説明

リング圧延装置における圧延ローラの支持構造

【課題】金属リングをうねりを生ずることなく高精度に圧延できるようにしたリング圧延装置における圧延ローラの支持構造を提供する。
【解決手段】圧延ローラ3は、ローラ本体部30と、ローラ本体部から軸方向一方にのびる第1軸部31と、軸方向他方にのびる第2軸部32とを有する。圧延ローラ用支持部材7は、圧延ローラ3を第2軸部33側から挿入自在な軸孔を形成した単一のハウジング700で構成される。軸孔は、第2軸部32を軸支する第2ベアリング14を内挿する第1孔部701と、ローラ本体部31を受け入れる第2孔部702と、第2孔部よ若干大径の第3孔部703とで構成される。第3孔部703に、第2軸部32を軸支する第1ベアリング13と、第1ベアリングの外輪13bの前端面に当接する筒状のベアリング受け709とが内挿され、ベアリング受け709の前端面が第2孔部と第3孔部との間の段部708に当接する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無段変速機用ベルト等に用いられる金属リングを圧延するリング圧延装置における圧延ローラの支持構造に関する。
【背景技術】
【0002】
無段変速機用ベルトは、プーリへの接触体となる多数のエレメントを担持する積層リングを備える。この積層リングは次のようにして製造される。先ず、金属板をベンディングしてループ化し、端縁同士を突合せ溶接して円筒状のドラムを作成する。次に、ドラムを所定幅で切断して金属リングとする。その後、これら金属リングを圧延して、周長が少しずつ異なる金属リングを作成する。そして、これら周長の異なる金属リングを積層することで積層リングを製造する。
【0003】
従来、上記した金属リングの圧延を行うために、図1に示す如く、横方向に並設した1対のテンションローラ1,2と、両テンションローラ1,2に掛け渡した金属リングWの対向する上下2辺間に位置する圧延ローラ3と、圧延ローラ3に対し金属リングWの1辺(下辺)を挟んで対向する受けローラ4と、圧延ローラ3を受けローラ4に対し相対的に接近する方向(下方)に押圧する押圧機構5とを備えるリング圧延装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ここで、受けローラ4は、基台(図示せず)上に固定の支持部材6に回転自在に支持されている。前記両テンションローラ1,2の内の一方のテンションローラ1は、支持部材6の上方に上下動自在に配置される圧延ローラ3用の支持部材7に圧延ローラ3と平行に軸支されている。そして、他方のテンションローラ2を軸支する横方向に移動自在な支持部材8にシリンダ9を連結し、シリンダ9により他方のテンションローラ2を一方のテンションローラ1から離隔する方向に変位させることで、金属リングWに張力を付与するようにしている。
【0005】
押圧機構5は、圧延ローラ3の上方に位置する押圧ローラ10と、押圧ローラ10を回転自在に支持する支持部材11を上下動させる押圧シリンダ12とで構成されている。押圧ローラ10の周面には、押圧ローラ10が圧延ローラ3に直接当接するように、金属リングWの上辺を受け入れる溝10aが形成されている。また、押圧ローラ10と受けローラ4は駆動源(図示せず)により回転駆動される。
【0006】
押圧シリンダ12により押圧ローラ10を下降させると、押圧ローラ10が圧延ローラ3に上方から当接して、圧延ローラ3が押下げられ、圧延ローラ3と受けローラ4との間で金属リングWの下辺が挟圧される。そして、押圧ローラ10を介して圧延ローラ3を回転駆動すると共に受けローラ4を回転駆動することにより、金属リングWが両テンションローラ1,2間で周回しつつ圧延される。
【0007】
ところで、圧延ローラ3に対する押圧ローラ10からの押圧力の作用線や受けローラ4からの押圧反力の作用線が圧延ローラ3の軸心から横方向に少しでもずれると、圧延ローラ3に横方向への分力が作用する。この分力で圧延ローラ3が横方向に振れると、金属リングWを精度良く圧延できなくなる。そこで、上記従来例では、圧延ローラ3を支持部材7に両持ち支持させて、圧延ローラ3の横振れを防止できるようにしている。
【0008】
その詳細を図3を参照して説明する。圧延ローラ3は、ローラ本体部30と、ローラ本体部30から軸方向一方(後方)にのびるローラ本体部30より小径の第1軸部31と、ローラ本体部30から軸方向他方(前方)にのびるローラ本体部30より小径で第1軸部31より軸長が短い第2軸部32とを有する。圧延ローラ3用の支持部材7は、後側の第1ハウジング7aと、第1ハウジング7aにボルト止めされる前側の第2ハウジング7bとで構成されている。そして、第1ハウジング7aに第1軸部31を挿入して、第1軸部31を第1ハウジング7aに内挿する第1ベアリング13で軸支している。また、第2ハウジング7bに第2軸部32を挿入して、第2軸部32を第2ハウジング7bに内挿する第2ベアリング14で軸支している。
【0009】
これによれば、圧延ローラ3用の支持部材7に圧延ローラ3が第1軸部31を軸支する第1ベアリング13と第2軸部32を軸支する第2ベアリング14とを介して両持ち支持される。そのため、圧延ローラ3を第1ベアリング13だけで片持ち支持するものと異なり、圧延ローラ3の横振れが防止される。
【0010】
然し、上記従来例のもので圧延した金属リングを積層して成る積層リングを用いて製造した無段変速機用ベルトでは、ある程度使用すると、外層側の金属リングの端部摩耗を生ずることがあった。鋭意努力の結果、その原因は以下の通りであると判明した。上記従来例では、第1ベアリング13を内挿するハウジング7aと第2ベアリング14を内挿するハウジング7bとが別体であるため、第1ベアリング13と第2ベアリング14との同心度をミクロンオーダで正確に確保することが困難になる。そして、第1と第2の両ベアリング13,14の芯ずれによる圧延ローラ3の回転振れを生じ、金属リングWにうねりが発生する。このようなうねりを生じた金属リングを積層して成る積層リングでは、うねりによりリング軌道が乱れ、外層側の金属リングがエレメントに干渉して、金属リングの端部摩耗を生ずる。
【特許文献1】特開平11−290908号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、以上の点に鑑み、圧延ローラの回転振れを防止して、金属リングをうねりを生ずることなく高精度に圧延できるようにしたリング圧延装置における圧延ローラの支持構造を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、相対的に離隔する方向に変位可能な1対のテンションローラと、両テンションローラに掛け渡した金属リングの対向する2辺間に位置する圧延ローラと、圧延ローラに対し金属リングの1辺を挟んで対向する受けローラと、圧延ローラを受けローラに対し相対的に接近する方向に押圧する押圧機構とを備えるリング圧延装置における圧延ローラの支持構造であって、圧延ローラは、ローラ本体部と、ローラ本体部から軸方向一方にのびるローラ本体部より小径の第1軸部と、ローラ本体部から軸方向他方にのびるローラ本体部より小径で第1軸部より軸長が短い第2軸部とを有し、圧延ローラ用の支持部材に圧延ローラが第1軸部を軸支する第1ベアリングと第2軸部を軸支する第2ベアリングとを介して両持ち支持されるものにおいて、上記課題を解決するために、以下の事項を採用したことを特徴とする。
【0013】
即ち、本発明において、圧延ローラ用の支持部材は、圧延ローラを第2軸部側から挿入自在な軸孔を形成した単一のハウジングで構成され、圧延ローラの挿入方向を前方として、この軸孔は、第2ベアリングが内挿される前端の第1孔部と、第1孔部の後方に隣接し、第1孔部より大径でローラ本体部をその周面が金属ベルトの2辺の対向方向に露出するように受け入れる第2孔部と、第2孔部の後方に隣接し、第2孔部より大径の第3孔部とで構成され、第3孔部に、第1ベアリングと、第1ベアリングの外輪の前端面に当接する筒状のベアリング受けとが内挿され、ベアリング受けの前端面が第2孔部と第3孔部との間の段部に当接することを特徴とする。
【0014】
本発明では、第2ベアリングを内挿する第1孔部と第1ベアリングを内挿する第3孔部とが単一のハウジングに形成されるため、第1孔部と第2孔部との同心度、即ち、第2ベアリングと第1ベアリングとの同心度が正確に確保される。従って、第1と第2の両ベアリングの芯ずれによる圧延ローラの回転振れが生じず、金属リングをそのうねりが発生しないように高精度で圧延することができる。
【0015】
ところで、第1ベアリングとして外輪の外径がローラ本体部の外径よりかなり大きなものを用い、第2孔部と第3孔部との径差、即ち、第2孔部と第3孔部との間の段部の径方向幅を大きくすれば、第1ベアリングの外輪の前端面を段部に直接当接させることが可能になる。然し、リング圧延時に受けローラ等の他のローラ用の支持部材に対するハウジングの干渉を防止する上で、ハウジングの外径寸法は所定値以下に制限されるため、第2孔部と第3孔部との径差を大きくしたのでは、ハウジングの第3孔部の周壁部が肉薄になって強度が低下する。従って、第2孔部と第3孔部との間の段部の径方向幅は然程大きくできない。ここで、ベアリングの内外輪の端面の周縁は応力集中防止のために面取りされている。その結果、段部の径方向幅が小さいと、第1ベアリングの外輪前端面の外周縁の面取り部が段部に食い込んで外輪に縮径力が作用してしまう。そのため、段部で第1ベアリングの外輪を受けることはできなくなる。
【0016】
一方、本発明では、第1ベアリングの外輪の前端面に当接するベアリング受けを備えている。従って、第2孔部と第3孔部との間の段部の径方向幅が小さくても、第1ベアリングの外輪をこれに縮径力を作用させることなくベアリング受けを介して段部に受けさせることができる。換言すれば、ベアリング受けを用いることで単一のハウジングに圧延ローラを両持ち支持することが可能になり、上述した圧延の加工精度向上という効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図1に示すリング圧延装置の圧延リング3の支持構造に本発明を適用した実施形態について説明する。尚、このリング圧延装置の全体構造は上述した通りである。
【0018】
図2を参照して、圧延ローラ3は、従来のものと同様に、ローラ本体部30と、ローラ本体部30から軸方向一方(後方)にのびるローラ本体部30より小径の第1軸部31と、ローラ本体部30から軸方向他方(前方)にのびるローラ本体部30より小径で第1軸部31より軸長が短い第2軸部32とを有する。第1と第2の各軸部31,32はローラ本体部30寄りの部分を比較的大径とした段付き形状に形成されている。
【0019】
圧延ローラ3用の支持部材7は単一のハウジング700で構成されている。ハウジング700には、圧延ローラ3を第2軸部32を先頭にして後方から前方に挿入自在な軸孔が形成されている。この軸孔は、前端の第1孔部701と、第1孔部701の後方に隣接する第1孔部701より大径でローラ本体部30を受け入れ可能な第2孔部702と、第2孔部702の後方に隣接する第2孔部702より若干大径の第3孔部703とで構成されている。
【0020】
第1孔部701には、第2軸部32を軸支するニードルベアリングから成る第2ベアリング14が前方から内挿される。第2ベアリング14の内輪14aの後端面は第2軸部32の後部の段部32aに当接する。そして、第2軸部32の前端に、第2ベアリング14の内輪14aの前端面に当接する押え板33をボルト止めし、内輪14aを第2軸部32に対し軸方向に拘束している。また、第1孔部701は第2孔部702に連通する後端部を小径とした段付き孔に形成されており、第1孔部701の段部704に第2ベアリング14の外輪14bの後端面が当接する。そして、ハウジング700の前端に、第2ベアリング14の外輪14bの前端面に当接するキャップ705をボルト止めし、外輪14bをハウジング700に対し軸方向に拘束している。
【0021】
第1孔部701から第2孔部702に亘るハウジング700の部分の上下方向寸法は、ローラ本体部30の外径より小さい。そのため、第2孔部702はハウジング700の上下に開口する。そして、ローラ本体部30は、その周面が金属ベルトWの2辺の対向方向たる上下に露出するように第2孔部702に受け入れられる。
【0022】
第3孔部703には、第1軸部31を軸支する第1ベアリング13が後方から内挿される。第1ベアリング13は2連のアンギュラボールベアリングで構成される。第1ベアリング13の内輪13aの前端面は第1軸部31の前部の段部31aに当接する。そして、第1軸部31の後端部に螺挿したナット34によりカラー35を介して第1ベアリング13の内輪13aを前方に押圧し、内輪13aを第1軸部31に対し軸方向に拘束している。
【0023】
第1ベアリング13の外輪13bは、ハウジング700の後端にボルト止めする押え部材706によりカラー707を介して前方に押される。ここで、第1ベアリング13として外輪13bの外径がローラ本体部30の外径よりかなり大きなものを用い、第2孔部702と第3孔部703の径差、即ち、第2孔部702と第3孔部703との間の段部708の径方向幅を大きくすれば、第1ベアリング13の外輪13bの前端面を段部708に当接させて、外輪13bをハウジング700に対し軸方向に拘束できる。
【0024】
然し、第3孔部703を形成するハウジング700の後部の外径は、リング圧延時にハウジング700が受けローラ4用の支持部材6や押圧ローラ10用の支持部材11に干渉することを防止する上で、所定値以下に制限される。そのため、第2孔部702と第3孔部703との径差を大きくしたのでは、ハウジング700の第3孔部703の周壁部が肉薄になって強度が低下する。従って、第2孔部702と第3孔部703との間の段部708の径方向幅は然程大きくできない。ここで、ベアリングは、一般的に、応力集中防止のため、内外輪の端面の周縁が面取りされている。その結果、段部708の径方向幅が小さいと、第1ベアリング13の外輪13bの前端面の外周縁の面取り部が段部708に食い込んで外輪13bに縮径力が作用してしまう。そのため、段部708で第1ベアリング13の外輪13bを受けることはできなくなる。
【0025】
そこで、本実施形態では、第3孔部703に、第1ベアリング13の外輪13bの前端面に当接する筒状のベアリング受け709を内挿し、このベアリング受け709の前端面を第2孔部702と第3孔部703との間の段部708に当接させている。これによれば、段部708の径方向幅が小さくても、第1ベアリング13の外輪13bをこれに縮径力を作用させることなくベアリング受け709を介して段部708に受けさせることができる。その結果、外輪13bをハウジング700に対し軸方向に確実に拘束できる。
【0026】
また、ハウジング700には、ローラ本体部30に対して圧延油を供給する給油路710が形成されている。そして、ベアリング受け709の外周にOリング711を装着すると共に、ベアリング受け709の内周と第1孔部703の後端部とにオイルシール712を装着し、圧延油が第2孔部702から第1孔部701や第3孔部703にリークすることを防止している。
【0027】
ハウジング700には、更に、第2孔部702の側方に位置する凹欠部713が形成されている。そして、凹欠部713を前後方向に貫通するローラ軸1aをハウジング700に取り付け、このローラ軸1aにベアリング1bを介してテンションローラ1を軸支している。
【0028】
金属リングWの圧延に際しては、先ず、押圧ローラ10を圧延ローラ3の上方に離すと共に圧延ローラ3を受けローラ4の上方に離した状態で、金属リングWを前方から一対のテンションローラ1,2に掛け渡し、金属リングWの上下2辺間に圧延ローラ3を位置させる。次に、テンションローラ2をシリンダ9の作動でテンションローラ1から離隔する方向に牽引し、金属リングWに所定の張力を付与する。その後、押圧シリンダ12の作動で押圧ローラ10を介して圧延ローラ3を押下げ、圧延ローラ3と受けローラ4との間に金属リングWの下辺を挟圧する。この状態で押圧ローラ10を介して圧延ローラ3を回転駆動すると共に受けローラ4を回転駆動する。これにより金属リングWが両テンションローラ1,2間で周回しつつ圧延される。
【0029】
ここで、本実施形態では、圧延ローラ3の第2軸部32を軸支する第2ベアリング14を内挿する第1孔部701と圧延ローラ3の第1軸部31を軸支する第1ベアリング13を内挿する第3孔部703とが単一のハウジング700に形成されている。そのため、第1孔部701と第2孔部702との同心度、即ち、第2ベアリング14と第1ベアリング13との同心度がミクロンオーダで正確に確保される。従って、第1と第2の両ベアリング13,14の芯ずれによる圧延ローラ3の回転振れが生じず、金属リングWをそのうねりが発生しないように高精度で圧延することができる。
【0030】
そして、本実施形態のもので圧延した金属リングWを積層して成る積層リングを用いて無段変速機用ベルトを製造したところ、金属リングの端部摩耗は生じなくなった。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】ベルト圧延装置の全体構成を示す概略正面図。
【図2】図1のII−II線で切断した本発明の実施形態の圧延ローラ用支持部材を示す切断平面図。
【図3】従来の圧延ローラ用支持部材を示す図2に対応する切断平面図。
【符号の説明】
【0032】
W…金属リング、1,2…テンションローラ、3…圧延ローラ、31…ローラ本体部、32…第1軸部、33…第2軸部、4…受けローラ、5…押圧機構、7…圧延ローラ用支持部材、700…ハウジング、701…第1孔部、702…第2孔部、703…第3孔部、708…第2孔部と第3孔部との間の段部、709…ベアリング受け、13…第1ベアリング、14…第2ベアリング。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
相対的に離隔する方向に変位可能な1対のテンションローラと、両テンションローラに掛け渡した金属リングの対向する2辺間に位置する圧延ローラと、圧延ローラに対し金属リングの1辺を挟んで対向する受けローラと、圧延ローラを受けローラに対し相対的に接近する方向に押圧する押圧機構とを備えるリング圧延装置における圧延ローラの支持構造であって、
圧延ローラは、ローラ本体部と、ローラ本体部から軸方向一方にのびるローラ本体部より小径の第1軸部と、ローラ本体部から軸方向他方にのびるローラ本体部より小径で第1軸部より軸長が短い第2軸部とを有し、圧延ローラ用の支持部材に圧延ローラが第1軸部を軸支する第1ベアリングと第2軸部を軸支する第2ベアリングとを介して両持ち支持されるものにおいて、
圧延ローラ用の支持部材は、圧延ローラを第2軸部側から挿入自在な軸孔を形成した単一のハウジングで構成され、圧延ローラの挿入方向を前方として、この軸孔は、第2ベアリングが内挿される前端の第1孔部と、第1孔部の後方に隣接し、第1孔部より大径でローラ本体部をその周面が金属ベルトの2辺の対向方向に露出するように受け入れる第2孔部と、第2孔部の後方に隣接し、第2孔部より大径の第3孔部とで構成され、
第3孔部に、第1ベアリングと、第1ベアリングの外輪の前端面に当接する筒状のベアリング受けとが内挿され、ベアリング受けの前端面が第2孔部と第3孔部との間の段部に当接することを特徴とするリング圧延装置における圧延ローラの支持構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−132531(P2008−132531A)
【公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−322246(P2006−322246)
【出願日】平成18年11月29日(2006.11.29)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)