説明

ロックシリンダ

【課題】操作に対する安全性を向上させたロックシリンダを提供する。
【解決手段】ロックシリンダは、シリンダハウジングと、シリンダコアと、少なくとも1つのロックピンと、複数のダンブラーディスク16と、複数の中間ディスク136と、を備え、複数のダンブラーディスク16は、ラッチ位置と非ラッチ位置との間で回転可能に支持され、各ダンブラーディスク16は、鍵を受ける中心挿入口と、解放位置においてロックピンを受ける少なくとも1つの外周切欠きと、を有し、ロックピンは、全てのダンブラーディスク16が非ラッチ位置にあるときに解放位置への移動のみが可能であり、複数の中間ディスク136は、シリンダコアにおいてシリンダ軸に沿って配設される。各中間ディスク136は、2つの相互に隣接するダンブラーディスク16の間に配設され、中間ディスク136は、シリンダコアに対して所定の回転クリアランスSを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1によるロックシリンダに関する。
【背景技術】
【0002】
ロックシリンダ(ディスクシリンダとも呼ぶ)は、例えば、欧州特許第0712979B1号明細書に開示されている。
【0003】
図1,2によると、ディスクシリンダ、つまりロックシリンダ10は、シリンダハウジング12と、シリンダハウジング12内でシリンダ軸を中心に回転可能に支持されたシリンダコア14と、を備える。シリンダコア14の回転運動は、シリンダコア14に接続された結合セクション30を介して、ロック(図示せず)のラッチ機構に伝えられる。
【0004】
回転可能な複数のダンブラーディスク16は、シリンダ軸に沿ってシリンダコア14内に受容される。ダンブラーディスク16は、中心挿入口18をそれぞれ有し、これらの挿入口によって、鍵24を挿入するキー溝28が画定される。中心挿入口18は、図示のように長方形の断面形状を有する。さらに、ダンブラーディスク16は、外周切欠き20をそれぞれ有し、該切欠きは、シリンダ軸に対して平行に配される共通のロックピン22を受ける。
【0005】
ロックピン22は、シリンダコア14の壁部に設けられたスリット32内に半径方向に移動可能に受容される。ロックシリンダ10が閉位置にある場合、ダンブラーディスク16は、ラッチが掛けられた位置(以下、ラッチ位置という)へと回転し、ロックピンは、半径方向外側のブロック位置に適合する。このブロック位置において、ロックピン22の一部のセクションは、シリンダハウジング12の内壁に設けられたロックピン受け34と係合し、これにより、シリンダハウジング12対するシリンダコア14の回転運動がブロックされる。
【0006】
ダンブラーディスク16は、鍵24によって、ラッチ位置からラッチが掛けられていない位置(以下、非ラッチ位置という)へと移動する。ダンブラーディスク16が非ラッチ位置にあるとき(すなわち、ダンブラーディスク16の外周切欠き20が互いに整列し、ロックピン22に対して半径方向に整列するとき)、ロックピン22は、半径方向内側へと開位置に移動し得る。この位置では、ロックピン受け34の外にピンが位置する。これにより、シリンダコア14が解放されて、シリンダハウジング12に対して回転運動することができる。
【0007】
ロックシリンダ10に対応する鍵24は、複数の異なる角度を有するノッチ26を有し、該ノッチは、ダンブラーディスクの外周切欠き20の異なる角度位置に対応する。キー溝28への挿入後、鍵24は、中心挿入口18が互いに整列するゼロ位置から開方向へと回転される。
【0008】
ダンブラーディスク16は、鍵24の各ノッチ26に対して特定の回転クリアランスを有する。この回転クリアランスの寸法は、各ノッチ26の角度寸法に基づく。すなわち、ノッチ26の角度寸法に基づいて、各ノッチ26のコントロールセクション及び対応する各ダンブラーディスク16の中心挿入口18のコントロールセクションは、異なる点において、又は異なる角度位置で互いに係合する。
【0009】
例えば、ダンブラーディスク16のゼロ位置から、全てのダンブラーディスク16の非ラッチ位置に到達するまでの鍵の全回転経路は、約110°であり(すなわち、鍵24を110°回転させた後)、全てのダンブラーディスク16は、ソートされ、ロックピン22に対して半径方向に整列するように方向付けられる。通常、均一な間隔を有する6つの異なる角度位置のパターンが、外周切欠き20の生じ得る角度位置のため設けられ、2つの隣接する外周切欠き20における角度スペースは、約18°である。このため、各ダンブラーディスク16には6つのコード(コーディング)が存在し、一のコードにセットするためゼロ位置から特定の角度までダンブラーディスク16を回転させる。例示的なロックシリンダ10では、例えば、コード1は、鍵24を約20°回転させることで到達する。これに隣接するコード2は、鍵24を約38°回転させることで到達する。最終的に、コード6は、鍵24を約110°回転させることで到達する。これら全てはゼロ位置から測定したものである。したがって、外周切欠き20は、ゼロ位置から所定の角度スペースで配列され、角度スペースは、各コードに対応する。
【0010】
コード6では、対応するダンブラーディスク16と鍵24の対応するセクションとの間に強制的な結合がもたらされる。すなわち、ノッチがないか又はノッチの角度寸法が0°であるため、鍵24とダンブラーディスク16との間に回転クリアランスが存在しない。
【0011】
対照的に、コード1では、鍵24とダンブラーディスク16との間には最大の回転クリアランスが生じる。すなわち、約90°の角度寸法を有するノッチが鍵24にもたらされる。したがって、コード1のダンブラーディスク16は、通常、鍵24の回転動作の終端(すなわち、約90°の回転後)において用いられ(すなわち、回転され)、さらに約20°の鍵の回転により非ラッチ位置へと移動する。
【0012】
通常、この種のロックシリンダは、1つまたは複数のいわゆるリフトディスクを有する。該ディスクは、通常、コード6を有するダンブラーディスクであり、このようなディスクは、所定の軸方向位置(例えば、鍵挿入方向に対してロックシリンダ10の前方、後方又は中間)に設けられる。リフトディスクとして作用するダンブラーディスクは、鍵と強制的に結合する。ロックピン22の解放位置から始まり、例えば、閉位置における鍵の作動時に、ロックピン22がダンブラーディスク16の外周切欠き20から正確に持ち上がり、キャッチされないことがリフトディスクによって確実となる。
【0013】
さらに、ダンブラーディスク16間に中間ディスク36を配設することが慣習となっており、中間ディスクは、シリンダコア14に回転可能に取付けられる。中間ディスク36は、隣接するダンブラーディスク16を互いに分断させ、これにより、各ダンブラーディスク16の回転運動による摩擦によって、隣接するダンブラーディスク16が同時に回転しなくなる。その摩擦によって回転してしまうと、ある状況下では、ダンブラーディスク16が非ラッチ位置を越えて回転し、ロックシリンダ10がもはや開かなくなってしまうということが起こり得る。
【0014】
シリンダコアに中間ディスクを回転可能に取付けることは、中間ディスク36の隣接(アバットメント)セクション40によってなされる。該セクションは、少なくとも部分的に半径方向に延び(図2)、シリンダコア14の内壁に形成された対応する突出部42とクリアランスなく接触する。
【0015】
各中間ディスク36は、ロックピン22と半径方向において整列する外周切欠き38を有する。外周切欠き38の寸法は、ロックピン22の直径に適合し、このため、中間ディスク36は、ロックピン22の解放位置への移動を妨げない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
前述のロックシリンダは、操作に対して安全であることが分かっている。しかし、不正な者がピッキングツールを用いて、各ダンブラーディスクを移動させ、全てのディスクを整列させて、非ラッチ位置へと移動させることができてしまう。
【0017】
したがって、本発明の目的は、操作に対する安全性を向上させたロックシリンダを提供することである。
【0018】
この目的は、請求項1に記載のロックシリンダ、特に、シリンダコアに対して所定の回転クリアランスを有する中間ディスクによって実現する。
【0019】
隣接するダンブラーディスクの互いに対する完全な分断は、影響を受けない。代わりに、ダンブラーディスクの回転は、例えば、ピッキングツールにより、以下のような結果となる。ピッキングツールにより既に非ラッチ位置に移動されたダンブラーディスクは、再び摩擦ロック(すなわち、摩擦結合)により回転可能な状態にセットされ、一定条件で非ラッチ位置から再び移動することとなる。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明のダンブラーディスクは、2つの相互に隣接するダンブラーディスク間に配設されるだけでなく、複数のダンブラーディスクからなるスタックの始端及び終端、すなわち、シリンダコアの端面に隣接して配される。
【0021】
本発明の好ましい実施例によると、ダンブラーディスクは所定の数の異なるコードが含まれ、各コードは、中心挿入口に対するダンブラーディスクの外周切欠きの特定の角度位置により画定される。異なるコードは、好ましくは、均一の角度間隔で設けられる。この実施例では、中間ディスクの回転クリアランスは、異なるコードに対してダンブラーディスクのラッチ位置(前述のゼロ位置)と非ラッチ位置との間の最小の角度スペースに対応する。そのような限定された回転クリアランスは、対応する鍵による通常のロックシリンダの作動時に、個々のダンブラーディスクが摩擦ロックにより非ラッチ位置を越えて移動するというリスクを生じさせることなく、ピッキングツールによるロックの解放を効果的に防ぐ。ピッキングに対するセキュリティに対して効果的である摩擦ロックにより2つの隣接するダンブラーディスク間の結合を実現するために、可能な限り大きい回転クリアランスが選択され、回転クリアランスは、ダンブラーディスクのラッチ位置と非ラッチ位置との間の最小の角度スペースに対応する。しかし、ダンブラーディスクが意図せず非ラッチ位置を越えて移動することのないように、回転クリアランスは、最小角度スペースよりも大きくないことが望ましい。
【0022】
各中間ディスクは、外周に沿って2つの隣接セクションを有し、該隣接セクションは、中間ディスクの回転クリアランスを制限するため、シリンダコアの内周における対応する2つの隣接セクションと協働する。隣接セクションの互いからのスペースは、上記の従来の中間ディスクに対して拡大され、該セクションによりシリンダコアにおける回転可能な支持が確実となる。本発明により従来のロックシリンダを改良するためには、シリンダコアの高価な改良、特にシリンダコアの内壁に設けられる突起部の変更は必要ない。このため、回転クリアランスを有する本発明の中間ディスクを用いて、回転可能に固定された中間ディスクを有する従来のロックシリンダを改良することが可能となる。
【0023】
各中間ディスクは、外周切欠きを有し、該外周切欠きは、中間ディスクの角度位置に関係なく、解放位置においてロックピンを受ける。これは、特に、中間ディスクの直径がダンブラーディスクの直径と実質的に同じ場合に有益であり、中間ディスクの角度位置に関係なく、ロックピンの解放位置への移動が確実となる。
【0024】
本発明の有利な実施例によると、各中間ディスクの外周切欠きの角度寸法は、ダンブラーディスクの外周切欠きの角度寸法と各中間ディスクの回転クリアランスとの合計に対応する。
【0025】
本発明のさらに好ましい実施例によると、鍵は、各ダンブラーディスクに対応する複数の異なる角度をなすノッチを有し、各ノッチの角度寸法は、ダンブラーディスクのコードに対応する。各ダンブラーディスクが非ラッチ位置へと回転するように、鍵の開位置への回転時に、各ノッチは、ダンブラーディスクの中心挿入口のコントロールセクションと協働する。
【0026】
各中間ディスクは、摩擦ロックにより隣接するダンブラーディスクと結合される。これは、ダンブラーディスク及び中間ディスクがシリンダ軸に沿って互いに対して、ばね等によって予め張力がかけられる(プリテンションされる)ことにより実現する。
【0027】
本発明の好ましい実施例によると、リフトディスクとして形成される少なくとも1つのダンブラーディスクは、対応する鍵のノッチに対するコントロールセクションの強制的な実質的にクリアランスのない結合を有する。リストディスクの外周切欠きは、少なくとも1つのランオン(run−on)面取部を有し、該面取部は、非ラッチ位置からラッチ位置へとリフトディスクが移動する際に、ロックピンが解放位置からブロック位置に移動するように、ロックピンと協働する。リフトディスクは、シリンダ軸に対して所望の位置に位置し得る。
【0028】
さらに、本発明の有利な実施例は、明細書、特許請求の範囲及び図面に記載する。
【0029】
本発明について、以下に記載する実施例及び図面を参照しながら説明する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】ロックシリンダに亘る長手方向のセクションを示す図。
【図2】図1のロックシリンダの拡大図。
【図3】本発明によるロックシリンダおける積み重なったタンブラーディスク及び中間ディスクを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明のロックシリンダは、前述した図1,2に図示したロックシリンダ10に概して対応している。
【0032】
図1,2に図示した従来のロックシリンダ10と本発明のロックシリンダとの主な相違点は、中間ディスクのデザインである。
【0033】
図2によると、双方の隣接セクション40がシリンダコア14の突出部42と同時に接触して、シリンダコア14に対する中間ディスク36の回転可能な固定が確実となるように、隣接セクション40のスペースは、従来の中間ディスク36に対して選択される。これに対し、図3に示す本発明の中間ディスク136の場合、隣接セクション140の相互のスペースは、所定の角度寸法だけ拡大されている。比較のため、従来の中間ディスクの隣接セクション40を破線で示している。角度寸法は、中間ディスク136の回転クリアランスSを画定する。
【0034】
中間ディスク136がゼロ位置からコード1を有する角度位置へのダンブラーディスク16の回転に対応する限り、回転クリアランスSは、好ましくは、非ラッチ位置の方向へのダンブラーディスク16の回転時に、隣接するダンブラーディスク16が摩擦ロックにより対応の中間ディスク136を介して移動するように選択される。中間ディスク136の回転クリアランスSは、前述のロックシリンダ10とともに用いるために、約20°とすべきであり、これは、ゼロ位置と、コード1を有する角度位置との間の角度スペースに対応する。この回転クリアランスSの特定の角度値は、特定の対応する角度寸法を有する前述のロックシリンダ10に関連することを理解されたい。また、中間ディスク136は、他の角度寸法及びコードパターンのため、異なる回転クリアランスSの値を有する。
【0035】
限定的に回転可能な中間ディスク136により、隣接するダンブラーディスク16間に結合が形成されるが、これは、ロックシリンダ10の操作を実質的に困難にするが、しかし、非ラッチ位置を越えた個々のダンブラーディスク16の回転を効果的に防ぐものである。
【0036】
回転クリアランスSに関わらず、ロックピン22が妨害なく解放位置への移動することを確実にするため、図3による中間ディスク136の外周切欠き138の角度寸法は、図2に示す従来の中間ディスク36の外周切欠き38の角度寸法と比べて、拡大される。比較のため、図3において従来の中間ディスクの外周切欠き38を破線で示す。外周切欠き138の角度寸法は、好ましくは、ダンブラーディスク16の外周切欠き20の角度寸法Tと中間ディスク136の回転クリアランスSとの合計に対応する。
【符号の説明】
【0037】
10 ロックシリンダ
12 シリンダハウジング
14 シリンダコア
16 ダンブラーディスク
18 中心挿入口
20 外周切欠き
22 ロックピン
24 鍵
26 ノッチ
28 キー溝
30 結合セクション
32 スリット
34 ロックピン受け
36,136 中間ディスク
38,138 外周切欠き
40,140 隣接(アバットメント)セクション
S 回転クリアランス
T 外周切欠き20の角度寸法

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリンダハウジング(12)と、
シリンダハウジング(12)においてシリンダ軸を中心に回転可能に支持されたシリンダコア(14)と、
シリンダコア(14)の外周に配設された少なくとも1つのロックピン(22)と、
シリンダコア(14)においてシリンダ軸に沿って配設された複数のダンブラーディスク(16)と、
シリンダコア(14)においてシリンダ軸に沿って配設された複数の中間ディスク(136)と、
を備えるロックシリンダであって、
ロックピン(22)は、シリンダ軸と平行をなすとともに、シリンダ軸に対して半径方向に配設され、半径方向外側のブロック位置における回転運動に対してシリンダコア(14)をブロックし、半径方向内側の解放位置における回転運動のためシリンダコア(14)を解放し、
複数のダンブラーディスク(16)は、ラッチ位置と非ラッチ位置との間で回転可能に支持され、各ダンブラーディスク(16)は、鍵(24)を受ける中心挿入口(18)と、解放位置においてロックピン(22)を受ける少なくとも1つの外周切欠き(20)と、を有し、ロックピン(22)は、全てのダンブラーディスク(16)が非ラッチ位置にあるときに解放位置への移動のみが可能であり、各ダンブラーディスク(16)の外周切欠き(20)は、ロックピン(22)に対して半径方向に配設され、
各中間ディスク(136)は、2つの相互に隣接するダンブラーディスク(16)の間に配設され、
中間ディスク(136)は、シリンダコア(14)に対して所定の回転クリアランス(S)を有することを特徴とするロックシリンダ。
【請求項2】
ダンブラーディスク(16)は所定の数の異なるコードが含まれ、各コードは、中心挿入口(18)に対するダンブラーディスク(16)の外周切欠き(20)の特定の角度位置により画定され、中間ディスク(136)の回転クリアランス(S)は、異なるコードに対してダンブラーディスク(16)のラッチ位置と非ラッチ位置との間の最小の角度スペースに対応することを特徴とする請求項1に記載のロックシリンダ。
【請求項3】
各中間ディスク(136)は、外周に沿って2つの隣接セクション(140)を有し、該隣接セクションは、中間ディスクの回転クリアランス(S)を制限するため、シリンダコア(14)の内周における対応する2つの隣接セクション(42)と協働することを特徴とする請求項1又は2に記載のロックシリンダ。
【請求項4】
各中間ディスク(136)は、外周切欠き(138)を有し、該外周切欠きは、中間ディスク(136)の角度位置に関係なく、解放位置においてロックピン(22)を受けることを特徴とする請求項1〜3に記載のロックシリンダ。
【請求項5】
各中間ディスク(136)の外周切欠き(138)の角度寸法は、ダンブラーディスク(16)の外周切欠き(20)の角度寸法(T)と各中間ディスク(136)の回転クリアランス(S)との合計に対応することを特徴とする請求項4に記載のロックシリンダ。
【請求項6】
鍵(24)は、各ダンブラーディスク(16)に対応する複数の異なる角度をなすノッチ(26)を有し、各ノッチ(26)の角度寸法は、ダンブラーディスク(16)のコードに対応し、
各ダンブラーディスク(16)が非ラッチ位置へと回転するように、各ノッチ(26)は、鍵(24)の開位置への回転時に、ダンブラーディスク(16)の中心挿入口(18)のコントロールセクションと協働することを特徴とする請求項1〜5に記載のロックシリンダ。
【請求項7】
各中間ディスク(136)は、摩擦ロックにより隣接するダンブラーディスク(16)と結合されることを特徴とする請求項1〜6に記載のロックシリンダ。
【請求項8】
ダンブラーディスク(16)及び中間ディスク(136)は、シリンダ軸に沿って互いに対して予め張力がかけられることを特徴とする請求項1〜7に記載のロックシリンダ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−207523(P2012−207523A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−68576(P2012−68576)
【出願日】平成24年3月26日(2012.3.26)
【出願人】(509248006)