説明

ローダ用レール装置

【課題】 床面の平坦化を簡易にする。
【解決手段】 いずれも溝形に形成されているレール外枠2及びレール本体3を備え、レール外枠2は上側を開口状態にして床7内に取り付けられ、レール本体3はその内部が上下方向に昇降できるローダ100の収納空間3dであり、内面に補強レール部5を設けてあって、補強レール部のレール本体部5a上をその長さ方向に沿ってローダ100が走行可能であり、レール本体3はレール外枠内に収納されており、このレール外枠の開口部2aから外側に離脱可能であり、レール本体の底部3cが開口部端の位置でこの開口部を被覆可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、貨物車両の荷室、倉庫などの床内に設置して使用するローダ用レール装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
貨物車両などに積載される貨物(荷物)を運搬するローダは床に設けてあるローダ用レール装置の走行溝内を走行可能であり、荷物の運搬時にローダの荷受部を床面より上昇させ、運搬終了後は降下させ、不使用時には走行溝から取り外すことが行われている。
従来例1として、例えば特開2005−132594号公報に開示されているローダ用レール装置は、図13に示すように車両などの荷台床125内に設けられている溝形のレール126によって構成されている。ローダ本体は下側に位置しているローラフレーム104と、上側に位置しているローダベース105と、ローラフレームとローダベースとの間に配置してあるベースガイド106とを備えている。ローラフレーム104は両側に側板104a1,104a2を有するチャンネル部材によって形成され、また内部には長さ方向に間隔を置いて複数のローラ107を配置してある。各ローラ107は、側板104a1,104a2に支持されているローラシャフト108にこれを回転中心として取り付けられている。各ローラ107は、ローラフレーム104の底部の開口部より下方に露出され、レール126の内底面上を走行可能である。ローダは、そのローダ本体がその上面で荷物を積載した状態でレール126内を走行し、荷物の格納位置まで移動することができる。ローダは、ローダ本体の後端部側に作動体を有する作動装置と、上記作動体を作動させる操作棒とを備えている(公報の図14では、作動体、作動装置及び操作棒には符号「12」、「2」及び「3」がそれぞれ付されている。)。
上記ローダ本体におけるローダベース105とベースガイド106とは、上記操作棒の操作によって作動装置を介して移動しながら昇降可能であって、昇降動作に伴ってローダベース105の荷受部105aが荷台床125より上方に又は下方に位置し、荷物の搬入又は搬出が可能となる。ローダの不使用時には、これをレール126内から取り出して、車両に設けてある格納場所に格納しておく。
従来例2として、特開2001−106488号公報に開示されているローダ用レール装置についても、従来例1と同様に公報の図2に示すように車両などの荷台床内に設けられている溝形のレールによって構成され、ローダが上面で荷物を積載しながら上記レール内を走行し、所定の位置まで搬送する。ローダの構造及びその使用方法は、従来例1と実質的に同一である。ローダは、公報の図6及び図7に示すようにベース体と荷台体とを有するローダ本体と、上記荷台体の昇降動作を案内するためのガイド手段と、ローダ本体の一端に着脱可能である作動装置を備えている。
従来例3として、特開2002−347505号公報に開示されているローダ用レール装置は、公報の図4及び図5に示すように荷台の床面に設けられている溝型レールで構成されており、この溝型レール内に床上貨物運搬装置が嵌め込まれる。この床上貨物運搬装置は、床面に設けられた溝型レール内に前後走行可能で載荷台を有する本体フレームと、複数の走行ローラを回転可能に支持するローラプレートと、ローラプレートに対して本体フレームを前後方向に移動可能とするリンク要素と、上記本体フレームの前後動に応じて本体フレームをローラプレートに対して上昇又は下降させる昇降機構とを備えているものである。貨物を荷台に搬入するには、操作レバーを後側から前側へと引っ張るように操作する。この操作により、本体フレームがローラプレートに対して上昇し、本体フレームの載荷台に貨物及びパレットが載荷された状態になり、この状態から貨物を後側から前側に向かって押すと、床上貨物運搬装置に載った貨物の全体が走行ローラの転動によりレール内をトラック荷台の前端に向かって運搬される。貨物を荷台に下ろすには、操作レバーを前側から後側へ押すように持ち上げることによって、本体フレームが降下し、貨物がパレットと共に床面上に載荷される。床上貨物運搬装置の不使用時には、これを溝型レール内から取り出して、トラックに設けてある格納場所に格納しておくものと推察される。
【特許文献1】特開2005−132594号公報
【特許文献2】特開2001−106488号公報
【特許文献3】特開2002−347505号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来例1、従来例2及び従来例3において、ローダ(従来例3では「床上貨物運搬装置」)が走行する床面内に設けられているレールは、荷物の搬入時に荷受部(従来例2では「荷台体」、従来例3では「本体フレームの載荷台」)が床面上方に突出できるようにするために、床面には開口部が開けられている。この結果、ローダの不使用時にはローダがレールから取り外され、上記開口部は床面上では開口のままとなるために、この開口部からごみなどが入ったり、また床面が開口部によって凹凸となって作業者の歩行や台車の走行の障害になる不都合があった。
もちろん、レールの開口部をカバー板で覆って床面を平面化することが考えられる。しかし、荷物の搬入時などにカバー板を開口部から外すのであるが、外したカバー板を別の場所に運んで保管する必要があり、保管作業に手間がかかり、保管場所の確保が容易ではなく、また床面の奥行きが長い場合にはカバー板を複数に分割して使用する必要があるが、このような場合にはカバー体の扱いに一層手間がかかり、床面の平坦化作業をさらに複雑にする。
この発明の目的は、床面の平坦化作業を簡易にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明の第1の特徴は、いずれも溝形に形成されているレール外枠及びレール本体を備えていることにある。上記レール外枠は上側を開口状態にして床内に取り付けられるものであり、上記レール本体はその内部が上下方向に昇降できるローダの収納空間であり、底部内面上をその長さ方向に沿ってローダが走行可能であり、上記レール本体は上記レール外枠内に収納されており、このレール外枠の開口部から外側に離脱可能であり、レール本体の底部が上記開口部端の位置でこの開口部を被覆可能である。
この発明の第2の特徴は、上記第1の特徴を前提とし、レール外枠の開口部端の両側縁部に弾性変形部材からなるカバー部を取り付けてあり、両カバー部が上記レール外枠の内側とレール本体の外側との間の隙間を覆っていることにある。
この発明の第3の特徴は、上記第1又は第2の特徴を前提とし、レール本体がその内底部側に溝形の補強レール部を配置してあり、この補強レール部は上記レール本体の開口部と対向する底部の内面に接しているレール本体部と、このレール本体部の両側から立ち上がり、レール本体の両側壁内面に接している補強部とからなることにある。
この発明の第4の特徴は、上記第1、第2又は第3の特徴を前提とし、補強部は、レール本体の両側壁の内面より収納空間側に張り出されていることにある。
【発明の効果】
【0005】
この発明において、レール本体を裏返す動作を通じて、ローダの使用時にはレール外枠を開口状態にして専用レールとして使用でき、ローダの不使用時には上記レール外枠の開口部を閉鎖して床面の平坦化を行なうことができるから、床面の平坦化作業に手間がかからず、作業の迅速化を図ることができる。
この発明において、ローダの不使用時にはローダをレール本体内に格納することができるので、ローダの格納場所を特別に設けることを必要とせず、その分設置コストを抑えることができる。
この発明において、カバー部を設けることによってレール外枠とレール本体の間の隙間内へのごみなどの侵入を防止することができる。
この発明において、補強レール部を設けることによって、本装置の軽量化が可能となり、床全体の軽量化に寄与する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この発明のローダ用レール装置について図面を参照して説明する。
図1〜図4及び図9において、ローダ用レール装置1はレール外枠2、レール本体3及びカバー部4を備え、ローダ100をレール本体3内に格納することができると共に、レール本体内を走行することができる。
なお、図1及び図2に示すローダ100は、図13に示す上記従来例1のローダの構造と実質的に異ならないので、ローダの説明に使用した符号をそのまま用いている。
【0007】
レール外枠2について図1〜図7を参照して説明する。
レール外枠2は、上端部が開口部2aとなっている溝形のアルミ材によって形成されている。レール外枠2は開口部2aを上側にして床7内に設置されており、両側壁2bの上端の外側に鍔部2eを張り出している。レール外枠2は、鍔部2eを介して床面7a上に固定されている。
レール外枠2の底部2cの内面には、図3及び図4に示すように、中央部に受け部2c1を、その両側にこの受け部と同じ高さの対の係止部2c2,2c3を全長に亘って突出してある。各係止部2c2,2c3の上面には係止突起2c21,2c31を設けてある。レール外枠2の上側の開口部2a端の内側にカバー部4を取り付けるための取付け溝2fを対向的に設けてある。
【0008】
レール本体3について図1〜図12を参照して説明する。
レール本体3は、図1〜図4及び図9に示すように、アルミ材によって溝形に形成されている。レール本体3は、その内部にローダ100を長さ方向である前後方向(図1紙面に垂直方向)に走行できると共に上下方向に昇降できる収納空間3dを備えている。レール本体3には、底部3cの外面(図3下面)の両側に対の溝状の係合凹部3c1,3c2を全長に亘って設けてある。
レール本体3の下側内部にはローダ100が走行可能である補強レール部5を配置固定してある。補強レール部5には溝形のステンレス材が用いられている。補強レール部5は、レール本体3の底部3cの内面に接しているレール本体部5aと、このレール本体部の両側から立ち上がると共に、レール本体の両側壁3bの内面に接している補強部5bとからなる。両補強部5bは、図3に示す例によれば、レール本体3の両側壁3bの高さのほぼ中間の位置まで延伸され、その内面が側壁3bの内面より内方に張り出されている。張り出している理由は、ローダ100の走行時に、ローダベース105の側壁が補強部5bに接触することがあっても、レール本体3の両側壁3bには接触しないようにして、側壁の損傷を防止するためである。
【0009】
レール外枠2とレール本体3との関係を説明する。
レール本体3は図3、図4及び図9に示すようにレール外枠2内の収納空間2dに収納されており、またこのレール外枠の開口部2aから外側に離脱可能である。
レール本体3を図1、図3〜図8に示すように専用レールとして用いる場合において、このレール本体は底部3cを下側に、開口部3aを上側にそれぞれ向けてレール外枠2内に収納されている。このために図1に示すように床面7aにはレール本体3の開口部3aによってレール溝が形成される。この時、レール外枠2の底部2cとレール本体3の底部3cが互いに重なり合って、しかもレール本体の各係合凹部3c1,3c2がレール外枠の係止部2c2,2c3の係止突起2c21,2c31に係合されるから、レール本体は安定した収納状態が維持される。
またレール本体3を図1、図9〜図12に示すようにカバーとして用いる場合において、レール本体は図1に示す状態から裏返(反転)されて、開口部3aを上側に向けて図2に示す状態でレール外枠2内に収納されている。図2の状態では、レール本体3の底部3cがレール外枠2の開口部2a端の位置でこの開口部を被覆し、すなわちレール本体はその底部でレール外枠の開口部2aを閉鎖している。閉鎖状態において、図2に示すようにレール本体3の底部3cの上面は床面7aと同一平面を形成し、床面が平坦化されている。
【0010】
カバー部4について説明する。
カバー部4は、図1〜図3に示すようにレール外枠2の開口部2aの両側縁部に取り付けられている。カバー部4は図4に示すように弾性変形部材からなる断面L字状の帯状体からなる。カバー部4の垂直部がレール外枠2の開口部2aの側壁2bに設けてある取付け溝2fに圧入され、水平部が開口部の内方に向けて突出されている。両カバー部4は、図1及び図2に示すように、レール外枠2の内側とレール本体3の外側との隙間6を覆っている。
隙間6は、レール外枠2の開口部2aは床7の膨張に伴って狭くなって、開口部2aからレール本体3が上方へ離脱不能、また前後方向への走行不能にならないようにするために設けられるが、この隙間にごみなどが侵入するおそれがある。カバー部4はごみなどが侵入することを防止する役割がある。
【0011】
ローダ100について説明する。
ローダ100は上述したように図13に示す従来例1のローダと実質的に同一であるので、説明を省略する。ただし、ローダ100における図示していない後端側の作動装置の上面は図2に示すローダベース105の荷受部105aの上面と同じレベルに設定して、作動装置を含むローダの後端部側がレール本体3の収納空間3d内に納まるように設計されている。
【0012】
ローダ用レール装置1、床7及びローダ100の相互関係について説明する。
ローダ用レール装置1は図8に示すように床7内に図左右方向に間隔を置いて配置され、上下方向(奥行き方向)には図示の例では2基が連続されている。
なお、ローダ用レール装置1の位置関係を明確にするために、必要に応じて、図8の手前側(下側)のローダ用レール装置を符号「1A1」、奥行き方向側(上側)のローダ用レール装置を符号「1A2」と表記する。
ローダ用レール装置1のレール本体3を専用レールとして利用する図1に示す状態において、レール本体の内部に収納されているローダ100がローラ107を介して補強レール部5の内面上をその長さ方向に沿って走行することができる。ローダ100はローダベース105とベースガイド106の上昇によってローダベースの荷受部105aが床7の床面7aから上方に突出可能である。
またレール本体3をカバーとして利用する図2に示す状態において、その開口部3aがレール外枠2の底部2cと対向して、収納空間3dはローダ100のための格納空間となって、ローダを格納することができる。格納状態において、図2に示すようにレール本体3の底部3cの上面は床面7aと同一平面を形成している。
【0013】
次に使用方法について説明する。
荷物の搬入時における使用方法を説明する。
荷物の搬入時では、レール本体3を図1に示すように専用レールとして利用する。すなわち、図1に示すように、レール本体3は、その底部3cがレール外枠の底部2c上に重ね合わせられ、レール本体の各係合凹部3c1,3c2にレール外枠の係止部2c2,2c3の係止突起2c21,2c31が係合されており、ローダ100はレール本体3の収納空間3d内に配置されている。図8に示す例によれば、ローダ100は図下側のローダ用レール装置1A1のレール本体3内に配置されている。この状態で、ローダ100のローラ107はレール本体3の補強レール部5のレール本体部5aの内面上を走行することができる。
ローダ100のローダベース105を図示しない作動装置及び昇降機構を通じて上昇させると、荷受部105aも上昇し、やがて床7の床面7aより突出し、図1鎖線に示す位置で上昇を停止させてから、荷物の搬入の待機をする。
荷物を床7から排出した後の使用方法を説明する。
排出時では、図1に示すようにローダ用レール装置1は、レール本体3が専用レールとして利用可能な状態となっている。
そこで、まず、ローダ100は図8に示すローダ用レール装置1A1側にローダ100が位置し、ローダ用レール装置1A2側に位置していないので、ローダ用レール装置1A2側の開口状態を閉鎖する。
閉鎖操作は次のようにする。レール本体3を図3鎖線に示す位置までレール外枠2の開口部2aから外方に持ち上げ、そのままの状態で裏返にし、図9鎖線に示す状態にしてから、これをレール外枠2の収納空間2d内に降下させ、レール本体の両側壁3bの端面をレール外枠の底部2cの係止部2c3上に乗せると、レール本体3の収納空間3dがローダ100の格納空間となる。
その後、ローダ100のローダベース105を図1鎖線位置から実線の位置まで降下させて荷受部105aのレベルをレール本体3の収納空間3d内に降下させておいてから、ローダ用レール装置1A1側に位置している図8に鎖線に示すローダ100をローダ用レール装置1A2側に移動させて、レール本体3の収納空間3d内に格納する。
次に、ローダ用レール装置1A1のレール本体3内にローダ100がない状態しておいてから、上述した方法と同様に、専用レールとしての位置にある図3に示すレール本体3を裏返にし、図9に示す状態にする。
この結果、図2に示すようにローダ100はレール本体3の収納空間3d内に格納されており、この状態では、レール本体3の底部3cはレール外枠2の開口部2aを閉じており、レール本体3がカバーとしての機能を果たしている。レール本体3が開口部2aをカバーしている状態では、底部3cの上面が床7の床面7aと同一平面を形成するため、床面7aは全面に渡って平坦となり、作業者の歩行などに支障は生じない。
このように、レール本体3の使用目的に応じて、レール本体をレール外枠2から取り出して反転させることによって、専用レールからカバーへ又はその逆に切り換えることができる。
【0014】
図示するローダ用レール装置1によれば、次のような効果が生じる。
レール本体3を反転させるだけで、床面の平坦化ができ、平坦化作業を簡易にすることができる。
レール本体3が専用レールとして、またローダ100の格納状態においてカバーとして利用することができるから、カバー専用特別部材が不要となり、カバー専用特別部材の運搬及び保管作業を省略することができ、作業者のカバー操作に伴う労力の軽減を図ることができる。
レール本体3内がローダ100の格納空間となるから、床に格別な保管場所が不要となり、その分設置のコストダウンに寄与する。ローダ100の不使用時にレール本体3を取り外して別の保管場所に持ち運ぶことなく収納空間3d内に保管することができるから、手間がかからず、ローダの保管場所を新たに準備する必要がない。
レール外枠2とレール本体3との隙間6によって床7の膨張に伴うレール本体3の動作の不都合を生じないようにすることができるが、カバー部4を設けることによって、隙間6内へのごみなどの侵入を防止することができる。
レール本体3内にローダ100と接触する可能性のある箇所にローダ100が走行するための溝形のステンレス材からなる補強レール部5に配置されるので、レール本体及びレール外枠2を軽量部材であるアルミ材を用いることができ、本装置全体の軽量化を図ることができる。補強レール部5の補強部5bの内面を図3に示すように内方に張り出す(突出する)ことによって、ローダ100がレール本体3の側壁3bに接触してこれを損傷することを防止することができる。
【0015】
図1に示す例ではレール外枠2は鍔部2eを備えているが、必ずしも図示の例に限られない。補強レール部5の補強部5bでレール本体3の側壁3bの全面を覆う構成としても良く、図1に示すように両側壁3bの高さのほぼ中間の位置まで延伸されているものに限定されない。レール本体3内に補強レール部5を必ずしも設けることを要さず、この場合にはレール本体の材質としてローダ100の走行に対して耐久性のあるものを選択する。カバー部4はレール外枠2側ではなく、レール本体3側に取り付けても良く、レール本体の底部3cの外側に取り付けるのが望ましい。ローダ100の構成は図示の例に限られず、例えば従来例2に示すローダに相当するものなどを用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】この発明に係るローダ用レール装置の設置状態及びレール本体を専用レールとして使用している状態を示す断面図である。
【図2】この発明に係るローダ用レール装置の設置状態及びローダの格納状態を示す断面図である。
【図3】この発明に係るローダ用レール装置を示す正面図であって、レール本体を専用レールとして使用している状態を示す図である。
【図4】この発明に係るローダ用レール装置の主要部を縮小して示す分解斜視図である。
【図5】図3の平面図である。
【図6】図3のVI−VI線断面図である。
【図7】図3のVII−VII線断面図である。
【図8】この発明に係るローダ用レール装置の配置状態を示す平面図である。
【図9】この発明に係るローダ用レール装置を示す正面図であって、レール本体をカバーとして使用している状態を示す図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】図9のXI−XI線断面図である。
【図12】図9のXII−XII線断面図である。
【図13】従来例1のローダを示す断面図である。
【0017】
1 ローダ用レール装置
2 レール外枠
2a 開口部
2b 側壁
2c 底部
2d 収納空間
2f 取付け溝
3 レール本体
3a 開口部
3b 側壁
3c 底部
3d 収納空間
4 カバー部
5 補強レール部
5a レール本体部
5b 補強部
6 隙間
7 床
7a 床面
100 ローダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
いずれも溝形に形成されているレール外枠及びレール本体を備えており、
上記レール外枠は上側を開口状態にして床内に取り付けられるものであり、
上記レール本体はその内部が上下方向に昇降できるローダの収納空間であり、底部内面上をその長さ方向に沿ってローダが走行可能であり、
上記レール本体は上記レール外枠内に収納されており、このレール外枠の開口部から外側に離脱可能であり、レール本体の底部が上記開口部端の位置でこの開口部を被覆可能である
ことを特徴とするローダ用レール装置。
【請求項2】
レール外枠の開口部端の両側縁部に弾性変形部材からなるカバー部を取り付けてあり、両カバー部は上記レール外枠の内側とレール本体の外側との間の隙間を覆っていることを特徴とする請求項1記載のローダ用レール装置。
【請求項3】
レール本体はその内底部側に溝形の補強レール部を配置してあり、この補強レール部は上記レール本体の開口部と対向する底部の内面に接しているレール本体部と、このレール本体部の両側から立ち上がり、レール本体の両側壁内面に接している補強部とからなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のローダ用レール装置。
【請求項4】
補強部は、レール本体の両側壁の内面より収納空間側に張り出されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載のローダ用レール装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2007−290824(P2007−290824A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−121628(P2006−121628)
【出願日】平成18年4月26日(2006.4.26)
【出願人】(396001337)