レストラン予約時素材代替システム、サーバ装置及びそれらに用いるレストラン予約時素材代替方法
【課題】 レストランの前日の余剰、残り、仕入れミスを無駄なく最大限にいかすことが可能なレストラン予約時素材代替方法を提供する。
【解決手段】 レストラン端末2及び利用者端末3は、インタネット100を利用して、前日の余剰等の材料、空席情報、レストラン情報、利用者情報、メニュー情報、代替可能情報等をレストラン予約サーバ1に送信する。レストラン予約サーバ1はレストラン端末2及び利用者端末3から各種情報を受信すると、それらの情報をデータベースに格納し、利用者のサーチした条件でレストランを洗い出し、利用者との送受信によってレストランの空席情報に応じて当日の来店時間予約後、既存のメニューと代替希望の素材とを選択してもらう。これによって、レストラン予約サーバ1は、前日の余剰等の材料から適合する代替材料を洗い出し、利用者端末3に通知する。
【解決手段】 レストラン端末2及び利用者端末3は、インタネット100を利用して、前日の余剰等の材料、空席情報、レストラン情報、利用者情報、メニュー情報、代替可能情報等をレストラン予約サーバ1に送信する。レストラン予約サーバ1はレストラン端末2及び利用者端末3から各種情報を受信すると、それらの情報をデータベースに格納し、利用者のサーチした条件でレストランを洗い出し、利用者との送受信によってレストランの空席情報に応じて当日の来店時間予約後、既存のメニューと代替希望の素材とを選択してもらう。これによって、レストラン予約サーバ1は、前日の余剰等の材料から適合する代替材料を洗い出し、利用者端末3に通知する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はレストラン予約時素材代替システム、サーバ装置及びそれらに用いるレストラン予約時素材代替方法並びにそのプログラムに関し、特にレストランの予約を行うための予約システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のレストラン予約システムにおいては、レストランの予約を行う際に、席の予約か、予め決まったメニューの予約しか行うことができない。しかしながら、好き嫌い及びアレルギ等によって食べれる材料には個人差があり、そのメニューを予約して頼んでもすべて食すことができないのが現状である。
【0003】
このメニューの予約に関しては、メニューの予約時に、メニューや写真だけの選択注文ではなく、殖財、カロリー、栄養素等による複数の方法でメニューを選択して注文するシステム(例えば、特許文献1参照)、宗教上の理由で食べられない食材を事前に登録してその食材を使用しない献立をたてる方法(例えば、特許文献2参照)等が提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開2001−306666号公報
【特許文献2】特開平09−026952号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来のレストラン予約システムでは、電話やインタネットでのレストラン予約が可能となっているが、席の予約か、もしくはメニュー及びコースの予約しか行うことができない。
【0006】
メニューの予約では、各個人で好みや好き嫌い、アレルギで食べられない材料もあり、その予め決まっているメニューでも完全に綺麗に食べられずに残すケースも多々存在している。これでは、食材の無駄であり、また提供するレストラン側もお客様に満足して頂けない。また、特にチェーン店のレストランのメニューは全て同一であり、レストラン自体の特徴が薄く、店自体のアピールがない。このような問題は上記の特許文献1,2に記載の技術でも解決することが困難である。
【0007】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、レストランの前日の余剰、残り、仕入れミスを無駄なく最大限にいかすことができるレストラン予約時素材代替システム、サーバ装置及びそれらに用いるレストラン予約時素材代替方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によるレストラン予約時素材代替システムは、レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末と、ユーザの情報を通知して前記レストランの予約を行う利用者端末と、前記利用者端末からの前記レストランの予約を受け付けて前記レストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置とからなるレストラン予約時素材代替システムであって、
前記サーバ装置は、前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する手段と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料を登録するデータベースと、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する手段と、その検索結果を前記利用者端末に通知する手段とを備えている。
【0009】
本発明によるサーバ装置は、ユーザの情報を通知してレストランの予約を行う利用者端末からの前記レストランの予約を受け付け、前記レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置であって、
前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する手段と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料を登録するデータベースと、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する手段と、その検索結果を前記利用者端末に通知する手段とを備えている。
【0010】
本発明によるレストラン予約時素材代替方法は、レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末と、ユーザの情報を通知して前記レストランの予約を行う利用者端末と、前記利用者端末からの前記レストランの予約を受け付けて前記レストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置とからなるレストラン予約システムに用いるレストラン予約時素材代替方法であって、
前記サーバ装置が、前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する処理と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料をデータベースに登録する処理と、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する処理と、その検索結果を前記利用者端末に通知する処理とを実行している。
【0011】
本発明のプログラムは、レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末と、ユーザの情報を通知して前記レストランの予約を行う利用者端末と、前記利用者端末からの前記レストランの予約を受け付けて前記レストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置とからなるレストラン予約システムにおいて前記サーバ装置によって実行されるプログラムであって、
前記サーバ装置の中央処理装置に、前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する処理と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料をデータベースに登録する処理と、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する処理と、その検索結果を前記利用者端末に通知する処理とを実行させている。
【0012】
すなわち、本発明のレストラン予約時素材代替システムは、インタネットを利用して、レストラン業者と利用者とから、前日の余剰等の材料、空席情報、レストラン情報、利用者情報、メニュー情報、代替可能情報等をサーバ装置に送信することによって、既存の用意されたメニューからでも利用者の希望に応じて前日の余剰等の材料によって利用素材を代替することを特徴としている。
【0013】
サーバ装置は、レストラン業者と利用者とから各種情報を受信すると、それらの情報をDB(データベース)に格納し、利用者のサーチした条件でレストランを洗い出し、利用者との送受信によってレストランの空席情報に応じて当日の来店時間予約後、既存のメニューと代替希望の素材とを選択してもらう。これによって、サーバ装置は、前日の余剰等の材料から適合する代替材料を洗い出し、利用者に通知することが可能となる。利用者は、代替後の素材使用メニューで予約するか否かをサーバ装置に回答することによって、メニューと座席予約とが完了する。
【0014】
これらの動作によって、本発明のレストラン予約時素材代替システムでは、利用者が好みの素材を使ったオリジナルなメニューを注文することが可能となり、食べ物残しもなくなる。また、レストラン側も利用者のニーズに答えることによって、店の評判もよくなり、材料も無駄にならない。
【0015】
レストラン側は、当日に前日の残り、余剰、期限切れ近い材料をサーバ装置に登録しておく。これによって、利用者がレストラン予約時も予め決まったメニューを選択し、この時に代替してほしい材料を選択することによって、予めサーバ装置で用意されていた代替品料理DBと、登録した余剰材料等を登録してあるDBとを検索し、一致した材料を差し替えることが可能となる。よって、利用者は席の予約と全て自分好みのオリジナリティーにあふれたメニューの予約とを行うことが当日のみ可能となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、レストランの前日の余剰、残り、仕入れミスを無駄なく最大限にいかすことができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムは、レストランの予約を受け付けて各レストランに通知するための統括制御を行うレストラン予約サーバ1と、レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末2と、ユーザの情報を通知してレストランの予約を行う利用者端末3とをそれぞれインタネット100を介して相互に接続して構成されている。尚、レストラン予約サーバ1とレストラン端末2と利用者端末3とをそれぞれ接続するネットワークとしてはインタネット100以外の通信網であってもよい。
【0018】
利用者端末3は会員情報の登録及びレストラン予約を行うためにユーザが使用するパ−ソナルコンピュータ(以下、パソコンとする)等の情報処理装置であり、インタネット100を介してレストラン予約サーバ1に会員情報を送信する。この時、利用者端末3はユーザが新規会員であれば、レストラン予約サーバ1から“会員No”を受信することができる。
【0019】
また、利用者端末3はレストランの予約時に、「市区町村名」、または「市区町村名」及び「ジャンル」、あるいは「市区町村名」及び「店名」のいずれかを送信し、レストラン予約サーバ1から「レストランサーチ結果(図15参照)」を受信することができる。この場合、利用者端末3は、その回答として“予約希望レストランNo”と“予約希望時間”と“人数”とをレストラン予約サーバ1へ送信する目的に利用される。
【0020】
利用者端末3は、空席が“予約希望時間帯”に存在しなかった場合、レストラン予約サーバ1から「満席による時間変更のお願い(図23参照)」を受信することができる。これによって、利用者端末3では、予約するのであれば“予約可能時間帯”が入力されると、その内容をレストラン予約サーバ1に回答する機能を有している。
【0021】
空席が存在した場合、利用者端末3はレストラン予約サーバ1から「オーダメニュー選択依頼(図17参照)」を受信し、予約したいメニューの“選定”欄に数量が、代替したい材料がある場合に“代替希望材料”欄に材料名がそれぞれ入力されると、その内容をレストラン予約サーバ1に回答することができる。
【0022】
この回答結果によって、利用者端末3はレストラン予約サーバ1から「代替材料一致のお知らせ(図19参照)」を受信し、そのメニューでよければ“回答”欄に“○”を入力することができる。予約が完了し次第、利用者端末3はレストラン予約サーバ1から「レストラン予約完了通知(図22参照)」を受信する目的に利用される。
【0023】
図2は図1のレストラン予約サーバ1の構成を示すブロック図である。図2において、レストラン予約サーバ1は処理装置[CPU(中央処理装置)]11と、処理装置11が実行する制御プログラム12aを格納するメインメモリ12と、インタネット100を通して他の装置に接続するための通信制御を行う通信制御装置13と、前日余剰材料DB(データベース)14と、レストラン情報DB15と、通常メニューDB16と、代替可能材料DB17と、会員情報DB18と、オーダ情報DB19と、レストラン空席DB20とから構成されている。
【0024】
処理装置11はレストラン予約サーバ1内の各部を制御し、インタネット100を介して利用者端末3から会員情報を受信すると、その会員情報を会員情報DB18(図16参照)に格納する機能を有している。またこの時、利用者端末3のユーザが新規会員であれば、処理装置11は“会員No“を自動採番し、利用者端末3に送信する機能も有している。
【0025】
また同様に、処理装置11は複数のレストラン端末2からレストラン情報、通常メニュー情報、代替可能な材料情報、余剰等材料情報、空席情報を受信し、レストラン情報DB15(図12参照)、通常メニューDB16(図13参照)、代替可能材料DB17(図14参照)、前日余剰材料DB14(図11参照)、レストラン空席DB20(図21参照)にそれぞれに格納する機能も有している。
【0026】
処理装置11は利用者端末3から予約情報を受信すると、受信した情報でレストラン情報DB15の検索を行い、一致した情報を基に「レストランサーチ結果」を自動作成して利用者端末3に送信することができる。また、処理装置11は「レストランサーチ結果」に対する回答を利用者端末3から受信すると、利用者端末3からの希望時間がレストラン空席DB20において満席と判断した場合に前後の時間をサーチし、「満席による時間変更のお願い」を自動作成して利用者端末3へ送信する。
【0027】
これに対する利用者端末3からの回答を受信すると、処理装置11は「予約する」の内容であれば、レストラン情報DB15から“空き人数”をその予約人数分マイナスして上書き格納する。空席と判断した場合、処理装置11は、上記と同様に、レストラン情報DB20から“空き人数”をその予約人数分マイナスして上書き格納する。
【0028】
さらに、処理装置11は、利用者端末3からの回答に記載の“予約希望レストランNo”よりレストラン情報DB20と通常メニューDB16とから「オーダメニュー選択依頼」を自動作成して利用者端末3へ送信する。これに対する回答を利用者端末3から受信すると、処理装置11はオーダ情報DB19(図18)に格納する機能を有している。
【0029】
処理装置11は代替希望材料がある場合、オーダ情報DB19及び代替可能材料DB17各々の「レストランNo」、「メニューNo」、「代替可能部分」、「代替希望材料」を比較して一致した材料を選択し、前日余剰材料DB14から一致した材料が“使用量”分だけ”残量があるかどうかを確認し、これらのデータを基に「代替希望材料一致のお知らせ」を自動作成して利用者端末3へ送信する目的に利用される。
【0030】
利用者端末3からの「代替希望材料一致のお知らせ」に対する回答を受信すると、処理装置11はその回答内容をオーダ情報DB19に格納する。この時、処理装置11は代替可能材料DB17から使用量を抽出し、前日余剰材料DB14から使用量をマイナスし、“残量”欄に上書き格納する。それらのデータの格納後、処理装置11はオーダ情報DB19、会員情報DB18、レストラン情報DB15の内容を基に「レストラン予約のお願い(図20参照)」を自動作成してレストラン端末2へ送信すると同時に、「レストラン予約完了通知」も自動作成して利用者端末3へ送信することもできる。
【0031】
レストラン端末2はレストラン及び通常メニュー、代替可能な材料、余剰、空席の各種情報を登録するユーザが使用するパソコン等の情報処理装置であり、複数のレストラン端末2から構成されている。レストラン端末2各々はインタネット100を介して、レストラン予約サーバ1にレストラン及び通常メニュー、代替可能な材料、余剰、空席の各種情報を送信する機能を有している。また、レストラン端末2各々はレストラン予約サーバ1からの予約が確定した際に、「レストラン予約のお願い」を受信する目的に利用される。
【0032】
図3〜図10は本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートであり、図11は図2の前日余剰材料DB14の構成例を示す図であり、図12は図2のレストラン情報DB15の構成例を示す図であり、図13は図2の通常メニューDB16の構成例を示す図であり、図14は図2の代替可能材料DB17の構成例を示す図であり、図15は本発明の一実施例による「レストランサーチ結果」の一例を示す図である。
【0033】
図16は図2の会員情報DB18の構成例を示す図であり、図17は本発明の一実施例による「オーダーメニュー選択依頼」の一例を示す図であり、図18は図2のオーダ情報DB19の構成例を示す図であり、図19は本発明の一実施例による「代替希望材料一致のお知らせ」の一例を示す図であり、図20は本発明の一実施例による「レストラン予約のお願い」の一例を示す図であり、図21は図2のレストラン空席DB20の構成例を示す図であり、図22は本発明の一実施例による「レストラン予約完了通知」の一例を示す図であり、図23は本発明の一実施例による「満席による時間変更のお願い」の一例を示す図である。
【0034】
図11において、前日余剰材料DB14には、レストラン名(「001R」、・・・)、日付(「2005/12/13」、・・・)、材料(「とうもろこし」、「オリーブ」、「ハム」、「キャベツ」、「トマト」、・・・)、量(「1Kg」、「4Kg」、「3Kg」、「30Kg」、「15Kg」、・・・)、残量(「700g」、「500g」、「2Kg」、「2Kg」、「2Kg」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0035】
図12において、レストラン情報DB15には、レストランNo(「001R」、「002R」、・・・)、市区町村名(「千葉県千葉市美浜区A町」、「千葉県千葉市稲毛区A町」、・・・)、TEL(「XXX」、・・・)、店名(「ハングリー」、「B店」、・・・)、ジャンル(「ファミレス」、・・・)、メールアドレス(「DENI@JP」、「SKY@JP」、・・・)、地図(「XX」、「」、・・・)、案内(「XX」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0036】
図13において、通常メニューDB16には、レストランNo(「001R」、・・・)、大区分(「ステーキ」、「サラダ」、「汁物」、・・・)、メニューNo(「1」、「2」、「3」、・・・)、メニュー名(「デミグラスハンバーグ」、「マーメイドサラダ」、「ハングリーサラダ」、「トン汁」、・・・)、メニュー写真(「XX」、・・・)、代替可能部分(「付け合せ」、「トッピング」、「具」、・・・)、代替部分使用材料(「にんじん、エンドウ、ピーマン」、「アスパラ、卵、シーチキン」、「トマト、かいわれ」、「にんじん、ジャガ芋、こんにゃく、肉」、・・・)、価格(「1200円」、「500円」、「300円」、「200円」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0037】
図14において、代替可能材料DB17には、レストランNo(「001R」、・・・)、メニューNo(「2」、「1」、・・・)、代替可能部分(「トッピング」、「付け合せ」、・・・)、代替部分使用材料(「アスパラ」、「シーチキン」、「卵」、「にんじん」、「エンドウ」、・・・)、代替可能材料(「とうもろこし」、「オリーブ」、「かいわれ」、「キャベツ」、「ブロッコリー」、・・・)、使用量(1人前)(「100g」、「200g」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0038】
図16において、会員情報DB18には、会員No(「No1」、「No2」、「No3」、・・・)、住 所(「XXX」、・・・)、氏 名(「かつや」、「りか」、「ゆかり」、・・・)、年齢(「XX」、・・・)、TEL(「XXX」、・・・)、メールアドレス(「KATUYA@JP」、「RIKA@JP」、「YUKARI@JP」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0039】
図18において、オーダ情報DB19には、会員No(「2」、・・・)、レストランNo(「001R」、・・・)、日付(「2005/12/13」、・・・)、メニューNo(「2」、「1」、・・・)、メニュー名(「マーメイドサラダ」、「デミグラスハンバーグ」、・・・)、時間(「XX:XX」、・・・)、代替可能部分(「トッピング」、「付け合せ」、・・・)、代替希望材料(「アスパラ、卵」、・・・)、代替材料(「とうもろこし、卵」、・・・)、数量(「1」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0040】
図21において、レストラン空席DB20には、レストランNo(「001R」)、日付(「2005/12/13」)、種別(「空席」、・・・)、時間(「10:00−11:00」、「11:00−12:00」、・・・)、空き人数(「48人」、「30人」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0041】
これら図1〜図23を参照して本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作について説明する。尚、図3〜図10において、レストラン予約サーバ1の処理動作は処理装置11が制御プログラム12aを実行することで実現される。
【0042】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、予約をしたい時、会員情報がない場合に、新規に登録しないといけないので、インタネット100を介して新規会員情報をレストラン予約サーバ1へ送信する(図6のc1〜c3)。レストラン予約サーバ1の処理装置11は新規会員情報を受信すると(図6のa31)、会員Noを自動採番し(図6のa32)、“会員No(No2)”とともに会員情報DB18に格納する(図6のa33)。処理装置11はそれらの情報を格納した後、採番した“会員No(No2)”を利用者端末3(ユーザ名:りか)へ送信する(図6のa34)。
【0043】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、新規採番した“会員No(No2)”を受信すると(図6のc4)、自身の会員Noが“会員No(No2)”であることを認識する。この場合、その“会員No(No2)”を利用者端末3(ユーザ名:りか)内に記憶してもよい。
【0044】
複数のレストラン端末2は、新規にレストラン情報を登録する場合、インタネット100を介して新規レストラン情報をレストラン予約サーバ1へ送信する(図3のb1,b2)。レストラン予約サーバ1の処理装置11は、新規レストラン情報を受信すると(図3のa1)、レストランNoを自動採番し(図3のa2)、“レストランNo”とともにレストラン情報DB15に格納する(図3のa3)。
【0045】
また、複数のレストラン端末2は、上記と同様に、新規の通常メニューがある場合、インタネット100を介して新規通常メニュー情報をレストラン予約サーバ1へ送信する(図3のb3,b4)。レストラン予約サーバ1の処理装置11は、新規通常メニュー情報を受信すると(図3のa4)、“メニューNo”を自動採番し(図3のa5)、レストラン情報DB15への格納時に採番した“レストランNo”とともに通常メニューDB16(図13に示す形式)に格納する(図3のa6〜a8)。
【0046】
さらに、レストラン端末2は格納した通常メニューDB16に対する新規代替可能な部分及び材料情報をインタネット100を介してレストラン予約サーバ1に送信する(図4のb5,b6)。レストラン予約サーバ1の処理装置11は、新規代替可能な部分及び材料情報を受信すると(図4のa9)、レストラン情報DB15(図12に示す形式)への格納時に採番した“レストランNo”及び通常メニューDB16への格納時に採番した“メニューNo“とともに代替可能材料DB17(図14に示す形式)に格納する(図4のa10〜a14)。
【0047】
複数のレストラン端末2は、当日に前日の材料に余剰、残り、仕入れミス等がある場合、インタネット10を介して材料情報をレストラン予約サーバ1に送信し(図4のb7,b8)、これと同時に、当日の空席情報もレストラン予約サ―バ1に送信する(図5のb9,b10)。レストラン予約サーバ1の処理装置11は、材料情報をレストラン情報DB15に格納した時に採番した“レストランNo”とともに、前日余剰材料DB14(図11に示す形式)に格納し(図4のa15〜a18)、また空席情報は“レストランNo”毎にレストラン空席DB20(図21に示す形式)に格納する(図5のa19〜a22)。
【0048】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、レストランの予約をしたい時、インタネット100を介してレストラン予約サーバ1に予約したいレストランをサーチするために「市区町村名」、または「市区町村名」及び「ジャンル」、あるいは「市区町村名」及び「店名」のいずれかのサーチ情報を送信する(図6のc5)。以下の説明では、例えば、「市区町村名」=千葉県千葉市美浜区A町、「ジャンル」=ファミレスのサーチ情報を送信するものとする。
【0049】
レストラン予約サーバ1の処理装置11は、サーチ情報を受信すると(図6のa35)、条件(「市区町村名」=千葉県千葉市美浜区A町、「ジャンル」=ファミレス)でレストラン情報DB15から“市区町村名”、“ジャンル”をサーチし(図6のa36)、選択した“地図(図)”、“案内”を基に「レストランサーチ結果(図15に示す形式)」で自動作成し(図6のa37)、利用者端末3(ユーザ名:りか)のメールアドレスに送信すると同時に、WEBで閲覧できるように掲載する(図6のa38)。上記のサーチにおいては、「市区町村名=“千葉県千葉市美浜区A町”」、「ジャンル=“ファミレス”」で行われている。
【0050】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、「レストランサーチ結果」を受信すると(図6のc6)、回答欄に“予約希望レストランNo(001R)“、”予約希望時間(10:00−11:00)“、”人数(2人)“を入力し、レストラン予約サーバ1に送信する(図7のc7)。
【0051】
レストラン予約サーバ1の処理装置11は、利用者端末3(ユーザ名:りか)から「レストランサーチ結果」の回答を受信すると(図7のa39)、「回答欄」に記載の“予約希望レストランNo:001R”及び“予約希望時刻:10:00−11:00”と、レストラン空席DB20の“レストランNo(001R)”及び“時間(10:00−11:00)”とを比較し、一致したレコードの“種別”をみて以下の処理を行う。
【0052】
パターン1:“種別“=満席の場合(図7のa41)、処理装置11は、“時間(10:00−11:00)”前後周辺で最も指定された時間の近いレコードの“種別(空席)”レコードの“時間”を抽出し(図7のa42)、「満席による時間変更のお願い(図23参照)」を自動作成し(図7のa43)、利用者端末3(ユーザ名:りか)のメールアドレスへ送信すると同時に、WEBで閲覧できるように掲載する(図7のa44)。この時、締切り時間は、一番早い“予約可能時間”の一定の時間前とする(今回の場合は、1時間前とする)。
【0053】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、「満席による時間変更のお願い」をメールにて受信、もしくはWEBより閲覧すると(図7のc9)、締切り時間までに回答欄に予約する場合に(1.予約する)に予約時間を選択して入力し、予約しない場合に(2.予約しない)にチェックし、回答をレストラン予約サーバ1に送信する(図7のc10,c11)。
【0054】
レストラン予約サーバ1の処理装置11は、締切り時間までに回答を受信すると(図7のa45,a46)、回答欄が(1.予約する)の回答のみ“予約希望レストランNo:001R”及び回答欄に記載の“予約希望時刻:10:00−11:00”と、レストラン空席DB20の“レストランNo(001R)”及び“時間(10:00−11:00)”とを比較し(図7のa47,図8のa50,a51)、“空き人数(48人)”を抽出し、「回答欄」記載の“人数:2人”をマイナスする(48人−2人=46人)(図8のa52)。この計算によって46人分の空席がこの時間帯に存在することが分かるので、処理装置11は、“空き人数”を更新し、48人より46人にレコードを書き換える(図8のa53)。レストラン予約サーバ1は上記の締切り時間が経過した時点で回答受信を拒否する。
【0055】
パターン2:“種別”=空席の場合(図7のa41)、処理装置11は、“空人数(48人)”を抽出し、「回答欄」記載の“人数:2人”をマイナスする(48人−2人=46人)(図7のa48)。この計算によって46人分の空席がこの時間帯に存在することが分かるので、処理装置11は、“空き人数”を更新し、48人より46人にレコードを書き換える(図7のa49)。
【0056】
パターン1,2以降の処理の場合、処理装置11は、「回答欄」に記載の“予約希望レストランNo:001R”を、レストラン情報DB15から“レストランNo(001R)”でレコードを抽出し(図8のa54)、またこれと同様に、通常メニューDB16から“レストランNo(001R)”のレコードも抽出する(図8のa55)。さらに、処理装置11は、これらのレコードを基に「オーダメニュー選択依頼(図17参照)」を自動作成し(図8のa56)、利用者端末3(ユーザ名:りか)のメールアドレスへ送信すると同時に、WEBで閲覧できるように掲載する(図8のa57)。
【0057】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、「オーダメニュー選択依頼」をメールにて受信、もしくはWEBより閲覧すると(図8のc12)、“選定欄”に注文数量を入力し、“代替部分使用材料欄”に苦手、もしくは気に入らない材料があったらその材料を“代替部分利用材料”から抽出し、“代替希望材料欄”に入力し、これらの入力後、レストラン予約サーバ1にメールにて送信、またはWEBにて回答を行う(図8のc13)。
【0058】
レストラン予約サーバ1の処理装置11は、利用者端末3(ユーザ名:りか)から「オーダメニュー選択依頼」の回答を受信すると(図8のa58)、オーダ情報DB19(図18に示す形式)に当日の日付とともに格納する(図8のa59)。さらに、処理装置11は、“代替希望材料”欄に代替希望がある場合、“代替材料”指定のオーダ情報DB19の“レストランNo(001R)“、”メニューNo(2)“、”代替可能部分(トッピング)“、”代替希望材料(アスパラ、卵)“と、代替可能材料DB17の“レストランNo(001R)“、”メニューNo(2)“、”代替可能部分(トッピング)“、”代替部分使用材料(アスパラ、卵)“とを照合し、一致した”代替可能材料(アスパラ:とうもろこし、卵:かいわれ)“と”使用量(1人前)(100Gずつ)“を代替可能材料DB17から選択する(図8のa60,a61)。
【0059】
選択後、処理装置11は、“代替可能材料(アスパラ:とうもろこし、卵:かいわれ)”が前日余剰材料DB14の“レストランNo(001R)”の当日の日付の全てのレコードの“材料”と比較し、一致した材料(とうもろこし、かいわれ)で“残量”があり、かつ代替可能材料DB17から選択した“使用量(1人前)(100gずつ)”以上の“材料(アスパラ:とうもろこし(残量=700g、卵:かいわれ(無し))”を前日余剰材料DB14から抽出する(図9のa62)。抽出後、処理装置11は、「代替希望材料一致のお知らせ(図19に示す形式)」をオーダ情報DB19、代替可能材料DB17から自動作成し(図9のa63)、利用者端末3(ユーザ名:りか)のメールアドレスへ送信すると同時に、WEBで閲覧できるように掲載する(図9のa64)。
【0060】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、「代替希望材料一致のお知らせ(図19参照)」を受信すると(図9のc15)、“回答”欄に“代替希望材料”が“代替可能材料”(アスパラ→とうもろこし、卵→代替なし)で注文するのであれば「○」の入力を、注文しないのであれば「×」の入力を行い、レストラン予約サーバ1へ送信、またはWEBにて回答を行う(図9のc16)。
【0061】
レストラン予約サーバ1の処理装置11は、回答を受信すると(図9のa65)、「代替希望材料一致のお知らせ(図19参照)」の“代替可能材料”欄を、“会員No”、“レストランNo”、“メニューNo“をキーにしてオーダ情報DB19の“代替材料”欄に格納する(図9のa66)。またこの時、処理装置11は、代替可能材料DB17を“レストランNo(001R)”、“メニューNo(2)”、“代替可能部分(トッピング)“、”代替部分使用材料(アスパラ)“で検索し、一致した”使用量(1人前)(100g)“を抽出する(図9のa67)。
【0062】
さらに、処理装置11は、前日余剰材料DB14の“レストランNo”を“001R”及び“材料”を“とうもろこし”で抽出し(図9のa68)、一致したレコードの残量(700g)から、代替可能材料DB17で選択した”使用量(1人前)(100g)“を引いた量”600g“を残量として、前日余剰材料DB14の”残量“欄を上書き格納する(図9のa69,a70)。
【0063】
処理装置11は、オーダ情報DB19、会員情報DB18、レストラン情報DB15の内容を基に「レストラン予約のお願い(図20参照)」、「レストラン予約完了通知(図22参照)」をそれぞれ自動作成し(図9のa71〜a74,図10のa75)、レストラン端末2(レストラン名:ハングリー)、利用者端末3(ユーザ名:りか)のメールアドレスへ送信すると同時に、WEBで閲覧できるように掲載する(図10のa76,a77)。
【0064】
レストラン端末2(レストラン名:ハングリー)は、「レストラン予約のお願い」を受信すると(図10のb11)、当日の利用者端末3(ユーザ名:りか)の来店時間、来店時予約メニュー、代替材料メニューを認識して予約を入れ、予約時間まで準備をしておくことができる。また、利用者端末3(ユーザ名:りか)は、「レストランレストラ完了通知」を受信した当日の予約した時間にレストランへ行き、苦手や好みでない食材がその日の材料で代替可能になるので、自由に選択することができ、食べ残しもなくなる。
【0065】
このように、本実施例では、レストランの前日の、余剰、残り、仕入れミスを無駄なく最大限にいかすことができる。また、本実施例では、ユーザが苦手な食材をレストランの前日の余剰等に応じて好みの食材へ変更することができるので、食べ残しがなくなる。
【0066】
さらに、本実施例では、レストラン独自のメニューが食材の代替によってできるので、店のアピールにも繋がり、余剰、残り、仕入れミス素材が無駄にならなず、ユーザ1人1人のニーズに答えることによって、店の評判もよくなる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のレストラン予約サーバ1の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図4】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図5】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図6】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図7】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図8】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図9】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図10】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図11】図2の前日余剰材料DBの構成例を示す図である。
【図12】図2のレストラン情報DBの構成例を示す図である。
【図13】図2の通常メニューDBの構成例を示す図である。
【図14】図2の代替可能材料DBの構成例を示す図である。
【図15】本発明の一実施例による「レストランサーチ結果」の一例を示す図である。
【図16】図2の会員情報DBの構成例を示す図である。
【図17】本発明の一実施例による「オーダーメニュー選択依頼」の一例を示す図である。
【図18】図2のオーダ情報DBの構成例を示す図である。
【図19】本発明の一実施例による「代替希望材料一致のお知らせ」の一例を示す図である。
【図20】本発明の一実施例による「レストラン予約のお願い」の一例を示す図である。
【図21】図2のレストラン空席DBの構成例を示す図である。
【図22】本発明の一実施例による「レストラン予約完了通知」の一例を示す図である。
【図23】本発明の一実施例による「満席による時間変更のお願い」の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0068】
1 レストラン予約サーバ
2 レストラン端末
3 利用者端末
11 処理装置
12 メインメモリ
12a 制御プログラム
13 通信制御装置
14 前日余剰材料データベース
15 レストラン情報データベース
16 通常メニューデータベース
17 代替可能材料データベース
18 会員情報データベース
19 オーダ情報データベース
20 レストラン空席データベース
100 インタネット
【技術分野】
【0001】
本発明はレストラン予約時素材代替システム、サーバ装置及びそれらに用いるレストラン予約時素材代替方法並びにそのプログラムに関し、特にレストランの予約を行うための予約システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のレストラン予約システムにおいては、レストランの予約を行う際に、席の予約か、予め決まったメニューの予約しか行うことができない。しかしながら、好き嫌い及びアレルギ等によって食べれる材料には個人差があり、そのメニューを予約して頼んでもすべて食すことができないのが現状である。
【0003】
このメニューの予約に関しては、メニューの予約時に、メニューや写真だけの選択注文ではなく、殖財、カロリー、栄養素等による複数の方法でメニューを選択して注文するシステム(例えば、特許文献1参照)、宗教上の理由で食べられない食材を事前に登録してその食材を使用しない献立をたてる方法(例えば、特許文献2参照)等が提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開2001−306666号公報
【特許文献2】特開平09−026952号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来のレストラン予約システムでは、電話やインタネットでのレストラン予約が可能となっているが、席の予約か、もしくはメニュー及びコースの予約しか行うことができない。
【0006】
メニューの予約では、各個人で好みや好き嫌い、アレルギで食べられない材料もあり、その予め決まっているメニューでも完全に綺麗に食べられずに残すケースも多々存在している。これでは、食材の無駄であり、また提供するレストラン側もお客様に満足して頂けない。また、特にチェーン店のレストランのメニューは全て同一であり、レストラン自体の特徴が薄く、店自体のアピールがない。このような問題は上記の特許文献1,2に記載の技術でも解決することが困難である。
【0007】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、レストランの前日の余剰、残り、仕入れミスを無駄なく最大限にいかすことができるレストラン予約時素材代替システム、サーバ装置及びそれらに用いるレストラン予約時素材代替方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によるレストラン予約時素材代替システムは、レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末と、ユーザの情報を通知して前記レストランの予約を行う利用者端末と、前記利用者端末からの前記レストランの予約を受け付けて前記レストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置とからなるレストラン予約時素材代替システムであって、
前記サーバ装置は、前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する手段と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料を登録するデータベースと、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する手段と、その検索結果を前記利用者端末に通知する手段とを備えている。
【0009】
本発明によるサーバ装置は、ユーザの情報を通知してレストランの予約を行う利用者端末からの前記レストランの予約を受け付け、前記レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置であって、
前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する手段と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料を登録するデータベースと、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する手段と、その検索結果を前記利用者端末に通知する手段とを備えている。
【0010】
本発明によるレストラン予約時素材代替方法は、レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末と、ユーザの情報を通知して前記レストランの予約を行う利用者端末と、前記利用者端末からの前記レストランの予約を受け付けて前記レストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置とからなるレストラン予約システムに用いるレストラン予約時素材代替方法であって、
前記サーバ装置が、前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する処理と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料をデータベースに登録する処理と、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する処理と、その検索結果を前記利用者端末に通知する処理とを実行している。
【0011】
本発明のプログラムは、レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末と、ユーザの情報を通知して前記レストランの予約を行う利用者端末と、前記利用者端末からの前記レストランの予約を受け付けて前記レストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置とからなるレストラン予約システムにおいて前記サーバ装置によって実行されるプログラムであって、
前記サーバ装置の中央処理装置に、前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する処理と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料をデータベースに登録する処理と、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する処理と、その検索結果を前記利用者端末に通知する処理とを実行させている。
【0012】
すなわち、本発明のレストラン予約時素材代替システムは、インタネットを利用して、レストラン業者と利用者とから、前日の余剰等の材料、空席情報、レストラン情報、利用者情報、メニュー情報、代替可能情報等をサーバ装置に送信することによって、既存の用意されたメニューからでも利用者の希望に応じて前日の余剰等の材料によって利用素材を代替することを特徴としている。
【0013】
サーバ装置は、レストラン業者と利用者とから各種情報を受信すると、それらの情報をDB(データベース)に格納し、利用者のサーチした条件でレストランを洗い出し、利用者との送受信によってレストランの空席情報に応じて当日の来店時間予約後、既存のメニューと代替希望の素材とを選択してもらう。これによって、サーバ装置は、前日の余剰等の材料から適合する代替材料を洗い出し、利用者に通知することが可能となる。利用者は、代替後の素材使用メニューで予約するか否かをサーバ装置に回答することによって、メニューと座席予約とが完了する。
【0014】
これらの動作によって、本発明のレストラン予約時素材代替システムでは、利用者が好みの素材を使ったオリジナルなメニューを注文することが可能となり、食べ物残しもなくなる。また、レストラン側も利用者のニーズに答えることによって、店の評判もよくなり、材料も無駄にならない。
【0015】
レストラン側は、当日に前日の残り、余剰、期限切れ近い材料をサーバ装置に登録しておく。これによって、利用者がレストラン予約時も予め決まったメニューを選択し、この時に代替してほしい材料を選択することによって、予めサーバ装置で用意されていた代替品料理DBと、登録した余剰材料等を登録してあるDBとを検索し、一致した材料を差し替えることが可能となる。よって、利用者は席の予約と全て自分好みのオリジナリティーにあふれたメニューの予約とを行うことが当日のみ可能となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、レストランの前日の余剰、残り、仕入れミスを無駄なく最大限にいかすことができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムは、レストランの予約を受け付けて各レストランに通知するための統括制御を行うレストラン予約サーバ1と、レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末2と、ユーザの情報を通知してレストランの予約を行う利用者端末3とをそれぞれインタネット100を介して相互に接続して構成されている。尚、レストラン予約サーバ1とレストラン端末2と利用者端末3とをそれぞれ接続するネットワークとしてはインタネット100以外の通信網であってもよい。
【0018】
利用者端末3は会員情報の登録及びレストラン予約を行うためにユーザが使用するパ−ソナルコンピュータ(以下、パソコンとする)等の情報処理装置であり、インタネット100を介してレストラン予約サーバ1に会員情報を送信する。この時、利用者端末3はユーザが新規会員であれば、レストラン予約サーバ1から“会員No”を受信することができる。
【0019】
また、利用者端末3はレストランの予約時に、「市区町村名」、または「市区町村名」及び「ジャンル」、あるいは「市区町村名」及び「店名」のいずれかを送信し、レストラン予約サーバ1から「レストランサーチ結果(図15参照)」を受信することができる。この場合、利用者端末3は、その回答として“予約希望レストランNo”と“予約希望時間”と“人数”とをレストラン予約サーバ1へ送信する目的に利用される。
【0020】
利用者端末3は、空席が“予約希望時間帯”に存在しなかった場合、レストラン予約サーバ1から「満席による時間変更のお願い(図23参照)」を受信することができる。これによって、利用者端末3では、予約するのであれば“予約可能時間帯”が入力されると、その内容をレストラン予約サーバ1に回答する機能を有している。
【0021】
空席が存在した場合、利用者端末3はレストラン予約サーバ1から「オーダメニュー選択依頼(図17参照)」を受信し、予約したいメニューの“選定”欄に数量が、代替したい材料がある場合に“代替希望材料”欄に材料名がそれぞれ入力されると、その内容をレストラン予約サーバ1に回答することができる。
【0022】
この回答結果によって、利用者端末3はレストラン予約サーバ1から「代替材料一致のお知らせ(図19参照)」を受信し、そのメニューでよければ“回答”欄に“○”を入力することができる。予約が完了し次第、利用者端末3はレストラン予約サーバ1から「レストラン予約完了通知(図22参照)」を受信する目的に利用される。
【0023】
図2は図1のレストラン予約サーバ1の構成を示すブロック図である。図2において、レストラン予約サーバ1は処理装置[CPU(中央処理装置)]11と、処理装置11が実行する制御プログラム12aを格納するメインメモリ12と、インタネット100を通して他の装置に接続するための通信制御を行う通信制御装置13と、前日余剰材料DB(データベース)14と、レストラン情報DB15と、通常メニューDB16と、代替可能材料DB17と、会員情報DB18と、オーダ情報DB19と、レストラン空席DB20とから構成されている。
【0024】
処理装置11はレストラン予約サーバ1内の各部を制御し、インタネット100を介して利用者端末3から会員情報を受信すると、その会員情報を会員情報DB18(図16参照)に格納する機能を有している。またこの時、利用者端末3のユーザが新規会員であれば、処理装置11は“会員No“を自動採番し、利用者端末3に送信する機能も有している。
【0025】
また同様に、処理装置11は複数のレストラン端末2からレストラン情報、通常メニュー情報、代替可能な材料情報、余剰等材料情報、空席情報を受信し、レストラン情報DB15(図12参照)、通常メニューDB16(図13参照)、代替可能材料DB17(図14参照)、前日余剰材料DB14(図11参照)、レストラン空席DB20(図21参照)にそれぞれに格納する機能も有している。
【0026】
処理装置11は利用者端末3から予約情報を受信すると、受信した情報でレストラン情報DB15の検索を行い、一致した情報を基に「レストランサーチ結果」を自動作成して利用者端末3に送信することができる。また、処理装置11は「レストランサーチ結果」に対する回答を利用者端末3から受信すると、利用者端末3からの希望時間がレストラン空席DB20において満席と判断した場合に前後の時間をサーチし、「満席による時間変更のお願い」を自動作成して利用者端末3へ送信する。
【0027】
これに対する利用者端末3からの回答を受信すると、処理装置11は「予約する」の内容であれば、レストラン情報DB15から“空き人数”をその予約人数分マイナスして上書き格納する。空席と判断した場合、処理装置11は、上記と同様に、レストラン情報DB20から“空き人数”をその予約人数分マイナスして上書き格納する。
【0028】
さらに、処理装置11は、利用者端末3からの回答に記載の“予約希望レストランNo”よりレストラン情報DB20と通常メニューDB16とから「オーダメニュー選択依頼」を自動作成して利用者端末3へ送信する。これに対する回答を利用者端末3から受信すると、処理装置11はオーダ情報DB19(図18)に格納する機能を有している。
【0029】
処理装置11は代替希望材料がある場合、オーダ情報DB19及び代替可能材料DB17各々の「レストランNo」、「メニューNo」、「代替可能部分」、「代替希望材料」を比較して一致した材料を選択し、前日余剰材料DB14から一致した材料が“使用量”分だけ”残量があるかどうかを確認し、これらのデータを基に「代替希望材料一致のお知らせ」を自動作成して利用者端末3へ送信する目的に利用される。
【0030】
利用者端末3からの「代替希望材料一致のお知らせ」に対する回答を受信すると、処理装置11はその回答内容をオーダ情報DB19に格納する。この時、処理装置11は代替可能材料DB17から使用量を抽出し、前日余剰材料DB14から使用量をマイナスし、“残量”欄に上書き格納する。それらのデータの格納後、処理装置11はオーダ情報DB19、会員情報DB18、レストラン情報DB15の内容を基に「レストラン予約のお願い(図20参照)」を自動作成してレストラン端末2へ送信すると同時に、「レストラン予約完了通知」も自動作成して利用者端末3へ送信することもできる。
【0031】
レストラン端末2はレストラン及び通常メニュー、代替可能な材料、余剰、空席の各種情報を登録するユーザが使用するパソコン等の情報処理装置であり、複数のレストラン端末2から構成されている。レストラン端末2各々はインタネット100を介して、レストラン予約サーバ1にレストラン及び通常メニュー、代替可能な材料、余剰、空席の各種情報を送信する機能を有している。また、レストラン端末2各々はレストラン予約サーバ1からの予約が確定した際に、「レストラン予約のお願い」を受信する目的に利用される。
【0032】
図3〜図10は本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートであり、図11は図2の前日余剰材料DB14の構成例を示す図であり、図12は図2のレストラン情報DB15の構成例を示す図であり、図13は図2の通常メニューDB16の構成例を示す図であり、図14は図2の代替可能材料DB17の構成例を示す図であり、図15は本発明の一実施例による「レストランサーチ結果」の一例を示す図である。
【0033】
図16は図2の会員情報DB18の構成例を示す図であり、図17は本発明の一実施例による「オーダーメニュー選択依頼」の一例を示す図であり、図18は図2のオーダ情報DB19の構成例を示す図であり、図19は本発明の一実施例による「代替希望材料一致のお知らせ」の一例を示す図であり、図20は本発明の一実施例による「レストラン予約のお願い」の一例を示す図であり、図21は図2のレストラン空席DB20の構成例を示す図であり、図22は本発明の一実施例による「レストラン予約完了通知」の一例を示す図であり、図23は本発明の一実施例による「満席による時間変更のお願い」の一例を示す図である。
【0034】
図11において、前日余剰材料DB14には、レストラン名(「001R」、・・・)、日付(「2005/12/13」、・・・)、材料(「とうもろこし」、「オリーブ」、「ハム」、「キャベツ」、「トマト」、・・・)、量(「1Kg」、「4Kg」、「3Kg」、「30Kg」、「15Kg」、・・・)、残量(「700g」、「500g」、「2Kg」、「2Kg」、「2Kg」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0035】
図12において、レストラン情報DB15には、レストランNo(「001R」、「002R」、・・・)、市区町村名(「千葉県千葉市美浜区A町」、「千葉県千葉市稲毛区A町」、・・・)、TEL(「XXX」、・・・)、店名(「ハングリー」、「B店」、・・・)、ジャンル(「ファミレス」、・・・)、メールアドレス(「DENI@JP」、「SKY@JP」、・・・)、地図(「XX」、「」、・・・)、案内(「XX」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0036】
図13において、通常メニューDB16には、レストランNo(「001R」、・・・)、大区分(「ステーキ」、「サラダ」、「汁物」、・・・)、メニューNo(「1」、「2」、「3」、・・・)、メニュー名(「デミグラスハンバーグ」、「マーメイドサラダ」、「ハングリーサラダ」、「トン汁」、・・・)、メニュー写真(「XX」、・・・)、代替可能部分(「付け合せ」、「トッピング」、「具」、・・・)、代替部分使用材料(「にんじん、エンドウ、ピーマン」、「アスパラ、卵、シーチキン」、「トマト、かいわれ」、「にんじん、ジャガ芋、こんにゃく、肉」、・・・)、価格(「1200円」、「500円」、「300円」、「200円」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0037】
図14において、代替可能材料DB17には、レストランNo(「001R」、・・・)、メニューNo(「2」、「1」、・・・)、代替可能部分(「トッピング」、「付け合せ」、・・・)、代替部分使用材料(「アスパラ」、「シーチキン」、「卵」、「にんじん」、「エンドウ」、・・・)、代替可能材料(「とうもろこし」、「オリーブ」、「かいわれ」、「キャベツ」、「ブロッコリー」、・・・)、使用量(1人前)(「100g」、「200g」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0038】
図16において、会員情報DB18には、会員No(「No1」、「No2」、「No3」、・・・)、住 所(「XXX」、・・・)、氏 名(「かつや」、「りか」、「ゆかり」、・・・)、年齢(「XX」、・・・)、TEL(「XXX」、・・・)、メールアドレス(「KATUYA@JP」、「RIKA@JP」、「YUKARI@JP」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0039】
図18において、オーダ情報DB19には、会員No(「2」、・・・)、レストランNo(「001R」、・・・)、日付(「2005/12/13」、・・・)、メニューNo(「2」、「1」、・・・)、メニュー名(「マーメイドサラダ」、「デミグラスハンバーグ」、・・・)、時間(「XX:XX」、・・・)、代替可能部分(「トッピング」、「付け合せ」、・・・)、代替希望材料(「アスパラ、卵」、・・・)、代替材料(「とうもろこし、卵」、・・・)、数量(「1」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0040】
図21において、レストラン空席DB20には、レストランNo(「001R」)、日付(「2005/12/13」)、種別(「空席」、・・・)、時間(「10:00−11:00」、「11:00−12:00」、・・・)、空き人数(「48人」、「30人」、・・・)が対応付けられて格納されている。
【0041】
これら図1〜図23を参照して本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作について説明する。尚、図3〜図10において、レストラン予約サーバ1の処理動作は処理装置11が制御プログラム12aを実行することで実現される。
【0042】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、予約をしたい時、会員情報がない場合に、新規に登録しないといけないので、インタネット100を介して新規会員情報をレストラン予約サーバ1へ送信する(図6のc1〜c3)。レストラン予約サーバ1の処理装置11は新規会員情報を受信すると(図6のa31)、会員Noを自動採番し(図6のa32)、“会員No(No2)”とともに会員情報DB18に格納する(図6のa33)。処理装置11はそれらの情報を格納した後、採番した“会員No(No2)”を利用者端末3(ユーザ名:りか)へ送信する(図6のa34)。
【0043】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、新規採番した“会員No(No2)”を受信すると(図6のc4)、自身の会員Noが“会員No(No2)”であることを認識する。この場合、その“会員No(No2)”を利用者端末3(ユーザ名:りか)内に記憶してもよい。
【0044】
複数のレストラン端末2は、新規にレストラン情報を登録する場合、インタネット100を介して新規レストラン情報をレストラン予約サーバ1へ送信する(図3のb1,b2)。レストラン予約サーバ1の処理装置11は、新規レストラン情報を受信すると(図3のa1)、レストランNoを自動採番し(図3のa2)、“レストランNo”とともにレストラン情報DB15に格納する(図3のa3)。
【0045】
また、複数のレストラン端末2は、上記と同様に、新規の通常メニューがある場合、インタネット100を介して新規通常メニュー情報をレストラン予約サーバ1へ送信する(図3のb3,b4)。レストラン予約サーバ1の処理装置11は、新規通常メニュー情報を受信すると(図3のa4)、“メニューNo”を自動採番し(図3のa5)、レストラン情報DB15への格納時に採番した“レストランNo”とともに通常メニューDB16(図13に示す形式)に格納する(図3のa6〜a8)。
【0046】
さらに、レストラン端末2は格納した通常メニューDB16に対する新規代替可能な部分及び材料情報をインタネット100を介してレストラン予約サーバ1に送信する(図4のb5,b6)。レストラン予約サーバ1の処理装置11は、新規代替可能な部分及び材料情報を受信すると(図4のa9)、レストラン情報DB15(図12に示す形式)への格納時に採番した“レストランNo”及び通常メニューDB16への格納時に採番した“メニューNo“とともに代替可能材料DB17(図14に示す形式)に格納する(図4のa10〜a14)。
【0047】
複数のレストラン端末2は、当日に前日の材料に余剰、残り、仕入れミス等がある場合、インタネット10を介して材料情報をレストラン予約サーバ1に送信し(図4のb7,b8)、これと同時に、当日の空席情報もレストラン予約サ―バ1に送信する(図5のb9,b10)。レストラン予約サーバ1の処理装置11は、材料情報をレストラン情報DB15に格納した時に採番した“レストランNo”とともに、前日余剰材料DB14(図11に示す形式)に格納し(図4のa15〜a18)、また空席情報は“レストランNo”毎にレストラン空席DB20(図21に示す形式)に格納する(図5のa19〜a22)。
【0048】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、レストランの予約をしたい時、インタネット100を介してレストラン予約サーバ1に予約したいレストランをサーチするために「市区町村名」、または「市区町村名」及び「ジャンル」、あるいは「市区町村名」及び「店名」のいずれかのサーチ情報を送信する(図6のc5)。以下の説明では、例えば、「市区町村名」=千葉県千葉市美浜区A町、「ジャンル」=ファミレスのサーチ情報を送信するものとする。
【0049】
レストラン予約サーバ1の処理装置11は、サーチ情報を受信すると(図6のa35)、条件(「市区町村名」=千葉県千葉市美浜区A町、「ジャンル」=ファミレス)でレストラン情報DB15から“市区町村名”、“ジャンル”をサーチし(図6のa36)、選択した“地図(図)”、“案内”を基に「レストランサーチ結果(図15に示す形式)」で自動作成し(図6のa37)、利用者端末3(ユーザ名:りか)のメールアドレスに送信すると同時に、WEBで閲覧できるように掲載する(図6のa38)。上記のサーチにおいては、「市区町村名=“千葉県千葉市美浜区A町”」、「ジャンル=“ファミレス”」で行われている。
【0050】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、「レストランサーチ結果」を受信すると(図6のc6)、回答欄に“予約希望レストランNo(001R)“、”予約希望時間(10:00−11:00)“、”人数(2人)“を入力し、レストラン予約サーバ1に送信する(図7のc7)。
【0051】
レストラン予約サーバ1の処理装置11は、利用者端末3(ユーザ名:りか)から「レストランサーチ結果」の回答を受信すると(図7のa39)、「回答欄」に記載の“予約希望レストランNo:001R”及び“予約希望時刻:10:00−11:00”と、レストラン空席DB20の“レストランNo(001R)”及び“時間(10:00−11:00)”とを比較し、一致したレコードの“種別”をみて以下の処理を行う。
【0052】
パターン1:“種別“=満席の場合(図7のa41)、処理装置11は、“時間(10:00−11:00)”前後周辺で最も指定された時間の近いレコードの“種別(空席)”レコードの“時間”を抽出し(図7のa42)、「満席による時間変更のお願い(図23参照)」を自動作成し(図7のa43)、利用者端末3(ユーザ名:りか)のメールアドレスへ送信すると同時に、WEBで閲覧できるように掲載する(図7のa44)。この時、締切り時間は、一番早い“予約可能時間”の一定の時間前とする(今回の場合は、1時間前とする)。
【0053】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、「満席による時間変更のお願い」をメールにて受信、もしくはWEBより閲覧すると(図7のc9)、締切り時間までに回答欄に予約する場合に(1.予約する)に予約時間を選択して入力し、予約しない場合に(2.予約しない)にチェックし、回答をレストラン予約サーバ1に送信する(図7のc10,c11)。
【0054】
レストラン予約サーバ1の処理装置11は、締切り時間までに回答を受信すると(図7のa45,a46)、回答欄が(1.予約する)の回答のみ“予約希望レストランNo:001R”及び回答欄に記載の“予約希望時刻:10:00−11:00”と、レストラン空席DB20の“レストランNo(001R)”及び“時間(10:00−11:00)”とを比較し(図7のa47,図8のa50,a51)、“空き人数(48人)”を抽出し、「回答欄」記載の“人数:2人”をマイナスする(48人−2人=46人)(図8のa52)。この計算によって46人分の空席がこの時間帯に存在することが分かるので、処理装置11は、“空き人数”を更新し、48人より46人にレコードを書き換える(図8のa53)。レストラン予約サーバ1は上記の締切り時間が経過した時点で回答受信を拒否する。
【0055】
パターン2:“種別”=空席の場合(図7のa41)、処理装置11は、“空人数(48人)”を抽出し、「回答欄」記載の“人数:2人”をマイナスする(48人−2人=46人)(図7のa48)。この計算によって46人分の空席がこの時間帯に存在することが分かるので、処理装置11は、“空き人数”を更新し、48人より46人にレコードを書き換える(図7のa49)。
【0056】
パターン1,2以降の処理の場合、処理装置11は、「回答欄」に記載の“予約希望レストランNo:001R”を、レストラン情報DB15から“レストランNo(001R)”でレコードを抽出し(図8のa54)、またこれと同様に、通常メニューDB16から“レストランNo(001R)”のレコードも抽出する(図8のa55)。さらに、処理装置11は、これらのレコードを基に「オーダメニュー選択依頼(図17参照)」を自動作成し(図8のa56)、利用者端末3(ユーザ名:りか)のメールアドレスへ送信すると同時に、WEBで閲覧できるように掲載する(図8のa57)。
【0057】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、「オーダメニュー選択依頼」をメールにて受信、もしくはWEBより閲覧すると(図8のc12)、“選定欄”に注文数量を入力し、“代替部分使用材料欄”に苦手、もしくは気に入らない材料があったらその材料を“代替部分利用材料”から抽出し、“代替希望材料欄”に入力し、これらの入力後、レストラン予約サーバ1にメールにて送信、またはWEBにて回答を行う(図8のc13)。
【0058】
レストラン予約サーバ1の処理装置11は、利用者端末3(ユーザ名:りか)から「オーダメニュー選択依頼」の回答を受信すると(図8のa58)、オーダ情報DB19(図18に示す形式)に当日の日付とともに格納する(図8のa59)。さらに、処理装置11は、“代替希望材料”欄に代替希望がある場合、“代替材料”指定のオーダ情報DB19の“レストランNo(001R)“、”メニューNo(2)“、”代替可能部分(トッピング)“、”代替希望材料(アスパラ、卵)“と、代替可能材料DB17の“レストランNo(001R)“、”メニューNo(2)“、”代替可能部分(トッピング)“、”代替部分使用材料(アスパラ、卵)“とを照合し、一致した”代替可能材料(アスパラ:とうもろこし、卵:かいわれ)“と”使用量(1人前)(100Gずつ)“を代替可能材料DB17から選択する(図8のa60,a61)。
【0059】
選択後、処理装置11は、“代替可能材料(アスパラ:とうもろこし、卵:かいわれ)”が前日余剰材料DB14の“レストランNo(001R)”の当日の日付の全てのレコードの“材料”と比較し、一致した材料(とうもろこし、かいわれ)で“残量”があり、かつ代替可能材料DB17から選択した“使用量(1人前)(100gずつ)”以上の“材料(アスパラ:とうもろこし(残量=700g、卵:かいわれ(無し))”を前日余剰材料DB14から抽出する(図9のa62)。抽出後、処理装置11は、「代替希望材料一致のお知らせ(図19に示す形式)」をオーダ情報DB19、代替可能材料DB17から自動作成し(図9のa63)、利用者端末3(ユーザ名:りか)のメールアドレスへ送信すると同時に、WEBで閲覧できるように掲載する(図9のa64)。
【0060】
利用者端末3(ユーザ名:りか)は、「代替希望材料一致のお知らせ(図19参照)」を受信すると(図9のc15)、“回答”欄に“代替希望材料”が“代替可能材料”(アスパラ→とうもろこし、卵→代替なし)で注文するのであれば「○」の入力を、注文しないのであれば「×」の入力を行い、レストラン予約サーバ1へ送信、またはWEBにて回答を行う(図9のc16)。
【0061】
レストラン予約サーバ1の処理装置11は、回答を受信すると(図9のa65)、「代替希望材料一致のお知らせ(図19参照)」の“代替可能材料”欄を、“会員No”、“レストランNo”、“メニューNo“をキーにしてオーダ情報DB19の“代替材料”欄に格納する(図9のa66)。またこの時、処理装置11は、代替可能材料DB17を“レストランNo(001R)”、“メニューNo(2)”、“代替可能部分(トッピング)“、”代替部分使用材料(アスパラ)“で検索し、一致した”使用量(1人前)(100g)“を抽出する(図9のa67)。
【0062】
さらに、処理装置11は、前日余剰材料DB14の“レストランNo”を“001R”及び“材料”を“とうもろこし”で抽出し(図9のa68)、一致したレコードの残量(700g)から、代替可能材料DB17で選択した”使用量(1人前)(100g)“を引いた量”600g“を残量として、前日余剰材料DB14の”残量“欄を上書き格納する(図9のa69,a70)。
【0063】
処理装置11は、オーダ情報DB19、会員情報DB18、レストラン情報DB15の内容を基に「レストラン予約のお願い(図20参照)」、「レストラン予約完了通知(図22参照)」をそれぞれ自動作成し(図9のa71〜a74,図10のa75)、レストラン端末2(レストラン名:ハングリー)、利用者端末3(ユーザ名:りか)のメールアドレスへ送信すると同時に、WEBで閲覧できるように掲載する(図10のa76,a77)。
【0064】
レストラン端末2(レストラン名:ハングリー)は、「レストラン予約のお願い」を受信すると(図10のb11)、当日の利用者端末3(ユーザ名:りか)の来店時間、来店時予約メニュー、代替材料メニューを認識して予約を入れ、予約時間まで準備をしておくことができる。また、利用者端末3(ユーザ名:りか)は、「レストランレストラ完了通知」を受信した当日の予約した時間にレストランへ行き、苦手や好みでない食材がその日の材料で代替可能になるので、自由に選択することができ、食べ残しもなくなる。
【0065】
このように、本実施例では、レストランの前日の、余剰、残り、仕入れミスを無駄なく最大限にいかすことができる。また、本実施例では、ユーザが苦手な食材をレストランの前日の余剰等に応じて好みの食材へ変更することができるので、食べ残しがなくなる。
【0066】
さらに、本実施例では、レストラン独自のメニューが食材の代替によってできるので、店のアピールにも繋がり、余剰、残り、仕入れミス素材が無駄にならなず、ユーザ1人1人のニーズに答えることによって、店の評判もよくなる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のレストラン予約サーバ1の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図4】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図5】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図6】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図7】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図8】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図9】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図10】本発明の一実施例によるレストラン予約時素材代替システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図11】図2の前日余剰材料DBの構成例を示す図である。
【図12】図2のレストラン情報DBの構成例を示す図である。
【図13】図2の通常メニューDBの構成例を示す図である。
【図14】図2の代替可能材料DBの構成例を示す図である。
【図15】本発明の一実施例による「レストランサーチ結果」の一例を示す図である。
【図16】図2の会員情報DBの構成例を示す図である。
【図17】本発明の一実施例による「オーダーメニュー選択依頼」の一例を示す図である。
【図18】図2のオーダ情報DBの構成例を示す図である。
【図19】本発明の一実施例による「代替希望材料一致のお知らせ」の一例を示す図である。
【図20】本発明の一実施例による「レストラン予約のお願い」の一例を示す図である。
【図21】図2のレストラン空席DBの構成例を示す図である。
【図22】本発明の一実施例による「レストラン予約完了通知」の一例を示す図である。
【図23】本発明の一実施例による「満席による時間変更のお願い」の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0068】
1 レストラン予約サーバ
2 レストラン端末
3 利用者端末
11 処理装置
12 メインメモリ
12a 制御プログラム
13 通信制御装置
14 前日余剰材料データベース
15 レストラン情報データベース
16 通常メニューデータベース
17 代替可能材料データベース
18 会員情報データベース
19 オーダ情報データベース
20 レストラン空席データベース
100 インタネット
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末と、ユーザの情報を通知して前記レストランの予約を行う利用者端末と、前記利用者端末からの前記レストランの予約を受け付けて前記レストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置とからなるレストラン予約時素材代替システムであって、
前記サーバ装置は、前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する手段と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料を登録するデータベースと、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する手段と、その検索結果を前記利用者端末に通知する手段とを有することを特徴とするレストラン予約時素材代替システム。
【請求項2】
前記レストラン端末は、前記前日の余剰材料、空席情報、メニュー情報、代替可能な素材の情報を少なくとも前記サーバ装置に送信し、
前記利用者端末は、利用者情報と予約の指定日時と希望するレストラン情報とを少なくとも前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、前記既存メニューの利用素材を、前記利用者端末からの希望情報に応じて前記前日の余剰材料によって代替することを前記レストラン端末に通知することを特徴とする請求項1記載のレストラン予約時素材代替システム。
【請求項3】
前記利用者端末は、代替後の素材使用メニューで予約するか否かを前記サーバ装置に回答することを特徴とする請求項1または請求項2記載のレストラン予約時素材代替システム。
【請求項4】
前記レストラン端末は、前日の残り、余剰、期限切れ近い材料を少なくとも前記サーバ装置に登録することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載のレストラン予約時素材代替システム。
【請求項5】
前記サーバ装置は、前記利用者端末によるレストラン予約時に選択したメニューにおいて代替してほしい材料が選択された時、予め用意されている代替メニューと前記レストラン端末から登録された余剰材料とを比較して一致した材料で当該メニューの材料を差し替えることを特徴とする請求項4記載のレストラン予約時素材代替システム。
【請求項6】
前記サーバ装置と前記レストラン端末と前記利用者端末とをネットワークを介して相互に接続することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか記載のレストラン予約時素材代替システム。
【請求項7】
ユーザの情報を通知してレストランの予約を行う利用者端末からの前記レストランの予約を受け付け、前記レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置であって、
前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する手段と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料を登録するデータベースと、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する手段と、その検索結果を前記利用者端末に通知する手段とを有することを特徴とするサーバ装置。
【請求項8】
前記レストラン端末から、前記前日の余剰材料、空席情報、メニュー情報、代替可能な素材の情報が少なくとも通知され、
前記利用者端末から、利用者情報と予約の指定日時と希望するレストラン情報とが少なくとも通知された時に、前記既存メニューの利用素材を、前記利用者端末からの希望情報に応じて前記前日の余剰材料によって代替することを前記レストラン端末に通知することを特徴とする請求項7記載のサーバ装置。
【請求項9】
前記利用者端末からの回答として、代替後の素材使用メニューで予約するか否かが通知されることを特徴とする請求項7または請求項8記載のサーバ装置。
【請求項10】
前記レストラン端末からの前日の残り、余剰、期限切れ近い材料を少なくとも登録することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか記載のサーバ装置。
【請求項11】
前記利用者端末によるレストラン予約時に選択したメニューにおいて代替してほしい材料が選択された時、予め用意されている代替メニューと前記レストラン端末から登録された余剰材料とを比較して一致した材料で当該メニューの材料を差し替えることを特徴とする請求項10記載のサーバ装置。
【請求項12】
前記レストラン端末と前記利用者端末とに対してネットワークを介して相互に接続することを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか記載のサーバ装置。
【請求項13】
レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末と、ユーザの情報を通知して前記レストランの予約を行う利用者端末と、前記利用者端末からの前記レストランの予約を受け付けて前記レストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置とからなるレストラン予約システムに用いるレストラン予約時素材代替方法であって、
前記サーバ装置が、前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する処理と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料をデータベースに登録する処理と、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する処理と、その検索結果を前記利用者端末に通知する処理とを実行することを特徴とするレストラン予約時素材代替方法。
【請求項14】
前記レストラン端末が、前記前日の余剰材料、空席情報、メニュー情報、代替可能な素材の情報を少なくとも前記サーバ装置に送信し、
前記利用者端末が、利用者情報と予約の指定日時と希望するレストラン情報とを少なくとも前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置が、前記既存メニューの利用素材を、前記利用者端末からの希望情報に応じて前記前日の余剰材料によって代替することを前記レストラン端末に通知することを特徴とする請求項13記載のレストラン予約時素材代替方法。
【請求項15】
前記利用者端末が、代替後の素材使用メニューで予約するか否かを前記サーバ装置に回答することを特徴とする請求項13または請求項14記載のレストラン予約時素材代替方法。
【請求項16】
前記レストラン端末が、前日の残り、余剰、期限切れ近い材料を少なくとも前記サーバ装置に登録することを特徴とする請求項13から請求項15のいずれか記載のレストラン予約時素材代替方法。
【請求項17】
前記サーバ装置が、前記利用者端末によるレストラン予約時に選択したメニューにおいて代替してほしい材料が選択された時、予め用意されている代替メニューと前記レストラン端末から登録された余剰材料とを比較して一致した材料で当該メニューの材料を差し替えることを特徴とする請求項16記載のレストラン予約時素材代替方法。
【請求項18】
前記サーバ装置と前記レストラン端末と前記利用者端末とをネットワークを介して相互に接続することを特徴とする請求項13から請求項17のいずれか記載のレストラン予約時素材代替方法。
【請求項19】
レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末と、ユーザの情報を通知して前記レストランの予約を行う利用者端末と、前記利用者端末からの前記レストランの予約を受け付けて前記レストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置とからなるレストラン予約システムにおいて前記サーバ装置によって実行されるプログラムであって、
前記サーバ装置の中央処理装置に、前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する処理と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料をデータベースに登録する処理と、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する処理と、その検索結果を前記利用者端末に通知する処理とを実行させるためのプログラム。
【請求項1】
レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末と、ユーザの情報を通知して前記レストランの予約を行う利用者端末と、前記利用者端末からの前記レストランの予約を受け付けて前記レストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置とからなるレストラン予約時素材代替システムであって、
前記サーバ装置は、前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する手段と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料を登録するデータベースと、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する手段と、その検索結果を前記利用者端末に通知する手段とを有することを特徴とするレストラン予約時素材代替システム。
【請求項2】
前記レストラン端末は、前記前日の余剰材料、空席情報、メニュー情報、代替可能な素材の情報を少なくとも前記サーバ装置に送信し、
前記利用者端末は、利用者情報と予約の指定日時と希望するレストラン情報とを少なくとも前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、前記既存メニューの利用素材を、前記利用者端末からの希望情報に応じて前記前日の余剰材料によって代替することを前記レストラン端末に通知することを特徴とする請求項1記載のレストラン予約時素材代替システム。
【請求項3】
前記利用者端末は、代替後の素材使用メニューで予約するか否かを前記サーバ装置に回答することを特徴とする請求項1または請求項2記載のレストラン予約時素材代替システム。
【請求項4】
前記レストラン端末は、前日の残り、余剰、期限切れ近い材料を少なくとも前記サーバ装置に登録することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載のレストラン予約時素材代替システム。
【請求項5】
前記サーバ装置は、前記利用者端末によるレストラン予約時に選択したメニューにおいて代替してほしい材料が選択された時、予め用意されている代替メニューと前記レストラン端末から登録された余剰材料とを比較して一致した材料で当該メニューの材料を差し替えることを特徴とする請求項4記載のレストラン予約時素材代替システム。
【請求項6】
前記サーバ装置と前記レストラン端末と前記利用者端末とをネットワークを介して相互に接続することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか記載のレストラン予約時素材代替システム。
【請求項7】
ユーザの情報を通知してレストランの予約を行う利用者端末からの前記レストランの予約を受け付け、前記レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置であって、
前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する手段と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料を登録するデータベースと、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する手段と、その検索結果を前記利用者端末に通知する手段とを有することを特徴とするサーバ装置。
【請求項8】
前記レストラン端末から、前記前日の余剰材料、空席情報、メニュー情報、代替可能な素材の情報が少なくとも通知され、
前記利用者端末から、利用者情報と予約の指定日時と希望するレストラン情報とが少なくとも通知された時に、前記既存メニューの利用素材を、前記利用者端末からの希望情報に応じて前記前日の余剰材料によって代替することを前記レストラン端末に通知することを特徴とする請求項7記載のサーバ装置。
【請求項9】
前記利用者端末からの回答として、代替後の素材使用メニューで予約するか否かが通知されることを特徴とする請求項7または請求項8記載のサーバ装置。
【請求項10】
前記レストラン端末からの前日の残り、余剰、期限切れ近い材料を少なくとも登録することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか記載のサーバ装置。
【請求項11】
前記利用者端末によるレストラン予約時に選択したメニューにおいて代替してほしい材料が選択された時、予め用意されている代替メニューと前記レストラン端末から登録された余剰材料とを比較して一致した材料で当該メニューの材料を差し替えることを特徴とする請求項10記載のサーバ装置。
【請求項12】
前記レストラン端末と前記利用者端末とに対してネットワークを介して相互に接続することを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか記載のサーバ装置。
【請求項13】
レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末と、ユーザの情報を通知して前記レストランの予約を行う利用者端末と、前記利用者端末からの前記レストランの予約を受け付けて前記レストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置とからなるレストラン予約システムに用いるレストラン予約時素材代替方法であって、
前記サーバ装置が、前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する処理と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料をデータベースに登録する処理と、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する処理と、その検索結果を前記利用者端末に通知する処理とを実行することを特徴とするレストラン予約時素材代替方法。
【請求項14】
前記レストラン端末が、前記前日の余剰材料、空席情報、メニュー情報、代替可能な素材の情報を少なくとも前記サーバ装置に送信し、
前記利用者端末が、利用者情報と予約の指定日時と希望するレストラン情報とを少なくとも前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置が、前記既存メニューの利用素材を、前記利用者端末からの希望情報に応じて前記前日の余剰材料によって代替することを前記レストラン端末に通知することを特徴とする請求項13記載のレストラン予約時素材代替方法。
【請求項15】
前記利用者端末が、代替後の素材使用メニューで予約するか否かを前記サーバ装置に回答することを特徴とする請求項13または請求項14記載のレストラン予約時素材代替方法。
【請求項16】
前記レストラン端末が、前日の残り、余剰、期限切れ近い材料を少なくとも前記サーバ装置に登録することを特徴とする請求項13から請求項15のいずれか記載のレストラン予約時素材代替方法。
【請求項17】
前記サーバ装置が、前記利用者端末によるレストラン予約時に選択したメニューにおいて代替してほしい材料が選択された時、予め用意されている代替メニューと前記レストラン端末から登録された余剰材料とを比較して一致した材料で当該メニューの材料を差し替えることを特徴とする請求項16記載のレストラン予約時素材代替方法。
【請求項18】
前記サーバ装置と前記レストラン端末と前記利用者端末とをネットワークを介して相互に接続することを特徴とする請求項13から請求項17のいずれか記載のレストラン予約時素材代替方法。
【請求項19】
レストランに対応して設けられかつそのレストランの各種情報を通知するレストラン端末と、ユーザの情報を通知して前記レストランの予約を行う利用者端末と、前記利用者端末からの前記レストランの予約を受け付けて前記レストラン端末各々にその予約情報を通知するための統括制御を行うサーバ装置とからなるレストラン予約システムにおいて前記サーバ装置によって実行されるプログラムであって、
前記サーバ装置の中央処理装置に、前記利用者端末からの前記レストランの予約の受け付け時に前記利用者端末に既存のメニューとそのメニューに対応する代替可能な素材とを通知する処理と、前記レストラン端末から少なくとも前日の余剰材料が通知された時にその前日の余剰材料をデータベースに登録する処理と、前記代替可能な素材の通知に対する前記利用者端末からの回答を基に当該メニューにおける代替材料を前記データベースから検索する処理と、その検索結果を前記利用者端末に通知する処理とを実行させるためのプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公開番号】特開2007−316781(P2007−316781A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−143466(P2006−143466)
【出願日】平成18年5月24日(2006.5.24)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年5月24日(2006.5.24)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
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