くために設けられている。本実施例では、シュート55が平板状に形成されているが、これに限るものではない。すなわち、テークアップ装置54から落下するバラ物を、ヤード200内に戻すことができればよく、この点に基づいて、シュート55の形状を適宜設定することができる。
【0044】
本実施例では、中継コンベヤ50のテールプーリ51が、ヤード200を画定する擁壁201よりも内側に位置していることから、中継コンベヤ50からバラ物が落下したとしても、このバラ物をヤード200上に戻すことができる。図3に示すように、テールプーリ51部分から落下したバラ物は、擁壁201の内側において、堆積物300となる。
【0045】
特に、中継コンベヤ50のテールプーリ51部分は、ベルトの向きが反転するため、ベルトに付着したバラ物が落下し易くなっている。このため、中継コンベヤ50のテールプーリ51部分から落下したバラ物をヤード200に戻すことより、バケットホイール30Lによって掬い取ることができ、ヤード200上のバラ物を残すことなく払い出すことができる。
【0046】
また、本実施例では、図1に示すように、バケットホイール30R,30Lをハの字状に傾斜して設けたので、中継コンベヤ50とバケットホイール30R,30Lを所定距離だけ離れて設けることが可能となり、バケットホイール30Lと中継コンベヤ50の干渉をなくすことが出来る。これにより、バラ物を掬い取る位置(下側位置)に回転したバケット31Rを図4に示すように擁壁201近傍に寄せることができる。
【0047】
更に、中継コンベヤ50とバケットホイール30R,30Lを所定距離だけ離れて設けることが可能となったことから、中継コンベヤ50のテールプーリ51に配置されたテークアップ装置54がバケットホイール30Lと干渉してしまうのを防止することができる。すなわち、図2に示す方向から見たときに、テークアップ装置54およびバケットホイール30Lは、干渉しないようになっている。図4では、テークアップ装置54を省略して示しており、リクレーマ1の進行方向から見たときに、テークアップ装置54およびバケットホイール30Lは、互いに重なっている。
【0048】
これにより、擁壁201の近傍に戻したバラ物を、バケットホイール30Lによって掬い取ることができる。すなわち、中継コンベヤ50のテールプーリ側から落下したバラ物を、バケットホイール30Lによって効率良く掬い取ることができる。
【0049】
テークアップ装置54およびバケットホイール30Lの干渉を避けるために、テークアップ装置54を、擁壁201に対してヤード200の外側に配置することが考えられる。しかしながら、この場合には、中継コンベヤ50に付着したバラ物が、ヤード200の外部に落ちてしまうことがあり、ヤード200内のバラ物を無駄なく払い出すことができない。
【符号の説明】
【0050】
1:リクレーマ 10:ブリッジフレーム
20:キャリッジフレーム 21:キャリッジ本体
22R,22L:アーム 221R,221L:支持部
23:横行車輪 30R,30L:バケットホイール
31R,31L:バケット 40R,40L:フィーダコンベヤ
50:中継コンベヤ 51:テールプーリ
52:ヘッドプーリ 54:テークアップ装置
55:シュート 200:ヤード
201:擁壁


【特許請求の範囲】
【請求項1】
擁壁で囲まれたヤードに収容された積山からバラ物を払い出すために、該積山の長手方向に移動可能に設けたリクレーマであって、
前記積山の幅方向に延びるブリッジフレームと、
前記リクレーマの進行方向から見たときに、上部の間隔が下部の間隔よりも狭くなるようにそれぞれ傾斜した一対のバケットホイールと、
前記各バケットホイールの外側に配置され、前記各バケットホイールから落下したバラ物を受け取るフィーダコンベヤと、
前記バケットホイールおよび前記フィーダコンベヤを保持し、前記ブリッジフレームに沿って移動するキャリッジフレームと、
前記キャリッジフレームに設けられ、前記フィーダコンベヤからのバラ物を受け取って前記ブリッジフレームの長手方向に沿って搬送し、かつ、テールプーリが前記ヤードの擁壁内側上方に位置する中継コンベヤを有することを特徴とするリクレーマ。
【請求項2】
前記テールプーリには、前記中継コンベヤにテンションを与えるためのテークアップ装置が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリクレーマ。
【請求項3】
前記テークアップ装置の下面には、前記テークアップ装置から落下したバラ物を前記ヤード内に導くシュートが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のリクレーマ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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